JPS6210632B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210632B2
JPS6210632B2 JP60011502A JP1150285A JPS6210632B2 JP S6210632 B2 JPS6210632 B2 JP S6210632B2 JP 60011502 A JP60011502 A JP 60011502A JP 1150285 A JP1150285 A JP 1150285A JP S6210632 B2 JPS6210632 B2 JP S6210632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stupon
shellfish
apple
fleshy
kanroni
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP60011502A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61170367A (ja
Inventor
Kaoru Kamimoto
Takahiro Minoda
Kyoe Amesaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAIYO KAGAKU KK
Original Assignee
KAIYO KAGAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAIYO KAGAKU KK filed Critical KAIYO KAGAKU KK
Priority to JP60011502A priority Critical patent/JPS61170367A/ja
Publication of JPS61170367A publication Critical patent/JPS61170367A/ja
Publication of JPS6210632B2 publication Critical patent/JPS6210632B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、スツポンを含有する甘露煮及びその
製造方法に関する。
発明の開示 スツポンは、その栄養価の高いことで昔から多
くの効能を持つことが知られている。例えば栄養
価としては、アミノ酸、ビタミン類と豊富なミネ
ラル類は一般食物に比較してその種類が多く、動
物の成長に必要なアミノ酸がバランスよく含まれ
ており、強壮剤としても役立ち、活力を増強し、
若さが甦ると言われている。特に最近の研究にお
いて、人間を構成する元素は54種類あり、その内
11種の元素の含有率の合計は99.96%であり、残
りは僅か含有率が0.04%の微量の元素であるが、
むしろこの微量元素であるミネラル類にこそ健康
の鍵が握られていると言われている。このような
微量元素が健康の鍵を握ることが明らかになるに
つれて、その豊富なミネラル類を含むスツポンと
その効能についても注目されてきている。しかし
ながら、スツポンを用いた料理には独特の臭みが
あり、しかも通常料亭等で調理され供される高級
な料理であるため、一般家庭ではほとんど味わう
ことが出来ないものである。
本発明者は、このような観点に立ち、スツポン
を一般家庭で手軽に味わうことが出来るようにス
ツポンを用いた料理について研究を進めてきた。
そしてその研究過程において、スツポンの肉質部
を用いて甘露煮を製造することを試みたが、その
最大の難点は、スツポンの肉質部は魚や家畜のそ
れと同様腐食しやすいことであり、それ故製造さ
れた甘露煮が室温下では20日も経たぬうちに腐る
ことであつた。そこでスツポンの肉質部を含んで
いるにも拘らず保存安定性が良好な甘露煮を製造
すべく研究を続けた結果、甘露煮を製造する際に
梅干肉を添加配合することにより長期保存安定性
に優れた甘露煮が得られ、しかもその味は梅干肉
が添加されているにも拘らず酸つぱくなく美味で
あること及びスツポンの肉質部に比し腐敗速度が
早いとされているスツポンの内臓部を用いた場合
にも上記と同等の効果が発揮されることを見出し
た。本発明者は更に上記研究を推し進め、リンゴ
貝の肉質部をスツポンの肉質部や内臓部(以下こ
れらを「可食部」という)と併用した場合には、
長期保存安定性に優れるという上記効果が発揮さ
れることに加えて、得られる甘露煮はスツポンの
味とリンゴ貝の味とが見事に調和されてより一層
美味になることを見出した。本発明はかかる知見
に基づき完成されたものである。
即ち、本発明は、スツポンの可食部、リンゴ貝
の肉質部及び梅干肉を含有し、ほうじ茶の煮汁又
はヨモギの煎じ汁にて煮つめられてなることを特
徴とする甘露煮、並びにスツポンの可食部、リン
ゴ貝の肉質部及び梅干肉を含有する材料をほうじ
茶の煮汁又はヨモギの煎じ汁にて煮つめることを
特徴とする甘露煮の製造方法に係る。
本発明では、生きたスツポンを調理して取り出
した可食部をそのまま使用してもよいし、又はこ
れを一昼夜塩漬けした後脱食塩処理したものを使
用してもよいし、あるいはミキサーを用いて粉砕
したものを使用してもよい。本発明においては、
