JPS6185194A - ジニトリルを酵素的に変換する方法 - Google Patents

ジニトリルを酵素的に変換する方法

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JPS6185194A
JPS6185194A JP21627785A JP21627785A JPS6185194A JP S6185194 A JPS6185194 A JP S6185194A JP 21627785 A JP21627785 A JP 21627785A JP 21627785 A JP21627785 A JP 21627785A JP S6185194 A JPS6185194 A JP S6185194A
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mononitrilase
cyanocarboxylic
acid
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dinitrile
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JP21627785A
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スベン エリク ゴツドフレドセン
オートー アンドレセン
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Novo Nordisk AS
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Novo Industri AS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、以下に指称する酵素モノニトリラーゼを用い
て、ジニトリル中の1個のシアノ基のみ又はその内の主
に1個のシアノ基ft選択的に対応するシアノカルボン
酸、シアノカルボン酸アミド、シアノカルビン酸エステ
ル又はシアノカルボン酸チオエステルに変換する方法に
関する。
〔発明の背景〕
ニトリル変換酵素の存在は十分く確立されている。それ
らの内、触媒作用によジニトリルを対応するカルメン酸
に変換するニトリル変換酵素は業界における研究者によ
!1%に十分く研究されている。このような酵素を用い
て行った研究によれば、ニトリル変換酵素によるニトリ
ルの変換は種々の機構により分子レベルで進行する。下
記の図式!は、ニトリルのカルビン酸への変換を説明す
るのに有効とされた仮説に基づく図式である。
図式I (1)        (Ia)       Cm)
上記図式中、Rは基、すなわちニトリルの1Aシを示し
、更に「酵素」は、ニトリル変換酵素を示す。
図式Iに示すように1以下の内容が考えられる。
すなわち、酵素によりて攻撃される式Iのニトリルu、
式1&の一時的スビーシーズ(すeel・畠)K移行し
、これは、水の存在下で、式■のカルIン酸又は対応す
る式■の力にメン酸アミドに分解する書式■のアミドは
引き続き式1mの一時的スビーシーズに変換され、最後
に式■の対応するカル2ン酸に変換される。式■の化合
物から式■の化合物に、式■の化合物から式頂の化合物
に更に式■の化合物から成層の化合物に触媒作用で変換
するニトリル変換酵素は、それぞれニトリルしドラター
ゼ、アミダーゼおよびニトリラーゼとして示される。か
くして、本明細書中で用いられる語句「ニトリル変換酵
素」は、所望にエリアミダーゼを含むニトリラーゼおよ
びニトリルヒドラターゼを含んでなる。
変換の触媒作用を示す酵素に対するニトリルの範囲は、
実際に非常に広い。ヤ2−ギアス(Jallageas
 )等(アドバパイオケミエンジ二ア(Adv、 BI
och*m* Engln**r* ) 14 (19
80)、1頁以降)による、ニトリルの主変換Kf、l
する最近のレビ為−において指摘されるように、いかな
るニトリルも酵素変換全党けるようでちる。また1この
レジ島−にはパシラス(Baelllus )、バクテ
リディウム(Baet@rldlum )、ミクロコツ
カス(Mlarococcos )およびブレビパフチ
リウム(Br5vlbaet@rlum )の種を掲げ
て非常に広範囲の特異性を有するニトリル変換酵素の微
生物源が記載されている。著者は、これらの微生物ニト
リラーゼは非特異的であると信じている。また、微生物
