JPS62102783A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPS62102783A
JPS62102783A JP24477385A JP24477385A JPS62102783A JP S62102783 A JPS62102783 A JP S62102783A JP 24477385 A JP24477385 A JP 24477385A JP 24477385 A JP24477385 A JP 24477385A JP S62102783 A JPS62102783 A JP S62102783A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技店に配置されるパチンコ遊技機
の賞品球排出装置や自動線貸し機、球補給装置等に利用
して好適な球排出装置に関する。
[従来の技術及びその問題点] 周知の通り、遊技店内に配置されるパチンコ遊技機の賞
品球排出装置は入賞球1個あたりにつき予め決定された
数の賞品球を排出し、球貸し機は遊技客によって投入さ
れた購入金額に対応した数のパチンコ球を、また補給装
置においては予め設定された補給数のパチンコ球を確実
に排出することが要求される。
従って、確実な球排出が要求されるパチンコ球排出装置
は、受は皿あるいは貯留タンク等に対して排出されるパ
チンコ球を計数する計数機能と。
所定数のパチンコ球を排出した時にパチンコ球の排出を
停止するストッパ機能とを備えることが必要とされる。
従来より慣用的に用いられている球計数機能を有する排
出装置としては、島設備の一部をなす補給シュートから
パチンコ球排出口にいたるパチンコ球の通過経路の途中
に、流下するパチンコ球の自重によって1個宛1ピッチ
ずつ回転する電車を臨ませ、上記電車が所定角度回転し
た時にその回転を停止するようにしたものがある。また
、装置の上部に所定数のパチンコ球を収納できる揺動可
能な練絹を配置し、コインを投入する毎にあるいはパチ
ンコ球が入賞する毎に上記練絹を揺動させて練絹内に収
納された所定数のパチンコ球を排出するようにしたもの
等が知られている。
この種の従来のパチンコ球排出装置は、その計数機能の
みを見た場合には十分に高い精度を備えているが、メカ
ニカル部品の点数が多いため、その収納スペースが大き
くなるという問題がある。
また、近年特に普及しつつある島単位あるいは店内単位
での集中管理システムに適用しようとした場合に、管理
システムの集中管理装置に機械部品の作動回数等を伝達
するためのインターフェース回路が複雑なものになると
いう問題もあることが指摘されている。
更に、この種の排出装置を、入賞領域毎に賞品球数が異
なるように設定されたパチンコ遊技機の賞品球排出装置
や、遊技客が投入した金額に対応した数のパチンコ球を
貸し出す自動球貸し機に適用した場合、1動作で排出さ
れるパチンコ球の数を変化させるには複雑な連動機構が
必要になり。
また、単位金額あたりの排出球数が変更された場合にそ
の調整が複雑になるという問題点をもつ。
ところで、このような問題点は基本的には上記パチンコ
球排出装置がその基本的機能である計数機能とストッパ
機能をメカニカルな機構に依存していることに起因して
おり、電気的な計数手段と電磁的に作動するストッパと
を組合せれば、このような開運の大半は解決される。
例えば、パチンコ球の流下経路の途中にパチンコ球の通
過を検出するセンサを配置し、該センサのオン・オフ動
作によって排出球数を計数するとともに、前記センサの
直後にソレノイドのオン・オフに連動して上記パチンコ
球の流下経路中に進入する阻止部材を配置し、上記セン
サが所定数のパチンコ球の通過を検出すると上記阻止部
材によってパチンコ球の流路を遮断するようにしたスト
ッパ式のパチンコ球排出装置が各種提案されている。
ところが、従来のストッパ式パチンコ球排出装置の場合
、カウント機能にのみ着目すると近時のセンサ技術や電
子工学の進歩のために極めて高精度なものを得ることが
比較的に容易であるが、そのストッパ機能に関しては、
必ずしも上記カウント機能に対応した十分な応答性を有
するものはなかった。
そこで、以下において従来の球排出装置がストッパ機能
に関して、十分な応答性を保証し得ない要因を具体的に
説明しよう。
先ず、機構的な制約からセンサの位置と阻止部材の位置
を物理的に一致させることは不可能であり、あるパチン
コ球がセンサの位置を通過してから阻止部材による停止
位置に到着するまでに若干の時間がかかる。
従って、パチンコ球の排出中に、センサがあるパチンコ
球の通過を検出してから若干のタイミングをおいてソレ
ノイドを消磁しなければならない。
しかしながら、このように若干のタイミングをおいて阻
止部材を作動させながら、常に所定数のパチンコ球のみ
を排出するためには、流路内を通過するパチンコ球の流
下速度が一定(安定)しており、かつ、少なくとも阻止
部材が作動する直前には、パチンコ球とパチンコ球との
間にある程度の間隔が確保されていなければならない。
しかるに、現実には流路内を流下するパチンコ球の流速
や流下間隔は様々な要因のために大きなバラツキを持っ
ており、パチンコ球の流速に対して阻止部材の相対的な
作動タイミングが僅かでも遅いと所定数以上のパチンコ
球が排出される可能性があるので、所定数のパチンコ球
を正確に排出することは保証されない。
[発明の目的] この発明の目的は、所定数のパチンコ球を正確に排出で
きるような球排出装置を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴に
ついては1本明細書の記述および添附図面から明かにな
るであろう。
[発明の概要] この発明はパチンコ球が排出される流下経路を緩やかな
傾斜を有し流下するパチンコ球を整列せしめる整列樋と
、この整列樋にて整列されたパチンコ球をその自重で加
速、流下せしめるほぼ垂直な調流樋と、上記整列樋と調
流樋との境界に設けれられ、整列されて流下するパチン
コ球の速度を一旦減速させかつその流下方向を変換せし
める調整部と、上記調流樋の終端部から斜め下方に向か
って延設され、上記阻止部材が進入・後退可能にされた
