JPS618065A - 添加剤混合消火剤の製造−放出方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、定量的に吸引されて消火剤ポンプの吸引管に
供給される添加剤特に発泡剤と混合した消火剤の製造−
放出方法に関する。

添加剤、例えば発泡剤、結合剤、煙幕または催涙がスを
混入した消火剤を自動的に生成させる方法及び装置はす
でに公知である。即ち、例えば泡状消火剤を生成させる
ため、消火剤ポンプの圧力管と吸引管の間にバイパス管
を介在させることは公知でらる。このバイパス管中に発
泡剤混合装置、好ましくは消火剤の通過に伴なって負圧
を発生させるインゼクタ式混合装置を設ける。消火剤が
混合装置を通過する際に発生する負圧により発泡剤容器
から発泡剤が吸引される。混合装置において添加される
発泡剤の量を一連の実験で手動調節自在な発泡剤スロッ
トル手段によって求める。泡状消火剤が所期のコンシス
チンシーに達したら、この調整位置を固定する。この方
法の欠点は圧力管の出口において消火剤が取出されない
場合にも発泡剤容器から発泡剤が取出されることである
。即ち、圧力管と吸引管の圧力差の作用下に、消火剤が
必要かどうかに関係なく消火剤がバイパス管を循環する
から、バイパス管及び消火剤ポンプ内の消火剤に常に新
しい発泡剤が添加される。その結果、圧力管中に発泡剤
が停滞し、消火剤タンクにむかって広がるおそれがある
。多くの場合、消火剤タンクに消火剤と共に入っている
水が発泡剤と混合するという最悪の事態を防止するため
には、消火剤ポンプの吸引管中に逆止め弁を配置しなけ
ればならない。この逆止め弁は、多くの場合発泡剤が停
滞した際に供給方向とは反対の方向に、即ち、消火剤容
器にむかって消火剤が移動するのを阻止する流体衝突板
から成る。特にこのような消火システムを走行自在な作
業車、特に消防車に利用する場合、消火が中断され、こ
れに続く成る短時間に亘ってさらに消火剤が使用された
後、圧力管の放出域に泡状消火剤が存在するが、この消
火剤においては水と発泡剤とが正しく混合されていない
という問題が生じる。

消火剤ポンダとは独立した固有の発泡剤ポンプによって
直接的に圧力管へ、特に消火剤ポンダ高圧段下流へ発泡
剤を供給する方式も公知である。

しかしながら、高圧域に発泡剤ポンプを配置するために
は、比較的大きい技術的、経済的負担が必要である。

本発明の目的は、消火剤に対する添加剤添加量を簡単に
配量し、経済的に消費することを可能にする添加剤混入
消火剤を製造する方法及び装置を提供することにある。

消火剤容器中の消火剤がパンクウォッシュしたり、添加
剤と混合するのを確実に防止すること、さらには、必要
に応じて添加剤を消火剤Ｉング高圧部の領域だけで添加
することにより、消火剤ポンダ低圧部の圧力出口では非
混合消火剤が作用できるようにすることも本発明の目的
である。

本発明ではこの目的を、圧力管中の消火剤供給量に比例
する消火剤部分量を圧力管から取出して負圧を発生させ
、との負圧により”Ｃ添加剤特に発泡剤を吸引し、これ
と消火剤とを混合し、続いて、添加剤混入消火剤を消火
剤ポンプの吸引管に供給するととによって達成する。こ
の意外に簡単な解決法の利点は、消火剤に達する添加剤
添加量が消火剤ポンダ圧力管出口において取出される消
火剤量と比例することにある。従って、圧力管出口にお
ける消火剤放出が中断されると添加剤の混合も中断され
、消火剤ポンプ圧力管出口における時々刻々の取出し量
とは無関係に消火剤に一定比率の添加剤が添加される。

本発明の成る実施態様では、消火剤ポンプが多段式であ
り、消火剤ポンプ最終段の下流で消火剤部分量を取出し
、発泡剤から成る添加剤と混合させた消火剤部分量を２
つの段の間で、特に第１高圧段の手前で、消火剤ポンダ
に供給する・従って・同一の消火剤ポンプで圧力の異な
る種々の消火剤を生成させることができる。例えば、消
防車においてポンダの低圧部の下流で消火水を取出し、
高圧部の後方で消火水または例えば発泡剤のような添加
剤を添加された消火水を取出すことができる。

