JP2981229B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
用により所要数の球を排出可能な球排出装置と、上記球
排出装置より排出される球を計数するために検出する排
出検出手段と、所定の球排出指令信号に基づいて上記球
排出装置の制御を行う排出制御回路とを備えた遊技機に
関する。
技の条件によって入賞率の大きい特別遊技態様等を発生
し、遊技者に多くの賞品球をもたらす変動入賞装置を有
するものが主流となっている。
生すると次々に入賞球を生じ、この入賞球に応じて連続
して多量に賞品球を排出することになる。そこで、多量
の入賞球ならびに賞品球を高速に処理する装置として、
従来型の機械式に代わって電子制御式のものが提案され
ている。
入賞球ならびに賞品球を電気的なセンサを用いて検出す
ると共に、入賞球の処理通路と賞品球の排出通路にそれ
ぞれ通路内に進入可能な流下阻止部材(ストッパ部材)
とその電気的駆動源を設け、センサの検出に基づいて流
下阻止部材を進入、後退させることで、賞球処理を行う
ことが考えられている。
出のスピードが速いことはもちろん、従来の入賞球の自
重等を利用した機械式のものと比べて構造が簡単にな
り、さらには賞球数の制御もし易いという利点がある。
子制御式の球排出装置は、機構が簡単で制御がし易い半
面、センサを用いての入賞球や賞品球の検出であること
から、その正確さが要求される。また、電気的駆動源を
用いて賞品球を排出する制御を行っているため、排出異
常等に対する電気的駆動源の制御対策も要求される。
公正を期するためにも、さらなる賞品球の検出の正確さ
が要求されるのである。
は、賞品球の排出スピードが速いことに加え、賞品球の
移動等によって発生するノイズ等により不正な信号が発
生し易く、賞品球を検出し損なったり、正規の検出信号
と誤認する恐れがあり、そのために排出制御回路が誤動
作をし、結果的に球排出装置の誤動作を招く結果とな
り、正確な賞品球の排出が行われないという恐れも生じ
る。
を用いてパチンコ機の金属部分に放電することによりノ
イズを発生させて球排出装置を誤動作させるという不正
行為が、不心得な一部の遊技者によって行われるという
恐れもある。
とを目的としている。
源の作用により所要数の球を排出可能な球排出装置(例
えば、賞球排出装置16)と、上記球排出装置より排出
される球を計数するために検出する排出検出手段(例え
ば、排出センサ74a,74b)と、所定の球排出指令信
号に基づいて上記球排出装置の制御を行う排出制御回路
(例えば、制御装置200)とを備えた遊技機において、
上記排出制御回路は、上記球排出装置が作動した際に、
上記排出検出手段から順次受信した各々の検出信号に係
わる予め定めた所定のレベル状態(例えば、図60の
“H"の状態)を、所定間隔で発生する基準信号(例え
ば、図60の“入力フレーム")に基づいて複数回判定
し、その複数回の判定結果が上記所定の同一レベル状態
であることを条件に正規な検出信号として確定すると共
に、上記球排出装置の作動に係わり上記排出検出手段か
らの検出信号が所定期間入力されない場合には、異常状
態と判定して、当該球排出装置に係わる作動を停止させ
るように構成した。
段から順次受信した各々の検出信号に係わる予め定めた
所定のレベル状態が、所定間隔で発生する基準信号に基
づいて複数回判定され、その複数回の判定結果が上記所
定の同一レベル状態である場合にのみ正規な検出信号と
して確定され、それ以外は正規な検出信号として認めら
れず、これにより排出制御の正確性を高める。また、球
排出装置の作動に係わり上記排出検出手段からの検出信
号が所定期間入力されない場合には、排出制御回路によ
り異常状態と判定され、球排出装置に係わる作動が停止
される。したがって、排出検出手段の故障等により球排
出装置において異常排出状態が生じたとしても、球排出
装置の作動が停止するので、球排出装置の信頼性が確保
される。
態を図面に基づいて説明する。
盤、2は前面側からフレーム3内に遊技盤1を取付ける
基盤(前面枠とも呼ぶ)、4は遊技盤1の前面を覆うカ
バーガラス、5は基盤2を支持する機枠である。
2のフレーム3内に着脱自由に、カバーガラス4はガラ
ス枠7を介して基盤2に開閉可能に取付けられ、基盤2
は機枠5にヒンジ8a,8bにより回動可能に組付けら
れる。9a,9bは基盤2の施錠フックである。
やアウト口および多数の遊技釘等が配列され、遊技盤1
の裏面には各入賞口に入賞した入賞球を案内する集合樋
10a,10bが形成される。遊技盤に変動入賞装置を
有する最近のパチンコ機では、天入賞口等の一般の入賞
口の他に変動入賞装置の始動用等の特定の入賞口を設け
ているが、これら一般の入賞口への入賞と特定の入賞口
への入賞とで賞球数を変えられるように、遊技盤1の裏
面に2系統に一般の入賞口に接続する集合樋10aが奥
側に、特定の入賞口に接続する集合樋10bが手前側に
形成される。集合樋10bと特定の入賞口とは集合樋1
0a内を貫通する流路(図示しない)により接続され、
集合樋10a,10bの下部は開口される。
の構造等に応じて所定の開口部が形成され、開口部後方
には遊技盤1の裏面を覆う開閉カバー11が取付けられ
る。
12、モータ13等からなる打球発射装置14が配設さ
れ、また基盤2のフレーム後面には下部に入賞球処理装
置15が、上部から右側部および下部にかけて賞球排出
装置16が配設される。
集合樋10a,10bを流下してきた入賞球を系統毎に
処理するもので、基盤2のフレーム後面の奥側と手前側
とに集合樋10a,10bと同じく2系統に設けられ
る。図2において、2系統のうち1系統しか図示しない
が、集合樋10a,10bに接続する案内樋17a,1
7bと、案内樋17a,17bに続く調流樋18a,1
8bと、調流樋18a,18bに続く導出樋19a,1
9bと、調流樋18a,18bに設置したストッパ機構
20a,20bおよび入賞球の検出器(セーフセンサ)
21a,21bとから構成され、案内樋17a、調流樋
18a、導出樋19a、ストッパ機構20a、セーフセ
ンサ21aは基盤2のフレーム後面の奥側に、案内樋1
7b、調流樋18b、導出樋19b、ストッパ機構20
b、セーフセンサ21bは基盤2のフレーム後面の手前
側に配置される。
が集合樋10a,10bの下部の開口形状とほぼ同一に
形成され、基盤2のフレーム3に遊技盤1を取付けた状
態で対応する集合樋10a,10bに接続されると共
に、開口部の図示左側の曲部22に続いて中央に向けて
緩やかに下り傾斜する底部23と、開口部の図示右側か
ら中央に向けて緩やかに下り傾斜して底部23に対し所
定の段差を形成する案内部24と、案内部24の終端か
ら底部23の終端に向けてパチンコ球を整列通過させる
整列部25と、底部23の終端に垂直に続いてパチンコ
球を一個ずつ通過可能な落下部26とが設けられる。
17bの落下部26に続いてパチンコ球を一個ずつ通過
可能に緩やかに下り傾斜する誘導部27と、誘導部27
の終端の導入部28に略45度の傾斜角で続いてパチン
コ球を一個ずつ通過可能な調流部29と、調流部29に
垂直に続いてパチンコ球を落下する落下部30とから形
成される。誘導部27の上壁は終端の導入部28に向け
ていくらか通路断面が大きくなるように上り傾斜に、導
入部28の上壁は導入部28にてパチンコ球が後続のパ
チンコ球よりも上方に行かないように誘導部27側に前
傾して形成され、これにより誘導部27に入ったパチン
コ球は導入部28にて球詰まりを生じることなくスムー
ズに調流部29に流入される。調流部29は直線の通路
形状で所定の長さに形成され、調流部29の通路断面は
ほぼ通路の中心にてパチンコ球を通すようにパチンコ球
の径よりもやや大きい正方形に形成される。落下部30
は調流部29からのパチンコ球を素早く落下するように
調流部29よりも大きな通路断面に形成される。
18bの落下部30に続く傾斜部31と流下部32とか
ら形成され、流下部32の出口はパチンコ機後方の図示
しない回収樋に接続される。なお、各樋17a,17
b、18a,18b、19a,19bは基盤2のフレー
ム後面の奥側と手前側とで別体に形成しても良いが、一
体に形成しても良い。
4のように(1系統のみ図示)調流樋18a,18bの
側上方より調流部29内に進入してパチンコ球の流下を
阻止するそれぞれ2つの係止爪33a,34a,33
b,34bと、それぞれ係止爪33a,34a,33
b,34bの駆動手段としてのソレノイド(セーフソレ
ノイド)35a,35bが設けられる。係止爪33a,
33bは鉤状部材からなり、調流部29の下流部側方に
て基板(図示しない)に設けた支軸36により揺動自由
に支持され、球阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と
一致するように円弧状に形成され、中央部にその上方に
て基板に設置したセーフソレノイド35a,35bがピ
ン連結される。係止爪34a,34bは係止爪33a,
33bの外周部に係合する後方部を有する半円状部材か
らなり、係止爪33a,33bの斜め上方の調流部29
の側方にて基板に設けた支軸37により揺動自由に支持
され、球阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と一致す
るように円弧状におよび後方外周部も円弧状に形成さ
れ、かつ後方部に係止爪34a,34bを後退方向に付
勢する所定のウエイト38が取付けられる。
対応して調流部29の側壁にはスリットが設けられ、係
止爪33a,34aが調流部29内に進入した状態にお
いて係止爪33a,34aの球阻止部先端の間隔がパチ
ンコ球の径とほぼ一致するように,同じく係止爪33
b,34bが調流部29内に進入した状態において係止
爪33b,34bの球阻止部先端の間隔がパチンコ球の
径とほぼ一致するように係止爪33a,33b,34
a,34bやスリットの位置等が設定される。なお、ス
トッパ機構20a,20bとで係止爪33a,33bの
支軸36および係止爪34a,34bの支軸37は共通
でも良い。
状態では、図3のように係止爪33a,33bの球阻止
部が調流部29内に所定量進入する一方、後方部のウエ
イト38により係止爪34a,34bの球阻止部がスリ
ット内に後退した状態にあり、この状態では調流部29
内に有るパチンコ球は係止爪33a,33bの球阻止部
により流下を阻止される。次に、この非通電状態からセ
ーフソレノイド35a,35bに通電されると、図4の
ように係止爪33a,33bが上方に回動して係止爪3
3a,33bの球阻止部がスリット内に後退すると共
に、係止爪33a,33bの外周部に押動されて係止爪
34a,34bの球阻止部が調流部29内に所定量進入
し、このため調流部29内の後続のパチンコ球は係止爪
34a,34bの球阻止部により流下を阻止される一
方、先頭のパチンコ球は係止爪33a,33bから解放
され、落下部30に落下する。そして、セーフソレノイ
