JPS6182392A - デイスクカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、記録媒体たるディスクをケース内に回転自
在に収納してなるディスクカセットに関する。

（従来の技術） 記録媒体ディスクがケース内に回転自在に収納されてい
るディスクカセットは、これをディスクドライブ装置に
装填した場合に、ディスクの記録トラックと磁気ヘッド
との関係位置が所定の関係となるようにディスクの位置
決めを行う必要がある。

かかるディスクの位置決めを行うための技術の一つとし
て特開昭５８−２００４７８号公報記載のものがある。

これは、ディスク保持部に設けられた回転軸がディスク
ハブを貫通するようにし、ボールベアリングを介して回
転自在に支持されたリングとコイルばねとを有するスラ
スト方向の加圧部を設け、この加圧部の上記リングを上
記コイルばねの弾力によって上記ディスク保持部に向か
って圧接させるようにし、保持部と加圧部との間にディ
スハブを挟持するようにしたものである。

また別の例として特開昭５７−１０２０７１号公報記載
のものがある。これは、片側の面のみにディスクハブに
相当する芯金の中心部に回転軸挿入用の孔を設けると共
に芯金の偏心位置に駆動ピン挿入用の孔を設けてなるデ
ィスクカセットを用い、ディスクドライブ装置側には上
記芯金を吸引すべきマグネットを設けると共に板ばねに
より駆動ピンを支持し、この駆動ピンの弾性的な移動力
により同駆動ピンが芯金の駆動ピン挿入用の孔の角隅部
に当接すると共に回転軸挿入用孔の角隅部に回転軸が当
接するようにしてディスクの位置決めを行うようにした
ものである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の装置においては、スラスト方向の加圧部に、加圧
用のリングがディスクと共に円滑に回転するようにボー
ルベアリングを設ける必要があり、さらに、ディスクの
センタリングを行うためにコレットを用いる必要がある
。

また、駆動ピンと駆動ピン挿入用の孔の位置が合わない
場合に、芯金が駆動ピンをその支持ばねの弾力に抗して
押し下げ得るように、充分に強い磁力を発生させる必要
があるが、あまり磁力を強くすると、駆動ピンとその挿
入用孔とがずれている場合に駆動ピンとディスクの芯金
との間の摩擦力が大きくなって駆動ピンとディスクとが
一体的に回転し、ディスクの位置決めが円滑になされな
い場合がありうる。また片側よりディスクを回転させる
方法であり、従って、ディスクを一方のカセットの面に
押付けることとなるので、ディスクの回転がスムーズに
行なわれない場合もありうる。

（問題を解決するための手段） ディスクハブの中心部に回転軸が嵌入できる凹部を形成
し、この凹部形成面の反対側の面に、スラスト圧付加部
材が当接可能な当接部を設け、ケースに設けた開口部か
ら上記当接部を外部に露出させたことを特徴とする。

（作　　　用） 上記の如き特徴を有する本発明のディスクカセットをデ
ィスクドライブ装置に装填すると、ドライブ装置側の回
転軸はディスクハブを貫通することなくディスクハブ中
心部の凹部に嵌入するだけであり、上記凹部形成面の反
対側に形成され、かつケース開口部から外部に露出した
当接部に、スラスト圧付加部材が当接し、もって、回転
軸と一体的にディスクが回転駆動される。

（実　施　例） 第１図及び第２図において、カセット１は、上ケース３
と下ケース４の開放面を互いに合わせて固着すると共に
、中心部にディスクハブ６を一体的に有するフロッピー
ディスク等の磁気ディスク５を上下ケース３，４で形成
される空間内に回転自在に収納することによって構成さ
れている。上ケース３には、内向きに突出した円環部８
ａを有する開口部８が設けられており、開口部８からは
ディスクハブ６の中央部７がケース３の外部に露出して
いる。中央部７の周囲には、上記円環部８ａよりも大き
い円環部７ａが、円環部８ａとは反対の向きに突設され
ている。円環部８ａと７ａとは互に入り組んでおり、開
口部８からカセット１に塵埃が容易に侵入するのを防止
するのに役立っている。

