JPS6173801A - タングステン粉末及びその製造方法 - Google Patents
タングステン粉末及びその製造方法Info
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- JPS6173801A JPS6173801A JP59192590A JP19259084A JPS6173801A JP S6173801 A JPS6173801 A JP S6173801A JP 59192590 A JP59192590 A JP 59192590A JP 19259084 A JP19259084 A JP 19259084A JP S6173801 A JPS6173801 A JP S6173801A
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Landscapes
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- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は高純度のタングステン微粉に関する。
今日、微細で高純度のW粉末が強く求められている0例
えばIC基板の穴あけ用工具であるミクロンドリルは、
通常、WCの微粉を焼結して製造され、そのドリル先端
径は約α3μmと極めて細い。
えばIC基板の穴あけ用工具であるミクロンドリルは、
通常、WCの微粉を焼結して製造され、そのドリル先端
径は約α3μmと極めて細い。
したがって、ミクロンドリルの原料であるWC#−を微
細でなければならず、また焼結後のドリル素材はその強
度大でかつ硬度も大きいことが必要になる。
細でなければならず、また焼結後のドリル素材はその強
度大でかつ硬度も大きいことが必要になる。
WCはタングステン(W)を炭化して製造される。した
がって、微細なWC粉末を製造するためにはその原料と
して微細なW粉末が必要になる。
がって、微細なWC粉末を製造するためにはその原料と
して微細なW粉末が必要になる。
一方、WC焼結体の強度kiWCに含有されている不純
物の種類と量によって影響を受けることが、近時明らか
になりつつある。Ca、マグネシウム(MgLケイ素(
si)、アルミニウム(Aj)などはいずれもWC焼結
体の強度を低下せしめる不純物であるが、これらのうち
、Ca は最も悪影響、を与える不純物である。したが
って、微細で高純度のW粉末は強く求められている。又
、磁気テープ用スリッターに関しても、ミクロンドリル
同様、微細で高純度のW粉末が求められている。ところ
で微細なW粉末(平均粒径が1μ以下)の製造は次のよ
うにして行なわれている。まず、 ■ W磁石からタングステンアンモニウム溶液を調製し
く第一工程)、次に ■ この溶液に熱酸を添加してタングステン酸の沈澱な
得(第二工程)、 ■ この沈澱を洗浄した後、水素還元することにより、
WR粉を得ている(t4三工程)。
物の種類と量によって影響を受けることが、近時明らか
になりつつある。Ca、マグネシウム(MgLケイ素(
si)、アルミニウム(Aj)などはいずれもWC焼結
体の強度を低下せしめる不純物であるが、これらのうち
、Ca は最も悪影響、を与える不純物である。したが
って、微細で高純度のW粉末は強く求められている。又
、磁気テープ用スリッターに関しても、ミクロンドリル
同様、微細で高純度のW粉末が求められている。ところ
で微細なW粉末(平均粒径が1μ以下)の製造は次のよ
うにして行なわれている。まず、 ■ W磁石からタングステンアンモニウム溶液を調製し
く第一工程)、次に ■ この溶液に熱酸を添加してタングステン酸の沈澱な
得(第二工程)、 ■ この沈澱を洗浄した後、水素還元することにより、
WR粉を得ている(t4三工程)。
しかしながら、この方法では、微細なW粉末#′lt得
られるものの、高純度なW微細粉末は得られなかった。
られるものの、高純度なW微細粉末は得られなかった。
そこで、本発明者らは、原料等の精製処理を工夫するこ
とにより、不純物除央を図ったが1、 それでも、得ら
れたW粉末はCM 80〜130 prum +Mg
20〜80ppm、St 140〜180ppm、A