ニトリラーゼがジニトリル中の双方のニトリル基を攻隼
するであろうと考えられている。
同様の記載は、ヤラギ纂アス研究グループによる米国特
許第3.940,316号明細書にも見られる。すなわ
ち、そのグロセスによればニトリルが、ニトリラーゼ作
用を示す細菌を用いて酸に加水分解される。加水分解は
完全に行なわれてbる、すなわちジニトリルは完全に水
解されると述べられている。
更に同研究グループによる類似の記載は、米国特許第4
.001,081号明細書にも見られ、これによれば、
二種の特定のジニトリルがニトリラーゼ作用を有する細
菌を用いて対応するジアミドに変換される、すなわち、
両方のシアノ基が変換される。該明細書中の例6および
1iを参照。
驚くべきことに、以下の内容が見出された。すなわち、
巾広い基質特異性を示す酵素のうち、モノニトリラーゼ
と指称される成る種のニトリル変換酵素が、ジニトリル
中の1個のシアノ基のみ又は主に1個のニトリルを選択
的に変換するために使用できることである。換言すれば
、全ての実際的目的に対し成る覆のニトリル変換酵素は
モノニトリラーゼでおることが見出され更にこの知見に
より本発明の実施は可能となる・ 〔本発明の詳細な説明〕 本発明は、モノニトリラーゼを用いてジニトリルを、対
応するシアンカルがン酸、シアノカルボン酸アミド、シ
アノカルゲン酸エステルまたはシアノカルボン酸チオエ
ステル1こ酵素的に変換し、しかる後所望により目的生
成物を回収する方法を含んでなる。
〔本発明の詳細な開示〕
モノニトリラーゼの多くの微生物源が、本発明方法によ
)用いられるモノニトリラーゼを提供する為使用出来る
。好ましくは、モノニトリラーゼは細菌、真菌又は他の
獣生物により産生される微生物源でちる。例えば、次の
微生物種がモノニトリラーゼの生成に用いられるニ ゲノイドモナス(Ps@udomonas)  rグル
コノバクタ−(Glueonobmet*r ) rア
グロバクテリウム(Agrobaet@rlum ) 
pアセトバクター(^aetobaat@r ) tア
クロモバクタ−(Aehromobaeter ) #
アシネトバクター(Aeln@tobactar ) 
pアルカリゲネス(Alcal1g@nss ) +シ
トロバクター(C1trobaetar)。
エンテロバクタ−(Entsrobaater ) p
エルウインア(Ervlnla ) 、エシェリキア(
E@ch*richia ) *クレプシx 、y (
Klebslslla ) zプ0ffpス(Prot
@us ) 、セレイシア(5srratia ) e
ヤルシニア(Y*ra1nja ) 、クロモバクテリ
ウム(Chrornobact@rium ) *アエ
ロモナス(A@romonam)。
ビブリオ(N’1brlo ) pフラIバクテリウム
(F1avobact*rlu+n ) pミクロコツ
カス(Miarococeus ) *スタフィロコッ
カス(5taphyloaoeaus ) tストレプ
トコッカス(8tr@ptocoecus ) #バチ
ラス(Bacillus )#クロストリジウム(C1
ostri旧am)、ラクトパテラス(Laatoba
aillus ) rす&  :I7ストツク(L@u
eonomtoc ) pブレビバクテリウム(Br5
vlbaat@rium ) Fセルロモナス(C@1
1ulomonaa ) rコリネバクテリウム(Co
ryn@baaterlum ) 、ミクロバクテリウ
ム(Microbaatarlum ) wプロピオニ
バクテリウム(Proplon1baet@rlum 
) 、 wイコパクテリウム(Mycobact@rl
um ) *ストレプトマイセス(Streptomy
eem ) yパクテリジウム(Bact@rldiu
m)。
カエトメラ(Cha@tam*lla ) vセグトリ
ア(8@ptorim ) 、ディプロプイア(Dip
lodim )。
アルトロバクター(Arthrobact*r ) 、
ノカルジア(Nocardla ) tステニフイリク
ム(St@nphyl 1m)*トリログシス(Tor
ylopmlm ) *フ< −−r(phocna)
コノチリウム(Conothyrlum ) 、 マイ
ロセリウム(Myroth@clum ) pペスタロ
チア(PIatalotl&)。
メランコニウム(M・ranconlum ) 、エビ
コツカム(Epicoecum ) 、ペニシリウム(
P@nlcllllum)yアスベルギリエウム(Am
parglllum ) pセベドニウム(S*ped