ド35a,35bの通電が断たれると、リターンスプリ
ングの付勢力により係止爪33a,33bが元の図3の
位置に戻り、係止爪33a,33bの球阻止部が調流部
29内に所定量進入する一方、後方部のウエイト38に
より係止爪34a,34bの球阻止部がスリット内に後
退し、このため係止爪34a,34bに阻止されていた
後続のパチンコ球は係止爪33a,33bの球阻止部ま
で下がり流下を阻止される。
チンコ球(入賞球)は、セーフソレノイド35a,35
bのオン、オフに応じて調流部29内で一時停止される
と共に、後続球と分離されて導出樋19a,19bに流
出される。また、係止爪33a,33b,34a,34
bを支軸36,37により揺動自由に支持すると共に、
各球阻止部を揺動軌跡と一致する円弧状に形成したた
め、調流部29内への進入時にパチンコ球を噛んだり、
後退時にパチンコ球の球圧により抵抗を受けることがな
く、セーフソレノイド35a,35bのオン、オフに応
じて係止爪33a,33b,34a,34bはスムーズ
に動作する。
球が通る通孔を有する近接スイッチからなり、それぞれ
ストッパ機構20a,20bの係止爪33aと34a,
33bと34bの球阻止部の間にて、調流樋18a,1
8bの調流部29に設けた収納部39に設置される。係
止爪33aと34a,33bと34bの球阻止部の間に
パチンコ球が有ればセーフセンサ21a,21bはオン
信号を出力し、無ければセーフセンサ21a,21bは
オフ信号を出力する。
への入賞により賞品球の排出を行うもので、図2におい
て基盤2のフレーム上部に賞品球を貯留する上タンク4
0と、上タンク40からの賞品球を導く誘導樋41と、
誘導樋41に続いて基盤2のフレーム右側部に賞品球の
排出機構42a,42bと、排出機構42a,42bに
続いて賞球排出樋43と、基盤2のフレーム下部に賞球
排出樋43の分配樋44と、賞球排出樋43から分岐す
る球抜き樋45とが設けられる。排出機構42a,42
bは2系統からなるが、図2では1系統のみ図示してい
る。
決めピンを設けた前端の取付基板46a,46bを基盤
2のフレーム3に形成した取付溝48a,48bに挿入
し、係止具49a、49bを設けた中間部の取付座50
a,50bをフレーム3の取付面に合わせ、係止具49
a,49bをフレーム3の係止孔51a,51bに押し
込むことで取付けられる。上タンク40の傾斜する底壁
の最下部(図左側)には誘導樋41の上流部に開口する
落下部52が形成され、落下部52には誘導樋41側に
設けたスイッチ(補給センサ)53を動作する踏板54
がタンク40の上部から回動自由に吊設される。上タン
ク40内に賞品球が無くなると、踏板54がコイルバネ
(図示しない)の作用により反時計方向に跳ね上がって
補給センサ53から離れ、補給センサ53がオン信号を
出力する。55は誘導樋41に向けて吊設された球ナラ
シである。
基板56に上流部から下流部(図右側)に向けて緩やか
な下り傾斜に形成され、上流部の樋壁は取付基板56と
で上タンク40の落下部52を囲う所定高さに形成さ
れ、誘導樋41の中央に途中から誘導樋41内を奥側と
手前側との2条の通路57a,57bに形成する分流壁
58が設けられる。分流壁58は上タンク40の落下部
52の踏板54の対向側の開口縁部に対応する位置から
斜めにパチンコ球の径以上の高さに立ち上がり、樋壁に
応じて高さを低くし、下流部にてパチンコ球の径の半分
以下の高さとなるように形成される。分流壁58を上タ
ンク40の落下部52の開口縁部下方にて立ち上がらせ
るので、上タンク40から誘導樋41へのパチンコ球の
流入がスムーズとなり、下流部に行くにしたがって分流
壁58の高さをパチンコ球の径の半分以下まで徐々に低
くするので、パチンコ球が途中でこぼれることがなく、
奥側と手前側の通路57a,57bに適確に分離、整流
される。
球止め装置59と、半端球を検出するためのスイッチ
(半端センサ)60が配設される。球止め装置59は先
端側を反り曲げた曲板61が通路57a,57b上に架
設した支軸62に回動自由に取付けられ、通常時には曲
板61の側部の突起63と樋壁との間に張設したバネ6
4によって、曲板61が図11のように先端側を反り上
げて通路57a,57b上にかぶさる球ナラシ位置に保
持され、通路57a,57bでのパチンコ球の重なりを
防止してパチンコ球をスムーズに流下させる。また、先
端側を手動により持ち上げて曲板61を図12のように
起立させると、バネ64の付勢方向が変わって曲板61
が直立状態に、つまり後端側が通路57a,57b内に
進入してパチンコ球の流下を阻止する球止め位置に保持
され、これにより賞球排出装置の保守点検時や故障時等
にパチンコ球を遮断して作業を容易に行えるようにな
る。半端センサ60は通路57a,57bの底部に配設
したウエイトを有する踏板65a,65bに応動するレ
バー66に対向して配置され、踏板65a,65bは球
止め装置59の直立状態での曲板61の直下流にて傾動
自由に配設される。パチンコ球が踏板65a,65b上
に有れば図11のように踏板65a,65bが通路57
a,57bと連続し、レバー66がバランスして半端セ
ンサ60がオフ信号を出力し、無ければ図12のように
踏板65a,65bがウエイトにより傾動してレバー6
6の後部が半端センサ60を押動し、半端センサ60が
オン信号を出力する。
に排出機構42a,42bの流入樋68a,68bを接
続するように、下流端の樋壁が上部後方に斜めに切り欠
かれ、通路57a,57bの下部に所定深さの接合凹部
67が形成され、これに合わせて排出機構42a,42
bの流入樋68a,68bは流入端の樋壁が上部前方に
斜めに突出され、流入端の下部に接合凹部67に挿入さ
れる所定長さの接合凸部69が形成される。これによ
り、誘導樋41の通路57a,57bと排出機構42
a,42bの流入樋68a,68bとがずれを生じるこ
となく連続し、簡単かつ適確に接続される。
ーム3に取付けるユニット基板70に2系統に設けら
れ、図15、図16のように誘導樋41の通路57a,
57bと接続する流入樋68a,68bと、流入樋68
a,68bに設置した排出ロック機構71と、流入樋6
8a,68bに続く調流樋72a,72bと、調流樋7
2a,72bに設置した排出ストッパ機構73a,73
bおよび排出球の検出器(排出センサ)74a,74b
とから構成される。流入樋68a、調流樋72aはユニ
ット基板70の裏面側に、流入樋68b、調流樋72b
はユニット基板70の表面側に一体的に形成され、ユニ
ット基板70を間に流入樋68a、調流樋72a、排出
ストッパ機構73a、排出センサ74aは基盤2のフレ
ーム後面の奥側に、流入樋68b、調流樋72b、排出
ストッパ機構73b、排出センサ74bは基盤2のフレ
ーム後面の手前側に配置される。
個ずつ通過可能な通路で、誘導樋41の通路57a,5
7bに続いて図右側に緩やかに下り傾斜する傾斜部75
と、傾斜部75の下流端に続いて通路方向を略180度
反転させる第1屈曲部76と、第1屈曲部76に続いて
図左側に緩やかに下り傾斜する傾斜部77と、傾斜部7
7の下流端に続いて通路方向を再び略180度反転させ
る第2屈曲部78とから形成される。
パチンコ球の径よりもやや大きい正方形に、ほぼ通路の
中心にてパチンコ球を通すように形成され、第1屈曲部
76および第2屈曲部78はパチンコ球の流下速度を減
少すると共に、後述する排出ストッパ機構73a,73
bによる流下阻止状態にて誘導樋41側からの球圧を軽
減する。
球を一個ずつ通過可能な通路で、第2屈曲部78に続い
て通路方向を略90度転換させ垂直下方に向かう垂直部
79と、垂直部79の終端の側部に続く誘導部80と、
誘導部80に略45度の傾斜角で続く調流部81と、調
流部81に垂直に続く落下部82とから形成される。
りもやや大きい正方形に、ほぼ通路の中心にてパチンコ
球を通すように形成され、垂直部79の終端の底壁83
は誘導部80側に緩やかに下り傾斜に形成され、垂直部
79の誘導部80と対向側の壁面84は誘導部80側に
いくらか迫り出させて形成される。誘導部80と対向側
の壁面84を迫り出させることにより、垂直部79の底
壁83上に乗ったパチンコ球の中心は後続のパチンコ球
の中心よりも誘導部80側に位置することになり(この
2つのパチンコ球の中心のずれを図15のdに示す)、
これにより垂直部79内のパチンコ球は終端部分にて球
詰まりを生じることなく誘導部80に流入される。な
お、図74に壁面301を迫り出していない従来の構造
を示すが、これだと垂直部302の通路とパチンコ球の
間に必ず設けなければならないクリアランスによって、
底壁303上のパチンコ球の中心よりも後続のパチンコ
球の中心が誘導部304側に来ることがあり、球詰まり
を避けられない。
形成され、誘導部80にてパチンコ球が後続の垂直部7
9の底壁83上のパチンコ球よりも上方に行かないよう
にすると共に、垂直部79の底壁83にて方向を変えな
がら誘導部80に流入するパチンコ球を略45度傾斜し
た上壁85に当てることで、誘導部80でパチンコ球を
一定の間隔で流下させ、かつパチンコ球の流下速度を調
速する。これにより、垂直部79から誘導部80に入っ
たパチンコ球は誘導部80を所定の速度および間隔で流
下し、スムーズに調流部81に流入される。また、垂直
部79の側部に誘導部80を接続することで、後述する
排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻止状態に
て調流部81側での球圧を軽減する。
(パチンコ球2個分)に形成され、調流部81の通路断
面はパチンコ球の径よりもやや大きい正方形に、ほぼ通
路の中心にてパチンコ球を通すように形成される。落下
部82は調流部81からのパチンコ球を素早く落下する
ように調流部81よりも大きな通路断面に形成される。
樋72a,72bの調流部81の側上方より調流部81
内に進入してそれぞれパチンコ球の流下を阻止する係止
爪86a,86bと、それぞれ係止爪86a,86bの
駆動手段としてのソレノイド(排出ソレノイド)87
a,87bが設けられる。係止爪86a,86bは扇状
部材からなり、調流部81の下流部側方にてユニット基
板70に突設した支軸88により揺動自由に支持され、
球阻止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致するように
形成され、後部中央にリンク89を介して排出ソレノイ
ド87a,87bがピン連結される。係止爪86a,8
6bに対応して調流部81の側壁にはスリットが設けら
れ、係止爪86a,86bが調流部81内に進入した状
態において調流部81内に流下を阻止されたパチンコ球
2個が並ぶように係止爪86a,86bやスリットの位
置等が設定される。排出ソレノイド87a,87bは支
軸88の上方にてユニット基板70に設けた嵌合枠90
に嵌装され、嵌合枠90から立設した取付片91にボル
ト止めされる。なお、支軸88、嵌合枠90、取付片9
1はもちろんユニット基板70の両面に設けられる。
