JPS6176513A - 重合体の製造方法 - Google Patents

重合体の製造方法

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JPS6176513A
JPS6176513A JP19860184A JP19860184A JPS6176513A JP S6176513 A JPS6176513 A JP S6176513A JP 19860184 A JP19860184 A JP 19860184A JP 19860184 A JP19860184 A JP 19860184A JP S6176513 A JPS6176513 A JP S6176513A
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加倉井 敏夫
Toshihiko Takano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な置換サリチルアルデヒド共重合体及び
その製造法に関する。この置換サリチルアルデヒド共重
合体は、紫外光により発色し、暗所放置もしくは可視光
照射により消色する機能を有する新規なホトクロミック
高分子化合物を製造することができる中間体として有用
である。このようにして製造したホトクロミック高分子
化合物は、メーキャノプ化粧料、繊維、玩具などの装飾
材料や画像形成材料、記録材料、感光材料、光学フィル
ター、ディスプレー材料、マスキング材料など広範囲の
分野に利用することができる。
〔従来技術〕
従来、ホトクロミンク化合物としてスピロピラン誘導体
が最も多く応用研究されているが、その多くは高分子バ
インダー中に含有させた状態でホトクロミック材料とし
て利用するものであり、この方法によると、スピロピラ
ン誘導体が高分子バインダー中から溶出したり、均一に
分散しなかったり、或いは相分離を起して結晶が析出し
たりするなどの欠点があり、ホトクロミンク材料として
その性能を充分発揮することができなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の欠点を解消するためにスピロピラン誘導体が高分
子鎖に化学的に結合したホトクロミック高分子化合物が
開発されているが、低分子ホトクロミック化合物に関す
る研究に比較するとその研究例は少ない。特にホトクロ
ミック高分子化合物の開発例の中でビニル基を含むスピ
ロピラン誘導体と他のビニルモノマーとの共重合反応に
よって得られるような構造を有するホトクロミック高分
子化合物の研究報告例はジャーナル・ポリマー・サイエ
ンス−C(J、 Polymer 5cience C
) 22.231頁(1968) 、日本化学会誌19
72.1323頁、ジャーナル・ポリマー・サイエンス
・ポリマー・ケミストリー・エディジョン(J、 Po
lymer SciencePolym、Chem、 
Ed) 12.2511頁(1974) 、特公昭54
−30711号、特公昭51−7489号などに紹介さ
れているに過ぎない。しかしながら、これらに報告され
ている例はいずれもスピロピラン誘導体モノマーとビニ
ルモノマーとの共重合体である。しかるに、このスピロ
ピラン誘導体モノマーは、ビニル基を有する化合物とス
ピロピラン化合物とから合成したものであって、ビニル
基はスピロピラン骨核と直接結合したものではなく、例
えば酸アミド結合やエステル結合を介してスピロピラン
骨核に話合している。従って、かかる共重合体は加水分
解を起しやすく、その結果ホトクロミンク高分子化合物
からスピロピラン誘導体が溶出するという欠点を有し、
ホトクロミック高分子化合物の安定性に問題があった。
本発明者らは、こうした事情に鑑み、加水分解などによ
り高分子中からスピロピラン誘導体が溶出することのな
いような構造を有するホトクロミツク高分子化合物を開
発すべく鋭意研究をすすめた結果、高分子反応によりか
かるホトクロミンク高分子化合物を製造することができ
る置換サリチルアルデヒド共重合体を合成することに成
功し、本発明を完成するに至った。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、本発明に従えば、高分子中に下記一般式1式%(
2) (式中、R1は水素、ニドo基、ハロゲン、低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基、アルデヒド基又はカルボキシ
