JP2763946B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2763946B2 JP2763946B2 JP33490489A JP33490489A JP2763946B2 JP 2763946 B2 JP2763946 B2 JP 2763946B2 JP 33490489 A JP33490489 A JP 33490489A JP 33490489 A JP33490489 A JP 33490489A JP 2763946 B2 JP2763946 B2 JP 2763946B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気的駆動源の作用により作動部材を作動
させて所要数の球を排出可能な球排出装置を備えた遊技
機に関するものである。
させて所要数の球を排出可能な球排出装置を備えた遊技
機に関するものである。
(従来技術) 従来の遊技機では、入賞口へ入賞した入賞球の重量や
その大きさを利用してリンク機構により球鞘などから構
成された賞球排出装置を作動させ、入賞球に対する賞球
を排出させていた。
その大きさを利用してリンク機構により球鞘などから構
成された賞球排出装置を作動させ、入賞球に対する賞球
を排出させていた。
また、近年は特別遊技態様が発生すると多量の入賞球
が発生して遊技者が短期間に多量の賞球を得ることが可
能な遊技機の人気が高まっている。さらに、入賞口によ
り異なる賞球数が設定されるものや、遊技機から貸玉を
排出させるものもある。
が発生して遊技者が短期間に多量の賞球を得ることが可
能な遊技機の人気が高まっている。さらに、入賞口によ
り異なる賞球数が設定されるものや、遊技機から貸玉を
排出させるものもある。
これに対し、従来の賞球排出機構では対応が困難なた
め、入賞球を電気的に検出してこの検出信号に基づき電
気的駆動源の作用により作動部材を作動させ、排出球数
を計数可能な信号を出力する検出器からの出力信号を計
数して所要数の球の排出を行う球排出装置を用いた遊技
機が増えている。
め、入賞球を電気的に検出してこの検出信号に基づき電
気的駆動源の作用により作動部材を作動させ、排出球数
を計数可能な信号を出力する検出器からの出力信号を計
数して所要数の球の排出を行う球排出装置を用いた遊技
機が増えている。
(発明が解決しようとする課題) 球が流下する樋に球の流下を制御する作動部材を臨ま
せて、この作動部材の制御により所要数の球を排出させ
る球排出装置においては、作動部材が破損したり制御に
異常があると球が流下する状態のままになってしまうこ
とや、排出球数を計数可能な信号を出力する検出器が故
障して排出球数を計数不能な状態で排出を開始すると、
所定数以上の球を排出してしまうことが想定される。ま
た、心ない遊技者の悪戯(例えば、ピアノ線を進入す
る、あるいは電気装置等を用いた不正行為等)によって
も同様の状態となることがある。
せて、この作動部材の制御により所要数の球を排出させ
る球排出装置においては、作動部材が破損したり制御に
異常があると球が流下する状態のままになってしまうこ
とや、排出球数を計数可能な信号を出力する検出器が故
障して排出球数を計数不能な状態で排出を開始すると、
所定数以上の球を排出してしまうことが想定される。ま
た、心ない遊技者の悪戯(例えば、ピアノ線を進入す
る、あるいは電気装置等を用いた不正行為等)によって
も同様の状態となることがある。
このような状態が発生すると、遊技店は通常の営業に
おいては発生しない不利益を被ることとなり、また遊技
者の悪戯によりこのような状態が発生可能になると、遊
技店の不利益が増大するとともに遊技店内の環境が悪化
する等の悪影響を及ぼす。
おいては発生しない不利益を被ることとなり、また遊技
者の悪戯によりこのような状態が発生可能になると、遊
技店の不利益が増大するとともに遊技店内の環境が悪化
する等の悪影響を及ぼす。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記に鑑み提案されたもので、貯留タンクか
ら球を誘導する誘導樋(41)に連設された流路(例え
ば、流入樋68と調流樋72とで構成する)の所定部位に臨
み、電気的駆動源の作用により作動部材(例えば、係止
爪86等)を作動させて所要数の球を排出可能な球排出装
置(例えば、賞球排出装置16等)を備えた遊技機(例え
ば、パチンコ機等)において、上記球排出装置より上流
側の上記流路には、所要の異常排出状態になった場合に
該球排出装置側への球の流入を阻止可能な球流入阻止手
段(例えば、排出ロック機構71等)を配設して、上記流
路に各々配設されている上記球流入阻止手段と上記球排
出装置の作動部材との間を、当該球排出装置において球
排出指令信号に対して予め設定されている最大排出数よ
り多い球数が貯留可能な間隔とした。
ら球を誘導する誘導樋(41)に連設された流路(例え
ば、流入樋68と調流樋72とで構成する)の所定部位に臨
み、電気的駆動源の作用により作動部材(例えば、係止
爪86等)を作動させて所要数の球を排出可能な球排出装
置(例えば、賞球排出装置16等)を備えた遊技機(例え
ば、パチンコ機等)において、上記球排出装置より上流
側の上記流路には、所要の異常排出状態になった場合に
該球排出装置側への球の流入を阻止可能な球流入阻止手
段(例えば、排出ロック機構71等)を配設して、上記流
路に各々配設されている上記球流入阻止手段と上記球排
出装置の作動部材との間を、当該球排出装置において球
排出指令信号に対して予め設定されている最大排出数よ
り多い球数が貯留可能な間隔とした。
(作用) 球排出装置より上流側の流路に配設した球流入阻止手
段は、所要の制御において球排出装置側への球の流入を
阻止し、電気的駆動源の作用により作動する球排出装置
の作動部材と球流入阻止手段との間の流路には、球排出
指令信号に対して球排出装置から排出される予め設定さ
れている最大排出数より多い球数が貯留される。したが
って、球排出装置によって球排出指令信号に基づき所要
数の球を排出すると共に、球流入阻止手段によって一定
以上の球の排出を阻止できる。
段は、所要の制御において球排出装置側への球の流入を
阻止し、電気的駆動源の作用により作動する球排出装置
の作動部材と球流入阻止手段との間の流路には、球排出
指令信号に対して球排出装置から排出される予め設定さ
れている最大排出数より多い球数が貯留される。したが
って、球排出装置によって球排出指令信号に基づき所要
数の球を排出すると共に、球流入阻止手段によって一定
以上の球の排出を阻止できる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、1はパチンコ機の遊技盤、2は
前面側からフレーム3内に遊技盤1を取付ける基盤(前
面枠とも呼ぶ)、4は遊技盤1の前面を覆うカバーガラ
ス、5は基盤2を支持する機枠である。
前面側からフレーム3内に遊技盤1を取付ける基盤(前
面枠とも呼ぶ)、4は遊技盤1の前面を覆うカバーガラ
ス、5は基盤2を支持する機枠である。
遊技盤1は係止部材6a,6bにより基盤2のフレーム3
内に着脱自由に、カバーガラス4はガラス枠7を介して
基盤2に開閉可能に取付けられ、基盤2は機枠5にヒン
ジ8a,8bにより回動可能に組付けられる。9a,9bは基盤2
の施錠フックである。
内に着脱自由に、カバーガラス4はガラス枠7を介して
基盤2に開閉可能に取付けられ、基盤2は機枠5にヒン
ジ8a,8bにより回動可能に組付けられる。9a,9bは基盤2
の施錠フックである。
遊技盤1の表面の遊技部には種々の入賞口やアウト口
および多数の遊技釘等が配列され、遊技盤1の裏面には
各入賞口に入賞した入賞球を案内する集合樋10a,10bが
形成される。遊技盤に変動入賞装置を有する最近のパチ
ンコ機では、天入賞口等の一般の入賞口の他に変動入賞
装置の始動用等の特定の入賞口を設けているが、これら
一般の入賞口への入賞と特定の入賞口への入賞とで賞球
数を変えられるように、遊技盤1の裏面に2系統に一般
の入賞口に接続する集合樋10aが奥側に、特定の入賞口
に接続する集合樋10bが手前側に形成される。集合樋10b
と特定の入賞口とは集合樋10a内を貫通する流路(図示
しない)により接続され、集合樋10a,10bの下部は開口
される。
および多数の遊技釘等が配列され、遊技盤1の裏面には
各入賞口に入賞した入賞球を案内する集合樋10a,10bが
形成される。遊技盤に変動入賞装置を有する最近のパチ
ンコ機では、天入賞口等の一般の入賞口の他に変動入賞
装置の始動用等の特定の入賞口を設けているが、これら
一般の入賞口への入賞と特定の入賞口への入賞とで賞球
数を変えられるように、遊技盤1の裏面に2系統に一般
の入賞口に接続する集合樋10aが奥側に、特定の入賞口
に接続する集合樋10bが手前側に形成される。集合樋10b
と特定の入賞口とは集合樋10a内を貫通する流路(図示
しない)により接続され、集合樋10a,10bの下部は開口
される。
基盤2のフレーム後部には遊技盤1の裏面の構造等に
応じて所定の開口部が形成され、開口部後方には遊技盤
1の裏面を覆う開閉カバー11が取付けられる。基盤2の
図左下部には球供給機構、発射杆12、モータ13等からな
る打球発射装置14が配設され、また基盤2のフレーム後
面には下部に入賞球処理装置15が、上部から右側部およ
び下部にかけて賞球排出装置16が配設される。
応じて所定の開口部が形成され、開口部後方には遊技盤
1の裏面を覆う開閉カバー11が取付けられる。基盤2の
図左下部には球供給機構、発射杆12、モータ13等からな
る打球発射装置14が配設され、また基盤2のフレーム後
面には下部に入賞球処理装置15が、上部から右側部およ
び下部にかけて賞球排出装置16が配設される。
入賞球処理装置15は、遊技盤1の裏面の集合樋10a,10
bを流下してきた入賞球を系統毎に処理するもので、基
盤2のフレーム後面の奥側と手前側とに集合樋10a,10b
と同じく2系統に設けられる。第2図において、2系統
のうち1系統しか図示しないが、集合樋10a,10bに接続
する案内樋17a,17bと、案内樋17a,17bに続く調流樋18a,
18bと、調流樋18a,18bに続く導出樋19a,19bと、調流樋1
8a,18bに設置したストッパ機構20a,20bおよび入賞球の
検出器(セーフセンサ)21a,21bとから構成され、案内
樋17a、調流樋18a、導出樋19a、ストッパ機構20a、セー
フセンサ21aは基盤2のフレーム後面の奥側に、案内樋1
7b、調流樋18b、導出樋19b、ストッパ機構20b、セーフ
センサ21bは基盤2のフレーム後面の手前側に配置され
る。
bを流下してきた入賞球を系統毎に処理するもので、基
盤2のフレーム後面の奥側と手前側とに集合樋10a,10b
と同じく2系統に設けられる。第2図において、2系統
のうち1系統しか図示しないが、集合樋10a,10bに接続
する案内樋17a,17bと、案内樋17a,17bに続く調流樋18a,
18bと、調流樋18a,18bに続く導出樋19a,19bと、調流樋1
8a,18bに設置したストッパ機構20a,20bおよび入賞球の
検出器(セーフセンサ)21a,21bとから構成され、案内
樋17a、調流樋18a、導出樋19a、ストッパ機構20a、セー
フセンサ21aは基盤2のフレーム後面の奥側に、案内樋1
7b、調流樋18b、導出樋19b、ストッパ機構20b、セーフ
センサ21bは基盤2のフレーム後面の手前側に配置され
る。
案内樋17a,17bは、上部の開口形状が集合樋10a,10bの
下部の開口形状とほぼ同一に形成され、基盤2のフレー
ム3に遊技盤1を取付けた状態で対応する集合樋10a,10
bに接続されると共に、開口部の図示左側の曲部22に続
いて中央に向けて緩やかに下り傾斜する底部23と、開口
部の図示右側から中央に向けて緩やかに下り傾斜して底
部23に対し所定の段差を形成する案内部24と、案内部24
の終端から底部23の終端に向けてパチンコ球を整列通過
させる整列部25と、底部23の終端に垂直に続いてパチン
コ球を一個ずつ通過可能な落下部26とが設けられる。
下部の開口形状とほぼ同一に形成され、基盤2のフレー
ム3に遊技盤1を取付けた状態で対応する集合樋10a,10
bに接続されると共に、開口部の図示左側の曲部22に続
いて中央に向けて緩やかに下り傾斜する底部23と、開口
部の図示右側から中央に向けて緩やかに下り傾斜して底
部23に対し所定の段差を形成する案内部24と、案内部24
の終端から底部23の終端に向けてパチンコ球を整列通過
させる整列部25と、底部23の終端に垂直に続いてパチン
コ球を一個ずつ通過可能な落下部26とが設けられる。
調流樋18a,18bは、案内樋17a,17bの落下部26に続いて
パチンコ球を一個ずつ通過可能に緩やかに下り傾斜する
誘導部27と、誘導部27の終端の導入部28に略45度の傾斜
角で続いてパチンコ球を一個ずつ通過可能な調流部29
と、調流部29に垂直に続いてパチンコ球を落下する落下
部30とから形成される。誘導部27の上壁は終端の導入部
28に向けていくらか通路断面が大きくなるように上り傾
斜に、導入部28の上壁は導入部28にてパチンコ球が後続
のパチンコ球よりも上方に行かないように誘導部27側に
前傾して形成され、これにより誘導部27に入ったパチン
コ球は導入部28にて球詰まりを生じることなくスムーズ
に調流部29に流入される。調流部29は直線の通路形状で
所定の長さに形成され、調流部29の通路断面はほぼ通路
の中心にてパチンコ球を通すようにパチンコ球の径より
もやや大きい正方形に形成される。落下部30は調流部29
からのパチンコ球を素早く落下するように調流部29より
も大きな通路断面に形成される。
パチンコ球を一個ずつ通過可能に緩やかに下り傾斜する
誘導部27と、誘導部27の終端の導入部28に略45度の傾斜
角で続いてパチンコ球を一個ずつ通過可能な調流部29
と、調流部29に垂直に続いてパチンコ球を落下する落下
部30とから形成される。誘導部27の上壁は終端の導入部
28に向けていくらか通路断面が大きくなるように上り傾
斜に、導入部28の上壁は導入部28にてパチンコ球が後続
のパチンコ球よりも上方に行かないように誘導部27側に
前傾して形成され、これにより誘導部27に入ったパチン
コ球は導入部28にて球詰まりを生じることなくスムーズ
に調流部29に流入される。調流部29は直線の通路形状で
所定の長さに形成され、調流部29の通路断面はほぼ通路
の中心にてパチンコ球を通すようにパチンコ球の径より
もやや大きい正方形に形成される。落下部30は調流部29
からのパチンコ球を素早く落下するように調流部29より
も大きな通路断面に形成される。
導出樋19a,19bは、調流樋18a,18bの落下部30に続く傾
斜部31と流下部32とから形成され、流下部32の出口はパ
チンコ機後方の図示しない回収樋に接続される。なお、
各樋17a,17b,18a,18b,19a,19bは基盤2のフレーム後面
の奥側と手前側とで別体に形成しても良いが、一体に形
成しても良い。
斜部31と流下部32とから形成され、流下部32の出口はパ
チンコ機後方の図示しない回収樋に接続される。なお、
各樋17a,17b,18a,18b,19a,19bは基盤2のフレーム後面
の奥側と手前側とで別体に形成しても良いが、一体に形
成しても良い。
ストッパ機構20a,20bは、第3図(A),(B)のよ
うに(1系統のみ図示)調流樋18a,18bの側上方より調
流部29内に進入してパチンコ球の流下を阻止するそれぞ
れ2つの係止爪33a,34a,33b,34bと、それぞれ係止爪33
a,34a,33b,34bの駆動手段としてのソレノイド(セーフ
ソレノイド)35a,35bが設けられる。係止爪33a,33bは鉤
状部材からなり、調流部29の下流部側方にて基板(図示
しない)に設けた支軸36により揺動自由に支持され、球
阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と一致するように
円弧状に形成され、中央部にその上方にて基板に設置し
たセーフソレノイド35a,35bがピン連結される。係止爪3
4a,34bは係止爪33a,33bの外周部に係合する後方部を有
する半円状部材からなり、係止爪33a,33bの斜め上方の
調流部29の側方にて基板に設けた支持37により揺動自由
に支持され、球阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と
一致するように円弧状におよび後方外周部も円弧状に形
成され、かつ後方部に係止爪34a,34bを後退方向に付勢
する所定のウエイト38が取付けられる。
うに(1系統のみ図示)調流樋18a,18bの側上方より調
流部29内に進入してパチンコ球の流下を阻止するそれぞ
れ2つの係止爪33a,34a,33b,34bと、それぞれ係止爪33
a,34a,33b,34bの駆動手段としてのソレノイド(セーフ
ソレノイド)35a,35bが設けられる。係止爪33a,33bは鉤
状部材からなり、調流部29の下流部側方にて基板(図示
しない)に設けた支軸36により揺動自由に支持され、球
阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と一致するように
円弧状に形成され、中央部にその上方にて基板に設置し
たセーフソレノイド35a,35bがピン連結される。係止爪3
4a,34bは係止爪33a,33bの外周部に係合する後方部を有
する半円状部材からなり、係止爪33a,33bの斜め上方の
調流部29の側方にて基板に設けた支持37により揺動自由
に支持され、球阻止部となる進入側外周部が揺動軌跡と
一致するように円弧状におよび後方外周部も円弧状に形
成され、かつ後方部に係止爪34a,34bを後退方向に付勢
する所定のウエイト38が取付けられる。
係止爪33a,33b,34a,34bに対応して調流部29の側壁に
はスリットが設けられ、係止爪33a,34aが調流部29内に
進入した状態において係止爪33a,34aの球阻止部先端の
間隔がパチンコ球の径とほぼ一致するように,同じく係
止爪33b,34bが調流部29内に進入した状態において係止
爪33b,34bの球阻止部先端の間隔がパチンコ球の径とほ
ぼ一致するように係止爪33a,33b,34a,34bやスリットの
位置等が設定される。なお、ストッパ機構20a,20bとで
係止爪33a,33bの支軸36および係止爪34a,34bの支軸37は
共通でも良い。
はスリットが設けられ、係止爪33a,34aが調流部29内に
進入した状態において係止爪33a,34aの球阻止部先端の
間隔がパチンコ球の径とほぼ一致するように,同じく係
止爪33b,34bが調流部29内に進入した状態において係止
爪33b,34bの球阻止部先端の間隔がパチンコ球の径とほ
ぼ一致するように係止爪33a,33b,34a,34bやスリットの
位置等が設定される。なお、ストッパ機構20a,20bとで
係止爪33a,33bの支軸36および係止爪34a,34bの支軸37は
共通でも良い。
セーフソレノイド35a,35bの非通電状態では、第3図
(A)のように係止爪33a,33bの球阻止部が調流部29内
に所定量進入する一方、後方部のウエイト38により係止
爪34a,34bの球阻止部がスリット内に後退した状態にあ
り、この状態では調流部29内に有るパチンコ球は係止爪
33a,33bの球阻止部により流下を阻止される。次に、こ
の非通電状態からセーフソレノイド35a,35bに通電され
ると、第3図(B)のように係止爪33a,33bが上方に回
動して係止爪33a,33bの球阻止部がスリット内に後退す
ると共に、係止爪33a,33bの外周部に押動されて係止爪3
4a,34bの球阻止部が調流部29内に所定量進入し、このた
め調流部29内の後続のパチンコ球は係止爪34a,34bの球
阻止部により流下を阻止される一方、先頭のパチンコ球
は係止爪33a,33bから解放され、落下部30に落下する。
そして、セーフソレノイド35a,35bの通電が断たれる
と、リターンスプリングの付勢力により係止爪33a,33b
が元の第3図(A)の位置に戻り、係止爪33a,33bの球
阻止部が調流部29内に所定量進入する一方、後方部のウ
エイト38により係止爪34a,34bの球阻止部がスリット内
に後退し、このため係止爪34a,34bに阻止されていた後
続のパチンコ球は係止爪33a,33bの球阻止部まで下がり
流下を阻止される。
(A)のように係止爪33a,33bの球阻止部が調流部29内
に所定量進入する一方、後方部のウエイト38により係止
爪34a,34bの球阻止部がスリット内に後退した状態にあ
り、この状態では調流部29内に有るパチンコ球は係止爪
33a,33bの球阻止部により流下を阻止される。次に、こ
の非通電状態からセーフソレノイド35a,35bに通電され
ると、第3図(B)のように係止爪33a,33bが上方に回
動して係止爪33a,33bの球阻止部がスリット内に後退す
ると共に、係止爪33a,33bの外周部に押動されて係止爪3
4a,34bの球阻止部が調流部29内に所定量進入し、このた
め調流部29内の後続のパチンコ球は係止爪34a,34bの球
阻止部により流下を阻止される一方、先頭のパチンコ球
は係止爪33a,33bから解放され、落下部30に落下する。
そして、セーフソレノイド35a,35bの通電が断たれる
と、リターンスプリングの付勢力により係止爪33a,33b
が元の第3図(A)の位置に戻り、係止爪33a,33bの球
阻止部が調流部29内に所定量進入する一方、後方部のウ
エイト38により係止爪34a,34bの球阻止部がスリット内
に後退し、このため係止爪34a,34bに阻止されていた後
続のパチンコ球は係止爪33a,33bの球阻止部まで下がり
流下を阻止される。
即ち、調流樋18a,18b内に入ったパチンコ球(入賞
球)は、セーフソレノイド35a,35bのオン、オフに応じ
て調流部29内で一時停止されると共に、後続球と分離さ
れて導出樋19a,19bに流出される。また、係止爪33a,33
b,34a,34bを支軸36,37により揺動自由に支持すると共
に、各球阻止部を揺動軌跡と一致する円弧状に形成した
ため、調流部29内への進入時にパチンコ球を噛んだり、
後退時にパチンコ球の球圧により抵抗を受けることがな
く、セーフソレノイド35a,35bのオン、オフに応じて係
止爪33a,33b,34a,34bはスムーズに動作する。
球)は、セーフソレノイド35a,35bのオン、オフに応じ
て調流部29内で一時停止されると共に、後続球と分離さ
れて導出樋19a,19bに流出される。また、係止爪33a,33
b,34a,34bを支軸36,37により揺動自由に支持すると共
に、各球阻止部を揺動軌跡と一致する円弧状に形成した
ため、調流部29内への進入時にパチンコ球を噛んだり、
後退時にパチンコ球の球圧により抵抗を受けることがな
く、セーフソレノイド35a,35bのオン、オフに応じて係
止爪33a,33b,34a,34bはスムーズに動作する。
セーフセンサ21a,21bは、パチンコ球が通る通孔を有
する近接スイッチからなり、それぞれストッパ機構20a,
20bの係止爪33aと34a,33bと34bの球阻止部の間にて、調
流樋18a,18bの調流部29に設けた収納部39に設置され
る。係止爪33aと34a,33bと34bの球阻止部の間にパチン
コ球が有ればセーフセンサ21a,21bはオン信号を出力
し、無ければセーフセンサ21a,21bはオフ信号を出力す
る。
する近接スイッチからなり、それぞれストッパ機構20a,
20bの係止爪33aと34a,33bと34bの球阻止部の間にて、調
流樋18a,18bの調流部29に設けた収納部39に設置され
る。係止爪33aと34a,33bと34bの球阻止部の間にパチン
コ球が有ればセーフセンサ21a,21bはオン信号を出力
し、無ければセーフセンサ21a,21bはオフ信号を出力す
る。
賞球排出装置16は、遊技盤1の各入賞口への入賞によ
り賞品球の排出を行うもので、第2図において基盤2の
フレーム上部に賞品球を貯留する上タンク40と、上タン
ク40からの賞品球を導く誘導樋41と、誘導樋41に続いて
基盤2のフレーム右側部に賞品球の排出機構42a,42b
と、排出機構42a,42bに続いて賞球排出樋43と、基盤2
のフレーム下部に賞球排出樋43の分配樋44と、賞球排出
樋43から分岐する球抜き樋45とが設けられる。排出機構
42a,42bは2系統からなるが、第2図では1系統のみ図
示している。
り賞品球の排出を行うもので、第2図において基盤2の
フレーム上部に賞品球を貯留する上タンク40と、上タン
ク40からの賞品球を導く誘導樋41と、誘導樋41に続いて
基盤2のフレーム右側部に賞品球の排出機構42a,42b
と、排出機構42a,42bに続いて賞球排出樋43と、基盤2
のフレーム下部に賞球排出樋43の分配樋44と、賞球排出
樋43から分岐する球抜き樋45とが設けられる。排出機構
42a,42bは2系統からなるが、第2図では1系統のみ図
示している。
上タンク40は、第4図、第5図のように位置決めピン
を設けた前端の取付基板46a,46bを基盤2のフレーム3
に形成した取付溝48a,48bに挿入し、係止具49a,49bを設
けた中間部の取付座50a,50bをフレーム3の取付面に合
わせ、係止具49a,49bをフレーム3の係止孔51a,51bに押
し込むことで取付けられる。上タンク40の傾斜する底壁
の最下部(図左側)には誘導樋41の上流部に開口する落
下部52が形成され、落下部52には誘導樋41側に設けたス
イッチ(補給センサ)53を動作する踏板54がタンク40の
上部から回動自由に吊設される。上タンク40内に賞品球
が無くなると、踏板54がコイルバネ(図示しない)の作
用により反時計方向に跳ね上がって補給センサ53から離
れ、補給センサ53がオン信号を出力する。55は誘導樋41
に向けて吊設された球ナラシである。
を設けた前端の取付基板46a,46bを基盤2のフレーム3
に形成した取付溝48a,48bに挿入し、係止具49a,49bを設
けた中間部の取付座50a,50bをフレーム3の取付面に合
わせ、係止具49a,49bをフレーム3の係止孔51a,51bに押
し込むことで取付けられる。上タンク40の傾斜する底壁
の最下部(図左側)には誘導樋41の上流部に開口する落
下部52が形成され、落下部52には誘導樋41側に設けたス
イッチ(補給センサ)53を動作する踏板54がタンク40の
上部から回動自由に吊設される。上タンク40内に賞品球
が無くなると、踏板54がコイルバネ(図示しない)の作
用により反時計方向に跳ね上がって補給センサ53から離
れ、補給センサ53がオン信号を出力する。55は誘導樋41
に向けて吊設された球ナラシである。
誘導樋41は、第5図〜第9図のように取付基板56に上
流部から下流部(図右側)に向けて緩やかな下り傾斜に
形成され、上流部の樋壁は取付基板56とで上タンク40の
落下部52を囲う所定高さに形成され、誘導樋41の中央に
途中から誘導樋41内を奥側と手前側との2条の通路57a,
57bに形成する分流壁58が設けられる。分流壁58は上タ
ンク40の落下部52の踏板54の対向側の開口縁部に対応す
る位置から斜めにパチンコ球の径以上の高さに立ち上が
り、樋壁に応じて高さを低くし、下流部にてパチンコ球
の径の半分以下の高さとなるように形成される。分流壁
58を上タンク40の落下部52の開口縁部下方にて立ち上が
らせるので、上タンク40から誘導樋41へのパチンコ球の
流下がスムーズとなり、下流部に行くにしたがって分流
壁58の高さをパチンコ球の径の半分以下まで徐々に低く
するので、パチンコ球が途中でこぼれることがなく、奥
側と手前側の通路57a,57bに適確に分離、整流される。
流部から下流部(図右側)に向けて緩やかな下り傾斜に
形成され、上流部の樋壁は取付基板56とで上タンク40の
落下部52を囲う所定高さに形成され、誘導樋41の中央に
途中から誘導樋41内を奥側と手前側との2条の通路57a,
57bに形成する分流壁58が設けられる。分流壁58は上タ
ンク40の落下部52の踏板54の対向側の開口縁部に対応す
る位置から斜めにパチンコ球の径以上の高さに立ち上が
り、樋壁に応じて高さを低くし、下流部にてパチンコ球
