JPS6210137A - 分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリシロキサン化合物 - Google Patents

分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリシロキサン化合物

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JPS6210137A
JPS6210137A JP14920085A JP14920085A JPS6210137A JP S6210137 A JPS6210137 A JP S6210137A JP 14920085 A JP14920085 A JP 14920085A JP 14920085 A JP14920085 A JP 14920085A JP S6210137 A JPS6210137 A JP S6210137A
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ppm
polysiloxane
peroxy
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bond
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JP14920085A
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Takuya Saigo
西郷 卓也
Masaharu Nakayama
中山 雅陽
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は分子の両末端にペルオキシエステル基を有する
ポリシロキサン化合物に関する。
〈従来の技術〉 従来より全戸にペルオキシ基を有するポリシロキサン化
合物はいくつか合成されてきた。
たとえば、ブイ・エイ・ヤブロコフ(v−A−Yabl
Okov)らは、ジャーナル・オブ・ジェネラル・ケミ
ストリー・オブ・ジ・ニー・ニス・ニス・アール(J、
Gen、Chem、USSR) 47巻、2328頁(
1977)において、乾燥アンモニアガスの存在下でク
ロロシクロシロキサンとターシャリ−ブチルヒドロペル
オキシドとを反応させることにより下記式 で示されるターシャリ−ブチルペルオキシメチルシクロ
ポリシロキサンを得たことを報告している。
また、エル・ブイ・シュムニイ(t、−v−shumu
nyi)らは、ケミカル・アブストラクト[Chem、
Abst、]1100巻 176224yにおいて、ピ
リジンの存在下でα、ω−ジクロロオリゴジメチルシロ
キサンと2−ターシャリ−ブチルペルオキシエタノール
とを反応させることにより下記式 で示されるα、ω−ビス−ターシャリ−ブチルペルオキ
シエトキシオリゴジメチルシロキサン(平均分子量は約
6000)を得たことを報告している。
また、ブイ・エイ・ヤブロコフ(V’A−Yablok
ov)らは、ジャーナル・オブ・ジェネラル・ケミスト
リー・オブ・ジ・ニー・ニス・ニス・アール(J。
Gen、Chem、USSR) 47巻、1633頁(
1977)において、乾燥アンモニアガスの存在下で1
,11−ジクロロ−1,1,3,3,5,5,7,7,
9,9゜11.11−ドデカメチルシロキサンとターシ
ャリ−ブチルヒドロペルオキシドとを反応させることに
より下記式 で示される1、11−ビス−ターシャリ−ブチルペルオ
キシ−1,1,3,3,5,5,7,7゜9.9,11
.11−ドデカメチルシロキサンを得たことを報告して
いる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら従来の分子内にペルオキシ基を有するポリ
シロキサン化合物はペルオキシ基が直接ケイ素原子に結
合していたり(ジャーナル・オブ・ジェネラル・ケミス
トリー・オブ・ジ・ニー・ニスーxス・アール(J、G
en、Chem、USSR347巻、1633頁(19
77)および47巻、2328頁(1977)) 、−
級と三級のジアルキル型ペルオキシドであったり(ケミ
カル・アブストラクト(Chem、Abst、) 10
0巻、176224 y ) したために分解温度が高