誘導樋とにより構成することによって、調整部の上流側
に待機するパチンコ球と下流側に待機するパチンコ球と
で、排出開始後の流れ方を変えてやり、特に調整部の上
流の整列樋に待機していたパチンコ球には安定した速度
と球間隔を付与し、阻止部材による流下阻止タイミング
の遅れを吸収して、所定数のパチンコ球を正確に排出で
きるようにするものである。
[実施例コ 第1図〜第3図に、本発明に係る球排出装置の主要部の
一実施例を示す。
この実施例では、パチンコ球排出経路の主要部を構成す
る機構成部材1と、このパチンコ球排出経路内を流下す
るパチンコ球の流下を阻止したり解除したりするための
球排出装置2を保持する保持体3とが一体的に形成され
ている。保持体3には、球排出装!!2の駆動手段たる
ソレノイド21が固定されている。
上記機構成部材1は、ゆるやかに傾斜した整列樋11と
、この整列樋11の流下端部から略垂直下方に延設され
た調流樋13と、整列樋11と調流樋13との接続部に
あって流下する球を約90度方向転換せしめる調整部1
2と、上記調流樋13の下端から約45度斜め下方に向
かって延設された誘導樋14と、この誘導樋14の終端
から略垂直下方に延設された排出樋15とにより構成さ
れている。
誘導樋14と排出樋15の境界部近傍には、機構成部材
1の外側壁から一対の支持片16が突出され、この支持
片16間には、支軸4が横架されている。
特に限定されるものではないが、この実施例では、パチ
ンコ球の排出経路が2条形成されており、この2条の排
出経路に対応して、上記支軸4には一対の扇状の流下阻
止部材22が回転自在に装着されている。流下阻止部材
22に対応してソレノイド21も一対設けられている。
そして、この流下阻止部材22の先端部が、上記機構成
部材1の内壁部に設けられたスリットより進入し、上記
誘導樋14内に突出されている。上記流下阻止部材22
の先端後部は、リンク部材23を介して上記ソレノイド
21のプランジャ21aの先端部に連結されており、プ
ランジャ21aの伸縮に伴なって流下阻止部材22が支
軸4の回りに往復回動され、先端部が誘導樋14内に進
入したり、後退したりするようになっている。
また、誘導樋14の側壁は外部に膨出されて。
収納部17が形成され、この収納部17には透過型光セ
ンサからなる流下球検出器5が挿入されている。収納部
17については、第7図にその詳細が示されている。ま
た、第7図にはこの収納部17に連続して形成された流
下阻止部材22の進入用のスリット19が示されている
なお、上記保持体3の上部には、上記ソレノイド21や
流下球検出器5から引き出されたリード線を一箇所に集
中させ、かつパチンコ遊技機の制御装置等と接続するた
・めの配線を前方から一括して接続できるようにするた
めのコネクタ6が配設されている。
さらに、この実施例では、上記のごとくユニット化され
た球排出装置2と機構成部材1の上端すなわち排出経路
の始端部を構成する整列樋11の入口に、第2図に鎖線
Aで示すごとく、パチンコ球の貯留タンク7内の球を案
内する供給樋10の終端部が連結されるようになってい
る。供給樋10の終端部近傍には、段差をなす減圧部1
8が形成されている。
第4図には、減圧部18を有する上記供給樋10を、機
構成部材1および球排出装置2とともにユニット化した
実施例が示されている。
この実施例では、上記実施例における2条の流下経路を
構成する各樋部材と各流下経路に対応した流下阻止部材
22およびその駆動手段たるソレノイド21が、それぞ
れ一対の平行プレート24間に保持されている。そして
、これら2組の平行プレート24は、連結杆25によっ
て互いに一体的に結合されている。また、供給樋10は
平行プレート24の後端部に配設された連結杆25上に
載置されている。
これによって、樋構成部材11球排出装置2および供給
樋10が2組の平行プレート24間に一体的に保持され
、パチンコ遊技機やその周辺の球貸じ機等内に1球排出
装置としてワンタッチで組み込むことができるとともに
、装置全体をコンパクトに構成できるようになる。
なお、第4図の実施例では、流下阻止部材22の側部に
ストッパピン26を突設し、これを平行プレート24に
形成された円弧状のガイド孔24aに供給させて、流下
阻止部材22の回動範囲の規制を行なっている。また、
平行プレート24の前端下部に横架したピン27には、
流下阻止部材22の先端部との間にスプリング28を張
架させて、ソレノイド21内の復帰バネ21bによる流
下阻止部材22の回動を補助し、排出終了時に速やかに
流下阻止部材22を回動させて流下球の排出を阻止でき
るようになっている。ただし、スプリング28を設けた
場合、ソレノイド21内には復帰バネ21bを設けない
ようにすることも可能である。
上記実施例の場合、供給樋10および整列樋11を一つ
の整列樋と考えることができる。その場合、減圧部18
は整列樋の途中に設けられることになる。
次に上記のごとく構成された流下経路(1)と球排出装
置の作用を、第5図を用いて詳細に説明する。
扇形の流下阻止部材22が第5図に実線で示すごとく誘
導路14内に進入している状態では、流下経路(1)内
に整列されたパチンコ球Bは、際先端の球B□が流下阻
止部材22の外周面に接触することで停止されている。
このとき、誘導樋14内に2個の球B、、B、が。
また、調流部13内に3個の球B、、B4.B、が収納
されるように、誘導樋14と調流部13の寸法が各々決
定されている。しかも、調流部13内の最上方の球B、
は、整列樋11内の球B、、B。
・・・・に押されて、テーパ状の調整部12に当接され
るようになっている。調整部12に向かって押圧される
ことにより球BSは調整部12から反発力を受けて、そ
の反発力は球B、およびその下方の球B4.B、・・・
・に伝わり、それらを下方へ押し上げるように作用する
。その結果、流下阻止部材22が第5図に破線Cで示す
ごとく誘導樋14内から後退されたとき、調整部12か
らの反発力および球の自重によって、調流部13および
誘導樋14内の球81〜B5は速やかに流下し始めるよ
うになる。
球81〜B、が流下すると整列樋11内の球BstB7
・・・・がこれに続いて流下を開始する。そして。
