JPS62100306A

JPS62100306A - ベルトコンベアの蛇行制御装置

Info

Publication number: JPS62100306A
Application number: JP23972285A
Authority: JP
Inventors: Akio Mizuta; 水田　明男
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 1985-10-25
Filing date: 1985-10-25
Publication date: 1987-05-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｃ産業上の利用分野〕本発明は、ベルトコンベアの蛇行制御装置に関する。

〔従来の技術〕

ベルトコンベアの蛇行修正装置としては、キャリアロー
ラーのベルトへの当接角度を修正するものがある。すな
わち、ベルトコンベア設備におけるベルトの蛇行原因と
して代表的なものはキャリアローラー、プーリー等機械
設備の不正確な設置や直線性の悪いベルトの採用などに
よって生じるものが多く、前記修正装置はこの点を矯正
する。

例えば、第６図に示すようにキャリアローラー１がベル
ト２の進行方向に対し直角に設置されない時には、運動
するベルト２から伝えられる力くイ）としてはローラー
ｌとの摩擦を介してローラー１を回転させる力（ロ）と
ベルト２自身を中方向に移動させる力（ハ）からなる。

この力を積極的に利用し、摩擦力により蛇行矯正を行う
のが前記蛇行修正装置である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、ベルトコンベアの蛇行原因としては、前記の設
備の初期設定の問題の他に、ベルト、プーリーなどへの
輸送物粉の付着や輸送物がベルトの中央に載らないなど
の運転中に生じるものがある。

例えば、２本のコンヘアを上下関係に直角等の角度を持
って設置する場合は、上流側のベルトコンベアから放出
される輸送物の初速は上流側ベルト速度の関数となるが
、通常ベルトコンベアの駆動は誘導電動機で駆動される
ため輸送物の量の関数ともなる。特に、船からの荷揚げ
作業の後半になると輸送量のバラツキが大きくなってく
る。毎時１．０００１−ン以上の輸送能力を有する大能
力ベルトコンベア設備などでは、このような輸送物がベ
ルトの巾方向の中央に載らない時に見られる蛇行現象も
大きなものとなるが、前記のごときキャリアローラーの
摩擦力を利用する蛇行矯正力では充分な効果が得られな
い。

しかも当該コンベアにコンベアスケールが設置されてい
るときは、前記キャリアローラーの蛇行修正装置では本
装置が作動することによりベルト張力の分布が変わり、
該スケールの計測精度がばらついてしまう。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、従来装置
と比べて蛇行の矯正力が飛躍的に向上するので、大量の
物を連続的に輸送する場合でも無人で円滑なベルトコン
ベアの運転が期待でき、またコンベアスケールを設置し
た場合はその秤量精度の安定化が図れるベルトコンヘア
の蛇行制御装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、上下関係で角度を持
って連続する２本のベルトコンベアが設置される場合に
おいて、下流側のコンベアに第１段階の制御装置として
、蛇行検出器とその出力でベルトへの当接角度を調整す
る蛇行矯正キャリアローラーを設け、また、第２段階の
制御装置として上流側のコンベアからの輸送物の放出方
向を規制するじゃま板を変位可能に配設することを要旨
とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、蛇行制御は２段階で行なわれ、第１段
階は微調整としてキャリアローラーの摩擦力により一部
ギャップ中内での蛇行修正がなされる。次いで、この微
調整で充分制御ができないときは第２段階の粗調整とし
て、じゃま板による輸送物の載置位置修正がなされ、か
かる複数段階の制御で蛇行調整能力はより広範囲なもの
となる。

〔実施例〕

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は、本発明の蛇行制御装置の実施例を示す説明図
で、図中１はキャリアローラー、２はベルトを示す。図
中３は本発明の第１段階の制御装置の一部となる蛇行検
出器で、これは第２図に示すように、蛇行するベルト２
が接触して回動し、またベルト２の蛇行量に応じて点Ｏ
を軸として角Ｑの変位を生ずるように設けられた検出ロ
ーラー４と、該ローラー４の変位量に見合った電気信号
を発信する変換器５との組合せからなる。

キャリアローラー１は蛇行矯正キャリアローラーとして
第３図に示すように架台Ｌａを介して水平方向に回動自
在に設けられ、この架台１ａの伝達レバー７は空気ハネ
等を用いるキャリアアクチュエーター６の出力ロッド６
ａに連結する。

図中８はＮＯ，１調節器で、前記蛇行検出器３の変換器
５からの出力信号を受け、ベルト２の蛇行を矯正するの
に必要なアクション量を演算し、その結果を出力信号と
してキャリアアクチュエーター６に導入するものである
。

ここまでが第１段階の制御を行う制御装置で、次に第２
段階の制御としてはじゃま板９とその位置を変更するじ
ゃま板アクチュエーター１０からなり、ＮＯ，２の調節
器１１は前記変換器５からの出力信号を受け、その結果
に応じて前記アクチュエーター１０の作動信号を発する
ものである。図中１２は輸送物搬送中検出器で、ＮＯ，
２１１ｖ器１工やこれを介してＮｏ、　１調節器８に出
力信号を送り、この信号があるときのみ、調節器８．１
１が作動するようにする役割を有する。

なお、じゃま板９は、上流側ベルトコンベア装置１３か
らの輸送物の放出を受ける下流側のベルトコンベア装置
１４の上部に置かれるホッパー１５内に設けられ、前記
輸送物の放出方向を規制する。

