JP2018183242A - 車両用自動吸液機構およびこの車両用自動吸液機構が備えられた消防用自動車 - Google Patents

車両用自動吸液機構およびこの車両用自動吸液機構が備えられた消防用自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】消火用水と泡消火薬剤との混合、および、泡消火薬剤の補給を同時に行うことができる車両用自動吸液機構および消防用自動車を提供する。
【解決手段】フルパワーPTO24を介してエンジン20から取り出された第一の動力によって消火用水を送水する水ポンプ40と、水ポンプ40の下流側に接続された水動力・混合装置30と、トランスミッションサイドPTO25を介してエンジン20から取り出された第二の動力によって放水塔などを稼働させる消火装置稼働用ポンプ41および吸液ポンプ44とが備えられ、水動力・混合装置30の水力モーター31に消火用水が流れることで発生した副次動力で混合ポンプ32が駆動して泡消火薬剤と消火用水とが混合され、同時に、第二の動力で吸液ポンプ44が駆動して泡消火薬剤を吸液する。
【選択図】図6

Description

本発明は、泡消火薬剤が補給される際に用いられる車両用自動吸液機構、および、この車両用自動吸液機構が備えられた消防用自動車に関するものである。
従来、図1に示された大型化学高所放水車101は、火災現場や防災訓練現場などで消火活動を行う際、塔泡ノズル115から消火用水を放水することで高所から消火する。具体的には、図2の模式図に示されているとおり、エンジン120からPTO(Power take−off)124,125を介して取り出された動力によって水ポンプ140が駆動することで、消火用水が水源から吸水されて吐出され、各種水路管を通って、図1における放水塔113の先端に取り付けられた塔泡ノズル115から放水される。また、泡放射をする場合、図2における泡原液ポンプ144によって泡原液タンク108から泡消火薬剤が吸引され、水ポンプ140から吐出された消火用水の放水量に一定比率で泡消火薬剤が圧入、混合され、塔泡ノズル115から泡放射される。
泡消火薬剤の混合方式は、圧送自動比例方式の流量調整式である。配管系統図を参照して説明すれば、図3に示されているとおり、この方法では、泡原液ポンプ144で泡原液タンク108から泡消火薬剤が吸引され、吐出した泡消火薬剤が消火用水の放水量に一定比率で圧入されるよう、泡原液流量計151で泡消火薬剤の流量が一定比率となるように泡原液流量調整バルブ167の開度で泡消火薬剤の流量が調整される。この泡消火薬剤を消火用水路に圧入混合する方法が、圧送自動比例方式の流量調整式である。
泡原液タンク108から消火用水路の泡原液圧入口146までの泡消火薬剤経路は、泡原液タンク108から泡原液ポンプ144までの泡原液ポンプ吸液側配管経路160の途中に、タンク吸液元バルブ169、タンク吸液バルブ173および泡原液ストレーナ170などが設けられている。また、泡原液ポンプ144から泡原液圧入口146までの泡原液ポンプ吐出側配管経路161には、泡原液流量計151、流量調整バルブ167、混合バルブ174、チェックバルブ166が設けられている。
大型化学高所放水車101が消火のために長時間にわたって泡放射をする場合、大型化学高所放水車101の泡原液タンク108に泡消火薬剤の補給が必要となる。石油コンビナート等における特定防災施設等及び防災組織等に関する省令(以下、「省令」と記す。)によれば、大型化学高所放水車101の泡原液タンク108の容量は1800リットル以上と規定されている。この泡原液タンク108の容量からすれば、大型化学高所放水車101が、混合比率3%で毎分3000リットルの泡放射をすれば、20分で泡原液タンク108が空となる。したがって、泡消火薬剤を随時補給する必要があり、補給には図1および図4に示された泡原液搬送車180が用いられる。この泡原液搬送車180は、省令によれば、泡原液タンク181の容量が4000リットル以上であり、所定量の泡消火薬剤を圧送することができる泡原液送液ポンプ132が備えられていることを要すると規定されている。