onlum ) v 7シジウム伊ugldlum)+
オイジオデンドo ン(01dlod@ndron )
 、 セフ 70スポリウム(Caphaloapor
lum ) 、 ス:+2リオグシス(5copula
rlopsls ) l /’エシロマイセス(Pa@
cilomycss ) #ペルティシリクム(V@r
ticilllum ) e トリコセシウム(Tr1
coth*cim)。
グル2リア(Pullularim ) 、 モノトス
Iう(Monotospora ) 、クラドスポリウ
ム(Cladosporium ) e ヘルミントス
ポリウム(H@1m1nthospor1t+m ) 
eクラドスポリウム(Chrysosparlum )
 、 CIドトルラ@hodotorula)。
り四エクレク(Klo@ek@ra ) 、ジオトリチ
ウム(G@otrlahum )及びフサリウム(Fu
smrlum)の種、アグロパクテリウムラディオパク
ター(Agrobaet*rium radlobac
ter ) 、グソイドモナスアエロギノサ(Pseu
danonis aeroginosa ) 、グツイ
ドモナスフルオレセンス(Paeudomonasfl
uorsscens ) pグンイドモナスグチダ(P
seudomonas putida ) 、コリネバ
クテリウムニトリロフィラス(Corynebaate
rlumnltrllophllus ) y :ff
リネパクテリウムグソイドノ7テリカム(Coryne
bacterlumpseudodlphterltl
eum ) eノカルジ70トコ2ス(Nocardl
a rhodochrous ) 、エスシェリシイア
コリー(Eacheriehla call ) 、 
二&−aスIラクIffyす(Neurospora 
crania ) +2テラスシルペストリス(Lat
hyrus sylvastrlm ) 。
ラテ2スオドラタス(Lathyrua odoraL
us ) *ピシアビロサ(Vlcla Villoa
a )の菌株A4(う〆ラトリイオツマイクロバイオロ
ジイ(以下ムリと称する)K寄託、オランダ国、第LM
D 79 、2のもと、更に1985年4月12日にナ
シ■ナルコレクシ冒ンオプインダストリイバクテリア(
以下NCIBと称する)に第12070号として寄託さ
れた)、菌株N−771,N−744及びN−775(
それぞれファーメンテイタ1ンリサーチインステイテ1
−ト(以下FBIと称する)、日本に第4445号、第
4446号及び第4447号として寄託された)及び菌
株1332(セントラ−ルビ島−ローフす−ルジーメル
カルチエレス(以下CBSと略す)、オランダ国に寄託
)、R340(CBSA495.74)、R341(’
CB84496.74)、A111(CBS扁497.
74)。
B 222 (CB8扁498.74)、A112゜A
13.Al41.Al42.B211.B212゜B2
21 *C211(CB8A499.74)#R21,
R22,R311,R312(CBSJi717.73
)及び米国特許4,001,081明細書に記載された
R331.1985年4A12日に、CB8496.7
4.494.74.495.74 。
717.73,498.74及び497.74のもとで
寄託された菌株はそれぞれ、NCIB12067から1
2073のもとて再寄託された。
本発明グロセスに使用する特定のニトリル変換酵素の適
合性線、高圧液体クロマトグラフィー(以下HPLCと
略す)、ガス液体クロマトグラフィー、核磁気共鳴(以
下NMRと略す)スペクトロスコピイー又は他の分析技
術、例えば反応中に放出されたアンモニアの検出によ)
、変換されるジニトリルの触媒作用によるひ素変換を監
視することにより試験出来る。特定のジニトリル中のシ
アノ基の一個のみを攻撃するニトリル変換酵素はモノニ
トリラーゼである。又、一定期間内に、特定のジニトリ
ル中のシアノ基の一個のみを攻撃するニトリル変換酵素
は、本発明の実施に適当である。
更に、特定のジニトリル中のシアノ基の一個を優先的に
加水分解し更に、一定期間内に、小程度に、例えば25
チ以下、好ましくは5%以下に第一のシアノ基が変換さ
れる時間までに第二のシアノ基をも攻撃するニトリル変
換酵素も又、本発明の実施に使用出来る(この様な場合
において、目的化合物(式V)の14製はよシ困難にな
るけれども)。
この様なニトリル変換酵素は、実際問題としてモノニト
リラーゼであシ、更に本発明中核酵素が本発明方法に必
要なモノニトリラーゼ特異性を有するとb5理由でモノ