t20〜8.01)pffl程度存在しており、それ以
下にすることは困難であった。
とにより、不純物除央を図ったが1、 それでも、得ら
れたW粉末はCM 80〜130 prum +Mg
20〜80ppm、St 140〜180ppm、A
t20〜8.01)pffl程度存在しており、それ以
下にすることは困難であった。
本発明は、Caが10ppm以下であるW微粉末(平均
粒径1μ以下)の提供を目的とする。
粒径1μ以下)の提供を目的とする。
本発明者らは、Ca不純物の少ないW微粉末の製造に関
し、実験研究した結果、主に第三工程の洗浄でCaの混
入が起きやすいことを付き止めた。
し、実験研究した結果、主に第三工程の洗浄でCaの混
入が起きやすいことを付き止めた。
即ち、第三工程では第二工程で得たタングステン酸の黄
色沈澱粉末を洗浄するが、この洗浄水には、従来市水が
使用され、そのCa分は、40ppmであった。このよ
うに市水け、Ca分が必ずしも、多くなかったが、しか
し、洗浄の際タングステン酸がCaイオン等の不純物を
吸着しやすく、この過程でC”a等の不純物混入が生じ
やすいという知見を得た0本願発明はこの知見にもとす
き完成されたものである。
色沈澱粉末を洗浄するが、この洗浄水には、従来市水が
使用され、そのCa分は、40ppmであった。このよ
うに市水け、Ca分が必ずしも、多くなかったが、しか
し、洗浄の際タングステン酸がCaイオン等の不純物を
吸着しやすく、この過程でC”a等の不純物混入が生じ
やすいという知見を得た0本願発明はこの知見にもとす
き完成されたものである。
即ち、本願発明は、第三工程の洗浄水として脱イオン処
理した水を用いることにより達成できる。例えば、イオ
ン交換樹脂を通して、電気伝導度がI×10切・C#1
以上更駐は、lX10’7J・−以上である脱イオン水
を用いることにより、達成できる。又、蒸留された脱イ
オン水を用いることも有効であるが、イオン交換樹脂で
浄化された水を用いた方が経済的に有利である。ところ
で本願発明は第三工程の洗浄に脱イオン水を用いること
が主旨であり重要であるが、第一工程のW酸アンモニウ
ム溶液のW!4F!や洗浄、第二工程での熱酸液の調製
にも脱イオン水を用いることにより、より−fjCa分
その他Mg、S!。
理した水を用いることにより達成できる。例えば、イオ
ン交換樹脂を通して、電気伝導度がI×10切・C#1
以上更駐は、lX10’7J・−以上である脱イオン水
を用いることにより、達成できる。又、蒸留された脱イ
オン水を用いることも有効であるが、イオン交換樹脂で
浄化された水を用いた方が経済的に有利である。ところ
で本願発明は第三工程の洗浄に脱イオン水を用いること
が主旨であり重要であるが、第一工程のW酸アンモニウ
ム溶液のW!4F!や洗浄、第二工程での熱酸液の調製
にも脱イオン水を用いることにより、より−fjCa分
その他Mg、S!。
Atなどが少ないW微粉末を得ることができる。
したがって、本願発明のW粉末は、前記方法により、微
細で不純物の少ないW粉末、具体的に平均粒径が1μm
以下であり、またカルシウム、マグネシウム、ケイ素、
アルミニウムがそれぞれi o ppm以下、5 pp
m以下、120 ppm以下、t o ppm以下であ
るタングステン粉末が得られる。
細で不純物の少ないW粉末、具体的に平均粒径が1μm
以下であり、またカルシウム、マグネシウム、ケイ素、
アルミニウムがそれぞれi o ppm以下、5 pp
m以下、120 ppm以下、t o ppm以下であ
るタングステン粉末が得られる。
このように不純物特にCaが109I)m以下であシ、
かつ平均粒径が1μ以下であるW粉末を用いて、WCを
製造した場合、強度及陳度が大きいWC粉末焼結体が得
られる。又、磁気テープ用スリッターとしても、本願発
明のW粉末を用いた焼結体はスリッターの切断特性を低
下させるCa8が少ない為、有効である。
かつ平均粒径が1μ以下であるW粉末を用いて、WCを
製造した場合、強度及陳度が大きいWC粉末焼結体が得
られる。又、磁気テープ用スリッターとしても、本願発
明のW粉末を用いた焼結体はスリッターの切断特性を低
下させるCa8が少ない為、有効である。
実施例1〜4
電気伝導度2 X 10’t7−cmの市水をイオン交
換能が異なる各種のイオン交換樹脂に通して、21!R
