JPS6184347A - 内燃機関用中空弁 - Google Patents

内燃機関用中空弁

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JPS6184347A
JPS6184347A JP19998284A JP19998284A JPS6184347A JP S6184347 A JPS6184347 A JP S6184347A JP 19998284 A JP19998284 A JP 19998284A JP 19998284 A JP19998284 A JP 19998284A JP S6184347 A JPS6184347 A JP S6184347A
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JP
Japan
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weight
valve
valve body
less
plug
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JP19998284A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takagi
高木 喜昭
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Al発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、排気弁および吸気弁として用いられる内燃機
関用中空弁、特に弁本体を傘部と該全部に連設される軸
部とより構成し、前記弁本体に前記傘部の端面より前記
軸部まで延びる盲孔を設け、該盲孔の開L1部を前記傘
部に溶接される栓体により閉鎖したものの改良に関する
前記中空弁は軽量であるから動弁系の慣性質量を減少す
ることができ、これにより内燃機関の回転数を上昇させ
てその出力を向上させることが可能となる。前記中空弁
を熱負荷の高い排気弁として用いる場合、その弁の熱伝
導性を向−卜させる必要があるときは盲孔内にNa等の
熱伝導性の良好な熱媒体が封入される。
(2)従来の技術 前記中空弁において、その弁本体と栓体との熱膨張率の
差が大きいと、溶接作業における加熱冷却により発生し
た内部応力および機関の連転、停止における加熱冷却の
繰り返しにより発生した熱歪によって弁本体と栓体との
溶接部に割れを発生する。
そこで、従来は弁本体と栓体との熱膨張率を同一にする
ため弁本体を構成する耐熱材料、例えば、Ni合金を用
いて栓体を構成している。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記のように弁本体と栓体とを同一材料
により構成するようにしても、弁本体の高温強度等を考
慮してその弁本体の構成材料として時効析出型のものを
用いると、弁本体と栓体との溶接部に析出物が生成され
ることがあり、この析出物の生成により溶接部の靭性が
低下してそこに割れを発生するという問題がある。
本発明は上記に鑑み、栓体の構成材料として弁本体と近
似した熱膨張率を有し、また時効析出型でない耐熱材料
を用いて前記溶接部に割れが発生しないようにした前記
中空弁を提供することを目的とする。
B9発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明は、前記弁本体を、前記弁本体を、C03O1〜
0.15重量%、Si2.0重量%以下、Mn2.5重
量%以下、Cr 14〜25重■%、Ti  1.5〜
3.0重量%、Al0.4〜2.0重量%、Fe’IO
重四%以下および不可避不純物を含有するNi合金より
構成し、前記栓体を、Cr14〜25重量%、Al2.
0重量%以下、Fe5.0〜16.0重量%および不可
避不純物を含有するNi合金より構成したことを特徴と
する。
また第2発明は、前記弁本体を、C0,01〜0.15
重量%、Si2.0重量%以下、Mn2゜5重量%以下
、Cr 14〜25重量%、Ti1.5〜3.0重量%
、Al0.4〜2.0重量%、Fe  10重量%以下
、0015〜21重量%および不可避不純物を含有する
Ni合金より構成し、前記栓体を、Cr14〜25重量
%、Al2.0重量%以下、Fe  5.O〜16.0
重量%および不可避不純物を含有するNi合金より構成
したことを特徴とする特 さらに第3発明は、前記弁本体を、C0,01〜0.1
5重量%、Si2.0重置%以下、Mn2.5重量%以
下、Cr  1.4〜25重量%、Ti1.5〜3.0
重量%、A#0.4〜2.0重量%、Fe  10重量
%以下、Nb十Ta  0.5〜1.5重量%および不
可避不純物を含有するNi合金より構成し、前記栓体を
、Cr  14〜25重量%、Aff2.0重量%以下
、Fe  5.0〜16.0重量%および不可避不純物
を含有するNi合金より構成したことを特徴とする。
(2)作 用 弁本体を構成する前記Ni合金は、高温強度等に優れた
時効析出型の耐熱材料であり、その各添加元素の果たす