ル基もしくはその塩を示し、Mは他のビニル七ツマ一単
位を示し、m及びnは正の整数である)で示される構造
単位を含む置換サリチルアルデヒド共重合体が提供され
る。
本発明に従った前記置換サリチルアルデヒド共重合体は
一般式(3)又は(4) (式中、R1は上に定義した通り)で表わされるクロロ
メチル置換サリチルアルデヒドにトリフェニルホスフィ
ンを反応せしめて、ホスホニウム塩とし、次いでアルカ
リの存在下に過剰のホルムアルデヒドを反応せしめて一
般式(5)又は(6)(式中、R1は上に定義した通り
)で表わされるビニルサリチルアルデヒド誘導体とし、
次いでこのビニルサリチルアルデヒド誘導体を審決に従
ってビニルモノマーと共重合させることによって製造す
ることができる。
この共重合体(1)又は(2)は以下のようにして、高
分子中に下記一般式(7)又は(8)で示される構造単
位を含むホトクロミック高分子化合物を製造するのに使
用することができる。
く式中、R1、M、m及びnは上に定義した通りであり
、R2は水素、ハロゲン、低級アルキル基、低級アルコ
キシ基、アルデヒド基又はカルボキシル基もしくはその
塩を示す。) 即ち、上記一般式(7)又は(8)で示される構造単位
を含むホトクロミック高分子化合物は、一般式(1)又
は(2)で表わされる置換サリチルアルデヒド共重合体
を、下記一般式(9) %式% (式中、R2は上に定義した通り)で表わされる四級沃
化物と反応せしめるか、又は一般式00)(式中、R2
は上に定義した通り)で表わされるインドリン化合物と
反応せしめることによって製造することができる。
本発明で使用される一般式(3)又は(4)で示される
クロロメチル置換サリチルアルデヒドは、公知の化合物
であり、例えばモノ置換サリチルアルデヒドをクロロメ
チルメチルエーテルによってクロロメチル化するか、或
いは5−クロロメチルサリチルアルデヒドに′g4酸又
はハロゲンなどを反応させることにより製造することが
できる。得られたクロロメチル置換サリチルアルデヒド
は、トリフェニルホスフィンとベンゼン溶媒中にて還流
させてホスホニウム塩とし、次に苛性ソーダの存在下に
、過剰(例えばホスホニウム塩に対して10倍モル以上
)のホルムアルデヒドと反応させてビニル化することに
より、前記一般式(5)又は(6)で表わされるビニル
サリチルアルデヒド誘導体を得ることができる。この反
応は、例えばジメチルスルホキシドのような非プロトン
性溶媒と水との混合溶媒中にて、30〜40℃の反応温
度で攪拌することにより行なうことができる。
上記のようにして得られたビニルサリチルアルデヒド誘
導体は、この化合物とは異なるビニルモノマーとラジカ
ル開始剤の存在下に共重合させることによって目的の置
換サリチルアルデヒド共重合体とすることができる。ラ
ジカル開始剤としては、例えばアゾビスイソブチロニト
リルなどの一般的なラジカル開始剤を使用することがで
き、ビニルモノマーとしては、例えばスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、アクリル酸、アクリル
酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、ア
クリルアミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、ビニル
ピロリドンなどを使用することができる。
このようにして製造した置換サリチルアルデヒド共重合
体は、その側鎖に、前記一般式(9)又はαO)の置換
インドリウムヨード塩又はインドリン化合物を反応させ
る、いわゆる高分子反応により、スピロピラン誘導体を
側鎖に有する前記一般式(7)又は(8)で示される構
造単位を含むホトクロミック高分子化合物を製造するこ
とができる。この高分子反応は、例えばベンゼンなどの
溶媒を用いて行なうことができる。
なお、この置換サリチルアルデヒド共重合体ばホトクロ
ミック高分子化合物の中間体として、有用なばかりでは
なく、例えばアニリン誘導体などを反応させる事により
、高分子側鎖にサーモクロミズムを示すサリチリデンア
ニリンが導入することができるので、サーモクロミンク
高分子化合物の中間体にもなり得る有用な高分子化合物
である。
前記四級沃化物は公知化合物であり、例えばFisch
er法等で得られたインドール化合物とメタノール中で
沃化メチルと封管中90℃〜110°Cで10〜20時
間反応させることによって製造することができる。