この組合わせは作業車、特に消防車に課せられる汎用性
という必要条件に適合するものである。

消火剤部分量がインゼクタ作用により添加剤を吸引し、
これを消火剤ポンプ吸引域、即ち、消火剤ポンダの対応
段に供給するように構成することも可能である。インゼ
クタに供給される消火剤部分量は圧力管出口で取出され
る消火剤量とすでに合わせて調整されているから、その
配量はもはや不要である。

本発明は消火剤ポンダ、消火剤ポンプの吸引管、圧力管
、圧力管と吸引管との間に介在するバイパス管、及びこ
のバイパス管の途中に配置され、添加剤吸引管を介して
添加剤容器と接続するｆＶミキサを備えだ、前記方法を
実施するための添加剤混入消火剤の製造−放出装置をも
含む。

この装置はバイパス管が、圧力管中の供給量に比例して
調節可能な制御装置、例えば制御弁を介して圧力管と接
続していること、および前記制御装置がパイ・ぐス管中
でプレミキサよりも手前に位置することを特徴とする。

発泡剤を吸引するために供給量に比例する消火剤部分量
を取出すことにより発泡剤の吸引量も調節されるから、
この制御弁を設けるだけで充分な比率で消火剤に添加剤
を混入させるだけでなく、添加剤と混合された消火剤が
消火剤容器ヘパツクウォッシュするのを防ぐこともでき
る。なぜなら、圧力管中の消火剤供給量または供給流が
制限されると、例えば推進水量とも呼称される部分量も
制御弁によって制限され、遂には添加剤、％に発泡剤が
全く吸引されなくなる。不発明の方法及び装置は常に、
この種の設備において不可避な隙き間損失や漏れ損失と
は関係なく、本流が途絶えたらバイパス管への添加剤供
給が確実に阻止されるように設計する。即ち、隙き間損
失及び漏れ損失にもかかわらず供給量が維持される限り
、添加剤の混入が中断されることはない。

本発明の極めて重要な実施態様では、制御弁が位置調整
装置によって消火剤の流れ方向とは反対の方向忙付勢さ
れ、流れ方向に対して変位自在に弁箱内に軸支された弁
頭を含み、そして、パイ・（ス管の手前に配置されて弁
頭の変位に伴なって流路断面積が増大する制御口を前記
弁頭に連携させる。このように構成すれば補助エネルギ
ーを利用しなくても本発明による消火剤に対する添加剤
の混入を行うことができる。

さらにまた、弁頭を、長手方向の内腔を有し、かつ弁箱
の孔に溜って案内される制御ピストンと接続（−１前記
内腔の長手方向に互いに距離を保ち、前記内腔と垂直な
互いに整列した制御口、特に制御スリットを設け、内腔
を弁通路に対して閉鎖する制御縁と制御口との間の距離
が圧力管中の供給量変化に応じた制御ピストンの変位量
に対応するように実施することも可能である。制御ピス
トンの長手方向変位、及びその結果である断面積の増大
により、制御口を通ってバイパス管へ流入する消火剤が
増える。また、種々の供給量に合わせて、圧力管の出口
で部分量を簡単に調整することができる。

本発明の好ましい実施態様として、互いに距離を保つ２
組の制御口を直径の異なる孔の瘉態で内腔の長手方向に
形成し、位置調整装置として作用する圧縮ばねの変位行
程が圧力管中の第１供給量に対応し、制御縁と制御口と
の間の距離が前記変位行程よりも小さく、少なくとも１
つの他の、特に大きい方の供給量がもう１つの変位行程
に対応し、内腔の長手方向に互いに距離を保つ制御日間
の距離が前記もう１つの変位行程よシも小さくなるよう
に構成する。この実施態様は特にいかなる消費装置でも
所定の消火剤量を取出せる消防車に消火剤ポンプを組込
んだ場合に有効である。圧力管から取出される部分量ま
たは推進水量を段階的に増大させることにより、あらか
じめ消費量を設定可能な複数消費装置の集合体に前記部
分量または推進水量を迅速かつ正確に適合させることが
できる。

本発明ではまた、内腔の長手方向に互いに距離を保つ制
御口が異なる開口面積または直径を有し、弁通路が特に
変位方向に見た制御日間距離の和に相当する長さを有す
るように構成することも可能である。なぜなら、このよ
うに構成すれば内腔をパイ・臂ス管と接続する制御口の
個数に応じて部分量または推進水量の線形的または漸進
的増大を簡単に達成することができるからである。