の径の半分以下の高さとなるように形成される。分流壁
58を上タンク40の落下部52の開口縁部下方にて立ち上が
らせるので、上タンク40から誘導樋41へのパチンコ球の
流下がスムーズとなり、下流部に行くにしたがって分流
壁58の高さをパチンコ球の径の半分以下まで徐々に低く
するので、パチンコ球が途中でこぼれることがなく、奥
側と手前側の通路57a,57bに適確に分離、整流される。
誘導樋41の下流部には球ナラシを兼ねる球止め装置59
と、半端球を検出するためのスイッチ(半端センサ)60
が配設される。球止め装置59は先端側を反り曲げた曲板
61が通路57a,57b上に架設した支軸62に回動自由に取付
けられ、通常時には曲板61の側部の突起63と樋壁との間
に張設したバネ64によって、曲板61が第8図(A)のよ
うに先端側を反り上げて通路57a,57b上にかぶさる球ナ
ラシ位置に保持され、通路57a,57bでのパチンコ球の重
なりを防止してパチンコ球をスムーズに流下させる。ま
た、先端側を手動により持ち上げて曲板61を第8図
(B)のように起立させると、バネ64の付勢方向が変わ
って曲板61が直立状態に、つまり後端側が通路57a,57b
内に進入してパチンコ球の流下を阻止する球止め位置に
保持され、これにより賞球排出装置の保守点検時や故障
時等にパチンコ球を遮断して作業を容易に行えるように
なる。半端センサ60は通路57a,57bの底部に配設したウ
エイトを有する踏板65a,65bに応動するレバー66に対向
して配置され、踏板65a,65bは球止め装置59の直立状態
での曲板61の直下流にて傾動自由に配設される。パチン
コ球が踏板65a,65b上に有れば第8図(A)のように踏
板65a,65bが通路57a,57bと連続し、レバー66がバランス
して半端センサ60がオフ信号を出力し、無ければ第8図
(B)のように踏板65a,65bがウエイトにより傾動して
レバー66の後部が半端センサ60を押動し、半端センサ60
がオン信号を出力する。
と、半端球を検出するためのスイッチ(半端センサ)60
が配設される。球止め装置59は先端側を反り曲げた曲板
61が通路57a,57b上に架設した支軸62に回動自由に取付
けられ、通常時には曲板61の側部の突起63と樋壁との間
に張設したバネ64によって、曲板61が第8図(A)のよ
うに先端側を反り上げて通路57a,57b上にかぶさる球ナ
ラシ位置に保持され、通路57a,57bでのパチンコ球の重
なりを防止してパチンコ球をスムーズに流下させる。ま
た、先端側を手動により持ち上げて曲板61を第8図
(B)のように起立させると、バネ64の付勢方向が変わ
って曲板61が直立状態に、つまり後端側が通路57a,57b
内に進入してパチンコ球の流下を阻止する球止め位置に
保持され、これにより賞球排出装置の保守点検時や故障
時等にパチンコ球を遮断して作業を容易に行えるように
なる。半端センサ60は通路57a,57bの底部に配設したウ
エイトを有する踏板65a,65bに応動するレバー66に対向
して配置され、踏板65a,65bは球止め装置59の直立状態
での曲板61の直下流にて傾動自由に配設される。パチン
コ球が踏板65a,65b上に有れば第8図(A)のように踏
板65a,65bが通路57a,57bと連続し、レバー66がバランス
して半端センサ60がオフ信号を出力し、無ければ第8図
(B)のように踏板65a,65bがウエイトにより傾動して
レバー66の後部が半端センサ60を押動し、半端センサ60
がオン信号を出力する。
誘導樋41の通路57a,57bは下流端に排出機構42a,42bの
流入樋68a,68bを接続するように、下流端の樋壁が上部
後方に斜めに切り欠かれ、通路57a,57bの下部に所定深
さの接合凹部67が形成され、これに合わせて排出機構42
a,42bの流入樋68a,68bは流入端の樋壁が上部前方に斜め
に突出され、流入端の下部に接合凹部67に挿入される所
定長さの接合凸部69が形成される。これにより、誘導樋
41の通路57a,57bと排出機構42a,42bの流入樋68a,68bと
がずれを生じることなく連続し、簡単かつ適確に接続さ
れる。
流入樋68a,68bを接続するように、下流端の樋壁が上部
後方に斜めに切り欠かれ、通路57a,57bの下部に所定深
さの接合凹部67が形成され、これに合わせて排出機構42
a,42bの流入樋68a,68bは流入端の樋壁が上部前方に斜め
に突出され、流入端の下部に接合凹部67に挿入される所
定長さの接合凸部69が形成される。これにより、誘導樋
41の通路57a,57bと排出機構42a,42bの流入樋68a,68bと
がずれを生じることなく連続し、簡単かつ適確に接続さ
れる。
排出機構42a,42bは、基盤2のフレーム3に取付ける
ユニット基板70に2系統に設けられ、第10図、第11図の
ように誘導樋41の通路57a,57bと接続する流入樋68a,68b
と、流入樋68a,68bに設置した排出ロック機構71と、流
入樋68a,68bに続く調流樋72a,72bと、調流樋72a,72bに
設置した排出ストッパ機構73a,73bおよび排出球の検出
器(排出センサ)74a,74bとから構成される。流入樋68
a、調流樋72aはユニット基板70の裏面側に、流入樋68
b、調流樋72bはユニット基板70の表面側に一体的に形成
され、ユニット基板70を間に流入樋68a、調流樋72a、排
出ストッパ機構73a、排出センサ74aは基盤2のフレーム
後面の奥側に、流入樋68b、調流樋72b、排出ストッパ機
構73b、排出センサ74bは基盤2のフレーム後面の手前側
に配置される。
ユニット基板70に2系統に設けられ、第10図、第11図の
ように誘導樋41の通路57a,57bと接続する流入樋68a,68b
と、流入樋68a,68bに設置した排出ロック機構71と、流
入樋68a,68bに続く調流樋72a,72bと、調流樋72a,72bに
設置した排出ストッパ機構73a,73bおよび排出球の検出
器(排出センサ)74a,74bとから構成される。流入樋68
a、調流樋72aはユニット基板70の裏面側に、流入樋68
b、調流樋72bはユニット基板70の表面側に一体的に形成
され、ユニット基板70を間に流入樋68a、調流樋72a、排
出ストッパ機構73a、排出センサ74aは基盤2のフレーム
後面の奥側に、流入樋68b、調流樋72b、排出ストッパ機
構73b、排出センサ74bは基盤2のフレーム後面の手前側
に配置される。
流入樋68a,68bは、パチンコ球を一個ずつ通過可能な
通路で、誘導樋41の通路57a,57bに続いて図右側に緩や
かに下り傾斜する傾斜部75と、傾斜部75の下流端に続い
て通路方向を略180度反転させる第1屈曲部76と、第1
屈曲部76に続いて図左側に緩やかに下り傾斜する傾斜部
77と、傾斜部77の下流端に続いて通路方向を再び略180
度反転させる第2屈曲部78とから形成される。
通路で、誘導樋41の通路57a,57bに続いて図右側に緩や
かに下り傾斜する傾斜部75と、傾斜部75の下流端に続い
て通路方向を略180度反転させる第1屈曲部76と、第1
屈曲部76に続いて図左側に緩やかに下り傾斜する傾斜部
77と、傾斜部77の下流端に続いて通路方向を再び略180
度反転させる第2屈曲部78とから形成される。
流入樋68a,68bの各部の通路断面はパチンコ球の径よ
りもやや大きい正方形に、ほぼ通路の中心にてパチンコ
球を通すように形成され、第1屈曲部76および第2屈曲
部78はパチンコ球の流下速度を減少すると共に、後述す
る排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻止状態にて誘
導樋41側からの球圧を軽減する。
りもやや大きい正方形に、ほぼ通路の中心にてパチンコ
球を通すように形成され、第1屈曲部76および第2屈曲
部78はパチンコ球の流下速度を減少すると共に、後述す
る排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻止状態にて誘
導樋41側からの球圧を軽減する。
調流樋72a,72bは、同じくパチンコ球を一個ずつ通過
可能な通路で、第2屈曲部78に続いて通路方向を略90度
転換させ垂直下方に向かう垂直部79と、垂直部79の終端
の側部に続く誘導部80と、誘導部80に略45度の傾斜角で
続く調流部81と、調流部81に垂直に続く落下部82とから
形成される。
可能な通路で、第2屈曲部78に続いて通路方向を略90度
転換させ垂直下方に向かう垂直部79と、垂直部79の終端
の側部に続く誘導部80と、誘導部80に略45度の傾斜角で
続く調流部81と、調流部81に垂直に続く落下部82とから
形成される。
垂直部79の通路断面はパチンコ球の径よりもやや大き
い正方形に、ほぼ通路の中心にてパチンコ球を通すよう
に形成され、垂直部79の終端の底壁83は誘導部80側に緩
やかに下り傾斜に形成され、垂直部79の誘導部80と対向
側の壁面84は誘導部80側にいくらか迫り出させて形成さ
れる。誘導部80と対向側の壁面84を迫り出させることに
より、垂直部79の底壁83上に乗ったパチンコ球の中心は
後続のパチンコ球の中心よりも誘導部80側に位置するこ
とになり(この2つのパチンコ球の中心のずれを第10図
のdに示す)、これにより垂直部79内のパチンコ球は終
端部分にて球詰まりを生じることなく誘導部80に流入さ
れる。なお、第73図に壁面301を迫り出していない従来
の構造を示すが、これだと垂直部302の通路とパチンコ
球の間に必ず設けなければならないクリアランスによっ
て、底壁303上のパチンコ球の中心よりも後続のパチン
コ球の中心が誘導部304側に来ることがあり、球詰まり
を避けられない。
い正方形に、ほぼ通路の中心にてパチンコ球を通すよう
に形成され、垂直部79の終端の底壁83は誘導部80側に緩
やかに下り傾斜に形成され、垂直部79の誘導部80と対向
側の壁面84は誘導部80側にいくらか迫り出させて形成さ
れる。誘導部80と対向側の壁面84を迫り出させることに
より、垂直部79の底壁83上に乗ったパチンコ球の中心は
後続のパチンコ球の中心よりも誘導部80側に位置するこ
とになり(この2つのパチンコ球の中心のずれを第10図
のdに示す)、これにより垂直部79内のパチンコ球は終
端部分にて球詰まりを生じることなく誘導部80に流入さ
れる。なお、第73図に壁面301を迫り出していない従来
の構造を示すが、これだと垂直部302の通路とパチンコ
球の間に必ず設けなければならないクリアランスによっ
て、底壁303上のパチンコ球の中心よりも後続のパチン
コ球の中心が誘導部304側に来ることがあり、球詰まり
を避けられない。
誘導部80の上壁85は略45度傾斜して形成され、誘導部
80にてパチンコ球が後続の垂直部79の底壁83上のパチン
コ球よりも上方に行かないようにすると共に、垂直部79
の底壁83にて方向を変えながら誘導部80に流入するパチ
ンコ球を略45度傾斜した上壁85に当てることで、誘導部
80でパチンコ球を一定の間隔で流下させ、かつパチンコ
球の流下速度を調速する。これにより、垂直部79から誘
導部80に入ったパチンコ球は誘導部80を所定の速度およ
び間隔で流下し、スムーズに調流部81に流入される。ま
た、垂直部79の側部に誘導部80を接続することで、後述
する排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻止状態にて
調流部81側での球圧を軽減する。
80にてパチンコ球が後続の垂直部79の底壁83上のパチン
コ球よりも上方に行かないようにすると共に、垂直部79
の底壁83にて方向を変えながら誘導部80に流入するパチ
ンコ球を略45度傾斜した上壁85に当てることで、誘導部
80でパチンコ球を一定の間隔で流下させ、かつパチンコ
球の流下速度を調速する。これにより、垂直部79から誘
導部80に入ったパチンコ球は誘導部80を所定の速度およ
び間隔で流下し、スムーズに調流部81に流入される。ま
た、垂直部79の側部に誘導部80を接続することで、後述
する排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻止状態にて
調流部81側での球圧を軽減する。
調流部81は直線の通路形状で所定の長さ(パチンコ球
2個分)に形成され、調流部81の通路断面はパチンコ球
の径よりもやや大きい正方形に、ほぼ通路の中心にてパ
チンコ球を通すように形成される。落下部82は調流部81
からのパチンコ球を素早く落下するように調流部81より
も大きな通路断面に形成される。
2個分)に形成され、調流部81の通路断面はパチンコ球
の径よりもやや大きい正方形に、ほぼ通路の中心にてパ
チンコ球を通すように形成される。落下部82は調流部81
からのパチンコ球を素早く落下するように調流部81より
も大きな通路断面に形成される。
排出ストッパ機構73a,73bは、調流樋72a,72bの調流部
81の側上方より調流部81内に進入してそれぞれパチンコ
球の流下を阻止する係止爪86a,86bと、それぞれ係止爪8
6a,86bの駆動手段としてのソレノイド(排出ソレノイ
ド)87a,87bが設けられる。係止爪86a,86bは扇状部材か
らなり、調流部81の下流部側方にてユニット基板70に突
設した支軸88により揺動自由に支持され、球阻止部とな
る扇状外周部が揺動軌跡を一致するように形成され、後
部中央にリンク89を介して排出ソレノイド87a,87bがピ
ン連結される。係止爪86a,86bに対応して調流部81の側
壁にはスリットが設けられ、係止爪86a,86bが調流部81
内に進入した状態において調流部81内に流下を阻止され
たパチンコ球2個が並ぶように係止爪86a,86bやスリッ
トの位置等が設定される。排出ソレノイド87a,87bは支
軸88の上方にてユニット基板70に設けた嵌合枠90に嵌装
され、嵌合枠90から立設した取付片91にボルト止めされ
る。なお、支軸88、嵌合枠90、取付片91はもちろんユニ
ット基板70の両面に設けられる。
81の側上方より調流部81内に進入してそれぞれパチンコ
球の流下を阻止する係止爪86a,86bと、それぞれ係止爪8
6a,86bの駆動手段としてのソレノイド(排出ソレノイ
ド)87a,87bが設けられる。係止爪86a,86bは扇状部材か
らなり、調流部81の下流部側方にてユニット基板70に突
設した支軸88により揺動自由に支持され、球阻止部とな
る扇状外周部が揺動軌跡を一致するように形成され、後
部中央にリンク89を介して排出ソレノイド87a,87bがピ
ン連結される。係止爪86a,86bに対応して調流部81の側
壁にはスリットが設けられ、係止爪86a,86bが調流部81
内に進入した状態において調流部81内に流下を阻止され
たパチンコ球2個が並ぶように係止爪86a,86bやスリッ
トの位置等が設定される。排出ソレノイド87a,87bは支
軸88の上方にてユニット基板70に設けた嵌合枠90に嵌装
され、嵌合枠90から立設した取付片91にボルト止めされ
る。なお、支軸88、嵌合枠90、取付片91はもちろんユニ
ット基板70の両面に設けられる。
排出ソレノイド87a,87bの非通電状態では、第12図
(A)のように係止爪86a,86bの球阻止部が調流部81内
に所定量進入した状態にあり、この状態では調流部81内
のパチンコ球は係止爪86a,86bの球阻止部により流下を
阻止される。そして、この非通電状態から排出ソレノイ
ド87a,87bに通電されると、第12図(B)のようにリン
ク89の引動により係止爪86a,86bが上方に回動して係止
爪86a,86bの球阻止部がスリット内に後退し、このため
調流部81内のパチンコ球は係止爪86a,86bから解放さ
れ、落下部82に落下する。そして、排出ソレノイド87a,
87bの通電が断たれると、リターンスプリングの付勢力
により係止爪86a,86bが元の第12図(A)の位置に戻
り、球阻止部により調流部81内のパチンコ球は流下を阻
止される。
(A)のように係止爪86a,86bの球阻止部が調流部81内
に所定量進入した状態にあり、この状態では調流部81内
のパチンコ球は係止爪86a,86bの球阻止部により流下を
阻止される。そして、この非通電状態から排出ソレノイ
ド87a,87bに通電されると、第12図(B)のようにリン
ク89の引動により係止爪86a,86bが上方に回動して係止
爪86a,86bの球阻止部がスリット内に後退し、このため
調流部81内のパチンコ球は係止爪86a,86bから解放さ
れ、落下部82に落下する。そして、排出ソレノイド87a,
87bの通電が断たれると、リターンスプリングの付勢力
により係止爪86a,86bが元の第12図(A)の位置に戻
り、球阻止部により調流部81内のパチンコ球は流下を阻
止される。
係止爪86a,86bを支軸88に揺動自由に支持すると共
に、各球阻止部を揺動軌跡と一致する扇状に形成したた
め、各球阻止部はパチンコ球に対して常に接線方向に動
くことになり、このため調流部81内への進入時に調流部
81内のパチンコ球を噛んだり、後退時に流下を阻止して
いたパチンコ球の球圧により抵抗を受けることがなく、
係止爪86a,86bは排出ソレノイド87a,87bのオン、オフに
応じてスムーズに動作する。
に、各球阻止部を揺動軌跡と一致する扇状に形成したた
め、各球阻止部はパチンコ球に対して常に接線方向に動
くことになり、このため調流部81内への進入時に調流部
81内のパチンコ球を噛んだり、後退時に流下を阻止して
いたパチンコ球の球圧により抵抗を受けることがなく、
係止爪86a,86bは排出ソレノイド87a,87bのオン、オフに
応じてスムーズに動作する。
排出センサ74a,74bは、パチンコ球が通る通孔を有す
る近接スイッチからなり、それぞれ排出ストッパ機構73
a,73bの係止爪86a,86bによりパチンコ球の流下を阻止し
た状態において先頭に続く2番目のパチンコ球のほぼ中
央位置にて、調流樋72a,72bの調流部81に設けた収納部9
2に設置される。パチンコ球が排出センサ74a,74bの通過
中にあるときを含め排出センサ74a,74b内にあるときは
排出センサ74a,74bはオン信号を出力し、無いときは排
出センサ74a,74bはオフ信号を出力する。
る近接スイッチからなり、それぞれ排出ストッパ機構73
a,73bの係止爪86a,86bによりパチンコ球の流下を阻止し
た状態において先頭に続く2番目のパチンコ球のほぼ中
央位置にて、調流樋72a,72bの調流部81に設けた収納部9
2に設置される。パチンコ球が排出センサ74a,74bの通過
中にあるときを含め排出センサ74a,74b内にあるときは
排出センサ74a,74bはオン信号を出力し、無いときは排
出センサ74a,74bはオフ信号を出力する。
排出ロック機構71は、それぞれ流入樋68a,68bの傾斜
部75の下流部の上壁に設けたスリットを介し傾斜部75内
に進入可能な扇状部材からなる係止爪93a,93bと、係止
爪93a,93bの駆動手段としてのソレノイド(ロックソレ
ノイド)94が設けられる。係止爪93a,93bは、傾斜部75
の下流部上方にてユニット基板70に設けた軸受部95に挿
通される共通の支軸96を介して揺動自由に一体的に取付
けられ、球阻止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致す
るように形成され、係止爪93bにリンク97を介してロッ
クソレノイド94がピン連結される。ロックソレノイド94
は係止爪93bの上方にてユニット基板70の表面側に設け
た嵌合枠98に嵌装され、嵌合枠98から立設した取付片99
にボルト止めされる。
部75の下流部の上壁に設けたスリットを介し傾斜部75内
に進入可能な扇状部材からなる係止爪93a,93bと、係止
爪93a,93bの駆動手段としてのソレノイド(ロックソレ
ノイド)94が設けられる。係止爪93a,93bは、傾斜部75
の下流部上方にてユニット基板70に設けた軸受部95に挿
通される共通の支軸96を介して揺動自由に一体的に取付
けられ、球阻止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致す
るように形成され、係止爪93bにリンク97を介してロッ
クソレノイド94がピン連結される。ロックソレノイド94
は係止爪93bの上方にてユニット基板70の表面側に設け
た嵌合枠98に嵌装され、嵌合枠98から立設した取付片99
にボルト止めされる。
ロックソレノイド94の通電状態では、係止爪93a,93b
の球阻止部がスリット内に後退し、ロックソレノイド94
の通電が断たれると、第10図のようにスプリングの付勢
力により係止爪93a,93bが下方に回動して両球阻止部が
傾斜部75内に進入し、傾斜部75内のパチンコ球の流下を
阻止する。係止爪93a,93bの球阻止部は揺動軌跡と一致
するため、傾斜部75内への進入時にパチンコ球を噛んだ
り、後退時にパチンコ球の球圧により抵抗を受けること
がなく、ロックソレノイド94のオン、オフに伴い係止爪
93a,93bはスムーズに動作する。
の球阻止部がスリット内に後退し、ロックソレノイド94
の通電が断たれると、第10図のようにスプリングの付勢
力により係止爪93a,93bが下方に回動して両球阻止部が
傾斜部75内に進入し、傾斜部75内のパチンコ球の流下を
阻止する。係止爪93a,93bの球阻止部は揺動軌跡と一致
するため、傾斜部75内への進入時にパチンコ球を噛んだ
り、後退時にパチンコ球の球圧により抵抗を受けること
がなく、ロックソレノイド94のオン、オフに伴い係止爪
93a,93bはスムーズに動作する。
この排出機構42a,42bでのパチンコ球の動きを説明す
ると、排出ストッパ機構73a,73bの係止爪86a,86bが調流
樋72a,72bの調流部81内に進入してパチンコ球の流下を
阻止している状態では(排出ロック機構71はオン状態と
する)、係止爪86a,86bに当接するパチンコ球を先頭に
調流樋72a,72bおよび流入樋68a,68b内にパチンコ球が隙
間なく整列し、静止している。この排出ストッパ機構73
a,73bの係止爪86a,86bの位置から排出ロック機構71の係
止爪93a,93bの位置間の流路(調流樋72a,72b、流入樋68
a,68b)の長さは、球排出指令信号に基づき排出される
球の数よりも多い球が貯留可能な長さであり、例えば後
述する賞球の排出処理にて1個の入賞球に対して排出す
る最大排出数(予め設定される)より多い球数を貯留可
能とする長さにしている。この際、誘導樋41側のパチン
コ球からの球圧は流入樋68a,68bの第1屈曲部76および
第2屈曲部78により軽減され、調流樋72a,72b側にかか
ることはない。また、排出ストッパ機構73a,73bの係止
爪86a,86bにかかる球圧は調流樋72a,72bの調流部81内お
よび誘導部80内のパチンコ球のみとなる。
ると、排出ストッパ機構73a,73bの係止爪86a,86bが調流
樋72a,72bの調流部81内に進入してパチンコ球の流下を
阻止している状態では(排出ロック機構71はオン状態と
する)、係止爪86a,86bに当接するパチンコ球を先頭に
調流樋72a,72bおよび流入樋68a,68b内にパチンコ球が隙
間なく整列し、静止している。この排出ストッパ機構73
a,73bの係止爪86a,86bの位置から排出ロック機構71の係
止爪93a,93bの位置間の流路(調流樋72a,72b、流入樋68
a,68b)の長さは、球排出指令信号に基づき排出される
球の数よりも多い球が貯留可能な長さであり、例えば後
述する賞球の排出処理にて1個の入賞球に対して排出す
る最大排出数(予め設定される)より多い球数を貯留可
能とする長さにしている。この際、誘導樋41側のパチン
コ球からの球圧は流入樋68a,68bの第1屈曲部76および
第2屈曲部78により軽減され、調流樋72a,72b側にかか
ることはない。また、排出ストッパ機構73a,73bの係止
爪86a,86bにかかる球圧は調流樋72a,72bの調流部81内お
よび誘導部80内のパチンコ球のみとなる。
そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソレノイド8
7a,87bがオンされ係止爪86a,86bが調流部81内から後退
されると、調流部81内の先頭のパチンコ球および先頭に
続く調流部81、誘導部80内のパチンコ球が速やかに流下
し始め、これに続いて垂直部79内のパチンコ球が誘導部
80内に流入し、誘導部80の上壁85により速度、間隔を調
整されて誘導部80内を落下し、調流部81内を速やかに流
下する。さらに、これに続いて流入樋68a,68bの第2屈
曲部78内のパチンコ球が垂直部79内に速やかに流入し、
傾斜部77内のパチンコ球が第2屈曲部78内に、第1屈曲
部76内のパチンコ球が傾斜部77内に、傾斜部75内のパチ
ンコ球が第1屈曲部76内にそれぞれ速やかに流入する。
この際、係止爪86a,86bの後退により、先頭のパチンコ
球と先頭に続く調流部81内のパチンコ球はほぼ接しなが
ら調流部81内を流下し、誘導部80からのパチンコ球は略
45度の角度で調流部81が続くため、方向を変えつつ前方
のパチンコ球と漸次離間して調流部81内を流下し、さら
に垂直部79からのパチンコ球は誘導部80の上壁85により
速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定の離間距離
で調流部81内を流下するようになる。また、調流部81、
誘導部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77等、各部での
球圧は小さいため、パチンコ球はスムーズに流下する。
7a,87bがオンされ係止爪86a,86bが調流部81内から後退
されると、調流部81内の先頭のパチンコ球および先頭に
続く調流部81、誘導部80内のパチンコ球が速やかに流下
し始め、これに続いて垂直部79内のパチンコ球が誘導部
80内に流入し、誘導部80の上壁85により速度、間隔を調
整されて誘導部80内を落下し、調流部81内を速やかに流
下する。さらに、これに続いて流入樋68a,68bの第2屈
曲部78内のパチンコ球が垂直部79内に速やかに流入し、
傾斜部77内のパチンコ球が第2屈曲部78内に、第1屈曲
部76内のパチンコ球が傾斜部77内に、傾斜部75内のパチ
ンコ球が第1屈曲部76内にそれぞれ速やかに流入する。
この際、係止爪86a,86bの後退により、先頭のパチンコ
球と先頭に続く調流部81内のパチンコ球はほぼ接しなが
ら調流部81内を流下し、誘導部80からのパチンコ球は略
45度の角度で調流部81が続くため、方向を変えつつ前方
のパチンコ球と漸次離間して調流部81内を流下し、さら
に垂直部79からのパチンコ球は誘導部80の上壁85により
速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定の離間距離
で調流部81内を流下するようになる。また、調流部81、
誘導部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77等、各部での
球圧は小さいため、パチンコ球はスムーズに流下する。
そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソレノイド8
7a,87bがオフされ係止爪86a,86bが調流部81内に進入さ
れると、調流部81内を流下途中のパチンコ球が係止爪86
a,86bに衝突して流下を阻止され、これに続いて調流部8
1、誘導部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77、屈曲部7
6、傾斜部75内のパチンコ球も流下を阻止され、元の静
止状態に戻る。係止爪86a,86bの球阻止部は揺動軌跡と
一致するため、パチンコ球の衝突による衝撃力を支軸88
により受けることができ、耐久性が向上すると共に、球
阻止部はパチンコ球に対して接線方向に動くため、係止
爪86a,86bの調流部81内進入時にパチンコ球と衝突して
も、パチンコ球を噛んだりすることなく係止爪86a,86b
はスムーズに進入する。
7a,87bがオフされ係止爪86a,86bが調流部81内に進入さ
れると、調流部81内を流下途中のパチンコ球が係止爪86