すぎて、ビニル型モノマーの有効なラジカル重合開始剤
となりえない欠点を持っている。
ビニル型モノマーの有効なラジカル重合開始剤となりえ
る有機ペルオキシドは、通常20〜120℃の半減期1
0時間を得る温度を有している。
〈発明の目的〉 本発明の主目的はビニル型モノマーの有効なラジカル重
合開始剤となりえるペルオキシ基を分子内に有するポリ
シロキサン化合物を提供することにある。
本発明の他の目的は共重合体の一成分として使用できる
官能基を備えたポリシロキサン化合物を提供することに
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の目的はその分子の両末端にペルオキシエステル
基を有するポリシロキサン化合物によって達成される。
本発明による分子の両末端にペルオキシエステル基を有
するポリシロキサン化合物は新規な化合物であり、次の
一般式で表わされる。
(式中、R□は炭素数4〜8のターシャリ−アルキル基
を表わし、R2およびR3は同−若しくは異なる基であ
ってメチル基またはフェニル基を表わす。また、nは3
〜10で、mは1〜200である。) 以下、本発明につき更に詳細に説明する。
本発明では下記一般式(V)にて示される新規なポリシ
ロキサン化合物が提供される。
(式中、Roは炭素数4〜8のターシャリ−アルキル基
を表わし、R2およびR1は同−若しくは異なる基であ
ってメチル基またはフェニル基を表わす。また、nは3
〜lOで、mは1〜200である。)上記一般式(V)
中のR1は炭素数4〜8のターシャリ−アルキル基を表
わし、具体的にはたとえば−C(CH3) 3−  C
(CH3)2 CH2CH3−−C(CH,)、CH2
CH,CH,及び−〇(CH,)2G Hz C(CH
3)3を例示することができる。R;の炭素数が9以上
となると、原料入手が難しく合成が困難となる。R2及
びR1は同一であっても、また異なっていてもよく、メ
チル基またはフェニル基を表わす。メチレン鎖−(cH
t)n−のnは3〜10である。この範囲外では合成が
固層となり、また物性が悪くなる。+R2R3SiOf
mは1〜20o、好ましくは10〜100である。mが
200を越えると分子量が大きすぎてペルオキシド化が
困難となる。
本発明のポリシロキサン化合物は次の方法で製造するこ
とができる。
すなわち、下記反応式で示すように、まず二宮能カルボ
キシル末端ポリシロキサン(1)を常法により乾燥窒素
気流下で塩素化剤(n)の存在下で塩素化反応させ、分
子内にクロロアシル基を有するポリシロキサン(m)を
製造する。
(I) (m) 上記反応は公知の酸塩化物の場合とほぼ同様の反応条件
でさしつかえない。反応温度は20〜60℃が好ましく
、反応時間は1〜5時間が好ましい。また、(1)と(
II)のモル比は1:1〜2が好ましい。(II)とし
ては、たとえば、塩化チオニル、三塩化リン、五塩化リ
ンがあげられる。
次いで常法により、この(III)と有機ヒドロペルオ
キシド(IV)をピリジンなどの塩基の存在下で脱塩酸
反応させることにより下記反応式で示されるように分子
の両末端にペルオキシエステル基を有するポリシロキサ
ン化合物(V)が生成する。
(m) (V) 上記反応は公知のペルオキシエステルの場合とほぼ同様
の反応条件でさしつかえない。反応温度は0〜40℃、
好ましくは20〜30℃、反応時間は3〜8時間、好ま
しくは5〜7時間である。
(III)と(IV)とのモル比は1:1〜4、好まし
くは1:2〜3である。(m)と塩基との官能基濃度の
比は1:1〜4、好ましくは1:2〜3である。上記式
(I)のmが大きい場合には粘度が高くなるのでトルエ
ン、キシレンなどの溶媒中で反応させることが望ましい
〈発明の効果〉 本発明による分子の両末端にペルオキシエステル基を有
するポリシロキサン化合物中のペルオキシ結合は、従来
のペルオキシ基を有するポリシロキサン化合物中のペル
オキシ結合に比べて熱分解速度が速く、ビニル型モノマ
ーの有効なラジカル重合開始剤となりえる有機ペルオキ
シドと同等の半減期10時間を得る温度を有するという
優れた性質を持っている。また、本発明のポリシロキサ
ン化合物は活性官能基であるペルオキシ基を有するので
、共重合体の一成分原料として用いることができる。
〈実施例〉 次に実施例により本発明を説明する。