前記のようにして得られたホトクロミック高分子化合物
は、スピロピラン誘導体が直接高分子側鎖に結合してい
るので、加水分解を受けてスピロピラン誘導体が溶出す
ることがない分子構造を有する安定なホトクロミック高
分子化合物である。
実施例 以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでないこ
とはいうまでもない。
例1 3−クロロメチル−5−ニトロサリチルアルデヒド24
 gr (0,11mol )とトリフェニルホスフィ
ン29 gr (0,11mol )をベンゼン280
ccにl審問し3時間加熱還流させ、冷却後、沈澱物を
濾別してアセトンで充分洗浄した。かくして3−ホルミ
ル−2−ヒドロキシ−5−二トロペンジルトリフェニル
ホスホニウムクロライドの白色結晶42gr(収率80
%)を得た。
元素分析結果: CHN 計算値(%)  65.34  4.40  2.93
実測値(%)  64.94  4.56  ・2.8
7例2 パラホルムアルデヒド30gr(1mol)を蒸留水5
0ccに加熱熔解し、次いで例1で得た3−ホルミル−
2−ヒドロキシ−5−ニトロヘンシルトリフェニルホス
ホニウムクロライド7、2 gr (0,015mol
 )をジメチルスルホキシド100ccに溶解し、これ
と混合した。攪拌しながら、12.5N苛性ソーダ水溶
液16ccを加え、30〜40°Cで5時間攪拌した。
更に0.5N苛性ソーダ水溶液200ccを加え、析出
するトリフェニルホスフィンオキサイドを濾別し、濾液
中に細かい沈澱があれば、更にベンゼンで抽出した。こ
の濾液を希塩酸で中和して、析出する沈′殿をエーテル
で抽出した。エーテル層を水洗した後、溶媒留去し、得
られた結晶をクロロホルムで再結晶することりより、融
点135〜137℃の5−ニトロ−3−ビニルサリチル
アルデヒド2.7g(収率94%)を淡黄色結晶として
得た。
元素分析結果; CHN 計算値(%)55.93  3.63  7.25実α
1値(%) 55.89  3.82  7.13NM
Rによるビニル基の共鳴スペクトル5.5〜7.3Pに
8本(CDCbi液)Ha= 5.51FPI+1SH
b= 5.9IP、、Hc= 1.0OPi”例3 5−クロロメチル−3−ニトロサリチルアルデヒドを例
1と同一の方法で反応させ、3−ホルミル−4−ヒドロ
キシ−5−ニトロベンジルトリフ 。
エニルホスホニウムクロライド26g(収率76%)を
白色結晶として得た。
元素分析結果: HN 計算値(%) 65.34  4゜40  2.93実
測値(%) 65,30  4.58  2.80例4 例3で得た3−ホルミル−4−ヒドロキシ−5−ニトロ
ベンジルトリフェニルホスホニウムクロライドを例2と
同一の方法で反応させ、融点93.5〜94.5°Cの
3−ニトロ−5−ビニルサリチルアルデヒド2.3 g
r (収率79%)を淡黄色結晶として得た。
元素分析結果: HN 計算値(%)  55.93  3.63  7.25
実測値(%) 55.92  3.78  7.14N
MRによるビニル基の共鳴スペクトル:5、3〜6.9
 Fll−に8本(CDCI3溶液)IIa= 5.3
7P、1lb= 5.8>、)Ic=6.77P蝕Σ 例2で得た5−ニトロ−3−ビニルサリチルアルデヒド
0.841 gr (4,36X 10  mol )
をスチレン4.54g (4,36X10  mol 
)に溶解し、開始剤としてA [B No、0716g
 (4,36X 10  mol )を加えて数回凍結
塩気した後、封管し、重合温度60°Cで、41時間重
合した。生成したポリマーをヘンゼンに溶解し、メタノ
ールに沈澱させた。ベンゼン・メタノール系で数回再沈
澱精製を行ない乾燥し、ポリマー2.65g (重合率
49%)を得た。このポリマーは、IRスペクトルによ
る1350及び1540cm’のニトロ基、1670c
m−1のアルデヒド基の吸収スペクトルにより共重合を
確認した。また、元素分析のN値1,83%よりこの共
重合体は前記式(1)において、R1=NO2、M−ス
チレン、m=1、n−6の構造単位を有するものであっ
た。
例6 例2で得た化合物を、例5において5−二トロ   ′
−3−ビニルサリチルアルデヒド0.742 g (3
,84X 10−3mol )及びメタクリル酸メチル
4.72g (4,71X 10’mol )を用いた
以外は例5と同じ方法でメタクリル酸メチルと共重合し