a,86bに衝突して流下を阻止され、これに続いて調流部8
1、誘導部80、垂直部79、屈曲部78、傾斜部77、屈曲部7
6、傾斜部75内のパチンコ球も流下を阻止され、元の静
止状態に戻る。係止爪86a,86bの球阻止部は揺動軌跡と
一致するため、パチンコ球の衝突による衝撃力を支軸88
により受けることができ、耐久性が向上すると共に、球
阻止部はパチンコ球に対して接線方向に動くため、係止
爪86a,86bの調流部81内進入時にパチンコ球と衝突して
も、パチンコ球を噛んだりすることなく係止爪86a,86b
はスムーズに進入する。
このように、誘導樋41に続く排出機構42a,42bの流入
樋68a,68bに2つの屈曲部76,78を、屈曲部78に続いて垂
直部79を設け、垂直部79の下部側壁84を迫り出させて対
抗側に上壁85を傾斜した誘導部80を設け、誘導部80の下
方に略45度傾斜した調流部81を設けると共に、この調流
部81に排出ストッパ機構73a,73bを配設したので、排出
ソレノイド87a,87bのオン時にパチンコ球がスムーズに
流下すると共に、排出ソレノイド87a,87bのオフ時に係
止爪86a,86b等にかかる球圧を充分に軽減でき、信頼性
が大幅に向上する。また、排出機構42a,42bはユニット
構造となっており、このため各部品が故障したとき等、
ユニットごと簡単に交換できるため、故障時に対し迅速
に対応できる。また、各ソレノイドを垂直に配置したた
め、内部へのごみの侵入やロッド等の片減りを防止でき
る。
樋68a,68bに2つの屈曲部76,78を、屈曲部78に続いて垂
直部79を設け、垂直部79の下部側壁84を迫り出させて対
抗側に上壁85を傾斜した誘導部80を設け、誘導部80の下
方に略45度傾斜した調流部81を設けると共に、この調流
部81に排出ストッパ機構73a,73bを配設したので、排出
ソレノイド87a,87bのオン時にパチンコ球がスムーズに
流下すると共に、排出ソレノイド87a,87bのオフ時に係
止爪86a,86b等にかかる球圧を充分に軽減でき、信頼性
が大幅に向上する。また、排出機構42a,42bはユニット
構造となっており、このため各部品が故障したとき等、
ユニットごと簡単に交換できるため、故障時に対し迅速
に対応できる。また、各ソレノイドを垂直に配置したた
め、内部へのごみの侵入やロッド等の片減りを防止でき
る。
なお、第11図中100は基盤2の前面に形成された操作
孔よりピンあるいはワイヤのような器具を挿入すること
によりオン、オフ操作可能なスイッチ(球抜きセンサ)
で、後述する球抜きゲートを作動させるためのものであ
る。また、101はユニット基板70の表面側に取付けられ
る排出機構42bのカバーである。
孔よりピンあるいはワイヤのような器具を挿入すること
によりオン、オフ操作可能なスイッチ(球抜きセンサ)
で、後述する球抜きゲートを作動させるためのものであ
る。また、101はユニット基板70の表面側に取付けられ
る排出機構42bのカバーである。
排出機構42a,42bに続く賞球排出樋43は、第2図のよ
うに1系統からなるもので、排出機構42a,42bの調流樋7
2a,72bの両落下部82に接続する流入部102と、基盤2の
前面のパチンコ球の供給皿につながる流入樋103を設け
た排球部104とから形成され、調流樋72a,72bの両落下部
82から流入したパチンコ球を突壁等に当てながら流入樋
103上に落として供給皿へ排出する。分配樋44は、基盤
2の前面下部の受皿につながり、供給皿がパチンコ球で
一杯になると前記流入樋103から溢れたパチンコ球を受
皿へ排出する。また、分配樋44には流入樋103の直下方
にて樋壁を兼ねる検知片105と、検知片105に連動するス
イッチ(オーバーフロースイッチ)106とが設けられ、
分配樋44内がパチンコ球で一杯になり、その押圧力で検
知片105が押動されると、オーバーフロースイッチ106が
オン信号を出力する。
うに1系統からなるもので、排出機構42a,42bの調流樋7
2a,72bの両落下部82に接続する流入部102と、基盤2の
前面のパチンコ球の供給皿につながる流入樋103を設け
た排球部104とから形成され、調流樋72a,72bの両落下部
82から流入したパチンコ球を突壁等に当てながら流入樋
103上に落として供給皿へ排出する。分配樋44は、基盤
2の前面下部の受皿につながり、供給皿がパチンコ球で
一杯になると前記流入樋103から溢れたパチンコ球を受
皿へ排出する。また、分配樋44には流入樋103の直下方
にて樋壁を兼ねる検知片105と、検知片105に連動するス
イッチ(オーバーフロースイッチ)106とが設けられ、
分配樋44内がパチンコ球で一杯になり、その押圧力で検
知片105が押動されると、オーバーフロースイッチ106が
オン信号を出力する。
賞球排出樋43の途中から分岐する球抜き樋45は、分岐
部に第13図(A),(B)のように板状の球抜きゲート
107が支軸108を介して回動自由に配設され、樋壁外部に
て支軸108に固定したクランク109がレバー110に係合さ
れ、レバー110の後端に球抜きゲート107を球抜き樋45の
閉位置(賞球排出樋43が開)に付勢するバネ111が掛合
され、レバー110にバネ111と反対側にリンク112を介し
て球抜きゲート107を駆動する球抜きソレノイド113が連
結される。
部に第13図(A),(B)のように板状の球抜きゲート
107が支軸108を介して回動自由に配設され、樋壁外部に
て支軸108に固定したクランク109がレバー110に係合さ
れ、レバー110の後端に球抜きゲート107を球抜き樋45の
閉位置(賞球排出樋43が開)に付勢するバネ111が掛合
され、レバー110にバネ111と反対側にリンク112を介し
て球抜きゲート107を駆動する球抜きソレノイド113が連
結される。
球抜きソレノイド113に通電されると、リンク112の上
動によりバネ111に抗して球抜きゲート107が球抜き樋45
を開きかつ賞球排出樋43を塞ぐ位置まで回動され、球抜
きソレノイド113の通電が断たれると、バネ111により球
抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置に戻される。リン
ク112の側方にはリンク112の側部に突設した検知片114
の位置により球抜きゲート107の位置を検出するゲート
センサ115が設けられ、球抜きゲート107が球抜き樋45の
閉位置にあればゲートセンサ115がオフ信号を出力し、
球抜きゲート107が球抜き樋45の開位置(賞球排出樋43
が塞ぐ)にあれば検知片114がゲートセンサ115内に進入
してゲートセンサ115がオン信号を出力する。
動によりバネ111に抗して球抜きゲート107が球抜き樋45
を開きかつ賞球排出樋43を塞ぐ位置まで回動され、球抜
きソレノイド113の通電が断たれると、バネ111により球
抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置に戻される。リン
ク112の側方にはリンク112の側部に突設した検知片114
の位置により球抜きゲート107の位置を検出するゲート
センサ115が設けられ、球抜きゲート107が球抜き樋45の
閉位置にあればゲートセンサ115がオフ信号を出力し、
球抜きゲート107が球抜き樋45の開位置(賞球排出樋43
が塞ぐ)にあれば検知片114がゲートセンサ115内に進入
してゲートセンサ115がオン信号を出力する。
なお、球抜き樋45の下流側は、遊技盤1のアウト口11
6(第2図)より回収されたアウト球を導くアウト球導
出樋117と合流され、さらにパチンコ機後方の図示しな
い回収樋に接続される。
6(第2図)より回収されたアウト球を導くアウト球導
出樋117と合流され、さらにパチンコ機後方の図示しな
い回収樋に接続される。
打球発射装置14の球供給機構は、第14図、第15図のよ
うに基盤2の前面の供給皿118に投入されたパチンコ球
を球供給口119、球流下路120、コの字状の球送りレバー
121を介して発射レール上に一個ずつ供給するもので、
供給皿118を取付けるパネル122内に組み込まれると共
に、球流下路120内に進入可能なシャッタ123とシャッタ
123を駆動するシャッタソレノイド124とが設けられる。
うに基盤2の前面の供給皿118に投入されたパチンコ球
を球供給口119、球流下路120、コの字状の球送りレバー
121を介して発射レール上に一個ずつ供給するもので、
供給皿118を取付けるパネル122内に組み込まれると共
に、球流下路120内に進入可能なシャッタ123とシャッタ
123を駆動するシャッタソレノイド124とが設けられる。
シャッタソレノイド124の非通電時には、第16図
(A)のようにシャッタ123が球流下路120の上方に保持
され、この状態で打球発射装置14が作動されると、供給
皿118内のパチンコ球がモータ13の駆動に伴い球供給口1
19、球流下路120、球送りレバー121を介して発射レール
上に一個ずつ供給されると共に、供給されたパチンコ球
がモータ13に連動する発射杆12により遊技盤1の遊技部
に向け発射される。シャッタソレノイド124に通電され
ると、第16図(B)のようにシャッタ123が球流下路120
内に進入し、この状態では球流下路120から球送りレバ
ー121へのパチンコ球の流下が阻止されるため、発射レ
ールへのパチンコ球の供給が停止され、パチンコ球の発
射が停止される。
(A)のようにシャッタ123が球流下路120の上方に保持
され、この状態で打球発射装置14が作動されると、供給
皿118内のパチンコ球がモータ13の駆動に伴い球供給口1
19、球流下路120、球送りレバー121を介して発射レール
上に一個ずつ供給されると共に、供給されたパチンコ球
がモータ13に連動する発射杆12により遊技盤1の遊技部
に向け発射される。シャッタソレノイド124に通電され
ると、第16図(B)のようにシャッタ123が球流下路120
内に進入し、この状態では球流下路120から球送りレバ
ー121へのパチンコ球の流下が阻止されるため、発射レ
ールへのパチンコ球の供給が停止され、パチンコ球の発
射が停止される。
なお、125は球流下路120を兼ねかつ遊技を中止したと
き等に供給皿118内のパチンコ球を供給皿118下方の受皿
に排出するための球抜き機構のスライダで、パネル122
の前面に設けた球抜きレバーを押すと、スライダ125が
後退して球供給口119からのパチンコ球を球抜き樋126に
落とし、受皿に排出する。
き等に供給皿118内のパチンコ球を供給皿118下方の受皿
に排出するための球抜き機構のスライダで、パネル122
の前面に設けた球抜きレバーを押すと、スライダ125が
後退して球供給口119からのパチンコ球を球抜き樋126に
落とし、受皿に排出する。
第17図、第18図には入賞球処理装置15、賞球排出装置
16、打球発射装置14等を制御する制御装置200を示す。
16、打球発射装置14等を制御する制御装置200を示す。
制御装置200は、内部にROMやRAMを備えるCPU(マイク
ロコンピュータ)201、CPU201の入出力を処理するイン
ターフェイス202、各入出力端子203〜210、タイマ発信
回路211、電源回路212等からなり、CPU201のROMには実
行すべきプログラムおよび種々のデータを設定し、RAM
はCPU201のワークエリアやタイマエリアを提供する。制
御装置200の各入出力端子203〜210に賞球排出装置16の
球抜きセンサ100、排出機構42a,42bの排出センサ74a,74
b(排出センサ1,2)、排出ソレノイド87a,87b(排出Sol
1,2)、ロックソレノイド94(ロックSol)、賞球排出樋
43の分配樋44のオーバーフロースイッチ106(オーバー
フローSW)、球抜き樋45の球抜きゲート107を駆動する
球抜きソレノイド113(球抜きSol)、打球発射装置14の
球供給機構のシャッタソレノイド124(シャッタSol)、
球抜きゲート107のゲートセンサ115、入賞球処理装置15
のセーフセンサ21a,21b(セーフセンサ12)、セーフソ
レノイド35a,35b(セーフSol1,2)、賞品球の上タンク4
0に設けた補給センサ53、打球発射装置14の発射モータ1
3、誘導樋41に設けた半端センサ60等が接続され、CPU20
1はROMのプログラムデータおよび前記各センサ、スイッ
チ等からの信号に基づき、排出Sol1,2、ロックSol、球
抜きSol、シャッタSol、セーフSol1,2、発射モータ等を
制御する。
ロコンピュータ)201、CPU201の入出力を処理するイン
ターフェイス202、各入出力端子203〜210、タイマ発信
回路211、電源回路212等からなり、CPU201のROMには実
行すべきプログラムおよび種々のデータを設定し、RAM
はCPU201のワークエリアやタイマエリアを提供する。制
御装置200の各入出力端子203〜210に賞球排出装置16の
球抜きセンサ100、排出機構42a,42bの排出センサ74a,74
b(排出センサ1,2)、排出ソレノイド87a,87b(排出Sol
1,2)、ロックソレノイド94(ロックSol)、賞球排出樋
43の分配樋44のオーバーフロースイッチ106(オーバー
フローSW)、球抜き樋45の球抜きゲート107を駆動する
球抜きソレノイド113(球抜きSol)、打球発射装置14の
球供給機構のシャッタソレノイド124(シャッタSol)、
球抜きゲート107のゲートセンサ115、入賞球処理装置15
のセーフセンサ21a,21b(セーフセンサ12)、セーフソ
レノイド35a,35b(セーフSol1,2)、賞品球の上タンク4
0に設けた補給センサ53、打球発射装置14の発射モータ1
3、誘導樋41に設けた半端センサ60等が接続され、CPU20
1はROMのプログラムデータおよび前記各センサ、スイッ
チ等からの信号に基づき、排出Sol1,2、ロックSol、球
抜きSol、シャッタSol、セーフSol1,2、発射モータ等を
制御する。
なお、完了ランプは基盤2の前面上部に、セーフラン
プ(賞球ランプ)1,2は遊技盤1の左右上部に、タッチ
センサ、発射ストップSWは打球発射装置14の操作ハンド
ルに設けられるもので、完了ランプは補給センサのオン
時や打ち止め時に点灯され、セーフランプ1,2は対応す
るセーフセンサ1,2のオン時やエラー時(後述する)等
に点灯される。
プ(賞球ランプ)1,2は遊技盤1の左右上部に、タッチ
センサ、発射ストップSWは打球発射装置14の操作ハンド
ルに設けられるもので、完了ランプは補給センサのオン
時や打ち止め時に点灯され、セーフランプ1,2は対応す
るセーフセンサ1,2のオン時やエラー時(後述する)等
に点灯される。
また、制御装置200には、2系統の入賞球処理装置15
による各賞球数、CPU201の処理モード、各機器のエラー
等をモニタ表示するモニタ表示部213と、リモコン送信
器214(第20図)からのリモートコントロールによって
前記賞球数を設定するためのリモコン受信器215が併設
され、CPU201に接続される。
による各賞球数、CPU201の処理モード、各機器のエラー
等をモニタ表示するモニタ表示部213と、リモコン送信
器214(第20図)からのリモートコントロールによって
前記賞球数を設定するためのリモコン受信器215が併設
され、CPU201に接続される。
モニタ表示部213は、第19図のように制御装置200のケ
ース216の表面に8桁に配列した7セグメント表示素子L
CD−A〜Hと、LC,D−A〜Hの間に配列した単一の表示
素子LCD−Ad〜Gdとからなり、CPU201を介して、LCD−A,
Bの2桁にセーフセンサ1側の設定賞球数が、LCD−D,E
の2桁にセーフセンサ2側の設定賞球数が表示され、LC
D−Bdはリモコン送信器214によるセーフセンサ1側の賞
球設定時およびセーフセンサ1の検出による排出処理時
に、LCD−Edはリモコン送信器214によるセーフセンサ2
側の賞球設定時およびセーフセンサ2の検出による排出
処理時に点灯表示される。また、エラーが発生したとき
にエラー要因を確認可能とするように、CPU201からの指
令により、LCD−GにはCPU201の処理モードが予め定め
た数字にて表示され、LCD−HにはCPU201の処理モード
がエラー処理であればそのエラー要因が予め定めた数字
にて表示され、このエラー時にLCD−Gdは点滅表示され
る。
ース216の表面に8桁に配列した7セグメント表示素子L
CD−A〜Hと、LC,D−A〜Hの間に配列した単一の表示
素子LCD−Ad〜Gdとからなり、CPU201を介して、LCD−A,
Bの2桁にセーフセンサ1側の設定賞球数が、LCD−D,E
の2桁にセーフセンサ2側の設定賞球数が表示され、LC
D−Bdはリモコン送信器214によるセーフセンサ1側の賞
球設定時およびセーフセンサ1の検出による排出処理時
に、LCD−Edはリモコン送信器214によるセーフセンサ2
側の賞球設定時およびセーフセンサ2の検出による排出
処理時に点灯表示される。また、エラーが発生したとき
にエラー要因を確認可能とするように、CPU201からの指
令により、LCD−GにはCPU201の処理モードが予め定め
た数字にて表示され、LCD−HにはCPU201の処理モード
がエラー処理であればそのエラー要因が予め定めた数字
にて表示され、このエラー時にLCD−Gdは点滅表示され
る。
リモコン受信器215は、リモコン送信器214から発せら
れた光信号(赤外線等)を受信部217に受けると、これ
を所定の電気信号に変換してCPU201に送り、リモコン送
信器214は、携帯可能なもので、第20図のようにセーフ
センサ1側の賞球設定モードを呼び出すセーフキー218
(セーフ1キー)と、セーフセンサ2側の賞球設定モー
ドを呼び出すセーフキー219(セーフ2キー)と、賞球
数を+1する+1キー220と、賞球数を−1する−1キ
ー221と、賞球数の設定終了を指令するセットキー222と
を備え、これらのキーを押すことで先端の送信部からそ
れぞれ所定の光信号を発する。
れた光信号(赤外線等)を受信部217に受けると、これ
を所定の電気信号に変換してCPU201に送り、リモコン送
信器214は、携帯可能なもので、第20図のようにセーフ
センサ1側の賞球設定モードを呼び出すセーフキー218
(セーフ1キー)と、セーフセンサ2側の賞球設定モー
ドを呼び出すセーフキー219(セーフ2キー)と、賞球
数を+1する+1キー220と、賞球数を−1する−1キ
ー221と、賞球数の設定終了を指令するセットキー222と
を備え、これらのキーを押すことで先端の送信部からそ
れぞれ所定の光信号を発する。
リモコン送信器214の送信部をリモコン受信器215の受
信部217に向けた状態で、セーフキー218を押すとCPU201
によるセーフセンサ1側の賞球設定が受付可能となり、
次に+1キー220、−1キー221を適宜押していくと数値
を1ずつ繰り上げ、繰り下げながらモニタ表示部213のL
CD−A,Bに任意に数値(賞球数)が表示され、さらにセ
ットキー222を押すとLCD−A,Bに表示された数値がセー
フセンサ1側の設定賞球数として決定され、CPU201内の
所定のRAMに格納される。また、同様にセーフキー219を
押すとCPU201によるセーフセンサ2側の賞球設定が受付
可能となり、次に+1キー220、−1キー221を適宜押し
ていくと数値を1ずつ繰り上げ、繰り下げながらモニタ
表示部213のLCD−D,Eに任意に数値(賞球数)が表示さ
れ、さらにセットキー222を押すとLCD−D,Eに表示され
た数値がセーフセンサ2側の設定賞球数として決定さ
れ、CPU201内の所定のRAMに格納される。ただし、リモ
コン受信器215は、後述する初期セット時以外は電源投
入直後の所定時間(例えば30秒)のみリモコン送信器21
4からの信号を受付けるように設定される。
信部217に向けた状態で、セーフキー218を押すとCPU201
によるセーフセンサ1側の賞球設定が受付可能となり、
次に+1キー220、−1キー221を適宜押していくと数値
を1ずつ繰り上げ、繰り下げながらモニタ表示部213のL
CD−A,Bに任意に数値(賞球数)が表示され、さらにセ
ットキー222を押すとLCD−A,Bに表示された数値がセー
フセンサ1側の設定賞球数として決定され、CPU201内の
所定のRAMに格納される。また、同様にセーフキー219を
押すとCPU201によるセーフセンサ2側の賞球設定が受付
可能となり、次に+1キー220、−1キー221を適宜押し
ていくと数値を1ずつ繰り上げ、繰り下げながらモニタ
表示部213のLCD−D,Eに任意に数値(賞球数)が表示さ
れ、さらにセットキー222を押すとLCD−D,Eに表示され
た数値がセーフセンサ2側の設定賞球数として決定さ
れ、CPU201内の所定のRAMに格納される。ただし、リモ
コン受信器215は、後述する初期セット時以外は電源投
入直後の所定時間(例えば30秒)のみリモコン送信器21
4からの信号を受付けるように設定される。
また、前記RAMによる設定賞球数の格納値が電源の遮
断等により消滅することのないように、制御装置200の
電源回路212のバックアップバッテリ223が備えられ、電
源回路212の電圧が設定値以下に低下すると、電圧レベ
ル回路224によりRAMの電源がバックアップバッテリ223
に切り替えられるようにしてある。
断等により消滅することのないように、制御装置200の
電源回路212のバックアップバッテリ223が備えられ、電
源回路212の電圧が設定値以下に低下すると、電圧レベ
ル回路224によりRAMの電源がバックアップバッテリ223
に切り替えられるようにしてある。
なお、制御装置200は基盤2のフレーム後面の左下部
に取付けられる(第1図参照)。また、リモコン受信器
215を制御装置200の基板224上に設けても良いが、基盤
2の任意の位置あるいはパチンコ機の前面側に配置して
も良い。また、リモコン受信器215を島設備の所定の位
置に配置しても良く、この場合リモコン受信器215を島
設備で共通にして各パチンコ機の制御装置200に接続す
れば、1台の受信器215にて島設備内の各パチンコ機の
賞球数の設定を一度に行うことも可能である。
に取付けられる(第1図参照)。また、リモコン受信器
215を制御装置200の基板224上に設けても良いが、基盤
2の任意の位置あるいはパチンコ機の前面側に配置して
も良い。また、リモコン受信器215を島設備の所定の位
置に配置しても良く、この場合リモコン受信器215を島
設備で共通にして各パチンコ機の制御装置200に接続す
れば、1台の受信器215にて島設備内の各パチンコ機の
賞球数の設定を一度に行うことも可能である。
次に制御装置200による制御内容を第21図(A),
(B)〜第54図のフローチャートに基づいて説明する。
(B)〜第54図のフローチャートに基づいて説明する。
第21図(A),(B)はメインフローを示すもので、
賞球数を定める“賞球数設定処理”、各センサ等の“常
時監視処理”、賞球排出における“排出手段選択処
理”、“排出開始条件確認処理”、“排出処理”、およ
び“排出装置不正監視処理”、“球抜き処理”等からな
る。
賞球数を定める“賞球数設定処理”、各センサ等の“常
時監視処理”、賞球排出における“排出手段選択処
理”、“排出開始条件確認処理”、“排出処理”、およ
び“排出装置不正監視処理”、“球抜き処理”等からな
る。
まず、本装置の初期セット時には、電源が投入される
と、CPU201のRAMが初期化され各デバイスへの出力がリ
セット(オフ状態)され、排出機構42a,42bのロックSol
のみオンされた後、初期の賞球数設定処理に移行する
(0.01〜0.04)。
と、CPU201のRAMが初期化され各デバイスへの出力がリ
セット(オフ状態)され、排出機構42a,42bのロックSol
のみオンされた後、初期の賞球数設定処理に移行する
(0.01〜0.04)。
初期の賞球数設定処理では、第22図のようにリモコン
送信器214の送信部をリモコン受信器215の受信部217に
向けた状態で、リモコン送信器214のセーフ1キーをオ
ンすると、セーフ1賞球設定フラグに受付可能を示す
“1"が、排出レジスタ0に“0"がセットされ、次に第23
図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に排出
レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオンす
ればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下がり
(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に選
定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の値
がセーフセンサ1側の賞球数としてRAM内に設定、格納
され、セーフ1賞球設定フラグに受付不能を示す“0"が
セットされる(1.01〜1.06)。また、セーフ2キーをオ
ンすると、セーフ2賞球設定フラグに受付可能を示す
“1"が、排出レジスタ0に“0"がセットされ、同様に第
23図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に排
出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオン
すればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下がり
(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に選
定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の値
がセーフセンサ2側の賞球数としてRAM内に設定、格納
され、セーフ2賞球設定フラグに受付不能を示す“0"が
セットされる(1.07〜1.12)。賞球数の設定処理はセー
フ1,2キーのうち先にオンされたほうが先行する。
送信器214の送信部をリモコン受信器215の受信部217に
向けた状態で、リモコン送信器214のセーフ1キーをオ
ンすると、セーフ1賞球設定フラグに受付可能を示す
“1"が、排出レジスタ0に“0"がセットされ、次に第23
図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に排出
レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオンす
ればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下がり
(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に選
定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の値
がセーフセンサ1側の賞球数としてRAM内に設定、格納
され、セーフ1賞球設定フラグに受付不能を示す“0"が
セットされる(1.01〜1.06)。また、セーフ2キーをオ
ンすると、セーフ2賞球設定フラグに受付可能を示す
“1"が、排出レジスタ0に“0"がセットされ、同様に第
23図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に排
出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオン
すればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下がり
(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に選
定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の値
がセーフセンサ2側の賞球数としてRAM内に設定、格納
され、セーフ2賞球設定フラグに受付不能を示す“0"が
セットされる(1.07〜1.12)。賞球数の設定処理はセー
フ1,2キーのうち先にオンされたほうが先行する。
また、この初期賞球数セットを終えた後には、電源の
遮断に応じ第24図のパワーダウン割込により各デバイス