整列樋11の出口で先ず調整部12に衝突して流下速度
を減じられ、かつ流下方向が水平方向から垂直方向へ略
90’変換され、調流部13に入る。
そこでは自重による加速が行なわれるため、調整部12
で減速される後続の球との間に球間隔が確保されるよう
になる。そのため、検出器5の出力波形は第6図に示す
ようになり、調流部13内の球B、〜B、の検出間隔t
工に比べて後続の球B I WB7・・・・の検出間隔
t2が広くなる。その結果、例えば球B7を検出した時
点でソレノイド21を消磁したとき、流下阻止部材22
の動作に遅れがあっても球B、が通過する前に、流下を
阻止してやることができるようになる。
一方、整列樋11には減圧部18が設けられているため
、減圧部18の上流側の球B tz t B ti t
・・・・を通して伝わって来る上流側の球の重量による
球圧力は水平方向作用するため、減圧部18によってか
なりの部分が吸収される。これによって。
停止(待機)状態で球B1□に伝わってきた球圧力は調
流樋13や誘導樋14内の球B1〜B、にほとんど伝わ
らなくなるため、流下阻止部材22に作用する圧力も小
さくなる。その結果、比較的小さな力で流下阻止部材2
2を後退させることができるようになる。整列樋11の
傾斜角は76、前後が望ましい。 さらに、流下経路は
、流下阻止部材22によって流下が阻止されている状態
で調流樋12の最上方に位置する球B、の中心O1が、
整列樋11内に整列している球B、〜B0゜の中心06
〜01゜を結ぶ中心線の延長線より下方に位置されるよ
うに、誘導樋14および調流樋13の寸法が決定されて
いる。 そのため、待機中の球Bs−B1゜からB、へ
伝わる圧力は球B、を押し下げるような分力を生じる。
これによって、流下阻止部材22が後退したときに、調
流樋13最上方の球B。
が後続の球B、と調流樋13の外側壁13aとの間に挟
まれて、球B1〜B4の流下に追従して流下しようとす
るのを妨げられることがない。
誘導樋14の途中に設けられている流下球検出器5は、
その検出光軸Fが樋内を流下する球の中心から少し外れ
た位置に来るように配設されている。検出光軸Fが球の
中心を通るように位置決めされていると複数個の球が連
続して流下して来た場合、検出信号のパルス間隔が狭く
なって正確な計数が行えなくなるおそれがある。しかる
にこの実施例では、上記のごとく、検出光軸Fを球の中
心からずらしたことにより、正確な計数が可能となる。
また、上記実施例では、扇形をなす流下阻止部材22a
の回転面が流下する球の中心の流下軌跡と一致するよう
に流下阻止部材22が取付けられ、誘導樋14の上方か
ら下方に向かって樋内に進入するように移動されて、流
下する球を停止させるようになっている。そのため、流
下する球が停止するとき流下阻止部材22に働く衝撃力
を、流下阻止部材22の回転範囲を制限するストッパ部
(例えば第4図におけるガイド孔24aの端部もしくは
流下阻止部材22が進入する誘導樋14のスリット端部
)で受は止めることができるので、容易に停止時に働く
衝撃に耐える強度を持たせることができる。
しかも、最下端の球B4は扇形の流下阻止部材22の外
周面に接触して停止されるため、最下端の球B1が流下
阻止部材22の外周面と誘導樋14の壁面との間に食い
込むような形で停止されても、流下阻止部材22が後退
される時にはその外周面で球B□を回転させるようにし
ながら離れていく。そのため、比較的小さな力で流下阻
止部材22を後退させることができ、流下阻止部材22
と誘導樋14の壁面との間に球が挟まれて動かなくなる
ようなことがなくなる。
さらに、流下阻止部材22の回転中心と誘導樋14内の
最下端の球B1の中心01とを結ぶ線が水平になるよう
に配設されている。そのため、流下阻止部材22の端部
が球B1の外周からはずれると直ぐに球Bユが流下可能
になり、流下阻止部材22の回転に伴って球B1が少し
ずり下がってから阻止力が外され、流下を開始するよう
なことがない。
また、上記実施例において、調流樋13と誘導樋14と
のなす角度αはO〜90’の範囲にあればよいが、45
°前後に設定してやると、調流樋13内で加速された流
下球のスピードを大きく減速させることがなく、しかも
停止時に流下阻止部材22にかかる負荷を軽減させるこ
とができる。
さらに、上記実施例では、流下阻止部材22によって球
の流下が阻止されている状態で、流下阻止部材22と誘
導樋14内の最下端の球B工との接触点から球の直径分
だけ離された点を通る鉛直MGと排出樋15の壁面15
aとの距離dが球の半径rよりも小さく、かつr−rc
osαよりも大きくなる(r−rcosα(d<r)よ
うに誘導樋14の終端14aの位置が決定されている。
これによって、流下阻止部材22が誘導樋14内に進入
して球の流下を阻止する際に、最後に排出される球が流
下阻止部材22の端面22aで後押しされるようにして
排出されたとき、誘導樋14の一終端14aまで来ると
排出樋15内に流下して流下阻止部材22から逃げるこ
とができる。そのため、最終排出球がいつまでも誘導樋
15内に残って、流下阻止部材22が進入するときの妨
げとならず、迅速な排出の停止が可能となる。
ただし、誘導樋14は鎖線Eのごとく延長させておくよ
うにすることもできる。
なお、流下阻止部材22を誘導樋14内に進入させる力
を与える手段として、第4図に示す実施例のようにスプ
リング23を使用した場合には、そのスプリング23は
、第5図に破線Cで示すごとく、流下阻止部材22の端
部が誘導樋14に進入し始めたときスプリング28の作
用線りが流下阻止部材22の端面22aとほぼ直角にな
るように配設しておくのがよい。これによって、流下阻
止部材22が誘導樋14内の球に接触したときに最も回
転速度を早くして、歯切れよく流下球を停止させること
ができるようになる。
また、流下経路を構成する整列樋11の高さa、調整部
12の高さbおよび調流樋13の高さCの関係を、a≧
c > bとなるように形成するのが、安定した流下速
度と線間隔を得る上で望ましい。
また、球の直径を11mmとした場合、高さa、b、c
の最も適切な値は、それぞれa=12mm。
