JPS6185170A - 卵粉 - Google Patents

卵粉

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JPS6185170A
JPS6185170A JP59205689A JP20568984A JPS6185170A JP S6185170 A JPS6185170 A JP S6185170A JP 59205689 A JP59205689 A JP 59205689A JP 20568984 A JP20568984 A JP 20568984A JP S6185170 A JPS6185170 A JP S6185170A
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JP
Japan
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egg
yolk
powder
liquid
albumen
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Pending
Application number
JP59205689A
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English (en)
Inventor
Toshio Wakamatsu
利男 若松
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は常温において長期保存しても、異臭の発生のな
い卵粉に関する。
〈従来の技術〉 全卵液、卵黄液、混合卵液(卵白液のみの場合を除く)
等の卵液を原料として、卵黄分を含んだ卵粉を製造する
には、原料卵液を噴)−乾燥。
凍結乾燥、・母ンドライ方式等の乾燥によっている。こ
−のようにして製造された卵粉は、食品加工用原料とし
て1例えば練製品、rル状食品(プリン、卵豆g) 、
X!類、飲料等に広汎に利用されている。
く当該発明が解決しようとする問題点〉しかし、卵黄分
を含んだ卵粉は保管したり、運搬する間において常温に
保たれると、卵黄分が原因で褐変じたり、異臭(例えば
生臭い、魚臭、腐敗臭)が発生したりしてしまう。この
現象は、夏季など、30〜40℃の高温に保たれた場合
、特に著しい。そこで、従来では、卵黄分を含んだ卵粉
を低温保管したり、あるいは当該卵粉がメーラード反応
を起こし褐変化するのを防止するため脱糖処理すること
としている。
しかしながら、低温保管は設備等にコストがかかりすぎ
るうえ褐変防止効果が十分ではなく。
また脱糖処理を施しても褐変は防止できるものの、異臭
の防止はできなかった。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者は卵黄分を含んだ卵粉の異臭について研究を重
ねたところ、卵黄9中に含1れる特定の蛋白質と脂質が
分解することにより生ずるアルデヒド類とピラジン類が
異臭成分であり。
この二成分の相乗効果により卵粉特有の異臭が発生する
ことを発見した。この発見は次の実験に基づくものであ
る。即ち、40°Cで1か月保存した卵黄粉の揮発性成
分について、GC(ガスクロマトグラツイーン−MS(
買被分析計)パターンを取ったところ、第1図〜第4図
に示す結果を得た。図中に示すように、現われたピーク
に順に連続番号を付したー、これらのピークが示す化合
物について約3万件のデータより検索したところ、ピー
クの番号1,6,10,32.42はいずれもアルデヒ
ド類に属し、また、ピーク番号13.16,17,20
,22.25はいずれもピラジン類にtメする化合物で
あることが判明した。詳細はN−1に示す通りである。
更に、これらのアルデヒド類、ピラジン類の臭について
、単独で官能試駆を行ったところ卵粉の異臭と類似せず
アルデヒド類とピラジン類の相乗効果により異臭が発生
するものと結論づけることができた。
斯かる新規な知見に基づき、本発明者は抗酸化物として
ビタミンE、C,BHA等を卵黄粉に添加して卵黄の蛋
白質や脂質の分解を抑制することによりピラジン類、ア
ルデヒド類の発生を防止することを試みたが、異臭を防
止することができなかつたのに対し、酸性プロテアーゼ
処理した卵白分解物を卵黄粉に添加することにより異μ
