JPS6210210A - 雰囲気炉 - Google Patents
雰囲気炉Info
- Publication number
- JPS6210210A JPS6210210A JP14965985A JP14965985A JPS6210210A JP S6210210 A JPS6210210 A JP S6210210A JP 14965985 A JP14965985 A JP 14965985A JP 14965985 A JP14965985 A JP 14965985A JP S6210210 A JPS6210210 A JP S6210210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- gaseous
- gas
- heated
- strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は鋼材等の被熱物を無酸化状態で光輝焼鈍する雰
囲気炉に関するものである。
囲気炉に関するものである。
[従来の技術とその問題点コ
コイル状の巻回された鋼帯等の被熱物を無酸化状態で熱
処理する雰囲気炉では雰囲気ガスとして一般にN2ガス
が使用されている。ところが市販のN2ガス中には、微
少ではあるが5〜IOPPMの濃度で02ガスが混入し
ているためそのo2ガスによって被熱物をわずかではあ
るが酸化させることがあり、高品質゛を要求する製品に
よってはこの酸化が問題になることがあった。しかるに
02ガスの全くない高純度のN2ガスを充填したN2ガ
スは市販品としては極めて高価であるためにそれを使用
した場合には雰囲気炉のランニングコストが非常に高く
なるという問題があった。また、02ガスを除去する方
法もあるが装置が高価である。
処理する雰囲気炉では雰囲気ガスとして一般にN2ガス
が使用されている。ところが市販のN2ガス中には、微
少ではあるが5〜IOPPMの濃度で02ガスが混入し
ているためそのo2ガスによって被熱物をわずかではあ
るが酸化させることがあり、高品質゛を要求する製品に
よってはこの酸化が問題になることがあった。しかるに
02ガスの全くない高純度のN2ガスを充填したN2ガ
スは市販品としては極めて高価であるためにそれを使用
した場合には雰囲気炉のランニングコストが非常に高く
なるという問題があった。また、02ガスを除去する方
法もあるが装置が高価である。
本発明は、上記問題点を解消し、安価なランニングコス
トで高品質の熱処理が実現できるようにしようとするも
のである。
トで高品質の熱処理が実現できるようにしようとするも
のである。
[問題点を解決するための手段]
その目的を達成するため本発明は、被熱物を加熱室にて
所定の熱処理温度に加熱した後、該被熱物を冷却室に移
して冷却する雰囲気炉であって、加熱室に雰囲気ガスと
してN2ガス等の非酸化性ガスを供給するとともにこれ
にN2ガスをその割合を3%以下にて添加し、該加熱室
の雰囲気ガスをラジアントチューブまたは電熱ヒータを
熱源として550℃以上に加熱し、該加熱室から抽出し
た雰囲気ガスをクーラに通して冷却してから前記冷却室
に回送するようにしたことを特徴とする雰囲気炉である
。
所定の熱処理温度に加熱した後、該被熱物を冷却室に移
して冷却する雰囲気炉であって、加熱室に雰囲気ガスと
してN2ガス等の非酸化性ガスを供給するとともにこれ
にN2ガスをその割合を3%以下にて添加し、該加熱室
の雰囲気ガスをラジアントチューブまたは電熱ヒータを
熱源として550℃以上に加熱し、該加熱室から抽出し
た雰囲気ガスをクーラに通して冷却してから前記冷却室
に回送するようにしたことを特徴とする雰囲気炉である
。
[作用]
Nxガス中に含まれる02ガスが加熱室にてI(2ガス
と反応して02ガスが除去される。従って02ガスを含
まないN2ガスが冷却室に供給される。
と反応して02ガスが除去される。従って02ガスを含
まないN2ガスが冷却室に供給される。
[実施例〕
次に本発明に係る雰囲気炉の一実施例を図面と共に説明
する。この雰囲気炉はコイルの焼鈍用として構築された
半連続式のローラーハース型炉で、図中Aは装入側の真
空パージ室、Bは予熱室、Cは加熱室、Dは冷却室、E
は抽出側の真空パージで、各室には被熱物lを電送する
ため一連にローラ2が敷設されている。真空パージ室A
、Eは被熱物1の装入時或いは抽出時に外気が炉内に侵
入するのを防ぐため被熱物を該パージ室内にいったん収
容して真空にし雰囲気を置換するために設けられた周知
のものである。被熱物のパージが完了後、該予熱室Bに
真空パージ室Aにて真空パージされた被熱物が装入扉8
を開けて装入される。該予熱室Bには被熱物1を予熱す
るためラジアントチューブ3が設けられるほか室内雰囲
気ガスを撹拌する天井ファン4が設けられている。また
仕切扉5を隔ててその隣に形成された加熱室Cには同様
にラジアントチューブ6および天井ファン7が設けられ
ており、この加熱室に装入された被熱物はラジアントチ
ューブ6の加熱によって所定の焼鈍温度に加熱・均熱さ
れる。しかして該加熱室Cには雰囲気ガスとして給ガス
管10からN2ガスを供給するとともに給ガス管11か
らN2ガスをその割合を3%以下に保って添加する。加
熱室C内でこのN2ガスはラジアントチューブ6の加熱
