JPS5850565B2 - 人工化粧単板の製造方法 - Google Patents
人工化粧単板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5850565B2 JPS5850565B2 JP12709379A JP12709379A JPS5850565B2 JP S5850565 B2 JPS5850565 B2 JP S5850565B2 JP 12709379 A JP12709379 A JP 12709379A JP 12709379 A JP12709379 A JP 12709379A JP S5850565 B2 JPS5850565 B2 JP S5850565B2
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- JP
- Japan
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- veneer
- width
- wide
- veneers
- narrow
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- Expired
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- Finished Plywoods (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は人工化粧単板の製造方法に関するものである
。
。
人工化粧単板の製造に用いる素材単板は、生産性の面か
らの要求やでき上った製品の利用面での要請から、ある
程度の幅(200mm以上)が必要であるが、実際には
原木から取り出される素材単板にはそのような広幅の素
材単板は極めて少なく、そのため従来は欠点を有する一
部分を切り取れば良品となるものでも狭幅を理由に利用
されないまま捨てられていた。
らの要求やでき上った製品の利用面での要請から、ある
程度の幅(200mm以上)が必要であるが、実際には
原木から取り出される素材単板にはそのような広幅の素
材単板は極めて少なく、そのため従来は欠点を有する一
部分を切り取れば良品となるものでも狭幅を理由に利用
されないまま捨てられていた。
したがって、この発明の目的は、狭幅の素材単板を有効
に利用することのできる人工化粧単板の製造方法を提供
する。
に利用することのできる人工化粧単板の製造方法を提供
する。
ことである。この発明の概要を第1図ないし第4図に基
づき以下に説明する。
づき以下に説明する。
すなわち、この人工化粧単板の製造方法は、第1図に示
すように複数枚の狭幅素材単板1(厚み0.6〜5,0
闘→の長手側端部1aにウレタン系接着剤2を50〜1
00 f!/rr?程度塗布し、これらの側端部1aを
互に重ね合わせて圧締接着し第2図および第3図に示す
1枚の広幅素材単板3,3′を得、このような広幅素材
単板3゜3′を複数枚揃えて積層・接層・圧締処理を施
し得たフリッチをスライスすることにより人工化粧単板
4を得るものである。
すように複数枚の狭幅素材単板1(厚み0.6〜5,0
闘→の長手側端部1aにウレタン系接着剤2を50〜1
00 f!/rr?程度塗布し、これらの側端部1aを
互に重ね合わせて圧締接着し第2図および第3図に示す
1枚の広幅素材単板3,3′を得、このような広幅素材
単板3゜3′を複数枚揃えて積層・接層・圧締処理を施
し得たフリッチをスライスすることにより人工化粧単板
4を得るものである。
例えば前記狭幅素材単板1として幅寸法50〜200m
m程度のものを揃え、重合部の幅寸法を5〜20mm程
度にとって圧力20〜50略保で圧締接着すると、第2
図に示すような広幅平板状の合成素材単板3を得ること
ができ、このようにして得られた合成素材単板3を用い
ることにより、原木より直接切り出した広幅素材単板と
まったく同様の製造手順によって人工化粧単板を得るこ
とができる。
m程度のものを揃え、重合部の幅寸法を5〜20mm程
度にとって圧力20〜50略保で圧締接着すると、第2
図に示すような広幅平板状の合成素材単板3を得ること
ができ、このようにして得られた合成素材単板3を用い
ることにより、原木より直接切り出した広幅素材単板と
まったく同様の製造手順によって人工化粧単板を得るこ
とができる。
また、前記狭幅素材単板1として幅寸法5〜15間程度
のものを揃え、重合部の幅寸法を1〜5醒程度にとって
圧力を前記の例の場合よりやや低く15〜30 ki/
era程度に抑えて圧締接着することにより、第3図に
示すように重合部における段差が波面を形成して材面に
波状の縞模様を有する広幅の合成素材単板3′を得るこ
とができる。
のものを揃え、重合部の幅寸法を1〜5醒程度にとって
圧力を前記の例の場合よりやや低く15〜30 ki/
era程度に抑えて圧締接着することにより、第3図に
示すように重合部における段差が波面を形成して材面に
波状の縞模様を有する広幅の合成素材単板3′を得るこ
とができる。
そして、このようにして得られた合成素材単板3′を積
層・接着し、凹凸プレスにより圧締して凹凸変形フリッ
チを得、このフリッチをスライスすることにより、第4
図に示すように材面に現われる木目模様に天然木にみら