b=11.3m、c=11.7mmであることが流下実
験によって明らかになった。
次に、第8図〜第10図に、上記流下阻止部材22の回
動復帰手段の変形例が示されている。
上記実施例では、ソレノイド21内の復帰用バネ21b
(第2図参照)または流下阻止部材22の先端に係止さ
れたスプリング28(第4図)により、流下阻止部材2
2の回動復帰を行っている。
これに対し、第8図の実施例では、流下阻止部材22の
側部に突設された回動位置規制用のストッパピン26(
第4図)と、平行プレート24間のピン27との間に復
帰用のスプリング28を張架しである。
また、第9図の実施例では、流下阻止部材22の基部に
L字状の係止片22aを形成し、との係止片22aとソ
レノイド21の本体に突設した係止片21cとの間に復
帰用スプリング28を張架しである。
さらに、第10図の実施例では、流下阻止部材22の回
動軸4にコイルバネ28′を嵌合して、このコイルバネ
28′の一端を流下阻止部材22の側面に形成した係止
部22bに、また他端を排出樋15の外壁に形成した係
止部15bに係止させて、阻止部材22に回動力を付与
するようになっている。
なお、この場合、コイルバネ28′と回動軸4との嵌合
がゆるいと、復元力が一定にならないので、回動軸4の
端部にコイルバネ28′がピッタリと嵌合する径の大き
な嵌合段部4aを形成しておくのがよい。
また、バネ類は一般に製造工程でのバラツキや経年変化
によって復元力が一様にならないので、製品(球排出装
置)ごとに流下阻止部材22の回転速度にバラツキが生
じ、流下阻止タイミングが微妙にずれるおそれもある。
そこで、この実施例では、排出樋15の係止部15bに
複数個の係止凹部を設け、コイルバネ28′の一端を係
止する凹部の位置を変えることによって、回動復帰力を
段階的に調整できるようになっている。これによって、
流下阻止部材22の回転速度のバラツキをなくし、より
高精度の球排出が行えるようになる。
第11図には、流下阻止部材22の回転駆動手段の他の
構成例を示す。
この実施例では、流下阻止部材22の回転駆動手段とし
て、ソレノイド21の代わりに正逆転可能なパルスモー
タ21′を用いるとともに、このパルスモータ21′の
回転軸218′に直接扇形の流下阻止部材22を取り付
けである。そして、パルスモータ21’ のホームポジ
ションすなわち。
流下阻止部材22の回動終端位置を決定するため。
流下阻止部材22の回転位置を検出する光センサのよう
な検出器30.31が設けである。検出器は同図のよう
に前進側と後退側の位置をそれぞれ検出できるように2
つ設けるのが最も望ましいが、後退側の検出器31を省
略して、同図(B)のごとく前進側の検出器30のみと
することもできる。
第12図〜第14図には、流下阻止部材22の回動位置
規制手段の他の実施例が示されている。
第12図の実施例では、流下阻止部材22の前進方向の
位置規制は、誘導樋14に形成したスリット19の下端
部19aにて行うとともに、後退方向の位置規制は、ソ
レノイド21内の後部に規制ブロック21dを配設して
、プランジャ21aの後退を度当りで止めることにより
行っている。
第13図の実施例では、前進方向の位置規制は第12図
と同じであるが、後退方向の位置規制は。
球排出装置2の保持体3(第2図参照)に規制片3aを
設けることによって行っている。
さらに、第14図の実施例では、流下阻止部材22の基
部に設けられた復帰用スプリング28の係止片22aの
先端を、排出樋15の外壁に当接させることによって、
後退方向の位置規制を行っている。
また、第15図には、流下阻止部材22の前進方向の位
置規制を、流下阻止部材22の側面に突設したストッパ
ピン26を直接誘導樋14の外壁に当接させることで行
うようにしたものが示されている。
第16図〜第18図には、流下阻止部材22の具体的な
実施例を示す。
第16図に示す流下阻止部材22は、誘導樋14内に進
入して球の流下を阻止する当接面22cが厚み方向に平
坦になるように形成しである。
これに対し、第17図に示す流下阻止部材22は、当接
面22cの中央に円周方向に沿ってスリット22dを形
成しである。これによって流下阻止部材22の絞量化を
図って、ソレノイドの駆動力を小さくすることができる
とともに、流下球Bは同図(A)に示すように2点にて
当接面22cに接触するようになるため、誘導樋14内
での幅方向の移動を抑えて流下球Bを樋の中央にて停止
させることができる。
さらに、第18図に示す流下阻止部材22は、当接面2
2cにスリットを形成する代わりに、片側半分を円周方
向に沿って切り欠いてあ−る。これによって、さらに流
下阻止部材22の軽量化を図−ることかできるとともに
、流下球Bを誘導樋14の片方の側へ押しやった状態で
停止させて1幅方向の位置規制を行うことによって、流
下阻止部材22の下方で樋が左右いずれか一方(図では
右側)に湾曲しているような場合に、流下を円滑にさせ
ることができる。
次に、上記のごとく構成された球排出装置の具体的な応
用例について説明する。
第19図は、本発明に係る球排出装置を、パチンコ遊技
機の賞品球排出装置に応用した場合の一実施例を示す。
裏機構盤40の上部には予備球の貯留タンク41が配設
され、この貯留タンク41の一端には内部の予備球を自
作用的に整列させて誘導する案内樋42が接続されてい
る。案内樋42は2条の通路を有してゆるやかに傾斜さ
れ、かつ途中に振り子犬の球ナラシ43と押圧式の球ナ
ラシ44とが設けられて、これによって、予備球は案内
樋42を流下する間に2列に整列される。
そして、上記案内樋42の流下端部に、第1図〜第3図
に示すようにニュット化された本発明に係る球排出装置
が、賞品球排出装置45として、配設しである。パチン
コ遊技機の前面の遊技盤内に設けられた入賞口へ入賞し
た打球が、裏面に回収されて集合機46によって一箇所
に集められ、それをセーフ球検出器47が検出すること
によって排出指令信号が形成されると、賞品球排出装置
45が作動されて所定数(例えば13個)の賞品球が排
出される。排出された賞品球は、導出樋48を通って供
給口49より遊技機前面の供給皿(図示省略)に流出さ
れる。供給皿が一杯になると、賞品球は分流樋50を通