により550℃以上に加熱され活性化するのでN2ガス
中に混在していた02ガスと化学反応しH2Oが生成さ
れる。このためo2ガスはこれによって除去される。な
おN2ガスの添加量を3%以上とすると爆発の危険があ
るほか加熱室Cの雰囲気ガスが還元性になるため好まし
くない。12はこの加熱室C内の雰囲気ガスをブロワ1
3によって吸引し冷却室りへ回送する循環路で、該循環
路にはクーラ14が設けられ、該雰囲気ガスを冷却する
と同時に除湿する。冷却室りは加熱室Cと仕切扉15を
隔てて形成され、16はその抽出扉である。冷却室り内
には水冷式のクーラ(図示せず)が設けられ天井ファン
17によって室内の雰囲気ガスを該クーラに循環させ被
熱物1を冷却させている。冷却室りにて冷却された被熱
物1は抽出扉16から抽出され真空パージ室Eにいった
ん収容してガス置換された後炉外に取り出される。
する。この雰囲気炉はコイルの焼鈍用として構築された
半連続式のローラーハース型炉で、図中Aは装入側の真
空パージ室、Bは予熱室、Cは加熱室、Dは冷却室、E
は抽出側の真空パージで、各室には被熱物lを電送する
ため一連にローラ2が敷設されている。真空パージ室A
、Eは被熱物1の装入時或いは抽出時に外気が炉内に侵
入するのを防ぐため被熱物を該パージ室内にいったん収
容して真空にし雰囲気を置換するために設けられた周知
のものである。被熱物のパージが完了後、該予熱室Bに
真空パージ室Aにて真空パージされた被熱物が装入扉8
を開けて装入される。該予熱室Bには被熱物1を予熱す
るためラジアントチューブ3が設けられるほか室内雰囲
気ガスを撹拌する天井ファン4が設けられている。また
仕切扉5を隔ててその隣に形成された加熱室Cには同様
にラジアントチューブ6および天井ファン7が設けられ
ており、この加熱室に装入された被熱物はラジアントチ
ューブ6の加熱によって所定の焼鈍温度に加熱・均熱さ
れる。しかして該加熱室Cには雰囲気ガスとして給ガス
管10からN2ガスを供給するとともに給ガス管11か
らN2ガスをその割合を3%以下に保って添加する。加
熱室C内でこのN2ガスはラジアントチューブ6の加熱
により550℃以上に加熱され活性化するのでN2ガス
中に混在していた02ガスと化学反応しH2Oが生成さ
れる。このためo2ガスはこれによって除去される。な
おN2ガスの添加量を3%以上とすると爆発の危険があ
るほか加熱室Cの雰囲気ガスが還元性になるため好まし
くない。12はこの加熱室C内の雰囲気ガスをブロワ1
3によって吸引し冷却室りへ回送する循環路で、該循環
路にはクーラ14が設けられ、該雰囲気ガスを冷却する
と同時に除湿する。冷却室りは加熱室Cと仕切扉15を
隔てて形成され、16はその抽出扉である。冷却室り内
には水冷式のクーラ(図示せず)が設けられ天井ファン
17によって室内の雰囲気ガスを該クーラに循環させ被
熱物1を冷却させている。冷却室りにて冷却された被熱
物1は抽出扉16から抽出され真空パージ室Eにいった
ん収容してガス置換された後炉外に取り出される。
なおこの実施例では加熱室Cの熱源としてラジアントチ
ューブを配設した例を示すが、ラジアントチューブに代
えて電熱ヒータを配設してもよい。
ューブを配設した例を示すが、ラジアントチューブに代
えて電熱ヒータを配設してもよい。
[発明の効果コ
以上実施例について説明したように本発明に係る雰囲気
炉は、加熱室にてN2ガスを反応させてo2ガスを排除
しこの雰囲気ガスを冷却して冷却室に供給するようにし
たので、市販のN2ガスのように02ガスが混在してい
てもこれによる酸化は防止されほぼ完全なる高輝熱処理
が達成される。
炉は、加熱室にてN2ガスを反応させてo2ガスを排除
しこの雰囲気ガスを冷却して冷却室に供給するようにし
たので、市販のN2ガスのように02ガスが混在してい
てもこれによる酸化は防止されほぼ完全なる高輝熱処理
が達成される。
従ってランニングコストを増大させることなく所期の品
質を保つことができる有益な効果がある。
質を保つことができる有益な効果がある。
図面は本発明に係る雰囲気炉の一実施例を示した縦断面
図である。 C・・・・加熱室、D・・・・冷却室、■・・・・被熱
物、2・・・・ローラ、6・・・・ラジアントチューブ
、10゜1.1・・・・給ガス管、12・・・・循環路
、13・・・・ブロワ。 14・・・・クーラ。
図である。 C・・・・加熱室、D・・・・冷却室、■・・・・被熱
物、2・・・・ローラ、6・・・・ラジアントチューブ
、10゜1.1・・・・給ガス管、12・・・・循環路
、13・・・・ブロワ。 14・・・・クーラ。
Claims (1)
- 被熱物を加熱室にて所定の熱処理温度に加熱した後、該
被熱物を冷却室に移して冷却する雰囲気炉であつて、加
熱室に雰囲気ガスとしてN_2ガス等の非酸化性ガスを
供給するとともにこれにH_2ガスをその割合を3%以
下にて添加し、該加熱室の雰囲気ガスをラジアントチュ
ーブまたは電熱ヒータを熱源として550℃以上に加熱
し、該加熱室から抽出した雰囲気ガスをクーラに通して
冷却してから前記冷却室に回送するようにしたことを特