好ましい実施態様として、ｆｖミキサを、添加剤吸引管
と接続するインゼクタで構成することも可能でおる。こ
れにより、補助エネルギーを利用しなくても消火剤部分
量または推進水量によってこれに対応する量の添加剤ま
たは発泡剤をほか忙制御手段を溝することなく吸引する
ことができる。

圧力管とバイパス管との間に調量弁、例えばサー＆弁を
介在させ、その駆動手段が非作用位置においてバイパス
管を閉鎖するゲート装置を含むと共に、流動速度または
供給量を測定するために消火剤ポンプの圧力管中に設け
た測定装置と電気的に連動するように構成することもで
きる。このように構成すれば消火剤の供給量と部分量の
比率を迅速かつ簡単に種々の条件に適応させることがで
きる。さらにまた、圧力管に流量調整弁を組込む必要は
ないから、流動速度または流動特性が変化しない。

サーボ弁及び測定装置と、添加剤量に対する流動速度ま
たは供給量の比を調整する調整部材を含む制御装置とを
接続することにより、圧力管中の供給量と圧力管から取
出される部分量または推進水量の比率を種々の榮件に簡
単に適合させることができるように構成するのも好まし
い実施態様である。

本発明の他の実施態様では、サービ弁または締切手段か
ら成る締切装置をプレミキサの手前に設け、そして、締
切装置の好ましくは遠隔操作可能な駆動手段と制御装置
とを電気的に接続する。これにより調整弁として構成さ
れたサービ弁で本発明装置を作動させたり停止させたり
することもできる。

最後に、締切装置及び調量弁の駆動手段を消火剤放出部
、例えば消火剤ピストルに設けた操作手段、例えば操作
ボタンと特にワイヤレス接続することも可能でおる。こ
のように構成すれば消火剤の使用現場から直接装置を作
動させたり停止させたりすることができ、従って、添加
剤を迅速かつ簡単に使用できる。

以下余白 以下ミ添付図面に示す実施例に基づいて本発明を更に詳
細に説明する。′ 第１図には、消火剤容器（２）、消火剤ポンプ（３）、
発泡剤容器（４）、ホースを低圧側圧力管（６）に接続
するジヨイント（５）、及びホース（８）特に高圧ホー
スを高圧側圧力管（９）と連結するジ胃インド（７）を
含む消防車（１）を示す。ホース（８）を介して供給さ
れる消火剤を散布するため、消火剤放出装置例えば消火
剤ピストル（１０）をホース（８）と接続する。消火剤
ポンプ（３）と圧力出口との間に、添加剤と混合させた
消火剤を生成させる本発明装置を介在させる。この装置
（１１）は、バイパス管（１３）の手前に配置されて圧
力管（９）と連携する制御弁（１２）を含む。パイノヤ
ス管（１３）には、発泡剤から成る添加剤の吸引管（１
５）を介して発・泡剤容器（４）と接続するプレミキサ
（１４）を設ける。バイパス管（１３）は消火剤ポンプ
（３）の高圧部の高圧段（１７）の吸引管（１６）に開
口する。高圧部の高圧段（１７）及び他の高圧段（１８
）よりも手前に消火剤Ｉンプ低圧部の低圧段（１９）を
配置する。消火剤ポンプ（３）の圧力段は車の駆動にも
利用できる駆動エンジン（２０）によって駆動される。