の発生を防止できることを確認し1本発明を完bkする
に至ったものである。即ち1本発明の目的は常温にをい
て長期保存しても異臭の発生しない卵粉を提供すること
にあり、その目的を達成する本発明の構成は卵黄分を含
んだ卵粉中に酸性プロテアーゼ処理された卵白分解物を
含有させたことを特徴とするものである。
酸性グロテア〜ゼ処理とは、卵白液にクエン酸やリンゴ
C没等の酸性物質を添加してそのpHを酸性域に調整し
た後、被プシン・レンニンの他すゾーゲス属の産生ずる
酵素等の酸性域にて活性なプロテアーゼを加えて酵素処
理し、卵白の蛋白質をベグトンの単位まで分解すること
をいう。
酸性プロテアーゼ処理によって得られる卵白分解物の分
解率は、10〜40チであることが望ましい。分解率が
10%未満であると卵粉の異臭発生防止効果が十分では
なく、また40チを越えると分解臭が発生する傾向とな
り好すしくないからである。尚、ここで分解率とは、卵
白の蛋白質のうち何チが分解してベグトンになったかを
示す数値をいうつ また、卵粉中における卵白分解物の含有量は、固形分0
度で卵粉中に含まれる粉黄分100部(重t%をいう)
に対して3〜6部であることが望ましい。含有に’(が
3部未満であると卵粉の異臭発生防止効果が十分でなく
、また、6部?越えると折角の卵粉が卵白分解物の風味
のものとなってしまい好ましくないからである。尚。
ここで固形分濃1・天とは卵粉中の卵黄分や卵白分解物
を完全に脱水した場合の型骨をいう。
本発明の卵粉は、卵黄を含んだ卵液(又は卵粉)と上述
の卵白分解物(液状)を原料として、常法により適宜製
造することが出来るが1代表的な製法を述べると次のと
おりである。
まづ卵白と卵黄からなる卵液(卵黄のみからなる卵液で
も差し支えない)に、上述の卵白分解物全添加してよく
攪拌混合する。次に上記卵液をスプレードライ・フリー
ズトライ ・ドラムドライ等の乾燥法により乾燥すれば
、目的とする卵粉を得ることができる。尚、卵白と卵黄
からなる卵液(又は卵黄のみからなる卵液)と卵白分解
物とを予め別々に常法により乾腑しておき、乾燥したも
の同士を混合する方法を採用することもできる。−1 く作 用〉 卵黄分を含む卵粉に酸性プロテアーゼ処理された卵白分
解物金含有させると卵粉のPHが下がり、卯粉の酸化防
止に効果がある。同時に卵白分解物の主成分である被ブ
タイドが、卵黄分の蛋白質と脂質が分解してアルデヒド
畑やビラノン類の発生するのを抑制することとなる。こ
のように、酸性プロテアーゼ処理された卵白分解物は、
他の抗酸化剤と異なり、酸化を防止するだけでなく、ア
ルデヒド類やピラノン類の発生防止に直接効果があるっ
更に、被ブタイドは卵扮の蛋白質の変性を防止するので
、本発明の卵粉は長期間保存しても乳化力、溶解性1色
調等の諸性質が(製造直後のそれと有意差がない程に)
維持される。
〈実施例〉 実施例1 乾燥卵白962に蒸留水704 rk加え、スターラー
で攪拌し、12%(w/w)卵白溶液(pi(6,92
)を調整した。この溶液に結晶のクエン酸を10.8F
添加してpHを3,83に調整した。さらに酸性プロテ
アーゼ(長潮産業(抹)製、 l0XIOAPUN)を
0.4f加え、50℃に加温し、スターラーで攪拌しな
がら4時間酵素処理した。処理後、直ちに凍結乾燥して
卵白分解物とした。
この卵白分解物の分解率は35チであった。分解率の測
定は以下の実施例においても同様で次のように行った。
卵白分解物52を5−の20%(W/V) )リクロル
酢]ツ(TCA)に加えて振盪後、P紙(東洋濾紙醜2
)で濾過し、次いで残渣を蒸留水で洗い涙液を20−に
定容し、その一定う1を湿式分解した、F液中の窒素は
ネスラー法によって定量し、濾過前の全窒素に対するl
O%TCA可溶性窒素の割合をもって分割率とした。
引き続き、生卵黄液500fに蒸留水250?を加え攪
拌し、さらに卵白分解物を28.9F 、蒸留水を50
C1,塩化ナトリウムを17.51加えて攪拌後スプレ
ードライして卵粉を製造した。
実施例2 酵素処理時間を15分とした以外は上記実施例1と同様
の手順により、分解率8.4チの卵白分解物全潰り、こ
れを用い、実施例1と同様にして卯粉を製造した。
実施例3 生卵白1に9を沸騰水中で30分間加熱して凝固させた
後、荒く砕いてからユニバーサルホモノナイザ−(日本
精機(沫)製)で5分間ホモソナイズした。このスラリ
ー(pH= 9.02) 800Fに蒸留水’(r40