への出力がリセット(オフ状態)され、同じくセットさ
れる再起動フラグにより、電源が投入される毎に排出機
構42a,42bのロックSolのみオンされた後、通常時の賞球
数設定処理に移行する(0.05〜0.19)。
遮断に応じ第24図のパワーダウン割込により各デバイス
への出力がリセット(オフ状態)され、同じくセットさ
れる再起動フラグにより、電源が投入される毎に排出機
構42a,42bのロックSolのみオンされた後、通常時の賞球
数設定処理に移行する(0.05〜0.19)。
通常時の賞球数設定処理では、電源の投入により読込
制限タイマ(30秒)がセットされ、読込制限タイマがタ
イムアップするまでの間に、リモコン送信器214の送信
器をリモコン受信器215の受信部217に向けた状態で、リ
モコン送信器214のセーフ1キーをオンすると、セーフ
1賞球設定フラグに受付可能を示す“1"が、排出レジス
タ0に前に設定されたセーフセンサ1側の賞球数がセッ
トされ、次に第23図の賞球数設定にて+1キーをオンす
ればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、
−1キーをオンすればオン毎に排出レジスタ0の値が1
ずつ繰り下がり(1〜15までの値)、これらのキーによ
り所定の値に選定した後セットキーをオンすると、排出
レジスタ0の値がセーフセンサ1側の新たな賞球数とし
てRAM内に更新、格納され、セーフ1賞球設定フラグに
受付不能を示す“0"がセットされる(0.06〜0.12)。ま
た、セーフ2キーをオンすると、セーフ2賞球設定フラ
グに受付可能を示す“1"が、排出レジスタ0に前に設定
されたセーフセンサ2側の賞球数がセットされ、同様に
第23図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に
排出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオ
ンすればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下が
り(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に
選定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の
値がセーフセンサ2側の新たな賞球数としてRAM内に更
新、格納され、セーフ2賞球設定フラグに受付不能を示
す“0"がセットされる(0.13〜0.18)。賞球数の設定処
理はセーフ1,2キーのうち先にオンされたほうが先行す
る。
制限タイマ(30秒)がセットされ、読込制限タイマがタ
イムアップするまでの間に、リモコン送信器214の送信
器をリモコン受信器215の受信部217に向けた状態で、リ
モコン送信器214のセーフ1キーをオンすると、セーフ
1賞球設定フラグに受付可能を示す“1"が、排出レジス
タ0に前に設定されたセーフセンサ1側の賞球数がセッ
トされ、次に第23図の賞球数設定にて+1キーをオンす
ればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、
−1キーをオンすればオン毎に排出レジスタ0の値が1
ずつ繰り下がり(1〜15までの値)、これらのキーによ
り所定の値に選定した後セットキーをオンすると、排出
レジスタ0の値がセーフセンサ1側の新たな賞球数とし
てRAM内に更新、格納され、セーフ1賞球設定フラグに
受付不能を示す“0"がセットされる(0.06〜0.12)。ま
た、セーフ2キーをオンすると、セーフ2賞球設定フラ
グに受付可能を示す“1"が、排出レジスタ0に前に設定
されたセーフセンサ2側の賞球数がセットされ、同様に
第23図の賞球数設定にて+1キーをオンすればオン毎に
排出レジスタ0の値が1ずつ繰り上がり、−1キーをオ
ンすればオン毎に排出レジスタ0の値が1ずつ繰り下が
り(1〜15までの値)、これらのキーにより所定の値に
選定した後セットキーをオンすると、排出レジスタ0の
値がセーフセンサ2側の新たな賞球数としてRAM内に更
新、格納され、セーフ2賞球設定フラグに受付不能を示
す“0"がセットされる(0.13〜0.18)。賞球数の設定処
理はセーフ1,2キーのうち先にオンされたほうが先行す
る。
これらの賞球数の設定処理に対し、モニタ表示部213
のLCD−A,Bにセーフセンサ1側の賞球数が、LCD−D,Eに
セーフセンサ2側の賞球数が表示され、またセーフセン
サ1側の処理中にLCD−Bdが、セーフセンサ2側の処理
中にLCD−Edが点灯され、両処理中にLCD−Cの中央セグ
メントが点滅される(後述する第41図(A),(B))
のLCD表示処理、第31図のLCD点滅処理による)。ここ
で、第55図にセーフセンサ1側での処理のタイミングチ
ャートを示すと、セーフ1キーをオンするとLCD−C
(中央セグメント)が点滅され(500m秒間隔)LCD−Bd
が点灯され、+1キーをオンすると例えば[11]を表示
していたLCD−A,Bの表示が[12]に切り替わり、−1キ
ーをオンすると[12]を表示していたLCD−A,Bの表示が
[11]に切り替わり、設定賞球数を例えば[13]として
LCD−A,Bの表示を[13]に切り替えた後、セットキーを
オンするとLCD−C(中央セグメント)の点滅が点灯に
切り替えられLCD−Bdが消灯される。
のLCD−A,Bにセーフセンサ1側の賞球数が、LCD−D,Eに
セーフセンサ2側の賞球数が表示され、またセーフセン
サ1側の処理中にLCD−Bdが、セーフセンサ2側の処理
中にLCD−Edが点灯され、両処理中にLCD−Cの中央セグ
メントが点滅される(後述する第41図(A),(B))
のLCD表示処理、第31図のLCD点滅処理による)。ここ
で、第55図にセーフセンサ1側での処理のタイミングチ
ャートを示すと、セーフ1キーをオンするとLCD−C
(中央セグメント)が点滅され(500m秒間隔)LCD−Bd
が点灯され、+1キーをオンすると例えば[11]を表示
していたLCD−A,Bの表示が[12]に切り替わり、−1キ
ーをオンすると[12]を表示していたLCD−A,Bの表示が
[11]に切り替わり、設定賞球数を例えば[13]として
LCD−A,Bの表示を[13]に切り替えた後、セットキーを
オンするとLCD−C(中央セグメント)の点滅が点灯に
切り替えられLCD−Bdが消灯される。
このように、リモコン操作によってセーフセンサ1側
の賞球数とセーフセンサ2側の賞球数をモニタ表示を見
ながら自由にかつ簡単に設定でき、またその変更も容易
に行うことができる。このため、遊技盤1の機種に合っ
た賞球数に設定することが可能であり、遊技盤1の交換
により賞球数を変更する必要を生じた場合にも簡単に対
応可能である。また、賞球数を自由に設定できるため、
遊技機を開発する際の自由度が高まり、変動入賞装置等
の遊技の特徴を生かした遊技機の開発が可能となる。
の賞球数とセーフセンサ2側の賞球数をモニタ表示を見
ながら自由にかつ簡単に設定でき、またその変更も容易
に行うことができる。このため、遊技盤1の機種に合っ
た賞球数に設定することが可能であり、遊技盤1の交換
により賞球数を変更する必要を生じた場合にも簡単に対
応可能である。また、賞球数を自由に設定できるため、
遊技機を開発する際の自由度が高まり、変動入賞装置等
の遊技の特徴を生かした遊技機の開発が可能となる。
また、通常時の賞球数セットは、電源の投入によりセ
ットされる読込制限タイマ(30秒)の時間内に限り実行
され、読込制限タイマがタイムアップすると、リモコン
受信器215がリモコン送信器214からの信号の受付を停止
する。このため、通常時に賞球数を設定する場合はパチ
ンコ店の開店前に行われることになり、開店後に不正に
賞球数の変更を行うことを防止できる。なお、RAMに設
定、格納された賞球数は、電源がオフされても停電等に
より電源が切れても、バックアップバッテリ223により
保持される。
ットされる読込制限タイマ(30秒)の時間内に限り実行
され、読込制限タイマがタイムアップすると、リモコン
受信器215がリモコン送信器214からの信号の受付を停止
する。このため、通常時に賞球数を設定する場合はパチ
ンコ店の開店前に行われることになり、開店後に不正に
賞球数の変更を行うことを防止できる。なお、RAMに設
定、格納された賞球数は、電源がオフされても停電等に
より電源が切れても、バックアップバッテリ223により
保持される。
そして、初期賞球数セットを終えると、また通常時に
読込制限タイマがタイムアップすると、以下繰り返し実
行される常時監視処理等の各処理へ移行する(0.20〜0.
33)。
読込制限タイマがタイムアップすると、以下繰り返し実
行される常時監視処理等の各処理へ移行する(0.20〜0.
33)。
常時監視処理等の各処理へは電源投入後、賞球数設定
処理による十分な時間が経過してから移行するため、各
処理へ移行したときに各センサから安定した信号がCPU2
01に送られる。制御電源として例えばCPU201には5Vを、
各センサには12Vを用いているが、第56図のように5Vと1
2Vとでは電源の投入から規定の電圧に立ち上がるまでに
時間差があり、即ちCPU201は5Vに達する前から正常な動
作を始めるが、各センサは12Vに立ち上がる途中の電圧
にて不安定な状態となって誤信号を発生することがあ
り、このため電源投入後、電圧が立ち上がるのに十分な
時間が経過してから常時監視処理等の各処理に入ること
で、CPU201が誤信号を読込むことを防止でき、誤動作を
防止できる。また、通常時の賞球数セットを行わない場
合、読込制限タイマをキャンセル可能としても良いが、
この場合ロックSolのオン後、ウエイトタイマ(例えば
2秒)をセットし、ウエイトタイマがタイムアップして
から常時監視処理等の各処理に入るようにすれば、同じ
く各センサから安定した信号がCPU201に送られ、CPU201
の誤動作を防止できる。なお、通常時の賞球数セット
は、例えば遊技盤1の交換に伴い賞球数の変更を要する
ときに不定期的に行われる。
処理による十分な時間が経過してから移行するため、各
処理へ移行したときに各センサから安定した信号がCPU2
01に送られる。制御電源として例えばCPU201には5Vを、
各センサには12Vを用いているが、第56図のように5Vと1
2Vとでは電源の投入から規定の電圧に立ち上がるまでに
時間差があり、即ちCPU201は5Vに達する前から正常な動
作を始めるが、各センサは12Vに立ち上がる途中の電圧
にて不安定な状態となって誤信号を発生することがあ
り、このため電源投入後、電圧が立ち上がるのに十分な
時間が経過してから常時監視処理等の各処理に入ること
で、CPU201が誤信号を読込むことを防止でき、誤動作を
防止できる。また、通常時の賞球数セットを行わない場
合、読込制限タイマをキャンセル可能としても良いが、
この場合ロックSolのオン後、ウエイトタイマ(例えば
2秒)をセットし、ウエイトタイマがタイムアップして
から常時監視処理等の各処理に入るようにすれば、同じ
く各センサから安定した信号がCPU201に送られ、CPU201
の誤動作を防止できる。なお、通常時の賞球数セット
は、例えば遊技盤1の交換に伴い賞球数の変更を要する
ときに不定期的に行われる。
第25図は割込処理を示すもので、一定周期(1m秒毎)
で実行される“排出センサ1入力処理”、“排出センサ
2入力処理”、“球抜きセンサ入力処理”、“補給セン
サ入力処理”、“ゲートセンサ入力処理”、“LCD点滅
処理”等からなる。
で実行される“排出センサ1入力処理”、“排出センサ
2入力処理”、“球抜きセンサ入力処理”、“補給セン
サ入力処理”、“ゲートセンサ入力処理”、“LCD点滅
処理”等からなる。
割込処理にて行われる排出センサ1入力処理、排出セ
ンサ2入力処理は、排出機構42a,42bの調流樋72a,72bの
調流部81を流下中のパチンコ球を排出ストッパ機構73a,
73bの上流の排出センサ1,2にて精度良く検出するための
もので、それぞれ第26図、第27図のように1m秒周期で排
出センサ1,2の信号を読込み、前回読込んだ信号と今回
読込んだ信号とにより検出(立上り検出)を行う。即
ち、排出センサ1,2の信号がオフからオンに変わると排
出1,2変化フラグに“1"をセットし、次に今回の排出セ
ンサ1,2の信号がオンであれば排出センサ1,2立上りフラ
グを“1"にして球有り、つまりパチンコ球が排出センサ
1,2内に入った立上りと判定する(11.06〜11.09,11.01
〜11.04、12.06〜12.09、12.01〜12.4)。他方、排出セ
ンサ1,2の信号がオフのときは排出1,2Lレベルフラグに
“1"をセットし、次に今回の排出センサ1,2の信号がオ
フであれば球無し、つまりパチンコ球が排出センサ1,2
内に無いと判定する(11.10,11.11,11.06,11.07,12.10,
12.11,12.06,12.07)。
ンサ2入力処理は、排出機構42a,42bの調流樋72a,72bの
調流部81を流下中のパチンコ球を排出ストッパ機構73a,
73bの上流の排出センサ1,2にて精度良く検出するための
もので、それぞれ第26図、第27図のように1m秒周期で排
出センサ1,2の信号を読込み、前回読込んだ信号と今回
読込んだ信号とにより検出(立上り検出)を行う。即
ち、排出センサ1,2の信号がオフからオンに変わると排
出1,2変化フラグに“1"をセットし、次に今回の排出セ
ンサ1,2の信号がオンであれば排出センサ1,2立上りフラ
グを“1"にして球有り、つまりパチンコ球が排出センサ
1,2内に入った立上りと判定する(11.06〜11.09,11.01
〜11.04、12.06〜12.09、12.01〜12.4)。他方、排出セ
ンサ1,2の信号がオフのときは排出1,2Lレベルフラグに
“1"をセットし、次に今回の排出センサ1,2の信号がオ
フであれば球無し、つまりパチンコ球が排出センサ1,2
内に無いと判定する(11.10,11.11,11.06,11.07,12.10,
12.11,12.06,12.07)。
第57図(A),(B)に排出センサ1,2入力処理の例
を示すと、フレーム2あるいは10の場合は、センサの信
号がオフからオンに変わった後、再びオフとなるので、
その信号オンをノイズと見なして無効とする。フレーム
5あるいは13の場合は、センサの信号がオフからオンに
変わった後、信号が今回もオンとなるので、今回の信号
入力時に立上り(球有り)と判定する。フレーム6,7の
場合は、立上りを判定済である。また、フレーム9の場
合は、センサの信号がオンからオフに変わった後、信号
が今回もオフとなるので、今回の信号入力時に立下り
(球無し)と判定する。この排出センサ1,2入力処理に
より、調流樋72a,72bの調流部81を流下中のパチンコ球
を正確に検出でき、流下中のパチンコ球を計数できる。
を示すと、フレーム2あるいは10の場合は、センサの信
号がオフからオンに変わった後、再びオフとなるので、
その信号オンをノイズと見なして無効とする。フレーム
5あるいは13の場合は、センサの信号がオフからオンに
変わった後、信号が今回もオンとなるので、今回の信号
入力時に立上り(球有り)と判定する。フレーム6,7の
場合は、立上りを判定済である。また、フレーム9の場
合は、センサの信号がオンからオフに変わった後、信号
が今回もオフとなるので、今回の信号入力時に立下り
(球無し)と判定する。この排出センサ1,2入力処理に
より、調流樋72a,72bの調流部81を流下中のパチンコ球
を正確に検出でき、流下中のパチンコ球を計数できる。
球抜きセンサ入力処理は、基盤2の前面の操作孔より
挿入された器具の操作により球抜きセンサがオンしたか
否かを検出するためのもので、第28図のように1m秒周期
で球抜きセンサの信号を読込み、球抜きセンサの信号が
オフからオンに変わると球抜きセンサ変化フラグに“1"
をセットし、次に今回の球抜きセンサの信号がオンであ
れば球抜き開始フラグを“1"にして球抜きセンサのオン
を判定する(13.09〜13.12,13.04〜13.07)。他方、球
抜きセンサの信号がオフのときは球抜きセンサLレベル
フラグに“1"をセットし、次に今回の球抜きセンサの信
号がオフであれば球抜きセンサのオフを判定する(13.1
3,13.14,13.09,13.10)。なお、賞球排出装置16による
賞球排出中を示す排出処理フラグ=“1"(第45図
(A),(B)の排出処理による)のときは球抜きセン
サのオン、オフの検出を行わない(13.01〜13.03)。
挿入された器具の操作により球抜きセンサがオンしたか
否かを検出するためのもので、第28図のように1m秒周期
で球抜きセンサの信号を読込み、球抜きセンサの信号が
オフからオンに変わると球抜きセンサ変化フラグに“1"
をセットし、次に今回の球抜きセンサの信号がオンであ
れば球抜き開始フラグを“1"にして球抜きセンサのオン
を判定する(13.09〜13.12,13.04〜13.07)。他方、球
抜きセンサの信号がオフのときは球抜きセンサLレベル
フラグに“1"をセットし、次に今回の球抜きセンサの信
号がオフであれば球抜きセンサのオフを判定する(13.1
3,13.14,13.09,13.10)。なお、賞球排出装置16による
賞球排出中を示す排出処理フラグ=“1"(第45図
(A),(B)の排出処理による)のときは球抜きセン
サのオン、オフの検出を行わない(13.01〜13.03)。
球抜きセンサ入力処理では、賞球排出装置16による賞
球排出中を除き、第57図(A),(B)の例と同様にフ
レーム2あるいは10の場合はセンサの信号オンをノイズ
と見なして無効とし、フレーム5あるいは13の場合は今
回の信号入力時にセンサをオンと判定し、フレーム6,7
の場合はセンサのオンを判定済であり、フレーム9の場
合は今回の信号入力時にセンサをオフと判定する。この
球抜きセンサ入力処理により、賞球排出装置16による賞
球排出と後述する球抜き動作とが重なる心配がなく、操
作孔より挿入された器具の操作による球抜きセンサのオ
ンを正確に検出することができる。
球排出中を除き、第57図(A),(B)の例と同様にフ
レーム2あるいは10の場合はセンサの信号オンをノイズ
と見なして無効とし、フレーム5あるいは13の場合は今
回の信号入力時にセンサをオンと判定し、フレーム6,7
の場合はセンサのオンを判定済であり、フレーム9の場
合は今回の信号入力時にセンサをオフと判定する。この
球抜きセンサ入力処理により、賞球排出装置16による賞
球排出と後述する球抜き動作とが重なる心配がなく、操
作孔より挿入された器具の操作による球抜きセンサのオ
ンを正確に検出することができる。
補給センサ入力処理は、賞球排出装置16の上タンク40
に設けた踏板54の動作により上タンク40内の賞品球の有
無を検出するもので、第29図のように1m秒周期で読込ま
れる補給センサの信号がオフ状態のときは、補給Lレベ
ルフラグを“1"にして上タンク40内に賞品球有りと判定
する(14.01,14.14,14.06)。また、補給センサの信号
がオフ状態からオンに変わると補給立上変化フラグに
“1"をセットし(14.01,14.23〜14.25)、次に補給セン
サの信号がオンであれば、補給センサ立上フラグに“1"
をセットし補給Hレベルフラグを“1"にして上タンク40
内に賞品球無しと判定する(14.15〜14.19)。また、補
給センサの信号がオンの状態からオフに変わると補給立
下変化フラグに“1"をセットし(14.01,14.10〜14.1
2)、次に補給センサの信号がオフであれば、補給セン
サ立下フラグに“1"をセットし補給Lレベルフラグを
“1"にして上タンク40内に賞品球有りと判定する(14.0
2〜14.06)。
に設けた踏板54の動作により上タンク40内の賞品球の有
無を検出するもので、第29図のように1m秒周期で読込ま
れる補給センサの信号がオフ状態のときは、補給Lレベ
ルフラグを“1"にして上タンク40内に賞品球有りと判定
する(14.01,14.14,14.06)。また、補給センサの信号
がオフ状態からオンに変わると補給立上変化フラグに
“1"をセットし(14.01,14.23〜14.25)、次に補給セン
サの信号がオンであれば、補給センサ立上フラグに“1"
をセットし補給Hレベルフラグを“1"にして上タンク40
内に賞品球無しと判定する(14.15〜14.19)。また、補
給センサの信号がオンの状態からオフに変わると補給立
下変化フラグに“1"をセットし(14.01,14.10〜14.1
2)、次に補給センサの信号がオフであれば、補給セン
サ立下フラグに“1"をセットし補給Lレベルフラグを
“1"にして上タンク40内に賞品球有りと判定する(14.0
2〜14.06)。
補給センサ入力処理も、排出センサ1,2入力処理、球
抜きセンサ入力処理と同様にセンサの信号が1回のみオ
ンあるいはオフの場合は無効とし、センサの前回の信号
と今回の信号がオフの場合は上タンク40内に賞品球有り
と判定し、センサの前回の信号と今回の信号がオンの場
合は上タンク40内に賞品球無しと判定する。この補給セ
ンサ入力処理により、上タンク40内の賞品球の有無を正
確に検出することができる。
抜きセンサ入力処理と同様にセンサの信号が1回のみオ
ンあるいはオフの場合は無効とし、センサの前回の信号
と今回の信号がオフの場合は上タンク40内に賞品球有り
と判定し、センサの前回の信号と今回の信号がオンの場
合は上タンク40内に賞品球無しと判定する。この補給セ
ンサ入力処理により、上タンク40内の賞品球の有無を正
確に検出することができる。
ゲートセンサ入力処理は、球抜き樋45の球抜きゲート
107が閉位置にあるか開位置にあるかを検出するもの
で、第30図のように1m秒周期で読込まれるゲートセンサ
の信号がオフ状態のときは、ゲートLレベルフラグを
“1"にして球抜きゲート107が閉位置にあると判定する
(15.01,15.14,15.6)。また、ゲートセンサの信号がオ
フ状態からオンに変わるとゲート立上変化フラグに“1"
をセットし(15.01,15.23〜15.25)、次にゲートセンサ
の信号がオンであれば、ゲートセンサ立上フラグに“1"
をセットしゲートHレベルフラグを“1"にして球抜きゲ
ート107が開位置あると判定する(15.15〜15.19)。ま
た、ゲートセンサの信号がオン状態からオフに変わると
ゲート立下変化フラグに“1"をセットし(15.01,15.10
〜15.12)、次にゲートセンサの信号がオフであれば、
ゲートセンサ立下フラグに“1"をセットしゲートLレベ
ルフラグを“1"にして球抜きゲート107が閉位置にある
と判定する(15.02〜15.06)。
107が閉位置にあるか開位置にあるかを検出するもの
で、第30図のように1m秒周期で読込まれるゲートセンサ
の信号がオフ状態のときは、ゲートLレベルフラグを
“1"にして球抜きゲート107が閉位置にあると判定する
(15.01,15.14,15.6)。また、ゲートセンサの信号がオ
フ状態からオンに変わるとゲート立上変化フラグに“1"
をセットし(15.01,15.23〜15.25)、次にゲートセンサ
の信号がオンであれば、ゲートセンサ立上フラグに“1"
をセットしゲートHレベルフラグを“1"にして球抜きゲ
ート107が開位置あると判定する(15.15〜15.19)。ま
た、ゲートセンサの信号がオン状態からオフに変わると
ゲート立下変化フラグに“1"をセットし(15.01,15.10
〜15.12)、次にゲートセンサの信号がオフであれば、
ゲートセンサ立下フラグに“1"をセットしゲートLレベ
ルフラグを“1"にして球抜きゲート107が閉位置にある
と判定する(15.02〜15.06)。
ゲートセンサ入力処理も、排出センサ1,2入力処理、
球抜きセンサ入力処理と同様にセンサの信号が1回のみ
オンあるいはオフの場合は無効とし、センサの前回の信
号と今回の信号がオフの場合は球抜きゲート107が閉位
置にあると判定し、センサの前回の信号と今回の信号が
オンの場合は球抜きゲート107が開位置にあると判定す
る。このゲートセンサ入力処理により、球抜きゲート10
7の位置を正確に検出することができる。
球抜きセンサ入力処理と同様にセンサの信号が1回のみ
オンあるいはオフの場合は無効とし、センサの前回の信
号と今回の信号がオフの場合は球抜きゲート107が閉位
置にあると判定し、センサの前回の信号と今回の信号が
オンの場合は球抜きゲート107が開位置にあると判定す
る。このゲートセンサ入力処理により、球抜きゲート10
7の位置を正確に検出することができる。
このように排出センサ1,2、球抜きセンサ、補給セン
サ、ゲートセンサの入力処理により、排出センサ1,2に
て流下中のパチンコ球、球抜きセンサのオン、上タンク
40内の賞品球の有無、球抜きゲート107の位置を正確に
検出でき、ノイズによる影響を防止できる。即ち、パチ
ンコ球はパチンコ島内部を循環移動しており、その際上
タンク40、賞球排出樋43、供給皿等、各流下経路との摩
擦により静電気を帯びやすく、その静電気によりノイズ
が発生するのであるが、それぞれ一定周期(1m秒)でセ
ンサの信号を読込み、前回の信号と今回の信号を比較し
て検出するので、センサ信号とノイズとを識別すること
ができ、このためノイズによる制御装置200の誤動作を
確実に防止でき、高い信頼性が確保される。また、これ
により例えば電子ライタ等によってパチンコ機の金枠等
の金属部分に放電し、ノイズを発生させることで賞球排
出装置16等を誤動作させるといった不正行為等をも確実
に防止できる。
サ、ゲートセンサの入力処理により、排出センサ1,2に
て流下中のパチンコ球、球抜きセンサのオン、上タンク
40内の賞品球の有無、球抜きゲート107の位置を正確に
検出でき、ノイズによる影響を防止できる。即ち、パチ
ンコ球はパチンコ島内部を循環移動しており、その際上
タンク40、賞球排出樋43、供給皿等、各流下経路との摩
擦により静電気を帯びやすく、その静電気によりノイズ
が発生するのであるが、それぞれ一定周期(1m秒)でセ
ンサの信号を読込み、前回の信号と今回の信号を比較し
て検出するので、センサ信号とノイズとを識別すること
ができ、このためノイズによる制御装置200の誤動作を
確実に防止でき、高い信頼性が確保される。また、これ
により例えば電子ライタ等によってパチンコ機の金枠等
の金属部分に放電し、ノイズを発生させることで賞球排
出装置16等を誤動作させるといった不正行為等をも確実
に防止できる。
なお、LCD点滅処理では、第31図のように250m秒毎にL
CD点滅フラグに消灯を示す“0"と点灯を示す“1"とを交
互にセットし、賞球設定時や後述するエラー処理時にモ
ニタ表示部213の対応する表示素子の点滅タイミングを
設定する(16.01〜16.05)。
CD点滅フラグに消灯を示す“0"と点灯を示す“1"とを交
互にセットし、賞球設定時や後述するエラー処理時にモ
ニタ表示部213の対応する表示素子の点滅タイミングを
設定する(16.01〜16.05)。
常時監視処理は、第32図のように“LCD表示処理”、
“セーフセンサ1入力処理”、“セーフセンサ2入力処
理”、“排出センサ1レベル入力処理”、“排出センサ
2レベル入力処理”、“オーバーフローSW入力処理”、
“半端センサ入力処理”、“発射モータ制御処理”、
“補給処理”からなる。
“セーフセンサ1入力処理”、“セーフセンサ2入力処
理”、“排出センサ1レベル入力処理”、“排出センサ
2レベル入力処理”、“オーバーフローSW入力処理”、
“半端センサ入力処理”、“発射モータ制御処理”、
“補給処理”からなる。
常時監視処理におけるセーフセンサ1入力処理、セー
フセンサ2入力処理は、入賞球処理装置15の調流樋18a,
18bの調流部29に設けられるストッパ機構20a,20bの2つ
球阻止部の間にてセーフセンサ1,2によるパチンコ球
(入賞球)の有無を精度良く検出するもので、第33図、
第34図のように所定周期(繰り返し処理の所要時間に応
じる)でセーフセンサ1,2の信号を読込み、一定時間で
の信号の状態によりパチンコ球の検出を行う。即ち、セ
ーフセンサ1,2の信号がオフからオンに変わるとセーフ
1,2球有タイマ(10m秒)をセットし(21.01,21.07〜21.