態では、図17のように係止爪86a,86bの球阻止
部が調流部81内に所定量進入した状態にあり、この状
態では調流部81内のパチンコ球は係止爪86a,86
bの球阻止部により流下を阻止される。そして、この非
通電状態から排出ソレノイド87a,87bに通電され
ると、図18のようにリンク89の引動により係止爪8
6a,86bが上方に回動して係止爪86a,86bの
球阻止部がスリット内に後退し、このため調流部81内
のパチンコ球は係止爪86a,86bから解放され、落
下部82に落下する。そして、排出ソレノイド87a,
87bの通電が断たれると、リターンスプリングの付勢
力により係止爪86a,86bが元の図17の位置に戻
り、球阻止部により調流部81内のパチンコ球は流下を
阻止される。
由に支持すると共に、各球阻止部を揺動軌跡と一致する
扇状に形成したため、各球阻止部はパチンコ球に対して
常に接線方向に動くことになり、このため調流部81内
への進入時に調流部81内のパチンコ球を噛んだり、後
退時に流下を阻止していたパチンコ球の球圧により抵抗
を受けることがなく、係止爪86a,86bは排出ソレ
ノイド87a,87bのオン、オフに応じてスムーズに
動作する。
が通る通孔を有する近接スイッチからなり、それぞれ排
出ストッパ機構73a,73bの係止爪86a,86b
によりパチンコ球の流下を阻止した状態において先頭に
続く2番目のパチンコ球のほぼ中央位置にて、調流樋7
2a,72bの調流部81に設けた収納部92に設置さ
れる。パチンコ球が排出センサ74a,74bの通過中
にあるときを含め排出センサ74a,74b内にあると
きは排出センサ74a,74bはオン信号を出力し、無
いときは排出センサ74a,74bはオフ信号を出力す
る。
8a,68bの傾斜部75の下流部の上壁に設けたスリ
ットを介し傾斜部75内に進入可能な扇状部材からなる
係止爪93a,93bと、係止爪93a,93bの駆動
手段としてのソレノイド(ロックソレノイド)94が設
けられる。係止爪93a,93bは、傾斜部75の下流
部上方にてユニット基板70に設けた軸受部95に挿通
される共通の支軸96を介して揺動自由に一体的に取付
けられ、球阻止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致す
るように形成され、係止爪93bにリンク97を介して
ロックソレノイド94がピン連結される。ロックソレノ
イド94は係止爪93bの上方にてユニット基板70の
表面側に設けた嵌合枠98に嵌装され、嵌合枠98から
立設した取付片99にボルト止めされる。
止爪93a,93bの球阻止部がスリット内に後退し、
ロックソレノイド94の通電が断たれると、図15のよ
うにスプリングの付勢力により係止爪93a,93bが
下方に回動して両球阻止部が傾斜部75内に進入し、傾
斜部75内のパチンコ球の流下を阻止する。係止爪93
a,93bの球阻止部は揺動軌跡と一致するため、傾斜
部75内への進入時にパチンコ球を噛んだり、後退時に
パチンコ球の球圧により抵抗を受けることがなく、ロッ
クソレノイド94のオン、オフに伴い係止爪93a,9
3bはスムーズに動作する。
球の動きを説明すると、排出ストッパ機構73a,73
bの係止爪86a,86bが調流樋72a,72bの調
流部81内に進入してパチンコ球の流下を阻止している
状態では(排出ロック機構71はオン状態とする)、係
止爪86a,86bに当接するパチンコ球を先頭に調流
樋72a,72bおよび流入樋68a,68b内にパチ
ンコ球が隙間なく整列し、静止している。この際、誘導
樋41側のパチンコ球からの球圧は流入樋68a,68
bの第1屈曲部76および第2屈曲部78により軽減さ
れ、調流樋72a,72b側にかかることはない。ま
た、排出ストッパ機構73a,73bの係止爪86a,
86bにかかる球圧は調流樋72a,72bの調流部8
1内および誘導部80内のパチンコ球のみとなる。
の排出ソレノイド87a,87bがオンされ係止爪86
a,86bが調流部81内から後退されると、調流部8
1内の先頭のパチンコ球および先頭に続く調流部81、
誘導部80内のパチンコ球が速やかに流下し始め、これ
に続いて垂直部79内のパチンコ球が誘導部80内に流
入し、誘導部80の上壁85により速度、間隔を調整さ
れて誘導部80内を落下し、調流部81内を速やかに流
下する。さらに、これに続いて流入樋68a,68bの
第2屈曲部78内のパチンコ球が垂直部79内に速やか
に流入し、傾斜部77内のパチンコ球が第2屈曲部78
内に、第1屈曲部76内のパチンコ球が傾斜部77内
に、傾斜部75内のパチンコ球が第1屈曲部76内にそ
れぞれ速やかに流入する。この際、係止爪86a,86
bの後退により、先頭のパチンコ球と先頭に続く調流部
81内のパチンコ球はほぼ接しながら調流部81内を流
下し、誘導部80からのパチンコ球は略45度の角度で
調流部81が続くため、方向を変えつつ前方のパチンコ
球と漸次離間して調流部81内を流下し、さらに垂直部
79からのパチンコ球は誘導部80の上壁85により速
度、間隔を調整されるため、それぞれ所定の離間距離で
調流部81内を流下するようになる。また、調流部8
1、誘導部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77
等、各部での球圧は小さいため、パチンコ球はスムーズ
に流下する。
の排出ソレノイド87a,87bがオフされ係止爪86
a,86bが調流部81内に進入されると、調流部81
内を流下途中のパチンコ球が係止爪86a,86bに衝
突して流下を阻止され、これに続いて調流部81、誘導
部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77、屈曲部
76、傾斜部75内のパチンコ球も流下を阻止され、元
の静止状態に戻る。係止爪86a,86bの球阻止部は
揺動軌跡と一致するため、パチンコ球の衝突による衝撃
力を支軸88により受けることができ、耐久性が向上す
ると共に、球阻止部はパチンコ球に対して接線方向に動
くため、係止爪86a,86bの調流部81内進入時に
パチンコ球と衝突しても、パチンコ球を噛んだりするこ
となく係止爪86a,86bはスムーズに進入する。
2a,42bの流入樋68a,68bに2つの屈曲部7
6,78を、屈曲部78に続いて垂直部79を設け、垂
直部79の下部側壁84を迫り出させて対抗側に上壁8
5を傾斜した誘導部80を設け、誘導部80の下方に略
45度傾斜した調流部81を設けると共に、この調流部
81に排出ストッパ機構73a,73bを配設したの
で、排出ソレノイド87a,87bのオン時にパチンコ
球がスムーズに流下すると共に、排出ソレノイド87
a,87bのオフ時に係止爪86a,86b等にかかる
球圧を充分に軽減でき、信頼性が大幅に向上する。ま
た、排出機構42a,42bはユニット構造となってお
り、このため各部品が故障したとき等、ユニットごと簡
単に交換できるため、故障等に対し迅速に対応できる。
また、各ソレノイドを垂直に配置したため、内部へのご
みの侵入やロッド等の片減りを防止できる。
成された操作孔よりピンあるいはワイヤのような器具を
挿入することによりオン、オフ操作可能なスイッチ(球
抜きセンサ)で、後述する球抜きゲートを作動させるた
めのものである。また、101はユニット基板70の表
面側に取付けられる排出機構42bのカバーである。
43は、図2のように1系統からなるもので、排出機構
42a,42bの調流樋72a,72bの両落下部82
に接続する流入部102と、基盤2の前面のパチンコ球
の供給皿につながる流下樋103を設けた排球部104
とから形成され、調流樋72a,72bの両落下部82
から流入したパチンコ球を突壁等に当てながら流下樋1
03上に落として供給皿へ排出する。分配樋44は、基
盤2の前面下部の受皿につながり、供給皿がパチンコ球
で一杯になると前記流下樋103から溢れたパチンコ球
を受皿へ排出する。また、分配樋44には流下樋103
の直下方にて樋壁を兼ねる検知片105と、検知片10
5に連動するスイッチ(オーバーフロースイッチ)10
6とが設けられ、分配樋44内がパチンコ球で一杯にな
り、その押圧力で検知片105が押動されると、オーバ
ーフロースイッチ106がオン信号を出力する。
樋45は、分岐部に図19、図20のように板状の球抜
きゲート107が支軸108を介して回動自由に配設さ
れ、樋壁外部にて支軸108に固定したクランク109
がレバー110に係合され、レバー110の後端に球抜
きゲート107を球抜き樋45の閉位置(賞球排出樋4
3が開)に付勢するバネ111が掛合され、レバー11
0にバネ111と反対側にリンク112を介して球抜き
ゲート107を駆動する球抜きソレノイド113が連結
される。
リンク112の上動によりバネ111に抗して球抜きゲ
ート107が球抜き樋45を開きかつ賞球排出樋43を
塞ぐ位置まで回動され、球抜きソレノイド113の通電
が断たれると、バネ111により球抜きゲート107が
球抜き樋45の閉位置に戻される。
のアウト口116(図2)より回収されたアウト球を導
くアウト球導出樋117と合流され、さらにパチンコ機
後方の図示しない回収樋に接続される。
1、図22のように基盤2の前面の供給皿118に投入
されたパチンコ球を球供給口119、球流下路120、
コの字状の球送りレバー121を介して発射レール上に
一個ずつ供給するもので、供給皿118を取付けるパネ
ル122内に組み込まれると共に、球流下路120内に
進入可能なシャッタ123とシャッタ123を駆動する
シャッタソレノイド124とが設けられる。
は、図23のようにシャッタ123が球流下路120の
上方に保持され、この状態で打球発射装置14が作動さ
れると、供給皿118内のパチンコ球がモータ13の駆
動に伴い球供給口119、球流下路120、球送りレバ
ー121を介して発射レール上に一個ずつ供給されると
共に、供給されたパチンコ球がモータ13に連動する発
射杆12により遊技盤1の遊技部に向け発射される。シ
ャッタソレノイド124に通電されると、図24のよう
にシャッタ123が球流下路120内に進入し、この状
態では球流下路120から球送りレバー121へのパチ
ンコ球の流下が阻止されるため、発射レールへのパチン
コ球の供給が停止され、パチンコ球の発射が停止され
る。
遊技を中止したとき等に供給皿118内のパチンコ球を
供給皿118下方の受皿に排出するための球抜き機構の
スライダで、パネル122の前面に設けた球抜きレバー
を押すと、スライダ125が後退して球供給口119か
らのパチンコ球を球抜き樋126に落とし、受皿に排出
する。
装置16、打球発射装置14等を制御する制御装置20
0を示す。
を備えるCPU(マイクロコンピュータ)201、CP
U201の入出力を処理するインターフェイス202、
各入出力端子203〜210、タイマ発信回路211、
電源回路212等からなり、CPU201のROMには
