JPS6190283A - 背景濃度補償回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光電変換素子を用いた文字や画像等の光学式
読み取り装置における背景濃度補償回路に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 光学式読み取り装置において、ＣＯＤ　リニアイメージ
センサ等の光電変換素子を用いて、光電変換して得られ
たアナログビデオ信号をある１国値で二値化する二値化
回路が設けられている。一般に原稿の濃度が一定でない
ために、光電変換して得られたアナログビデオ信号を一
定の閾値で二値化したのでは誤った再生画像信号となる
。そこで従来より、光電変換して得られたアナログビデ
オ信号の白信号のエンベロープと黒信号のエンベロープ
とを検出する回路を各々設け、両者の出力により、閾値
を制御する背景濃度補償回路を設けて、画質の低下を補
っていた。

従来の背景濃度補償回路を第１図に示す。Ｖａは前記光
電変換素子により光電変換して得られたアナログビデオ
信号、１〜３は演算増幅器、４は電圧比較器、５は前記
アナログ・ビデオ信号■８の黒信号のエンベロープを検
出する黒エンベロープ検出回路、６は前記アナログビデ
オ信号ｖａの白信号のエンベロープを検出する白エンベ
ロープ検出回路であり、各部波形を第２図に示す。■１
は黒エンベローグ検出回路６の出力、Ｖ２は白工ンベロ
〜プ検出回路６の出力、■は閾値電圧、■。

は二値化信号である。

以下、第１図、第２図を用いて従来例の構成を説明する
。

前記光電変換素子によって得られたアナログ・ビデオ信
号Ｖ　から黒エンベロープ検出回路５と白エンベロープ
検出回路６により、黒エンベロープ検出回路出力ｖ１　
　と白エンベロープ検出回路出力ｖ２を得る。出力信号
ｖ１．ｖ２は抵抗Ｒ３とＲ４を通じて加算され閾値電圧
Ｖを得る。抵抗Ｒ３とＲ４は同じ抵抗値なので、閾値電
圧Ｖは■＝（ｖ１＋ｖ２）／２となる。従って閾値電圧
Ｖはアナログ・ビデオ信号ｖａの白エンベロープ信号Ｖ
　と黒エンベロープ信号ｖ１　　との中間値に自動的に
設定され、第２図１１に示すよりな二値信号となる。

しかしながら、このような回路構成においては、黒エン
ベロープ検出回路６と白エンベロープ検出回路６の時定
数の選び方に問題がある。第３図に示すように前記アナ
ログ・ビデオ信号ｖａに白信号が続いた場合、黒エンベ
ロープ検出回路６の出力信号ｖ１は、時定数Ｒ１・Ｃ１
で、白エンベロープ検出回路６の出力信号ｖ２に近づく
ため、閾値電圧Ｖは正確に白黒を判別することができな
くなる。また時定数Ｒ１・Ｃ１を大きくすれば、ある程
度上述した問題は防げるが、黒エンベロープ検出回路５
の出力信号ｖ１が黒信号の変動に対する追従性が悪くな
るという欠点がある０また、黒信号が連続する場合にも
同様の欠点が生じる０発明の目的 本発明は、白地または黒地の連続する原稿に対しても二
値化回路における閾値を白黒判別できる値に設定でき、
また原稿濃度の変化に対してもアナログ・ビデオ信号に
十分追従できる背景濃度補償回路を提供することを目的
とする。

発明の構成 本発明は光電変換により得られたアナログビデオ信号の
白信号のエンベロープを検出する白エンベロープ検出回
路と、黒信号のエンベロープを検出する黒エンベロープ
検出回路とを備え前記白エンベロープ検出回路の出力と
前記黒エンベロープ検出回路の出力により得られる閾値
により二値化するようにした二値化回路において、閾値
に上限下限を設けることにより、白地または黒地の連続
する原稿に対してでも、容易に閾値が自動的に設定され
、良好な二値信号を得ること、ができる。

実施例の説明 以下、本発明の実施例を第４図、第６図を用いて説明す
る。第４図は、本発明の一実施例の回路図であり、第５
図は各部信号図である。

第４図において、７は演算増幅器、８は閾値の上限を制
御する上限リミッタ−回路、９は閾値の下限を制御する
下限りミノター回路である。ただし、第１図と同じもの
は、同番号を付しである。

前記光電変換素子により得られたアナログ・ビデオ信号
ｖａが第５図１に示すような信号波形の場合において、
閾値電圧Ｖは、上限リミッタ−回路８により閾値電圧Ｖ
の最大値は、第６図１のｖ３となるために、白地の連続
する原稿の場合でも安定な閾値電圧Ｖが得られるので、
正確な二値信号ｖ５が得られる。また同様に、アナログ
・ビデオ信号Ｖ　が第６図１１に示すような信号波形の
場合においても、閾値電圧Ｖは、下限りミノター回路９
により閾値電圧Ｖの最小値が第５図１１のｖ４となるた
めに、黒地の連続する信号の場合でも、正確な二値信号
ｖ５が得られる。

また上限リミッタ−回路８、および下限りミノター回路
９の出力は、可変抵抗器ｖＲ１〜ｖＲ３によって自由に
変化できるので、閾値電圧Ｖの上限レベル、下限レベル
は最適な値を選定できる。

発明の効果 本発明により、白地あるいは黒地の連続する原稿の場合
においても閾値電圧の追従性を損う事なく、閾値電圧を
最適電位に設定でき、良好な二値の画信号を得る事がで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の背景濃度補償回路の回路図、第２図、第
３図は従来の背景濃度補償回路の信号波形図、第４図は
本発明の一実施例の背景濃度補償回路における回路図、
第５図は同実施例の背景濃度補償回路の各部信号波形図
である。 １　．２．３．７・・・・・・演算増幅器、Ｒ１−Ｒ６
・・・・・・抵抗器、Ｃ１，Ｃ２・・・・・・コンデン
サ、Ｄ１〜Ｄ４・・・・・・ダイオード、ｖＲ１〜ｖＲ
３・・・・・・可変抵抗器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光電変換により得られるアナログ・ビデオ信号の白信号
   のエンベロープを検出する白エンベロープ検出回路と、
   黒信号のエンベロープを検出する黒エンベロープ検出回
   路と、前記白エンベロープ検出回路の出力と前記黒エン
   ベロープ検出回路の出力に基いて得られた閾値により、
   前記アナログ・ビデオ信号を二値化するようにした二値
   化回路と、前記閾値の上限、下限を設定する限界設定回
   路とを備えたことを特徴とする背景濃度補償回路。