従来の泡消火薬剤補給方法では、泡原液搬送車180の機能である自動送液システムを使用して大型化学高所放水車101の泡原液タンク108に泡消火薬剤の補給を行う。この自動送液システムでは、防災要員の負担軽減を図るために、図1に示されているとおり、大型化学高所放水車101と泡原液搬送車180とを電気信号用ケーブルで接続し、また、大型化学高所放水車101の泡原液タンク積液口109と泡原液搬送車180の泡原液吐出口185とを送液ホース183で接続し、泡原液送液ポンプ132を駆動させることで泡消火薬剤の送液準備が完了する。泡放射中に、大型化学高所放水車101における泡原液タンク108の泡消火薬剤残量が1/4以下になると、泡原液搬送車180は泡原液送液ポンプ132の回転を上昇させ、泡原液吐出口185のバルブを開いて泡原液搬送車180の泡消火薬剤を大型化学高所放水車101の泡原液タンク108へ送液する。また、大型化学高所放水車101の泡原液タンク108が泡消火薬剤で充満すると、泡原液吐出口185のバルブが閉じ、泡原液送液ポンプ132の回転がアイドリングに戻って待機する。なお、泡原液搬送車180の泡原液吐出口185のバルブは、自動開閉させるために電動式またはエアー式である。
ところで、大型化学高所放水車101の水ポンプ140などは、例えば下記特許文献1に記載されているとおり、PTOを介してエンジンから取り出された動力によって駆動する。図面を参照して説明すれば、消防専用大型シャシには、図2に示されているとおり、PTOが二つ用意されている。一つ目は、水ポンプ140を駆動させる第一の動力を取り出すフルパワーPTO124であり、二つ目は、油圧ポンプ141などを駆動させる第二の動力を取り出すためのトランスミッションサイドPTO125である。これらのPTO124,125を用いた動力の取り出し方法の一つによれば、図2(a)に示されているとおり、フルパワーPTO124から取り出された動力で水ポンプ140が駆動し、一方、トランスミッションサイドPTO125から取り出された動力の途中に分割ミッション126が搭載され、動力が分配されることで油圧ポンプ141と泡原液ポンプ144とが駆動する。また、他の方法によれば、図2(b)に示されているとおり、フルパワーPTO124から取り出された動力で水ポンプ140が駆動し、一方、トランスミッションサイドPTO125から取り出された動力で油圧ポンプ141が駆動し、この油圧ポンプ141を介して駆動するオイルモーター143によって泡原液ポンプ144が駆動する。
特開2014−233470号公報
しかし、上記した従来の泡消火薬剤補給方法は、次の課題がある。(1)泡消火薬剤を補給する場合、省令で定められた泡原液搬送車として認められるためには、所定量の泡消火薬剤を圧送することができるポンプが備えられていることを要する。すなわち、泡原液搬送車は省令で規制されるため、車両を任意に選択することができない。また、補給作業において所定数の防災要員の立ち合いが必要となる。(2)泡原液搬送車による泡消火薬剤の送液方法は自動送液または手動送液があるが、送液方法に応じて泡原液搬送車の種類が異なるため、泡原液搬送車ごとに補給作業が異なり、補給作業が煩雑である。(3)泡原液搬送車からの自動送液では、泡原液タンクの泡消火薬剤の残量監視を行うために大型化学高所放水車と泡原液搬送車とを電気信号ケーブルで接続しなければならない。また、泡原液搬送車のメーカーごとに規格が異なり、自動送液ができない場合がある。
(4)以上により、大型化学高所放水車によって泡消火薬剤が吸液されるのが好ましいが、泡消火薬剤は泡原液搬送車から送液され、大型化学高所放水車は吸液することができない。すなわち、大型化学高所放水車には、泡放射中に泡消火薬剤を吸液するためのポンプが存在しない。大型化学高所放水車は、泡消火薬剤を圧入して消火用水に混合するための泡原液ポンプが備えられているが、泡放射中に泡消火薬剤を吸液するためのポンプは備えられていない。仮に、泡原液ポンプを泡消火薬剤の吸液用に用いた場合、消火用水に泡消火薬剤を混合することができない。すなわち、泡原液ポンプは、消火用水との混合または泡消火薬剤の補給のいずれか一方に用いることはできるが、消火用水との混合と泡消火薬剤の補給とを両方同時に行うことはできない。ポンプを増設して用途ごとにポンプを用いればよいが、エンジンから取り出される動力は二つであり、それぞれの動力で消火用水用の水ポンプおよび放水塔用の油圧ポンプが駆動するため、増設したポンプを駆動させる動力を確保することができず、ポンプを増設することは困難である。
