JPS6193135A - 新規光学活性アリ−ルアルカノン化合物およびこれを用いるナプロクセンの製造方法 - Google Patents

新規光学活性アリ−ルアルカノン化合物およびこれを用いるナプロクセンの製造方法

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JPS6193135A
JPS6193135A JP60098156A JP9815685A JPS6193135A JP S6193135 A JPS6193135 A JP S6193135A JP 60098156 A JP60098156 A JP 60098156A JP 9815685 A JP9815685 A JP 9815685A JP S6193135 A JPS6193135 A JP S6193135A
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naproxen
methoxy
naphthyl
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JP60098156A
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オレステ・ピツコロ
エルマンノ・ヴアロテイ
ジユゼツピーナ・ヴイゼンテイン
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Blaschim SpA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は立体特異性な反応を経由してナプロクセンを製
造する方法に関し、1−クロル−2−メトキシナフタリ
ンを(S)2−ハロプロピオニルハライドとフリーデル
クラクツ反応によって縮合させ、得られた(S)2−ハ
ロー1−(5’−クロルー6′−メトキシ−2′−ナフ
チル)プロパン−1−オンをケタール化し、このケクー
ルの転位によりエステルを製造し、このエステルの加水
分解と5の位置の塩素の除去を水添分解によって除去す
ることから成る。
塩素原子の水添分解の過程において、エステルの加水分
解を進行させることができる。
ナプロクセン(Naproxen、メルクインデックス
(Merck Index)第9版、第834頁〕は、
抗炎症性、鎮痛性および挑発熱性活性を与える医薬とし
て知られている。
二つの可能な光学的対掌体の中で、(S)対掌体のみが
治療の目的に使用されている。
既知の製造ルートの大部分は、ラセミ体を製造し、(S
)対掌体を分離し、(R)対掌体をラセミ化して更に(
S)対掌体を分離する工程を必要とする。そしてこれら
の工程は、ナプロクセンの製造コストを著しく上昇させ
る。
従って、上述したような不便を回避した、立体特異性を
利用した製造の必要性が強く感じられていた。
ヨーロッパ特許出願箱82303068.9号には、下
記の式(1)に従ってフリーデルクラフツ反応により光
学活性なアリールアルカノンを製造する方法が開示され
る。
ArH+YCOCH−R−^r−COCH−R(I )
ここで、Arは芳香族基であり、Rは脂肪族基であり、
Xはハロゲンまたはスルホニルオキシ基であり、Yはハ
ロゲンである。
前記ヨーロッパ特許出願では、極めて良く知られたフリ
ーデルクラフツ反応が式(1)に含まれる多数の光学活
性なアリールアルカノンのすべての製造に何の例外もな
く好適であると主張され、また、このことは予期しなか
ったことであると主張されている。
また、ヨーロッパ特許出願箱82306603.0号に
は、式(I)の光学活性アリールアルカノンを同様に良
く知られたグリニヤー反応で製造する方法が記載されて
いる。そして、この出願でも、この結果は予期しないこ
とであったと強調されている。
上記二つのヨーロッパ特許出願によれば、光学活性アリ
ールアルカノンを更に処理すれば、ヨーロッパ特許出願
箱81200210.3号に記載されたルートに従って
対応する光学活性なアリールアルカン酸を与えることが
記載されている。
ヨーロッパ特許出願箱82303068.9号には、ナ
プロクセンは、上記方法に従って製造することができる
光学活性なアリールアルカン酸の一つであることが示さ
れているが、実際にはこの特許出願には何らの実施例も
示されていない。
一方、ヨーロッパ特許出願箱82306603.0号に
は、ナプロクセンの立体選択的製造の、いくつかの実施
例が示されている。しかしながら、この方法は、グリニ
ヤー反応を工業的規模で実施しなければならず、かつ、
1−ハロー2−メトキシナフタリンよりも製造方法が著
しく複雑な2−ブロム−6−メトキシナフタリンを使用
しなければならないので、当業者に良く知られているよ
うに、極めて困難である。
1970年に、工、ピ、プサイ (A、  P、 De
sai)等は、光学活性アリールアルカノンをフリーデ
ルクラフッおよびグリニヤー反応の双方によって芳香族
化合物およびアルカン酸の光学活性誘導体から製造でき
