JPS6210093Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210093Y2
JPS6210093Y2 JP4052782U JP4052782U JPS6210093Y2 JP S6210093 Y2 JPS6210093 Y2 JP S6210093Y2 JP 4052782 U JP4052782 U JP 4052782U JP 4052782 U JP4052782 U JP 4052782U JP S6210093 Y2 JPS6210093 Y2 JP S6210093Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
vacuum
product
molding
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4052782U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58143217U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4052782U priority Critical patent/JPS58143217U/ja
Publication of JPS58143217U publication Critical patent/JPS58143217U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210093Y2 publication Critical patent/JPS6210093Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱可塑性合成樹脂シートの成形に用
いられる真空成形機に関し、詳しくは、成形用シ
ートの加熱工程の前に、製品部用シートとクラン
プ挟持用シートとから一枚の成形用シートを形成
する高周波溶着装置を設けた真空成形機に関す
る。
熱可塑性合成樹脂シートの真空成形方法は、材
質、寸法、模様等についての加工適応性が高く、
かつ型代等の設備費も安くつき、同時に生産能率
も良好である等の理由から、広汎な分野に用いら
れている。しかしながら、真空成形法によれば、
成形時において、合成樹脂シートからなる成形用
シートの周辺部(耳部)をクランプに挟持しなけ
ればならず、この際に生ずるクランプ挟持部分で
ある耳部の材料ロスが極めて大きい欠点があつ
た。そして、真空成形に用いられる合成樹脂シー
トは、耐候性、耐熱性等の諸物性に優れたものが
要求されるために高価であり、省資源の観点から
改良が切望されていた。
もちろん、これらのロス部分は、成形後再度加
熱して再利用することが可能であるが、成形工程
を経ることによりゴミが混入したり、あるいは汚
れが付着したりして材料の品質低下を招くおそれ
があるので、再生にも限度があり、また再生を試
みる場合は、再生に要する費用が多大なものであ
つた。
そして、従来の真空成形機は、単一の合成樹脂
シートからなる成形用シートを用いて真空成形を
行なうために、製品に寄与しない部分、つまり成
形後裁断除去されるクランプ挟持部まで製品部分
と同様の高品質の合成樹脂シートで構成している
欠点を有していた。
第1図は従来の真空成形機を説明するもので、
熱可塑性合成樹脂からなる成形用シート10は供
給ロールから連続的に供給され、加熱装置11に
よつて成形温度まで加熱されることによつて軟化
し、真空吸引装置12により真空成形型13に真
空吸引密着され、同時に冷却装置14により冷却
されることにより硬化し、真空成形型13の形状
が付与され、その後、裁断、脱型及びトリミング
され製品となる。第2図はこの成形工程を簡略に
示したものである。第3図は成形用シート10が
真空成形型13にセツト及び真空吸引される際を
説明する断面図で、加熱軟化された成形用シート
10は、両端部がクランプ15によつて挟持され
て真空成形型13にセツトされ、続いて真空吸引
装置により真空成形型13に密着される。
第3図に示すように、成形用シート10の両端
部はクランプ15によつて挟持されるためのもの
であり、製品には何等係わりのないロスとなる部
分である。
本考案は、製品となる高品質が要求される製品
部用シートと、高品質が要求されないロスとなる
耳部を構成するクランプ挟持用シートとから一枚
の成形用シートを連続的に形成するために、高周
波溶着装置を成形用シートの加熱工程の前に設け
た真空成形機を提供するものである。
以下添付図面に基づいて本考案を説明する。
第4図乃至第7図は本考案の真空成形機の一実
施例を説明するものである。
第4図に示す真空成形機は、高周波溶着装置2
1、加熱装置22、真空吸引装置23、真空成形
型24、及び冷却装置25よりなり、真空成形型
24は製品に応じて交換が可能とされる。成形用
シート20は、製品部用シート20aの両端部
に、二枚のクランプ挟持用シート20b,20b
の一端部を各々所定幅重ね合わせて高周波溶着装
置21を通過させ、この製品部用シートとクラン
プ挟持用シートの重ね合わせ部を溶着して一枚の
シートとして形成される。
なお、製品部用シート20a及びクランプ挟持
用シート20b,20bは供給ロールより連続し
て供給される。続いて成形シート20は加熱装置
22により成形温度にまで加熱されて軟化し、続
く真空吸引装置23により真空成形型24に真空
吸引密着され、この状態で冷却装置25により冷
却硬化され、真空成形型の形状、すなわち製品形
状が付与され、その後、裁断、脱型及びトリミン
グを施し最終製品となす。第5図は、この成形工
程を簡略に示したものである。
次に、前記成形用シートの形成及び真空成形を
より明確に説明する。
第6図は、成形用シート20の形成を説明する
ための、高周波溶着装置21の周辺を示す部分斜
視図である。供給ロールから連続的に供給される
製品部用シート20a及び二枚のクランプ挟持用
シート20b,20bは、製品部用シート20a
の両端部にクランプ挟持用シート20b,20b
の一端部を各々所定幅重ね合わせて高周波溶着装
置21を通過させ、この時に、この重ね合わせ部
を溶着して一枚の成形用シート20とする。
第7図は、成形用シート20及び該シートの真
空成形型24への真空吸引密着を説明する断面図
で、加熱装置により加熱軟化された成形用シート
20は、クランプ26,26により、成形用シー
ト20の両端部、すなわち、クランプ挟持用シー
ト20b,20bが挟持されて真空成形型24に
セツトされ、その後に真空吸引装置により真空成
形型24に吸引密着される。この時に、真空成形
型24の製品形状を構成する部分のみが製品部用