本発明は、この様な実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、消火用水と泡消火薬剤との混合、および、泡消火薬剤の補給を同時に行うことができる車両用自動吸液機構および消防用自動車の提供を目的とする。さらに、省令にかかわらず任意の車両を選択することができ、このことに伴って防災要員の人員を減らすことができ、簡便な補給作業を実現することができる車両用自動吸液機構および消防用自動車の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両用自動吸液機構は、車両を走行させる駆動源から動力を取り出す動力取出し機構と、前記動力取出し機構から取り出された動力によって、車両の外部から泡消火薬剤を吸液する吸液ポンプと、前記動力取出し機構から取り出された動力によって、泡消火薬剤と消火用水とを混合する混合ポンプと、が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、前記動力取出し機構がフルパワーPTOであり、このフルパワーPTOを介して前記駆動源から取り出された第一の動力によって消火用水を送水する水ポンプと、この水ポンプによって送水された消火用水によって、前記混合ポンプを駆動させるための副次動力を発生させる水力モーターと、が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、前記動力取出し機構がサイドPTOであり、このサイドPTOを介して前記駆動源から取り出された第二の動力によって消火用装置を稼働させる消火装置稼働用ポンプが備えられ、この消火装置稼働用ポンプを介して前記吸液ポンプが駆動する、ことを特徴とする。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、泡消火薬剤が貯留される薬剤タンクと、前記吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が前記薬剤タンクに送液されるタンク側配管と、前記吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が前記混合ポンプに送液される混合側配管と、泡消火薬剤の経路を前記タンク側配管または前記混合側配管に切り替える切替バルブと、備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る消防用自動車は、車両用自動吸液機構が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る車両用自動吸液機構は上記した構成である。すなわち、個別の各ポンプが備えられているため、吸液ポンプによって泡消火薬剤が吸液され、混合ポンプによって泡消火薬剤と消火用水とが混合される。したがって、消火用水と泡消火薬剤との混合、および、泡消火薬剤の補給を同時に行うことができる。また、車両用自動吸液機構が泡消火薬剤を吸液すれば、泡原液搬送車に依存せずに泡消火薬剤を補給することができるため、泡消火薬剤を搬送する車両を省令にかかわらず任意に選択することができる。また、このことに伴って、防災要員の人員を減らすことができる。さらに、泡原液搬送車の種類に依存せず、補給作業が画一的であるため、簡便な補給作業を実現することができる。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、動力取出し機構がフルパワーPTOであり、このフルパワーPTOを介して駆動源から取り出された第一の動力によって消火用水を送水する水ポンプと、この水ポンプによって送水された消火用水によって、混合ポンプを駆動させるための副次動力を発生させる水力モーターとが備えられている。すなわち、フルパワーPTOを介して取り出された第一の動力によって水ポンプが駆動する。