JPS592605B2 - 化粧単板の製法 - Google Patents
化粧単板の製法Info
- Publication number
- JPS592605B2 JPS592605B2 JP6713179A JP6713179A JPS592605B2 JP S592605 B2 JPS592605 B2 JP S592605B2 JP 6713179 A JP6713179 A JP 6713179A JP 6713179 A JP6713179 A JP 6713179A JP S592605 B2 JPS592605 B2 JP S592605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- veneer
- flitch
- wood
- decorative
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人工の板目模様を有する化粧単板の製法に関す
るものであり、その目的とするところは木質単板を多数
枚積層するとともに圧締一体化する際に、木質単板に生
じ易い単板割れを防止することの出来る化粧単板の製法
を汎く提供することにある。
るものであり、その目的とするところは木質単板を多数
枚積層するとともに圧締一体化する際に、木質単板に生
じ易い単板割れを防止することの出来る化粧単板の製法
を汎く提供することにある。
従来、この種の化粧単板を作成するには、第１図に示す
ように凸状の上面を有する下型板イ上に第２図に示すよ
うな平面状の木質単板口を第３図に示すように多数枚積
層するとともに、下型板イの上面と雌雄の関係にある下
面を有する上型板ハで上方よシ圧締し、木質単板口、口
開に介在せしめである接着剤を固化せしめ、多数枚の積
層した木質単板口、口を一体化して７リツチ二を形成し
、次いで該フリッチを薄片にスライス切削して得るのが
汎く公知の技術であった。
ように凸状の上面を有する下型板イ上に第２図に示すよ
うな平面状の木質単板口を第３図に示すように多数枚積
層するとともに、下型板イの上面と雌雄の関係にある下
面を有する上型板ハで上方よシ圧締し、木質単板口、口
開に介在せしめである接着剤を固化せしめ、多数枚の積
層した木質単板口、口を一体化して７リツチ二を形成し
、次いで該フリッチを薄片にスライス切削して得るのが
汎く公知の技術であった。
しかしながら上記従来の化粧単板の製法において、平面
状の木質単板口を上下方向から型板イ、ハでもって圧締
して型板イ、ハの表面の凹凸形状に強制的に沿わせて変
形させる為に、剛直性を有する木質単板口に割れが生じ
易く、このようにして木質単板口に割れが生じたフリツ
チ二を薄片にスライス切削した際に得られる化粧単板は
、板目の木目模様が乱れているとともに、部分的に欠落
し、美観上好ましくないものであった。
状の木質単板口を上下方向から型板イ、ハでもって圧締
して型板イ、ハの表面の凹凸形状に強制的に沿わせて変
形させる為に、剛直性を有する木質単板口に割れが生じ
易く、このようにして木質単板口に割れが生じたフリツ
チ二を薄片にスライス切削した際に得られる化粧単板は
、板目の木目模様が乱れているとともに、部分的に欠落
し、美観上好ましくないものであった。
尚、本発明に係る先行技術例としては特公昭３５−１５
２４８号公報に開示されている「木目板の製造方法」が
あるが、かかる技術は上記した従来例における、フリッ
チの製法の問題点をそのまま内蔵したものであり、「木
目板」をスライス切削しても常に、板目の木目模様の乱
れ、及び部分的に欠落した化粧単板しか得られないとい
う欠点を有するであろうことは明白である。
２４８号公報に開示されている「木目板の製造方法」が
あるが、かかる技術は上記した従来例における、フリッ
チの製法の問題点をそのまま内蔵したものであり、「木
目板」をスライス切削しても常に、板目の木目模様の乱
れ、及び部分的に欠落した化粧単板しか得られないとい
う欠点を有するであろうことは明白である。
本発明は上記従来の化粧単板の製法におけるかかる欠点
を悉く改善する目的でなされたものである。
を悉く改善する目的でなされたものである。
以下、本発明を第４図及び第５図の実施例に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
本発明は原木をロータリー切削して得られるロータリー
単板を所定の大きさに裁断して作成した厚み０．５ｍｍ
乃至２．０框の木質単板を乾燥する際に片面の乾燥温度
を１００℃乃至２００℃、他面の乾燥温度を２０°Ｃ乃
至５０℃にして両面に温度差を付けて乾燥を行ない、第
４図に示すように木質単板１にカールを附与する。
単板を所定の大きさに裁断して作成した厚み０．５ｍｍ
乃至２．０框の木質単板を乾燥する際に片面の乾燥温度
を１００℃乃至２００℃、他面の乾燥温度を２０°Ｃ乃
至５０℃にして両面に温度差を付けて乾燥を行ない、第
４図に示すように木質単板１にカールを附与する。
次いで第５図に示すようにカールした該木質単板１を上
面に凸形状を有する下型板２上に順次積層していく。
面に凸形状を有する下型板２上に順次積層していく。
この機に下型板２の上面の凸形状に沿って、カールした
該木質単板１をそれぞれ接着剤を介在させながら多数板