制御弁（１２）とプレミキサ（１４）どの間にはバイパ
ス管（１３）の通路に締切装置（２１）を設けることが
できる。

第２図には、バイパス管（１ｉ３）の構成を拡大して示
す。第２図から明らかなように、圧力管（９）の流路内
に制御弁（１２）を設ける。この制御弁（１２）は、位
置調整装置（２３）によシ矢印（２４）で示す流れ方向
とは反対の方向に圧力管内の弁座（２５）に圧接させら
れる弁頭（２２）を備える。消火剤ピストル（１０）Ｃ
第１図〕で消火剤が放出されると、弁頭（２２）はこの
時発生する流体の流れによシ弁座（２５）から離脱する
から、制御口（２６）がパイｉ４ス管（１３）の入口と
接続する弁通路（２７）に開口する。従って、制御口（
２６）の流路面積によって部分量を限定される高圧段（
１８）からの消火剤がバイパス管に流入する。消火剤ピ
ストル（１０）の使用に際して既知量の消火剤が放出さ
れるから、放出消火剤量、例えば２００　Ａ／１ｎｉｎ
に相当する部分量がバイパス管（１３）に供給されるよ
うに制御口（２６）の断面積を設定すればよい。第１図
から明らかなように、２つのジヨイント、即ち、２つの
互いに平行な消火剤放出場所を消防車（１）に設けた場
合、内腔の長手方向に流れ方向（矢印２４）とは反対の
側に位置のずれた別の制御口（２８）を設けることがで
きる。第２ジヨイントにおいてもホース（８）を消火剤
ピストル（１０）と接続して作動させると、圧力管（９
）内の消火剤流量が増大し、弁頭（２２）がさらに弁座
から離脱する。その結果、別設の制御口（２８）が弁ポ
ー）（２７）の領域に来るから、消火剤は制御口（２６
）だけでなく制御口（２８）も通ってパイｉ４ス管（１
３）に流入することができる。制御口への消火剤供給は
弁頭（２２）に形成した内腔（２９）を介して行われる
。制御弁（１２）によって分岐させられた消火剤部分量
は推進水とも呼称されるものであり、プレミキサ（１４
）の手前に配置されている締切装置（２１）が開放状態
ならこれに供給される。プレミキサ（１４）は、狭窄管
路（３１）と発泡剤容器（４）に至る吸引管（１５）と
を接続するインゼクタ（３０）から成る。消火剤または
推進水の部分流がプレミキサ（１４）を通過する際に、
インゼクタ（３０）内に推進水量に比例する負圧が発生
する。この負圧の作用下に、負圧に比例する量の発泡剤
（３２）が吸引され、バイパス管（１３）を通って供給
された水またはすでに発泡剤（３２）と混合している水
の形を取る消火剤部分量と混合される。消火剤と発泡剤
とのこの混合物は消火剤ポンプ（３）の高圧部吸引管（
１６）中に発生する負圧によって吸引される。

本発明装置のこのような構成により、圧力管（９）の出
口における供給量に比例する推進水量によって、この推
進水量に、従って、供給量にほぼ比例する量だけの発泡
剤を発泡剤容器（４）から取出すことができる。吸引管
（１５）において発泡剤（３２）を調整したり配置した
りする必要はない。この原理または装置は、必要に応じ
て他の添加剤を任意の態様で消火剤と混合するのにも応
用できることはいうまでもない。

第３図には、添加剤と混合された、特に泡状の消火剤を
生成させる本発明装置の他の実施態様を示す。同じ部分
には第２図と共面の参照番号を使用しである。

この実施態様では、バイパス管（１３）が調量弁（３４
）を介して消火剤ポンプ（３）の圧力管（９）と接続し
ている。調量弁（３４）をバイパス（１３）の締切りを
も兼ねるように構成すれば、この実施態様において補足
的に略示しである締切装＠（２１）を設ける必要がない
。

この実施態様では、サーボ弁として構成されている調量
弁（３４）の駆動手段（３５）は制御装置（３６）と電
気的に連動関係にある。この制御装置（３６）は電源（
３７）からエネルギーを供給される。圧力管（９）には
、測定装置（３８）、例えば圧力管（９）の内部空間に
配置された流体衝突板（３９）と連動する電気機械変換
器、特に回転電位差計筐たは回転電界強度測定器をも設
置する＠圧力管（９）内の支配的な流量に応じて流体衝
突板（３９）が変位して制御装置（３６）に対して種々
の信号を供給する。調量弁（３４）の駆動手段（３５）
は高流量の際に高く、低流量の際に低くなる電圧にそれ
ぞれ比例して調整される。

圧力管（９）内の供給量に対応して行われる駆動手段（
３５）の、従って調量弁（３４）を通る流量の調整比は
、調整部材（４０）により消火剤（３３）と発泡剤（３
２）との所期の混合比に調定すればよい。調量弁（３４
）を介してバイパス管（１３）に供給される消火剤部分
量は、第２図に関連してすでに述べたように、部分量が
インゼクタ（３０）を通過する際にプレミキサ（１４）
中に発生する負圧を、従って、吸引管（１５）を介して
憚泡剤容器（４）から吸引される発泡剤（３２）の量を
決定する。また、第２図の実施例に関連してすでに述べ
たように、消火剤部分量と混合された発泡剤は、消火剤
ポンプ（３）の吸引管（１６）に供給される。プレミキ
サ及び混合動作の構成及び作用態様は、第２図の場合と
同様であるから、詳細については第２図に関連の説明を
参照されたい。