徴とする雰囲気炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14965985A JPS6210210A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 雰囲気炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14965985A JPS6210210A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 雰囲気炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210210A true JPS6210210A (ja) | 1987-01-19 |
Family
ID=15480043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14965985A Pending JPS6210210A (ja) | 1985-07-08 | 1985-07-08 | 雰囲気炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6210210A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63310915A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-19 | Daido Steel Co Ltd | 連続式熱処理炉の操業方法 |
JPH0214350U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-29 | ||
JPH02247665A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成方法 |
JPH04224636A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-13 | Nikko Kyodo Co Ltd | りん青銅条コイルの焼鈍方法 |
JPH0665630A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Saamaru:Kk | 恒温焼入用熱処理炉 |
JPH07224322A (ja) * | 1991-07-08 | 1995-08-22 | Air Prod And Chem Inc | 連続加熱炉内での現場雰囲気発生法と、鉄金属/合金鉄、銅/銅合金と金/金合金の焼なまし法。 |
EP0802263A1 (en) * | 1996-04-19 | 1997-10-22 | The Boc Group, Inc. | Forming heat treating atmospheres |
KR100442045B1 (ko) * | 2001-05-12 | 2004-07-30 | 조우석 | 자동식 광휘열처리로 |
KR100442047B1 (ko) * | 2001-05-12 | 2004-07-30 | 조우석 | 고온분위기 광휘열처리 공정 |
-
1985
- 1985-07-08 JP JP14965985A patent/JPS6210210A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63310915A (ja) * | 1987-06-10 | 1988-12-19 | Daido Steel Co Ltd | 連続式熱処理炉の操業方法 |
JPH0214350U (ja) * | 1988-07-08 | 1990-01-29 | ||
JPH0714353Y2 (ja) * | 1988-07-08 | 1995-04-05 | 中外炉工業株式会社 | ローラハース型熱処理炉 |
JPH02247665A (ja) * | 1989-03-20 | 1990-10-03 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成方法 |
JPH04224636A (ja) * | 1990-12-25 | 1992-08-13 | Nikko Kyodo Co Ltd | りん青銅条コイルの焼鈍方法 |
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JPH0665630A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Saamaru:Kk | 恒温焼入用熱処理炉 |
EP0802263A1 (en) * | 1996-04-19 | 1997-10-22 | The Boc Group, Inc. | Forming heat treating atmospheres |
KR100442045B1 (ko) * | 2001-05-12 | 2004-07-30 | 조우석 | 자동식 광휘열처리로 |
KR100442047B1 (ko) * | 2001-05-12 | 2004-07-30 | 조우석 | 고온분위기 광휘열처리 공정 |
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