JPS6193147A - N−ジメチルアセトアミドの精製方法 - Google Patents
N−ジメチルアセトアミドの精製方法Info
- Publication number
- JPS6193147A JPS6193147A JP21568484A JP21568484A JPS6193147A JP S6193147 A JPS6193147 A JP S6193147A JP 21568484 A JP21568484 A JP 21568484A JP 21568484 A JP21568484 A JP 21568484A JP S6193147 A JPS6193147 A JP S6193147A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- distillation
- mdc
- dma0
- mdo
- Prior art date
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はN−ジメチルアセトアミド(以下DMA0と記
す)のnI製方法に関し、詳しくは塩化メチレン(以下
MDOと記す)を含有するDMA0を精製分離するに幽
シ、水の共存下で蒸溜し、DMA0を単ルー、N製する
方法に関する。
す)のnI製方法に関し、詳しくは塩化メチレン(以下
MDOと記す)を含有するDMA0を精製分離するに幽
シ、水の共存下で蒸溜し、DMA0を単ルー、N製する
方法に関する。
DMA0は極性非プロトン溶媒の一種で、そのすぐれた
溶媒効果、大きな溶解力の為に反応溶媒として広く用い
られている。ところでこの大きな溶解力が目的物の反応
系からの単離を困難にしている。例えば目的物を単離す
る為に反応系に水を加えて溶解力を低下させ、目的物を
晶出させる方法や、反応系に水を加えた後DMA0を適
尚な溶剤を用いて抽出することによって水層から分離し
、次に水層のpHを調整して目的物を晶出させる方法等
が行なわれている。特に後者の場合、抽出溶剤としては
DMA0との親和力が大きいMDOが普通に用いられる
。
溶媒効果、大きな溶解力の為に反応溶媒として広く用い
られている。ところでこの大きな溶解力が目的物の反応
系からの単離を困難にしている。例えば目的物を単離す
る為に反応系に水を加えて溶解力を低下させ、目的物を
晶出させる方法や、反応系に水を加えた後DMA0を適
尚な溶剤を用いて抽出することによって水層から分離し
、次に水層のpHを調整して目的物を晶出させる方法等
が行なわれている。特に後者の場合、抽出溶剤としては
DMA0との親和力が大きいMDOが普通に用いられる
。
そこで、このような工程で発生するDMA0とMDCの
混合物の処理が課題となる。現在、両者の分離回収法と
しては蒸溜が一般的である。
混合物の処理が課題となる。現在、両者の分離回収法と
しては蒸溜が一般的である。
しかしながらDMA0とMDOの強い親和力の為に常圧
での沸点がそれぞれ166℃、40℃で、沸点差が大き
いにもかかわらず、単蒸溜で分離するのは困難である。
での沸点がそれぞれ166℃、40℃で、沸点差が大き
いにもかかわらず、単蒸溜で分離するのは困難である。
又、蒸溜中にDMA OとMDCjが反応してHCノを
生じ1回収されるDMA0とMDCの品質が悪くなると
いうことや、蒸溜装置の材質が腐食の点で制約を受ける
という問題点がある。
生じ1回収されるDMA0とMDCの品質が悪くなると
いうことや、蒸溜装置の材質が腐食の点で制約を受ける
という問題点がある。
また、DMA0とMDOの反応を押さえる為に減圧にし
て蒸溜温度を低くすることが考えられるが、MDOの回
収率が悪くなる。
て蒸溜温度を低くすることが考えられるが、MDOの回
収率が悪くなる。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、DMA0とMDOの
混合物を蒸溜によって分離する際に水を添加するとDM
A0とMDOの反応が押さえられ、且つ容易に蒸溜分離
され、更に、前記問題点が一挙に完結できることを見い
出し本発明に到った。
混合物を蒸溜によって分離する際に水を添加するとDM
A0とMDOの反応が押さえられ、且つ容易に蒸溜分離
され、更に、前記問題点が一挙に完結できることを見い
出し本発明に到った。
即ち本発明は塩化メチレンを含有するN−ジメチルアセ
トアミドを精製分離するに当り、水の共存下で蒸溜する
ことを特徴とするN−ジメチルアセトアミドの精製方法
に係るものである。
トアミドを精製分離するに当り、水の共存下で蒸溜する
ことを特徴とするN−ジメチルアセトアミドの精製方法
に係るものである。
本発明に用いられるMDOを含有するDMA Oとは例
えば化学物質の製造工程から回収されたものであシ、約
20 wt%以下のMDOを含むDMA0が適用される
。伺、MDOの含有量が20wt%より多い場合には、
予め粗精製した後本発明の方法に掛けた方が好ましい。
えば化学物質の製造工程から回収されたものであシ、約
20 wt%以下のMDOを含むDMA0が適用される
。伺、MDOの含有量が20wt%より多い場合には、
予め粗精製した後本発明の方法に掛けた方が好ましい。
本発明における蒸溜は普通の蒸溜精製法が採用され、該
