JPS6210050A - 2,4−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕−2−メチルペンタンの製造方法 - Google Patents

2,4−ビス〔4−(4−アミノフエノキシ)フエニル〕−2−メチルペンタンの製造方法

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JPS6210050A
JPS6210050A JP60149167A JP14916785A JPS6210050A JP S6210050 A JPS6210050 A JP S6210050A JP 60149167 A JP60149167 A JP 60149167A JP 14916785 A JP14916785 A JP 14916785A JP S6210050 A JPS6210050 A JP S6210050A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2.4〜ビス(4−(4−アミノフェノキシ)
フェニルツー2−メチルペンタンの製造方法に関する。
更援詳しくは、4−クロロニトロベンゼンと2.4〜ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)=4−メチル−1−ペン
テンおよび/または2,4−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−4−メチル−2−ペンテンを塩基の存在下に反
応させて、2゜4−ビス(4−(4−ニトロフェノキシ
)フェニル〕−4−メチルー1−ペンテンおよび/また
は2.4−ビス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル〕−4−メチルー2−ペンテンヲ製造シ、更に、これ
らを還元することを特徴とする2、4−ビス(4−(4
−アミノフェノキシ)フェニルツー2−メチルペンタン
の製造方法に関する。
2.4−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
ツー2−メチルペンタン(以下BAPPト略記する)は
かつて製造された例がないため既知の用途は知られてい
ない。
しかしながら、本発明者等は種々の耐熱性樹脂の開発に
ついて鋭意検討した結果、前記のBAPPが有用なポリ
イミド樹脂の原料となることを見出した。
従来、ポリイミド樹脂は高性能であるという反面、成形
加工がむずかしいという欠点があった。
例えば、最も典形的な4.4′−ジアミノジフヱニルエ
ーテルとピロメリット酸無水物からなる芳香族ポリイミ
ド(Dupont社、商品名「VespelJ)は不溶
不融であるため、粉末焼結成形という特殊な方法を用い
る。この方法では複雑な形状の加工品が得られないため
に、さらに切削等により加工しなければならないのでコ
ストの上昇となり、成形がむずかしいことと併せて大き
な欠点である。
本発明者らは、これらの欠点を改善するために、ポリイ
ミド樹脂構造に脂肪族炭素骨格や、さらに芳香族エーテ
ル結合を導入すれば、可撓性や成形加工性が向上するの
ではないかと期待し数々の化合物を検討した。その結果
、本発明に係るBAPPが、これを用いて得たポリイミ
ド樹脂に予期したとおりの性能を付与することを知った
すなわち、このBAPPと3.3’4.4’−ベンゾフ
ェノンテトラカルポン酸無水物からなるポリイミド樹脂
はガラス転移温度(Tg)が201℃と比較的低く、耐
熱性も空気中における5%重量減少が約500℃であり
、成形加工性、熱安定性とも申し分ない極めて有用なポ
リイミド樹脂が得られた。さらに、驚くべきことに、こ
のポリイミド樹脂は溶剤に可溶であるという極めて意義
のある特長を持つことがわかった。従来のポリイミド樹
脂においては、そのほとんどの用途がフレキシブルプリ
ント回路等のフィルム形態で使用されているが、これら
ポリイミドフィルムは、各種ポリイミド樹脂の大部分が
溶剤に不溶となるために、その前駆体であるアミド酸と
呼ばれる状態の溶剤溶液を流延させて乾燥したのち、高
温加熱処理により脱水閉環させて製造されている。しか
しながら、この方法では、加熱イミド化時に水が生成す
るのでボイドと呼ばれる小孔ができやすく、均質なフィ
ルムが得られにくいという欠点がある。ところが、本発
明に係るBAPPを用いたポリイミド樹脂は非プロトン
性極性溶剤、エーテル系溶剤およびハロゲン化炭化水素
溶剤等に可溶であり、溶剤中でイミド化させたのち、流
延、乾燥するだけで極めて均質なフィルムが製造される
したがって、本発明のBAPPの開発により、可撓性、
フィルム加工性の優れた極めて有用なポリイミド樹脂が
提供される。
(従来の技術) 従来、4−クロロニトロベンゼンとビスフェノール類を
反応させてビス(4−ニトロフェノキシ)化合物を得、
これを還元してビス(4−アミノフェノキシ)化合物を
製造する例は知られている。
例えば、4−クロロニトロベンゼンと4.4’−ヒフエ
ノールカラビス(4−二トロフエノキシ)ビフェニルを
得、これを還元してビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニルが製造され(第28回ナショナル・サンペ・シン
ポジウム(National SAMPESympos
ium 入4月号、12−14,728〜739 (1
983))、2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル
)プロパンからはビス(4−アミノフェノキシ)フェニ
ルプロパンが製造されている(ロクツニキ・ケミイ(R
ocz Chem ) 481459 (1974) 
)。
しかしながら、式(1)で表わされる2、4−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−1−ペンテンま
