JPH04248818A - ジアセチレン重合体 - Google Patents

ジアセチレン重合体

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JPH04248818A
JPH04248818A JP777891A JP777891A JPH04248818A JP H04248818 A JPH04248818 A JP H04248818A JP 777891 A JP777891 A JP 777891A JP 777891 A JP777891 A JP 777891A JP H04248818 A JPH04248818 A JP H04248818A
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JP
Japan
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polymer
coo
diacetylene
formula
ethynyl
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JP777891A
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Inventor
Jinichiro Kato
仁一郎 加藤
Taichi Imanishi
今西 太一
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルボン酸系のジアセ
チレン重合体に関するものであり、更に詳しくは、水や
アルコールなどの極性溶媒に対して極めて新和性の高い
置換ジフェニルジアセチレン重合体を提供するものであ
る。
【0002】
【従来技術】ある種のジアセチレン化合物は、トポケミ
カル重合によってエン−イン構造の共役主鎖を持つポリ
マーを与える。こうして得られたジアセチレン重合体は
、その共役主鎖構造を利用して、非線形光学素子、温度
指示素子、光記録素子あるいは高弾性率材料などへの応
用展開がなされている。
【0003】これらの応用分野の中でも、とりわけ非線
形光学素子が最も有力である。非線形光学効果の中で、
三次の非線形光学効果は、分子の反転対称中心の有無に
係わらずπ共役系を持つ有機化合物に一般的に見られる
現象である。従って、ジアセチレン重合体において、よ
り大きな三次の非線系感受率χ3 を持たせるためには
、共役系を重合体の側鎖まで拡張させる必要がある。例
えば、ジフェニルジアセチレンなどはその有力なモノマ
ーである。しかし、ジフェニルジアセチレンはトポケミ
カル重合性がなく、非線系光学素子へは応用できない。 そこで、種々の置換基を導入した置換ジフェニルジアセ
チレンが合成され、いくつかの置換ジフェニルジアセチ
レンにおいてトポケミカル重合性が見出されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】置換ジフェニルジアセ
チレン重合体は、極めて剛直な重合体である。従って、
一般的には不溶不融であり、所望する形状に成形するこ
とが極めて困難である。このような成形性の困難さがジ
アセチレン重合体の非線形光学素子への応用展開上の大
きな問題点となっている。
【0005】溶融性を向上するための検討はすでになさ
れている。例えば、置換基として長鎖のアルキル基を導
入した置換ジフェニルジアセチレン重合体などの合成は
報告されているが、その合成は極めて煩雑である。一方
、可溶性の検討についてはあまり検討されていない。 簡便に合成でき、しかも溶剤への優れた溶解性あるいは
溶解までに至らなくとも溶剤への優れた分散性を有する
置換ジフェニルジアセチレン重合体が合成されれば、形
状付与性の良い非線形光学素子を製造することが可能と
なる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、成形性の
向上を目的として可溶性の置換ジフェニルジアセチレン
重合体の合成検討を行ってきた。そこで、種々の置換ジ
フェニルジアセチレンを合成し、その重合挙動を検討し
た。その結果、フェニル基上にカルボン酸系の置換基を
有するジフェニルジアセチレン重合体が、その有力な候
補になりうることを見出した。そして、更に鋭意検討の
結果、簡便に合成でき、しかも溶剤への優れた溶解性、
あるいは溶解までに至らなくとも溶剤への優れた分散性
を有する置換ジフェニルジアセチレン重合体の合成に成
功した。
【0007】すなわち、本発明は、繰り返し単位が化2
の一般式(1)で表わされ、数平均重合度が2から50
00のジアセチレン重合体を提供するものである。
【0008】
【化2】
【0009】(ここで、Xは−COOHまたは−COO
− であり、A、B、Cは−COOH、−COO− ま
たは−COORを示す。但し、−COO− の対陽イオ
ンは典型元素、遷移金属、有機陽イオンの中から選ばれ
た任意の陽イオンである。また、Rは炭素数が1から2
4までの有機基を示す。) 本発明において、Xは−COOHまたは−COO− で
あり、A、B、Cは−COOH、−COO− または−
COORを示す。但し、−COO− の対陽イオンは典
型元素、遷移金属、有機陽イオンの中から選ばれた任意
の陽イオンである。また、Rは炭素数が1から24まで
の有機基を示す。−COO− の対陽イオンとしては、
リチウム、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属イ
オン、マグネシウム、カリウムなどのアルカリ土類金属
イオン、アルミニウムなどの典型元素イオン、銅、銀、
カドミウム、亜鉛、ニッケル、コバルト、鉄、マンガン