役割およびその添加量の限定理由は以下の通りである。
+al  Cについて Cは、Cr、NbおよびTiと結合して炭化物を形成し
、これにより高温強度を高める効果を有する。ただし、
0.01重量%を下回ると前記効果が得られず、また0
、15重量%を上回ると高温強度、高温下におりる靭性
および延性が劣化する。
(b) Siについて Siは脱酸元素として必要であるが、2.0重量%を上
回ると高温強度、高温下における靭性および延性が劣化
する。
(CIMnについて MnはSi同様脱酸元素として必要であるが、2.5重
量%を−に1回ると耐酸化性および高温強度が低下する
td+crについて Crは高温下における耐酸化性および耐食性を維持する
効果を有する。ただし、14重量%を下回ると前記効果
が得られず、また25重量%を上回るとオーステナイト
相が不安定となりη相等の析出りこより高温強度および
高)島下における靭性が低下する。
te)TiはT′相(Ni3 (AITi))の主形成
元素であり、このγ′相の形成により高温強度を維持す
る効果を有する。ただし、1.5重量%を下回るとT′
相の析出が少ないので前記強度を得ることかできず、ま
た3、0重量%を上回るとη相(Ni、Ti)が析出し
て前記強度が低下する。
(flAAについて AAはTi同様T′相の主形成元素である。ただし、0
.4重量%を下回るとT′相が不安定となり、η相が析
出して高温強度および高温下における靭性の低下を招来
し、また2、0重量%を上回るとγ′相とマトリックス
との整合性が高まって整合歪が減少し十分な高温強度が
得られず、その上熱間鍛造性および熱間圧延性も低下す
る。
(glFeについて FeはNiの一部を置換して経済性を高め、また添加元
素をフェロアロイとして添加するために必要である。た
だし、10重量%を上回ると高温強度および靭性が低下
し、またT相が不安定となり、η相等が析出するので好
ましくない。
(hlCoについて Coは耐PbO性を劣化させることなく高温強度を高め
ると共に時効硬化を促進する効果を有する。ただし、1
5重量%を下回ると前記効果が得られす、また21重量
%を上回っても前記効果の向上が少なく、その上Coは
比重が8.9と大きいため弁本体が重くなり、また経済
性の面からも不利である。
fil  N b + T aについてNbは炭化物や
T′相を形成して高温強度を高める効果を有する。ただ
し、0.5重置%を下回ると前記効果が得られず、また
1、5重量%を上回るとδ相(Ni3Nb)やラヘス相
(NbFez)が析出して高温に時間における耐久性(
相の安定性)、高温強度および高温下における靭性がそ
れぞれ低下し、その上耐食耐酸化性が劣化すると共に不
経済でもある。
栓体は弁本体に比べて強度的にはそれ程問題とならない
部分に配設されるので、その栓体を構成する前記Ni合
金は時効析出をしないタイプのものであり、前記弁本体
を構成するNi合金に対して熱膨張係数が近似すると共
に優れた溶接性を有し、そのト耐酸化性および耐食性に
おいても優れている。
栓体を構成する再添加元素の果たす役割およびその含有
量の限定理由は以下の通りであるfalcrについて Crは、前記同様高温下における耐酸化性および耐食性
を維持する効果を有する。ただし、14重量%を下回る
と前記効果が得られず、また25重量%を上回るとオー
ステナイト相が不安定となりσ相等の析出により高温強
度および高温下における靭性が低下する。
fblA!!について ANは表面にAl20]の不動態被膜を形成して耐酸化
性を向上する効果を有するが、2.0重量%を上回ると
熱間鍛造性および熱間圧延性が低下する。
fclFeについて FeはNiの一部を置換して経済性を高め、また添加元
素をフェロアロイとして添加するために必要である。た
だし、5.0重量%を下回ると経済性を高めるための効
果が少なく、また16.0重量%を上回るとT相が不安
定となりσ相等の析出により靭性が低下し易く、その上
耐酸化性が劣化する。
(3)実施例 第1図において、中空弁としての排気弁1の弁本体2は
、傘部3と、その傘部3に連設される軸部4とより構成
される。弁本体2には傘部3の端面より軸部4、図示例
は軸端近傍まで延びる盲孔5が形成され、その盲孔5の
開口部5aは傘部3に溶接した栓体6により閉鎖される
。盲孔5内には、必要に応してNa等の熱媒体が封入さ
れる。
第2図に(J、排気弁1を内燃機関Eに組込んだ状態を
示し、7は弁座部材、8はカム軸、9は排気ポートであ
る。
表1は弁本体2を構成するNi合金1〜■の組成を示す
。なお残部はNiおよび不可避不純物であり、また各数
値のm位は重量%である。
表    I 栓体6を構成するNi合金は、Cr23.0重量%、A
n  1.35重量%、Fe  14.0重量%および
残部がNiおよび不可避不純物よりなる組成を有する。
次に排気弁1の製造方法について説明する。
前記表■のNi合金1より中実棒状をなす弁本体素材を
形成する。
弁本体素材の傘部3を成形する部位にアプセソト加工を
施した後、熱間鍛造により弁本体2を成形する。
弁本体2に、それを1050℃にて20分間加熱した後