実行すべきプログラムおよび種々のデータを設定し、R
AMはCPU201のワークエリアやタイマエリアを提
供する。制御装置200の各入出力端子203〜210
に賞球排出装置16の球抜きセンサ100、排出機構4
2a,42bの排出センサ74a,74b(排出センサ
1,2)、排出ソレノイド87a,87b(排出Sol
1,2)、ロックソレノイド94(ロックSol)、賞
球排出樋43の分配樋44のオーバーフロースイッチ1
06(オーバーフローSW)、球抜き樋45の球抜きゲ
ート107を駆動する球抜きソレノイド113(球抜き
Sol)、打球発射装置14の球供給機構のシャッタソ
レノイド124(シャッタSol)、入賞球処理装置1
5のセーフセンサ21a,21b(セーフセンサ1,
2)、セーフソレノイド35a,35b(セーフSol
1,2)、賞品球の上タンク40に設けた補給センサ5
3、打球発射装置14の発射モータ13、誘導樋41に
設けた半端センサ60等が接続され、CPU201はR
OMのプログラムデータおよび前記各センサ、スイッチ
等からの信号に基づき、排出Sol1,2、ロックSo
l、球抜きSol、シャッタSol、セーフSol1,
2、発射モータ等を制御する。
セーフランプ(賞球ランプ)1,2は遊技盤1の左右上
部に、タッチセンサ、発射ストップSWは打球発射装置
14の操作ハンドルに設けられるもので、完了ランプは
補給センサのオン時や打ち止め時に点灯され、セーフラ
ンプ1,2は対応するセーフセンサ1,2のオン時やエ
ラー時(後述する)等に点灯される。
球処理装置15による各賞球数を設定するための賞球数
設定器213が併設される。賞球数設定器213はパタ
ーン方式のものや反射センサ方式のもの等があるが、こ
の場合2系統の入賞球処理装置15に対応して2群(各
4つ)のディップスイッチが設けられ、CPU201に
接続される。即ち、それぞれの入賞球処理装置15の入
賞に対する賞球数つまりセーフセンサ1側の入賞による
賞球数とセーフセンサ2側の賞球数は、対応するそれぞ
れ4つのディップスイッチのオン、オフの組み合わせに
応じて選定される。
のオン、オフの組み合わせに応じて選定された賞球数を
所定のRAMに書き込みさらにその組み合わせに応じて
選定された賞球数を定期的に読み込んで該RAMに繰り
返し再書き込みすると共に、該RAMに記憶した賞球数
をもとに賞球排出数を制御する。
6〜図58のフローチャートに基づいて説明する。
投入に対する“初期化処理”、各センサ等の“常時監視
処理”、賞球排出における“排出手段選択処理”、“排
出開始条件確認処理”、“排出処理”、および“排出装
置不正監視処理”、“球抜き処理”等からなる。
のRAMが初期化され、各デバイスへの出力がリセット
(オフ状態)され、次に賞球数設定器213により設定
されているセーフセンサ1側の賞球数とセーフセンサ2
側の賞球数が読み込まれ、これらの賞球数がRAM内に
格納される(0.01,0.02)。
数設定器213の対応する各ディップスイッチを操作す
ることで、それぞれディップスイッチのオン、オフの組
み合わせによって自由にかつ簡単に選定でき、またその
変更も容易に行うことができる。このため、遊技盤1の
機種に合った賞球数に設定することが可能であり、遊技
盤1の交換により賞球数を変更する必要を生じた場合に
も簡単に対応可能である。また、賞球数を自由に設定で
きるため、遊技機を開発する際の自由度が高まり、変動
入賞装置等の遊技の特徴を生かした遊技機の開発が可能
となる。なお、この場合賞球数は1〜15の値に選定さ
れるが、ディップスイッチの数を増やせばさらに大きな
値に選定できる。
a,42bのロックSolのみオンすると共に、ウエイ
トタイマ(2秒)がセットされ、ウエイトタイマがタイ
ムアップすると、以下繰り返し実行される常時監視処理
等の各処理へ移行する(0.03〜0.05,0.07
〜0.20)。
ウエイトタイマ(2秒)が経過してから移行するため、
各処理へ移行したときに各センサから安定した信号がC
PU201に送られる。制御電源として例えばCPU2
01には5Vを、各センサには12Vを用いているが、
図59のように5Vと12Vとでは電源の投入から規定
の電圧に立ち上がるまでに時間差があり、即ちCPU2
01は5Vに達する前から正常な動作を始めるが、各セ
ンサは12Vに立ち上がる途中の電圧にて不安定な状態
となって誤信号を発生することがあり、このため電源投
入後、電圧が立ち上がるのに十分な時間が経過してから
常時監視処理等の各処理に入ることで、CPU201が
誤信号を読込むことを防止でき、誤動作を防止できる。
(1m秒毎)で実行される“排出センサ1入力処理”、
“排出センサ2入力処理”、“球抜きセンサ入力処
理”、“補給センサ入力処理”からなる。
理、排出センサ2入力処理は、排出機構42a,42b
の調流樋72a,72bの調流部81を流下中のパチン
コ球を排出ストッパ機構73a,73bの上流の排出セ
ンサ1,2にて精度良く検出するためのもので、それぞ
れ図28、図29のように1m秒周期で排出センサ1,
2の信号を読込み、前回読込んだ信号と今回読込んだ信
号とにより検出(立上り検出)を行う。即ち、排出セン
サ1,2の信号がオフからオンに変わると排出1,2変
化フラグに“1”をセットし、次に今回の排出センサ
1,2の信号がオンであれば排出センサ1,2立上りフ
ラグを“1”にして球有り、つまりパチンコ球が排出セ
ンサ1,2内に入った立上りと判定する(11.06〜
11.09,11.01〜11.04、12.06〜1
2.09,12.01〜12.04)。他方、排出セン
サ1,2の信号がオフのときは排出1,2Lレベルフラ
グに“1”をセットし、次に今回の排出センサ1,2の
信号がオフであれば球無し、つまりパチンコ球が排出セ
ンサ1,2内に無いと判定する(11.10,11.1
1,11.06,11.07、12.10,12.1
1,12.06,12.07)。
理の例を示すと、フレーム2あるいは10の場合は、セ
ンサの信号がオフからオンに変わった後、再びオフとな
るので、その信号オンをノイズと見なして無効とする。
フレーム5あるいは13の場合は、センサの信号がオフ
からオンに変わった後、信号が今回もオンとなるので、
今回の信号入力時に立上り(球有り)と判定する。フレ
ーム6,7の場合は、立上りを判定済である。また、フ
レーム9の場合は、センサの信号がオンからオフに変わ
った後、信号が今回もオフとなるので、今回の信号入力
時に立下り(球無し)と判定する。この排出センサ1,
2入力処理により、調流樋72a,72bの調流部81
を流下中のパチンコ球を正確に検出でき、流下中のパチ
ンコ球を計数できる。
操作孔より挿入された器具の操作により球抜きセンサが
オンしたか否かを検出するためのもので、図30のよう
に1m秒周期で球抜きセンサの信号を読込み、球抜きセ
ンサの信号がオフからオンに変わると球抜きセンサ変化
フラグに“1”をセットし、次に今回の球抜きセンサの
信号がオンであれば球抜き開始フラグを“1”にして球
抜きセンサのオンを判定する(13.09〜13.1
2,13.04〜13.07)。他方、球抜きセンサの
信号がオフのときは球抜きセンサLレベルフラグに
“1”をセットし、次に今回の球抜きセンサの信号がオ
フであれば球抜きセンサのオフを判定する(13.1
3,13.14,13.09,13.10)。なお、賞
球排出装置16による賞球排出中を示す排出処理フラグ
=“1”(図44、図45の排出処理による)のときは
球抜きセンサのオン、オフの検出を行わない(13.0
1〜13.03)。
16による賞球排出中を除き、図60、図61の例と同
様にフレーム2あるいは10の場合はセンサの信号オン
をノイズと見なして無効とし、フレーム5あるいは13
の場合は今回の信号入力時にセンサをオンと判定し、フ
レーム6,7の場合はセンサのオンを判定済であり、フ
レーム9の場合は今回の信号入力時にセンサをオフと判
定する。この球抜きセンサ入力処理により、賞球排出装
置16による賞球排出と後述する球抜き動作とが重なる
心配がなく、操作孔より挿入された器具の操作による球
抜きセンサのオンを正確に検出することができる。
の上タンク40に設けた踏板54の動作により上タンク
40内の賞品球の有無を検出するもので、図31のよう
に1m秒周期で読込まれる補給センサの信号がオフ状態
のときは、補給Lレベルフラグを“1”にして上タンク
40内に賞品球有りと判定する(14.01,14.1
4,14.06)。また、補給センサの信号がオフ状態
からオンに変わると補給立上変化フラグに“1”をセッ
トし(14.01,14.23〜14.25)、次に補
給センサの信号がオンであれば、補給センサ立上フラグ
に“1”をセットし補給Hレベルフラグを“1”にして
上タンク40内に賞品球無しと判定する(14.15〜
14.19)。また、補給センサの信号がオン状態から
オフに変わると補給立下変化フラグに“1”をセットし
(14.01,14.10〜14.12)、次に補給セ
ンサの信号がオフであれば、補給センサ立下フラグに
“1”をセットし補給Lレベルフラグを“1”にして上
タンク40内に賞品球有りと判定する(14.02〜1
4.06)。
入力処理、球抜きセンサ入力処理と同様にセンサの信号
が1回のみオンあるいはオフの場合は無効とし、センサ
の前回の信号と今回の信号がオフの場合は上タンク40
内に賞品球有りと判定し、センサの前回の信号と今回の
信号がオンの場合は上タンク40内に賞品球無しと判定
する。この補給センサ入力処理により、上タンク40内
の賞品球の有無を正確に検出することができる。
サ、補給センサの入力処理により、排出センサ1,2に
て流下中のパチンコ球、球抜きセンサのオン、上タンク
40内の賞品球の有無を正確に検出でき、ノイズによる
影響を防止できる。即ち、パチンコ球はパチンコ島内部
を循環移動しており、その際上タンク40、賞球排出樋
43、供給皿等、各流下経路との摩擦により静電気を帯
びやすく、その静電気によりノイズが発生するのである
が、それぞれ一定周期(1m秒)でセンサの信号を読込
み、前回の信号と今回の信号を比較して検出するので、
センサ信号とノイズとを識別することができ、このため
ノイズによる制御装置200の誤動作を確実に防止で
き、高い信頼性が確保される。また、これにより例えば
電子ライタ等によってパチンコ機の金枠等の金属部分に
放電し、ノイズを発生させることで賞球排出装置16等
を誤動作させるといった不正行為等をも確実に防止でき
る。
センサ1入力処理”、“セーフセンサ2入力処理”、
“排出センサ1レベル入力処理”、“排出センサ2レベ
ル入力処理”、“オーバーフローSW入力処理”、“半
端センサ入力処理”、“発射モータ制御処理”、“補給
処理”および“賞球数読込”からなる。
処理、セーフセンサ2入力処理は、入賞球処理装置15
の調流樋18a,18bの調流部29に設けられるスト
ッパ機構20a,20bの2つ球阻止部の間にてセーフ
センサ1,2によるパチンコ球(入賞球)の有無を精度