ることを見出した〔インド化学会誌(J 、 Indi
an、Chem、Soc、) 、第47巻、第2号、第
117〜8頁、  (1970) )。
換言すれば、フリーデルクラフツおよびグリニヤー反応
が行われる条件下では、使用される光学活性アルカン酸
誘導体のラセミ化は起らない。
上述した技術から、下記式(]IIの、フリーデルクラ
フツ反応によって得られた光学活性化合物を経てナプロ
クセンを製造することは容易であるように思われる。
X′ ここでX′はCIまたはBrである。
しかしながら驚くべきことに、下記式に従ってフリーデ
ルクラフッ反応によって化合物(It)を製造せんとす
るこころみ(下記実施例4および5を参照)は、化合物
(II)を与えず、X′ 驚くべきことには、プロピオン酸のハライドが下記式に
従って実質的に定量的収率で望ましい生成物を与える。
ただし式(■)、において、X′およびX#は同一また
は異なっており、塩素または臭素である。
本発明によれば、下記式の化合物が光学活性な形でフリ
ーデルクラフツ反応によって高収率で製造することがで
き、これら化合物は、ナプロクセンの立体特異性製造の
中間体として特に有用であることが見出された。
X′ ここで、X′は上記と同一である。
そして、更に驚くべきことには、式(II[)の化合物
と1−ブロム−2−メトキシナフタリン(下記実施例3
参照)をフリーデルクラフツ反応によって反応させたと
きには、上記式(IV)の臭素誘導体同族体の少量が他
の種々の化合物と共に得られるにすぎず、式(IV)の
化合物の分離は極めて困難である。
すなわち本発明の目的は、ナプロクセンを立体特異的に
製造することにあり、式(IV)の光学活性化合物のフ
リーデルクラフツ反応によってナプロクセン製造するこ
とからなる。
本発明の他の目的は、式(IV)の新規光学活性化合物
を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、下記の詳細な記述およ
び実施例から明白である。
本発明によれば、ナプロクセンの立体特異性製造は、下
記工程により達成される。
a)  1−クロル−2−メトキシナフタリンと式。
(III)の光学活性化合物とから、絶対構造(S)を
有する式(IV)の光学活性化合物を与える反応; b)式(rV)の化合物を、炭素原子1〜12を有する
アルコールによって非ラセミ化条件下でケタール化して
絶一対構造(S)を有する光学活性ケタールを与える工
程; C) ケタールを絶対構造(S)を有する光学活性エス
テルに転位する工程; d) このエステルを非ラセミ化条件下で加水分解する
工程; e)非ラセミ化条件下で、5の位置の塩素を水添分解に
より除去する工程。
上述した工程は拘束されるものではなく、工程e)を工
程d)に先行させることができる。
工程a)は塩化アルミニウムのような好適な触媒の存在
下に、好ましくは好適な溶媒および10〜35℃の温度
で行なわれる。
工程b)はメタノールのような低級脂肪族アルコールに
よって、対応するオルトギ酸エステルの存在下に、かつ
溶媒として作用するアルコールまたはオルトギ酸エステ
ルの過剰を用いて行なわれる。
かかる混合物に反応物の溶解性をより促進する他の溶媒
を添加することもできる。
好ましい溶媒はベンゼン、トルエンのような芳香族炭化
水素である。好ましい反応条件は、反応混合物の還流温
度である。
工程C)は好ましくは好適な触媒の存在下に行なわれる
。好適な触媒の例は、塩化亜鉛、臭化亜鉛および酸化亜
鉛のような亜鉛の無機誘導体である。
工程d)については、塩基性条件下ではエステルのラセ
ミ化速度は加水分解速度よりもより大きいように思われ
た。
それ故に、酸性条件下で、しかしながら、臭化水素酸の
ような薬剤、またはメトキシ基の部分的または完全な脱
メチルをもたらす条件を避けて、行なうことが好ましい
好ましい条件は、塩化水素およびアセト・ンのような好
適な溶媒を用いて60’C以下の温度によって得られる
同様にして、ギ酸または酢酸によって鉱酸の触媒量の存
在下に60℃以下の温度で反応を行なうこともできる。
工程e)の水添分解を酸化合物について行なう場合には
、塩基性、中性または酸性条件下、水素または水素転位
剤を用い適当な触媒および好ましい溶媒の存在下に、し
かしながら酸性条件下で行なう場合には、対応するエス
テルの形成を避けるためにアルコールを用いない条件で
反応が行なわれる。
水添分解が、エステル化合物について、すなわち工程d
)の前で行なわれる場合には、エステルのラセミ化を防
ぐために塩基性条件を避けるように注意しなければなら
ない。
一般に水添分解は用いた反応系が許す限り、最も温和な
条件で行なうように注意しなければならない。
本明細書においては、“非ラセミ化条件”の表現は、ラ
セミ化が最も低減し、かつ対掌体Rの生成が通常では5
%を越えないことを示すために用いられる。
下記実施例は、本発明を何等の限定なしに示すものであ
る。
実施例1 20〜25℃に得られた八Ic137.3 g(54,
7ミリモル)と塩化メチレン25mfの混合物に、7.