って下方の受は皿(図示省略)に排出される。受は皿が
一杯になるとオーバフロー検出器51によって検出され
1例えば打球発射装置の駆動を停止させるようになって
いる。
52は、遊技盤に打ち込まれた打球のうち、入賞口へ入
賞しなかった打球を遊技盤背部へ回収するためのアウト
穴である。53は貯留タンク41内に予備球がなくなっ
たとき、これを検出するための検出器である。
第20図および第21図は、本発明に係る球排出装置を
パチンコ店の島設備の遊技機と遊技機との間に設けられ
る球貸機に応用した場合の一実施例を示す1球貸機本体
60の上部には、予備球の貯留タンク61が設けられ、
貯留タンク61の下部には、2条の通路を有するシュー
ト62が接続されている。このシュート62は下方に向
かってS字状に蛇行した形状となっており、貯留タンク
61からシュート62内に入った予備球はシュート62
内を蛇行しながら流下する途中で2列に整列される。
そして、上記シュート62の流下端部に、例えば第4図
に示すようにユニット化された本発明に係る球排出装置
が、装線排出装置63として配設しである。
また、球貸機本体60の前面には、コイン投入口64と
その返却口65、表示ランプ66および装線の流出装置
!67が設けられており、コイン投入口64にコインが
投入されると、球貸機60内のコインセレクタ70が所
定のコインを選別してコイン回収樋71へ流し、コイン
検出器72がこれを検出して、正しいコインの場合には
装線排出装置63を作動させて、所定数(例えば25個
)の装線を排出する。上記装線排出装置63によって排
出された装線は、導出樋68によって貸出口67へ誘導
されるようになっている。
誤ったコインが投入されると、コインセレクタ70がこ
れを選別してコイン返却口65へ返却する。また、正し
いコインはコイン回収樋71を通して回収する。
さらに、球貸機本体60内には、一枚のコインに対する
貸球数や貯留タンク61が空になったときの補給数等を
設定するためのスイッチボックス73およびスイッチボ
ックス73内の設定値や上記コイン検出器72からの信
号に基づいて装線排出装置63を制御する制御ボックス
74が設けられている。制御ボックス74は、シュート
62内の検出器もしくは装線排出装置63内の流下球検
出器5(第2図参照)からの信号によって、シュート6
2内に球がないと判断すると、表示ランプ66を消灯さ
せ、球貸し不能状態であることを知らせる。
なお、75は、球貸機の電源ボックスである。
この実施例の球貸機においては、装線排出装置63が任
意の個数の球を排出できるので、スイッチボックス73
を用いて1コイン当りの貸球数を自由に設定することが
でき、物価上昇に伴う値上げの際に球貸機の部品を交換
する必要がない。
第22図には、本発明に係る球排出装置を1球貸機の装
線排出装置および球貸機の両サイドにあるパチンコ遊技
機の賞品球排出装置として兼用させるようにした実施例
を示す。
この実施例の装置の構成は、第20図および第21図に
示す球貸機と略同じである。異なる点は。
球排出装置63の下端に流路切換装置80が設けられて
いることである。
この流路切換装置80は、第23図に示すように排出さ
れた球の流れの向きを変えるための3つのシャッタ81
a、81b、81cを有している。
このうち、シャッタ81aは通常起立した状態にされて
おり、球排出装置63の作動に対応して同図破線Mのよ
うに回動されると、排出された球の方向を左側出口88
aに向かうよう変更させる。
同様に、シャッタ81bは反時計回り方向へ回動される
ことにより、球の方向を右側出口88bに向かうよう変
換させる。シャッタ81aと81bがともに起立されて
いると、排出球はシャッタ81aおよび81bよりも下
方に配設されたシャッタ81cの方向に流下する。
一方、シャッタ81cは、第24図に示すように、貸出
口67に連通された導出樋78の入口部に配設されてお
り、破線Nのように傾倒された状態では、値下して来た
球を導出樋78へ導く、シャッタ81cが起立されると
、排出球はそのまま球抜樋79内へ真っ直ぐ流下して、
島設備内の回収樋(図示省略)へ排出される。
上記シャッタ81a〜81cは、それぞれ第25図に示
すような開閉駆動機構によって回動されるようになって
いる。すなわち、各シャッタ81a〜81cの基部に固
設された支軸82の一端に、作動ピン83を有する作動
アーム84が取付けられている。そして、作動ピン83
には、一端がソレノイド85のプランジャ85aにピン
結合された作動レバー86の他端に形成された長孔86
aに係合され、ソレノイド85のオン、オフによって、
シャッタ81a〜81cが開閉動作されるようになって
いる。87は、復帰用のバネである。
上記シャッタの開閉駆動機構は、第22図におけるゲー
トボックス89内に配設しである。
上記ソレノイド85は、球貸機本体60下部の制御ボッ
クス74からの指令によって、左右のパチンコ遊技機に
おける入賞球の発生あるいは球貸機内のコイン検出器7
2からの検出信号に応答してそれぞれ対応するシャッタ
81a〜81cを動作させて1球排出装置63から排出
された球を所望の通路へ向かって流出させる。
従って、この実施例の兼用型理貸機を使用する場合には
、第22図に示すように1両サイドに配設されるパチン
コ遊技機100の裏機構盤に、球貸機60側に向かって
延設され、先端開口部が前記球排出装置63の左右の出
口88aと88bにそれぞれ対向するような賞品球導出
樋48a、48bを設けてやる。このようにすれば各パ
チンコ遊技機にはそれぞれ賞品球排出装置を設ける必要
がない、その結果、パチンコ遊技機の機種を交換する場
合にも、裏機構の主要部はそのままにして。
前面の遊技盤のみを交換するだけでよく、台の入替えに
要する費用が少なくて済む。
上記のばあい、賞品球導出樋48a、48bの基部をパ
チンコ遊技機の中心線上に位置させ、かつ約180度回
動可能な構造にしてやることにより、球貸機60の左右
に配設されるパチンコ遊技機の構成を変える必要をなく
し、単に取り付は後賞品球導出樋48a (48b)の
開口端の向きを変えるだけで済むようにすることも可能
である。
また、この実施例では、スイッチボックス73において