良く検出するもので、図33、図34のように所定周期
(繰り返し処理の所要時間に応じる)でセーフセンサ
1,2の信号を読込み、一定時間での信号の状態により
パチンコ球の検出を行う。即ち、セーフセンサ1,2の
信号がオフからオンに変わるとセーフ1,2球有タイマ
(10m秒)をセットし(21.01,21.07〜2
1.09、22.01,22.07〜22.09)、次
いでセーフ1,2球有タイマがタイムアップしたときに
セーフセンサ1,2の信号がオンであれば球有りと判定
し、セーフ1,2球有フラグに“1”をセットする(2
1.01,21.03〜21.06、22.01,2
2.03〜22.06)。他方、セーフセンサ1,2の
信号がオフのときは(21.01,22.01)、セー
フ1,2球無タイマ(4m秒)がタイムアップした状態
でセーフセンサ1,2の信号がオフであれば球無しと判
定し、セーフ1,2球無フラグに“1”をセットする
(21.15〜21.17,21.11〜21.14、
22.15〜22.17,22.11〜22.14)。
1,2球有タイマあるいはセーフ1,2球無タイマによ
る一定時間、センサの信号がオンあるいはオフを継続し
た場合に球有りあるいは球無しと判定し、タイマのカウ
ント中あるいはタイムアップ後にセンサの信号が変わっ
ても、その信号の変化が一時的であればノイズと見なし
て無効とする。また、電源投入初期からセンサの信号が
オンのときは、セーフセンサ1,2入力処理に入った
後、10m秒後に球有りと判定し、セーフ1,2球有フ
ラグに“1”をセットする。このセーフセンサ1,2入
力処理により、ストッパ機構20a,20bの2つの球
阻止部の間に入賞球の有無をセーフセンサ1,2にて正
確に検出することができる。なお、調流樋18a,18
bの調流部29に入った入賞球はストッパ機構20a,
20bにより一旦流下を阻止されるため、セーフ1,2
球有タイマによる球有りの検出時間は10m秒で十分で
ある。
定時間オン、オフを継続したときに球有り、球無しを検
出するので、入賞球の有無を正確に検出できると共に、
排出センサ1,2入力処理等と同様にノイズによる影響
を防止でき、制御装置200の誤動作を確実に防止でき
る。
2レベル入力処理は、排出機構42a,42bの調流樋
72a,72bの調流部81に排出センサ1,2により
パチンコ球の有無を検出して排出開始条件(図43の排
出開始条件確認処理)等を指示するもので、図35、図
36のように所定周期で読込まれる排出センサ1,2の
信号がオン状態のときは、オンとなったときに排出1,
2球有タイマ(50m秒)および排出1,2エラータイ
マ(2秒)をセットし(23.06,23.07,2
3.12,23.13、24.06,24.07,2
4.12,24.13)、排出1,2球有タイマがタイ
ムアップしたときに排出センサ1,2球有フラグに
“1”を、次いで排出1,2エラータイマがタイムアッ
プしたときに排出1,2エラー解除フラグに“1”をセ
ットする(23.03〜23.05,23.09〜2
3.11、24.03〜24.05,24.09〜2
4.11)。また、排出センサ1,2の信号がオフにな
ると、排出1,2球有監視フラグ、排出センサ1,2球
有フラグ、排出1,2エラー監視フラグ、排出1,2エ
ラー解除フラグに“0”をセットする(23.14〜2
3.17、24.14〜24.17)。 排出センサ
1,2の信号が50m秒間オン状態にあり、排出センサ
1,2球有フラグ=“1”、即ち排出ストッパ機構73
a,73bの上流側にパチンコ球が有りかつ静止(排出
ストッパ機構73a,73bにより流下を阻止)してい
る状態が後述する排出開始条件の1つとなる。また、排
出センサ1,2の信号が2秒間オン状態を継続し、排出
1,2エラー解除フラグ=“1”が後述するエラー処理
後の復帰時期となる。なお、排出ストッパ機構73a,
73bによりパチンコ球の流下を阻止している状態にお
いて、排出センサ1,2は先頭に続く2番目のパチンコ
球を検出する。
樋43の分配樋44に設けたオーバーフローSWの信号
により分配樋44のオーバーフロー状態を検出するもの
で、図37のように所定周期で読込まれるオーバーフロ
ーSWの信号がオフ状態のときは(25.01)、オー
バーフロー球無タイマ(2秒)がタイムアップした状態
でオーバーフローSWの信号がオフにあれば、オーバー
フロー球無フラグに“1”をセットしオーバーフロー否
と判定する(25.15〜25.17,25.11〜2
5.14)。他方、オーバーフローSWの信号がオンに
変わるとオーバーフロー球有タイマ(2秒)をセットし
(25.01,25.07〜25.09)、次いでオー
バーフロー球有タイマがタイムアップしたときにオーバ
ーフローSWの信号がオンであれば、オーバーフロー球
有フラグに“1”をセットしオーバーフロー状態と判定
する(25.01,25.03〜25.06)。
継続したときにオーバーフロー状態と判定し、オーバー
フローSWの信号がオフからオンとなってもその信号の
変化が一時的であれば無効とする。これにより、基盤2
の供給皿につながる流下樋10から溢れたパチンコ球が
分配樋44を流下する際に検知片105に当たってオー
バーフローSWがオンした場合に、誤検出を防止でき、
オーバーフロー状態を正確に検出できる。
42bの上流の誘導樋41に設けた半端センサの信号に
より誘導樋41内のパチンコ球の有無を検出するもの
で、図38のように所定周期で読込まれる半端センサの
信号がオフ状態のときは(26.01)、半端球有タイ
マ(2秒)がタイムアップした状態で半端センサの信号
がオフにあれば、半端センサ球有フラグに“1”をセッ
トし球有りと判定する(26.07〜26.09)。他
方、半端センサの信号がオンに変わると半端球無タイマ
(2秒)をセットし(26.01,26.15〜26.
17)、次いで半端球無タイマがタイムアップしたとき
に半端センサの信号がオンであれば半端センサ球無フラ
グに“1”をセットし球無しと判定する(26.01,
26.11〜26.14)。
ときに球無しと判定し、半端センサの信号がオフからオ
ンとなってもその信号の変化が一時的であれば無効とす
る。図62に半端センサ入力処理のタイミングチャート
を示す。これにより、誘導樋41内のパチンコ球に有無
を正確に検出できる。
打球発射装置14の操作ハンドルに設けたタッチセンサ
がオンでかつオーバーフローSW入力処理(図37参
照)によりオーバーフロー球無フラグ=“1”のとき、
モータ制御リレー225(図25参照)をオンして発射
モータ13を駆動し、タッチセンサがオフもしくはオー
バーフロー球無フラグ≠“1”のとき、モータ制御リレ
ー225をオフして発射モータ13を停止する(27.
01〜27.04)。
ンドルをつかんでないときもしくは賞球排出樋43の分
配樋44がパチンコ球で一杯のオーバーフロー状態のと
きは、打球の発射を停止する。図63に発射モータ制御
処理のタイミングチャートを示すと、オーバーフローS
W入力処理によりオーバーフローSWの信号がオフから
オンに変わるとオン2秒後にモータ制御リレー225が
オフされ、またその信号がオンからオフに変わるとオフ
2秒後にモータ制御リレー225がオンされる。
入力処理(図31参照)により補給センサ立上フラグ=
“1”になれば、基盤2の前面上部の完了ランプ、打球
発射装置14の球供給機構に設けたシャッタSolおよ
び外部情報リレー226(図25参照)をオンし(2
8.01〜28.05)、補給センサ立下フラグ=
“1”になれば、完了ランプ、シャッタSolおよび外
部情報リレー226をオフする(28.06〜28.1
0)。
空になり補給センサの信号がオンすると、完了を表示
し、シャッタSolによりシャッタ123を作動して打
球発射装置14の発射レールへの球供給を遮断する。図
64に補給処理のタイミングチャートを示す。なお、外
部情報リレー226は上タンク40への賞品球の補給を
指令したり、完了情報を集中管理装置側に知らせるため
のものである。
じく賞球数設定器213により設定されているセーフセ
ンサ1側の賞球数とセーフセンサ2側の賞球数が読み込
まれ、これらの賞球数がRAM内に再書き込みされる。
賞球数の再書き込みは常時監視処理により定期的に行う
が、この場合再書き込みを適正周期で行うように周期を
定める賞球数読込タイマ(10m秒)がセットされ、該
タイマがタイムアップした後に再書き込みを行う(図3
2の20.09〜20.11)。
定されている賞球数をRAM内に定期的に再書き込みす
るので、例えばパチンコ台の島内部にこもる熱や静電気
等により生じるノイズによってRAM内に記憶した賞球
数のデータが破壊されることがあっても、すぐに賞球数
をRAM内に再設定することができる。このため、RA
M内の賞球数の記憶値をもとに賞球排出を行う際に、制
御系のミスによって賞球数が不足したり、出過ぎるとい
ったことはなく、常に設定賞球数通りの賞球排出を行う
ことができ、高い信頼性が確保される。
セーフセンサ1,2入力処理によるセーフ1球有フラグ
=“1”のときはセーフフラグにセーフセンサ1側の入
賞を示す“0”をセットし、セーフ2球有フラグ=
“1”のときはセーフフラグにセーフセンサ2側の入賞
を示す“1”をセットし、排出手段選択処理、排出開始
条件確認処理、排出処理へ入る(0.08〜0.12,
0.13〜0.17)。
1側かセーフセンサ2側かによってRAM内に設定され
ている賞球数を選択すると共に、選択された賞球数に合
った排出方法を選定、指示するもので、図41のように
セーフフラグによりセーフセンサ1側の入賞であればセ
ーフセンサ1側の賞球数を、セーフセンサ2側の入賞で
あればセーフセンサ2側の賞球数を排出レジスタ0にセ
ットし(30.01〜30.02)、セットした賞球数
が“1”のときには1個排出フラグを“1”に、交互排
出フラグを“0”にセットし(30.04〜30.0
6)、賞球数が“2”〜“8”のときには1個排出フラ
グを“0”に、交互排出フラグを“1”に、かつ賞球数
を排出レジスタ1にセットする(30.07〜30.1
0)。また、賞球数が“9”以上のときには、図42の
排出数分割処理にて賞球数を分割し、賞球数が“9”の
ときは排出レジスタ1に“5”を排出レジスタ2に
“4”を、“10”のときは排出レジスタ1,2に
“5”を、“11”のときは排出レジスタ1に“6”を
排出レジスタ2に“5”を、‥‥‥“15”のときは排
出レジスタ1に“8”を排出レジスタ2に“7”をセッ
トし(31.01〜31.20)、1個排出フラグと交
互排出フラグを“0”にセットする(30.11〜3
0.13)。
どうかを判定するもので、常時監視処理、排出装置不正
監視処理の後、図43のように半端センサ入力処理(図
38参照)による半端センサ球有フラグと、排出センサ
1,2レベル入力処理(図35、図36参照)による排
出センサ1,2球有フラグと、オーバフローSW入力処
理(図37参照)によるオーバフロー球無フラグとがす
べて“1”であれば、そのまま排出処理に進む(40.