第４（Ａ）図には制御弁（１２）を拡大して図示する。

同図から明らかなように、制御弁（１２）は圧力管（９
）の２つのフランジ（４２）間に挿入されたディスク状
の弁箱（４１）を含む。弁箱（４１）は、内径（４３）
によって限定される圧力管の断面積に対応する開口断面
（４４）を有し、その開口断面（４４）内において、好
ましくは弁頭（２２）と一体的に糾合されている制御ピ
ストン（４７）が、ガイドスリーブ（４６）内で、突出
する弁箱（４］）の支持部（４５）を介して案内される
。

支持部（４５）Ｉｃは制御ピストン（４７）が貫通する
弁通路（４８）を形成しである。弁頭（２２）及び制御
ピストン（４７）には流れ方向（矢印４９）と平行に圧
力管（９）内に延びる内腔（５０）を設ける。制御ピス
トン（４７）の環状シャケ。

トは、半径方向に制御口（２６）及び（２８）、例えば
孔、スリットなどの形で貫通されている。

流れ方向（矢印４９）と直交する孔（５１）を介して、
弁通路（４８）が、弁箱（４１）に直接固定されたプレ
ミキサ（１４）の入口と接続している。プレミキサ（１
４）は例えばねじ（５３）によって弁箱（４１）に固定
された筐体（５２）から成り、この筐体（５２）内には
ノズル板（５４）が配置され、その後方にインセクタ（
３０）の混合室（５５）がある。インセクタ（３０）へ
は、発泡剤容器（４）に至る吸引管（１５）が孔（５６
）を介して開口する。プレミキサ（１４）の出口からバ
イパス管（１３）へ、発泡剤と消火剤とから成る混合物
が流入する。バイパス管（１３）を通って、第２図及び
第３図に関連して述べたように、混合物は消火剤ポンプ
（３）の吸引管（１６）に供給される。

プレミキサ（１４）の設計に際しては、消火剤に発泡剤
を添力口する時、発泡剤の量が所定の消火剤量の約１〜
１０チとなるように配慮しなければならない。即ち、推
進水量、または消火剤流れから分岐されるバイパス管（
１３）内の部分量を適正に設定しなければならない。例
えば放出される消火剤量に５％の発泡剤が添加される場
合、圧力管から取出される発泡剤量は消火剤供給量の約
８３チとなる。このことは経験に照らしてプレミキサを
過当に設計すれば推進水１部から発泡剤０６部が吸引さ
れることから明らかである。この比率はインセクタの流
入圧と流出圧の圧力差約４バールに対応する。従って、
約８．３％の推進水がプレミキサを通過すると約５％の
発泡剤が吸引されて消火剤ポンプの吸引管に供給される
。ただし上記数値例はあくまでも多様な設計例のうちの
１つでしかない。なぜ々ら、部分量または推進水量は当
然のことながらインセクタの入口と出口の圧力差によっ
て、また、発泡剤、または消火剤に添加すべき添加剤の
割合によって決定されるからである。なお、インゼクタ
出口における背圧が大きすぎると流れが途絶えて発泡剤
及び添加剤の吸引に支障をきたすおそれがあることに留
意すべきである。従って、部分量または推進水量は個々
の場合の圧力比との関連で設定しなければならない。

弁箱（４１）の孔（５１）の途中に締切装置（５７）を
設け、これによって下流のプレミキサ（１４）に対する
消火剤供給を遮断できるようにする。略示したように、
締切装置を遠隔操作駆動手段（５８）と連動させること
ができる。この駆動手段（５８）は好１しくけ消火剤ピ
ストルを持つ隊員によって携帯され、操作されるが、ま
たは第４（Ｂ）図に示すとおり、消火剤ピストル（］０
）に面接組込むことのできる送信器（６］）の操作ボタ
ン（６０）により受信器（５９）を介して操作すること
ができる。従って、操作者がいなくても現場で出動目的
に応じて消火剤に添加剤、特に発泡剤を添加することが
できる。