矢1目」Y かきまぜ機および還流冷却器を備えた四ツ目フラスコに
平均分子量1874のα、ω−ビスー10−カルボキシ
デシルポリジメチルシロキサン84.3 g (0,0
9モル)と塩化チオニル(純度99%)19.6 g 
(0,16モル)を導入した。これに乾燥窒素を吹き込
みながら反応温度50℃で3時間反応させた。次いで4
0〜45℃で1時間水流ポンプで吸引して10〜20 
mm Hgの減圧度に保ち、残存する塩化チオニルを除
去した。かくして黄色透明液体の分子内にクロロアシル
基を有するポリジメチルシロキサン83.5g (純度
99.5%、収率97.1%)を得た。
次にかきまぜ機を備えた四ツ目フラスコにターシャリ−
ブチルヒドロペルオキシド(純度96.5%)26.7
 g (0,29モル)、ピリジン(純度99.0%)
22.7g(0,28モル)、およびキシレン82.0
 gを導入した。
これに先の反応で得た分子内にクロロアシル基を有する
ポリジメチルシロキサン83.5 gを攪拌下に5〜1
0℃で少しずつ加えた。次いで20〜25℃で5時間攪
拌した後、生成したピリジン塩酸塩を濾過により分離し
た。そして得られた液状物を飽和食塩水で2回洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。さらに無水硫酸
マグネシウムを濾過で分離後、真空下で過剰のターシャ
リ−ブチルヒドロペルオキシド、ピリジン、およびキシ
レンを除去し、80.5 gの黄色透明液体を得た。
かくして得た黄色透明液体について、活性酸素量(ヨー
ド滴定法で測定)、ペルオキシ結合の半減期10時間を
得る温度(ペルオキシ基初濃度を0.1+noQ/Qと
し、ベンゼン溶媒中で測定)、数平均分子量(島津製作
所高速液体クロマトグラフィー(DETECTOR: 
RID−2A 、 PUMP : LC−5A )で測
定)、赤外線吸収スペクトル(日本分光製I R−81
0型赤外分光光度計で測定)、および核磁気共鳴吸収ス
ペクトル(日本電子製FX90QFT−NMR装置で測
定)をしたところ、下記に示す特性値を示し、構造式(
A)で表わさせる分子の両末端にペルオキシエステル基
を有するポリジメチルシロキサン化合物と確認された。
(A) 活性酸素量          1.59%ペルオキシ
結合の半減期 10時間を得る温度      96.3℃数平均分子
量          2040赤外線吸収スペクトル
     1790cm−’(ペルオキシエステル結合
のC=○基)、1100”l 030an−’ (S 
i −0−5i結合) 、 1270a11−1(S 
iCHg結合)核磁気共鳴吸収スペクトル 0、08 ppm 126H(a) 0、45 ppn+   4H(b) 1、25 ppm  28H(c) 1、 32  ppm   18H(d)1 、 6 
Q  pp+i    4H(e)2、 35  pp
m    4H(f)実施例2 平均分子量1874のα、ω−ビスー10−力ルボキシ
デシルポリジメチルシロキサンのかわりに平均分子量5
692のα、ω−ビスー10−カルボキシデシルポリジ
メチルシロキサン256.1 g(0,09モル)を用
いる以外は実施例1に述べた製造方法と同様の方法で操
作して淡黄色透明液体208.5gを得た。この淡黄色
透明液体について実施例1と同様の物性を測定したとこ
ろ、下記に示す特性値を示し、構造式(B)で表わされ
る分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリジ
メチルシロキサン化合物と確認された。
(B) 活性酸素量          0.487%ペルオキ
シ結合の半減期 10時間を得る温度      96.5℃数平均分子
量          5189赤外線吸収スペクトル
     1790an″′1(ペルオキシエステル結
合のC=O基)、1100〜1030an−1(S i
 −0−3i結合)、1270an″″1(Si−CH
,結合)核磁気共鳴吸収スペクトル 0.08 ppm 378H(a) 0、45 ppm   4H(b) 1、25 ppm  28H(c) 1.32  ppm   18H(d)1. 60  
ppm    4H(e)2.35  ppm    
4H(f)去m ターシャリ−ブチルヒドロペルオキシドのかわりにター