た。重合時間2時間で2.78g (重合率50%)の
ポリマーを得た。IRスペクトルによる1350及び1
540cm−Lのニトロ基並ヒニ1670cm−’のア
ルデヒド基の吸収スペクトルにより共重合を確認した。
また、元素分析のN値1.40%よりこの共重合体は式
(1)においてR’ =N02、M=メタクリル酸メチ
ル、m=l、n=8の構造単位を有するものであった。
例7 2.3.3−1−リメチルインドレニウムメチオイヨダ
イド3.01g (0,01mol )をIN苛性ソー
ダ水溶液50cc中に攪拌しながら溶解し、浮遊してく
る油状物をエーテルで抽出し、水で数回洗浄した。この
エーテル層に無水硫酸ナトリウムを加え、脱水した後、
濾別し、濾液を溶媒留去して、インドリン化合物、2−
メチレン−1=3.3−1リメチルインドリンを得た。
このようにして得たインドリン化合物0.87g(5,
OX 10’mol )と、例5で得た共重合体1.0
g (5−ニトロ−サリチルアルデヒド単位1.3×1
0−3mol )とを、ベンゼン25m1に溶解し、6
時間還流した後、メタノールに注ぎ、沈澱物を濾葉した
。ベンゼン・メタノール系溶媒で再沈1/i H製を数
回行ない、乾燥させ、0.92gのポリマーを得た。
このポリマーのIRスペクトルによる1270及び16
50cm’のピラン環の吸収スペクトルから共重合体中
でのスピロピラン単位の生成を確認した。また、元素分
析のN値2.96%からこの共重合体が14 mo1%
のスピロピラン単位を含有し、従って共重合体中の5−
ニトロサリチルアルデヒド単位の反応率は92%であっ
た。
この共重合体をベンゼン溶液に溶解し、ガラス板上に流
し、乾燥して得たフィルムに紫外光を照射すると青色に
発色した。
例8 例6で得た共重合体1.0g(5−ニトロサリチルアル
デヒド単位1. OX lO=mol )と、例7で使
用したインドリン化合物、2−メチレン−1,3゜3−
トリメチルインドリン0.87g  (5,OX 10
 mol)とを、例7と同様の方法で反応させて0.9
6gのポリマーを得た。
このポリマーのIRスペクトルによる650.1300
及び1650cm’のピラン環の吸収スペクトルにより
、目的共重合体の生成を確認した。また、元素分析のN
値2.32%より、9.8mo1%のスピロピラン単位
を含有し、従って、共重合体中の5−ニトロサリチルア
ルデヒド単位の反応率は89%であることを確認した。
この共重合体を例13と同様の方法でフィルムにして紫
外光を照射すると青紫色に発色した。
匹1 例4で得た3−ニトロ−5−ビニルサリチルアルデヒド
0.841 g (4,36X 10−3mol )を
スチレン4.54g (4,36x 10−2mol 
)に溶解し、開始剤としてA I B No、0716
g (4,36X 10  mol )を加えて数回凍
結脱気した後、封管し、重合温度60℃で65時間重合
した。生成したポリマーをベンゼンに溶解し、メタノー
ルに沈澱させた。ベンゼン・メタノール系で数回再沈澱
精製を行なって乾燥し、ポリマー1.85’g (、重
合率34%)を得た。このポリマーは、IRスペクトル
による1330及び1530cm−1のニトロ基、16
30cm’のアルデヒド基の吸収スペクトルにより共重
合を確認した。また、元素分析のN値0.61%よりこ
の共重合体は、前記式(2)において、R’ =NO2
、M=スチレン、m=1、n=20の構造単位を有する
ものであった。
例10 例4で得た化合物を例9と同じ方法でメタクリル酸メチ
ルと共重合した。重合時間6時間で2.01g(重合率
36%)のポリマーを得た。IRスペクトルによる13
30及び1530cm’のニトロ基並びに1630cm
−1のアルデヒド基の吸収スペクトルにより共重合を確
認した。また、元素分析のN値0.43%よりこの共重
合体は、前記式(2)において、R1=NO2、M=メ
タクリル酸メチル、m=1、n−31の構造単位を有す
るものであった。
例11 2.3.3−)リメチルインドレニウムメチオイヨダイ
ド3.01g (0,01mol )をIN苛性ソーダ
水溶液50cc中に攪拌しながら溶解し、浮遊してくる
油状物をエーテルで抽出し、水で数回洗浄した。このエ
ーテル層に無水硫酸ナトリウムを加え、脱水した後、濾
別し、濾液を溶媒留去して、インドリン化合物、2−メ
チレン−1,3,3−)リンチルインドリンを得た。
このようにして得たインドリン化合物0.87g(5,
OX 10−3mol )と、例9で得た共重合体1.