次に、消火用水の力で駆動した水力モーターから取り出された副次動力によって混合ポンプが駆動し、消火用水と泡消火薬剤とが混合される。したがって、従来にない新たな副次動力によって、泡消火薬剤の補給と独立して、消火用水と泡消火薬剤とを混合することができる。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、動力取出し機構がサイドPTOであり、このサイドPTOを介して駆動源から取り出された第二の動力によって消火用装置を稼働させる消火装置稼働用ポンプが備えられ、この消火装置稼働用ポンプを介して吸液ポンプが駆動する。すなわち、サイドPTOを介して取り出された第二の動力によって消火装置稼働用ポンプが駆動する。次に、消火装置稼働用ポンプを介して吸液ポンプが駆動して泡消火薬剤が吸液される。したがって、吸液ポンプによって、消火用水と泡消火薬剤との混合から独立して、泡消火薬剤を補給することができる。
本発明に係る車両用自動吸液機構は、泡消火薬剤が貯留される薬剤タンクと、吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が薬剤タンクに送液されるタンク側配管と、吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が混合ポンプに送液される混合側配管と、泡消火薬剤の経路をタンク側配管または混合側配管に切り替える切替バルブとが備えられている。すなわち、タンク側配管に泡消火薬剤が送液された場合、泡消火薬剤が薬剤タンクに貯留され、一方、混合側配管に泡消火薬剤が送液された場合、泡消火薬剤が混合ポンプに送液されて消火用水と混合される。前者であれば、泡消火薬剤の補給、および、消火用水と泡消火薬剤との混合を同時に行うことができ、後者であれば、泡消火薬剤の貯留、および、消火用水と泡消火薬剤との混合を同時に行うことができる。
本発明に係る消防用自動車は、上記した車両用自動吸液機構が備えられている。したがって、車両用自動吸液機構と同様の効果を奏することができる。
従来の大型化学高所放水車における泡消火薬剤の補給の様子を説明する説明図である。 従来の大型化学高所放水車において動力を取り出すための構造の概略図である。 従来の大型化学高所放水車の配管系統図である。 従来の泡原液搬送車の配管系統図である。 本発明の実施形態に係る消防用自動車の外観側面図である。 本発明の実施形態に係る車両用自動吸液機構が備えられた消防用自動車の動力取出し機構の概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用自動吸液機構が備えられた消防用自動車の配管系統図である。 本発明の実施形態に係る消防用自動車における泡消火薬剤の補給の様子を説明する説明図である。
以下に、本発明の実施形態に係る車両用自動吸液機構を、消防用自動車と共に図5から図7に基づいて説明する。図5は、消防用自動車としての大型化学高所放水車1の側面の外観が示されている。図6は、動力取り出し機構および車両用自動吸液機構の概略が示されている。図7は、大型化学高所放水車1の配管系統図が示されている。なお、本実施形態は大型化学高所放水車であるが、本発明に係る消防用自動車は、例えば化学消防ポンプ自動車などの各種の消防用自動車が含まれる。
図5に示されているとおり、大型化学高所放水車1は、消防専用の大型シャシ(図示省略)に各機器が搭載された移動体であり、高所に消火用水を放水し、または泡消火薬剤と消火用水との混合液を泡放射して消火活動を実行するものである。特に、大型化学高所放水車1は、主体的に泡消火薬剤を外部から吸液して補給することで、消火用水と泡消火薬剤との混合、および、泡消火薬剤の補給を同時に実行する。
すなわち、大型化学高所放水車1は、各種ポンプが収容されたポンプ室2、泡消火薬剤が貯留された薬剤タンクとしての泡原液タンク8、大型化学高所放水車1を走行させる駆動源としてのエンジン20(図6参照)、このエンジン20から動力を取り出す動力取出し機構としての各PTO24,25(図6参照)、外部から泡消火薬剤を吸液するための車両用自動吸液機構(図6および図7参照)、消火用水および泡消火薬剤の流路である各種配管、大型シャシを覆うリヤボディー10、接地して車体を支持するフロントジャッキ11およびリヤジャッキ12、消火用装置としての伸縮自在の放水塔13、この放水塔13を旋回させる旋回支持台16、放水塔13を起伏させる起伏シリンダー17、放水塔13と共に伸縮する伸縮水路管18が備えられている。