、モリブデン、クロム、チタン、ジルコニウムなどの遷
移金属イオン、アンモニウムイオン、ピリジニウムイオ
ン、エチルアンモニウムイオン、ジエチルアンモニウム
イオン、トリエチルアンモニウムイオン、アニリニウム
イオン、キノリニウムイオンなどの有機イオンなどが挙
げられる。
【0010】溶解性を向上させるためには、繰り返し単
位当りの−COOHまたは− COO− の数は2個以
上であることが好ましいが、その結合の位置については
特に制限はない。また、水やアルコールへの溶解性を向
上させるためには−COO− が、また、アミンやアル
カリ水溶液への溶解性を向上させるためには−COOH
が好ましい。
【0011】一方、界面活性剤的な使用法を適用するた
めには、−COORが1個以上繰り返し単位に含まれて
いることが好ましい。特に、一方のフェニル基にのみ1
個あるいは2個の−COORがある場合には、LB膜に
よる薄膜形成方法を適用することができる。この場合の
Rとしては、炭素数は4以上、特に好ましくは6以上で
ある。
【0012】Rの例としては化3等がある。
【0013】
【化3】
【0014】本発明のジアセチレン重合体の数平均重合
度は2から5000である。従って、本発明ジアセチレ
ン重合体とは、オリゴマーとポリマーの両方を指す。ジ
アセチレン重合体の強度を上げるためには、数平均重合
度が50以上が好ましく、特に好ましくは100以上で
ある。一方、溶剤への溶解性を向上させるためには、2
から1000が好ましい。
【0015】本発明のジアセチレン重合体の合成は、通
常の有機高分子合成反応をそのまま適用できる。具体的
には、対応するジアセチレンモノマーを固相重合する方
法、あるいは他のジアセチレン重合体の高分子反応によ
って得る方法などが挙げられる。対応するジアセチレン
モノマーを固相重合する方法では、既存のジフェニルジ
アセチレン化合物の合成方法をそのまま適応することが
できる。以下、その一例を示す。
【0016】まず、ジアセチレンモノマーがジアセチレ
ン基に対して対称構造を持つ場合、以下の反応式化4に
従って合成できる。
【0017】
【化4】
【0018】この方法は、エチニル化合物を酸化的に二
量化して合成する方法である。この合成条件は、すでに
、特開昭62−267248号公報に開示されている。 一方、ジアセチレンモノマーがジアセチレン基に対して
非対称の構造を有している場合には、以下の反応式化5
に示すようにエチニル化合物とハロゲン化エチニル化合
物のカップリング反応によって合成することができる。
【0019】
【化5】
【0020】この合成条件もすでに、特開昭62−26
7248号公報に開示されている。以上のような方法に
よって得られたアセチレンモノマーの構造決定は、IR
スペクトル、NMRスペクトル、マススペクトルなどの
汎用機器分析手法によって、容易に行える。本発明のジ
アセチレン重合体は、その対応するジアセチレンモノマ
ーを加熱、加圧、あるいは、高エネルギー光照射などに
よって合成することができる。そのような反応手法とし
ては、例えば、特開昭62−267279号公報や特開
平1−108204号公報に開示されている方法をその
まま適用することができる。尚、得られたジアセチレン
重合体の主鎖は、以下の化6のようなエン−イン構造と
なる。
【0021】
【化6】
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明するが、
言うまでもなく本発明は、以下の実施例に限定されない
【0023】
【参考例】1.  ジメチル  4−エチニル無水フタ
ル酸(化7)の合成
【0024】
【化7】
【0025】4−エチニル無水フタル酸30.0g(0
.17mol)を触媒量の硫酸を含む無水メタノール2
00mlに溶解した後、10時間還流加熱した。反応後
、メタノールを留去し残査をエーテルに溶解した。 さらに、このエーテル溶液を希水酸化ナトリウム水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。エーテルを留去
すると、淡黄色のオイル状のエチニル化合物が58%の
収率で得られたが、このオイルは室温で徐々に固化した
。次の反応に用いる前にベンゼンを展開溶剤として、シ
リカゲルクロマト処理を行った。 白色固体 mp:  74℃ IR(KBr,cm−1):  3268,2959,
2115,1729,1602,1437,1299,
1261.  1H−NMR(δ,CDCl3 ):  7.82(
d,1H,J=1.48Hz),7.70(d,1H,
J=7.64Hz),7.62(d,d,1H,J=7
.64Hz,J=1,48Hz),3.91(s,6H
),3.24(s,1H). 13C−NMR(δ,CDCl3 ):  167.1
,166.6,134.3,132.4,131.5,
131.5,129.0,125.5,81.7,80
.5,52.8. 2.テトラメチル  4,4′−(1,3−ブタジイン
−1,4−ジイル)ビス(フタル酸)(化8)の合成

0026】
【化8】
【0027】ジメチル  4−エチニル無水フタル酸2
5.0g(0.11mol)と塩化銅(I)0.11g
(0.011mol)をピリジン50mlに溶解し、酸
素ガスを吹込みながら3時間室温で反応させた。反応後
、反応物を大量の水に注ぎ、得られた固体を吸引濾過に
よって単離した。収率は定量的であった。次の反応に用
いる前に、メタノールから繰り返し再結晶を行った。 白色固体 mp:  128℃ IR(KBr,cm−1):  2950,1728,
1600,1440,1296,1130. 1H−N
MR(δ,CDCl3 ):  7.86(s,2H,
),7.73(d,2H,J=7.99Hz),3.9
2(s,12H,).