次に使用法及び動作について説明すると、本発明装置は
、上流側ベルトコンベア装置１３の下方に直角等の角度
をもって連設される下流側ベルトコンベア装置１４に備
えられる。

第４図は蛇行制御動作の流れ図で、（イ）は本発明によ
る制御系の設定値、つまりベルト２の巾方向の中心がベ
ルト中方向のどの位置に存在すべきかを示す値であり、
これと蛇行検出器３の変換器５からの実際のベルト２の
蛇行量信号（ロ）がＮ００１調節器８に入力される。

該ＮＯ，１調節器８では（イ）と（ロ）の偏差量に対し
て比例又は比例積分演算を施しキャリアアクチュエータ
ー６を操作する信号（ハ）を出力する。

キャリアアクチュエーター６は信号（ハ）に応じて出力
ロット６ａを伸長し、伝達レバー７を介して蛇行矯正キ
ャリアローラーを水平回動により変位させる。その結果
、ベルト蛇行プロセス１６を経て第６図に示すごとく摩
擦力を利用した蛇行矯正が行われ、矯正後の蛇行量（ホ
）が得られる。

（イ）及び（ロ）はＮＯ，１調節器８に入力されると同
時に、ＮＯ，２ｔ）１筒器１１にも入力される。Ｎｏ、
２１１節器１ｌは第５図に示すような機能を発揮できる
ように特別に設計され、（イ）及び（ロ）の偏差信号は
、スイッチ（Ａ）を経由して出力信号演算回路（Ｂ）に
入力される。スイッチ（Ａ）はベルトコンベアが輸送物
を搬送している時実線側に倒れるという設計をしており
、そのための信号として輸送物搬送巾検出器１２からの
信号（チ）を用いる。

これは輸送物を搬送していない時にじゃま板９がむやみ
に動くことをインターロックするためである。

出力信号演算回路（Ｂ）は図示するごと（、ヒステリシ
スを有するギヤ・ノブアクションコントローラーであっ
て入力（偏差）に応じて、必要な単位アクション量を演
算するものである。

すなわち、ギヤツブ中肉の蛇行に対しては、ＮＯ，２調
節器１１は応答せずその出力は凍結されるがギャップ巾
を越えた蛇行に対してはじゃま板９を単位量だけ前進（
又は後進）させる出力をする。

さらに、このＮＯ，２ｇ節回器１１は（チ）の信号があ
ってかつ入力信号がａ−ａ’間にある時にのみ、Ｎ００
１調節器８の動作を許容するための信号（す）を出力す
る機能を有している。これは輸送物を搬送中に、蛇行が
微小な場合はＮｏ、１ｆＪＩ節器８で蛇行を矯正し、蛇
行量が一定以上になったときはじめて、じゃま坂９を動
かそうというものであり、Ｎ００１調節器８は微調整用
、Ｎ００２調節器１１は粗調整用といった機能分担をし
ている。

Ｎｏ、２調節器１１からの出力信号（へ）はじゃま板ア
クチュエーター１０に伝えられ、その結果じゃま板９は
ホッパー１５内で前進（又は後進）する。じゃま板９の
前進（又は後進）は上流ベルトコンベア装置１３からの
輸送物を下流側ベルトコンベア装置１４のベルト２上の
中央に載せる働きをし、じゃま板９の進行方向に合わせ
て下流側ベルト２上の輸送物中心が動（のでこれによっ
て下流側ベルト２上中央に輸送物を載せることができる
。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明のベルトコンベアの蛇行制御装
置は、微調整とその後の粗調整という２段階制御を行う
ことにより従来装置に比べて蛇行の矯正力は飛躍的に向
上し、その結果上下関係で角度を持って連続する２本の
ベルトコンヘアが設置される場合の下流側ベルトコンベ
アでも無人で円滑な運転が期待できると共にコンベアス
ケールを設置した場合はその秤量精度の安定化が図られ
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のベルトコンベアの蛇行制御装置の実施
例を示す説明図、第２図は蛇行検出器を取付けた部分の
縦断正面図、第３図は蛇行矯正用キャリアローラーの正
面図、第４図は本発明による蛇行制御動作の流れ図、第
５図はＮＯ，２調節器の機能を示す波形図、第６図は従
来装置の作用を示す説明図である。１・・・キャリアローラー１ａ・・・架台２・・・ベルト　　　　　　３・・・蛇行検出器４・・
・検出ローラー　　　５・・・変換器６・・・キャリア
アクチュエーター６ａ・・・出力ロット　　　７・・・伝達レバー８・・
・Ｎ０１１調節器　　　　９・・・じゃま板１０・・・
じゃま板アクチュエーター１１・・・Ｎ００２調節器１２・・・輸送物搬送中検出器１３・・・上流側ベルトコンベア装置１４・・・下流側ベルトコンベア装置１５・・・ホフバー１６・・・ベルト蛇行プロセス出願人　　　　株式会社神戸製鋼所第３図

Claims

【特許請求の範囲】

上下関係で角度を持って連続する２本のベルトコンベア
が設置される場合において、下流側のコンベアに第１段
階の制御装置として、蛇行検出器とその出力でベルトへ
の当接角度を調整する蛇行矯正キャリアローラーを設け
、また、第２段階の制御装置として上流側のコンベアか
らの輸送物の放出方向を規制するじゃま板を変位可能に
配設することを特徴としたベルトコンベアの蛇行制御装
置。