載置する。
該木質単板１をそれぞれ接着剤を介在させながら多数板
載置する。
次いで該下型板２の上面の凸形状と雌雄の関係にある凹
形状を下面に有する上型板３でもって上方より圧締する
とともに木質単板１゜１間に介在させである接着剤を硬
化せしめて凹凸形状のフリッチ４を形状したのち該フリ
ッチ４をスライス切削した化粧単板を得るものである。
形状を下面に有する上型板３でもって上方より圧締する
とともに木質単板１゜１間に介在させである接着剤を硬
化せしめて凹凸形状のフリッチ４を形状したのち該フリ
ッチ４をスライス切削した化粧単板を得るものである。
以下、本発明の効果を具体的実施例に基いて詳述する。
実施例 １
アイウス材をロータリー切削して作成した大きさ９００
龍Ｘ １８００ ｗｎ、厚み１０ｍｍ、含水率２００％
の木質単板を片面温度１１０℃、他面温度４０℃、時間
１０分間の乾燥条件で乾燥して木質単板にカールを附与
したのち高低差１００龍の凸状の下型板上面に、接着剤
を介在させながら４００枚載置し、次いで凹状の上型板
で圧力１５シ、時間２時間の圧締条件で圧締して形成し
たフリッチには単板割れが全く生じなかった。
龍Ｘ １８００ ｗｎ、厚み１０ｍｍ、含水率２００％
の木質単板を片面温度１１０℃、他面温度４０℃、時間
１０分間の乾燥条件で乾燥して木質単板にカールを附与
したのち高低差１００龍の凸状の下型板上面に、接着剤
を介在させながら４００枚載置し、次いで凹状の上型板
で圧力１５シ、時間２時間の圧締条件で圧締して形成し
たフリッチには単板割れが全く生じなかった。
かかるフリッチをスライス切削しても木目模様が明確で
欠点のない化粧単板を得た。
欠点のない化粧単板を得た。
比較例 １
実施例１と同一条件で作成した木質単板を両面ともに温
度９０℃、時間１０分間の乾燥条件で乾燥するとともに
木質単板の平面状を維持したのち実施例１と同一条件で
積層圧締して形成されたフリッチの中央部には５ｍｍ巾
の単板割れが生じた。
度９０℃、時間１０分間の乾燥条件で乾燥するとともに
木質単板の平面状を維持したのち実施例１と同一条件で
積層圧締して形成されたフリッチの中央部には５ｍｍ巾
の単板割れが生じた。
かかるフリッチを切削した場合、割れ、部分欠落の生じ
た化粧単板しか得られなかった。
た化粧単板しか得られなかった。
実施例 ２
ラプラ材をロータリー切削して作成した大きさ９００ｍ
ｍ×１８００ｍｍ、厚み０．８ ｍｍ、含水率２００％
の木質単板を片面温度１５０℃、他面温度３０℃、時間
７分間の乾燥条件で乾燥して木質単板にカールを附与し
たのち高低差１５０ｍｍの凸状の下型板上面に、５００
枚載置し、次いで凹状の上型板で、圧力１５５、時間３
時間の圧締条件で圧締したフリッチには、単板割れが全
く生じず、かかるフリッチをスライス切削しても割れ、
部分欠落の々い化粧単板が得られた。
ｍ×１８００ｍｍ、厚み０．８ ｍｍ、含水率２００％
の木質単板を片面温度１５０℃、他面温度３０℃、時間
７分間の乾燥条件で乾燥して木質単板にカールを附与し
たのち高低差１５０ｍｍの凸状の下型板上面に、５００
枚載置し、次いで凹状の上型板で、圧力１５５、時間３
時間の圧締条件で圧締したフリッチには、単板割れが全
く生じず、かかるフリッチをスライス切削しても割れ、
部分欠落の々い化粧単板が得られた。
比較例 ２
実施例２と同一条件で作成した木質単板を両面とも１０
０℃の温度で、時間１０分間の乾燥条件で乾燥するとと
もに木質単板の平面状を維持したのち実施例２と同一条
件で積層圧締して形成したフリッチの中央部には８ｍｍ
巾の単板割れが生じた。
０℃の温度で、時間１０分間の乾燥条件で乾燥するとと
もに木質単板の平面状を維持したのち実施例２と同一条
件で積層圧締して形成したフリッチの中央部には８ｍｍ
巾の単板割れが生じた。
かかるフリッチをスライス切削すれば、割れのある化粧
単板しか得られなかった。
単板しか得られなかった。
上記した実施例でも明白なように、本発明の化粧単板の
製法によれば、あらかじめ型板に沿って木質単板をカー
ルせしめておくので、形成される凹凸形状のフリッチに
は単板割れが全く生じない効果を有しておシ、該フリッ
チをスライス切削して作成される化粧単板は木目模様に
は乱れがなく割れ、部分欠落等が全くない美麗なもので
ある。
製法によれば、あらかじめ型板に沿って木質単板をカー
ルせしめておくので、形成される凹凸形状のフリッチに
は単板割れが全く生じない効果を有しておシ、該フリッ
チをスライス切削して作成される化粧単板は木目模様に
は乱れがなく割れ、部分欠落等が全くない美麗なもので
ある。
第１図乃至第３図は従来のフリッチの製法を示す図面で
あシ、第１図は下型板の斜視図、第２図は木質単板の斜
視図、第３図は多数枚の積層木質単板を圧締してフリッ
チを形成する状態を示す斜視図、第４図及び第５図は本
発明に係るフリッチの製法に係る図面であり第４図はカ
ールした木質単板の斜視図、第５図は多数枚の積層木質
単板を圧締してフリッチを形成する状態を示す斜視図で
ある。 １・・・・・・木質単板、２・・・・・・下型板、３・
・・・・・上型板、４・・・・・・フリッチ。
あシ、第１図は下型板の斜視図、第２図は木質単板の斜
視図、第３図は多数枚の積層木質単板を圧締してフリッ