03〜40.08)。即ち、誘導樋41の下流部にパチ
ンコ球が有り、排出機構42a,42bの調流樋72
a,72bに排出ストッパ機構73a,73bにより流
下を阻止されたパチンコ球が有り、かつ分配樋44がオ
ーバーフロー状態で無ければ排出処理に進み、これらの
1つでも否のときは、再び常時監視処理、排出装置不正
監視処理に移行し、待機状態となる。
が有れば、賞球排出時に上タンク40が空もしくは補給
中でも、半端な数の賞品球が排出されることはなく、所
定の賞球排出が可能となる。また、誘導樋41や調流樋
72a,72bにパチンコ球が無ければ、補給待ちとな
る。また、分配樋44がオーバーフロー状態であれば、
遊技者が受皿内の球を取り除きオーバーフロー状態を解
除すれば、賞球排出が可能となる。したがって、これら
の条件により排出開始OKかどうかを適確に判定でき
る。
44、図45のように排出処理フラグに処理中を示す
“1”を立て、後述する排出不正監視カウンタ1,2を
“0”にし、排出手段選択処理(図41、図42)でセ
ットされた1個排出フラグおよび交互排出フラグにした
がい1個排出処理または交互排出処理または併用排出処
理を行う(50.01〜50.07)。
の排出機構42a,42bのいずれかより賞品球1個を
排出するもので、図46のようにまず反転フラグ処理
(図53)に応じて排出機構42a,42bの排出スト
ッパ機構73a,73bのいずれかを選択する。そし
て、1個排出タイマ(35m秒)をセットすると共に、
選択した側の排出ストッパ機構73aまたは73bの排
出Sol1または2をオンし(51.01〜51.0
5)、1個排出タイマがタイムアップすると、当該排出
Sol1または2をオフする(51.09〜51.1
3)。同時に排出Sol1または2のオン中に、セーフ
フラグによりセーフセンサ1,2に対応する遊技盤1の
左右上部のセーフランプ1,2を点灯する(51.06
〜51.08,51.14〜51.16)。
トを示すと、排出開始条件確認処理(図43)により排
出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73aの排出S
ol1をオンし、35m秒後にその排出Sol1をオフ
し、次に1個排出を行う場合に再び排出開始OKで、例
えば排出ストッパ機構73bの排出Sol2をオンし、
35m秒後にその排出Sol2をオフする。なお、排出
Sol1,2のオン、オフに応じて排出センサ1,2は
一旦オフとなった後、オンとなる。
出Sol1または2をオンすると、係止爪86aまたは
86bが対応する調流部81内から後退して係止爪86
aまたは86bにより流下を阻止されていたパチンコ球
が解放され、この解放により対応する調流部81内の先
頭の球1個が賞球排出樋43へ落下し、続いて2番目以
降の球が流下を始めるものの、35m秒後にその排出S
ol1または2をオフすると、2番目の球が流下を始め
た直後に係止爪86aまたは86bが対応する調流部8
1内に進入し、2番目以降の球が係止爪86aまたは8
6bにより流下を阻止される(図17、図18参照)。
これにより賞品球1個が排出される。
した側)をオンした後、排出センサ1,2の立上りの検
出により排出Sol1,2をオフしたのでは、排出セン
サ1,2の検出位置(流下を阻止された状態で先頭に続
く2番目の球を検出)に関係して球2個が排出されてし
まうため、1個の排出は無理であり、また排出センサ
1,2の立下りを検出して排出Sol1,2をオフした
場合、調流部81の傾斜を緩くして球の流下速度を遅く
しないと、排出Sol1,2のオフが遅れるため、やは
り1個の排出は無理であるが、このように排出Sol
1,2を規定時間オンすることで、即ち時間制御とする
ことで賞品球1個を適確に排出することができる。な
お、調流部81の傾斜を緩くして球の流下速度を遅くす
ると、賞球数の多い交互排出処理や併用排出処理での排
出時間および処理時間が長くなってしまうため、不適で
ある。
は、賞球数の“2”〜“8”に該当する賞品球を2系統
の排出機構42a,42bのいずれかより排出するもの
で、図47、図48のようにまず賞球数をセットしてあ
る排出レジスタ0(図41の排出手段選択処理による)
の値を−1し、排出エラータイマ(3秒)をセットし、
反転フラグ処理(図53)に応じて排出機構42a,4
2bの排出ストッパ機構73a,73bのいずれかを選
択する(52.01〜52.07)。そして、排出スト
ッパ機構73bを選択した場合、排出Sol2をオンす
ると共に、排出センサ2入力処理(図29参照)により
排出センサ2立上りフラグ=“1”となる毎に、つまり
排出センサ2がパチンコ球の立上りを検出する毎に排出
レジスタ0の値を−1し、排出レジスタ0の値が“0”
になると、5m秒後に当該排出Sol2をオフする(5
2.08〜52.13)。また、排出ストッパ機構73
aを選択した場合、排出Sol1をオンすると共に、排
出センサ1入力処理(図28参照)により排出センサ1
立上りフラグ=“1”となる毎に、つまり排出センサ1
がパチンコ球の立上りを検出する毎に排出レジスタ0の
値を−1し、排出レジスタの値が“0”になると、5m
秒後に当該排出Sol1をオフする(52.25〜5
2.30)。同時に、排出Sol2または1のオン中
に、セーフフラグによりセーフセンサ1,2に対応する
遊技盤1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯する
(52.03〜52.05,52.14〜52.16,
52.31〜52.33等)。
トを示すと(賞球数が4個の場合)、排出開始条件確認
処理(図43)により排出開始OKで、例えば排出スト
ッパ機構73aの排出Sol1をオンし、このオンによ
り係止爪86aが後退して対応する調流部81からパチ
ンコ球が流下を始め、これに伴い排出センサ1が流下す
るパチンコ球の立上りを検出し、その立上りを所定回数
(賞球数−1)検出すると、検出後5m秒後に排出So
l1をオフする。また、次に交互排出を行う場合に再び
排出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73bの排出
Sol2をオンし、同様に対応する調流部81からパチ
ンコ球が流下を始め、排出センサ2が流下するパチンコ
球の立上りを検出し、その立上りを所定回数(賞球数−
1)検出すると、検出後5m秒後に排出Sol2をオフ
する。
bの排出Sol1または2のオンにより、係止爪86a
または86bが後退して対応する調流部81から先頭の
パチンコ球が、続いて調流部81上流および誘導部80
側から後続球が流下を始め、これらの球は先頭の球から
順に賞球排出樋43へ落下すると共に、これに伴い当該
排出センサ1または2によるパチンコ球の立上り検出か
ら流下するパチンコ球をカウントする。この際、排出セ
ンサ1,2の位置により調流部81の先頭の球および2
番目の球はカウントされず、3番目の球からカウントさ
れる。そして、パチンコ球を所定数カウントし、5m秒
後に当該排出Sol1または2をオフすると、前回カウ
ントされた球は対応する係止爪86aまたは86bが調
流部81内に進入する前に賞球排出樋43へ落下し、現
カウント時の球およびその後続球は調流部81内に進入
した対応する係止爪86aまたは86bにより流下を阻
止される(図17、図18参照)。これにより、先頭の
球および2番目の球と合わせ、カウント数に+1した数
の賞品球が排出される。図66の場合にはカウント数が
3で4個の賞品球が排出される。
ジスタ0にセットされた賞球数を−1し(図47の5
2.01による)、その−1した数だけパチンコ球をカ
ウントして排出Solをオフすることで、賞球数に該当
する賞品球を適確に排出することができる。なお、排出
Sol1,2(選択した側)のオン中、調流部81の先
頭の球と2番目の球はほぼ接しながら調流部81を流下
し、誘導部80からの3番目以降の球は略45度の角度
で調流部81が続くため、方向を変えつつ前方の球と漸
次離間して調流部81を流下し、さらに垂直部79から
の後続球は誘導部80の上壁85により速度、間隔を調
整されるため、それぞれ所定の離間距離で調流部81を
流下する。このため、排出Sol11,2をオフした
際、賞球数が多いときほど係止爪86a,86bの調流
部81内への進入は容易になるものの、賞球数が2個の
場合でも係止爪86a,86bの進入は容易である。
は、処理に入る毎に反転フラグ処理(図53)によって
2系統の排出機構42a,42bのいずれかより賞品球
の排出を行うかを選択している。即ち、入賞球に応じて
1個排出が連続して行われる場合、例えば初めの入賞に
対しては排出機構42a側にて排出が行われ、次の入賞
に対しては排出機構42b側にて排出が行われる(図6
5参照)。同様に交互排出が連続して行われる場合、例
えば初めの入賞に対しては排出機構42a側にて排出が
行われ、次の入賞に対しては排出機構42b側にて排出
が行われる(図66参照)。また、1個排出と交互排出
とが連続する場合、例えばまず1個排出が排出機構42
a側にて行われると、次の交互排出が排出機構42b側
にて行われる。このように、2系統の排出機構42a,
42bを交互に使用して賞品球の排出を行うため、誘導
樋41内等で球の流れが偏って球詰まり等を生じるとい
ったことを防止でき、賞品球のスムーズな排出を保て
る。なお、賞球数の設定によって1個排出あるいは交互
排出のどちらか一方のみを使用する場合でも、もちろん
反転フラグ処理により排出機構42a,42bは交互に
使用される。
球数の“9”〜“15”に該当する賞品球を両排出機構
42a,42bから排出するもので、図49、図50の
ようにまず賞球数を分割セットしてある排出レジスタ
1,2(図42の排出数分割処理による)の値を−1
し、排出エラータイマ(3秒)をセットする(53.0
1〜53.05)。そして、両排出ストッパ機構73
a,73bの排出Sol1,2をオンすると共に(5
3.09,53.10)、排出センサ1,2入力処理
(図28、図29参照)により排出センサ1,2がそれ
ぞれパチンコ球の立上りを検出する毎に対応する排出レ
ジスタ1,2の値を−1し、排出レジスタ1の値が
“0”になると5m秒後に該当排出Sol1をオフし、
排出1終了フラグに終了を示す“1”を立て(53.1
1〜53.17)、また排出レジスタ2の値が“0”に
なると5m秒後に該当排出Sol2をオフし、排出2終
了フラグに終了を示す“1”を立てる(53.18〜5
3.24)。同時に、排出Sol1,2のオン中に、セ
ーフフラグによりセーフセンサ1,2に対応する遊技盤
1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯する(53.