ポンプ室2は、泡原液吸液口3、泡混合操作部4、中継吸水口5、水・混合液吐出口6および吸水口7が備えられている。また、泡原液タンク8は、泡原液タンク積液口9が備えられている。放水塔13は、先端にリモート式放水銃14が接続され、このリモート式放水銃14に塔泡ノズル15が接続されている。
次に、車両用自動吸液機構を各PTO24,25と共に図6に基づいて説明する。
図6に示されているとおり、エンジン20は、クラッチ21とトランスミッション22との間に接続されたフルパワーPTO24、および、トランスミッション22の横に接続されたトランスミッションサイドPTO25が備えられている。各PTO24,25を介して、複数の動力がエンジン20から取り出される。フルパワーPTO24はシャフト23を介して水ポンプ40に接続され、一方、トランスミッションサイドPTO25はシャフト23を介して消火装置稼働用ポンプ41に接続されている。
水ポンプ40は、フルパワーPTO24を介してエンジン20から取り出された第一の動力によって駆動し、例えば消火栓、防火水槽、川などの水源から消火用水を吸水すると共に、消火用水を各配管に送水する。水ポンプ40の下流側には、水動力・混合装置30が接続されている。水動力・混合装置30は、水力モーター31と混合ポンプ32とから構成されている。水力モーター31は、消火用水が流れることで副次動力を発生させ、この副次動力で混合ポンプ32を駆動させる。混合ポンプ32は、泡消火薬剤と消火用水とを混合して混合液を生成する。
消火装置稼働用ポンプ41は、例えば油圧ポンプなどであり、油圧バルブ42を介してオイルモーター43が接続されている。オイルモーター43は吸液ポンプ44に接続されている。消火装置稼働用ポンプ41は、トランスミッションサイドPTO25を介してエンジン20から取り出された第二の動力によって駆動し、例えば、旋回支持台16や起伏シリンダー17などを稼働させる。吸液ポンプ44は、消火装置稼働用ポンプ41を介して第二の動力によって駆動し、大型化学高所放水車1の外部から、例えばタンク81が積載された運搬車80(図8参照)や、泡消火薬剤の貯留槽から泡消火薬剤を吸液する。
次に、車両用自動吸液機構を大型化学高所放水車1の配管系統と共に図7に基づいて説明する。
消火用水の水源側から説明すれば、図7に示されているとおり、一対の吸水口7および中継吸水口5が第一水路管45に接続され、この第一水路管45が水ポンプ40の上流側に接続されている。水ポンプ40は下流側に第二水路管46が接続されている。第二水路管46は水経路47と混合液経路48とに分岐され、第三水路管49で合流している。混合液経路48は、水動力・混合装置30の水力モーター31が接続され、水力モーター31の下流側に泡消火薬剤の混合液路管58が接続されている。混合送液配管58は、泡原液流量計51、混合ポンプ連成計52、混合ポンプ圧力計53などが適宜取り付けられている。
第三水路管49は放水流量計54が取り付けられて伸縮水路管18に接続されている。第三水路管49は、分岐水路菅50が接続され、この分岐水路管50が水・混合液吐出口6に接続されている。なお、各水路管45,46,50は、混合液圧力計55、水ポンプ圧力計56、水ポンプ連成計57などが適宜取り付けられている。
次に、泡消火薬剤の補給元側から説明すれば、泡原液吸液口3が第一液路管60に接続され、この第一液路管60に吸液ポンプ44が接続されている。また、第一液路管60はリリーフバルブ66がバイパスされている。吸液ポンプ44は下流側に第二液路管61が接続され、切替バルブ67に接続されている。切替バルブ67は下流側にタンク側液路管64と混合側液路管65とが分岐して接続されている。すなわち、切替バルブ67によって泡消火薬剤の経路がタンク側液路管64または混合側液路管65に切り替えられる。
タンク側液路管64は、タンク送液バルブ68を介して泡原液タンク8に接続されている。一方、混合側液路管65は、吸液バルブ33を介して水動力・混合装置30の混合ポンプ32に接続されている。