ニトリラーゼとみなす。上記説明に従い、モノニトリラ
ーゼは所望によりアノダーゼに含むモノニトリルヒドラ
ターゼをも包含する。
本発明方法で用いられるモノニトリラーゼ製剤は、ジニ
トリル中に存在するシアノ基の一個のみ又は主に一個を
カルざン酸基、カルボン酸アミド基、カルメン酸エステ
ル基、又はカルボン酸チオエステル基に変換し得るいか
なる製剤をも含む。
モノニトリラーゼ製剤は高純鹿にml!!したモノニト
リラーゼ、微生物から単離した粗製酵素、該微生物の破
壊細胞又は無傷細胞である。公知方法により容易に調製
出来る固定化形態でモノニトリラーゼを用いることが有
利である。モノニトリラーゼは又、天然の#素よシもよ
シ安定性及び活性を示すような化学的に変性された形態
で用いることが出来る。
ニトリル変換酵素は幅広い特異性を示す。又、モノニト
リラーゼは本発明によるジニトリルの所望の変換に広く
適用出来る。
更に詳しくは、次式■: NC−X’−X2−COR’  (す 【式中、R1は−NR2R3,−0R2または−SR2
(ここで、R2およびnsは同一でも異っていてもよく
、それぞれ水素、低級アルキル、アリールまたはアリー
ル(低級アルキル)を表わす)を表わし、さらにXlお
よびX2は同一でもまたは異っていてもよく、それぞれ
1flffi、2種またはそれ以上の次の基:ヒドロキ
シ、アミノ、カルボキシ、ニトロ、シアノ、アリール、
低級アルコキシ、低級アルキルチオまたは低級アルキレ
ンによりて置換されることのできる直鎖または分枝鎖の
アルキレンまたはアリーレンを表わす、但し更にX2は
原子価結合であってよい) で表わされるシアノカルボン酸、シアノカルボン酸アき
ド、シアノカルボン酸エステルおよびシアノカルピン酸
チオエステルは、次式■:NC−X’−X2−CN  
      QV)(式中 xjおよびX2はそれぞれ
先に定義した意味を有する) で表わされる対応するジニトリル中のシアノ基の1方の
み又は主に一方をモノニトリアーゼにより変換できる。
式■及びVの化合物中の幾つかの置換基又は置換基の一
部に関連して用いられる語句「低級」は、好ましくは六
個の炭素原子を含有するような基、好ましくは四個の炭
素原子を有する基を示す。従って、低級アルキルは、好
ましくはメチル、エチル及びグロビルである。アリール
は、好ましくはフェニル又はナフチルである。アリール
(低級アルキル)は、好ましくは、ベンジルである。低
級アルキレンは、好ましくは、メチレン、エチレン、グ
ロビレン及び1.4−ブチレンである。低級アルコキシ
は、好ましくはメトキシ及びエトキシである。低級アル
キルチオは、好ましくはメチルチオ又はエチルチオであ
る。アリーレンは、好ましくHlo−1m−及びp−7
エニレンである。好ましくは Xi又FiX2で示され
るアルキレン残基は22個以下の炭素原子、好ましくは
18個以下の炭素原子を含有する。
式■のジニトリルの特異的でかつ好ましい例は、1.5
−ベンチレン又はエチレンでf換出来るマロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸及びアジピン酸のジニトリルである。
本発明方法は、ジニトリル(式■)の溶液、例えば水溶
液管モノニトリラーゼで処理することにより行うことが
出来る0反応媒質(溶解した?2ニトリル(弐■)の濃
度は、必要に応じ希薄溶液から高濃度に変化し得る。有
機溶剤は反応混合物に添加することが出来るし、或いは
又酵素反応は例えば純粋な出発原料〔式■〕又は出発原
料(弐■)及び有機溶剤の混合物から成る、本質的に水
が存在しない雰囲気下で行うことが出来る。有機溶剤は
、とりわけジオキサン、ジメチルスルホキシド又はN、
N−ジメチルホルムアミドであ夛、これ等は例えば30
/70 (容−#、/答りで水と混合出来る。一時的ス
ピーシーズ(式1m及び(la )は、水以外のヌクレ
オフィルズ、例えばアルコール、チオール及びアミンの
攻撃により、対応するカルピン酸中量体、例えばエステ
ル、チオエステル及びアミドを与える。アルコール、チ
オール又はアミンの存在下で本発明方法を行うことKよ
シーカルボン酸アミド、カルメン酸エステル又はカルダ
ン酸チオエステルを合成出来る。
好都合には、酵素変換は例えば、HPLC,ガス液体ク
ロマトグラフィー、島迅スベクトロスコビイにより、又
はアミダーゼ又はニトリ2−ゼを用いる場合、アンモニ
アの測定により反応混合物のアリクr−)を分析して追
跡出来る。反応は例えば酵素を除去することによ)、反
応混合物を加熱することにより又は例えば塩酸を用いて