2g (56,7ミリモル)の(S)2−クロルプロピ
オニルクロリド〔〔αr  +5.44° (純粋液体
;β=ldm))および7.0g(36,4ミリモル)
の1−クロル−2−メトキシナフタリンを徐々に添加し
た。
20〜25゛Cに更に4時間保った後に、混合物を加水
分解し、通常の操作に従って処理して10.2gの粗生
成物を得た。この粗生成物をヘプタン/メタノール(3
/2 V/V)混合物から再結晶して6.2g (収率
60%)の(S)2−クロル−1−(5’−クロルー6
′−メトキシ−2′−ナフチル)プロパン−1−オンを
得た。
融点123℃、 〔α〕ざ5+108.5  (C=0
.8  ;CHCl3)。
NMR(CDCl2.7MS参照) 1.5(3H,d、 CHC旦3) 3.7(3H,S、   QC旦3 )5.0(L H
,(1,CM) 8.0〜6.5(5H,m、芳香族水素)マス(mas
s)(m/e):282 :284 (M 、21り。
219−21. (100χ) 実施例2 (S)2−クロルプロピオニルクロリドを(S)27ブ
qムプロピオニルクロリドに代え、実施例1と同様にし
て、(S)2−ブロム−1−(5’−クロル−6′〜メ
トキシ−2′−ナフチル)プロパン−1−オンの10.
5g  (収率89%)を得た。
実施例3 1−クロル−2−メトキシナフタリンを1−ブロム−2
−メトキシナフタリンに代え、実施例1と同様にしそ、
(S)2−クロル−1−(5’−ブロム−6′−メトキ
シ−2′−ナフチル)プロパン−1−オンの1.7g 
(収率15%)を得た。
実施例4 1−クロル−2−メトキシナフタリンを2−メトキシナ
フタリンに代え、実施例1と同様にして主として(S)
2−クロル−1−(2’−メトキシ−1′−ナフチル)
プロパン−1−オンからなる粗生成物を得た。
ここで、この化合物と対応する6′−メトキシ−2′−
ナフチル異性体との比は約93(■PLC分析)であっ
た。
実施例5 1−クロル−2−メトキシナフタリンを2−メトキシナ
フタリンに代え、実施例2と同様にして、主として(S
)2−ブロム−1−(2’−メトキシ−1′−ナフチル
)プロパン−1−オンからなる粗生成物を得た。ここで
、この化合物と対応する6′−メトキシ−2′−ナフチ
ル異性体との比は約70/30であった。
実施例6 実施例1によって得られた(S)2−クロル−1−(5
’−クロル−6′−メトキシ−2′−ナフチル)プロパ
ン−1−オンの6.2g(21,9ミリモル)と、メタ
ノール60mj!、)ルエン13 ml。
トリメチルオルトギ酸エステル14.5g (135,
8ミリモル)および96%硫酸1.2gの混合物を23
時間還流し、溶媒の約25%を溜出させた。
反応終了後に、反応混合物を炭酸ナトリウムの水溶液で
中和した。
トルエン層を分離し、濃縮したところ、(S)2−クロ
ル−1,1−ジメトキシ−1−(5’−クロル−6′−
メトキシ−2′−ナフチル)プロパンの7.0gを得た
試料をシリカゲルクロマトグラフィーで精製したところ
、m、p、106℃、  (α〕P  +25.0 (
C=1.0;CIICh )であった(溶離液:石油エ
ーテル/酢酸エチル90/10)。
実施例7 実施例6によって得られた(S)2−クロル−1,1−
ジメトキシ−1−(5’−クロル−6′−メトキシ−2
′−ナフチル)プロパンの6.0g(18,2ミリモル
)、塩化亜鉛55■(0,4ミリモル)およびトルエン
120mAの混合物を還流させ、反応混合物温度が約1
20℃になるまで、溶媒を溜出させた。
3時間の後に反応混合物を動物性炭で処理し、濾過し、
濃縮したところ5.1gのメチル(S)2−(5′−ク
ロル−6′−メトキシー2′−ナフチル)プロピオネー
トを得た。
試料をシリカゲルクロマトグラフィー(iR液ジブタン
/酢酸エチル9515で精製したところ、m、p、10
2 ℃、(α)F  +60.78  (C=1.0;
CHCl3)であった。
塩化亜鉛を臭化亜鉛に代えても、同様な結果を得た。
実施例8 触媒としての塩化亜鉛を酸化亜鉛に代え、実施例7と同
様にして、5.1gのメチル(S)2−(5′−クロル
−6′−メトキシ−2′−ナフチ°ル)プロピオネート
を得た。
ヘプタンから結晶させたところ、〔α)n  +62.