泡原液タンク8は、タンク吸液元バルブ69を介して第三液路管62が接続され、この第三液路管62が、吸液バルブ33を介して水動力・混合装置30の混合ポンプ32に接続されている。また、泡原液タンク8は、タンク吸液元バルブ69および泡原液ストレーナ70を介して第四液路管63が接続され、この第四液路管63が、吸液バルブ33を介して水動力・混合装置30の混合ポンプ32に接続されている。さらに泡原液タンク8は、泡原液タンク積液口9および液量計71が接続されている。
上記のとおり配管系統が構成されている。次に、車両用自動吸液機構の動作を図5から図8に基づいて説明する。図8は、大型化学高所放水車1における泡消火薬剤の補給の様子が示されている。
図6および図7において、エンジン20が駆動している状態で、フルパワーPTO24を介してエンジン20から第一の動力が取り出されて水ポンプ40が駆動すると、水源に接続された中継吸水口5や吸水口7から消火用水が吸水されて第一水路管45を流れる。泡放射されず消火用水のみが放水される場合、消火用水は、第二水路管46、第三水路管49および伸縮水路管18を流れて塔泡ノズル15から放水される。また、トランスミッションサイドPTO25を介してエンジン20から第二の動力が取り出されて消火装置稼働用ポンプ41が駆動すると、図5において、旋回支持台16や起伏シリンダー17が稼働し、放水塔13が自在に旋回し、起伏する。
一方、泡放射される場合、図7において、水ポンプ40によって吸引された消火用水が水動力・混合装置30の水力モーター31に流れることで、副次動力が発生する。すなわち、消火用水が流れて水力モーター31のベーンが回転することで差圧が発生し、この差圧が回転運動に変換されて混合ポンプ32が駆動することで、泡原液タンク8の泡消火薬剤が吸引される。泡消火薬剤は、第三液路管62または第四液路管63を流れ、さらに混合液路管58を流れて水力モーター31の下流側において消火用水と混合されて混合液となる。混合液は、第三水路管49および伸縮水路管18を流れて塔泡ノズル15から泡放射される。
泡放射中に泡消火薬剤を補給する場合、図8に示されているとおり、大型化学高所放水車1の泡原液吸液口3と運搬車80のタンク積液口82とを吸液ホース83で接続する。図7において、泡原液タンク8の泡消火薬剤の残量が、例えば1/4以下になった場合、吸液ポンプ44が自動的に駆動し、泡消火薬剤が吸液され、吸液ホース83を流れて泡消火薬剤が補給される。すなわち、第二の動力によって消火装置稼働用ポンプ41が駆動することで発生した油圧力で、オイルモーター43が回転し、吸液ポンプ44が駆動する。
切替バルブ67によって、タンク側液路管64が泡消火薬剤の経路に選択された場合、泡消火薬剤はタンク側液路管64を流れて泡原液タンク8に貯留される。すなわち、泡放射と同時に、泡消火薬剤が泡原液タンク8に補給される。泡原液タンク8が充満すると、吸液ポンプ44が自動的に停止し、泡消火薬剤の吸液も停止する。
一方、切替バルブ67によって、混合側液路管65が泡消火薬剤の経路に選択された場合、泡消火薬剤は混合側液路管65を流れ、さらに混合液路管58を流れて水力モーター31の下流側において消火用水と混合される。すなわち、泡放射と同時に、補給された泡消火薬剤が泡原液タンク8を介さずに直接混合ポンプ32で吸引されて混合液となる。
以上のとおり、車両用自動吸液機構および大型化学高所放水車1が構成されている。なお、上記した実施形態では、泡消火薬剤の残量が1/4以下になった場合、吸液ポンプ44が自動的に駆動して泡消火薬剤が補給されるが、吸液ポンプ44を自動的に駆動させるための泡消火薬剤の残量は任意である。また、他の実施形態として、泡消火薬剤の残量にかかわらず手動で吸液ポンプ44が駆動する構成であってもよく、また、泡放射されず消火用水のみを放水するのと同時に、吸液ポンプ44が駆動して泡消火薬剤が泡原液タンク8に貯留される構成であってもよい。
次に、車両用自動吸液機構および大型化学高所放水車1の効果を説明する。