れるジグザグ状の変化が表現され、天然木に酷似した木
質感を再現することができる。
層・接着し、凹凸プレスにより圧締して凹凸変形フリッ
チを得、このフリッチをスライスすることにより、第4
図に示すように材面に現われる木目模様に天然木にみら
れるジグザグ状の変化が表現され、天然木に酷似した木
質感を再現することができる。
以上のように、この発明の人工化粧単板の製造方法は、
複数の狭幅素材単板の側端部を互に重ね合わせて圧締接
着して広幅素材単板とし、この広幅素材単板を積層・接
着・圧締して得たフリッチをスライスし、また複数の狭
幅素材単板の側端部を互に重ね合わせ、この重合部にお
ける段差が波面を形成するように圧締接着して波形広幅
素材単板とし、この波形広幅素材単板を積層・接着し凹
凸プレスにより圧締して得た凹凸変形フリッチをスライ
スするものであるため狭幅素材単板を有効に利用して人
工化粧単板を得ることができ、従来15%程度であった
原木の利用歩留まりを約30%まで向上させ、製品コス
トを大幅に低減化できるなどの効果を有する。
複数の狭幅素材単板の側端部を互に重ね合わせて圧締接
着して広幅素材単板とし、この広幅素材単板を積層・接
着・圧締して得たフリッチをスライスし、また複数の狭
幅素材単板の側端部を互に重ね合わせ、この重合部にお
ける段差が波面を形成するように圧締接着して波形広幅
素材単板とし、この波形広幅素材単板を積層・接着し凹
凸プレスにより圧締して得た凹凸変形フリッチをスライ
スするものであるため狭幅素材単板を有効に利用して人
工化粧単板を得ることができ、従来15%程度であった
原木の利用歩留まりを約30%まで向上させ、製品コス
トを大幅に低減化できるなどの効果を有する。
とくに重合部における段差により波形の合成素材単板を
得る場合には、得られる人工化粧単板の木目模様に前記
波形に基づくジグザグ状の変化が現われ、天然木に酷似
した木質感を再現できるという効果を有する。
得る場合には、得られる人工化粧単板の木目模様に前記
波形に基づくジグザグ状の変化が現われ、天然木に酷似
した木質感を再現できるという効果を有する。
実施例 1
狭幅素材単板として厚み1.01nn、幅200山、長
さ2500mm、含水率ioo%のラブラ材5枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:20mm 圧締圧力=30にX蒲 の条件のもとに圧締接着して平板状の合成素材単板を得
た。
さ2500mm、含水率ioo%のラブラ材5枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:20mm 圧締圧力=30にX蒲 の条件のもとに圧締接着して平板状の合成素材単板を得
た。
これにより幅9201m、厚みQ、95mmの平板状一
枚単板が得られた。
枚単板が得られた。
実施例 2
狭幅素材単板として厚み1.0 mw、幅120111
71!。
71!。
長さ2500mm、含水率100%のアンチリアス材5
枚を用い、これらを実施例1と同一条件のもとに圧締接
着して平板状の合成素材単板を得た。
枚を用い、これらを実施例1と同一条件のもとに圧締接
着して平板状の合成素材単板を得た。
これにより幅520mm、厚みQ、96mmの平板状一
枚単板が得られた。
枚単板が得られた。
実施例 3
狭幅素材単板として厚み0.6 mw、幅60mm、長
さ2500mm、含水率80%のエリマ材10枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 &/rr? 重合幅:5間 圧締圧カニ 20 kg/瀝 の条件のもとに圧締接着して平板状の合成素材単板を得
た。
さ2500mm、含水率80%のエリマ材10枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 &/rr? 重合幅:5間 圧締圧カニ 20 kg/瀝 の条件のもとに圧締接着して平板状の合成素材単板を得
た。
これにより幅555mm、厚み0.55mmの一枚単板
が得られた。
が得られた。
実施例 4
狭幅素材単板として厚み1.0 mm、幅5 mTIL
、長さ1m1含水率100%のラブラ材ioo枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:2關 圧締圧カニ 15 kg/cポ の条件のもとに圧締接着し広幅の波形合成素材単板を得
た。
、長さ1m1含水率100%のラブラ材ioo枚を用い
、これらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:2關 圧締圧カニ 15 kg/cポ の条件のもとに圧締接着し広幅の波形合成素材単板を得
た。
そして、この合成素材単板を積層して凹凸変形フリッチ
を作成し、スライスして人工化粧単板を得た。
を作成し、スライスして人工化粧単板を得た。
得られた人工化粧単板の木目模様には天然木に酷似した
ジグザグ状の変化が表現されていた。
ジグザグ状の変化が表現されていた。
実施例 5
狭幅素材単板として厚みLOmrn、幅10關、長さ1
m 、含水率100%のラブラ材100枚を用い、こ
れらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:3關 圧締圧カニ 20 kg/cr/i の条件のもとに圧締接着し波形合成素材単板を得、前記