05’加えさらに結晶のクエン酸を加えpHを3.85
に調整した。この懸渇液に酸性プロテアーゼを0.82
加え、50℃に加温しながラオーバーへッドスターラー
で4時間攪拌シタ。
酵ぶ処理後、直ちに凍結乾燥して卵白分解物とした。こ
の卵白分解物の分解率は35俤であった。引き続き、卵
白を含まない生卵黄液600yに上記卵白分解物を34
.75’加え、さらに蒸留水1200Fと塩化ナトリウ
ム212金加え攪拌後。
スプレードライして卵粉とした。
比較例1 生卵黄液500f’に生卵白液を241F、蒸留水を7
Ft8f、塩化ナトリウムを17.55’加えて攪拌後
スプレードライして卵粉とした。
比較例2 生卵fC液5002に蒸留水を788 F、塩化ナトリ
ウムを17.5F加えて礎拌後スゲレードライして卵扮
とした。
比較例3 市販の卵黄粉を数種類用いた。尚、以下に述べる結果は
いずれの市販品も同様であったので、そのうちの1つを
代表して示す。
品質試験 上記実施例1,2.3及び比較例1,2.3に係る試料
502をポリ袋(3Qcmx 15CI11.厚さ0 
、1 i二F、 )に取り、ヒートシールした後、40
℃で1力月保任したものの乳化力と臭いについて次の様
に試憶した。まず、乳化力については、水分が48t?
6になるように水戻しした卵黄スラリー201と蒸留水
24fを3クオートのボウルにとり、ホバートミキサー
を用い、N[L3のスピードで1分間攪拌し、更に同速
度で攪拌しながら大豆油を100me/分の速度で注入
し、転相するまでに注入できた大豆油の箭をもって乳化
力とした1、この結果を保存前の乳化力と共に表−2に
示す。
表−2 表−2に示す結果から明らかなように、実施u11.2
.3は比較列1.2’、3に比べて、高温での長期保存
前後における乳化力の低下が格段に小さく、特に実施例
1,2は逆に乳化力が向上した。
一方、臭いについては、−20’Cで保存しておいた卵
黄粉(卵白分は含まず)を基偵として。
40℃、1力月保存後の実施例1,2.3及び比較例1
,2.3に係る試料の臭いについて10人のノやネラー
により採点した。基準に比べ(1)差がない(0点) 
、 (21わずかに異臭が感じられる3、3点、(3)
かなりのFl!−具がする(6.6点) 、 (4)著
しい顕臭がする(10点)全もって評点とし、5人の評
点の平均値をもって臭いの評点とした。
この結果を得−3に示す。
表−3 表−3に示す結果から明らかなように、実71!i例1
.2.3は比較ヅil、2.3に・鮫べ、高温で長期保
存しても、異臭のゾロ生が少く、特に実施例1,2はほ
とんど異臭が発生しなかった。
〈発明の効果〉 以上、ソコ施例に基づいて詳細に説明したように、本発
明の卵粉は酸性プロテアーゼ処理されたil[l自分解
物を含有するので、pHが低く酸化しにくいと同時に、
卵白分解物の主成分である被デタイドがアルデヒド項や
ピラノン角の発生を抑+j、ilするので、長期間保F
T、シても異ルーの発生がなく、かつ乳化力、溶解P!
h 、色調が製造直後のそれと何ら遜色がない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はいずれもG C−M S ”ターンを
示すグラフであり、グラフの縦軸は検出器の対応波長を
、横軸はサンプルの保持時間(分)を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)卵黄分を含んだ卵粉中に酸性プロテアーゼ処理さ
    れた卵白分解物を含有させたことを特徴とする卵粉。
  2. (2)卵白分解物の分解率を10〜40%としたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の卵粉。
  3. (3)固形分濃度で卵粉中の卵黄分100部に対して卵
    白分解物を3〜6部含有させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の卵粉。
JP59205689A 1984-10-02 1984-10-02 卵粉 Pending JPS6185170A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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