【0028】
【実施例1】テトラメチル  4,4′−(1,3−ブ
タジイン−1,4−ジイル)ビス(フタル酸)に300
MRadのγ線を照射した。金色の不溶不融のポリマー
化9が36%の収率で得られた。
【0029】
【化9】
【0030】得られたポリマーの元素分析値は、モノマ
ーの元素分析値と誤差の範囲で同じだった。また、その
ラマンスペクトルから、その主鎖構造がエンーイン構造
であることが明らかとなった。こうして得られたテトラ
メチル  4,4′−(1,3−ブタジイン−1,4−
ジイル)ビス(フタル酸)50mgを2Nの水酸化カリ
ウム水溶液に分散させ、2時間、80℃で加熱した。ポ
リマーは赤色に変化し、水に完全に溶解した。得られた
このポリマーは、化10であった。
【0031】
【化10】
【0032】GPCかは求めたこのポリマーの数平均重
合度は2560であった。IR(KBr,cm−1):
  3442,2360,1684,1364.一方、
このアルカリ水溶液を塩酸で、酸性にすると青色のポリ
(4,4′−(1,3−ブタジイン−1,4−ジイル)
ビス(フタル酸))化11が得られた。
【0033】
【化11】
【0034】IR(KBr,cm−1):  3442
,2360,1700,1364.ポリ(4,4′−(
1,3−ブタジイン−1,4−ジイル)ビス(フタル酸
))は、例えば、水酸化リチウム水溶液、水酸化ナトリ
ウム水溶液、水酸化ニッケル水溶液、水酸化鉄水溶液、
アンモニア水、銅アンモニア水溶液、水酸化マグネシウ
ム水溶液などのアルカリ水溶液に溶解して、対応するカ
ルボン酸塩ポリマーとなった。こうしたカルボン酸塩ポ
リマーは、イオンクロマトによって容易に精製、単離す
ることができた。
【0035】カルボン酸ポリマーを0.05Nの水酸化
カリウム溶液に溶解し、塩酸を徐々に加えて、その溶液
の色の変化を追跡した。溶液がアルカリ性から酸性へと
変化するにつれて、最大吸収波長が長波長側にシフトし
てゆき、溶液の色が黄→赤→紫→青へと順に変化してゆ
くことがわかった。
【0036】
【実施例2】水酸化カリウムの代わりに、炭酸カリウム
を用いた以外は、実施例1を繰り返した。この加水分解
では、化12が得られた。
【0037】
【化12】
【0038】このポリマーは、ピリジン−DMAc溶液
に可溶であった。数平均重合度は、4680であった。 IR(KBr,cm−1):  1723,1703,
1682,1618,784また、塩酸で処理すること
によって、対応するカルポン酸に変換された。こうして
得られたポリマーは、例えば、水酸化リチウム水溶液、
水酸化ナトリウム水溶液、水酸化ニッケル水溶液、水酸
化鉄水溶液、アンモニア水、銅アンモニア水溶液、水酸
化マグネシウム水溶液などのアルカリ水溶液に溶解して
、対応するカルボン酸塩ポリマーとなった。こうしたカ
ルボン酸塩ポリマーは、イオンクロマトによって容易に
精製、単離することができた。
【0039】
【実施例3】ジドデシル  4−エチニルフタル酸から
Organic  synthsiscollecti
ve  volume  5p.921に従って得られ
たジドデシル  4−ブロモエチニルフタル酸100m
molと4−エチニルフタル酸100mmolをn−ブ
チルアミン10ml中、酢酸銅(II)100mmol
存在下、50℃で化13の通り1時間反応させた。
【0040】
【化13】
【0041】反応後、析出している固体を吸引濾過にて
単離し、DMAcから繰り返し再結晶し62%の収率で
ジアセチレンモノマーを得た。化合物の同定は、IRス
ペクトル、NMRスペクトル、元素分析などの手段によ
って行った。IR(cm−1):  2989,168
2,1689,1543.得られたモノマーに100M
Radのγ線の照射を行ったところ、紫色の不溶不融の
ポリマー化14を18%の収率で得た。得られたポリマ
ーの元素分析値は、モノマーの元素分析値と誤差の範囲
で同じだった。また、そのラマンスペクトルの2200
cm−1と1600cm−1のピークから、エン−イン
構造の存在が明らかとなった。こうして得られたポリマ
ーはピリジン−DMAc溶液に可溶であった。数平均重
合度は、124であった。
【0042】
【化14】
【0043】ジドデシル  4−エチニルフタル酸の代
わりに、ジヘキシル  4−エチニルフタル酸、ジテト
ラデシル  4−エチニルフタル酸、ジエイコシル  
4−エチニルフタル酸を用いて同様の実験を繰り返した
。いずれの場合についても、15%以上の収率で対応す
るポリマーが得られた。その数平均重合度は、各々5.
