JPS618311A - 集成フリツチのスライス方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、集成化粧単板等の製造における集成フリッ
チのスライス方法に関するものである。

〔背景技術〕

集成化粧単板は、第３図に示すように、素材単板ｌの複
数枚を接着剤を介して積層し型２により圧締接着し、こ
れを製材して直方体状の集成フリッチ３を得、これをス
ライスして製造される。得られた化粧傘板４には板面に
天然樹種に近似した木目模様５が表現される。

しかしながら、前記素材単板１は前処理として染色工程
や脱色工程を経るために、これを集成接着したフリッチ
３も高含水率となっており、このためスライス性が悪い
という問題があった〇〔発明の目的〕 この発明の目的は、スライス性を改善し良集成フリッチ
のスラ・イス方法ヲ捉供することである。

〔発明の開示〕

この発明の集成フリッチのスライス方法社、集成フリッ
チを順次所定厚みにスライスする集成フリッチのスライ
ス方法において、前記集成フリッチのスライス面に熱板
を当接させてスライス面近傍の含水率を調整したのち、
刃をスライス面と平行に前進させて前記スライス面に近
接する部位をスライスし、再ひもとの位置に刃を復帰さ
せる操作を繰り返すことを特徴とするものであるりこの
発明の一実施例ｔ−第１図に基づいて説明する。第１図
において、３は製材後の集成フリノナであり、このフリ
ッチ３は上端が保持具６によって固定保持されている。

以下、第１図（８）ないしくＣ）に従ってこの実施例の
方法を説明する。スライス前（同図（Ａ））ではフリッ
チ３の下端面（スライス面）に熱板７が当接し下端面を
加熱する。スライス時（同図（Ｂ）　）　Ｋは、刃８の
前進に同調して熱板７が下降しフリッチ３下端面から離
れる。スライス終了後（同図（Ｑ　）、スライス単板９
（化粧単板）は刃口からコンベアベルト１０上に落下し
搬送される。刃８は再びもとの位置に復帰し、次のスラ
イスに備えるとともに、熱板７が上昇して新しいフリ７
チ下端面に当接する。以下、前記と同じ動作を繰り返す
。

前記熱板７は表面が１１０℃程度に加熱されており、こ
の熱板７を７リッチ３下端面に当接させてフリッチ下端
面近傍の含水率を調整する。スライス性を改善するため
には、スライス時の含水率は１５％程度に調整するのが
好ましいことが本発明者の研究により判明した〇 また、スライス後、コンベアベルト１０上に落下するス
ライス単板１０はその落下中にカールしてくる。これは
、熱板での加熱によシスライス単板９両面の含水率が異
なることに起因するものであるが、カールしたスライス
単板９は後工程の作業性を低下させろうそこで、第２図
（５）ないしくＣ）に示すように、スライスしてコンベ
アベルト１０上に落丁したスライス単板９の下面をコン
ベアベルト１０の下方に設けた赤外線ヒータ等のヒータ
１１で加熱するようにする。このため、スライス単板９
０両面の含水率はｌ′ｔＬは同等となり、カールがなく
なるのである。スライス作業の下面を加熱するのは、熱
板７によシ加熱された面はコンベアベルト１０上では上
面となり、下面はそれよりも含水率が高くなっているか
らである（第２図を参照）。

〔発明の効果〕

この発明によれば、集成フリッチのスライス性が改善さ
れ、スライス作業を能率よく行なうことができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の説明図、第２図はこの実
施例におけるスライス単板のカール防止方法を示す説明
図、第３図は通常の集成化粧単板の製造方法を示す説明
図である。 ３・・・集成フリッチ、７・・・熱板、８・・・刃、９
・・スライス単板 −Ａ武−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 集成フリッチを順次所定厚みにスライスする集成フリッ
   チのスライス方法において、前記集成フリッチのスライ
   ス面に熱板を当接させてスライス面近傍の含水率を調整
   したのち、刃をスライス面と平行に前進させて前記スラ
   イス面に近接する部位をスライスし、再びもとの位置に
   刃を復帰させる操作を繰り返すことを特徴とする集成フ
   リッチのスライス方法。