上記したとおり、車両用自動吸液機構および大型化学高所放水車1によれば、図6に示されているとおり、水ポンプ40の下流側に、水力モーター31と混合ポンプ32とから構成された水動力・混合装置30が接続されている。また、消火装置稼働用ポンプ41は、油圧バルブ42を介してオイルモーター43が接続され、オイルモーター43が吸液ポンプ44に接続されている。この構成により、フルパワーPTO24を介してエンジン20から取り出された第一の動力によって水ポンプ40が駆動し、消火用水が流れることで水力モーター31が副次動力を発生させ、この副次動力で混合ポンプ32が駆動する。混合ポンプ32は、泡消火薬剤と消火用水とを混合して混合液を生成する。また、トランスミッションサイドPTO25を介してエンジン20から取り出された第二の動力によって消火装置稼働用ポンプ41が駆動し、油圧力でオイルモーター43が回転することで吸液ポンプ44が駆動する。吸液ポンプ44は、泡消火薬剤を吸液して補給する。すなわち、混合ポンプ32と吸液ポンプ44とが個別に備えられているため、混合ポンプ32によって泡消火薬剤と消火用水とが混合され、一方、吸液ポンプ44によって泡消火薬剤が補給される。
したがって、消火用水と泡消火薬剤との混合、および、泡消火薬剤の補給を同時に行うことができる。すなわち、大型化学高所放水車1は、主体的に泡消火薬剤を外部から吸液して補給することで、泡放射と泡消火薬剤の補給とを同時に行うことができる。また、車両用自動吸液機構が泡消火薬剤を吸液すれば、泡原液搬送車180に依存せずに泡消火薬剤を補給することができるため、泡消火薬剤を搬送する運搬車80を省令にかかわらず任意に選択することができる。このことによって、コンビナート地域における消火活動の際の負担を軽減することができる。また、運搬車80であれば、泡原液搬送車180と比較して防災要員の人員を減らすことができる。さらに、泡原液搬送車180の種類に依存せず、補給作業が画一的であるため、簡便な補給作業を実現することができる。
上記したとおり、フルパワーPTOを介してエンジン20から取り出された第一の動力、および、サイドPTOを介してエンジン20から取り出された第二の動力に加えて、第三の動力として、消火用水によって副次動力を発生させる水力モーター31が備えられている。したがって、従来にない新たな副次動力によって水力モーター31が駆動し、混合ポンプ32が駆動することで、泡消火薬剤の補給から独立して消火用水と泡消火薬剤とを混合することができる。このように、副次動力によって混合液が生成されれば第二の動力が空くため、新たに吸液ポンプ44を設けて駆動させることができる。第二の動力によって吸液ポンプ44が駆動することで、消火用水と泡消火薬剤との混合から独立して泡消火薬剤を補給することができる。
車両用自動吸液機構および大型化学高所放水車1によれば、切替バルブ67が備えられ、この切替バルブ67は、下流側にタンク側液路管64と混合側液路管65とが分岐して接続されている。この構成により、切替バルブ67によって泡消火薬剤の経路がタンク側液路管64または混合側液路管65に切り替えられる。切替バルブ67によって、タンク側液路管64が泡消火薬剤の経路に選択された場合、泡消火薬剤はタンク側液路管64を流れて泡原液タンク8に貯留される。したがって、泡放射と同時に、泡消火薬剤を泡原液タンク8に補給することができ、泡放射を途切れさせることなく泡消火薬剤を補給し続けることができる。一方、切替バルブ67によって、混合側液路管65が泡消火薬剤の経路に選択された場合、泡消火薬剤は混合側液路管65を流れ、さらに混合液路管58を流れて水力モーター31の下流側において消火用水と混合される。したがって、泡放射と同時に、補給された泡消火薬剤を、泡原液タンク8を介さずに直接混合ポンプ32で吸引させ混合液を生成することができる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1,101 大型化学高所放水車(消防用自動車)
2 ポンプ室
3,103 泡原液吸液口
4,104 泡混合操作部
5,105 中継吸水口
6,106 水・混合液吐出口
7,107 吸水口
8,108 泡原液タンク(薬剤タンク)
9,109 泡原液タンク積液口
10 リヤボディー
11 フロントジャッキ
12 リヤジャッキ
13,113 放水塔(消火用装置)