空冷する溶体化処理を施す。
弁本体2に、それを780℃にて4時間加熱した後空冷
する時効処理を施す。これにより弁本体2の硬度はHR
C≧25となる。
弁本体2に、傘部3端面より軸部4の軸端近傍に至る盲
孔5を形成する。
必要に応じて盲孔5に熱媒体を封入した後、前記Ni合
金よりなる栓体6を傘部3に電子ビーム溶接、摩擦溶接
等の溶接手段により溶接して盲孔5を閉鎖する。
必要に応じて軸部4の軸端部分4aに500〜580℃
、20分〜3時間のタフトライド処理、メッキ処理、高
周波焼入処理等の表面硬化処理を施して軸端部分の耐摩
耗性を向上させる。
Ni合金■、■を用いて前記同様の工程を経て排気弁を
製造する。
このようにして得られた排気弁lは、その弁本体2と栓
体6との溶接部に析出物の生成が認められず、したがっ
て割れの発生はない。
また内燃機関運転中における排気弁1の加熱温度である
600〜760℃において、弁本体2の熱膨張率(x 
l O−6/”c)は15.0〜l 6. l 、また
栓体6のそれは15.3〜16.3であり、両者の熱膨
張率は近伯しているので、弁本体2と栓体6との溶接部
に割れが発生することはない。
比較のため、前記弁本体を構成するNi合金を用いて栓
体を形成し、この栓体を弁本体に溶接してその溶接部を
顕微鏡を用いて検査したところ、排気弁2本に1本の割
合で溶接部に析出部の生成が認められ、それに起因して
割れが発生していることが確認された。
なお、弁本体における軸部の軸端部分を硬化可能な鉄系
材料より形成し、これを傘部と一体の軸部分に摩擦溶接
するようにしてもよい。また必要に応じて軸部端面およ
び傘部のフェース部分に耐摩耗性向上のためステライト
盛金を行うようにしてもよい。
C1発明の効果 本発明によれば、弁本体および栓体を特定のNi合金よ
り構成することによ−、て両者の溶接部における割れの
発生を防止することができる。
また第2発明によれば、前記効果に加えて特定量のCO
の添加により弁本体の耐pbo性を劣化させることなく
高温強度を高めると共に時効効果を促進させることがで
きる。
さらに第3発明によれば、第1の発明の効果に加えて特
定量のNb+Taの添加により弁本体の高温強度を一層
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は要部を
縦断した排気弁の正面図、第2図は排気弁を組込んだ内
燃機関の縦断正面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)弁本体を傘部と該傘部に連設される軸部とより構
    成し、前記弁本体に前記傘部の端面より前記軸部まで延
    びる盲孔を設け、該盲孔の開口部を前記傘部に溶接され
    る栓体により閉鎖した内燃機関用中空弁において、前記
    弁本体を、C0.01〜0.15重量%、Si2.0重
    量%以下、Mn2.5重量%以下、Cr14〜25重量
    %、Ti1.5〜3.0重量%、Al0.4〜2.0重
    量%、Fe10重量%以下および不可避不純物を含有す
    るNi合金より構成し、前記栓体を、Cr14〜25重
    量%、Al2.0重量%以下、Fe5.0〜16.0重
    量%および不可避不純物を含有するNi合金より構成し
    たことを特徴とする内燃機関用中空弁。
  2. (2)弁本体を傘部と該傘部に連設される軸部とより構
    成し、前記弁本体に前記傘部の端面より前記軸部まで延
    びる盲孔を設け、該盲孔の開口部を前記傘部に溶接され
    る栓体により閉鎖した内燃機関用中空弁において、前記
    弁本体を、C0.01〜0.15重量%、Si2.0重
    量%以下、Mn2.5重量%以下、Cr14〜25重量
    %、Ti1.5〜3.0重量%、Al0.4〜2.0重
    量%、Fe10重量%以下、Co15〜21重量%およ
    び不可避不純物を含有するNi合金より構成し、前記栓
    体を、Cr14〜25重量%、Al2.0重量%以下、
    Fe5.0〜16.0重量%および不可避不純物を含有
    するNi合金より構成したことを特徴とする内燃機関用
    中空弁。
  3. (3)弁本体を傘部と該傘部に連設される軸部とより構
    成し、前記弁本体に前記傘部の端面より前記軸部まで延
    びる盲孔を設け、該盲孔の開口部を前記傘部に溶接され
    る栓体により閉鎖した内燃機関用中空弁において、前記
    弁本体を、C0.01〜0.15重量%、Si2.0重
    量%以下、Mn2.5重量%以下、Cr14〜25重量
    %、Ti1.5〜3.0重量%、Al0.4〜2.0重
    量%、Fe10重量%以下、Nb+Ta0.5〜1.5
    重量%および不可避不純物を含有するNi合金より構成
    し、前記栓体を、Cr14〜25重量%、Al2.0重
    量%以下、Fe5.0〜16.0重量%および不可避不
    純物を含有するNi合金より構成したことを特徴とする
    内燃機関用中空弁。
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