ディスクハブ６の中央部７には、ディスク５の中心線上
の位置が頂点となるように球面状の突出部９が形成され
ている。この突出部９には、後に述べるスラスト圧付加
部材が当接する。ディスクハブ６の突出部９形成面の反
対側の面には凹部１１が設けられ、この凹部１１の外周
側には小円環部１２が、さらにその周囲には大円環部１
３が同心的に形成されている。ディスクハブ６の周縁に
は、ケース４がわに向いた円環部６ａが形成されており
、また、ケース４の開口部４ａには、上記円環部６ａと
は逆向きの円環部４ｂが、さらにこの円環部４ｂの周囲
には大円環部４ｃがケース４と一体的に形成されている
。円環部６ａは、開口部４ａからカセット１への塵埃の
侵入を防止するのに役立つ。

小円環部１２と大円環部１３は一個所において突堤１４
によって互に連結されている。凹部１１には回転軸１０
が嵌入しうるようになっている。また、凹部１１は略円
筒面をなしているが、第４図に示されているように、凹
部１１の中心を通る線Ｙ−■に関して対称位置に平面部
１１ａ、　Ｉｌｂが形成されている。

第２図において、カセット１には磁気ヘッド挿入孔２０
を有するシャッタ保護板２１が固着されおり、シャッタ
保護板２１の内方にはシャツタ板２２がカセット１の側
縁に沿って摺動可能に設けられている。

シャツタ板２２は、図示されない磁気ヘッド挿入口を有
しており、通常はシャツタ板２２がばね（図示されず）
による付勢力により一方に移動して図示のようにシャッ
タ保護板２１の磁気ヘッド挿入口２２を遮蔽しているが
、カセット１をディスクドライブ装置に装填すると、適
宜の連動手段によりシャツタ板２２が付勢力に抗して移
動させられ、シャツタ板２２の磁気ヘッド挿入口とシャ
ッタ保護板２１の磁気ヘッド挿入口２２とが重なり、こ
れらの挿入口から磁気ヘッドを挿入してディスク５のト
ラック面に摺接させることができるようになっている。

次に、上記の如く構成されたディスクカセットを用いる
ディスクドライブ装置の例を説明する。

第１図において、ディスクカセット１はドライブ装置の
シャーシ２上に固定された図示されない位置決めピンに
よって装填位置が決められるようになっている。シャー
シ２には、回転軸１０が軸受１５によって回転自在に支
持されている。回転軸１０はシャーシ２を上下に貫いて
おり、モータ（図示されず）によって回転駆動される。

回転軸１０には、シャーシ２の上方において平板状のス
ピンドルハブ１６が嵌合固着されている。スピンドルハ
ブ１６には、一つのドライブピン１７がプレス押し出し
によって形成されている。回転軸１０は、ディスクカセ
ット１を所定の位置に装填したときディスクハブ６の凹
部１１に嵌入するようになっており、ディスクハブ６の
大円環部１３の端面がスピンドルハブ１６上に載ってデ
ィスクカセット１の高さ方向の位置決めがなされ、また
、スピンドルハブ１６のドライブピン１７がディスクハ
ブ６の突堤１４に係合しうるようになっている。

回転軸１０の上方には、板ばねからなるスラスト圧付加
部材１８があり、スラスト圧付加部材１８の先端部には
、下方への打ち出しによってスラスト圧付加部１９が形
成されている。スラスト圧付加部材１８は、ディスクカ
セット１をディスクドライブ装置に装填すると、第１図
に示されている装置に進出して同部材１８の弾力により
スラスト圧付加部１９がディスクハブ６の中央部７の突
出部９に当接し、ディスクハブ６を比較的弱い力でスピ
ンドルハブ１６に向かって押しつける。

いま、ディスクカセット１を所定の位置に装填すると、
ディスクハブ６の中央部７の凹部１１に回転軸１０が嵌
入し、スラスト圧付加部材１８のスラスト圧付加部１９
がディスクハブ６の中央部７の突出部９に当接し、ディ
スクハブ６の大円環部１３がスピンドルハブ１６に軽く
押し付けられる。また１回転軸１０と共にスピンドルハ
ブ１６が回転すると、ドライブピン１７がディスクハブ
６の突堤１４に係合してディスクハブ６及びこれと一対
の磁気ディスク５を回転駆動する。ここで、ドライブピ
ン１７が突堤１４に係合した状態、におけるドライブピ
ン１７とディスクハブ６の凹部１１内の平面部１１ａ、
　ｌｌｂとの位置関係を見ると第４図のようになる。同
図において、ドライブピン１７が突堤１４に係合した状
態で回転軸１０の中心とドライブピン１７の中心とを通
る線Ｘ−Ｘとすると、この線Ｘ−Ｘに対して直交する線
Ｙ−Ｙに対して線対称に凹部１１の平面部１１ａ。