06〜53.08,53.28〜53.30等)。
トを示すと(賞球数が9個の場合と15個の場合)、排
出開始条件確認処理(図43)により排出開始OKで、
両排出ストッパ機構73a,73bの排出Sol1,2
をオンし、これらのオンにより係止爪86a,86bが
後退して両調流部81からパチンコ球が流下を始め、こ
れに伴い排出センサ1,2が流下するパチンコ球の立上
りを検出する。そして、排出センサ1,2がそれぞれ立
上りを所定回数(排出レジスタ1,2のセット値−1)
検出すると、この場合賞球数が9個のときは、排出レジ
スタ2のセット値=4により排出センサ2が3回、排出
レジスタ1のセット値=5により排出センサ1が4回立
上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒後に該当排出
Sol1,2をオフする。また、賞球数が15個のとき
は、排出レジスタ2のセット値=7により排出センサ2
が6回、排出レジスタ1のセット値=8により排出セン
サ1が7回立上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒
後に該当排出Sol1,2をオフする。
の排出Sol1,2のオンにより、係止爪86a,86
bが後退してそれぞれ調流部81から先頭のパチンコ球
が、続いてこれらの後続球が流下を始め、これらの球は
先頭の球から順に賞球排出樋43へ落下するが、これに
伴い排出センサ1,2によるパチンコ球の立上り検出か
らそれぞれ調流部81を流下するパチンコ球を、対応す
る排出レジスタ1,2のセット値から−1した所定数カ
ウントし、それぞれカウント5m秒後に該当排出Sol
1,2をオフすることで、排出機構42a側の調流部8
1から排出レジスタ1のセット値に応じた賞品球が排出
され、排出機構42b側の調流部81から排出レジスタ
2のセット値に応じた賞品球が排出される。この際、排
出センサ1,2の位置によりそれぞれ調流部81の先頭
の球および2番目の球はカウントされず、3番目の球か
らカウントされ、またそれぞれ最終カウント時の球およ
びその後続球は排出Sol1,2のオフにより流下を阻
止される。これにより、図67のように賞球数が9個の
ときは排出機構42a側の調流部81から5個の賞品球
が、排出機構42b側の調流部81から4個の賞品球が
排出され、賞球数が15個のときは排出機構42a側の
調流部81から8個の賞品球が、排出機構42b側の調
流部81から7個の賞品球が排出される。
タ1,2にセットされた値を−1し(図49の53.0
3,53.04による)、それぞれ−1した数だけパチ
ンコ球をカウントして排出Sol1,2をオフすること
で、賞球数に該当する賞品球を適確に排出することがで
きる。また、併用排出処理は、賞球数が多いときに両排
出機構42a,42bを使用して賞品球を排出するた
め、排出時間を短縮できる。なお、併用排出処理の場
合、誘導部80上流の垂直部79以降からの球が調流部
81を流下し、球の間隔が大きいときに排出Sol1,
2をオフするため、もちろん係止爪86a,86bの調
流部81内への進入は容易である。
出Sol1,2や排出センサ1,2等が故障した場合、
排出エラーを生じることがある。これに対し、交互排出
処理ならびに併用排出処理にて対応する排出レジスタ
0,1,2の値が“0”になる前に排出エラータイマ
(3秒)がタイムアップしたときは、排出エラーとし、
該当排出Sol1,2をオフして排出エラー処理に入る
(図47、図48の52.17〜52.23,52.3
4〜52.40、図50の53.31〜53.38)。
これらをオンしても係止爪86aや86bが調流部81
から後退しなくなった場合には、賞品球が排出されず、
また排出処理途中で排出Sol1や2のオンにもかかわ
らず係止爪86aや86bが調流部81内に進入してし
まった場合には、規定数の賞品球が排出されないが、こ
れらの場合には該当排出センサ1,2による賞球のカウ
ント数が不足することになる。また、排出センサ1や2
等の故障により、センサ信号がオン状態のままにあるい
はオフ状態のままになってしまった場合には、排出処理
により賞品球が排出されても賞球がカウントされず、こ
の場合もカウント数が不足するのである。したがって、
各排出エラーに対して排出エラータイマによる所定時間
の経過時の該当排出レジスタ0,1,2の値から排出エ
ラーを適確に検知することができる。
と、図51のようにまず排出エラーフラグに処理中を示
す“1”を立て、セーフランプ1および2を点灯すると
共に(54.01〜54.03)、前述した常時監視処
理を繰り返し、正常動作に復帰するまでの待機状態とな
る(54.09,54.12,54.14)。この待機
状態で係員により排出Sol1,2や排出センサ1,2
等の故障箇所の復旧が行われる。そして、復旧すると、
排出センサ1,2レベル入力処理(図35、図36)に
より該当排出センサ1,2が2秒間オン状態を継続し排
出1,2エラー解除フラグ=“1”となったときに復帰
とし、排出処理前の排出開始条件確認処理に戻る(5
4.06,54.08,54.11,54.14,5
4.15〜54.18)。なお、エラー処理の後、エラ
ー前の賞球数を対応排出レジスタ0,1,2に再セット
する(図47、図48の52.24,52.41、図5
0の53.39)。
イミングチャートを示すと(併用排出処理による賞球数
が9個の場合)、排出Sol1,2のオンと同時に排出
エラータイマ(3秒)がスタートし、例えば排出センサ
2側にてパチンコ球を規定数カウントすると排出Sol
2はオフされるが、排出センサ1側にてパチンコ球を規
定数カウントする前に排出エラータイマがタイムアップ
すると、排出エラーと判定してタイムアップと同時に排
出Sol1がオフされ、復旧待ちとなる。そして、復旧
が済めば、該当センサ1が2秒間オン状態を継続したと
きに排出開始条件が判定され、OKであれば再度同じ賞
球数にて排出処理を行う。特に、このようにエラーを生
じたとしても復旧後再度同じ賞球数にて排出処理を行う
ことで、入賞に対し必ず所定の賞品球が排出されること
になり、このため賞球による遊技者とのトラブルを防止
できる。
ず、排出Sol1や2の故障等により係止爪86aや8
6bが調流部81から後退したままの状態となって賞品
球が排出されてしまう場合、排出装置不正監視処理にて
エラー処理が行われる。また、排出センサ1や2がオフ
状態で故障した場合、排出処理前であれば排出開始条件
を満たさないため、排出処理に入らず復旧への待機状態
となり(図43参照)、排出センサの故障を判定でき
る。
44、図45の処理に戻りセーフフラグに応じてその排
出処理がセーフセンサ1側の入賞によるものであれば、
ストッパ機構20aのセーフSol1をオンし、セーフ
センサ2側によるものであれば、ストッパ機構20bの
セーフSol2をオンし、同時に排出ウエイトタイマ
(400m秒)、セーフ球払出エラータイマ(200m
秒)をセットする(50.08〜50.12)。そし
て、該当セーフSol1,2のオンにより、対応する調
流樋18aまたは18bの調流部29内の該当入賞球が
解放され導出樋19aまたは19b側へ排出すると、セ
ーフセンサ1,2入力処理(図33、図34)により対
応するセーフ(1または2)球無フラグが“1”となつ
たときにセーフ球払出ウエイトタイマ(100m秒)を
セットし、セーフ球払出ウエイトタイマのタイムアップ
後に該当セーフSol1,2をオフする(50.13〜
50.21)。
ャートを示すと、セーフセンサ1側の入賞により排出処
理が行われた場合、排出処理終了と同時にストッパ機構
20aのセーフSol1をオンし、このオンにより係止
爪33aが後退して対応する調流部29から入賞球が導
出樋19aへ排出すると、入賞球の排出をセーフセンサ
1が4m秒間オフ状態となることで確認し、その100
m秒後にセーフSol1をオフする。また、セーフセン
サ1側の入賞に続いてセーフセーフ2側に入賞した場
合、セーフセンサ1側の入賞による排出処理の終了後、
排出ウエイトタイマ(400m秒)がタイムアップした
ときにセーフセンサ2側の入賞による排出処理を行い、
その排出処理終了と同時にストッパ機構20bのセーフ
Sol2をオンし、このオンにより係止爪33bが後退
して対応する調流部29から入賞球が導出樋19bへ排
出すると、入賞球の排出をセーフセンサ2が4m秒間オ
フ状態となることで確認し、その100m秒後にセーフ
Sol2をオフする。
ため、排出処理時に前述したエラー等によって所定の賞
品球が排出されなかった場合、対応する係止爪33aま
たは33bにより該当入賞球は流下を阻止されたままの
状態となり、導出樋19aまたは19b側に排出される
ことはない。また、セーフSol1,2のオンにより係
止爪33a,33bが後退する一方、上流側の係止爪3
4a,34bが対応する調流部29内に進入し、セーフ
Sol1,2をオフすると係止爪34a,34bが後退
する一方、係止爪33a,33bが対応する調流部29
内に進入する(図3、図4参照)。このため、調流部2
9内に後続の入賞球が有るときは、後続の入賞球はセー
フSol1,2のオフにより前の入賞球と入れ代わり、
対応係止爪33a,33bにて流下を阻止される。
エラータイマならびにセーフ球払出ウエイトタイマのセ
ット状態で、排出装置不正監視処理、常時監視処理を行
う(50.26〜50.29,50.37,50.3
8)。また、排出ウエイトタイマはセンサ1側、2側に
かかわらず入賞が続いたときの排出処理の間隔を設定す
るもので、セーフ球払出処理に要する時間等により決定
される。この排出ウエイトタイマにより、入賞が続く場
合、排出処理、セーフ球払出処理が確実に終了してから
次の排出処理に入ることになり、安定した制御が得られ
る。
対応するセーフ(1または2)球無フラグが“1”にな
らないのにセーフ球払出エラータイマ(200m秒)が
タイムアップした場合、払出エラーとし、セーフ球払出
エラー処理に入る(50.24,50.25)。セーフ
Sol1や2等の故障により係止爪33aや33bが調
流部29から後退しなくなったときや、セーフセンサ1
や2がオン状態で故障したとき等に払出エラーとなる
が、これらはセーフ球払出エラータイマによる所定時間
の経過時の対応するセーフ(1または2)球無フラグに
より検知することができる。
と、図52のようにセーフ球払出エラーフラグにエラー
を示す“1”を立て、排出機構42a,42bのロック
Solをオフし(55.01,55.02)、該当セー
フランプ1,2を点灯すると共に、該当セーフセンサ
1,2が球無しを検出するまで、排出装置不正監視処
理、常時監視処理を行い、待機状態となる(55.03
〜55.11)。この待機状態で係員によりセーフSo
l1,2やセーフセンサ1,2等の故障箇所の復旧が行
われる。そして、復旧後、該当セーフセンサ1,2が球
無しを検出すると図44、図45に戻り、セーフ球払出
ウエイトタイマのタイムアップ後、ロックSolをオン
し、該当セーフSol1,2をオフする(50.30〜
50.36)。
ングチャートを示すと、該当セーフSol1,2をオン
と同時にセーフ球払出エラータイマ(200m秒)をス
タートし、そのタイムアップ時まで該当セーフセンサ
1,2が球無しを検出せずオン状態であれば、払出エラ
ーと判定してロックSolをオフし、復旧待ちとなる。
そして、復旧が済み該当セーフセンサ1,2が球無しを
検出すれば、ロックSolをオンし、該当セーフSol
1,2をオフしてエラー処理の終了となる。この際、調
流部29内に後続の入賞球が有るときは、後続の入賞球
は該当セーフSol1,2のオフにより対応係止爪33