87  (C=1.0;CHCl3)であった。
実施例9 実施例7の操作によって得られたメチル(S)2−(5
’−クロル−6′−メトキシ−2′−ナフチル)プロピ
オネートの3.0g(10,8ミリモル)と37%Ic
I 120fflNおよびアセトン20m1の混合物を
3時間還流した。
室温に冷却した後に、(S)2−(5’−クロル−6′
−メトキシ−2′−ナフチル)プロピオン酸2.6gを
得た。
m、p、 158℃、  (α)F  +48.59 
 (C=1.0  ;CHCl3)。
実施例10 実施例9によって得られた(S)2−(5’−クロル−
6′−メトキシ−2′−ナフチル)プロピオン酸の0.
94g(3,6ミリモル)と、30%NaOH熔液0.
8m l (8,0ミリモル)および7 mlの水中の
ラネーニッケル90■との混合物に、75℃で徐々に8
0%ヒドラジンヒトラードの1  mj2(25,0ミ
リモル)を添加した。
3時間の後に、混合物を濾過し、pH1まで酸性にした
ところ、(S)2−(6’−メトキシ−2′−ナフチル
)プロピオン酸0.7gを得た。〔α晃’、  +64
.36  (C=1’、0:CHCh )。
実施例11 実施例8で得られたメチル(S)2−(5’−クロル−
6′−メトキシ−2′−ナフチル)プロピオネートの3
.0g(10,8ミリモル)と、10%Pd/Cの03
g −20mlメタノールとの混合物を、常圧、常温下
で水添してメチル(S)2−(6’−メトキシ−2′−
ナフチル)プロピオネート2.4gを得た。
((r)K’  +72.4 (C=1.0;CHCl
3 )。
実施例12 実施例11によって得られたメチル(S)2−(6′−
メトキシ−2′−ナフチル)プロピオネートの2.0g
(8,2ミリモル)を実施例9の方法に従って加水分解
し、(S)2−(6’−メトキシ−2′−ナフチル)プ
ロピオン酸1.8gを得た。
〔α〕二’  +63.40  (C=1.0;CHC
h)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式で示される新規光学活性アリールアルカノン
    化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでX′は塩素または臭素であり、上記 式は(S)の絶対構造を有している。 2、下記の工程からナプロクセンの製造方法。 a)1−クロル−2−メトキシナフタリンを下記式の化
    合物とフリーデルクラフツ反応 によって反応させる工程、 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、X′およびX″は同一かまたは 異なり、塩素または臭素である。 b)得られた(S)2−ハロ−1−(5′−クロル−6
    ′−メトキシ−2′−ナフチル) プロパン−1−オンを低級脂肪族アルコー ルにより対応するオルトギ酸エステルの存 在下にケタール化する工程、 c)ケタール化合物を亜鉛無機誘導体の存在下に転位し
    てアルキル(S)2−(5′−クロル−6′−メトキシ
    −2′−ナフチル) プロピオネートを与える工程、 d)エステル化合物を酸性条件下に加水分解して(S)
    2−(5′−クロル−6′−メトキシ−2′−ナフチル
    )プロピオン酸を与 える工程、および e)酸化合物を水添分解する工程。 3、工程e)が工程d)に先行する特許請求の範囲第2
    項記載のナプロクセンの製造方法。 4、水添分解が中性または酸性条件下に行なわれる特許
    請求の範囲第3項記載のナプロクセンの製造方法。 5、工程b)において、メタノールおよびメチルオルト
    ギ酸エステルが用いられる特許請求の範囲第2項、第3
    項または第4項記載のナプロクセンの製造方法。 6、工程c)で用いた亜鉛誘導体が塩化亜鉛、臭化亜鉛
    または酸化亜鉛である特許請求の範囲第2項、第3項、
    第4項または第5項記載のナプロクセンの製造方法。 7、工程d)における加水分解が、塩酸、シュウ酸また
    は酢酸によって60℃以下で行なわれる特許請求の範囲
    第2項、第3項、第4項、第5項または第6項記載のナ
    プロクセンの製造方法。
JP60098156A 1984-05-10 1985-05-10 新規光学活性アリ−ルアルカノン化合物およびこれを用いるナプロクセンの製造方法 Pending JPS6193135A (ja)

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