方式としては回分式でも連続式でもよい。又、蒸溜塔型
式は普通のもの例えば棚段、充填いずれも、使用できる
。理論段数は10〜20段相当であり、還流比は通常2
〜4程度である。
方式としては回分式でも連続式でもよい。又、蒸溜塔型
式は普通のもの例えば棚段、充填いずれも、使用できる
。理論段数は10〜20段相当であり、還流比は通常2
〜4程度である。
次に回分式で行なう場合を例示して説明する。
蒸溜塔塔底にDMA0とMDOの混合物及び水を仕込み
蒸溜を行なう。塔頂よシ、まずMDOと水の混合物(M
DC!とH2Oは共沸する。)を留出させ、MDO留去
後は減圧下で水を留出させ、最後にDMA0を留出させ
る。このときMDOと水の混合物は二層分離するので容
易に分けることができる。
蒸溜を行なう。塔頂よシ、まずMDOと水の混合物(M
DC!とH2Oは共沸する。)を留出させ、MDO留去
後は減圧下で水を留出させ、最後にDMA0を留出させ
る。このときMDOと水の混合物は二層分離するので容
易に分けることができる。
水の添加量としてはD M A OとMDOの組成にも
依るが、DMAC!の重量の10〜20 wt%とMD
Oの重量の2〜5 wt%の合計に相当する量が望まし
い。これよシ少ないと添加の効果が小さくなる。多いと
分離上は問題はないが経済的に不利である。同、実用的
には、DMA0との共沸混合物の下層水を還流する方法
が採用できるので、このとき、添加水量は相自分、減少
される0 〔実施例〕 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
依るが、DMAC!の重量の10〜20 wt%とMD
Oの重量の2〜5 wt%の合計に相当する量が望まし
い。これよシ少ないと添加の効果が小さくなる。多いと
分離上は問題はないが経済的に不利である。同、実用的
には、DMA0との共沸混合物の下層水を還流する方法
が採用できるので、このとき、添加水量は相自分、減少
される0 〔実施例〕 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例
40m+31φのガラス製20段オルグーショー蒸溜塔
を備えた500dフラスコにDMAQとMDCの混合物
330 f (DMA0/MDO=89゜979.1
)と水50Fを仕込み常圧で蒸溜を行ない還流比2で留
出させた。MDOの全量が留出した時点での留出液の重
量は3sr−eあp(MD085%、H2O15%)遊
離の塩素外は7 ppmであった(温度40〜100℃
)。又、塔底フラスコ中の遊離の塩素外は17 ppm
であった。
を備えた500dフラスコにDMAQとMDCの混合物
330 f (DMA0/MDO=89゜979.1
)と水50Fを仕込み常圧で蒸溜を行ない還流比2で留
出させた。MDOの全量が留出した時点での留出液の重
量は3sr−eあp(MD085%、H2O15%)遊
離の塩素外は7 ppmであった(温度40〜100℃
)。又、塔底フラスコ中の遊離の塩素外は17 ppm
であった。
次に200 torrの減圧下で蒸溜を行ない、還流比
4でH2O留分をカットしく温度67〜120℃/20
C1xHg) 、次に還流比1でDMA0を留出させ(
温度120〜b た(純度99%)。DMA0中の遊離の塩素外は5 p
pmであった。DMA0を含むH2O留分及び罐残はリ
サイクル可能である。
4でH2O留分をカットしく温度67〜120℃/20
C1xHg) 、次に還流比1でDMA0を留出させ(
温度120〜b た(純度99%)。DMA0中の遊離の塩素外は5 p
pmであった。DMA0を含むH2O留分及び罐残はリ
サイクル可能である。
比較例
水を添加しないこと以外は実施例と同様に蒸溜を行なっ
た。
た。
まず常圧で蒸溜を行ない、還流比5で留出させた。MD
Oの全量が留出した時点での留出液の重量は551であ
シ(MD051%、DMAC:49%)、遊離の塩素外
は250 ppmであった(温度40〜165℃、f#
J、MDOは左値iで切れなかった。)。又、塔底フラ
スコ中の遊離の塩素外は1500ppmであった。
Oの全量が留出した時点での留出液の重量は551であ
シ(MD051%、DMAC:49%)、遊離の塩素外
は250 ppmであった(温度40〜165℃、f#
J、MDOは左値iで切れなかった。)。又、塔底フラ
スコ中の遊離の塩素外は1500ppmであった。
次に200 torrの減圧下で蒸溜を行ない還流比1
でDMA0を留出させ(温度120〜122℃、/20
0mraHg)、220vを得た。DMAC中の遊離ノ
塩素分は1600ppmであった。
でDMA0を留出させ(温度120〜122℃、/20
0mraHg)、220vを得た。DMAC中の遊離ノ
塩素分は1600ppmであった。
参考例
水を添加した場合としない場合を比較する為、下記仕込
み組成を有する2種類の組成物を実施例と同じ装置で全
還流状態での蒸溜塔内の組成分析を行なった。
み組成を有する2種類の組成物を実施例と同じ装置で全
還流状態での蒸溜塔内の組成分析を行なった。
分析結果を第1図及び第2図に示す。第1図が水を添加
した場合、第2図が水を添加しない場合である。
した場合、第2図が水を添加しない場合である。