a,33bの位置まで流下し、停止する。
に、払出エラー時には待機状態となるので、セーフセン
サ1,2の誤動作等により払出エラーのまま排出処理に
入ることを防止できる。
理(図44、図45)、セーフ球払出エラー処理(図5
2)ならびにメインフロー(図26)にて行われる排出
装置不正監視処理は、排出処理前、排出処理中、排出処
理後ならびに入賞球無しのときにかかわらず排出機構4
2a,42bによる賞品球の排出を監視するもので、該
処理に入ると、図54のように排出センサ1,2入力処
理(図28、図29)により排出センサ1,2立上りフ
ラグが“1”となる毎に該当排出不正監視カウンタ1,
2を+1し、該当カウンタ1,2の値が“3”以上にな
ると、不正として排出不正フラグに“1”を立て、排出
機構42a,42bのロックSolをオフし、両セーフ
ランプ1,2を点灯する(60.01〜60.12)。
認処理にて、何らかの異常により賞品球が排出されてし
まう場合、排出センサ1や2によりパチンコ球の立上り
を3回検出し該当排出不正監視カウンタ1,2の値が
“3”以上になると、排出に不正(異常)有りと判定し
て、ロックSolをオフし、両セーフランプ1,2をオ
ンし、待機状態となる。また、排出処理にて、何らかの
異常により賞品球が規定数以上に排出されてしまう場
合、1個排出処理や交互排出処理や併用排出処理の終了
後に同じく排出センサ1や2によりパチンコの立上りを
検出し該当排出不正監視カウンタ1,2の値が“3”以
上になると、排出に不正(異常)有りと判定して、ロッ
クSolをオフし、両セーフランプ1,2をオンし、待
機状態となる。また、セーフ球払出エラー処理中に、何
らかの異常により賞品球が排出されてしまう場合、同じ
く排出センサ1や2によりパチンコ球の立上りを検出し
該当排出不正監視カウンタ1,2の値が“3”以上にな
ると、排出に不正(異常)有りと判定して、ロックSo
lをオフし、両セーフランプ1,2をオンし、待機状態
となる。
や73bの係止爪86aや86bが排出Sol1や2の
故障等により調流部81から後退したままの状態となっ
たり、あるいは不正行為により係止爪86aや86bが
強制的に後退位置に動かされることで、賞品球が排出さ
れてしまう場合があるが、常に賞品球の排出を監視して
いるので、排出に不正が有った場合に不正は直ちに検知
され、また不正を検知するとロックSolをオフするの
で、ロックSolより上流側の賞品球は流下を阻止さ
れ、賞品球の排出は直ちに停止される。
るいは不正等に対する復旧が行われ、復旧後回復スイッ
チ(図25参照)をオンすると、セーフランプ1,2を
オフし、ロックSolをオンし、排出不正監視カウンタ
1,2、排出不正フラグを“0”にする(60.13〜
60.19)。
グチャートを示すと、排出処理中でないとき、例えば排
出センサ1により球の移動を検出した場合、球の立上り
を検出する毎に排出不正監視カウンタ1を+1し、該カ
ウンタ1が“3”になると同時にロックSolをオフ
し、両セーフランプ1,2をオンし、復旧待ちとなる。
そして、復旧が済み、回復スイッチをオンすると、カウ
ンタ1をクリアし、ロックSolをオンし、両セーフラ
ンプ1,2をオフし、処理終了となる。
不正行為等による排出の不正を適確に検知できると共
に、不正時にはロックSolにより賞品球の排出が直ち
に停止され、待機状態となるため、不正行為の防止に対
し充分に対応できる。
抜き処理は遊技機の打止め時や遊技店の閉店時および各
装置の故障、点検時等に行われる。球抜き処理は入賞球
があるときや賞球排出中および各エラー処理中は不可で
ある(図26の0.20)。
挿入して球抜きセンサをオンし、球抜き開始フラグ=
“1”(図30の球抜きセンサ入力処理による)になる
と、球抜き開始フラグを“0”にし、球抜き開始タイマ
(1秒)をセットし、球抜きSolをオンする(70.
01〜70.03)。そして、球抜き開始タイマがタイ
ムアップすると、排出ストッパ機構73a,73bの両
排出Sol1,2をオンする(70.04〜70.0
8)。
抜きSolをオンして球抜き樋45の分岐部に設けた球
抜きゲート107を開くと共に、球抜きゲート107の
開途中で球を排出することのないように、球抜き開始タ
イマ(1秒)の経過後に排出Sol1,2をオンし、調
流部81から係止爪86a,86bを後退させる。これ
により、賞球排出装置16の上タンク40に残っている
賞品球ならびに誘導樋41や排出機構42a,42b内
の賞品球が賞球排出樋43から球抜き樋45へと流下
し、パチンコ機後方の図示しない回収樋に排出、回収さ
れる。
機構42a,42b内の賞品球が回収樋に排出され、排
出センサ1,2がオフとなると、排出1,2球無タイマ
(3秒)をセットし、このタイマ経過後に排出Sol
1,2をオフし、次いで球抜きSolをオフする(7
0.11〜70.30,70.32〜70.36)。こ
の際、いったん排出センサ1,2がオフしても、上タン
ク40等で流出せずに残っていた球が遅れて流下し排出
センサ1,2がオンすることがあれば、該当排出1,2
球無タイマを再セットし、このタイマ経過後に排出So
l1,2、球抜きSolをオフする(70.14〜7
0.17,70.23〜70.26)。
れると共に、排出センサ1,2がオフ状態を3秒間継続
した後に係止爪86a,86bが調流部81内に戻り、
球抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置(賞球排出
樋43は開)に戻り、自動的に終了となる。なお、球抜
き処理開始後排出Sol1,2がオンされるまでの間、
賞品球の不正排出を監視するように排出装置不正監視処
理を行う(70.10)。
を示すと、球抜きセンサのオン検出により球抜きSol
をオンし、この1秒後に排出Sol1,2をオンするこ
とで球抜きが開始される。そして、球抜きが終了する
と、排出センサ1,2が3秒間オフとなったときに排出
Sol1,2、球抜きSolをオフし、終了となる。
抜きを行えると共に、賞品球がすべて排出、回収され排
出センサ1,2が3秒間オフすると、排出Sol1,
2、球抜きSolのオフにより係止爪86a,86b、
球抜きゲート107がもとの位置に戻り自動終了となる
ので、球抜き終了時に何らの確認、操作等必要なく、作
業が楽である。
的に中止したい場合には、基盤2の操作孔より再びピン
等の器具を挿入して球抜きセンサを再度オンすることに
より、球抜きが強制的に終了となる。
をオンすると、再び球抜き開始フラグが“1”となっ
て、このとき排出Sol1,2のオン前であれば、強制
終了タイマ(1秒)、球抜き終了タイマ(3秒)の経過
後に球抜きSolをオフする(70.04→70.41
〜70.44,70.57〜70.61)。また、排出
Sol1,2のオン後であればつまり賞品球の回収中で
あれば、排出センサ1,2が球の立上りを検出し排出セ
ンサ1,2立上りフラグが“1”となったとき(図2
8、図29の排出センサ1,2入力処理による)に該当
排出Sol1,2をオフし、球抜き終了タイマの経過後
に球抜きSolをオフする(70.11→70.37〜
70.61)。また、賞品球の回収を終えていれば、そ
の時点で該当排出Sol1,2をオフする(70.3
8,70.40)。
部81内に戻り、球抜きゲート107が球抜き樋45の
閉位置に戻り、強制終了となる。なお、強制終了時に排
出Sol1,2のオフ後、球抜きSolをオフするま
で、賞品球の不正排出を監視するように排出装置不正監
視処理を行う(70.63)。
グチャートを示すと(賞品球回収中の場合)、球抜き処
理の途中にて球抜きセンサの再度のオン検出により、排
出センサ1,2が球の立上りを検出した時点で該当排出
Sol1,2をオフし、その3秒後に球抜きSolをオ
フする。
上りを検出された球および後続球は調流部81内に戻る
係止爪86a,86bにより、難無く流下を阻止され
る。
動源の作用により所要数の球を排出可能な球排出装置
と、上記球排出装置より排出される球を計数するために
検出する排出検出手段と、所定の球排出指令信号に基づ
いて上記球排出装置の制御を行う排出制御回路とを備え
た遊技機において、上記排出制御回路は、上記球排出装
置が作動した際に、上記排出検出手段から順次受信した
各々の検出信号に係わる予め定めた所定のレベル状態
を、所定間隔で発生する基準信号に基づいて複数回判定
し、その複数回の判定結果が上記所定の同一レベル状態
であることを条件に正規な検出信号として確定するの
で、ノイズ等の誤信号に影響されることなく賞品球を正
確に検出でき、正確な賞品球の排出を的確に行うことが
できる。また、電子ライター等の高圧パルス発生器を用
いてパチンコ機の金属部分に放電することによりノイズ
を発生させて排出制御回路を誤動作させるという一部の
遊技者による不正行為も防止でき、遊技者に対して遊技
の公正さを保証することができる。
記排出検出手段からの検出信号が所定期間入力されない
場合には、異常状態と判定して、当該球排出装置に係わ
る作動を停止させるようにしたので、排出検出手段の故
障等により球排出装置において異常排出状態が生じたと
しても、球排出装置の作動を停止することで、球排出装
置の信頼性が確保される。
視図である。
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 電気的駆動源の作用により所要数の球を
排出可能な球排出装置と、 上記球排出装置より排出される球を計数するために検出
する排出検出手段と、 所定の球排出指令信号に基づいて上記球排出装置の制御
を行う排出制御回路とを備えた遊技機において、 上記排出制御回路は、上記球排出装置が作動した際に、
上記排出検出手段から順次受信した各々の検出信号に係
わる予め定めた所定のレベル状態を、所定間隔で発生す
る基準信号に基づいて複数回判定し、その複数回の判定
結果が上記所定の同一レベル状態であることを条件に正
規な検出信号として確定すると共に、上記球排出装置の
作動に係わり上記排出検出手段からの検出信号が所定期
間入力されない場合には、異常状態と判定して、当該球
排出装置に係わる作動を停止させるようにしたことを特
徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028542A JP2981229B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11028542A JP2981229B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1232990A Division JP2933339B2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 遊技機 |
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ID=12251559
Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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JP2018122005A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1999
- 1999-02-05 JP JP11028542A patent/JP2981229B2/ja not_active Expired - Lifetime
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