シート20aで覆われる。この状態で成形用シー
ト20は冷却装置により冷却硬化されて、製品形
状が付与され、その後、裁断、脱型及びトリミン
グが行なわれる。この裁断から脱型、トリミング
工程の順序は、製品によつて適宜決定される。こ
の裁断等により除去される成形用シートは、主と
してクランプ挟持用シート20b,20bからな
る部分である。
成形用シートを構成する製品部用シート及びク
ランプ挟持用シートは熱可塑性合成樹脂からな
り、製品部用シートは、目的製品に要求される諸
機能を満たす高品質のもので、一般に、真空成形
に用いられる材質、例えば、塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
脂等を主体としたものが使用され、クランプ挟持
用シートは、成形用シートの加熱時に、製品部用
シートの伸長率、引張強度と同程度になる様に、
シートの厚み及び材質を選択することが必要であ
り、材質としては、塩化ビニル樹脂等の一般に用
いられる熱可塑性合成樹脂が用いられるが、製品
部用シートに比し低品質の材質とする。また、製
品部用シートとクランプ挟持用シートとの重ね合
わせ部は、各シートの材質及び厚み等により異な
るが、20mm程度が一般に選択される。
本考案である真空成形機は、前述のように、成
形用シートの加熱工程の前に高周波溶着装置を設
け、製品部用及びクランプ挟持用の各シートから
一枚の成形用シートを形成して真空成形するもの
であり、製品を構成しないロス部となるクランプ
挟持部を低品質の合成樹脂シートとすることがで
きる、省資源及び低コスト化に合致したものであ
る。更に、成形用シートの形成、すなわち、製品
部用シートとクランプ挟持用シートとの溶着に高
周波溶着を用いるために、成形用シートが連続し
て形成できる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来の真空成形機を説明す
るもので、第1図は真空成形機の概略を示し、第
2図は真空成形工程を示し、第3図は成形用シー
トの真空成形型へのセツトを説明する断面図であ
る。第4図乃至第7図は本考案一実施例の真空成
形機に関するもので、第4図は真空成形機を示
し、第5図は真空成形工程を説明し、第6図は高
周波溶着装置の周辺の部分斜視図、第7図は成形
用シート及び成形用シートの真空成形型へのセツ
トを説明する成形用シート及び真空成形型の断面
図である。 20……成形用シート、20a……製品部用シ
ート、20b……クランプ挟持用シート、21…
…高周波溶着装置、22……加熱装置、23……
真空吸引装置、24……真空成形型、25……冷
却装置、26……クランプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に連続して供給される一枚の製品部用シート
    と二枚のクランプ挟持用シートとを、該製品部用
    シートの両端部と該クランプ挟持用シートの一端
    部とを各々所定幅重ねて溶着することにより一枚
    の成形用シートとするための高周波溶着装置を、
    該成形用シートの加熱工程の前に設けたことを特
    徴とする真空成形機。
JP4052782U 1982-03-23 1982-03-23 真空成形機 Granted JPS58143217U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052782U JPS58143217U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 真空成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4052782U JPS58143217U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 真空成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58143217U JPS58143217U (ja) 1983-09-27
JPS6210093Y2 true JPS6210093Y2 (ja) 1987-03-09

Family

ID=30051742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4052782U Granted JPS58143217U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 真空成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58143217U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58143217U (ja) 1983-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6210093Y2 (ja)
JPS5949920A (ja) 成形体のバリ除去装置
JP3561451B2 (ja) 真空成形方法
JP2787701B2 (ja) フランジ付ブロー成形物の製造装置
JP3363491B2 (ja) 合成樹脂板の熱成形により中空構造体を作る成形方法
JPS5989114A (ja) 積層成形品の真空圧空成形方法
JP4334075B2 (ja) 合成樹脂シートの成形装置
JPH0745135B2 (ja) インモールド成形方法
JP3502127B2 (ja) 熱可塑性樹脂シートの加工装置
JPH03138114A (ja) スタンピング成形品の製造方法
JPS6381021A (ja) 熱可塑性合成樹脂積層成形品の製造方法
JPH0448083B2 (ja)
JPS6391225A (ja) 内装成形品の製造方法
JPS5649211A (en) Manufacturing of dress and skins of doll
JPS6049921A (ja) 合成樹脂の真空成形法
JP2908689B2 (ja) 合成樹脂モールの加工方法および装置
JP3001656B2 (ja) シートカバーの製造方法
JPH06270305A (ja) ハニカム成形体を製造する方法
JPH021010B2 (ja)
JPS62198442A (ja) 部分的にパイルカ−ペツトを備えた自動車用マツトの製造方法
JPS5849417A (ja) 空気調和機用エア−フウルタ−の製造方法
JPS58119817A (ja) 車両等の内装材の製造方法
JP2685490B2 (ja) 複合材製成形型の製造方法
JPH0122127B2 (ja)
JPH0650153Y2 (ja) 積層体の切断装置