チを形成する状態を示す斜視図、第４図及び第５図は本
発明に係るフリッチの製法に係る図面であり第４図はカ
ールした木質単板の斜視図、第５図は多数枚の積層木質
単板を圧締してフリッチを形成する状態を示す斜視図で
ある。 １・・・・・・木質単板、２・・・・・・下型板、３・
・・・・・上型板、４・・・・・・フリッチ。
Claims (1)
- １ 型板の表面形状に略一致するように、あらかじめ変
形を施す為に木質単板の両面に温度差を付けるように乾
燥して木質単板に変形を付与したのち多数枚積層すると
ともに型板でもって圧締一体化して凹凸形状のフリッチ
を作成し、該フリッチをスライス切削して薄片と成すこ
とを特徴とする人工化粧単板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6713179A JPS592605B2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | 化粧単板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6713179A JPS592605B2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | 化粧単板の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55158904A JPS55158904A (en) | 1980-12-10 |
| JPS592605B2 true JPS592605B2 (ja) | 1984-01-19 |
Family
ID=13336030
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6713179A Expired JPS592605B2 (ja) | 1979-05-29 | 1979-05-29 | 化粧単板の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592605B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57158112U (ja) * | 1980-11-05 | 1982-10-04 |
-
1979
- 1979-05-29 JP JP6713179A patent/JPS592605B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55158904A (en) | 1980-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5500070A (en) | Method of preparing a multilayered solid wood panel | |
| US5143792A (en) | Method of forming a flitch and producing novel sheets of veneer | |
| JPS6034480B2 (ja) | 人工木質単板とその製法 | |
| JPS592605B2 (ja) | 化粧単板の製法 | |
| JP6360461B2 (ja) | 突板の製造方法 | |
| US3277938A (en) | Methods op producing sheets op wood veneer | |
| JPH0970804A (ja) | 木目を生かした曲げ木工法 | |
| JPS60248304A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
| JPS59138405A (ja) | 集成材の製法 | |
| JP2000271904A (ja) | 板目模様単板及びその製造方法 | |
| JPS5850565B2 (ja) | 人工化粧単板の製造方法 | |
| JPS5851103A (ja) | 柾目模様に部分的な変化の有る人工杢目化粧単板の製造方法 | |
| JPS6132966B2 (ja) | ||
| JPS5855202A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
| JPS5818205A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
| JPS5843011B2 (ja) | 人工集成フリツチの製造方法 | |
| JPH0267102A (ja) | 化粧板とその製造方法 | |
| JPS5939501A (ja) | 集成化粧材の製造方法 | |
| JPH0438877B2 (ja) | ||
| JPS59165608A (ja) | 人工化粧単板の製法 | |
| JPS59192512A (ja) | 人工木の製法 | |
| JPS58191111A (ja) | フリツチの製法 | |
| JPS593130B2 (ja) | 人工化粧単板の製造法 | |
| JPS5851802B2 (ja) | 化粧単板製造方法 | |
| JPS59158204A (ja) | 集成化粧単板の製法 |