09,22.01,22.07〜22.09)、次いでセーフ1,2球有タイマ
がタイムアップしたときにセーフセンサ1,2の信号がオ
ンであれば球有りと判定し、セーフ1,2球有フラグに
“1"をセットする(21.01,21.03〜21.06、22.01、22.03
〜22.06)。他方、セーフセンサ1,2の信号がオフのとき
は(21.01,22.01)、セーフ1,2球無タイマ(4m秒)がタ
イムアップした状態でセーフセンサ1,2の信号がオフで
あれば球無しと判定し、セーフ1,2球無フラグに“1"を
セットする(21.15〜21.17,21.11〜21.14、22.15〜22.1
7,22.11〜22.14)。
フセンサ2入力処理は、入賞球処理装置15の調流樋18a,
18bの調流部29に設けられるストッパ機構20a,20bの2つ
球阻止部の間にてセーフセンサ1,2によるパチンコ球
(入賞球)の有無を精度良く検出するもので、第33図、
第34図のように所定周期(繰り返し処理の所要時間に応
じる)でセーフセンサ1,2の信号を読込み、一定時間で
の信号の状態によりパチンコ球の検出を行う。即ち、セ
ーフセンサ1,2の信号がオフからオンに変わるとセーフ
1,2球有タイマ(10m秒)をセットし(21.01,21.07〜21.
09,22.01,22.07〜22.09)、次いでセーフ1,2球有タイマ
がタイムアップしたときにセーフセンサ1,2の信号がオ
ンであれば球有りと判定し、セーフ1,2球有フラグに
“1"をセットする(21.01,21.03〜21.06、22.01、22.03
〜22.06)。他方、セーフセンサ1,2の信号がオフのとき
は(21.01,22.01)、セーフ1,2球無タイマ(4m秒)がタ
イムアップした状態でセーフセンサ1,2の信号がオフで
あれば球無しと判定し、セーフ1,2球無フラグに“1"を
セットする(21.15〜21.17,21.11〜21.14、22.15〜22.1
7,22.11〜22.14)。
セーフセンサ1,2入力処理では、セーフ1,2球有タイマ
あるいはセーフ1,2球無タイマによる一定時間、センサ
の信号がオンあるいはオフを継続した場合に球有りある
いは球無しと判定し、タイマのカウント中あるいはタイ
ムアップ後にセンサの信号が変わっても、その信号の変
化が一時的であればノイズと見なして無効とする。ま
た、電源投入初期からセンサの信号がオンのときは、セ
ーフセンサ1,2入力処理に入った後、10m秒後に球有りと
判定し、セーフ1,2球有フラグに“1"をセットする。こ
のセーフセンサ1,2入力処理により、ストッパ機構20a,2
0bの2つの球阻止部の間に入賞球の有無をセーフセンサ
1,2にて正確に検出することができる。なお、調流樋18
a,18bの調流部29に入った入賞球はストッパ機構20a,20b
により一旦流下を阻止されるため、セーフ1,2球有タイ
マによる球有りの検出時間は10m秒で十分である。
あるいはセーフ1,2球無タイマによる一定時間、センサ
の信号がオンあるいはオフを継続した場合に球有りある
いは球無しと判定し、タイマのカウント中あるいはタイ
ムアップ後にセンサの信号が変わっても、その信号の変
化が一時的であればノイズと見なして無効とする。ま
た、電源投入初期からセンサの信号がオンのときは、セ
ーフセンサ1,2入力処理に入った後、10m秒後に球有りと
判定し、セーフ1,2球有フラグに“1"をセットする。こ
のセーフセンサ1,2入力処理により、ストッパ機構20a,2
0bの2つの球阻止部の間に入賞球の有無をセーフセンサ
1,2にて正確に検出することができる。なお、調流樋18
a,18bの調流部29に入った入賞球はストッパ機構20a,20b
により一旦流下を阻止されるため、セーフ1,2球有タイ
マによる球有りの検出時間は10m秒で十分である。
このようにセーフセンサ1,2の信号が一定時間オン、
オフを継続したときに球有り、球無しを検出するので、
入賞球の有無を正確に検出できると共に、排出センサ1,
2入力処理等と同様にノイズによる影響を防止でき、制
御装置200の誤動作を確実に防止できる。
オフを継続したときに球有り、球無しを検出するので、
入賞球の有無を正確に検出できると共に、排出センサ1,
2入力処理等と同様にノイズによる影響を防止でき、制
御装置200の誤動作を確実に防止できる。
排出センサ1レベル入力処理、排出センサ2レベル入
力処理は、排出機構42a,42bの調流樋72a,72bの調流部81
に排出センサ1,2によりパチンコ球の有無を検出して排
出開始条件(第44図の排出開始条件確認処理)等を指示
するもので、第35図、第36図のように所定周期で読込ま
れる排出センサ1,2の信号がオン状態のときは、オンと
なったときに排出1,2球有タイマ(50m秒)および排出1,
2エラータイマ(2秒)をセットし(23.06,23.07,23.1
2,23.13,24.06、24.07,24.12,24.13)、排出1,2球有タ
イマがタイムアップしたときに排出センサ1,2球有フラ
グに“1"を、次いで排出1,2エラータイマがタイムアッ
プしたときに排出1,2エラー解除フラグに“1"をセット
する(23.03〜23.05,23.09〜23.11,24.03〜24.05、24.0
9〜24.11)。また、排出センサ1,2の信号がオフになる
と、排出1,2球有監視フラグ、排出センサ1,2球有フラ
グ、排出1,2エラー監視フラグ、排出1,2エラー解除フラ
グに“0"をセットする(23.14〜23.17、24.14〜24.1
7)。
力処理は、排出機構42a,42bの調流樋72a,72bの調流部81
に排出センサ1,2によりパチンコ球の有無を検出して排
出開始条件(第44図の排出開始条件確認処理)等を指示
するもので、第35図、第36図のように所定周期で読込ま
れる排出センサ1,2の信号がオン状態のときは、オンと
なったときに排出1,2球有タイマ(50m秒)および排出1,
2エラータイマ(2秒)をセットし(23.06,23.07,23.1
2,23.13,24.06、24.07,24.12,24.13)、排出1,2球有タ
イマがタイムアップしたときに排出センサ1,2球有フラ
グに“1"を、次いで排出1,2エラータイマがタイムアッ
プしたときに排出1,2エラー解除フラグに“1"をセット
する(23.03〜23.05,23.09〜23.11,24.03〜24.05、24.0
9〜24.11)。また、排出センサ1,2の信号がオフになる
と、排出1,2球有監視フラグ、排出センサ1,2球有フラ
グ、排出1,2エラー監視フラグ、排出1,2エラー解除フラ
グに“0"をセットする(23.14〜23.17、24.14〜24.1
7)。
排出センサ1,2の信号が50m秒間オン状態にあり、排出
センサ1,2球有フラグ=“1"、即ち排出ストッパ機構73
a,73bの上流側にパチンコ球が有りかつ静止(排出スト
ッパ機構73a,73bにより流下を阻止)している状態が後
述する排出開始条件の1つとなる。また、排出センサ1,
2の信号が2秒間オン状態を継続し、排出1,2エラー解除
フラグ=“1"が後述するエラー処理後の復帰時期とな
る。なお、排出ストッパ機構73a,73bによりパチンコ球
の流下を阻止している状態において、排出センサ1,2は
先頭に続く2番目のパチンコ球を検出する。
センサ1,2球有フラグ=“1"、即ち排出ストッパ機構73
a,73bの上流側にパチンコ球が有りかつ静止(排出スト
ッパ機構73a,73bにより流下を阻止)している状態が後
述する排出開始条件の1つとなる。また、排出センサ1,
2の信号が2秒間オン状態を継続し、排出1,2エラー解除
フラグ=“1"が後述するエラー処理後の復帰時期とな
る。なお、排出ストッパ機構73a,73bによりパチンコ球
の流下を阻止している状態において、排出センサ1,2は
先頭に続く2番目のパチンコ球を検出する。
オーバーフローSW入力処理は、賞球排出樋43の分配樋
44に設けたオーバーフローSWの信号により分配樋44のオ
ーバーフロー状態を検出するもので、第37図のように所
定周期で読込まれるオーバーフローSWの信号がオフ状態
のときは(25.01)、オーバーフロー球無タイマ(2
秒)がタイムアップした状態でオーバーフローSWの信号
がオフにあれば、オーバーフロー球無フラグに“1"をセ
ットしオーバーフロー否と判定する(25.15〜25.17〜2
5.11〜25.14)。他方、オーバーフローSWの信号がオン
に変わるとオーバーフロー球有タイマ(2秒)をセット
し(25.01、25.07〜25.09)、次いでオーバーフロー球
有タイマがタイムアップしたときにオーバーフローSWの
信号がオンであれば、オーバーフロー球有フラグに“1"
をセットしオーバーフロー状態と判定する(25.01,25.0
3〜25.06)。
44に設けたオーバーフローSWの信号により分配樋44のオ
ーバーフロー状態を検出するもので、第37図のように所
定周期で読込まれるオーバーフローSWの信号がオフ状態
のときは(25.01)、オーバーフロー球無タイマ(2
秒)がタイムアップした状態でオーバーフローSWの信号
がオフにあれば、オーバーフロー球無フラグに“1"をセ
ットしオーバーフロー否と判定する(25.15〜25.17〜2
5.11〜25.14)。他方、オーバーフローSWの信号がオン
に変わるとオーバーフロー球有タイマ(2秒)をセット
し(25.01、25.07〜25.09)、次いでオーバーフロー球
有タイマがタイムアップしたときにオーバーフローSWの
信号がオンであれば、オーバーフロー球有フラグに“1"
をセットしオーバーフロー状態と判定する(25.01,25.0
3〜25.06)。
オーバーフローSWの信号が2秒間オンを継続したとき
にオーバーフロー状態と判定し、オーバーフローSWの信
号がオフからオンとなってもその信号の変化が一時的で
あれば無効とする。これにより、基盤2の供給皿につな
がる流下樋10から溢れたパチンコ球が分配樋44を流下す
る際に検知片105に当たってオーバーフローSWがオンし
た場合に、誤検出を防止でき、オーバーフロー状態を正
確に検出できる。
にオーバーフロー状態と判定し、オーバーフローSWの信
号がオフからオンとなってもその信号の変化が一時的で
あれば無効とする。これにより、基盤2の供給皿につな
がる流下樋10から溢れたパチンコ球が分配樋44を流下す
る際に検知片105に当たってオーバーフローSWがオンし
た場合に、誤検出を防止でき、オーバーフロー状態を正
確に検出できる。
半端センサ入力処理は、排出機構42a,42bの上流の誘
導樋41に設けた半端センサの信号により誘導樋41内のパ
チンコ球の有無を検出するもので、第38図のように所定
周期で読込まれる半端センサの信号がオフ状態のときは
(26.01)、半端球有タイマ(2秒)がタイムアップし
た状態で半端センサの信号がオフにあれば、半端センサ
球有フラグに“1"をセットし球有りと判定する(26.07
〜26.09)。他方、半端センサの信号がオンに変わると
半端球無タイマ(2秒)をセットし(26.01,26.15〜26.
17)、次いで半端球無タイマがタイムアップしたときに
半端センサの信号がオンであれば半端センサ球無フラグ
に“1"をセットし球無しと判定する(26.01,26.11〜26.
14)。
導樋41に設けた半端センサの信号により誘導樋41内のパ
チンコ球の有無を検出するもので、第38図のように所定
周期で読込まれる半端センサの信号がオフ状態のときは
(26.01)、半端球有タイマ(2秒)がタイムアップし
た状態で半端センサの信号がオフにあれば、半端センサ
球有フラグに“1"をセットし球有りと判定する(26.07
〜26.09)。他方、半端センサの信号がオンに変わると
半端球無タイマ(2秒)をセットし(26.01,26.15〜26.
17)、次いで半端球無タイマがタイムアップしたときに
半端センサの信号がオンであれば半端センサ球無フラグ
に“1"をセットし球無しと判定する(26.01,26.11〜26.
14)。
半端センサの信号が2秒間オンを継続したときに球無
しと判定し、半端センサの信号がオフからオンとなって
もその信号の変化が一時的であれば無効とする。第58図
に半端センサ入力処理のタイミングチャーオを示す。こ
れにより、誘導樋41内のパチンコ球に有無を正確に検出
できる。
しと判定し、半端センサの信号がオフからオンとなって
もその信号の変化が一時的であれば無効とする。第58図
に半端センサ入力処理のタイミングチャーオを示す。こ
れにより、誘導樋41内のパチンコ球に有無を正確に検出
できる。
発射モータ制御処理では、第39図のように打球発射装
置14の操作ハンドルに設けたタッチセンサがオンでかつ
オーバーフローSW入力処理(第37図参照)によりオーバ
ーフロー球無フラグ=“1"のとき、モータ制御リレー22
5(第18図参照)をオンして発射モータ13を駆動し、タ
ッチセンサがオフもしくはオーバーフロー球無フラグ≠
“1"のとき、モータ制御リレー225をオフして発射モー
タ13を停止する(27.01〜27.04)。
置14の操作ハンドルに設けたタッチセンサがオンでかつ
オーバーフローSW入力処理(第37図参照)によりオーバ
ーフロー球無フラグ=“1"のとき、モータ制御リレー22
5(第18図参照)をオンして発射モータ13を駆動し、タ
ッチセンサがオフもしくはオーバーフロー球無フラグ≠
“1"のとき、モータ制御リレー225をオフして発射モー
タ13を停止する(27.01〜27.04)。
即ち、遊技者が打球発射装置14の操作ハンドルをつか
んでないときもしくは賞球排出樋43の分配樋44がパチン
コ球で一杯のオーバーフロー状態のときは、打球の発射
を停止する。第59図に発射モータ制御処理のタイミング
チャートを示すと、オーバーフローSW入力処理によりオ
ーバーフローSWの信号がオフからオンに変わるとオン2
秒後にモータ制御リレー225がオフされ、またその信号
がオンからオフに変わるとオフ2秒後にモータ制御リレ
ー225がオンされる。
んでないときもしくは賞球排出樋43の分配樋44がパチン
コ球で一杯のオーバーフロー状態のときは、打球の発射
を停止する。第59図に発射モータ制御処理のタイミング
チャートを示すと、オーバーフローSW入力処理によりオ
ーバーフローSWの信号がオフからオンに変わるとオン2
秒後にモータ制御リレー225がオフされ、またその信号
がオンからオフに変わるとオフ2秒後にモータ制御リレ
ー225がオンされる。
補給処理では、第40図のように補給センサ入力処理
(第29図参照)により補給センサ立上フラグ=“1"にな
れば、基盤2の前面上部の完了ランプ、打球発射装置14
の球供給機構に設けたシャッタSolおよび外部情報リレ
ー226(第18図参照)をオンし(28.01〜28.05)、補給
センサ立下フラグ=“1"になれば、完了ランプ、シャッ
タSolおよび外部情報リレー226をオフする(28.06〜28.
10)。
(第29図参照)により補給センサ立上フラグ=“1"にな
れば、基盤2の前面上部の完了ランプ、打球発射装置14
の球供給機構に設けたシャッタSolおよび外部情報リレ
ー226(第18図参照)をオンし(28.01〜28.05)、補給
センサ立下フラグ=“1"になれば、完了ランプ、シャッ
タSolおよび外部情報リレー226をオフする(28.06〜28.
10)。
即ち、賞球排出装置16の上タンク40が空になり補給セ
ンサの信号がオンすると、完了を表示し、シャッタSol
によりシャッタ123を作動して打球発射装置14の発射レ
ールへの球供給を遮断する。第60図に補給処理のタイミ
ングチャートを示す。なお、外部情報リレー226は上タ
ンク40への賞品球の補給を指令したり、完了情報を集中
管理装置側に知らせるためのものである。
ンサの信号がオンすると、完了を表示し、シャッタSol
によりシャッタ123を作動して打球発射装置14の発射レ
ールへの球供給を遮断する。第60図に補給処理のタイミ
ングチャートを示す。なお、外部情報リレー226は上タ
ンク40への賞品球の補給を指令したり、完了情報を集中
管理装置側に知らせるためのものである。
LCD表示処理は、第41図(A),(B)のようにモニ
タ表示部213のLCD−A,Bにセーフセンサ1側の賞球数
を、LCD−D,Eにセーフセンサ2側の賞球数を表示すると
共に、賞球数設定処理(第21図〜第23図参照)によりセ
ーフセンサ1側の設定中を示すセーフ1賞球設定フラグ
=“1"のときLCD−Bdを、セーフセンサ2側の設定中を
示すセーフ2賞球設定フラグ=“1"のときLCD−Edをオ
ンし、同時にLCD−Cの中央セグメントを点滅する(29.
01〜29.12)。
タ表示部213のLCD−A,Bにセーフセンサ1側の賞球数
を、LCD−D,Eにセーフセンサ2側の賞球数を表示すると
共に、賞球数設定処理(第21図〜第23図参照)によりセ
ーフセンサ1側の設定中を示すセーフ1賞球設定フラグ
=“1"のときLCD−Bdを、セーフセンサ2側の設定中を
示すセーフ2賞球設定フラグ=“1"のときLCD−Edをオ
ンし、同時にLCD−Cの中央セグメントを点滅する(29.
01〜29.12)。
また、賞球数設定処理を終えると、セーフセンサ1,2
入力処理(第33図、第34図参照)によりセーフセンサ1
にて入賞球を検出する毎にセーフ1球有フラグ=“1"に
よりLCD−Bdを、セーフセンサ2にて入賞球を検出する
毎にセーフ2球有フラグ=“1"によりLCD−Edをオンす
る(29.14〜29.19)。
入力処理(第33図、第34図参照)によりセーフセンサ1
にて入賞球を検出する毎にセーフ1球有フラグ=“1"に
よりLCD−Bdを、セーフセンサ2にて入賞球を検出する
毎にセーフ2球有フラグ=“1"によりLCD−Edをオンす
る(29.14〜29.19)。
また、後述するが、各エラー時にLCD−G,Hにエラーの
内容を数字にて表示し、LCD−Gdを点滅する(29.20〜2
9.49)。
内容を数字にて表示し、LCD−Gdを点滅する(29.20〜2
9.49)。
そして、第21図(A),(B)にて、常時監視処理に
続きセーフセンサ1,2入力処理によるセーフ1球有フラ
グ=“1"のときはセーフフラグにセーフセンサ1側の入
賞を示す“0"をセットし、セーフ2球有フラグ=“1"の
ときはセーフフラグにセーフセンサ2側の入賞を示す
“1"をセットし、排出手段選択処理、排出開始条件確認
処理、排出処理へ入る(0.21〜0.25,0.26〜0.30)。
続きセーフセンサ1,2入力処理によるセーフ1球有フラ
グ=“1"のときはセーフフラグにセーフセンサ1側の入
賞を示す“0"をセットし、セーフ2球有フラグ=“1"の
ときはセーフフラグにセーフセンサ2側の入賞を示す
“1"をセットし、排出手段選択処理、排出開始条件確認
処理、排出処理へ入る(0.21〜0.25,0.26〜0.30)。
排出手段選択処理は、入賞がセーフセンサ1側かセー
フセンサ2側かによって賞球数設定処理により設定され
た賞球数を選択すると共に、選択された賞球数に合った
排出方法を選定、指示するもので、第42図のようにセー
フフラグによりセーフセンサ1側の入賞であればセーフ
センサ1側の賞球数を、セーフセンサ2側の入賞であれ
ばセーフセンサ2側の賞球数を排出レジスタ0にセット
し(30.01〜30.02)、セットした賞球数が“1"のときに
は1個排出フラグを“1"に、交互排出フラグを“0"にセ
ットし(30.04〜30.06)、賞球数が“2"〜“8"のときに
は1個排出フラグを“0"に、交互排出フラグを“1"に、
かつ賞球数を排出レジスタ1にセットする(30.07〜30.
10)。また、賞球数が“9"以上のときには、第43図の排
出数分割処理にて賞球数を分割し、賞球数が“9"のとき
は排出レジスタ1に“5"を排出レジスタ2に“4"を、
“10"のときは排出レジスタ1,2に“5"を、“11"のとき
は排出レジスタ1に“6"を排出レジスタ2に“5"を、…
…“15"のときは排出レジスタ1に“8"を排出レジスタ
2に“7"をセットし(31.01〜31.20)、1個排出フラグ
と交互排出フラグを“0"にセットする(30.11〜30.1
3)。
フセンサ2側かによって賞球数設定処理により設定され
た賞球数を選択すると共に、選択された賞球数に合った
排出方法を選定、指示するもので、第42図のようにセー
フフラグによりセーフセンサ1側の入賞であればセーフ
センサ1側の賞球数を、セーフセンサ2側の入賞であれ
ばセーフセンサ2側の賞球数を排出レジスタ0にセット
し(30.01〜30.02)、セットした賞球数が“1"のときに
は1個排出フラグを“1"に、交互排出フラグを“0"にセ
ットし(30.04〜30.06)、賞球数が“2"〜“8"のときに
は1個排出フラグを“0"に、交互排出フラグを“1"に、
かつ賞球数を排出レジスタ1にセットする(30.07〜30.