例えば約1の声値Ki!性化することにより所望時間で
停止される。かくして決定された反応時間は1時間未満
から数時間に亘り更に反応混合物のμ値を調節し更に反
応混合物を攪拌するのが好ましい。しかる後、目的化合
物(式V)を所望によりそれ自身公知の方法、例えば濾
過又は遠心分離によ〕モノニトリクーゼを除去した後、
それ自身公知の方法で単離される。
好都合な反応温度は約O〜50℃、好ましくは約30〜
40℃の範囲内である。好都合KFi、反応媒質のμ値
は約4.5〜10.5、好ましくは約6〜9の範囲内で
ある。
得られる収率は、とシわけ用いる酵素及び基質の濃度、
反応媒質の温度及びμ値並びに反応時間に依存する。
本発明の好ましい利用は、イグシロンーカグロ2クタム
の調製に関連し、これはナイロン6の製造に用いられる
。本発明方法により、アジピン酸ジニトリルはアジピン
酸モノニトリルに変換出来る。後者の化合物は公知の方
法により6−アミノ−n−カブロン酸に水素添加され、
これは引き続き公知の方法により脱水されてイグシpン
ーカグロ2クタムとなる。択一的に1本発明方法により
、アジピン酸ジニトリルは、対応するシアノカルボン酸
アミド、エステル又はチオエステルに変換され、これは
水素添加され更に引き続き環化されイプシロンーカグロ
2クタムとなる。全く同様に、他のツクタムが対応する
ジニトリ、ルから得ることが出来る。
更に本発明の好ましい利用は、キラーレ(ehiral
・)化合物のII!衷にある0式■のグロキツーレ(P
roah1ralコ)物質は、本発明方法によ)、式V
のキ2−レ生成物に変換出来る。例えば、マロン酸ジニ
トリル又は関連した脂肪族ジニトリルのプロキラーレノ
アルキル化誘導体は、本発明方法により対応するキラー
レモノシ7ノ化合物に変換される。
本発明方法を更に次の実施例で説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。実施例は本発明方法の好
ましい幾つかの態mを例示するものである0名称の後の
記号TMはそれが商標であることを示す。
〔実施例〕
例1 コニカル形状振とうフラスコに装入したイブトン(6f
/J )、ペグティカーゼ(4P/I )、牛肉エキス
(1,5f/J)、酵母エキス(3P/l )及びグル
ツース(10F/J)を含有する局地500−に、菌株
B 222 (CBS扁498.74、米国特許明細i
t4.o o 1.o s 1に言及されている、この
菌はブレビバクテリウム(Br・マlbacterlu
m)と指体されているが、それはロドコッカス(Rho
doeoeeum )としても分類されている)の24
時間培養菌10−を接種した。培養物を37℃で24時
間軌道を画く振とうによりインキエペートした。得られ
た菌体を遠心分離によ〕単離し、pH7,0の0.1M
ホスフェート緩衝液100一部で三回洗浄し、最終的に
10m1の該緩衝液に懸濁させた、酵素的に活性な細胞
集団懸濁液を、−7の0、1 Mホスフェート緩衝液に
溶解した800mMアジぎン酸ジニトリル15NtK溶
解した。得られた反応混合物を22℃で三時間攪拌し、
ジエチルエーテル三容積で抽出し、1M燐酸を添加して
酸性にし次いでジエチルエーテル三容状で抽出した。
−緒にしたエーテル相を食塩水で洗浄し、伝記ナトリウ
ムで乾燥し次いで真空中で乾燥し収率90チでシアノカ
ルボン酸を得た。生成物はシリカゲルグレートを用いた
薄I5クロマトグラフィー法により均質なものとして判
定され更にシアノカルボン酸の標品のIRスイクトルと
同一のスイクトルを示した。
例2 p)+7の0.1 Mホスフェート緩衝液に溶解したゲ
ルタン酸ジニトリル30 mM 溶液を、モノニトリラ
ーゼ細胞集団生成物を用いて例1に記載したと実質的に
同様な方法で処理した。反応混合物中のアンモニアの放
出を、監視し次いでモノシアノカルボン酸の変換が完結
したと判断した時、酵素反応を、1M塩酸を添加して反
応混合物の−1−1に低下せしめることKよ)停止させ
九。不溶性物質を、遠心分離により反応混合物から除去
し、しかる後反応生成物をノエチルエーテルを用いて連
続的に抽出することによ)混合物から除去した。最後に
反応生成物のエーテル性m液を硫酸ナトリウムで乾燥し
次いで真空中で乾燥し目的のモノシアノモノカルボン酸
を収率75チで得た。
例3 0、1Mホスフェート緩衝液(PHニア)に溶解したマ
レイン酸ノニトリル30raM溶液を、例2に記載した
と同様にモノニトリラーゼを用いて処理した。酸性化し