第５図には、好ましくは本発明装置（１１）で生成した
添加剤入り消火剤の散布に利用できる消火剤ピストル（
６２）を示す。この消火剤ピストル（６２）は銃身部（
６３）を含み、この銃身部の噴射口（６４）から距離を
保つ位置にグリップ（６５）を取付けである。グリップ
（６５）の銃身部（６３）とは反対側の端部に公知の態
様でホースジヨイント（６６）があシ、さらに引金（６
７）が組込まれている。銃身部（６３）内には引金（６
７）と連動する弁棒（６８）が配置されており、銃身部
（６３）の噴射口（６４）と反対の側にこれも弁棒（６
８）と連動する緩衝装置（６９）を設けである。弁棒（
６８）にはホースジョイン）（６６）を起点とする接続
管（７１）を閉鎖するための閉鎖ピストン（７０）とス
プレーコーン（７２）を取付けである。消火剤ピストル
（６２）はこのほか入れ子犬に銃身部（６３）へ移行す
る進管（７３）を含む。この進管（７３）に別のグリッ
プ（７４）を固定しである。進管（７３）は手動操作バ
ヨネットロック（７５）により銃身部（６３）に対し、
実線で示す運搬位置に固定される。添加剤、特に発泡剤
を添加した消火剤を放出す仝ために消火剤ピストル（６
２）を使用する場合には、進管（７３）を実線で示す位
置から鎖線で示す位置へ移動させる。このためにはグリ
ップ（７４）によυ泡管（７３）を銃身部（６３）の長
手軸を中心に回動させることにより、互いに対称の形状
を有するバヨネット素子の咬合を解き、進管（７３）を
鎖線位置に移動させ、バヨネット素子を再び咬合させる
ことによって銃身部（６３）に対してこの位置に係止す
る。

使用に際しては引金（６７）を操作することによって接
続管（７１）をグリップ（６６）にむかって開放し、消
火剤が銃身部（６３）を通って噴射口（６４）に達する
ようにする。引金をさらに強く引くと、噴射口内でスプ
レーコー？／（７２）が移動して消火剤が噴射される。

従って、この消火剤ピストル（６２）により完全噴流ま
たは消火剤スプレーを発生させることができる。

消火剤ピストル（６２）の操作者または隊員を衝撃によ
る危険から保護するため、閉鎖ピストン（７０）の閉＠
またはばね作用下に噴射口（６４）にむかって起こる移
動を緩衝装置ｔ（６９）で緩衝することにより、接続管
（７１）が静かに閉鎖されるようにする。

隊員または消火剤ピストル（６２）の操作者が現場を離
れたり、別の操作員が多くの場合作業車に設置される本
発明装置につきっきりにならなくても装置（１１）を作
動させることができるように、グリップに操作ボタン（
６０）を設ける。この操作ボタン（６０）は例えばグリ
ップ（６５）及びホースジヨイント（６６）におけるホ
ース管（７６）に組込んだ導線（７７）を介して例えば
第３図に関連して述べた制御装置（３６）または第七図
の駆動手段（５８）と連動する。これにより本発明装置
または消火剤に添加剤を添加するためのプレミキサを作
動させることができる。ホース及び消火剤ピストルに導
線（７７）を組込んだ図示の実施例の代ｆ）に、例えば
第４（Ｂ）図にも示したように指令をワイヤレス伝送し
てもよいことはいうまでもなく、この場合、第４（Ｂ）
図に示す送信器（６１）を必要に応じて着脱できるよう
に消火剤ピストルのグリ１．プ（６５）〔ｆｆｉ込むこ
と力５好ましす。また、消火剤ピストル（６２）を作幕
車に装備する際に、送信器（６１）のアキュムレータが
作業車の電源と接続されるように保持機構を構成するこ
とが好ましい。ただし、消防隊員が特別な危険に陥り、
救援を必要とする場合、例えば緊急コール発信に操作ボ
タン（６ｏ）を利用することも可能である。

添加剤、特に催涙ガス、発泡剤、油、塩などの結合剤を
混入させるための本発明装置は消火剤ポンプの高圧部だ
けでなく低圧部にも設置できることはいうまでもない。

さらにオた、消火ポンプの低圧及び高圧部の段数−とも
無関係に本発明を応用できる。消火剤ポンプが低圧部と
高圧部を具備する必要もない。本発明装置の使用は高圧
部だけしか持たない消火剤ポンプにおいても可能である
。

さらに、車に固設されるか携帯自在であるかに関係なく
、本発明装置は任意の消火剤ポンプと併用できる。

本発明装置で形成される混合消火剤は固設式であるか可
動式であるかに関係なく、ホース、管、消火剤ピストル
、進管、噴射装置またはスプレーノズルなどを介して散
布される。本発明の方法及び装置の要点は添加剤が−わ
ゆる吸引混合方式で消火剤に添加されることにある。即
ち、種々の高圧で発泡剤を圧力管に圧入するために技術
的装置を必要としない。

