JPS6187025A

JPS6187025A - 法面用ブロツク

Info

Publication number: JPS6187025A
Application number: JP20638984A
Authority: JP
Inventors: Keiji Hiwatari; 樋渡　啓治
Original assignee: TOHO CONCRETE KK
Current assignee: TOHO CONCRETE KK
Priority date: 1984-10-03
Filing date: 1984-10-03
Publication date: 1986-05-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、特に積雪滑動を防止するようにした法面用
ブロックに関するものである。

〈従来の技術及びその問題点〉従来一般に用いられていた法面用ブロックは、その形状
において種々のものが存在したが、ブロック本体の表面
は平滑面をなしていた。したがって積雪の滑動に対して
はほとんど無抵抗の状態になっている。

一般に斜面積雪の滑動は、この斜面の積雪量に大きな関
係を有し、雪の自重と地表面の摩擦抵抗がバランスを失
った時に発生する。それに加えて気温や雪質、さらに斜
面角度等も前記バランスを失う原因になる。

そして前記法面用ブロックは通常はコンクリートで形成
され、このブロックが枠状に設置されているから法枠ブ
ロックと称され、ブロック以外の部分の地表には別途コ
ンクリート打ちをしたり、芝を植えたりするが、これた
コンクリートや芝はもともと非常に摩擦係数が小さく、
特に積雪滑動は顕著となる。

く問題点を解決するための手段〉そこでこの発明は、ブロック本体の合端に連結用鉄筋を
飛出せしめ、正面に突起を配設して、斜面積雪の滑動を
積極的に阻止するようにしたものである。

く実　施　例〉次にこの発明にかかる法面用ブロックの一実施例を図面
にものづいて述べると、ｌは所望形状の法枠用ブロック
本体であり、２はこのブロック本体ｌの合端である。３
はこの合端２に飛出せしめた連結用鉄筋であり、この連
結用鉄筋３は各合端２に飛出するようにブロック本体ｌ
の内部に固定されている。４はブロック本体１の正面に
配設した突起であり、この突起４をブロック本体ｌの正
面に配設するためには、例えば次の如くなす。

すなわち第１図に示すようにブロック本体１における前
記突起４を配設すべき部分に孔５を穿設し、この孔５に
第２図に示すような杭６を挿入し、この杭６は地中に達
するように打ち込み、しかもこの杭６の頭部はブロック
本体１の表面よりも飛出するようになす。

また、第３図乃至第５図に示すようにブロック本体１の
中央部に小径の孔５′を穿設して、この孔５′にアンカ
ー用鉄筋７を挿入し、かつこのアンカー用鉄筋７は地中
に達するように打ち込み、しかもこのアンカー用鉄筋７
はブロック本体１の表面よりも飛出するようになす、し
かし、この場合には、ブロック本体ｌの表面に低い突起
４′を形成しておいて、前記孔５′はこの突起４′にも
通じており、この突起４′にテーパーの貫通孔８を有す
る筒体９をかぶせ、かつ内部の空間内にモルタル１０を
充填せしめて全体として突起４とする。

く作　用〉しかして、ブロック本体ｌを常法によって斜面に並べて
敷設し、これらの各ブロック本体１をその合端２から飛
出している連結用鉄筋３を利用して互いに連結する。そ
の後、杭６をブロック本体１の孔５から打ち込み、かつ
この杭６が斜面の地中につき刺し、この杭６の一部がブ
ロック本体１の正面よりも飛出する位置で打ち込みを終
える。

または、前記ブロック本体１に穿設した小径の孔５′に
アンカー用鉄筋７を打ち込み、これも斜面の地中に達す
るようにつき刺し、かつこのアンカー用鉄筋７の頭部を
ブロック本体ｌの正面よりも飛出する位置で打ち込みを
終え、その後このように飛出する部分に前記筒体９をか
ぶせ、かつモルタル１０を充填する。このようにしてブ
ロック本体１の正面に孔５を形成せしめ、かつこの孔５
は敷設するブロック本体ｌの全部に設けてもよいが、必
ずしも全部でなく、定間隔に配設してもよいのである。

〈発明の効果〉前記のようにこの発明にかかる法面用ブロックによれば
、各ブロック本体は連結用鉄筋にて強固に結ばれている
ため全体としての強度が向上し、特に耐震性に優れたも
のとなるだけでなく、突起を有するので斜面積雪の滑動
を有効に防止でき、しかも前記突起を形成する杭を地中
に刺し込むようになすとブロック本体と斜面との連結も
強固になるなど、その効果はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明にかかる法面用ブロックの実施例を示す
ものであり、第１図（イ）はブロック本体の正面図、同
（ロ）はその底面図、第２図は杭の種類を示すもので、
そのうち（イ）はコンクリート製杭の正面図、同（ロ）
はその平面図、（ハ）はパイプ状の杭の正面図、同（ニ
）はその平面図、（ホ）は断面二字状の杭の正面図、同
（へ）はその平面図、第３図（イ）はブロック本体の他
側を示す正面図、同（ロ）はそ６の底面図、第４図（イ
）は筒体の正面図、同（ロ）はその平面図、第５図はブ
ロック本体、アンカー用鉄筋及び筒体の関係を示す縦断
面図、第６図（イ）は敷設状態を示す正面図、同（ロ）
は同（イ）のＡ−Ａ線拡大断面図である。ｌ・・・ブロック本体２・・・合端３・・・連結用鉄筋４．４′・・・突起５．５′・・・孔６・・・杭７・・・アンカー用鉄筋８・・・貫通孔９・・・筒体１０・・・モルタル９　・・・　１笥　１本１°：′、、、　、ｘ−ＩＬ／　７　Ｌ　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　ヤ）（イ）　　　　　　　
　　　（ハ）　　　　　　　（ホ）（し）　　　　　　
　　　　斗）　　　　　　　（へ）１・・プロ、ダ（体２・・・１°テ瑞３・・・便結用鉄的４４′・・・突起５５　・・・孔６・・・杓１し７・・・７７カー用鉄筋８・・・ｒｆ通孔９・・筒体ｌ　Ｑ・・・モルクル第３図　　第４図

Claims

【特許請求の範囲】１、ブロック本体の合端に連結用鉄筋を飛出せしめ、正
面に突起を配設したことを特徴とする法面用ブロック。２、突起は、ブロック本体に孔を穿設し、コンクリート
製又は鋼製の杭を挿入して形成した特許請求の範囲第１
項記載の法面用ブロック。３、突起は、ブロック本体と同時成型にて一体に形成し
た特許請求の範囲第１項記載の法面用ブロック。４、突起は、ブロック本体の正面に筒状のブロックをモ
ルタルによって連結した特許請求の範囲第１項記載の法
面用ブロック。５、突起は、ブロック本体の正面に低い他の突起を形成
し、この低い突起に筒状のブロックをかぶせ、モルタル
によって連結した特許請求の範囲第４項記載の法面用ブ
ロック。