シャリ−ヘキシルヒドロペルオキシド(純度95.0%
) 36.1 g (0,09モル)を用いる以外は実
施例1に述べた製造方法と同様の方法で操作して黄色透
明液体80.6 gを得た。この黄色透明液体について
実施例1と同様の物性を測定したところ、下記に示す特
性値を示し、構造式(C)で表わされる分子の両末端に
ペルオキシエステル基を有するポリジメチルシロキサン
化合物と確認された。
活性酸素量           1.55%ペルオキ
シ結合の半減期 10時間を得る温度      94.6℃数平均分子
量         2081赤外線吸収スペクトル 
    1790an−”(ペルオキシエステル結合の
C=o基)、1100〜1030an−’ (Si−0
−Si結合) 、 1270an−” (S 1−CH
3結合)核磁気共鳴吸収スペクトル 0 、08 ppm 126H(a) 0、45 ppm   4H(b) 0、89 ppn+   6H(c) 1、25 ppm  28H(d) 1、32 ppm  12H(e) 1、52 ppm   8H(f) 1、60 ppm   4H(g) 2、35 ppm   4H(h) 失胤莢土 ターシャリ−ブチルヒドロペルオキシドのかわりに1,
1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシド(
純度94.5%) 44.8 g (0,29モル)を
用いる以外は実施例1に述べた製造方法と同様の方法で
操作して黄色透明液体80.9 gを得た。この黄色透
明液体について実施例1と同様の物性を測定したところ
、下記に示す特性値を示し、構造式(D)で表わされる
分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリジメ
チルシロキサン化合物と確認された。
(D) 活性酸素量          1.48%ペルオキシ
結合の半減期 10時間を得る温度      92.8℃数平均分子
量          2172赤外線吸収スペクトル
     1790(!l−’(ペルオキシエステル結
合のC=o基)、1100〜1030cm″″1(Si
−0−Si結合) 、1270al−1(S i −C
H,結合)核磁気共鳴吸収スペクトル 0、08 ppm 126H(a) 0、45 ppm   4H(b) 1 、11 ppm  18H(c) 1 、25 ppm  28H(d) 1、42 ppm  12H(e) 1、60 ppm   4H(f) 1、73 ppIII4H(g) 2、35 ppm   4H(h) 実施例5 平均分子量1874のα、ω−ビスー10−カルボキシ
デシルポリジメチルシロキサンのかわりに平均分子量2
894のα、ω−ビスー3−カルボキシプロピルポリジ
メチルシロキサン130.2g(0,09モル)を用い
る以外は実施例1に述べた製125.5 gを得た。こ
の淡黄色透明液体について実施例1と同様の物性を測定
したところ、下記に示す特性値を示し、構造式(E)で
表わされる分子の両末端にペルオキシエステル基を有す
るポリジメチルシロキサン化合物と確認された。
(E) 活性酸素量           0.984%ペルオ
キシ結合の半減期 10時間を得る温度      96.3℃数平均分子
量          3045赤外線吸収スペクトル
     1790aa−1(ペルオキシエステル結合
のC=o基)。
1100〜l O30an−1(S i −0−8i結
合) 、  1270an−1(S i −CH3結合
)核磁気共鳴吸収スペクトル 0、08 ppm   222H(a)0、45 pp
m     4H(b)1、32 ppm    18
H(c)1、 Go ppm     4H(d)2、
35 ppm     4H(e)夫堕1匹表− 平均分子量1874のα、ω−ビスー10−カルボキシ
デシルポリジメチルシロキサンのかわりに平均分子量3
694のα、ω−ビスー3−カルボキシプロピルポリフ
ェニルメチルシロキサン166.2 g (0,09モ
ル)を用いる以外は実施例1に述べた製造方法と同様の
方法で操作して淡黄色透明液体153.3 gを得た。
この淡黄色透明液体について実施例1と同様の物性を測
定したところ、下記に示す特性値を示し、構造式(F)