10)。また、賞球数が“9"以上のときには、第43図の排
出数分割処理にて賞球数を分割し、賞球数が“9"のとき
は排出レジスタ1に“5"を排出レジスタ2に“4"を、
“10"のときは排出レジスタ1,2に“5"を、“11"のとき
は排出レジスタ1に“6"を排出レジスタ2に“5"を、…
…“15"のときは排出レジスタ1に“8"を排出レジスタ
2に“7"をセットし(31.01〜31.20)、1個排出フラグ
と交互排出フラグを“0"にセットする(30.11〜30.1
3)。
排出開始条件確認処理は、排出開始OKかどうかを判定
するもので、常時監視処理、排出装置不正監視処理の
後、第44図のように半端センサ入力処理(第38図参照)
による半端センサ球有フラグと、排出センサ1,2レベル
入力処理(第35図、第36図参照)による排出センサ1,2
球有フラグと、オーバフローSW入力処理(第37図参照)
によるオーバフロー球無フラグとがすべて“1"であれ
ば、そのまま排出処理に進む(40.03〜40.08)。即ち、
誘導樋41の下流部にパチンコ球が有り、排出機構42a,42
bの調流樋72a,72bに排出ストッパ機構73a,73bにより流
下を阻止されたパチンコ球が有り、かつ分配樋44がオー
バーフロー状態で無ければ排出処理に進み、これら1つ
でも否のときは、再び常時監視処理、排出装置不正監視
処理に移行し、待機状態となる。
するもので、常時監視処理、排出装置不正監視処理の
後、第44図のように半端センサ入力処理(第38図参照)
による半端センサ球有フラグと、排出センサ1,2レベル
入力処理(第35図、第36図参照)による排出センサ1,2
球有フラグと、オーバフローSW入力処理(第37図参照)
によるオーバフロー球無フラグとがすべて“1"であれ
ば、そのまま排出処理に進む(40.03〜40.08)。即ち、
誘導樋41の下流部にパチンコ球が有り、排出機構42a,42
bの調流樋72a,72bに排出ストッパ機構73a,73bにより流
下を阻止されたパチンコ球が有り、かつ分配樋44がオー
バーフロー状態で無ければ排出処理に進み、これら1つ
でも否のときは、再び常時監視処理、排出装置不正監視
処理に移行し、待機状態となる。
即ち、誘導樋41の下流部までパチンコ球が有れば、賞
球排出時に上タンク40が空もしくは補給中でも、半端な
数の賞品球が排出されることはなく、所定の賞球排出が
可能となる。また、誘導樋41や調流樋72a,72bにパチン
コ球が無ければ、補給待ちとなる。また、分配樋44がオ
ーバーフロー状態であれば、遊技者が受皿内の球を取り
除きオーバーフロー状態を解除すれば、賞球排出が可能
となる。したがって、これらの条件により排出開始OKか
どうかを適確に判定できる。
球排出時に上タンク40が空もしくは補給中でも、半端な
数の賞品球が排出されることはなく、所定の賞球排出が
可能となる。また、誘導樋41や調流樋72a,72bにパチン
コ球が無ければ、補給待ちとなる。また、分配樋44がオ
ーバーフロー状態であれば、遊技者が受皿内の球を取り
除きオーバーフロー状態を解除すれば、賞球排出が可能
となる。したがって、これらの条件により排出開始OKか
どうかを適確に判定できる。
排出開始OKにより排出処理に進むと、第45図(A),
(B)のように排出処理フラグに処理中を示す“1"を立
て、後述する排出不正監視カウンタ1,2を“0"にし、排
出手段選択処理(第42図、第43図)でセットされた1個
排出フラグおよび交互排出フラグにしたがい1個排出処
理または交互排出処理または併用排出処理を行う(50.0
1〜50.07)。
(B)のように排出処理フラグに処理中を示す“1"を立
て、後述する排出不正監視カウンタ1,2を“0"にし、排
出手段選択処理(第42図、第43図)でセットされた1個
排出フラグおよび交互排出フラグにしたがい1個排出処
理または交互排出処理または併用排出処理を行う(50.0
1〜50.07)。
1個排出処理(賞球数“1")は、2系統の排出機構42
a,42bのいずれかより賞品球1個を排出するもので、第4
6図のようにまず反転フラグ処理(第51図)に応じて排
出機構42a,42bの排出ストッパ機構73a,73bのいずれかを
選択する。そして、1個排出タイマ(35m秒)をセット
すると共に、選択した側の排出ストッパ機構73aまたは7
3bの排出Sol1または2をオンし(51.01〜51.05)、1個
排出タイマがタイムアップすると、当該排出Sol1または
2をオフする(51.09〜51.13)。同時に排出Sol1または
2のオン中に、セーフフラグによりセーフセンサ1,2に
対応する遊技盤1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯
する(51.06〜51.08,51.14〜51.16)。
a,42bのいずれかより賞品球1個を排出するもので、第4
6図のようにまず反転フラグ処理(第51図)に応じて排
出機構42a,42bの排出ストッパ機構73a,73bのいずれかを
選択する。そして、1個排出タイマ(35m秒)をセット
すると共に、選択した側の排出ストッパ機構73aまたは7
3bの排出Sol1または2をオンし(51.01〜51.05)、1個
排出タイマがタイムアップすると、当該排出Sol1または
2をオフする(51.09〜51.13)。同時に排出Sol1または
2のオン中に、セーフフラグによりセーフセンサ1,2に
対応する遊技盤1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯
する(51.06〜51.08,51.14〜51.16)。
第61図に1個排出処理のタイミングチャートを示す
と、排出開始条件確認処理(第44図)により排出開始OK
で、例えば排出ストッパ機構73aの排出Sol1をオンし、3
5m秒後にその排出Sol1をオフし、次に1個排出を行う場
合に再び排出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73bの
排出Sol2をオンし、35m秒後にその排出Sol2をオフす
る。なお、排出Sol1,2のオン、オフに応じて排出センサ
1,2は一旦オフとなった後、オンとなる。
と、排出開始条件確認処理(第44図)により排出開始OK
で、例えば排出ストッパ機構73aの排出Sol1をオンし、3
5m秒後にその排出Sol1をオフし、次に1個排出を行う場
合に再び排出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73bの
排出Sol2をオンし、35m秒後にその排出Sol2をオフす
る。なお、排出Sol1,2のオン、オフに応じて排出センサ
1,2は一旦オフとなった後、オンとなる。
排出ストッパ機構73aまたは73bの排出Sol1または2を
オンすると、係止爪86aまたは86bが対応する調流部81内
から後退して係止爪86aまたは86bにより流下を阻止され
ていたパチンコ球が解放され、この解放により対応する
調流部81内の先頭の球1個が賞球排出樋43へ落下し、続
いて2番目以降の球が流下を始めるものの、35m秒後に
その排出Sol1または2をオフすると、2番目の球が流下
を始めた直後に係止爪86aまたは86bが対応する調流部81
内に進入し、2番目以降の球が係止爪86aまたは86bによ
り流下を阻止される(第12図(A),(B)参照)。こ
れにより賞品球1個が排出される。
オンすると、係止爪86aまたは86bが対応する調流部81内
から後退して係止爪86aまたは86bにより流下を阻止され
ていたパチンコ球が解放され、この解放により対応する
調流部81内の先頭の球1個が賞球排出樋43へ落下し、続
いて2番目以降の球が流下を始めるものの、35m秒後に
その排出Sol1または2をオフすると、2番目の球が流下
を始めた直後に係止爪86aまたは86bが対応する調流部81
内に進入し、2番目以降の球が係止爪86aまたは86bによ
り流下を阻止される(第12図(A),(B)参照)。こ
れにより賞品球1個が排出される。
1個排出の場合、排出Sol1,2(選択した側)をオンし
た後、排出センサ1,2の立上りの検出により排出Sol1,2
をオフしたのでは、排出センサ1,2の検出位置(流下を
阻止された状態で先頭に続く2番目の球を検出)に関係
して球2個が排出されてしまうため、1個の排出は無理
であり、また排出センサ1,2の立下りを検出して排出Sol
1,2をオフした場合、調流部81の傾斜を緩くして球の流
下速度を遅くしないと、排出Sol1,2のオフが遅れるた
め、やはり1個の排出は無理であるが、このように排出
Sol1,2を規定時間オンすることで、即ち時間制御とする
ことで賞品球1個を適確に排出することができる。な
お、調流部81の傾斜を緩くして球の流下速度を遅くする
と、賞球数の多い交互排出処理や併用排出処理での排出
時間および処理時間が長くなってしまうため、不適であ
る。
た後、排出センサ1,2の立上りの検出により排出Sol1,2
をオフしたのでは、排出センサ1,2の検出位置(流下を
阻止された状態で先頭に続く2番目の球を検出)に関係
して球2個が排出されてしまうため、1個の排出は無理
であり、また排出センサ1,2の立下りを検出して排出Sol
1,2をオフした場合、調流部81の傾斜を緩くして球の流
下速度を遅くしないと、排出Sol1,2のオフが遅れるた
め、やはり1個の排出は無理であるが、このように排出
Sol1,2を規定時間オンすることで、即ち時間制御とする
ことで賞品球1個を適確に排出することができる。な
お、調流部81の傾斜を緩くして球の流下速度を遅くする
と、賞球数の多い交互排出処理や併用排出処理での排出
時間および処理時間が長くなってしまうため、不適であ
る。
交互排出機構(賞球数“2"〜“8")は、賞球数の“2"
〜“8"に該当する賞品球を2系統の排出機構42a,42bの
いずれかより排出するもので、第47図(A),(B)の
ようにまず賞球数をセットしてある排出レジスタ0(第
42図の排出手段選択処理による)の値を−1し、排出エ
ラータイマ(3秒)をセットし、反転フラグ処理(第51
図)に応じて排出機構42a,42bの排出ストッパ機構73a,7
3bのいずれかを選択する(52.01〜52.07)。そして、排
出ストッパ機構73bを選択した場合、排出Sol2をオンす
ると共に、排出センサ2入力処理(第27図参照)により
排出センサ2立上りフラグ=“1"となる毎に、つまり排
出センサ2がパチンコ球の立上りを検出する毎に排出レ
ジスタ0の値を−1し、排出レジスタ0の値が“0"にな
ると、5m秒後に当該排出Sol2をオフする(52.08〜52.1
3)。また、排出ストッパ機構73aを選択した場合、排出
Sol1をオンすると共に、排出センサ1入力処理(第26図
参照)により排出センサ1立上りフラグ=“1"となる毎
に、つまり排出センサ1がパチンコ球の立上りを検出す
毎に排出レジスタ0の値を−1とし、排出レジスタの値
が“0"になると、5m秒後に当該排出Sol1をオフする(5
2.25〜52.30)。同時に、排出Sol2または1のオン中
に、セーフフラグによりセーフセンサ1,2に対応する遊
技盤1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯する(52.03
〜52.05,52.14〜52.16,52.31〜52.33等)。
〜“8"に該当する賞品球を2系統の排出機構42a,42bの
いずれかより排出するもので、第47図(A),(B)の
ようにまず賞球数をセットしてある排出レジスタ0(第
42図の排出手段選択処理による)の値を−1し、排出エ
ラータイマ(3秒)をセットし、反転フラグ処理(第51
図)に応じて排出機構42a,42bの排出ストッパ機構73a,7
3bのいずれかを選択する(52.01〜52.07)。そして、排
出ストッパ機構73bを選択した場合、排出Sol2をオンす
ると共に、排出センサ2入力処理(第27図参照)により
排出センサ2立上りフラグ=“1"となる毎に、つまり排
出センサ2がパチンコ球の立上りを検出する毎に排出レ
ジスタ0の値を−1し、排出レジスタ0の値が“0"にな
ると、5m秒後に当該排出Sol2をオフする(52.08〜52.1
3)。また、排出ストッパ機構73aを選択した場合、排出
Sol1をオンすると共に、排出センサ1入力処理(第26図
参照)により排出センサ1立上りフラグ=“1"となる毎
に、つまり排出センサ1がパチンコ球の立上りを検出す
毎に排出レジスタ0の値を−1とし、排出レジスタの値
が“0"になると、5m秒後に当該排出Sol1をオフする(5
2.25〜52.30)。同時に、排出Sol2または1のオン中
に、セーフフラグによりセーフセンサ1,2に対応する遊
技盤1の左右上部のセーフランプ1,2を点灯する(52.03
〜52.05,52.14〜52.16,52.31〜52.33等)。
第62図に交互排出処理のタイミングチャートを示すと
(賞球数が4個の場合)、排出開始条件確認処理(第44
図)により排出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73a
の排出Sol1をオンし、このオンにより係止爪86aが後退
して対応する調流部81からパチンコ球が流下を始め、こ
れに伴い排出センサ1が流下するパチンコ球の立上りを
検出し、その立上りを所定回数(賞球数−1)検出する
と、検出後5m秒後に排出Sol1をオフする。また、次に交
互排出を行う場合に再び排出開始OKで、例えば排出スト
ッパ機構73bの排出Sol2をオンし、同様に対応する調流
部81からパチンコ球が流下を始め、排出センサ2が流下
するパチンコ球の立上りを検出し、その立上りを所定回
数(賞球数−1)検出すると、検出後5m秒後に排出Sol2
をオフする。
(賞球数が4個の場合)、排出開始条件確認処理(第44
図)により排出開始OKで、例えば排出ストッパ機構73a
の排出Sol1をオンし、このオンにより係止爪86aが後退
して対応する調流部81からパチンコ球が流下を始め、こ
れに伴い排出センサ1が流下するパチンコ球の立上りを
検出し、その立上りを所定回数(賞球数−1)検出する
と、検出後5m秒後に排出Sol1をオフする。また、次に交
互排出を行う場合に再び排出開始OKで、例えば排出スト
ッパ機構73bの排出Sol2をオンし、同様に対応する調流
部81からパチンコ球が流下を始め、排出センサ2が流下
するパチンコ球の立上りを検出し、その立上りを所定回
数(賞球数−1)検出すると、検出後5m秒後に排出Sol2
をオフする。
即ち、排出ストッパ機構73aまたは73bの排出Sol1また
は2のオンにより、係止爪86aまたは86bが後退して対応
する調流部81から先頭のパチンコ球が、続いて調流部81
上流および誘導部80側から後続球が流下を始め、これら
の球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ落下すると共
に、これに伴い当該排出センサ1または2によるパチン
コ球の立上り検出から流下するパチンコ球をカウントす
る。この際、排出センサ1,2の位置により調流部81の先
頭の球および2番目の球はカウントされず、3番目の球
からカウントされる。そして、パチンコ球を所定数カウ
ントし、5m秒後に当該排出Sol1または2をオフすると、
前回カウントされた球は対応する係止爪86aまたは86bが
調流部81内に進入する前に賞球排出樋43へ落下し、現カ
ウント時の球およびその後続球は調流部81内に進入した
対応する係止爪86aまたは86bにより流下を阻止される
(第12図(A),(B)参照)。これにより、先頭の球
および2番目の球と合わせ、カウント数に+1した数の
賞品球が排出される。第62図の場合にはカウント数が3
で4個の賞品球が排出される。
は2のオンにより、係止爪86aまたは86bが後退して対応
する調流部81から先頭のパチンコ球が、続いて調流部81
上流および誘導部80側から後続球が流下を始め、これら
の球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ落下すると共
に、これに伴い当該排出センサ1または2によるパチン
コ球の立上り検出から流下するパチンコ球をカウントす
る。この際、排出センサ1,2の位置により調流部81の先
頭の球および2番目の球はカウントされず、3番目の球
からカウントされる。そして、パチンコ球を所定数カウ
ントし、5m秒後に当該排出Sol1または2をオフすると、
前回カウントされた球は対応する係止爪86aまたは86bが
調流部81内に進入する前に賞球排出樋43へ落下し、現カ
ウント時の球およびその後続球は調流部81内に進入した
対応する係止爪86aまたは86bにより流下を阻止される
(第12図(A),(B)参照)。これにより、先頭の球
および2番目の球と合わせ、カウント数に+1した数の
賞品球が排出される。第62図の場合にはカウント数が3
で4個の賞品球が排出される。
このように、交互排出処理ではまず排出レジスタ0に
セットされた賞球数を−1し(第47図(A)の52.01に
よる)、その−1した数だけパチンコ球をカウントして
排出Solをオフすることで、賞球数に該当する賞品球を
適確に排出することができる。なお、排出Sol1,2(選択
した側)のオン中、調流部81の先頭の球と2番目の球は
ほぼ接しながら調流部81を流下し、誘導部80からの3番
目以降の球は略45度の角度で調流部81が続くため、方向
を変えつつ前方の球と漸次離間して調流部81を流下し、
さらに垂直部79からの後続球は誘導部80の上壁85により
速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定の離間距離
で調流部81を流下する。このため、排出Sol11,2をオフ
した際、賞球数が多いときほど係止爪86a,86bの調流部8
1内への進入は容易になるものの、賞球数が2個の場合
でも係止爪86a,86bの進入は容易である。
セットされた賞球数を−1し(第47図(A)の52.01に
よる)、その−1した数だけパチンコ球をカウントして
排出Solをオフすることで、賞球数に該当する賞品球を
適確に排出することができる。なお、排出Sol1,2(選択
した側)のオン中、調流部81の先頭の球と2番目の球は
ほぼ接しながら調流部81を流下し、誘導部80からの3番
目以降の球は略45度の角度で調流部81が続くため、方向
を変えつつ前方の球と漸次離間して調流部81を流下し、
さらに垂直部79からの後続球は誘導部80の上壁85により
速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定の離間距離
で調流部81を流下する。このため、排出Sol11,2をオフ
した際、賞球数が多いときほど係止爪86a,86bの調流部8
1内への進入は容易になるものの、賞球数が2個の場合
でも係止爪86a,86bの進入は容易である。
また、1個排出処理ならびに交互排出処理は、処理に
入る毎に反転フラグ処理(第51図)によって2系統の排
出機構42a,42bのいずれかにより賞品球の排出を行うか
を選択している。即ち、入賞球に応じて1個排出が連続
して行われる場合、例えば初めの入賞に対しては排出機
構42a側にて排出が行われ、次の入賞に対しては排出機
構42b側にて排出が行われる(第61図参照)。同様に交
互排出が連続して行われる場合、例えば初めの入賞に対
しては排出機構42a側にて排出が行われ、次の入賞に対
しては排出機構42b側にて排出が行われる(第62図参
照)。また、1個排出と交互排出とが連続する場合、例
えばまず1個排出が排出機構42a側にて行われると、次
の交互排出が排出機構42b側にて行われる。このよう
に、2系統の排出機構42a,42bを交互に使用して賞品球
の排出を行うため、誘導樋41内等で球の流れが偏って球
詰まり等を生じるといったことを防止でき、賞品球のス
ムーズな排出を保てる。なお、賞球数の設定によって1
個排出あるいは交互排出のどちらか一方のみを使用する
場合でも、もちろん反転フラグ処理により排出機構42a,
42bは交互に使用される。
入る毎に反転フラグ処理(第51図)によって2系統の排
出機構42a,42bのいずれかにより賞品球の排出を行うか
を選択している。即ち、入賞球に応じて1個排出が連続
して行われる場合、例えば初めの入賞に対しては排出機
構42a側にて排出が行われ、次の入賞に対しては排出機
構42b側にて排出が行われる(第61図参照)。同様に交
互排出が連続して行われる場合、例えば初めの入賞に対
しては排出機構42a側にて排出が行われ、次の入賞に対
しては排出機構42b側にて排出が行われる(第62図参
照)。また、1個排出と交互排出とが連続する場合、例
えばまず1個排出が排出機構42a側にて行われると、次
の交互排出が排出機構42b側にて行われる。このよう
に、2系統の排出機構42a,42bを交互に使用して賞品球
の排出を行うため、誘導樋41内等で球の流れが偏って球
詰まり等を生じるといったことを防止でき、賞品球のス
ムーズな排出を保てる。なお、賞球数の設定によって1
個排出あるいは交互排出のどちらか一方のみを使用する
場合でも、もちろん反転フラグ処理により排出機構42a,
42bは交互に使用される。
併用排出処理(賞球数“9"以上)は、賞球数の“9"〜
“15"に該当する賞品球を両排出機構42a,42bから排出す
るもので、第48図(A),(B)のようにまず賞球数を
分割セットしてある排出レジスタ1,2(第43図の排出数
分割処理による)の値を−1し、排出エラータイマ(3
秒)をセットする(53.01〜53.05)。そして、両排出ス
トッパ機構73a,73bの排出Sol1,2をオンすると共に(53.
09,53.10)、排出センサ1,2入力処理(第26図、第27図
参照)により排出センサ1,2がそれぞれパチンコ球の立
上りを検出する毎に対応する排出レジスタ1,2の値を−
1し、排出レジスタ1の値が“0"になると5m秒後に該当
排出Sol1をオフし、排出1終了フラグに終了を示す“1"
を立て(53.11〜53.17)、また排出レジスタ2の値が
“0"になると5m秒後に該当排出Sol2をオフし、排出2終
了フラグに終了を示す“1"を立てる(53.18〜53.24)。
同時に、排出Sol1,2のオン中に、セーフフラグによりセ
ーフセンサ1,2に対応する遊技盤1の左右上部のセーフ
ランプ1,2を点灯する(53.06〜53.08,53.28〜53.30
等)。
“15"に該当する賞品球を両排出機構42a,42bから排出す
るもので、第48図(A),(B)のようにまず賞球数を
分割セットしてある排出レジスタ1,2(第43図の排出数
分割処理による)の値を−1し、排出エラータイマ(3
秒)をセットする(53.01〜53.05)。そして、両排出ス
トッパ機構73a,73bの排出Sol1,2をオンすると共に(53.
09,53.10)、排出センサ1,2入力処理(第26図、第27図
参照)により排出センサ1,2がそれぞれパチンコ球の立
上りを検出する毎に対応する排出レジスタ1,2の値を−
1し、排出レジスタ1の値が“0"になると5m秒後に該当
排出Sol1をオフし、排出1終了フラグに終了を示す“1"
を立て(53.11〜53.17)、また排出レジスタ2の値が
“0"になると5m秒後に該当排出Sol2をオフし、排出2終
了フラグに終了を示す“1"を立てる(53.18〜53.24)。
同時に、排出Sol1,2のオン中に、セーフフラグによりセ
ーフセンサ1,2に対応する遊技盤1の左右上部のセーフ
ランプ1,2を点灯する(53.06〜53.08,53.28〜53.30
等)。
第63図に併用排出処理のタイミングチャートを示すと
(賞球数が9個の場合と15個の場合)、排出開始条件確
認処理(第44図)により排出開始OKで、両排出ストッパ
機構73a,73bの排出Sol1,2をオンし、これらのオンによ
り係止爪86a,86bが後退して両調流部81からパチンコ球
が流下を始め、これに伴い排出センサ1,2が流下するパ
チンコ球の立上りを検出する。そして、排出センサ1,2
がそれぞれ立上りを所定回数(排出レジスタ1,2のセッ
ト値−1)検出すると、この場合賞球数が9個のとき
は、排出レジスタ2のセット値=4により排出センサ2
が3回、排出レジスタ1のセット値=5により排出セン
サ1が4回立上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒後
に該当排出Sol1,2をオフする。また、賞球数が15個のと
きは、排出レジスタ2のセット値=7により排出センサ
2が6回、排出レジスタ1のセット値=8により排出セ
ンサ1が7回立上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒
後に該当排出Sol1,2をオフする。
(賞球数が9個の場合と15個の場合)、排出開始条件確
認処理(第44図)により排出開始OKで、両排出ストッパ
機構73a,73bの排出Sol1,2をオンし、これらのオンによ
り係止爪86a,86bが後退して両調流部81からパチンコ球
が流下を始め、これに伴い排出センサ1,2が流下するパ
チンコ球の立上りを検出する。そして、排出センサ1,2
がそれぞれ立上りを所定回数(排出レジスタ1,2のセッ
ト値−1)検出すると、この場合賞球数が9個のとき
は、排出レジスタ2のセット値=4により排出センサ2
が3回、排出レジスタ1のセット値=5により排出セン
サ1が4回立上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒後
に該当排出Sol1,2をオフする。また、賞球数が15個のと
きは、排出レジスタ2のセット値=7により排出センサ
2が6回、排出レジスタ1のセット値=8により排出セ
ンサ1が7回立上りを検出すると、それぞれ検出後5m秒
後に該当排出Sol1,2をオフする。
即ち、両排出ストッパ機構73a,73bの排出Sol1,2のオ
ンにより、係止爪86a,86bが後退してそれぞれ調流部81
から先頭のパチンコ球が、続いてこれらの後続球が流下
を始め、これらの球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ
落下するが、これに伴い排出センサ1,2によるパチンコ
球の立上り検出からそれぞれ調流部81を流下するパチン
コ球を、対応する排出レジスタ1,2のセット値から−1
した所定数カウントし、それぞれカウント5m秒後に該当
排出Sol1,2をオフすることで、排出機構42a側の調流部8
1から排出レジスタ1のセット値に応じた賞品球が排出
され、排出機構42b側の調流部81から排出レジスタ2の
セット値に応じた賞品球が排出される。この際、排出セ
ンサ1,2の位置によりそれぞれ調流部81の先頭の球およ
び2番目の球はカウントされず、3番目の球からカウン
トされ、またそれぞれ最終カウント時の球およびその後
続球は排出Sol1,2のオフにより流下を阻止される。これ
により、第63図のように賞球数が9個のときは排出機構
42a側の調流部81から5個の賞品球が、排出機構42b側の
調流部81から4個の賞品球が排出され、賞球数が15個の
ときは排出機構42a側の調流部81から8個の賞品球が、
排出機構42b側の調流部81から7個の賞品球が排出され
る。
ンにより、係止爪86a,86bが後退してそれぞれ調流部81
から先頭のパチンコ球が、続いてこれらの後続球が流下
を始め、これらの球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ
落下するが、これに伴い排出センサ1,2によるパチンコ
球の立上り検出からそれぞれ調流部81を流下するパチン
コ球を、対応する排出レジスタ1,2のセット値から−1
した所定数カウントし、それぞれカウント5m秒後に該当
排出Sol1,2をオフすることで、排出機構42a側の調流部8
1から排出レジスタ1のセット値に応じた賞品球が排出
され、排出機構42b側の調流部81から排出レジスタ2の
セット値に応じた賞品球が排出される。この際、排出セ
ンサ1,2の位置によりそれぞれ調流部81の先頭の球およ
び2番目の球はカウントされず、3番目の球からカウン
トされ、またそれぞれ最終カウント時の球およびその後
続球は排出Sol1,2のオフにより流下を阻止される。これ
により、第63図のように賞球数が9個のときは排出機構
42a側の調流部81から5個の賞品球が、排出機構42b側の
調流部81から4個の賞品球が排出され、賞球数が15個の
ときは排出機構42a側の調流部81から8個の賞品球が、
排出機構42b側の調流部81から7個の賞品球が排出され
る。
このように、併用排出処理では排出レジスタ1,2にセ
ットされた値を−1し(第48図(A)の53.03,53.04に
よる)、それぞれ−1した数だけパチンコ球をカウント
して排出Sol1,2をオフすることで、賞球数に該当する賞
品球を適確に排出することができる。また、併用排出処
理は、賞球数が多いときに両排出機構42a,42bを使用し
て賞品球を排出するため、排出時間を短縮できる。な
お、併用排出処理の場合、誘導部80上流の垂直部79以降
からの球が調流部81を流下し、球の間隔が大きいときに
排出Sol1,2をオフするため、もちろん係止爪86a,86bの
調流部81内への進入は容易である。
ットされた値を−1し(第48図(A)の53.03,53.04に
よる)、それぞれ−1した数だけパチンコ球をカウント
して排出Sol1,2をオフすることで、賞球数に該当する賞
品球を適確に排出することができる。また、併用排出処
理は、賞球数が多いときに両排出機構42a,42bを使用し
て賞品球を排出するため、排出時間を短縮できる。な
お、併用排出処理の場合、誘導部80上流の垂直部79以降
からの球が調流部81を流下し、球の間隔が大きいときに
排出Sol1,2をオフするため、もちろん係止爪86a,86bの
調流部81内への進入は容易である。
ところで、これらの排出処理において、排出Sol1,2や
排出センサ1,2等が故障した場合、排出エラーを生じる
ことがある。これに対し、交互排出処理ならびに併用排
出処理にて対応する排出レジスタ0,1,2の値が“0"にな
る前に排出エラータイマ(3秒)がタイムアップしたと
きは、排出エラーとし、該当排出Sol1,2をオフして排出
エラー処理に入る(第47図(A),(B)の52.17〜52.
23,52.34〜52.40、第48図(B)の53.31〜53.38)。
排出センサ1,2等が故障した場合、排出エラーを生じる
ことがある。これに対し、交互排出処理ならびに併用排
出処理にて対応する排出レジスタ0,1,2の値が“0"にな
る前に排出エラータイマ(3秒)がタイムアップしたと
きは、排出エラーとし、該当排出Sol1,2をオフして排出
エラー処理に入る(第47図(A),(B)の52.17〜52.