、シャッタ81a〜81cの切換え状態に応じて貸出口
67はもちろん左右の球出口88aおよび88bへ排出
される球の数をそれぞれ別個に設定できるに構成するこ
とによって、一台の球貸機で複数の機種に対応できるよ
うにして、球貸機6oの左右にそれぞれ賞品球数の異な
る別機種を配設させることもできる。
球貸機本体60の上部の貯留タンク61内が空になると
、上方に配設した補給装置90を動作させて導出路91
より所定数の予備球を補給するようになっている。ここ
では、この補給装置90をも本発明に係る球排出装置(
第1図参照)によって構成しである。
第26図に、ユニット化された第1図の球排出装置を利
用した補給装置90の詳細を示す。
パチンコ店の島設備の上方に配設された供給樋92の上
流側にタンク98が設けられ、このタンク98から球供
給樋92に対して球が流出される。
球供給樋92の途中には、球貸機60に対応して補給樋
93が接続されている。
補給樋93は、ゆるやかに傾斜した2条の通路からなり
、その途中に振り予成の球ナラシ94と押圧式の球ナラ
シ95とが設けられている。球ナラシ94と95はそれ
ぞれ軸94a、95aの回りに回動自在に装着されてお
り、その重量によって、重なりあった球をくずして2条
−列に整列せしめるようになっている。
そして、この補給樋93の流下端部に、補給装置90が
配設されている。この補給装置9oは、例えば球貸機6
0内の制御ボックス75が貯留タンク61内が空になっ
たことを検出して、パチンコ店の中央管理室に知らせる
と、中央管理室からの指令によって所定の補給数に達す
るまで動作されるようになっている。この補給装置90
においては、2条の流下経路によって確実に球を排出で
きるため、補給時間が短縮されるとともに、補給停止に
伴う遊技中断を回避することができる。
さらに、第27図には、パチンコ店の島設備全体の構成
例を示す。
一つの島設備には、複数個のパチンコ遊技機100が互
いに背中合せで2列に配設されており、各遊技の間に一
つおきに上記球貸機60(第22図参照)が配設されて
いる。また、遊技機100の上方には列方向に沿って供
給樋92が配設されている。供給樋92は中央が最も高
くなっており、そこにタンク98が設けられ、左右に向
かってゆるやかに下り傾斜されて、タンク98から流出
された球は供給樋92内を自重で流下して行くようにな
っている。
島設備の下部には、各パチンコ遊技機100において回
収されたアウト球等を一箇所に集める回収樋101が配
設されており、回収樋101の流下端部には下部槽10
2が設けられている。下部槽102に集められた球は、
球上げ装置103によって上部槽104に移され、そこ
から、補給樋105を通して上記タンク98に流下され
るようになっている。また、パチンコ遊技機100の下
方には列方向に沿って、各球貸機60に投入されたコイ
ンを一箇所に集めるコイン回収ライン106が設けられ
ている なお、上記島設備において、球貸機60として、第22
図に示す兼用タイプものを使用する代わりに、第20図
に示すような専用の球貸機60を用いるとともに、各パ
チンコ遊技機ごとに賞品球排出装置と予備球貯留タンク
を持たせるようにした場合には、各遊技機の上方にそれ
ぞれ貯留タンクへの補給装置90を設けてやるようにす
ればよい。
次に、本発明に係る球排出装置を制御して所定数の球の
排出を行う制御装置の一実施例について。
第28図を用いて説明する。
この実施例では、球排出装置の制御をCPU(マイクロ
コンピュータ)を用いて行うようになっている。
CPU200には、前記実施例におけるセーフ球検出器
47(第19図参照)や、コイン検出器72(第20図
参照)から出力される検出信号あるいは球貸機60内の
制御ボックス74(第20図参照)から出力される補給
要求信号のような排出要求信号SOが入力される。また
、CPU200には、球排出装置2 (45,63,9
0)の流下経路1の途中に設けられた一対の検出器5か
らの排出球検出信号SL、S2が、波形整形回路211
.212によって波形整形されてから、フィルタ213
,214を通って正規の検出信号のみが抽出されて入力
されるようになっている。
CPU200は、内部に読出し専用メモリたるROM2
01および随時読出し書き込み可能なメモリたるRAM
202が設けられている。このうち、ROM201には
、球排出装置等の制御を行うためCPU200が実行す
べきプログラムおよび一回の排出要求信号SOに対応し
て球排出装置2内の2つの流下経路を通して各々排出す
べき球の数(基数1,2)やウェイト時間(排出間隔)
のような固定データを記憶する。
一方、RAM202は上記排出球検出信号SL。
S2に基づいて、各流下経路から排出5された球の累積
数等を記憶したり、ソフトタイマを構成するレジスタ領
域やCPU200の作業領域(ワークエリア)を提供し
ている。
さらに、CP U 200 ニは、ドライバ221゜2
22.223,224が接続されており、排出要求信号
SOが入力されると、ドライバ221を駆動して排出表
示ランプLMPを点灯させるとともに、ドライバ222
,223を駆動して球排出装置内の一対の排出駆動手段
としてのソレノイドSQL□、SQL、(21)  を
励磁させる。
これによって、流下阻止部材22が流下経路1内から後
退されて、所定数の球の排出が行われる。
また、排出球検出信号SL、S2に基づいて流下経路内
に予備球がないこと判定すると、ドライバ224を駆動
して警報器を鳴らす(アラーム出力)ようになっている
。230はCPU200の電源部である。
次に、上記制御装置によって球排出装置を作動させて、
正確に所望の数の球の排出処理を行う制御手順の一例を
、第30図のフローチャートを用いて説明する。
なお、第29図には、第30図のフローに従って排出処
理を行う場合のCPU200内のレジスタ領域の構成を
示す。
CPUが起動されると、先ずROM201からアクセス
を開始して、そこに格納されたプログラムの命令を順次
読み込んで実行する。これにより第30図に示す一連の
排出処理が開始される。
排出処理が開始されると、先ず、排出要求信号SOを読