例えば消火剤ポンプ高圧部の入口に至る管内にはすてに
正圧が存在し、また消火剤ポンプが正圧で操作される水
道から給水される場合には消火剤ポンプ低圧部の入口に
も同様であるが、以上の説明ではポンプの低圧部または
高圧部の入口よりも手前の管に対して１吸引管パという
表現を用いた。

即ち、原理的には゛°吸引管”とは消火剤ポンプまたは
このポンプの一部の入口に消火剤を供給して圧力を増大
させる管を意味する。本発明の方法及び装置の作用効果
はこの”吸引管″においてすてに正圧が支配的である場
合にも得られる。なぜなら、消火剤の部分量または推進
水量が圧力が比較的高い位置で取出されるから、添加剤
を添加された消火剤はこの管の優勢圧よりも高い圧力で
′°吸引管′°へ圧入されるからである。

【図面の簡単な説明】

第１図は消防車における特に泡状の消火剤を生成させる
本発明装置を略示する説明図である。第２図は圧力管内
に配置した制御弁を利用して特に泡状の消火剤を生成さ
せる装置を略示する説明図である。第３図はサーボ弁を
利用して泡状消火剤を生成させる装置の他の実施態様を
示す説明図である。第４（Ａ）図は本発明装置に採用さ
れて圧力管内に配置され、消火剤の一部を生成させるの
に寄与する制御弁を略示する部分断面図である。第４（
Ｂ）図は第４（Ａ）図に示す装置と関連して使用する消
火剤ピストルの説明図である。第５図は本発明装置と併
用するための、油管を一体的に組込まれた消火剤ピスト
ルを略示する一部断面図である。 １：消防車、２：消火剤容器、３：消火剤ポンプ、４：
発泡剤容器、５：ジヨイント、６二圧力管、７：ジヨイ
ント、８：ホース、９：圧力管、１０：消火剤ピストル
、１１：装置、１２：制御弁、１３：バイノクス管、１
４：プレミキサ、１５：吸引管、１６：吸引管、１７．
高圧段、１８：高圧段、１９：低圧段、２０：駆動エン
ジン、２１：締切装置、２２：弁頭、２３：位置調整装
置、２４：矢印、２５：弁座、２６：制御口、２７；弁
通路、２８：制御口、２９：内腔、３０；インゼクタ、
３１：管断ｍ］、３２：発泡剤、３３゛消火剤、３４：
調を升、３５：駆動手段、３６：制御装置、３７：電源
、３８；測定装置、３９：流体衝突板、４０：調整部材
、４１：弁箱、４２：フランジ、４３：内径、４４：開
口断面、４５：支持部、４６：ガイドスリーブ、４７：
制御ピストン、４８：弁通路、４９：矢印、５０；内腔
、５１：孔、５２；筺体、５３：ねじ、５４、ノズル板
、５５：混合室、５６：開口部、５７、締切装置、５８
：駆動手段、５９：受信器、６０：操作ボタン、６１．
送信器、６２：消火剤ピストル、６３：銃身部、６４：
噴射口、６５ニゲリツプ、６６：ホースジヨイント、６
７：引金、６８　弁棒、６９：緩衝装置、７０：閉鎖ピ
ストン、７１：接続管、７２ニスプレーコーン、７３：
油管、７４ニゲリツプ、７５：バヨネットロック、７６
：ホース管、７７：導管。 以下余白

