JPS63210260A - 自動車エンジン排気弁用耐熱鋳鋼 - Google Patents

自動車エンジン排気弁用耐熱鋳鋼

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Publication number
JPS63210260A
JPS63210260A JP4044287A JP4044287A JPS63210260A JP S63210260 A JPS63210260 A JP S63210260A JP 4044287 A JP4044287 A JP 4044287A JP 4044287 A JP4044287 A JP 4044287A JP S63210260 A JPS63210260 A JP S63210260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust valve
automobile engine
cast steel
heat resisting
resisting cast
Prior art date
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Pending
Application number
JP4044287A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikizo Watanabe
力蔵 渡辺
Masaki Noda
野田 雅毅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPS63210260A publication Critical patent/JPS63210260A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車エンジンの排気弁に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車エンジンの排気弁には、一般に線材から鍛
造によって製作した2l−4N鋼製あるいはインコネル
751合金製の弁が使われている。
:jl−4N鋼製の弁の場合は、シート面の耐摩耗性を
高めるためにステライトの肉盛溶接が施される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
2l−4N鋼にステライト肉盛を施した弁は、ステライ
トの肉盛が高価であるため、またインコネル751合金
製の弁はニッケル基合金インコネル751の素材が高価
であるため、いずれも価格が高いという欠点があった。
本発明は、上記従来の排気弁と比べ、価格的に安価であ
り、かつ同等の特性を有するエンジン用排気弁の提供を
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、重量%にしてCO,05−0,5%、 Si
O,5−2,0%、  Mn 6.0〜11.0%、 
Nu 2.0〜10.0%、 Cr18−26%、 N
 O,3〜0.7%と5%以下のMO25%以下のNb
および10%以下のWを単独または複合して、1(%)
≦Mo(%)+1/2W(%)+Nb(%)≦5(x)
で表される式を満足するように含有し、残部は不純物を
除き本質的にFeよりなることを特徴とする自動車エン
ジン排気弁用耐熱鋳鋼である。
以下、本発明の限定理由を述べる。
本発明において、Cは硬質炭化物を生成して耐摩耗性を
付与するために最低0.05%は必要であるが、0.5
%を越えるとNの溶解度を減少させ、かたさや強度を低
下させるので0.05〜0.51に限定する。
Siは、十分な耐酸化性を付与するために最低0.5%
は必要であるが、2.0%を越えると高温強度が低下す
るので0.5〜2.0%に限定する。
Mnは、Nの溶解度を十分高めるために最低6.0%は
必要であるが、11%を越えると高温強度が低下するの
で6.〜11%に限定する。
Niは、オーステナイト相を安定させるために最低2.
0%は必要であるが、1部を越えるとNの溶解度が許容
限度を越えて低下するので2.0〜10.0%に限定す
る。
Crは、十分な耐酸化性を付与するために最低18%は
必要であるが、26%を越えるとオーステナイトが不安
定となるので18〜26%に限定する。
Nは、オーステナイト中に固溶し、また窒化物として析
出して高温強度を高める作用があり、最低0.3%は必
要であるが、0.7%を越えて添加することは通常の溶
解鋳造法では実質的に困難であるので0.3〜0.7%
に限定する。
Mo、WおよびNbはオーステナイト中に固溶し、Nと
の相乗作用により固溶強化し、また窒化物として析出し
て析出強化する作用があり、M o (%)+1/2W
(%)+Nb(%)の和にして最低1%は必要であるが
、この和が錦を越えるとオーステナイトが不安定化する
ので、Mo(%) +1/2W(%)十Nb(%)の和
を1〜5%に限定する。この限定より、必然的に各元素
はMo5%以下、Nb5%以下、W 10%以下に限定
される。
本発明の構成要件の1つである鋳造という弁の製造法は
、化学組成の限定とならんで重要な要件である。すなわ
ち、本発明にかかる合金の場合、鋳造弁は鍛造弁に比べ
て同一化学組成でもクリープ強度が高いためにバルブの
クリープ変形を少なめることかできるからである。した
がって本発明によると、インコネル751合金のような
高価な材料を使わなくても十分な性能の排気弁が得られ
るのである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
(実施例1) 第1表に示す本発明にかかる弁用材料と比較用材料を大
気溶解、大気鋳造によって10kgインゴットに鋳造し
たもの、および一部の合金についてはさらに30++r
n角捧に鍛造後、1040℃X15m1n AC+75
0℃X1hACの熱処理を施したものから試験片を採取
し、900°Cにおける0、2%耐力(σV)および引
張強さくσT)、1000℃X 100h加熱後の酸化
減量(WL)、850℃−7kg f / lffn2
におけるクリープ破断時間(tR)を測定した。結果を
第1表に合せて示す。第1表で比較材料12は化学組成
は本発明の合金に相当するが、鍛造しである点で本発明
の範囲外の材料である。また14は従来材料の2l−4
Nに相当し、13は2l−4Nと同一組成であるが、鋳
造材である。
第1表より本発明材料は、従来材料の14に比べて、σ
Y、σT、およびtRなどの高温強度が優れており、W
Lも同等以上であることがわかる。また、第1表の1と
2.9と10の比較からSiが耐酸化性(11L)に有
効であること、3と15の比較から■が耐酸化性(υL
)を劣化させること、7と8の比較からMnが多すぎる
とtRが劣化することなどがわかる。さらに、5と12
の比較から本発明合金は鋳造状態でその本来の特性が発
揮され、鍛造状態ではクリープ破断強度tRが劣化して
しまうことがわかる。このことは、13と14の比較か
られかるように従来材料の2l−4Nではみられない現
象である。
(実施例2) 第2表に示す成分の母合金からインヴエストメント鋳造
法により本発明の鋳造バルブを作製し、インコネル75
1製の鍛造バルブと比較してエンジン耐久テストを行っ
た。エンジンテストは、4000〜450Orpmの間
で回転数を段階的に上昇させた。
その時のバルブの摩耗比とカッピングの状況を第3表に
示す。第3表かられかるように本発明の鋳造バルブはイ
ンコネル751製の鍛造バルブより優れた耐久性を示し
た。
−’/ − =8− 〔発明の効果〕 以上説明のように、本発明は従来使用されている2l−
4Nにステライト肉盛した弁やインコネル751合金製
の弁に比べて、十分な耐久性を有する自動車エンジン用
排気弁を提供するものであり、工業上の効果が大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  重量%にしてC0.05〜0.5%、Si0.5〜2
    .0%、Mn6.0〜11.0%、Ni2.0〜10.
    0%、Cr18〜26%、N0.3〜0.7%と5%以
    下のMo、5%以下のNbおよび10%以下のWを単独
    または複合して、 1(%)≦Mo(%)+1/2W(%)+Nb(%)≦
    5(%)で表される式を満足するように含有し、残部は
    不純物を除き本質的にFeよりなることを特徴とする自
    動車エンジン排気弁用耐熱鋳鋼。
JP4044287A 1987-02-25 1987-02-25 自動車エンジン排気弁用耐熱鋳鋼 Pending JPS63210260A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03177543A (ja) * 1989-12-05 1991-08-01 Toyota Motor Corp 弁用鋼
EP2749663A4 (en) * 2011-08-24 2016-02-24 Daido Steel Co Ltd HEAT-RESISTANT STEEL FOR EXHAUST VALVES

Cited By (3)

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US9745649B2 (en) 2011-08-24 2017-08-29 Daido Steel Co., Ltd. Heat-resisting steel for exhaust valves

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