たは式(2)で表わされる2、4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)−4−メチル−2−ペンテンから式(5)
で表わされるBAPPを誘導する例は知られていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、この有用なポリイミド樹脂の原料である
BAPPの製造方法について鋭意検討した。
その結果、4−クロロニトロベンゼンと4−イソプロペ
ニルフェノールの線状二量体として得られル2.4−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−1−ペン
テンまたは2.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
4−メチル−2−ペンテンを縮合、還元の2行程から容
易に目的物のBAPPが高い収率で製造できることを見
出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は4−クロロベンゼンと式(1)で表
わされる2、4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4
−メチル−1−ペンテンおよび/またはで表わされる2
、4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−
2−ペンテンを塩基の存在下に反応させて、式(3) で表わされる2、4−ビス(4−(4−ニトロフェノキ
シ)フェニルツー4−メチル−1−ペンテンおよび/ま
たは式(4) で表ワされる2、4−ビス(4−(4−ニトロフェノキ
シ)フェニル〕−4−メチルペンテンヲ製造し、更に、
これらを還元することを特徴とする式で表わされる2、
4−ビス〔4−(アミノフェノキシ)フェニル〕−2−
メチルペンタンの製造方法である。
本発明を具体的に説明する。本発明の方法で目的化合物
であるBAPPを得るには、縮合工程と還元工程の2工
程を経る。
まず縮合工程では、原料に4−クロロニトロベンゼンと
式(1)で表わされる2、4−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−4−メチル−1−ペンテンおよび式(2)で
表わされる2、4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
4−メチル−2−ペンテンマタハこれらビスフェノール
の混合物を塩基の存在下、溶剤を用いて反応させる。そ
の結果、2.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル’)−
4−メfルー1−ペンテンからは式(3)で表わされる
2、4−ビス〔4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル
ツー4−メチル−1−ペンテンカ、2.4−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)−4−メチル−2−ペンテンカラ
ハ2.4−ビス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル]−4−メチルー2−ペンテンカ製造サレ、混合ビス
フェノールからは相当する割合のニトロフェノキフ体が
製造される。
このニトロフェノキシ体は、いずれも次の還元工程で目
的物のBAPPに導くことができる。すなわち、本発明
の還元方法により2.4−ビス[4−(4−ニトロフェ
ノキシ)フェニル)−4−メfルー1−ペンテンおよび
2.4−ビス(4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル
]−4−メチルー2−ペンテンはニトロ基がアミン基に
なるとともに不飽和結合も還元されて飽和結合になり、
それぞれ目的物のBAPPに導かれる。したがって、混
合物はどのような混合組成であってもすべて目的物に導
くことができる。
この縮合工程で使用する原料の2.4−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−4−メチル−1−ペンテンおヨヒ2
.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−
2−ペンテンまたはそれら混合物は4−イソプロペニル
フェノールの線状二量体として得られる(特開昭50−
35150 )。
又、もう一方の原料である4−クロロニトロベンゼンは
前記2種類のビスフェノール化合物およびそれらの混合
物に対して、いずれも2〜3倍モル使用する。好ましく
は2.1〜2.4倍モルの範囲で行なう。
この縮合行程で使用する塩基としては、アルカリ金属の
炭酸塩、炭酸水素塩、水酸化物およびアルコキシドであ
り、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リ
チウム、ナトリウムメトキシド、カリウムイソプロポキ
シド等が挙げられる。これらのうち、好ましくは炭酸カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである。
この塩基の使用量は原料のビスフェノールに対して2当
量以上、好ましくは2,2〜3当量である。
縮合行程で使用する溶剤としては、通常の非プロトン性
極性溶剤を用いる。それらは、例えば、ジメチルスルホ
キシド、 N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、1.3−
ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホ
ルトリアミド、スルホラン等である。また、水と混和し
ない有機溶剤、例エバ、ベンゼン、トルエン、キシレン
、クロロベンゼン、1.2−ジクロロエタン、1,1.