み込んで(ルーチンR1)、信号の立上りエッチがある
か否かすなわち排出要求信号SOがハイレベルに変化し
たか否か判定して(ルーチンR2)、エッチがあったと
きはRAM202内の指示レジスタ(第29図参照)の
値に1を加えて(ルーチンR3)からルーチンR4へ進
む、信号エッチが無いときは、ルーチンR2からR4ヘ
ジャンプする。ルーチンR4では、RAM202内のモ
ードレジスタを見て排出系1と排出系2すなわち球排出
装置の2つ流下経路に関するモードがrOJになってい
るか否か判定する。ここで、モードが「0」であれば排
出系1の処理へ移行する。 しかして、システムが動き
出すときはレジスタ類はrOJにされるため、最初のル
ーチンR4での判定結果は、イエス(Y)となってルー
チンR5へ進む。
ルーチンR5では、RAM202内の指示レジスタの値
が「0」か否か判定して、rOJであれば排出系1の処
理へ移行し、「0」でなければ、すなわち、≠Oならば
ルーチンR6へ移行する。
従って、上記ルーチンR3で指示レジスタに1を加えた
ときは、必ずルーチンR6へ移行する。
ルーチンR6では、排出系1の排出球検出器の信号を見
て、流下経路内に球があるか否か判定し。
球があればルーチンR7へ移行して、同様に排出系2の
排出球検出器の信号を見る。そして、流下経路内に球が
あるか否か判定する。ルーチンR6とR7でそれぞれ球
がないと判定すると、ルーチンR12へジャンプして警
報を鳴らす。
排出系1と2の両方の経路に球があると、球排出装置内
の2つのソレノイドを励磁して排出を開始する(ルーチ
ンR8)とともに、排出中であることを表示するランプ
LMPを点灯させる(ルーチンR9)、また、上記ルー
チンR12で流下経路内に球がないことを報知した結果
、球なしの状態が店員により解除されると、ルーチンR
hoでアラーム出力を中止するようになっている。
上記のようにして排出を開始した後、RAM202内の
排出系1と2のモードレジスタに設定されていたモード
をrOJから「1」に変更して、次の排出系1処理(ル
ーチンR21〜R32)に移行する。
排出系1の処理では、先ず排出系1に関するモードレジ
スタを見て、モードが「1」になっているか判定する(
ルーチンR21)。モードが「1」になっていると、次
めルーチンへ進み排出球検出器の信号を読み込んで、信
号のエッチがあるか否か判定する(R22,R23)。
ここで、信号のエッチがなければ、排出系1の処理を終
了して排出系2の処理へ移行する。信号のエッチがあっ
た場合には、RAM202内の排出レジスタ1の値に1
を加える。つまり、排出球数を1つ増やす(ルーチンR
24)。
それから、排出レジスタ1の値が予め定められた基数1
(排出系1の設定球数)になったか否か判定しくルーチ
ンR25)、達していない場合には排出系2の処理(ル
ーチンR41〜R52)へ移行する。
排出系2の処理では、球排出装置の排出系2について、
上述した排出系1における処理と同じような手順で、モ
ードの判定(R41)、排出球検出信号のチェック(R
42,R43) 、排出レジスタの加算(R44)およ
び排出球数のチェック(R45)を行って、所定数に達
していなければ後処理(ルーチンR61〜R66)へ移
行する。
後処理では、先ず排出系lと2のモードレジスタを見て
、モードがともに「2」になっているか判定し、モード
が「2」でなければ、R63ヘジヤンプして、ここでモ
ードがともに「3」になっているか判定する。そして、
モードが「3」になっていなければ、再びルーチンR1
〜R12からなる最初の排出処理へ復帰する。
上記手順を繰返して実行している間に1球排出装置の排
出系1での排出球数が所定数(基数1)に達すると、排
出系1処理のルーチンR25で。
イエスと判定されてルーチンR2Bへ進み、排出系1の
ソレノイドをオフさせてから、RAM内のウェイトタイ
マ1をセット(ルーチンR27)L。
た後、モードレジスタ1内のモード1をモード2に変更
する(ルーチンR28)。同様にして、排出系2での排
出球数が所定数(基数2)に達すると、排出系2処理の
ルーチンR45で、イエスと判定されてルーチンR46
へ進み、排出系2のソレノイドをオフさせてから、RA
M内のウェイトタイマ2をセット(ルーチンR47)L
、た後、モードレジスタ2内のモード1をモード2に変
更する(ルーチンR48)。
その後、後処理へ移行すると、ルーチンR61で排出系
1と2のモードがともに「2」になったと判定されるた
め、ルーチンR62へ進み排出中を表示するランプLM
Pを消灯させてから、最初の処理に戻る。
球排出装置における排出処理中に次の排出要求信号が入
って来ると、ルーチンR2でその信号エッチを読み取っ
て指示レジスタを加算(ルーチンR3)することにより
、排出要求の回数が記憶される。
排出ソレノイドをオフした後で排出処理(R1−R12
)に戻ると、そのとき排出系1と2のモードは[2」に
なっているため、ルーチンR4から直接排出系1処理ヘ
ジヤンプする。そして、ルーチンR11からR29へ進
み、ここで、イエスと判定されて次のルーチンR30へ
進んでウェイトタイマ1を減算する。それから、ウェイ
トタイマ1が「0」になったか否か判定し、「0」でな
ければ排出系2の処理へ移行する。排出系2でも上記の
同じような手順に従ってウェイトタイマ2に関する処理
(R41→R49→R50−)Rjl)を行ってから、
後処理へ移行する。後処理では、R61→R62と進ん
でから最初の処理に復帰する。
上記手順を繰り返しているうちに、所定の時間が経過す
ると、排出系1処理のルーチンR31と排出系2処理の
ルーチンR51でそれぞれウェイトタイマがrOJにな
ったことを判定して1次のルーチンR32とR52へそ
れぞれ進み、モードレジスタ内のモードをr2」から「
3」へ変更して後処理へ移行する。すると、後処理では
ルーチンR63でイエスと判定されて、次のルーチンR
64へ進んで指示レジスタを減算する。つまり、−回の
排出処理が終了して一定時間経過してから排出要求信号
の記憶数を「1」だけ減らす。それから、各流下経路で
の排出球数を記憶している排出レジスタ1と2の値をク
リアした後、モードレジスタ内のモードを「3」から再