１１ｂが形成されている。従って、ドライブピン１７で
突堤１４が押されたとき１図示されない磁気ヘッドがデ
ィスク５に摺接することによって生ずる摩擦力によりデ
ィスク５及びそのディスクハブ６は、８一 平面部１１ａ、　ｌｌｂがともに回転軸１０の周面に当
接するようにずれ、この平面部１１ａ、　ｌｌｂと回転
軸１０との当接によってディスク５のセンタリングが行
われる。即ち、平面部１１ａ、　ｌｌｂに回転軸１０の
周面を当接させることによりディスクハブ６の中心と回
転軸１０の中心とが一致するように予め平面部１１ａ。

ｔｔｂが設定されている。こうして、回転軸１０と共に
スピンドルハブ１６が回転駆動されることにより、ディ
スク５はセンタリングが行われた状態で回転駆動される
。

回転軸の中心とディスクの中心とを一致させるためには
、第５図に示されているように、ディスクハブ側の凹゛
部３１を完全な円筒状に形成し、回転軸３０の側面に二
つの突部３０ａ、　３０ｂを形成し、この突出部３０ａ
、３０ｂがディスクハブの凹部３１に当接するようにし
てもよい。

ディスクハブ６の小円環部１２は、これを省略すること
ができる。第６図は、第１図における小円環部１２を省
略したディスクハブ３６を有するカセットを示しており
、このディスク３６の場合、ドライブピン１７（第１，
４図）と係合する突堤１４　（第３゜４図）は、凹部２
１の開口部を形成する筒部３１ａと円環部３３との間に
設けられる。ディスクハブ３６に形成された円環部３６
ａ、　３７ａは、開口部３８．３４からカセットに塵埃
が容易に入り込むのを防止する。

なお、第１図及び第６図におけるディスクハブ６．３６
の球面状の突出部９をなくし、その代わりにスラスト付
加部材１８の先端部に球面状又は曲面状の突出部を設け
、この突出部でディスクハブの中央部を押しつけるよう
にしてもよい。

（発明の効果） 本発明によれば、回転軸がディスクハブを貫通するので
はなく、ディスクハブの中心部に設けた凹部に回転軸を
嵌入させるようにし、この凹部形成面の反対側の面にス
ラスト圧付加部材が当接可能な当接部を形成してこれを
ケースの開口部から外部に露出させたから、ディスクハ
ブの形状が簡単になると共にスラスト方向の圧力付加機
構及びドライブ機構が極めて簡単になり、安価なディス
クカセット及びディスクドライブ装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のディスクカセットの実施例及びその
ドライブ機構の例を示す縦断面図、第２図は上記ディス
クカセットの斜面図、第３図は上記ディスクカセットの
ディスクハブの部分を下側から見た斜面図、第４図は上
記ドライブ機構におけるセンタリング機構の部分を示す
横断面図、第５図はセンタリング機構の別の例を簡略化
して示す断面図、第６図は簡素化されたディスクハブを
有するディスクカセットを示す断面図である。 ■・・・・ディスクカセット、３，４・・・・ケース、
５・・・・ディスク、６，３６・・・・ディスクハブ、
７・・・・ディスクハブの中央部、８・・・・開口部、
９・・・・当接部としての突出部、１０・・・・回転軸
、１１・・・・凹部、１８・・・・スラスト圧付加部材
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスクハブを一体的に固着したディスクをケース内に
   回転自在に収納したディスクカセットにおいて、上記デ
   ィスクハブの中心部に、回転軸が嵌入できる凹部を形成
   し、この凹部形成面の反対側の面に、スラスト圧付加部
   材が圧接する当接部を設け、ケースに設けた開口部から
   上記当接部を外部に露出させたことを特徴とするディス
   クカセット。