9,56,89であった。
【0044】こうして得られた重合体は、例えば、水酸
化リチウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化ニ
ッケル水溶液、水酸化鉄水溶液、アンモニア水、銅アン
モニア水溶液、水酸化マグネシウム水溶液などのアルカ
リ水溶液に溶解して、対応するカルボン酸塩重合体とな
った。カルボン酸塩重合体が生成したことは、IRスペ
クトルにおいて、3000〜3500cm−1に幅広の
ピークが見られたことによって確認できた。こうしたカ
ルボン酸塩ポリマーは、イオンクロマトによって容易に
精製、単離することができた。
【0045】
【実施例4】モノドデシル  4−エチニルフタル酸か
らOrganic  synthsiscollect
ive  volume  5p.921に従って得ら
れたモノドデシル  4−ブロモエチニルフタル酸10
0mmolとジドデシル  4−エチニルフタル酸10
0mmolをn−ブチルアミン10ml中、酢酸銅(I
I)100mmol存在下、化15の通り50℃で1時
間反応させた。
【0046】
【化15】
【0047】反応後、析出している固体を吸引濾過にて
単離し、DNAcから繰り返し、再結晶し85%の収率
でジアセチレンモノマーを得た。化合物の同定は、IR
スペクトル、NMRスペクトル、元素分析などの手段に
よって行った。IR(cm−1):  2989,17
12,1682,1689,1543得られたモノマー
に100MRadのγ線の照射を行ったことろ、紫色の
不溶不融のポリマー化16を8%の収率で得た。得られ
たポリマーの元素分析値は、モノマーの元素分析値と誤
差の範囲で同じだった。また、そのラマンスペクトルの
2200cm−1と1600cm−1のピークから、エ
ン−イン構造の存在が明らかとなった。こうして得られ
たポリマーはピリジン−DMAc溶液に可溶であった。 数平均重合度は、24であった。
【0048】
【化16】
【0049】IR(cm−1):  2989,171
2,1682,1689,1543モノドデシル  4
−エチニルフタル酸の代わりに、モノヘキシル  4−
エチニルフタル酸、モノテトラデシル  4−エチニル
フタル酸、モノエイコシル  4−エチニルフタル酸を
用いて同様の実験を繰り返した。いずれの場合について
も、15%以上の収率で対応するポリマーが得られた。 その数平均重合度は、各々15、36、56であった。
【0050】こうして得られた重合体は、例えば、水酸
化リチウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化ニ
ッケル水溶液、水酸化鉄水溶液、アンモニア水、銅アン
モニア水溶液、水酸化マグネシウム水溶液などのアルカ
リ水溶液に溶解して、対応するカルボン酸塩重合体とな
る。カルボン酸塩重合体が生成したことは、IRスペク
トルにおいて、3000〜3500cm−1に幅広のピ
ークが見られたことによって確認できた。こうしたカル
ボン酸塩ポリマーは、イオンクロマトによって容易に精
製、単離することができた。
【0051】
【発明の効果】本発明のジアセチレン重合体は、簡便に
合成でき、しかも溶剤への優れた溶解性あるいは溶解ま
でに至らなくとも溶剤への優れた分散性を有する。従っ
て、このジアセチレン重合体は、フィルム、コーティン
グ膜、LB膜などに付形できる、高い成形性を有する非
線形光学材料などの原料として極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  繰り返し単位が化1の一般式で表わさ
    れ、数平均重合度が2から5000のジアセチレン重合
    体。 【化1】 (ここで、Xは−COOHまたは−COO− であり、
    A、B、Cは−COOH、−COO− または−COO
    Rを示す。但し、−COO− の対陽イオンは典型元素
    、遷移金属、有機陽イオンの中から選ばれた任意の陽イ
    オンである。また、Rは炭素数が1から24までの有機
    基を示す。)
JP777891A 1991-01-25 1991-01-25 ジアセチレン重合体 Withdrawn JPH04248818A (ja)

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