このような可食部はスライスして用いるのが好適
である。
本発明で用いられるリンゴ貝は、肉質はアワビ
に似ており、農家等の廃棄野菜を餌にして簡単に
養殖生産される貝である。本発明では、リンゴ貝
の肉質部は熱湯にて約10分間加熱した後、殻より
取り出した肉質部をそのまま使用することも出来
るが、これをスライスしたものを使用するのが好
ましい。
スツポンの可食部とリンゴ貝の肉質部との使用
割合としては、特に制限されず広い範囲内から適
宜選択することが出来るが、通常前者100g当り
後者を50〜500g程度使用するのがよい。
本発明においては、梅干肉を配合することを必
須としており、その配合量としてはスツポンの可
食部とリンゴ貝の肉質部との合計量100g当り50
〜120g程度とするのがよい。
本発明では、上記した材料の他必要に応じこん
ぶ、しいたけ、ごぼう、たけのこ、しようが等を
適宜配合することが出来る。
本発明で用いられるほうじ茶の煮汁としては、
従来よりこの種甘露煮に使用されているものをそ
のまま使用出来、具体的には約30mlのほうじ茶を
150mlの熱湯で1〜2分間煮沸後濾過した濾液を
例示出来る。更にヨモギの煎じ汁としては、例え
ばヨモギに水を加え、約10分間煮沸後濾過した濾
液を挙げることが出来る。
本発明の甘露煮を製造するに際しては、材料と
してスツポンの可食部、リンゴ貝の肉質部及び梅
干肉を使用する点及びほうじ茶の煮汁又はヨモギ
の煎じ汁を使用する点を除き、基本的には従来の
甘露煮の製造方法と何等異なるところはなく、例
えば上記した各種材料及び砂糖、醤油、水飴等の
甘露煮を製造する際に使用される各種添加剤を所
定量配合し、これをほうじ茶の煮汁又はヨモギの
煎じ汁中にて汁がなくなるまで煮ればよい。
本発明で得られる甘露煮は、スツポンやリンゴ
貝特有の臭みもなく、また梅干肉を配合している
にも拘らず酸つぱくなく、まろやかで口当たりの
よい美味なものである。また本発明の甘露煮は、
33℃の温度下でも2〜3ケ月以上変質しないとい
う優れた長期保存安定性を有しており、それ故大
量生産に適していると共に流通過程にも置くこと
が出来るので、一般家庭でも容易に味わうことが
出来る。更に本発明の甘露煮は、上記した通り長
期保存安定性に優れているため、人工的に合成さ
れた保存安定剤を添加することも不必要であり、
健康食品としての価値をも有している。加えて、
本発明の甘露煮を製造するに当り、ヨモギの煎じ
汁を用いた場合には、腰痛、鼻血、痔の出血、瘡
毒等に対して優れた効能を発揮出来ることが期待
され得る。
実施例 以下に実施例を掲げて本発明をより一層明らか
にする。
実施例 1 配 合 (g) スツポンの肉質部(スライス) 10 リンゴ貝の肉質部(スライス) 10 梅干肉 20 ヨモギの煎じ汁 120 砂糖 8 醤油 14 水飴 20 ヨモギ85gを水3に入れ、10分間煮沸した
後、濾過して得られる濾液120ml、砂糖8g及び
醤油14gを平鍋に入れ、リンゴ貝の肉質部10g、
スツポンの肉質部10g及び梅干肉20gを入れ、落
し蓋をし、弱火で煮て汁が少なくなるまで気長に
煮た後水飴を一度に加えて汁がなくなるまで更に
煮て、本発明の甘露煮を得た。
得られる甘露煮は、スツポンやリンゴ貝特有の
臭みもなく、また梅干肉を配合しているにも拘ら
ず酸つぱくなく、まろやかで口当たりのよい美味
なものであつた。またこの甘露煮は、33℃の温度
下に3ケ月以上放置した場合でも全く変質が認め
られず、長期保存安定性に優れたものであつた。
比較例 梅干肉を使用しない以外は実施例1と同様にし
て、甘露煮を得た。
得られる甘露煮を33℃の温度下に放置した所僅
か20日で腐敗が生じ、保存安定性に劣るものであ
つた。
実施例 2 配 合 (g) スツポンの肉質部(スライス) 10 リンゴ貝の肉質部(スライス) 10 梅干肉 20 乾燥こんぶ 1 ごぼう 4 たけのこ 4 しようが 2 ヨモギの煎じ汁 120 砂糖 8 醤油 14 水飴 20 ヨモギ85gを水3に入れ、10分間煮沸した
後、濾過して得られる濾液120mlを平鍋に入れ、
リンゴ貝の肉質部10g、スツポンの肉質部10g、
梅干肉20g、乾燥こんぶ1g、ごぼう4g、たけ
のこ4g及びしようが2gを入れ、落し蓋をし、
弱火で煮て汁が少なくなるまで気長に煮た後水飴
を一度に加えて汁がなくなるまで更に煮て、本発
明の甘露煮を得た。
得られる甘露煮は、スツポンやリンゴ貝特有の
臭みもなく、また梅干肉を配合しているにも拘ら
ず酸つぱくなく、まろやかで口当たりのよい美味
なものであつた。またこの甘露煮は、33℃の温度
下に3ケ月以上放置した場合でも全く変質が認め
られず、長期保存安定性に優れたものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スツポンの可食部、リンゴ貝の肉質部及び梅
    干肉を含有し、ほうじ茶の煮汁又はヨモギの煎じ
    汁にて煮つめられてなることを特徴とする甘露
    煮。 2 スツポンの可食部、リンゴ貝の肉質部及び梅
    干肉を含有する材料をほうじ茶の煮汁又はヨモギ
    の煎じ汁にて煮つめることを特徴とする甘露煮の
    製造方法。