次いで塩化す) IJウムで飽和しに後、反応混合物音
クロロホルムで連続的に抽出することKよム反応生成物
を単離した。用いたクロロホルムを連続的に蒸発させ目
的のモノシアノモノカルメン改を収率60チで得た。
例4 20チのジオキサンを含有する、−7の0.1 Mホス
フェート緩衝液に溶解したセパシン酸ノニトリル10m
M溶液を、例1に記載したと同様にモノニトリラーゼを
用いて熟埋した0例2で記載した如く単離した反応生成
物は、この化合物の標品と比較して目的モノシアノモノ
カルボン酸であることが判明した。70チの収率が得ら
れた。
例5 20%のジオキサンを含有するホス7エー)1衝液(0
,IM、PH7)に溶解した1、4−ノシアノベンゼン
(10mM )を、例1に記載したと同様にモノニトリ
ラーゼを用いて処理した。触媒作用による酵素変換の過
程を、HPLCを用い15分毎に反応混合物を分析する
ととくより監視したe目的のモノシアノモノカルボン酸
への変換が最適であると判断され九時、反応を1M塩酸
を用いて酸性化することにより停止し、しかる後側1で
記載したと同様に処理し65チの収率で目的生成物を得
た。
例6 3.3−ジメチルグルタル酸ジニトリル1に1例IK記
載した手順と同様にモノニトリラーゼを用いて処理し、
85俤の収率で3,3−ジメチル−4−シアノ酪酸を得
九。
例7 3−メチル−3−ヒト筒キシグルタル酸ジニトリルを、
例2で記載したと同様にモノニトリラーゼを用いて処理
し、65%の収率で目的の3−メチル−3−ヒドロキシ
−4−シアノ酪酸を得た。
以下令白 例8 3−エテに−3−アミノグルタル酸ジニトリルを、例7
に記載したと同様の方法で変換し、3−ニブル−3−ア
ミノ−4−シアノ酪#Rを収率55饅で得た。
例9 a)  100 PPmのモノフルオロアセタミドを補
った、例1に記載の培地で菌株B222を培養しな。1
4日後、得られた菌株を例IK七記載たと実質的に同じ
条件で単離し、次いで引き続き−7,5の10mMの炭
酸水素アンモニウム緩衝液に溶解した0、4Mアジ?ニ
トリル溶液1,000+tに添加した。反応混合物のア
リクオートを5分間毎に集め次いで逆相ス7エルコ(S
upheleo)”C−18カラム及び−7のio−緩
衝液から成る溶離剤を用いたHPLCKよシ分析した。
25分後、反応混合物は99.5 %の収率に相当する
竹のアジポニトリルのモノアミド誘導体を含有すること
が見い出された。直ちにモノニトリラーゼを反応混合物
から濾過法により除去し、しかる後得られ7tffi液
を凍結乾燥し目的の5−シアツインタン酸アミドを収率
98−で得た。化合物はHPLC及び薄層クロマドグ2
フイーにより判断して均質でろ9更にこれ等のテストに
おいて、目的化合物の標品と同一の性状を示した。
b) 先に記載した如く(但し反応時間は25分の代ル
に3時間である)して得られたブレビバクテリウム(B
revibact@rium )酵素を用いて7ノ?ニ
トリルと反応させ、5−シアツインタン酸アミドを得た
例10 グルタル酸ジニトリルを例9で記載したと同様の方法で
処理し、対応するモノアミドモノシアノ化合物を収率9
5チで得た。
例11 セパシン酸ジニトリルを、例9で記載したと同様の方法
で対応するモノアミドモノシアノ誘導体に変換した。7
5チの収率が達成された。
例12 3−メチル−3−ヒドロキシグルタル酸ジニトリルを例
9で記載したと同様にモノニトリラーゼで処理し、3−
メチル−3−ヒドロキシ−4−シアノグルタル酸を収率
80チで得た。
例13 例9で記載した如く得られたモノニトリラーゼ7A′:
A品を、アルギン酸ナトリウム3チ水溶液に懸濁した。
得られた懸濁液を、0.1M塩化カルシウム水溶液に滴
下して移した。得られたペレットを一塩化カルシウム溶
液中で3時間攪拌し、引き絖き0.9%の塩化カルシウ
ムを含有する水で数回洗浄した・次いで固定化モノニト
リラーゼをカラムに充てんし次いでアジポニトリル(0
,4M)及び炭酸水素ア/モ−ラム(5m1il、 r
)17.5 )’に含有する水溶液を、得られた酵素反
応器内を通過させた。
反応器からの溶出液のサンプルを、例9で用いた方法に
よりHPLCで分析し次いで反応器内の流量を95チの
目的モノアミドモノシアノ化合物の収率が確保出来るよ
うに調節した。
例14 ニトリラーゼ調製品を例IK記載と同様KNCIB12
067から得た。得られた酵素的に活性な細胞を、室温
で有効に攪拌した10mMホスフェート緩衝液に溶解し
たアジポジニトリル30 mM 溶液中に懸濁せしめた