14 リモート式放水銃
15,115 塔泡ノズル
16,116 旋回支持台
17 起伏シリンダー
18 伸縮水路管
20,120 エンジン(駆動源)
21 クラッチ
22 トランスミッション
23 シャフト
24,124 フルパワーPTO(動力取出し機構)
25,125 トランスミッションサイドPTO(動力取出し機構)
30 水動力・混合装置
31 水力モーター
32 混合ポンプ
33 吸液バルブ
40,140 水ポンプ
41 消火装置稼働用ポンプ
42,142 油圧バルブ
43,143 オイルモーター
44 吸液ポンプ
45 第一水路管
46 第二水路管
47 水経路
48 混合液経路
49 第三水路管
50 分岐水路菅
51,151 泡原液流量計
52 混合ポンプ連成計
53 混合ポンプ圧力計
54,154 放水流量計
55,155 混合液圧力計
56,156 水ポンプ圧力計
57,157 ポンプ連成計
58 混合液路管
60 第一液路管
61 第二液路管
62 第三液路管
63 第四液路管
64 タンク側液路管
65 混合側液路管
66 リリーフバルブ
67 切替バルブ
68 タンク送液バルブ
69,169 タンク吸液元バルブ
70,170 泡原液ストレーナ
71,171 液量計
80 運搬車
81 タンク
82 タンク積液口
83 吸液ホース
126 分割ミッション
132 泡原液送液ポンプ
141 油圧ポンプ
144 泡原液ポンプ
146 泡原液圧入口
160 泡原液ポンプ吸液側配管経路
161 泡原液ポンプ吐出側配管経路
166 チェックバルブ
167 泡原液調整バルブ
168 バルブ
173 タンク吸液バルブ
174 混合バルブ
175 泡原液ポンプ連成計
176 泡原液ポンプ圧力計
177 アンロードバルブ
180 泡原液搬送車
181 泡原液タンク
183 送液ホース
185 泡原液吐出口
186 泡原液送液ポンプ
187 泡原液操作部

Claims (5)

  1. 車両を走行させる駆動源から動力を取り出す動力取出し機構と、
    前記動力取出し機構から取り出された動力によって、車両の外部から泡消火薬剤を吸液する吸液ポンプと、
    前記動力取出し機構から取り出された動力によって、泡消火薬剤と消火用水とを混合する混合ポンプと、が備えられた、
    ことを特徴とする車両用自動吸液機構。
  2. 前記動力取出し機構がフルパワーPTOであり、
    このフルパワーPTOを介して前記駆動源から取り出された第一の動力によって消火用水を送水する水ポンプと、
    この水ポンプによって送水された消火用水によって、前記混合ポンプを駆動させるための副次動力を発生させる水力モーターと、が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1に記載された車両用自動吸液機構。
  3. 前記動力取出し機構がサイドPTOであり、
    このサイドPTOを介して前記駆動源から取り出された第二の動力によって消火用装置を稼働させる消火装置稼働用ポンプが備えられ、この消火装置稼働用ポンプを介して前記吸液ポンプが駆動する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された車両用自動吸液機構。
  4. 泡消火薬剤が貯留される薬剤タンクと、
    前記吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が前記薬剤タンクに送液されるタンク側配管と、
    前記吸液ポンプによって吸液された泡消火薬剤が前記混合ポンプに送液される混合側配管と、
    泡消火薬剤の経路を前記タンク側配管または前記混合側配管に切り替える切替バルブと、が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された車両用自動吸液機構。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された車両用自動吸液機構が備えられた、
    ことを特徴とする消防用自動車。
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