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、添加剤を定量的に吸引して消火剤ポンプの吸引管に
   供給することを含む、添加剤を混合させた消火剤の製造
   −放出方法において、 圧力管中の消火剤供給量に比例する部分量の消火剤（３
   ３）を圧力管（９）から取出して負圧を発生させ、この
   負圧によって添加剤（３２）を吸引し、これと消火剤（
   ３３）とを混合し、続いて、添加剤と混合させた消火剤
   を消火剤ポンプ（３）の吸引管（１６）に供給すること
   を特徴とする、前記の製造−放出方法。 ２、消火剤ポンプ（３）が多段式であり、消火剤ポンプ
   （３）の最終段（１７）の下流で消火剤（３３）の前記
   部分量を取出し、発泡剤（３２）から成る添加剤と混合
   させた消火剤部分量を２つの段（１８）（１９）の間で
   消火剤ポンプ（３）に供給する特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 ３、消火剤（３３）の部分量がインゼクタ作用により添
   加剤を吸引し、これを消火剤ポンプ（３）の吸引域、即
   ち、消火剤ポンプの段（１８）に供給する特許請求の範
   囲第１項または第２項記載の方法。 ４、消火剤ポンプ、消火剤ポンプの吸引管、圧力管、圧
   力管と吸引管との間に介在するバイパス管、及びこのバ
   イパス管の途中に配置され、添加剤吸引管を介して添加
   剤容器と接続するプレミキサを備えた、添加剤を混合さ
   せた消火剤の製造−放出装置において、 バイパス管（１３）が、圧力管（９）中の供給量に比例
   して調節可能な制御装置（１２）を介して圧力管（９）
   と接続していること、および、前記制御装置がバイパス
   管（１３）中でプレミキサ（１４）よりも手前に位置し
   ていることを特徴とする、前記の製造−放出装置。 ５、制御弁（１２）が、調整装置（２３）によって消火
   剤（３３）の流れ方向（２４）とは反対の方向に付勢さ
   れた弁頭（２２）〔これは、弁箱（４１）内において、
   流れ方向に対して変位自在に存在するものとする〕を含
   み、そして、バイパス管（１３）の手前に配置されて、
   流れ方向（２４）における弁頭（２２）の変位に伴なっ
   て流路断面積が増大する制御口（２６）（２８）を前記
   弁頭（２２）に並列させた特許請求の範囲第４項記載の
   装置。 ６、弁頭（２２）と、長手方向の内腔（２９）を有しか
   つ弁箱（４１）の孔に沿って案内される制御ピストン（
   ４７）とを接続し、前記内腔（２９）の長手方向に互い
   に距離を保ち、前記内腔と垂直な互いに整列した制御口
   （２６）（２８）を設け、内腔（２９）を弁通路（４８
   ）に対して閉鎖する制御縁と制御口（２６）（２８）と
   の間の距離が圧力管（９）中の供給量変化に応じた制御
   ピストン（４７）の変位量に対応する特許請求の範囲第
   ４項または第５項記載の装置。 ７、互いに距離を保つ２組の制御口（２６）（２８）を
   直径の異なる孔の形態で内腔（２９）の長手方向に設け
   、調整装置（２３）として作用する圧縮ばねの変位行程
   が圧力管（９）中の第１供給量に対応し、制御縁と制御
   口（２６）との間の距離が前記変位行程よりも小さく、
   そして、少なくとも１つの他の供給量がもう１つの変位
   行程に対応し、内腔（２９）の長手方向に互いに距離を
   保つ制御口（２６）（２８）間の距離が前記もう１つの
   変位行程よりも小さい特許請求の範囲第４項から第６項
   までのいずれか一項に記載の装置。 ８、内腔（２９）の長手方向に互いに距離を保つ制御口
   （２６）（２８）が異なる開口面積または直径を有し、
   そして、弁通路（４８）が、変位方向に見た制御口（２
   ６）（２８）間の距離の和に相当する長さを有する特許
   請求の範囲第４項から第７項までのいずれか一項に記載
   の装置。 ９、プレミキサ（１４）を、添加剤吸引管（１５）と接
   続するインゼクタ（３０）で構成した特許請求の範囲第
   ４項から第８項までのいずれか一項に記載の装置。 １０、圧力管（９）とバイパス管（１３）との間に調量
   弁（３４）を介在させ、その駆動手段（３５）が非作用
   位置においてバイパス管（１３）を閉鎖するゲート装置
   を含むと共に、流動速度または供給量を測定するために
   消火剤ポンプ（３）の圧力管（９）中に設けた測定装置
   （３８）と電気的に接続する特許請求の範囲第４項記載
   の装置。 １１、サーボ弁及び測定装置（３８）と、添加剤量に対
   する流動速度または供給量の比を調整する調整部材（４
   ０）を含む制御装置（３６）とを接続した特許請求の範
   囲第１０項記載の装置。 １２、サーボ弁または締切手段から成る締切装置（５７
   ）をプレミキサ（１４）の手前に設け、そして、締切装
   置の遠隔操作可能な駆動手段（５８）と制御装置（３６
   ）とを電気的に接続した特許請求の範囲第４項から第１
   １項までのいずれか一項に記載の装置。 １３、締切装置（５７）及び調量弁（３４）の駆動手段
   （３５）（５８）を消火剤放出部（１０）に設けた操作
   手段（６０）とワイヤレス接続した特許請求の範囲第１
   ２項記載の装置。