。加水分解反応の過程を、HPLCにより監視し、これ
はモノアミド化合物の収率が97チ収率であることを示
し念。
例15 例14で記載した如く得られた酵素調製品を、10mM
ホスフェート緩衝液に懸濁させ、これに純粋なアジポジ
ニトリルをニトリル及び水相の二相系が得られるまで添
加した。次いで混合物を充分に攪拌し水性酵素含有相中
でジニトリルを乳化せしめた。反応混合物のアリフォー
トを例9に記載した如く分析した。通常の処理を行い、
目的のモノアミドを収率76チで得た。
例16 例14で記載した如く得られた酵素調製品を用いて、マ
ロン酸ジニトリルを例3で記載したと同様の方法で対応
するモノシアノモノカルrン駿に変換せしめた。
例17 例14で記載した酵素調製品及び例6で説明した手順を
用い、3.3−ジメチル−4−シアノ酪酸を70チ収率
で得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジニトリルを、対応するシアノカルボン酸、シアノ
    カルボン酸アミド、シアノカルボン酸エステルまたはシ
    アノカルボン酸チオエステルに変換する方法であって、
    ジニトリルをモノニトリラーゼで処理し、しかる後所望
    により目的生成物を回収する、前記方法。 2、シアノカルボン酸、シアノカルボン酸アミド、シア
    ノカルボン酸エステルまたはシアノカルボン酸チオエス
    テルが次式V: NC−X^1−X^2−COR^1M(V){式中、R
    ^1は−NR^2R^3、−OR^2または−SR^2
    (ここで、R^2およびR^3は同一でも異っていても
    よく、それぞれ水素、低級アルキル、アリールまたはア
    リール(低級アルキル)を表わす)を表わし、さらにX
    ^1およびX^2は同一でもまたは異っていてもよく、
    それぞれ1種、2種またはそれ以上の次の基:ヒドロキ
    シ、アミノ、カルボキシ、ニトロ、シアノ、アリール、
    低級アルコキシ、低級アルキルチオまたは低級アルキレ
    ンによって置換されることのできる直鎖または分枝鎖の
    アルキレンまたはアリーレンを表わす、但し更にX^2
    は原子価結合であってよい} を有する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、目的生成物(式V)のシアノ基がモノニトリアーゼ
    により実質的程度に変換される前に、変換を中断する、
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法。 4、25%以下、好ましくは5%以下の目的生成物(式
    V)が変換される、特許請求の範囲第1項から第3項ま
    でのいずれか1項に記載の方法。 5、ジニトリル(NC−X^1−X^2−CN(式IV)
    )がプロキラーレであり目的生成物(式V)がキラーレ
    である、特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれ
    か1項に記載の方法。 6、モノニトリラーゼが微生物源、好ましくは細菌源で
    ある、特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか
    1項に記載の方法。 7、モノニトリラーゼが固定化酵素である、特許請求の
    範囲第6項記載の方法。 8、モノニトリラーゼが、NCIB12067又はNC
    IB12072をもって寄託された菌株から産生される
    モノニトリラーゼの化学的および免疫学的性質と本質的
    に同一の性質を示す、特許請求の範囲第1項から第7項
    までのいずれか1項に記載の方法。 9、次式Va: NC−(CH_2)_4−COR^^1(Va)(式中
    、R^1は特許請求の範囲第2項で定義した意味を有す
    る) の化合物から得られる場合のナイロン6であって、該化
    合物が特許請求の範囲第1項から第8項までのいずれか
    1項に記載の方法によって得られている、前記ナイロン
    6。 10、特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれか
    1項に記載のシアノカルボン酸、シアノカルボン酸アミ
    ド、シアノカルボン酸エステルまたはシアノカルボン酸
    チオエステル。
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