JP60011502A 1985-01-23 1985-01-23 スツポンを含有する甘露煮及びその製造方法 Granted JPS61170367A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60011502A JPS61170367A (ja) 1985-01-23 1985-01-23 スツポンを含有する甘露煮及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60011502A JPS61170367A (ja) 1985-01-23 1985-01-23 スツポンを含有する甘露煮及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61170367A JPS61170367A (ja) 1986-08-01
JPS6210632B2 true JPS6210632B2 (ja) 1987-03-07

Family

ID=11779797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60011502A Granted JPS61170367A (ja) 1985-01-23 1985-01-23 スツポンを含有する甘露煮及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61170367A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09502781A (ja) * 1993-09-13 1997-03-18 アライド・シグナル・インコーポレーテツド パイロツト弁付き油圧作動器を備えたターボチヤージヤ
EP3912737A1 (en) 2020-05-22 2021-11-24 Inndeo Proyectos Industriales, S.L. System and method for sorting packaged products and illumination device for use therein

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09502781A (ja) * 1993-09-13 1997-03-18 アライド・シグナル・インコーポレーテツド パイロツト弁付き油圧作動器を備えたターボチヤージヤ
EP3912737A1 (en) 2020-05-22 2021-11-24 Inndeo Proyectos Industriales, S.L. System and method for sorting packaged products and illumination device for use therein

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61170367A (ja) 1986-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104757616A (zh) 一种糟带鱼的加工方法
KR100692297B1 (ko) 노가리 육수를 이용한 김치 제조 방법 및 그 김치
KR100329416B1 (ko) 분말상김치혼합양념의제조방법
KR100927945B1 (ko) 쑥떡떡갈비 제조방법 및 그 제조방법에 의하여 제조되는 쑥떡떡갈비
KR101772364B1 (ko) 명태 회무침 제조방법
KR0138015B1 (ko) 갓김치의 제조방법
KR102300726B1 (ko) 다용도 고수소스 제조방법 및 이에 의해 제조된 고수소스
JPS6210632B2 (ja)
KR100479185B1 (ko) 용봉곰탕 및 그 조리방법
KR0139716B1 (ko) 인삼이 첨가된 배추김치의 제법
CN103859454A (zh) 一种武昌烤鱼及其加工方法
KR100396112B1 (ko) 조미액이 첨가된 강정형 파래 및 이의 제조 방법
KR20110005983A (ko) 단호박죽 김치 및 그 제조방법
KR100235900B1 (ko) 된장김치 제조방법
KR100979565B1 (ko) 저온숙성 건조 김치 및 그 제조방법
KR960008006B1 (ko) 쌀국수 국물의 제조방법
JPS6036263B2 (ja) すし飯の製造法
KR101185793B1 (ko) 전복장어조림 제조방법
KR20160095730A (ko) 해물짬뽕 및 이의 제조방법
KR100366812B1 (ko) 즉석 취식 낙지·소불고기의 제조방법
JPH0678729A (ja) キセル貝エキスを主成分とした健康飲料の製造方法、並びにキセル貝粉末、又は顆粒の製造方法
KR20040022390A (ko) 양념소스용 건조김치의 제조방법과 그 제조방법에 의한양념소스용 건조김치 및 상기 건조김치가 배합된양념소스와 그 제조방법
KR20190134300A (ko) 고추장 굴비 제조방법
KR20190084837A (ko) 막장 닭갈비 및 그 제조방법
JPS59140851A (ja) 高アミノ酸含有味「そ」を用いる珍味食品