2−)+7クロロエタン等を用い、有機溶剤層と水層の
不均一系で反応させることもできる。これら均一系、不
均一系での溶剤の使用量は特に限定されるものでないが
、通常は、原料に対して1〜15重量倍使用すれば十分
である。
反応温度は、通常、70〜220℃の範囲であるが、好
ましくは80〜180℃の範囲である。
この反応の終点は、薄層クロマトグラフィーまたは高速
液体クロマトグラフィーにより未反応中間体の減少を見
ながら決定することができる。
この縮合行程の一般的な実施態様としては、非プロトン
性極性溶剤を用いる均一系の反応では所定量のビスフェ
ノールと塩基および溶剤を装入し、ビスフェノールのア
ルカリ金属塩としたのち、4−クロロニトロベンゼンを
添加して反応させるか、あるいはあらかじめ4−クロロ
ニトロベンゼンを含む全原料を同時に加え、そのまま昇
温して反応させるかのいずれであっても良い。勿論、こ
れらに限定されるものではなくその他の態様により適宜
実施できる。反応終了後の後処理方法は、溶剤を濃縮す
るか、あるいはそのまま水等へ投入するかの方法で中間
体化合物を得ることができる。
水と混和しない有機溶剤を用いて不均一系で縮合を行な
う方法は四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、ク
ラウンエーテル等の一般的な相間移動触媒を使用する。
例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド、
トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、テトラブ
チルアンモニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニ
ウムクロライド、トリオクチルエチルホスホニウムクロ
ライド、18−クラウン−6−エーテル等が使用される
。工業的には安価な四級アンモニウム塩が多用される。
この触媒の使用量は、通常、原料に対して0.1〜30
wt%、好ましくは1〜10%の範囲である。
この反応では、反応を速めるために、温度を上げて若干
の加圧条件下で行なうことも可能である。
反応終了後の後処理方法は、水層を分液して除いたのち
、水蒸気蒸留して中間体化合物を得るか、あるいはその
まま溶剤を回収すれば中間体化合物が得られる。
次に、この中間体化合物を還元して目的物へ導く。
この還元工程では、溶剤中で還元触媒の存在下に接触還
元を行なう。
この溶剤としては、水、メタノール、エタノール、イソ
プロパツール、イソブタノール、メチルピロリドン、エ
チルセロソルフ、エチレンクリコール、プロピレングリ
コール、ジグライム、テトラグライム、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のアルコール類、グリコール類、エ
ーテル類が好んで用いられ、場合によってはヘキサン、
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、酢酸エチル、酢
酸メチル、ジクロロメタン、1.2−ジクロロエタン、
l。
1.2−1Jクロロエタン等の脂肪族炭化水素類、芳香
族炭化水素類、エステル類、ハロゲン化炭化水素類も使
用することができる。これら溶剤は単独で用いても2種
類以上混合して用いても良い。
溶剤の使用量は特に限定されないが、通常、原料に対し
て1〜15重量倍で十分である。
還元触媒としては、一般に使用されている還元触媒、例
えば、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、ラネ
ーニッケル、銅、鉄等が使用できる。
これらの触媒は金属の状態でも使用できるが通常はカー
ボン、硫酸バリウム、シリカゲル、アルミナ等の担体表
面に担持させて用いられる。工業的にはパラジウム、白
金触媒をそれぞれ活性炭に担持させたものまたはラネー
ニッケル触媒が用いられる。
これら触媒の使用量は、原料に対して、金属として0.