で表わされる分子の両末端にペルオキシエステル基を有
するポリフェニルメチルシロキサン化合物と確認された
(F) 活性酸素量          0.695%ペルオキ
シ結合の半減期 10時間を得る温度     96.4℃数平均分子量
         3867赤外線吸収スペクトル  
   1790a1−1(ペルオキシエステル結合のC
=O基)。
1100〜l O30an−1(S i −0−8i結
合)、1270cn−1(S 1−CH3結合)、核磁
気共鳴吸収スペクトル 0、27 ppm    78H(a)0、45 pp
m     4H(b)1、32 ppm    18
H(c)1、60 ppm     4H(d)2、3
5 ppm     4H(e)7、21 ppm  
  78H(f)7、40 ppm    52H(g
)夾厳匠I 平均分子量1874のα、ω−ビスー10−力ルボキシ
デシルポリジメチルシロキサンのかわりに平均分子量3
088のα、ω−ビスー3−カルボキシプロピルポリジ
フェニルシロキサン139.0g (0,09モル)を
用いる以外は実施例1に述べた製造方法と同様の方法で
操作して淡黄色透明液体118.1 gを得た。この淡
黄色透明液体について実施例1と同様の物性を測定した
ところ、下記に示す特性値を示し、構造式(G)で表わ
される分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポ
リフェニルメチルシロキサン化合物と確認された。
(e) (e) (G) 活性酸素量          0.856%ペルオキ
シ結合の半減期 10時間を得る温度     96.4℃数平均分子量
         3254赤外線吸収スペクトル  
   1790an−1(ペルオキシエステル結合のC
=O基)、1100〜l O30an−1(S 1−0
−8 i核磁気共鳴吸収スペクトル 0、45 ppm     4H(a)1、32 pp
m    18H(b)1、60 ppm     4
H(c)2、35 ppm     4H(d)7、2
2 ppm    90H(e)7、40 ppm  
  60H(f)よ絞涯 本発明のポリシロキサン化合物のペルオキシ結合と従来
のポリシロキサン化合物の中のペルオキシ結合の熱分解
特性を比べると第1表のとおりである。上記実施例1〜
7の測定結果を比較のため表に挙げる。
第1表 熱分解特性中1 一1=熱分解特性は、ベンゼン溶媒中で測定した(ペル
オキシ基初濃度ハ0.1 mo n / Q )。
*2 : V、A、Yablokov  et、al、
、J、Gen、Chen+、USSR。
47、2328(1977)に記載された熱分解速度定
数の値から計算した。
傘3 :  V、A、Yablokov  at、  
al、、  J、Gen、Chem、  tlssR。
47、1633(1977)に記載された熱分解速度定
数の値から計算した。
第1表から明らかなように、本発明のポリシロキサン化
合物中のペルオキシ結合は、従来のポリシロキサン化合
物中のペルオキシ結合に比べて熱分解速度が速く、その
半減期10時間を得る温度は約92〜97℃の値を示し
、公知のポリシロキサン化合物の温度186〜190℃
の値と比してはるかに低いことが判る。このことは、本
発明のポリシロキサン化合物がビニル型モノマーの有効
なラジカル重合開始剤となり得るペルオキシ基を有する
ことを示しており、その工業的価値は極めて高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数4〜8のターシャリーアルキル
    基を表わし、R_2およびR_3は同一若しくは異なる
    基であってメチル基またはフェニル基を表わす。また、
    nは3〜10で、mは1〜200である。)で示される
    分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリシロ
    キサン化合物。
JP14920085A 1985-07-09 1985-07-09 分子の両末端にペルオキシエステル基を有するポリシロキサン化合物 Pending JPS6210137A (ja)

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