びrOJに変更し、しかる後、最初の処理に復帰する(
ルーチンR65,R66)。
上記手順を繰り返すことにより、排出要求信号の数に応
じた回数だけ、球排出装置による所定数の球の排出が実
行される。CPUは、例えば2m秒に一回割込みがかっ
て、上記フローに従った排出処理プログラムを実行する
。従って、この割込み回数を計数することによってタイ
マ管理が可能となる。
なお、球排出装置による一回の排出球数を変えたければ
、ROM201内の固定データのうち、基数1と基数2
を書き換えてやれば容易に実現できる。
[作用・効果] 以上説明したごとく、この発明は、パチンコ球が列をな
して流下される流下経路内に、通常は阻止部材を進入さ
せて球の通過を阻止するとともに。
この阻止部材を流下経路から後退させることによりパチ
ンコ球を流下させるようにした球排出装置において、緩
やかな傾斜を有し流下するパチンコ球を整列せしめる整
列樋と、゛この整列樋にて整列されたパチンコ球をその
自重で加速、流下せしめるほぼ垂直な調流樋と、上記整
列樋と調流樋との境界に設けれられ、整列されて流下す
るパチンコ球の速度を一旦減速させかつその流下方向を
変換せしめる調整部と、上記調流樋の終端部から斜め下
方に向かって延設され、上記阻止部材が進入・後退可能
にされた誘導樋とにより流下経路を構成したので、特に
調整部の上流の整列樋に待機していたパチンコ球には安
定した速度と球間隔を付与して阻止部材による流下阻止
タイミングの遅れを吸収することができるという作用に
より、所定数のパチンコ球を正確に排出することが可能
になるという効果がある。
しかも、本発明に係る球排出装置は、前記実施例で説明
したように、パチンコ遊技機における賞品球排出装置は
もちろん球貸機における装線排出装置や、パチンコ遊技
機あるいは球貸機の貯留タンクへの予備球の補給装置等
、所定数のパチンコ球の排出を必要とする装置に広く利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る球排出装置の一実施例を示す傾
斜図、 第2図は、その球排出装置の側面図、 第3図は、同じくその球排出装置の底面図、第4図は、
球排出装置の第2の実施例を示す斜視図、 第5図は、その流下経路と流下阻止部材の作用を示す説
明図。 第6図は、排出検出器の出力波形を示す波形図、第7図
は、上記流下経路の構成例を示す説明図。 第8図、第9図および第10図は、流下阻止部材の回動
復帰手段の他の実施例を示す傾斜図、第11図は、流下
阻止部材の回動駆動手段の他の実施例を示す傾斜図、 第12図、第13図、第14図および第15図は、流下
阻止部材の回動位置規制手段の他の実施例を示す傾斜図
、 第16図、第17図および第18図は、流下阻止部材の
他の構成例を示す説明図、 第19図は、本発明に係る球排出装置を賞品球排出装置
として利用したパチンコ遊技機の裏機構盤の構成例を示
す背面図。 第20図は、本発明に係る球排出装置を球貸機に適用し
た場合の一実施例を示す斜視図、第21図は、同じくそ
れを正面側から見た斜視図、 第22図は、本発明に係る球排出装置を賞品球排出装置
と兼ねた球貸機に適用した実施例を示す斜視図、 第23図および第24図は、その流路切換装置の構成例
を示す断面正面図および断面側面図、第25図は、流路
切換装置を構成するシャッタの駆動機構の一例を示す斜
視図、 一第26図は、本発明に係る球排出装置を予備球の補給
装置に適用した実施例を示す斜視図、第27図は、実施
例の球貸機および補給装置を備えたパチンコ店の島設備
全体の構成例を示す正面説明図、 第28図は1本発明に係る球排出装置の制御装置の一実
施例を示すブロック図、 第29図は、そのCPU内のRAMのレジスタ領域の構
成例を示す説明図、 第30図は、CPUによる球排出装置の制御手順の一例
を示すフローチャートである。 1・・・・流下経路(樋溝成部材)、2・・・・球排出
装置、5・・・・排出検出器、11・・・・整列樋、1
3・・・・調流樋、14・・・・誘導樋、15・・・・
排出樋、21・・・・ソレノイド、22・・・・流下阻
止部材、26・・・・ストッパピン、45・・・・賞品
球排出装置、60・・・・球貸機、8o・・・・流路切
換装置、90・・・・補給装置、100・・・・パチン
コ遊技機。 +−1′ 楕6輿 第8日 第9因 第70図 15b 第11図 (,4) 第72図 第 13 図 第14図 第15図 第16図 (4)                 CB)第1
7図 (A)               (8)第18図 第20図 パ1 第21図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パチンコ球が列をなして流下される流下経路内に
    、通常は阻止部材を進入させて球の通過を阻止するとと
    もに、この阻止部材を流下経路から後退させることによ
    りパチンコ球を流下させるようにした球排出装置であっ
    て、上記流下経路は、緩やかな傾斜を有し流下するパチ
    ンコ球を整列せしめる整列樋と、この整列樋にて整列さ
    れたパチンコ球をその自重で加速、流下せしめるほぼ垂
    直な調流樋と、上記整列樋と調流樋との境界に設けられ
    、整列されて流下するパチンコ球の速度を一旦減速させ
    かつその流下方向を変換せしめる調整部と、上記調流樋
    の終端部から斜め下方に向かって延設され、上記阻止部
    材が進入・後退可能にされた誘導樋とにより構成し、上
    記調整部と調流樋の作用により流下するパチンコ球に安
    定した速度と所定の球間隔を付与するようにしたことを
    特徴とする球排出装置。
  2. (2)上記流下経路の途中には、流下するパチンコ球を
    検出する流下球検出器を配設し、この流下球検出器から
    の検出信号に基づいて上記阻止部材の進入・後退を制御
    することにより所定数のパチンコ球を流下可能にしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の球排出装置
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