伺、全還流AHr後の塔底フラスコ中の遊離塩素は水を
添加した場合15 ppmで、水を添加しない場合は1
700ppmであった。
添加した場合15 ppmで、水を添加しない場合は1
700ppmであった。
第1図は水を添加した場合の全還流状態での蒸溜塔内の
組成分析結果を示す図、第2図は水を添加しない場合の
同様の図である。 出願人代理人 古 谷 警笛1図 (H2Oを添加した場合) 第2図 wt%
組成分析結果を示す図、第2図は水を添加しない場合の
同様の図である。 出願人代理人 古 谷 警笛1図 (H2Oを添加した場合) 第2図 wt%
Claims (1)
- 塩化メチレンを含有するN−ジメチルアセトアミドを精
製分離するに当り、水の共存下で蒸溜することを特徴と
するN−ジメチルアセトアミドの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21568484A JPS6193147A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | N−ジメチルアセトアミドの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21568484A JPS6193147A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | N−ジメチルアセトアミドの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6193147A true JPS6193147A (ja) | 1986-05-12 |
JPH045663B2 JPH045663B2 (ja) | 1992-02-03 |
Family
ID=16676443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21568484A Granted JPS6193147A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | N−ジメチルアセトアミドの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6193147A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5051153A (en) * | 1991-05-20 | 1991-09-24 | Lloyd Berg | Separation of methylene chloride from methylal by extractive distillation |
US5152876A (en) * | 1991-03-27 | 1992-10-06 | Lloyd Berg | Separation of methylene chloride from the lower alcohols by extractive distillation |
CN100342986C (zh) * | 2004-12-22 | 2007-10-17 | 哈尔滨工业大学 | 从头孢哌酮钠生产废液中回收二甲基乙酰胺的方法 |
CN110759832A (zh) * | 2019-11-16 | 2020-02-07 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种dmac残液回收装置及回收方法 |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP21568484A patent/JPS6193147A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5152876A (en) * | 1991-03-27 | 1992-10-06 | Lloyd Berg | Separation of methylene chloride from the lower alcohols by extractive distillation |
US5051153A (en) * | 1991-05-20 | 1991-09-24 | Lloyd Berg | Separation of methylene chloride from methylal by extractive distillation |
CN100342986C (zh) * | 2004-12-22 | 2007-10-17 | 哈尔滨工业大学 | 从头孢哌酮钠生产废液中回收二甲基乙酰胺的方法 |
CN110759832A (zh) * | 2019-11-16 | 2020-02-07 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种dmac残液回收装置及回收方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045663B2 (ja) | 1992-02-03 |
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