23,52.34〜52.40、第48図(B)の53.31〜53.38)。
即ち、排出Sol1や2等の故障により、これらをオンし
ても係止爪86aや86bが調流部81から後退しなくなった場
合には、賞品球が排出されず、また排出処理途中で排出
Sol1や2のオンにもかかわらず係止爪86aや86bが調流部
81内に進入してしまった場合には、規定数の賞品球が排
出されないが、これらの場合には該当排出センサ1,2に
よる賞球のカウント数が不足することになる。また、排
出センサ1や2等の故障により、センサ信号がオン状態
のままにあるいはオフ状態のままになってしまった場合
には、排出処理により賞品球が排出されても賞球がカウ
ントされず、この場合もカウント数が不足するのであ
る。したがって、各排出エラーに対して排出エラータイ
マによる所定時間の経過時の該当排出レジスタ0,1,2の
値から排出エラーを適確に検知することができる。
ても係止爪86aや86bが調流部81から後退しなくなった場
合には、賞品球が排出されず、また排出処理途中で排出
Sol1や2のオンにもかかわらず係止爪86aや86bが調流部
81内に進入してしまった場合には、規定数の賞品球が排
出されないが、これらの場合には該当排出センサ1,2に
よる賞球のカウント数が不足することになる。また、排
出センサ1や2等の故障により、センサ信号がオン状態
のままにあるいはオフ状態のままになってしまった場合
には、排出処理により賞品球が排出されても賞球がカウ
ントされず、この場合もカウント数が不足するのであ
る。したがって、各排出エラーに対して排出エラータイ
マによる所定時間の経過時の該当排出レジスタ0,1,2の
値から排出エラーを適確に検知することができる。
排出エラーにより排出エラー処理に入ると、第49図の
ようにまず排出エラーフラグに処理中を示す“1"を立
て、セーフランプ1および2を点灯すると共に(54.01
〜54.03)、前述した常時監視処理を繰り返し、正常動
作に復帰するまでの待機状態となる(54.09,54.12,54.1
4)。この待機状態で係員により排出Sol1,2や排出セン
サ1,2等の故障箇所の復旧が行われる。そして、復旧す
ると、排出センサ1,2レベル入力処理(第35図、第36
図)により該当排出センサ1,2が2秒間オン状態を継続
し排出1,2エラー解除フラグ=“1"となったときに復帰
とし、排出処理前の排出開始条件確認処理に戻る(54.0
6,54.08,54.11,54.14,54.15〜54.18)。なお、エラー処
理の後、エラー前の賞球数を対応排出レジスタ0,1,2に
再セットする(第47図(A),(B)の52.24,52.41、
第48図(B)の53.39)。
ようにまず排出エラーフラグに処理中を示す“1"を立
て、セーフランプ1および2を点灯すると共に(54.01
〜54.03)、前述した常時監視処理を繰り返し、正常動
作に復帰するまでの待機状態となる(54.09,54.12,54.1
4)。この待機状態で係員により排出Sol1,2や排出セン
サ1,2等の故障箇所の復旧が行われる。そして、復旧す
ると、排出センサ1,2レベル入力処理(第35図、第36
図)により該当排出センサ1,2が2秒間オン状態を継続
し排出1,2エラー解除フラグ=“1"となったときに復帰
とし、排出処理前の排出開始条件確認処理に戻る(54.0
6,54.08,54.11,54.14,54.15〜54.18)。なお、エラー処
理の後、エラー前の賞球数を対応排出レジスタ0,1,2に
再セットする(第47図(A),(B)の52.24,52.41、
第48図(B)の53.39)。
第64図に排出エラー処理および復旧後のタイミングチ
ャートを示すと(併用排出処理による賞球数が9個の場
合)、排出Sol1,2のオンと同時に排出エラータイマ(3
秒)がスタートし、例えば排出センサ2個にてパチンコ
球を規定数カウントすると排出Sol2はオフされるが、排
出センサ1側にてパチンコ球を規定数カウントする前に
排出エラータイマがタイムアップすると、排出エラーと
判定してタイムアップと同時に排出Sol1がオフされ、復
旧待ちとなる。そして、復旧が済めば、該当センサ1が
2秒間オン状態を継続したときに排出開始条件が判定さ
れ、OKであれば再度同じ賞球数にて排出処理を行う。特
に、このようにエラーを生じたとしても復旧後再度同じ
賞球数にて排出処理を行うことで、入賞に対し必ず所定
の賞品球が排出されることになり、このため賞球による
遊技者とのトラブルを防止できる。
ャートを示すと(併用排出処理による賞球数が9個の場
合)、排出Sol1,2のオンと同時に排出エラータイマ(3
秒)がスタートし、例えば排出センサ2個にてパチンコ
球を規定数カウントすると排出Sol2はオフされるが、排
出センサ1側にてパチンコ球を規定数カウントする前に
排出エラータイマがタイムアップすると、排出エラーと
判定してタイムアップと同時に排出Sol1がオフされ、復
旧待ちとなる。そして、復旧が済めば、該当センサ1が
2秒間オン状態を継続したときに排出開始条件が判定さ
れ、OKであれば再度同じ賞球数にて排出処理を行う。特
に、このようにエラーを生じたとしても復旧後再度同じ
賞球数にて排出処理を行うことで、入賞に対し必ず所定
の賞品球が排出されることになり、このため賞球による
遊技者とのトラブルを防止できる。
なお、排出処理前、排出処理中にかかわらず、排出So
l1や2の故障等により係止爪86aや86bが調流部81から後
退したままの状態となって賞品球が排出されてしまう場
合、排出装置不正監視処理にてエラー処理が行われる。
また、排出センサ1や2がオフ状態で故障した場合、排
出処理前であれば排出開始条件を満たさないため、排出
処理に入らず復旧への待機状態となり(第44図参照)、
排出センサの故障を判定できる。
l1や2の故障等により係止爪86aや86bが調流部81から後
退したままの状態となって賞品球が排出されてしまう場
合、排出装置不正監視処理にてエラー処理が行われる。
また、排出センサ1や2がオフ状態で故障した場合、排
出処理前であれば排出開始条件を満たさないため、排出
処理に入らず復旧への待機状態となり(第44図参照)、
排出センサの故障を判定できる。
そして、前述の排出処理を終了すると、第45図
(A),(B)の処理に戻りセーフフラグに応じてその
排出処理がセーフセンサ1側の入賞によるものであれ
ば、ストッパ機構20aのセーフSol1をオンし、セーフセ
ンサ2側によるものであれば、ストッパ機構20bのセー
フSol2をオンし、同時に排出ウエイトタイマ(400m
秒)、セーフ球払出エラータイマ(200m秒)をセットす
る(50.08〜50.12)。そして、該当セーフSol1,2のオン
により、対応する調流樋18aまたは18bの調流部29内の該
当入賞球が解放され導出樋19aまたは19b側へ排出する
と、セーフセンサ1,2入力処理(第33図、第34図)によ
り対応するセーフ(1または2)球無フラグが“1"とな
つたときにセーフ球払出ウエイトタイマ(100m秒)をセ
ットし、セーフ球払出ウエイトタイマのタイムアップ後
に該当セーフSol1,2をオフする(50.13〜50.21)。
(A),(B)の処理に戻りセーフフラグに応じてその
排出処理がセーフセンサ1側の入賞によるものであれ
ば、ストッパ機構20aのセーフSol1をオンし、セーフセ
ンサ2側によるものであれば、ストッパ機構20bのセー
フSol2をオンし、同時に排出ウエイトタイマ(400m
秒)、セーフ球払出エラータイマ(200m秒)をセットす
る(50.08〜50.12)。そして、該当セーフSol1,2のオン
により、対応する調流樋18aまたは18bの調流部29内の該
当入賞球が解放され導出樋19aまたは19b側へ排出する
と、セーフセンサ1,2入力処理(第33図、第34図)によ
り対応するセーフ(1または2)球無フラグが“1"とな
つたときにセーフ球払出ウエイトタイマ(100m秒)をセ
ットし、セーフ球払出ウエイトタイマのタイムアップ後
に該当セーフSol1,2をオフする(50.13〜50.21)。
第65図にセーフ球払出処理のタイミングチャートを示
すと、セーフセンサ1側の入賞により排出処理が行われ
た場合、排出処理終了と同時にストッパ機構20aのセー
フSol1をオンし、このオンにより係止爪33aが後退して
対応する調流部29から入賞球が導出樋19aへ排出する
と、入賞球の排出をセーフセンサ1が4m秒間オフ状態と
なることで確認し、その100m秒後にセーフSol1をオフす
る。また、セーフセンサ1側の入賞に続いてセーフセー
フ2側に入賞した場合、セーフセンサ1側の入賞による
排出処理の終了後、排出ウエイトタイマ(400m秒)がタ
イムアップしたときにセーフセンサ2側の入賞による排
出処理を行い、その排出処理終了と同時にストッパ機構
20bのセーフSol2をオンし、このオンにより係止爪33bが
後退して対応する調流部29から入賞球が導出樋19bへ排
出すると、入賞球の排出をセーフセンサ2が4m秒間オフ
状態となることで確認し、その100m秒後にセーフSol2を
オフする。
すと、セーフセンサ1側の入賞により排出処理が行われ
た場合、排出処理終了と同時にストッパ機構20aのセー
フSol1をオンし、このオンにより係止爪33aが後退して
対応する調流部29から入賞球が導出樋19aへ排出する
と、入賞球の排出をセーフセンサ1が4m秒間オフ状態と
なることで確認し、その100m秒後にセーフSol1をオフす
る。また、セーフセンサ1側の入賞に続いてセーフセー
フ2側に入賞した場合、セーフセンサ1側の入賞による
排出処理の終了後、排出ウエイトタイマ(400m秒)がタ
イムアップしたときにセーフセンサ2側の入賞による排
出処理を行い、その排出処理終了と同時にストッパ機構
20bのセーフSol2をオンし、このオンにより係止爪33bが
後退して対応する調流部29から入賞球が導出樋19bへ排
出すると、入賞球の排出をセーフセンサ2が4m秒間オフ
状態となることで確認し、その100m秒後にセーフSol2を
オフする。
セーフ球払出は排出処理の終了により行うため、排出
処理時に前述したエラー等によって所定の賞品球が排出
されなかった場合、対応する係止爪33aまたは33bにより
該当入賞球は流下を阻止されたままの状態となり、導出
樋19aまたは19b側に排出されることはない。また、セー
フSol1,2のオンにより係止爪33a,33bが後退する一方、
上流側の係止爪34a,34bが対応する調流部29内に進入
し、セーフSol1,2をオフすると係止爪34a,34bが後退す
る一方、係止爪33a,33bが対応する調流部29内に進入す
る(第3図(A),(B)参照)。このため、調流部29
内に後続の入賞球が有るときは、後続の入賞球はセーフ
Sol1,2のオフにより前の入賞球と入れ代わり、対応係止
爪33a,33bにて流下を阻止される。
処理時に前述したエラー等によって所定の賞品球が排出
されなかった場合、対応する係止爪33aまたは33bにより
該当入賞球は流下を阻止されたままの状態となり、導出
樋19aまたは19b側に排出されることはない。また、セー
フSol1,2のオンにより係止爪33a,33bが後退する一方、
上流側の係止爪34a,34bが対応する調流部29内に進入
し、セーフSol1,2をオフすると係止爪34a,34bが後退す
る一方、係止爪33a,33bが対応する調流部29内に進入す
る(第3図(A),(B)参照)。このため、調流部29
内に後続の入賞球が有るときは、後続の入賞球はセーフ
Sol1,2のオフにより前の入賞球と入れ代わり、対応係止
爪33a,33bにて流下を阻止される。
また、排出ウエイトタイマ、セーフ球払出エラータイ
マならびにセーフ球払出ウエイトタイマのセット状態
で、排出装置不正監視処理、常時監視処理を行う(50.2
6〜50.29,50.37,50.38)。また、排出ウエイトタイマは
セーフセンサ1側、2側にかかわらず入賞が続いたとき
の排出処理の間隔を設定するもので、セーフ球払出処理
に要する時間等により決定される。この排出ウエイトタ
イマにより、入賞が続く場合、排出処理、セーフ球払出
処理が確実に終了してから次の排出処理に入ることにな
り、安定した制御が得られる。
マならびにセーフ球払出ウエイトタイマのセット状態
で、排出装置不正監視処理、常時監視処理を行う(50.2
6〜50.29,50.37,50.38)。また、排出ウエイトタイマは
セーフセンサ1側、2側にかかわらず入賞が続いたとき
の排出処理の間隔を設定するもので、セーフ球払出処理
に要する時間等により決定される。この排出ウエイトタ
イマにより、入賞が続く場合、排出処理、セーフ球払出
処理が確実に終了してから次の排出処理に入ることにな
り、安定した制御が得られる。
一方、該当セーフSol1,2のオン後、対応するセーフ
(1または2)球無フラグが“1"にならないのにセーフ
球払出エラータイマ(200m秒)がタイムアップした場
合、払出エラーとし、セーフ球払出エラー処理に入る
(50.24,50.25)。セーフSol1や2等の故障により係止
爪33aや33bが調流部29から後退しなくなったときや、セ
ーフセンサ1や2がオン状態で故障したとき等に払出エ
ラーとなるが、これらはセーフ球払出エラータイマによ
る所定時間の経過時の対応するセーフ(1または2)球
無フラグにより検知することができる。
(1または2)球無フラグが“1"にならないのにセーフ
球払出エラータイマ(200m秒)がタイムアップした場
合、払出エラーとし、セーフ球払出エラー処理に入る
(50.24,50.25)。セーフSol1や2等の故障により係止
爪33aや33bが調流部29から後退しなくなったときや、セ
ーフセンサ1や2がオン状態で故障したとき等に払出エ
ラーとなるが、これらはセーフ球払出エラータイマによ
る所定時間の経過時の対応するセーフ(1または2)球
無フラグにより検知することができる。
そして、セーフ球払出エラー処理に入ると、第50図の
ようにセーフ球払出エラーフラグにエラーを示す“1"を
立て、排出機構42a,42bのロックSolをオフし(55.01,5
5.02)、該当セーフランプ1,2を点灯すると共に、該当
セーフセンサ1,2が球無しを検出するまで、排出装置不
正監視処理、常時監視処理を行い、待機状態となる(5
5.03〜55.11)。この待機状態で係員によりセーフSol1,
2やセーフセンサ1,2等の故障箇所の復旧が行われる。そ
して、復旧後、該当セーフセンサ1,2が球無しを検出す
ると第45図(A),(B)に戻り、セーフ球払出ウエイ
トタイマのタイムアップ後、ロックSolをオンし、該当
セーフSol1,2をオフする(50.30〜50.36)。
ようにセーフ球払出エラーフラグにエラーを示す“1"を
立て、排出機構42a,42bのロックSolをオフし(55.01,5
5.02)、該当セーフランプ1,2を点灯すると共に、該当
セーフセンサ1,2が球無しを検出するまで、排出装置不
正監視処理、常時監視処理を行い、待機状態となる(5
5.03〜55.11)。この待機状態で係員によりセーフSol1,
2やセーフセンサ1,2等の故障箇所の復旧が行われる。そ
して、復旧後、該当セーフセンサ1,2が球無しを検出す
ると第45図(A),(B)に戻り、セーフ球払出ウエイ
トタイマのタイムアップ後、ロックSolをオンし、該当
セーフSol1,2をオフする(50.30〜50.36)。
第66図にセーフ球払出エラー処理のタイミングチャー
トを示すと、該当セーフSol1,2をオンと同時にセーフ球
払出エラータイマ(200m秒)をスタートし、そのタイム
アップ時まで該当セーフセンサ1,2が球無しを検出せず
オン状態であれば、払出エラーと判定してロックSolを
オフし、復旧待ちとなる。そして、復旧が済み該当セー
フセンサ1,2が球無しを検出すれば、ロックSolをオン
し、該当セーフSol1,2をオフしてエラー処理の終了とな
る。この際、調流部29内に後続の入賞球が有るときは、
後続の入賞球は該当セーフSol1,2のオフにより対応係止
爪33a,33bの位置まで流下し、停止する。
トを示すと、該当セーフSol1,2をオンと同時にセーフ球
払出エラータイマ(200m秒)をスタートし、そのタイム
アップ時まで該当セーフセンサ1,2が球無しを検出せず
オン状態であれば、払出エラーと判定してロックSolを
オフし、復旧待ちとなる。そして、復旧が済み該当セー
フセンサ1,2が球無しを検出すれば、ロックSolをオン
し、該当セーフSol1,2をオフしてエラー処理の終了とな
る。この際、調流部29内に後続の入賞球が有るときは、
後続の入賞球は該当セーフSol1,2のオフにより対応係止
爪33a,33bの位置まで流下し、停止する。
即ち、払出エラーを適確に検知できると共に、払出エ
ラー時には待機状態となるので、セーフセンサ1,2の誤
動作等により払出エラーのまま排出処理に入ることを防
止する。
ラー時には待機状態となるので、セーフセンサ1,2の誤
動作等により払出エラーのまま排出処理に入ることを防
止する。
排出開始条件確認処理(第44図)、排出処理(第45図
(A),(B))、セーフ球払出エラー処理(第50図)
ならびにメインフロー(第21図(B))にて行われる排
出装置不正監視処理は、排出処理前、排出処理中、排出
処理後ならびに入賞球無しのときにかかわらず排出機構
42a,42bによる賞品球の排出を監視するもので、該処理
に入ると、第52図のように排出センサ1,2入力処理(第2
6図、第27図)により排出センサ1,2立上りフラグが“1"
となる毎に該当排出不正監視カウンタ1,2を+1し、該
当カウンタ1,2の値が“3"以上になると、不正として排
出不正フラグに“1"を立て、排出機構42a,42bのロックS
olをオフし、両セーフランプ1,2を点灯する(60.01〜6
0.12)。
(A),(B))、セーフ球払出エラー処理(第50図)
ならびにメインフロー(第21図(B))にて行われる排
出装置不正監視処理は、排出処理前、排出処理中、排出
処理後ならびに入賞球無しのときにかかわらず排出機構
42a,42bによる賞品球の排出を監視するもので、該処理
に入ると、第52図のように排出センサ1,2入力処理(第2
6図、第27図)により排出センサ1,2立上りフラグが“1"
となる毎に該当排出不正監視カウンタ1,2を+1し、該
当カウンタ1,2の値が“3"以上になると、不正として排
出不正フラグに“1"を立て、排出機構42a,42bのロックS
olをオフし、両セーフランプ1,2を点灯する(60.01〜6
0.12)。
即ち、入賞球無しのときや排出開始条件確認処理に
て、何らかの異常により賞品球が排出されてしまう場
合、排出センサ1や2によりパチンコ球の立上りを3回
検出し該当排出不正監視カウンタ1,2の値が“3"以上に
なると、排出に不正(異常)有りと判定して、ロックSo
lをオフし、両セーフランプ1,2をオンし、待機状態とな
る。また、排出処理にて、何らかの異常により賞品球が
規定数以上に排出されてしまう場合、1個排出処理や交
互排出処理や併用排出処理の終了後に同じく排出センサ
1や2によりパチンコの立上りを検出し該当排出不正監
視カウンタ1,2の値が“3"以上になると、排出に不正
(異常)有りと判定して、ロックSolをオフし、両セー
フランプ1,2をオンし、待機状態となる。また、セーフ
球払出エラー処理中に、何らかの異常により賞品球が排
出されてしまう場合、同じく排出センサ1や2によりパ
チンコ球の立上りを検出し該当排出不正監視カウンタ1,
2の値が“3"以上になると、排出に不正(異常)有りと
判定して、ロックSolをオフし、両セーフランプ1,2をオ
ンし、待機状態となる。
て、何らかの異常により賞品球が排出されてしまう場
合、排出センサ1や2によりパチンコ球の立上りを3回
検出し該当排出不正監視カウンタ1,2の値が“3"以上に
なると、排出に不正(異常)有りと判定して、ロックSo
lをオフし、両セーフランプ1,2をオンし、待機状態とな
る。また、排出処理にて、何らかの異常により賞品球が
規定数以上に排出されてしまう場合、1個排出処理や交
互排出処理や併用排出処理の終了後に同じく排出センサ
1や2によりパチンコの立上りを検出し該当排出不正監
視カウンタ1,2の値が“3"以上になると、排出に不正
(異常)有りと判定して、ロックSolをオフし、両セー
フランプ1,2をオンし、待機状態となる。また、セーフ
球払出エラー処理中に、何らかの異常により賞品球が排
出されてしまう場合、同じく排出センサ1や2によりパ
チンコ球の立上りを検出し該当排出不正監視カウンタ1,
2の値が“3"以上になると、排出に不正(異常)有りと
判定して、ロックSolをオフし、両セーフランプ1,2をオ
ンし、待機状態となる。
排出の不正には、排出ストッパ機構73aや73bの係止爪
86aや86bが排出Sol1や2の故障等により調流部81から後
退したままの状態となったり、あるいは不正行為により
係止爪86aや86bが強制的に後退位置に動かされること
で、賞品球が排出されてしまう場合があるが、常に賞品
球の排出を監視しているので、排出に不正が有った場合
に不正は直ちに検知され、また不正を検知するとロック
Solをオフするので、ロックSolより上流側の賞品球は流
下を阻止され、賞品球の排出は直ちに停止される。
86aや86bが排出Sol1や2の故障等により調流部81から後
退したままの状態となったり、あるいは不正行為により
係止爪86aや86bが強制的に後退位置に動かされること
で、賞品球が排出されてしまう場合があるが、常に賞品
球の排出を監視しているので、排出に不正が有った場合
に不正は直ちに検知され、また不正を検知するとロック
Solをオフするので、ロックSolより上流側の賞品球は流
下を阻止され、賞品球の排出は直ちに停止される。
そして、待機状態にて係員により故障等あるいは不正
等に対する復旧が行われ、復旧後回復スイッチ(第18図
参照)をオンすると、セーフランプ1,2をオフし、ロッ
クSolをオンし、排出不正監視カウンタ1,2、排出不正フ
ラグを“0"にする(60.13〜60.19)。
等に対する復旧が行われ、復旧後回復スイッチ(第18図
参照)をオンすると、セーフランプ1,2をオフし、ロッ
クSolをオンし、排出不正監視カウンタ1,2、排出不正フ
ラグを“0"にする(60.13〜60.19)。
第67図に排出装置不正監視処理のタイミングチャート
を示すと、排出処理中でないとき、例えば排出センサ1
により球の移動を検出した場合、球の立上りを検出する
毎に排出不正監視カウンタ1を+1し、該カウンタ1が
“3"になると同時にロックSolをオフし、両セーフラン
プ1,2をオンし、復旧待ちとなる。そして、復旧が済
み、回復スイッチをオンすると、カウンタ1をクリア
し、ロックSolをオンし、両セーフランプ1,2をオフし、
処理終了となる。
を示すと、排出処理中でないとき、例えば排出センサ1
により球の移動を検出した場合、球の立上りを検出する
毎に排出不正監視カウンタ1を+1し、該カウンタ1が
“3"になると同時にロックSolをオフし、両セーフラン
プ1,2をオンし、復旧待ちとなる。そして、復旧が済
み、回復スイッチをオンすると、カウンタ1をクリア
し、ロックSolをオンし、両セーフランプ1,2をオフし、
処理終了となる。
即ち、排出Sol1,2等の故障、係止爪86a,86b等の破
損、不正行為等により排出の不正を適確に検知できると
共に、これらの不正時にはロックSolにより賞品球の排
出が直ちに停止され、待機状態となるため、これらの不
正に対し充分に対応できる。
損、不正行為等により排出の不正を適確に検知できると
共に、これらの不正時にはロックSolにより賞品球の排
出が直ちに停止され、待機状態となるため、これらの不
正に対し充分に対応できる。
このように、賞球排出装置16の異常時等に排出ロック
機構71を作動(ロックSolをオフ)させているが、この
排出ロック機構71を賞球の排出処理毎に作動させても良
い。排出ロック機構71は、排出ストッパ機構73a,73bと
の間に例えば1個の入賞球に対して排出ストッパ機構73
a,73bの作動により排出される最大排出数(最大設定賞
球数)より多い数のパチンコ球が貯留される位置に設け
られているので、賞球の排出処理毎に作動させても、通
常(正常)の状態にあるときは排出ストッパ機構73a,73
bの作動により入賞球に対して所要数の賞球の排出を行
え、異常状態のときには排出ロック機構71より上流側の
パチンコ球の排出を阻止して、異常状態における余分な
パチンコ球の排出を抑制できる。なお、排出ロック機構
71の位置は、球排出指令信号に基づき排出される最大数
のパチンコ球が貯留可能な位置に適宜設定する。
機構71を作動(ロックSolをオフ)させているが、この
排出ロック機構71を賞球の排出処理毎に作動させても良
い。排出ロック機構71は、排出ストッパ機構73a,73bと
の間に例えば1個の入賞球に対して排出ストッパ機構73
a,73bの作動により排出される最大排出数(最大設定賞
球数)より多い数のパチンコ球が貯留される位置に設け
られているので、賞球の排出処理毎に作動させても、通
常(正常)の状態にあるときは排出ストッパ機構73a,73
bの作動により入賞球に対して所要数の賞球の排出を行
え、異常状態のときには排出ロック機構71より上流側の
パチンコ球の排出を阻止して、異常状態における余分な
パチンコ球の排出を抑制できる。なお、排出ロック機構
71の位置は、球排出指令信号に基づき排出される最大数
のパチンコ球が貯留可能な位置に適宜設定する。
第53図(A)〜(D)には球抜き処理を示し、球抜き
処理は遊技機の打止め時や遊技店の閉店時および各装置
の故障、点検時等に行われる。球抜き処理は入賞球があ
るときや賞球排出中および各エラー処理中は不可である
(第21図(B)の0.33)。
処理は遊技機の打止め時や遊技店の閉店時および各装置
の故障、点検時等に行われる。球抜き処理は入賞球があ
るときや賞球排出中および各エラー処理中は不可である
(第21図(B)の0.33)。
基盤2の前面の操作孔よりピン等の器具を挿入して球
抜きセンサをオンし、球抜き開始フラグ=“1"(第28図
の球抜きセンサ入力処理による)になると、球抜き開始
フラグを“0"にし、球抜きエラータイマ(3秒)をセッ
トして球抜きSolをオンする(70.01〜70.03)。そし
て、球抜きSolのオンにより球抜き樋45の分岐部に設け
た球抜きゲート107が所定の位置まで開動し、ゲートセ
ンサがオンしてゲートセンサ立上フラグ=“1"(第30図
のゲートセンサ入力処理による)になると、球抜き開始
タイマ(1秒)の経過後に排出ストッパ機構73a,73bの
両排出Sol1,2をオンする(70.04〜70.10)。
抜きセンサをオンし、球抜き開始フラグ=“1"(第28図
の球抜きセンサ入力処理による)になると、球抜き開始
フラグを“0"にし、球抜きエラータイマ(3秒)をセッ
トして球抜きSolをオンする(70.01〜70.03)。そし
て、球抜きSolのオンにより球抜き樋45の分岐部に設け
た球抜きゲート107が所定の位置まで開動し、ゲートセ
ンサがオンしてゲートセンサ立上フラグ=“1"(第30図
のゲートセンサ入力処理による)になると、球抜き開始
タイマ(1秒)の経過後に排出ストッパ機構73a,73bの
両排出Sol1,2をオンする(70.04〜70.10)。
即ち、球抜きSolのオン後、球抜きゲート107が球抜き
樋45を確実に開いたこと(賞球排出樋43は閉)を確認し
(第13図(A),(B)参照)、この確認後排出Sol1,2
をオンして調流部81から係止爪86a,86bを後退させる。
これにより、賞球排出装置16の上タンク40に残っている
賞品球ならびに誘導樋41や排出機構42a,42b内の賞品球
が賞球排出樋43から球抜き樋45へと流下し、パチンコ機
後方の図示しない回収樋に排出、回収される。
樋45を確実に開いたこと(賞球排出樋43は閉)を確認し
(第13図(A),(B)参照)、この確認後排出Sol1,2
をオンして調流部81から係止爪86a,86bを後退させる。
これにより、賞球排出装置16の上タンク40に残っている
賞品球ならびに誘導樋41や排出機構42a,42b内の賞品球
が賞球排出樋43から球抜き樋45へと流下し、パチンコ機
後方の図示しない回収樋に排出、回収される。
この場合、球抜きSolをオンしても球抜きゲート107が
所定の位置まで開かずゲートセンサ立上フラグ=“1"に
ならないときは、エラーとして球抜きエラータイマの経
過後に球抜きSolをオフし、球抜きセンサのオン操作を
キャンセルする(70.11,70.12)。
所定の位置まで開かずゲートセンサ立上フラグ=“1"に
ならないときは、エラーとして球抜きエラータイマの経