0g (3−ニトローザリチルアルデヒド単位4.4×
10’mol )とを、ヘンゼン25m1に溶解し、6
時間還流した後、メタノールに注ぎ、−沈′澱物を濾集
した。ヘンゼン・メタノール系溶媒で再沈澱精製を数回
行ない、乾燥させ、0.94gのポリマーを得た。
このポリマーのIRスペクトルによる1650cm−’
のピラン環の吸収スペクトルから共重合体中でのスピロ
ピラン単位の生成を確認した。また、元素分析のN値1
.13%からこの共重合体が4.5mo1%のスピロピ
ラン単位を含有し、従って共重合体中の3−二トロサリ
チルアルデヒド単位の反応率は95%であった。
この共重合体をヘンゼン溶液に溶解し、ガラス板上に流
し、乾燥して得たフィルムに紫外光を照射すると青色に
発色した。
〔発明の効果〕
本発明の置換サリチルアルデヒド共重合体から製造され
る高分子ホトクロミック化合物は低分子なホトクロミッ
ク化合物を高分子側鎖に化学的に結合し高分子化するこ
とにより、その安定性を増し、単独でフィルム化したり
、成形したりすることすることにより、ホトクロミズム
を示す有用な材料となり、広い分野に利用利用すること
ができる。また、この化合物は、通常のホトクロミック
化合物と同じように、溶媒中や他のポリマーとブレンド
した状態などにおいても利用可能である。
このようにして得られる高分子化合物は、従来のビニル
重合により得られるホトクロミック高分子化合物の欠点
である加水分解性を有することのない有用なものである
。従って、特にメーキャノプ化粧品などの色材として、
使用する場合、低分子°のホトクロミ’7り化合物や加
水分解性を有するホトクロミック高分子化合物に比べ、
皮膚への吸収が少ない安全なホトクロミック材料として
使用することができるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、例5で得た高分子化合物の赤外吸収スペクト
ルである。 第2図は、例6で得た高分子化合物の赤外吸収スペクト
ルである。 第3図は、例7で得た高分子化合物の赤外吸収スペクト
ルである。 第4図は、例8で得た高分子化合物の赤外吸収スペクト
ルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高分子中に下記一般式(1)又は(2)で示される
    構造単位を含む置換サリチルアルデヒド共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1)又は ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R^1は水素、ニトロ基、ハロゲン、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、アルデヒド基又はカルボキ
    シル基もしくはその塩を示し、Mは他のビニルモノマー
    単位を示し、m及びnは正の整数である。) 2、一般式(3)又は(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(3)又は▲数式、
    化学式、表等があります▼(4) (式中、R^1は水素、ニトロ基、ハロゲン、低級アル
    キル基、低級アルコキシ基、アルデヒド基又はカルボキ
    シル基もしくはその塩を示す)で表わされるクロロメチ
    ル置換サリチルアルデヒドにトリフェニルホスフィンを
    反応せしめて、ホスホニウム塩とし、次いでアルカリの
    存在下に過剰のホルムアルデヒドを反応せしめて一般式
    (5)又は(6)▲数式、化学式、表等があります▼(
    5)又は▲数式、化学式、表等があります▼(6) (式中、R^1は上に定義した通り)で表わされるビニ
    ルサリチルアルデヒド誘導体とし、次いでこのビニルサ
    リチルアルデヒド誘導体をビニルモノマーと共重合させ
    ることを特徴とする一般式(1)又は(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(1)又は ▲数式、化学式、表等があります▼(2) のビニルモノマー単位を示し、m及びnは正の整数であ
    る) で示される構造単位を含む置換サリチルアルデヒド共重
    合体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014098053A1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-26 群栄化学工業株式会社 硬化性樹脂およびその製造方法ならびに硬化物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014098053A1 (ja) * 2012-12-21 2014-06-26 群栄化学工業株式会社 硬化性樹脂およびその製造方法ならびに硬化物
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