実施例4と同様にして人工化粧単板を得た。
m 、含水率100%のラブラ材100枚を用い、こ
れらを 接着剤:ボンドKU224S(コニシ社製)塗布量:
100 g/d 重合幅:3關 圧締圧カニ 20 kg/cr/i の条件のもとに圧締接着し波形合成素材単板を得、前記
実施例4と同様にして人工化粧単板を得た。
得られた人工化粧単板は前記実施例4と同様にその木目
模様に天然木に酷似したジグザグ状の変化が表現されて
いた。
模様に天然木に酷似したジグザグ状の変化が表現されて
いた。
実施例 6
狭幅素材単板として厚み0.6 mm、幅15間、長さ
1.5m、含水率80%のエリマ材100枚を用い、こ
れらを前記実施例4と同一条件のもとに圧締接着し波形
合成素材単板を得、以後同様にして人工化粧単板を得た
。
1.5m、含水率80%のエリマ材100枚を用い、こ
れらを前記実施例4と同一条件のもとに圧締接着し波形
合成素材単板を得、以後同様にして人工化粧単板を得た
。
得られた人工化粧単板は実施例4と同様の外観を呈して
いた。
いた。
第1図はこの発明の概要を示す工程説明図、第2図はこ
の発明の一加工例による合成素材単板の斜視図、第3図
はこの発明の他の加工例による合成素材単板の斜視図、
第4図はその合成素材単板を用いて得られる人工化粧単
板の平面図である。 1・・・・・・狭幅素材単板、1a・・・・・・側端部
、2・・・・・・接着剤、3,3′・・・・・・合成素
材単板、4・・・・・・人工化粧単板。
の発明の一加工例による合成素材単板の斜視図、第3図
はこの発明の他の加工例による合成素材単板の斜視図、
第4図はその合成素材単板を用いて得られる人工化粧単
板の平面図である。 1・・・・・・狭幅素材単板、1a・・・・・・側端部
、2・・・・・・接着剤、3,3′・・・・・・合成素
材単板、4・・・・・・人工化粧単板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の狭幅素材単板の側端部を互に重ね合わせて圧
締接着して広幅素材単板とし、この広幅素材単板を積層
・接着・圧締して得たフリッチをスライスすることを特
徴とする人工化粧単板の製造方法。 2 複数の狭幅素材単板の側端部を互に重ね合わせ、こ
の重合部における段差が波面を形成するように圧締接着
して波形広幅素材単板とし、この波形広幅素材単板を積
層・接着し凹凸プレスにより圧締して得た凹凸変形フリ
ッチをスライスすることを特徴とする人工化粧単板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12709379A JPS5850565B2 (ja) | 1979-09-29 | 1979-09-29 | 人工化粧単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12709379A JPS5850565B2 (ja) | 1979-09-29 | 1979-09-29 | 人工化粧単板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5651306A JPS5651306A (en) | 1981-05-08 |
JPS5850565B2 true JPS5850565B2 (ja) | 1983-11-11 |
Family
ID=14951401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12709379A Expired JPS5850565B2 (ja) | 1979-09-29 | 1979-09-29 | 人工化粧単板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850565B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521567U (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-19 | ミクロン機器株式会社 | テレビジヨン課金端末装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59175921U (ja) * | 1983-05-12 | 1984-11-24 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機のフアンネツト |
-
1979
- 1979-09-29 JP JP12709379A patent/JPS5850565B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521567U (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-19 | ミクロン機器株式会社 | テレビジヨン課金端末装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5651306A (en) | 1981-05-08 |
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