過後に球抜きSolをオフし、球抜きセンサのオン操作を
キャンセルする(70.11,70.12)。
そして、上タンク40、誘導樋41、排出機構42a,42b内
の賞品球が回収樋に排出され、排出センサ1,2がオフと
なると、排出1,2球無タイマ(3秒)をセットし、この
タイマ経過後に排出Sol1,2をオフし、次いで球抜きSol
をオフする(70.18〜70.37,70.40〜70.44)。この際、
いったん排出センサ1,2がオフしても、上タンク40等で
流出せずに残っていた球が遅れて流下し排出センサ1,2
がオンすることがあれば、該当排出1,2球無タイマを再
セットし、このタイマ経過後に排出Sol1,2、球抜きSol
をオフする(70.21〜70.24,70.30〜70.33)。
の賞品球が回収樋に排出され、排出センサ1,2がオフと
なると、排出1,2球無タイマ(3秒)をセットし、この
タイマ経過後に排出Sol1,2をオフし、次いで球抜きSol
をオフする(70.18〜70.37,70.40〜70.44)。この際、
いったん排出センサ1,2がオフしても、上タンク40等で
流出せずに残っていた球が遅れて流下し排出センサ1,2
がオンすることがあれば、該当排出1,2球無タイマを再
セットし、このタイマ経過後に排出Sol1,2、球抜きSol
をオフする(70.21〜70.24,70.30〜70.33)。
これにより、賞品球がすべて排出、回収されると共
に、排出センサ1,2がオフ状態を3秒間継続した後に係
止爪86a,86bが調流部81内に戻り、球抜きゲート107が球
抜き樋45の閉位置(賞球排出樋43は開)に戻り、自動的
に終了となる。なお、球抜き処理開始後排出Sol1,2がオ
ンされるまでの間、賞品球の不正排出を監視するように
常時監視処理、排出装置不正監視処理を行う(70.13〜7
0.16)。
に、排出センサ1,2がオフ状態を3秒間継続した後に係
止爪86a,86bが調流部81内に戻り、球抜きゲート107が球
抜き樋45の閉位置(賞球排出樋43は開)に戻り、自動的
に終了となる。なお、球抜き処理開始後排出Sol1,2がオ
ンされるまでの間、賞品球の不正排出を監視するように
常時監視処理、排出装置不正監視処理を行う(70.13〜7
0.16)。
第68図に球抜き処理のタイミングチャートを示すと、
球抜きセンサのオン検出により球抜きSolをオンし、こ
の1秒後に排出Sol1,2をオンすることで球抜きが開始さ
れる。そして、球抜きが終了すると、排出センサ1,2が
3秒間オフとなったときに排出Sol1,2、球抜きSolをオ
フし、終了となる。
球抜きセンサのオン検出により球抜きSolをオンし、こ
の1秒後に排出Sol1,2をオンすることで球抜きが開始さ
れる。そして、球抜きが終了すると、排出センサ1,2が
3秒間オフとなったときに排出Sol1,2、球抜きSolをオ
フし、終了となる。
このように、球抜きセンサのオンにより球抜きを行え
ると共に、賞品球がすべて排出、回収され排出センサ1,
2が3秒間オフすると、排出Sol1,2、球抜きSolのオフに
より係止爪86a,86b、球抜きゲート107がもとの位置に戻
り自動終了となるので、球抜き終了時に何らの確認、操
作等必要なく、作業が楽である。
ると共に、賞品球がすべて排出、回収され排出センサ1,
2が3秒間オフすると、排出Sol1,2、球抜きSolのオフに
より係止爪86a,86b、球抜きゲート107がもとの位置に戻
り自動終了となるので、球抜き終了時に何らの確認、操
作等必要なく、作業が楽である。
また、球抜き処理の途中にて球抜きを強制的に中止し
たい場合には、基盤2の操作孔より再びピン等の器具を
挿入して球抜きセンサを再度オンすることにより、球抜
きが強制的に終了となる。
たい場合には、基盤2の操作孔より再びピン等の器具を
挿入して球抜きセンサを再度オンすることにより、球抜
きが強制的に終了となる。
即ち、球抜きSolのオン後球抜きセンサをオンする
と、再び球抜き開始フラグが“1"となって、このとき排
出Sol1,2のオン前であれば、強制終了タイマ(1秒)、
球抜き終了タイマ(3秒)の経過後に球抜きSolをオフ
する(70.06→70.49〜70.52,70.65〜70.69)。また、排
出Sol1,2のオン後であればつまり賞品球の回収中であれ
ば、排出センサ1,2が球の立上りを検出し排出センサ1,2
立上りフラグが“1"となったとき(第26図、第27図の排
出センサ1,2入力処理による)に該当排出Sol1,2をオフ
し、球抜き終了タイマの経過後に球抜きSolをオフする
(70.18→70.45〜70.69)。また、賞品球の回収を終え
ていれば、その時点で該当排出Sol1,2をオフする(70.4
6,70.48)。
と、再び球抜き開始フラグが“1"となって、このとき排
出Sol1,2のオン前であれば、強制終了タイマ(1秒)、
球抜き終了タイマ(3秒)の経過後に球抜きSolをオフ
する(70.06→70.49〜70.52,70.65〜70.69)。また、排
出Sol1,2のオン後であればつまり賞品球の回収中であれ
ば、排出センサ1,2が球の立上りを検出し排出センサ1,2
立上りフラグが“1"となったとき(第26図、第27図の排
出センサ1,2入力処理による)に該当排出Sol1,2をオフ
し、球抜き終了タイマの経過後に球抜きSolをオフする
(70.18→70.45〜70.69)。また、賞品球の回収を終え
ていれば、その時点で該当排出Sol1,2をオフする(70.4
6,70.48)。
これにより、係止爪86a,86bが調流部81内に戻り、球
抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置に戻り、強制終了
となる。なお、強制終了時にも球抜きSolをオフするま
で、賞品球の不正排出を監視するように常時監視処理、
排出装置不正監視処理を行う(70.70,70.71)。
抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置に戻り、強制終了
となる。なお、強制終了時にも球抜きSolをオフするま
で、賞品球の不正排出を監視するように常時監視処理、
排出装置不正監視処理を行う(70.70,70.71)。
第69図に球抜き処理の強制終了のタイミングチャート
を示すと(賞品球回収中の場合)、球抜き処理の途中に
て球抜きセンサの再度のオン検出により、排出センサ1,
2が球の立上りを検出した時点で該当排出Sol1,2をオフ
し、その3秒後に球抜きSolをオフする。
を示すと(賞品球回収中の場合)、球抜き処理の途中に
て球抜きセンサの再度のオン検出により、排出センサ1,
2が球の立上りを検出した時点で該当排出Sol1,2をオフ
し、その3秒後に球抜きSolをオフする。
この強制終了では、賞品球回収中の場合立上りを検出
された球および後続球は調流部81内に戻る係止爪86a,86
bにより、難無く流下を阻止される。
された球および後続球は調流部81内に戻る係止爪86a,86
bにより、難無く流下を阻止される。
ところで、球抜き中に何らかの異常によりゲートセン
サがオフとなってゲート立下フラグが“1"となつた場
合、つまり球抜きSolのオン中にもかかわらず球抜きゲ
ート107が動き賞球排出樋43が開いてしまった場合、強
制終了の場合と同様に排出センサ1,2が球の立上りを検
出した時点等で直ちに排出Sol1,2をオフし、さらに球抜
きSolをオフする(70.39→70.45〜70.69)。
サがオフとなってゲート立下フラグが“1"となつた場
合、つまり球抜きSolのオン中にもかかわらず球抜きゲ
ート107が動き賞球排出樋43が開いてしまった場合、強
制終了の場合と同様に排出センサ1,2が球の立上りを検
出した時点等で直ちに排出Sol1,2をオフし、さらに球抜
きSolをオフする(70.39→70.45〜70.69)。
球抜き中に賞球排出樋43が異常に開くことは、球抜き
Solが故障したとき、あるいはピアノ線等を用いての不
正行為により球抜きゲート107の位置が強制的に切り替
えられたとき等であるが、このような場合ゲートセンサ
がオフに変わったことで異常を直ちに検知でき、また異
常を検知すると排出Sol1,2を強制的にオフするので、賞
品球の流出は直ちに停止され、回収すべき賞品球が賞球
排出樋43から基盤2の供給皿側に排出されることはな
い。これにより、球抜きSolの故障等に対し充分に対応
でき、かつ前述のような不正行為を確実に防止できる。
Solが故障したとき、あるいはピアノ線等を用いての不
正行為により球抜きゲート107の位置が強制的に切り替
えられたとき等であるが、このような場合ゲートセンサ
がオフに変わったことで異常を直ちに検知でき、また異
常を検知すると排出Sol1,2を強制的にオフするので、賞
品球の流出は直ちに停止され、回収すべき賞品球が賞球
排出樋43から基盤2の供給皿側に排出されることはな
い。これにより、球抜きSolの故障等に対し充分に対応
でき、かつ前述のような不正行為を確実に防止できる。
また、球抜きSolのオフにより球抜き終了となるが、
この場合球抜きSolのオフと同時に自動終了の場合は球
抜きエラータイマ(3秒)を、強制終了等の場合はゲー
トエラータイマ(4秒)をセットし、球抜きSolのオフ
により球抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置(賞球排
出樋43は開)まで確実に戻ったかどうかを監視する。即
ち、ゲートセンサがオフとなってゲート立下フラグ=
“1"となれば、球抜きゲート107が閉位置に戻ったと判
定し、それぞれタイマが経過してもゲートフラグ=“1"
とならない場合は、エラーとして球抜きエラー処理に入
る(70.72〜70.75,70.78〜70.81)。なお、この際も常
時監視処理、排出装置不正監視処理を行う。
この場合球抜きSolのオフと同時に自動終了の場合は球
抜きエラータイマ(3秒)を、強制終了等の場合はゲー
トエラータイマ(4秒)をセットし、球抜きSolのオフ
により球抜きゲート107が球抜き樋45の閉位置(賞球排
出樋43は開)まで確実に戻ったかどうかを監視する。即
ち、ゲートセンサがオフとなってゲート立下フラグ=
“1"となれば、球抜きゲート107が閉位置に戻ったと判
定し、それぞれタイマが経過してもゲートフラグ=“1"
とならない場合は、エラーとして球抜きエラー処理に入
る(70.72〜70.75,70.78〜70.81)。なお、この際も常
時監視処理、排出装置不正監視処理を行う。
球抜きエラー処理に入ると、第54図のように両セーフ
ランプ1,2を点灯すると共に、常時監視処理、排出装置
不正監視処理を行い、待機状態となる(71.01〜70.0
5)。球抜きエラーとしては前述のように球抜きSolの故
障や不正行為等が考えられるが、この待機状態にて係員
により復旧が行われ、球抜きゲート107が適正閉位置に
戻り、これによりゲート立下フラグ=“1"となればセー
フランプ1,2をオフし、復帰となる(71.06,71.07)。
ランプ1,2を点灯すると共に、常時監視処理、排出装置
不正監視処理を行い、待機状態となる(71.01〜70.0
5)。球抜きエラーとしては前述のように球抜きSolの故
障や不正行為等が考えられるが、この待機状態にて係員
により復旧が行われ、球抜きゲート107が適正閉位置に
戻り、これによりゲート立下フラグ=“1"となればセー
フランプ1,2をオフし、復帰となる(71.06,71.07)。
第70図、第71図に自動終了時に球抜きエラーを生じた
場合と強制終了時に球抜きエラーを生じた場合のタイミ
ングチャートを示すと、球抜きSolのオン後それぞれ球
抜きエラータイマ、ゲートエラータイマが経過してもゲ
ートセンサがオフにならないときは、両セーフランプ1,
2を点灯して復旧待ちとなり、復旧が済むことでエラー
処理終了となる。これにより、球抜きゲート107が適正
閉位置に戻らないまま遊技等に入ってしまうことを回避
でき、賞球時に賞品球が基盤2の供給皿に排出されない
といった不具合を防止できる。
場合と強制終了時に球抜きエラーを生じた場合のタイミ
ングチャートを示すと、球抜きSolのオン後それぞれ球
抜きエラータイマ、ゲートエラータイマが経過してもゲ
ートセンサがオフにならないときは、両セーフランプ1,
2を点灯して復旧待ちとなり、復旧が済むことでエラー
処理終了となる。これにより、球抜きゲート107が適正
閉位置に戻らないまま遊技等に入ってしまうことを回避
でき、賞球時に賞品球が基盤2の供給皿に排出されない
といった不具合を防止できる。
一方、各エラー処理中や不正監視処理中には、前述し
たLCD表示処理によりモニタ表示部213(第19図参照)に
エラーの内容、状態が表示される。即ち、第41図
(A),(B)のようにセーフ球払出エラーフラグが
“0"でないときは(第50図のセーフ球払出エラー処理
中)、モニタ表示部213のLCD−Gに該エラー中を示す
“1"の数字を、セーフフラグに応じてLCD−Hにセーフ
センサ1または2側のエラーを示す“1"または“2"の数
字を表示する(29.20〜29.24)。また、排出エラーフラ
グが“0"でないときは(第49図の排出エラー処理中)、
LCD−Gに該エラー中を示す“2"の数字を、排出1,2終了
フラグに応じてLCD−Hに排出センサ1または2側のエ
ラーを示す“1"または“2"の数字を表示する(29.25〜2
9.29)。また、セーフ1,2球有フラグが“0"でないとき
は(第44図の排出開始条件確認処理中)、半端センサ球
有フラグが“0"であれば誘導樋41内の球無しを示す“1"
の数字を、オーバーフロー球無フラグが“0"であれば分
配樋44のオーバーフロー状態を示す“2"の数字を、排出
センサ(1または2)球有フラグが“0"であれば該当排
出センサ1または2側の球無しを示す“3"または“4"の
数字をLCD−Hに表示し、LCD−Gに“3"の数字を表示す
る(29.30〜29.40)。また、排出不正フラグが“0"でな
いときは(第52図の排出装置不正監視処理中)、LCD−
Gに該不正監視処理中を示す“4"の数字を表示する(2
9.41〜29.43)。なお、エラー中でないときはLCD−Gに
“0"を表示し、LCD−Gdを点灯する。また、各エラー中
のときはLCD−Gdを点滅する(29.44〜29.46,29.47〜29.
49)。第72図にこれらの表示例を示す。
たLCD表示処理によりモニタ表示部213(第19図参照)に
エラーの内容、状態が表示される。即ち、第41図
(A),(B)のようにセーフ球払出エラーフラグが
“0"でないときは(第50図のセーフ球払出エラー処理
中)、モニタ表示部213のLCD−Gに該エラー中を示す
“1"の数字を、セーフフラグに応じてLCD−Hにセーフ
センサ1または2側のエラーを示す“1"または“2"の数
字を表示する(29.20〜29.24)。また、排出エラーフラ
グが“0"でないときは(第49図の排出エラー処理中)、
LCD−Gに該エラー中を示す“2"の数字を、排出1,2終了
フラグに応じてLCD−Hに排出センサ1または2側のエ
ラーを示す“1"または“2"の数字を表示する(29.25〜2
9.29)。また、セーフ1,2球有フラグが“0"でないとき
は(第44図の排出開始条件確認処理中)、半端センサ球
有フラグが“0"であれば誘導樋41内の球無しを示す“1"
の数字を、オーバーフロー球無フラグが“0"であれば分
配樋44のオーバーフロー状態を示す“2"の数字を、排出
センサ(1または2)球有フラグが“0"であれば該当排
出センサ1または2側の球無しを示す“3"または“4"の
数字をLCD−Hに表示し、LCD−Gに“3"の数字を表示す
る(29.30〜29.40)。また、排出不正フラグが“0"でな
いときは(第52図の排出装置不正監視処理中)、LCD−
Gに該不正監視処理中を示す“4"の数字を表示する(2
9.41〜29.43)。なお、エラー中でないときはLCD−Gに
“0"を表示し、LCD−Gdを点灯する。また、各エラー中
のときはLCD−Gdを点滅する(29.44〜29.46,29.47〜29.
49)。第72図にこれらの表示例を示す。
電子制御式のパチンコ機にあっては、各検出器や駆動
部等が故障したり、不正行為等があった場合、どこの部
分が悪いのかあるいはどうゆう不正があったのかを見付
けることが非常に難しく、この場合係員がパチンコ機各
部を1つ1つ点検しなければならなかったが、このよう
に故障や不正等によるエラーがあった場合、各処理に応
じてエラー箇所、エラー状態をモニタ表示するため、モ
ニタ表示を見ることで故障箇所や故障内容ならびに不正
行為等を簡単に発見でき、例えば賞球排出にエラーがあ
った場合にLCD−Gが“2"を、LCD−Hが“1"を表示して
いれば、排出センサ1側での排出エラーと即座に発見で
き、これにより故障や不正行為等に対して的確かつ迅速
に対処することができ、故障等の復旧を容易に行うこと
ができる。
部等が故障したり、不正行為等があった場合、どこの部
分が悪いのかあるいはどうゆう不正があったのかを見付
けることが非常に難しく、この場合係員がパチンコ機各
部を1つ1つ点検しなければならなかったが、このよう
に故障や不正等によるエラーがあった場合、各処理に応
じてエラー箇所、エラー状態をモニタ表示するため、モ
ニタ表示を見ることで故障箇所や故障内容ならびに不正
行為等を簡単に発見でき、例えば賞球排出にエラーがあ
った場合にLCD−Gが“2"を、LCD−Hが“1"を表示して
いれば、排出センサ1側での排出エラーと即座に発見で
き、これにより故障や不正行為等に対して的確かつ迅速
に対処することができ、故障等の復旧を容易に行うこと
ができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、球排出装置より上流側
の流路に配設した球流入阻止手段は、所要の制御におい
て球排出装置側への球の流入を阻止し、電気的駆動源の
作用により作動する球排出装置の作動部材と球流入阻止
手段との間の流路には、球排出指令信号に対して球排出
装置から排出される予め設定されている最大排出数より
多い球数が貯留される。
の流路に配設した球流入阻止手段は、所要の制御におい
て球排出装置側への球の流入を阻止し、電気的駆動源の
作用により作動する球排出装置の作動部材と球流入阻止
手段との間の流路には、球排出指令信号に対して球排出
装置から排出される予め設定されている最大排出数より
多い球数が貯留される。
したがって、通常(正常)状態においては、球排出指
令信号に対して予め設定されている最大排出数より多い
球数が貯留されているので、球の排出に支障を来すこと
がなく、球の流下を制御する作動部材が破損したり異常
な制御状態により球が流下する状態のままになってしま
った場合であっても、また排出球数を計数可能な信号を
出力する検出器が故障して排出球数を計数不能な状態で
排出処理を開始してしまった場合であっても、本来排出
する排出数を越えて排出される余分な球数を抑制するこ
とができ、遊技店の不利益を増大させることがなく、心
ない遊技者の悪戯に対して排出される球数も抑制するこ
とができる遊技機を提供することができる。
令信号に対して予め設定されている最大排出数より多い
球数が貯留されているので、球の排出に支障を来すこと
がなく、球の流下を制御する作動部材が破損したり異常
な制御状態により球が流下する状態のままになってしま
った場合であっても、また排出球数を計数可能な信号を
出力する検出器が故障して排出球数を計数不能な状態で
排出処理を開始してしまった場合であっても、本来排出
する排出数を越えて排出される余分な球数を抑制するこ
とができ、遊技店の不利益を増大させることがなく、心
ない遊技者の悪戯に対して排出される球数も抑制するこ
とができる遊技機を提供することができる。
第1図は本発明の実施例を示すパチンコ機の分解斜視
図、第2図は基盤の裏面図、第3図(A),(B)はス
トッパ機構の作動説明図、第4図〜第6図(A)〜
(C)は上タンクの斜視図と誘導樋の正面図とそのA−
A、B−B、C−C線断面図、第7図〜第9図(A),
(B)は球止め装置の斜視図と作動説明図と樋接合部分
の斜視図と正面図、第10図、第11図は排出機構の正面図
と分解斜視図、第12図(A),(B)は排出ストッパ機
構の作動説明図、第13図(A),(B)は球抜き部分の
分解斜視図と部分分解図、第14図〜第16図(A),
(B)は球供給機構の裏面斜視図と部分斜視図と作動説
明図、第17図、第18図は制御装置の斜視図と回路構成
図、第19図、第20図はモニタ表示部の配置図とリモコン
送信器の正面図、第21図(A),(B)〜第24図は制御
のプログラムと賞球数設定処理を示すフローチャート、
第25図〜第31図は割込処理を示すフローチャート、第32
図〜第41図(A),(B)は常時監視処理を示すフロー
チャート、第42図〜第52図は排出処理、各エラー処理を
示すフローチャート、第53図(A)〜(D)、第54図は
球抜き処理、球抜きエラー処理を示すフローチャート、
第56図は電源立上り特性図、第57図(A),(B)はセ
ンサ入力処理の特性図と表図、第55図、第58図〜第71図
は各タイミングーチャート、第72図はモニタ表示部の表
示例を示す表図、第73図は調流樋の例を示す断面図であ
る。 2……基盤、3……フレーム、10a,10b……集合樋、14
……打球発射装置、15……入賞球処理装置、16……賞球
排出装置、17a,17b……案内樋、18a,18b……調流樋、20
a,20b……ストッパ機構、21a,21b……セーフセンサ、33
a,33b,34a,34b……係止爪、35a,35b……セーフソレノイ
ド、40……上タンク、41……誘導樋、42a,42b……排出
機構、43……賞球排出樋、45……球抜き樋、53……補給
センサ、54……踏板、57a,57b……通路、58……分流
壁、59……球止め装置、60……半端センサ、65a,65b…
…踏板、68a,68b……流入樋、70……ユニット基板、71
……排出ロック機構、72a,72b……調流樋、73a,73b……
排出ストッパ機構、74a,74b……排出センサ、75,77……
傾斜部、76,78……屈曲部、79……垂直部、80……誘導
部、81……調流部、82……落下部、83……底壁、84……
壁面、85……上壁、86a,86b……係止爪、87a,87b……排
出ソレノイド、93a,93b……係止爪、94……ロックソレ
ノイド、100……球抜きセンサ、103……流下樋、105…
…検知片、106……オーバーフロースイッチ、107……球
抜きゲート、113……球抜きソレノイド、114……検知
片、115……ゲートセンサ、123……シャッタ、124……
シャッタソレノイド、200……制御装置、213……モニタ
表示部、214……リモコン送信器、215……リモコン受信
器、217……受信部、218,219……セーフキー、220,221
……±1キー、222……セットキー
図、第2図は基盤の裏面図、第3図(A),(B)はス
トッパ機構の作動説明図、第4図〜第6図(A)〜
(C)は上タンクの斜視図と誘導樋の正面図とそのA−
A、B−B、C−C線断面図、第7図〜第9図(A),
(B)は球止め装置の斜視図と作動説明図と樋接合部分
の斜視図と正面図、第10図、第11図は排出機構の正面図
と分解斜視図、第12図(A),(B)は排出ストッパ機
構の作動説明図、第13図(A),(B)は球抜き部分の
分解斜視図と部分分解図、第14図〜第16図(A),
(B)は球供給機構の裏面斜視図と部分斜視図と作動説
明図、第17図、第18図は制御装置の斜視図と回路構成
図、第19図、第20図はモニタ表示部の配置図とリモコン
送信器の正面図、第21図(A),(B)〜第24図は制御
のプログラムと賞球数設定処理を示すフローチャート、
第25図〜第31図は割込処理を示すフローチャート、第32
図〜第41図(A),(B)は常時監視処理を示すフロー
チャート、第42図〜第52図は排出処理、各エラー処理を
示すフローチャート、第53図(A)〜(D)、第54図は
球抜き処理、球抜きエラー処理を示すフローチャート、
第56図は電源立上り特性図、第57図(A),(B)はセ
ンサ入力処理の特性図と表図、第55図、第58図〜第71図
は各タイミングーチャート、第72図はモニタ表示部の表
示例を示す表図、第73図は調流樋の例を示す断面図であ
る。 2……基盤、3……フレーム、10a,10b……集合樋、14
……打球発射装置、15……入賞球処理装置、16……賞球
排出装置、17a,17b……案内樋、18a,18b……調流樋、20
a,20b……ストッパ機構、21a,21b……セーフセンサ、33
a,33b,34a,34b……係止爪、35a,35b……セーフソレノイ
ド、40……上タンク、41……誘導樋、42a,42b……排出
機構、43……賞球排出樋、45……球抜き樋、53……補給
センサ、54……踏板、57a,57b……通路、58……分流
壁、59……球止め装置、60……半端センサ、65a,65b…
…踏板、68a,68b……流入樋、70……ユニット基板、71
……排出ロック機構、72a,72b……調流樋、73a,73b……
排出ストッパ機構、74a,74b……排出センサ、75,77……
傾斜部、76,78……屈曲部、79……垂直部、80……誘導
部、81……調流部、82……落下部、83……底壁、84……
壁面、85……上壁、86a,86b……係止爪、87a,87b……排
出ソレノイド、93a,93b……係止爪、94……ロックソレ
ノイド、100……球抜きセンサ、103……流下樋、105…
…検知片、106……オーバーフロースイッチ、107……球
抜きゲート、113……球抜きソレノイド、114……検知
片、115……ゲートセンサ、123……シャッタ、124……
シャッタソレノイド、200……制御装置、213……モニタ
表示部、214……リモコン送信器、215……リモコン受信
器、217……受信部、218,219……セーフキー、220,221
……±1キー、222……セットキー
Claims (1)
- 【請求項1】貯留タンクから球を誘導する誘導樋に連設
された流路の所定部位に臨み、電気的駆動源の作用によ
り作動部材を作動させて所要数の球を排出可能な球排出
装置を備えた遊技機において、 上記球排出装置より上流側の上記流路には、所要の異常
排出状態になった場合に該球排出装置側への球の流入を
阻止可能な球流入阻止手段を配設して、 上記流路に各々配設されている上記球流入阻止手段と上
記球排出装置の作動部材との間を、当該球排出装置にお
いて球排出指令信号に対して予め設定されている最大排
出数より多い球数が貯留可能な間隔としたことを特徴と
する遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33490489A JP2763946B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33490489A JP2763946B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34883396A Division JP2760976B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03195584A JPH03195584A (ja) | 1991-08-27 |
JP2763946B2 true JP2763946B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=18282540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33490489A Expired - Fee Related JP2763946B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763946B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI743808B (zh) * | 2020-05-27 | 2021-10-21 | 陳葳錡 | 數珠擋體配重結構 |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP33490489A patent/JP2763946B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03195584A (ja) | 1991-08-27 |
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