01〜30重量%の範囲であり、通常、担体に担持させ
て用いる場合では0.05〜5重量%の範囲である。
反応温度は、一般的には0〜150℃の範囲、特に、1
0〜100℃の範囲が好ましい。
また、接触還元方法において、反応圧力は通常、50k
g/d以下の任意の圧力でよく、常圧で行なっても何ら
不都合はない。
この還元工程の一般的な実施態様は、前記縮合工程で得
られた中間体化合物に溶剤を加えて溶解または懸濁させ
たのち、還元反応で使用する触媒を加えて還元を行なう
反応は、水素ガスの吸収を定量するか、または水素ガス
の吸収が停止するまで行なう。
反応の進行は、薄層クロマトグラフィーまたは高速液体
クロマトグラフィーにより知ることができる。
反応終了後、溶剤を濃縮するか水等で希釈するかによっ
て目的物であるBAPPを得ることができる。
(作用および効果) 本発明は、新規で有用なジアミンモノマーの製造方法を
提供するものである。
この方法によれば、原料が安価で、かつ、高収率でジア
ミンモノマーを製造できる。このジアミンモノマーから
得られるポリイミド樹脂はガラス転移温度が比較的低く
、溶剤に可溶であるため、成形加工性、フィルム加工性
とも申し分ない性能を有する。したがって、BAPPの
工業的な製造方法開発により、高機能のポリイミド樹脂
が安価に大量に供給できる。
本発明のBAPPの製造方法は、簡単な作業工程で高純
度、高収率に製造できる工業的に好適な製造方法である
(実施例) 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 攪拌装置、温度計、還流冷却器および水分離器を備えた
反応器に2.4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4
−メチル−1−ペンテン(三井東圧化学製、mp 12
9.5〜131°C) 67、I P (0,25モル
)96%フレーク苛性ソーダ−22,95’ (0,5
5モル)、ベンゼン30m1およびジメチルスルホキシ
ド250m1を装入し、窒素ガスを通気させながら昇温
してべ/ゼンの還流状態で共沸脱水を行なった。つぃで
、4−クロロニトロベンゼン86.7 % (0,55
モル)を加え、温度100〜110℃で5時間反応を行
なった。反応終了後、減圧濃縮して溶剤を回収したのち
、水500 mlに排出した。析出した淡褐色の粉末を
濾過、乾燥して126.95+−02,4−ビス〔4−
(4−ニトロフェノキシ)フェニル)−4−メチル−1
−ペンテンを得た(収率99.4%)。
これをメチルセロンルプで再結晶して白色針状の純粋す
2.4−ビスI:4−(4−ニトロフェノキシ)フェニ
ル)−4−メチル−1−ペンテンヲ得り。
融点は139〜140℃であり元素分析の結果は次のと
おりである。
元素分析 (C30H26N206 )計算値(%) 
  70.6  5.13 5.49次に、攪拌装置、
温度計を備えた密閉型還元反応器に上記2.4−ビス(
4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル〕−4−メチル
ー1−ペンテン10.217 (0,02モル)、5%
Pd/C触媒0.31およびエタノール30m4’を装
入し、激しく攪拌しながら水素ガスを導入した。反応温
度60〜70℃で8時間行なったところ3150mlの
水素を吸収し、これ以上の吸収が認められなくなったの
で反応を終了した。反応終了後、沢過して触媒のパラジ
ウムカーボンを除き、エバポレーターにより濃縮して溶
剤を回収した。次に、この残査に濃塩酸6.5?と水8
0m1を加え、加熱溶解させたのち、徐冷すると2.4
−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニルヨー2
−メチルペンタンの塩酸塩の結晶が析出した。これをr
取したのち、イソプロパツール5Qml中でアンモニア
水により中和した。冷却放置すると白色針状の結晶が析
出した。これは目的物の2.4−ビス(4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニルヨー2−メチルペンタンであり
、濾過、洗浄後乾燥して7.3 f (収率80,6%
)を得た。
融点105.5〜107°C 計算値(%)   79.61 7.13 6.19N
MRスペクトル  測定溶媒:アセトンーD6測定温度
:室温 0.8〜1.5 ppm   (9H多重線)2.0〜
2.3 ppm   (2H多重線)2.3〜2.8 
pp(′n(I H多重線)3.0〜4.3 ’DDm
   (4H−重線)6.4〜7.4 ppm   (
16H多重線)MSスペクトル (M/e) M”  452. 226. 212. 108実施例
2 攪拌装置、温度計および還流冷却器を備えた反応器に2
,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−
2−ペンテン(三井東圧化学製、mp162.5〜16
5.5℃) 6.71 % (0,025モル)、4−
クロロニトロベンゼン8.6754(0,055モル)
、無水炭酸カリウム4.145’(0,03モル)およ
びN、N −ジメチルホルムアミド35mを装入し、窒
素ガスを通気させながら反応を行なった。反応は攪拌下
に温度150〜155℃で8時間行なった。反応終了後
、冷却したのち反応液を水200 rul中に投入した
ところ淡黄色樹脂状の2.4−ビス[:4−(4−二ト
ロフェノキシ)フェニルツー4−メチル−2−ペンテン
が下層に分離した。次に、上層の水を傾斜して除き実施
例1と同様な還元反応器に上記2゜4−ビス(4−(4
−ニトロフェノキシ)フェニルツー4−メチル−2−ペ
ンテンと10%Pt/C触媒0,1?およびイソプロパ
ツール30dを装入し、激しく攪拌しながら水素ガスを
導入した。反応温度50〜60℃で12時間行なったと
ころ、3145mA’の水素を吸収し、これ以上の吸収
が認められな(なったので反応を終了した。反応終了後
、熱沢過して触媒の白金カーボンを除き、純水15m1
を加えて放置したところ白色針状の結晶が析出した。こ
れは目的物の2.4−ビス(4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニルヨー2−メチルペンタンであり、濾過、乾
燥して9.51を得た(収率84.0%)。融点105
〜107°C元素分析 (030H32Nj102 )
CHN 計算値(%)   79.61 7.13 6.12測
定値(%)   79.59 7.21 6.13M5
スペクトル (M/e) M+ 452. 226. 212. 108実施例3 塩基として96%苛性カリウム32.1 p (0,5
5モル)、溶剤として1.3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン350 atを用いた以外は実施例1と同様に
縮合反応を行ない中間体化合物の2.4−ビス〔4−(
4−ニトロフェノキシ)フェニルツー4−メチル−1−
ペンテン126.69−を得た(収率99.2%)。次
に、還元反応器に上記2,4−ビス〔4−(4−ニトロ
フェノキシ)フェニル)−4−メfルー1−ペンテン1
0.2154 (0,02モル)、5%Pd/C触媒0
.5?およびメチルセロソルブ50rrLlを装入し、
温度40〜50℃で水素を導入して還元を行なった。反
応終了後の後処理は実施例1と同様に行なって6.95
4(収率76.2%)の目的物を得た。融点105〜1
07°C 実施例4 攪拌装置、温度計を備えたオートクレーブに2゜4−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチル−1−ペン
テン13.41 P (0,05モル)、96%苛性カ
リウム6.14P(0,105モル)、4−クロロニト
ロベンゼン17.34 P (0,11モル)、水50
d1トルエン5Qmlおよび触媒としてトリオクチルメ
チルアンモニウムクロライド1zを装入し、温度130
〜140℃で12時間反応させた。反応終了後、下層を
抜き取り、有機層を水蒸気蒸留して溶剤を回収した。冷
却後、残査をr過して得、これをtoomzのメチルセ
ロソルブで再結晶して18fI−02,4−ビス(4−
(4−ニトロフェノキシ)フェニルツー4−メチル−1
−ペンテンヲ得り(収率70.6%)。この中間体化合
物をラネーニッケル触媒2?およびジグライム501n
lとともに還元用のオートクレーブに装入し、温度80
〜90℃で水素圧30kg/crIにより1時間、還元
反応を行なった。反応後の後処理は実施例1と同様に行
なって12.4Pの目的物を得た(通算収率54.8%
)。
融点105〜107°C 実施例5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)4−クロロニトロベンゼンと式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) で表わされる2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
    −4−メチル−1−ペンテンおよび/または式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) で表わされる2,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
    −4−メチル−2−ペンテンを塩基の存在下に反応させ
    て、式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) で表わされる2,4−ビス〔4−(4−ニトロフェノキ
    シ)フェニル〕−4−メチル−1−ペンテンおよび/ま
    たは式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) で表わされる2,4−ビス〔4−(4−ニトロフェノキ
    シ)フェニル〕−4−メチル−2−ペンテンを製造し、
    更に、これらを還元することを特徴とする式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(5) で表わされる2,4−ビス〔4−(4−アミノフェノキ
    シ)フェニル〕−2−メチルペンタンの製造方法。
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