類の脱イオン水(電気伝導度lXl0’ぴ・閏とI X
10’t7−cm )を得た。
換能が異なる各種のイオン交換樹脂に通して、21!R
類の脱イオン水(電気伝導度lXl0’ぴ・閏とI X
10’t7−cm )を得た。
(I) 第一工程
これら脱イオン水及び上記市水を用いて、タングステン
酸アンモニウム溶液(三酸化タングステンの含有a3o
oy7t)をv4製した。
酸アンモニウム溶液(三酸化タングステンの含有a3o
oy7t)をv4製した。
即ち、実施例1及び実施例2は上記市水で、実施例3及
び実施例4は脱イオン水を用いて調ヅ1した。
び実施例4は脱イオン水を用いて調ヅ1した。
(TI) @ニ工程
同じく上記脱イオン水及び市水を用いて、比fr1.3
Of)硝P液をn製した。実施例1及び実施例2け市水
で実施例3及び実施例4は脱イオン水で調?1した。こ
のWlpsされた沸とう硝酸の中に上記タングステン酸
アンモニウム溶液を徐々に添加することにより、黄色の
沈澱が得られ、これをガラスフィルターでヂ過した。
Of)硝P液をn製した。実施例1及び実施例2け市水
で実施例3及び実施例4は脱イオン水で調?1した。こ
のWlpsされた沸とう硝酸の中に上記タングステン酸
アンモニウム溶液を徐々に添加することにより、黄色の
沈澱が得られ、これをガラスフィルターでヂ過した。
(ト)第三工秤
このP渦した試料を、上記脱イオン水で充分に洗浄した
のち脱水し、50〜300℃の温度で約3時間乾燥した
。その後、この乾燥試料を窒化ケイ素製のボートの中に
厚み10問となるように軽く充填し、水素流量10→/
minの水素炉中にて、500〜860℃、時間4時間
の条件で水素還元した。得られたW粉末の平均粒径はα
5μmであった。各粉末の不純物を分光光度分析法で測
定した。その結果を用いた脱イオン水と関係づけて表に
一括して示した。なお比較のため、イオン交換樹脂処理
を施さない市水な用いたことを除いては、実施例と同様
の方法で製造したWv&粉の場合についてもその結果を
表に併記した。
のち脱水し、50〜300℃の温度で約3時間乾燥した
。その後、この乾燥試料を窒化ケイ素製のボートの中に
厚み10問となるように軽く充填し、水素流量10→/
minの水素炉中にて、500〜860℃、時間4時間
の条件で水素還元した。得られたW粉末の平均粒径はα
5μmであった。各粉末の不純物を分光光度分析法で測
定した。その結果を用いた脱イオン水と関係づけて表に
一括して示した。なお比較のため、イオン交換樹脂処理
を施さない市水な用いたことを除いては、実施例と同様
の方法で製造したWv&粉の場合についてもその結果を
表に併記した。
以上の説明で明らかなように、本発明のW微粉はCaを
はじめとする不純物が従来よりも約2桁はど少なく、そ
れゆえ、このW微粉な原料としたWC焼結体はその抗折
力が従来に比べて約10〜40%向上し、良質なジクロ
ンドリルの提供が可能になる。また、本発明のW微粉の
製造にあたっては、大規検な生産プロセスの改変、設備
の新設等は不要であって、用いる水を所定の電気伝導度
を有する脱イオン水に代えるだけでよく、既存のプロセ
スに極めて容易に適用でき、その工業的利益は大である
。
はじめとする不純物が従来よりも約2桁はど少なく、そ
れゆえ、このW微粉な原料としたWC焼結体はその抗折
力が従来に比べて約10〜40%向上し、良質なジクロ
ンドリルの提供が可能になる。また、本発明のW微粉の
製造にあたっては、大規検な生産プロセスの改変、設備
の新設等は不要であって、用いる水を所定の電気伝導度
を有する脱イオン水に代えるだけでよく、既存のプロセ
スに極めて容易に適用でき、その工業的利益は大である
。
手続補正S
昭和58年11月6 日
特許庁長官 志 賀 学 殿
l、賽ヂ1の表示
昭和59年特許願第192590号
2、発明の名称
タングステン粉末及びその製造方法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
名称 (307) 株式会社 東芝
4、代理人
住所 〒107東京都港区赤坂2−10−8 第−信
相ビル氏名 弁理士 (7868) #J、
国 肇1)′。
相ビル氏名 弁理士 (7868) #J、
国 肇1)′。
5、補正命令の日付 自発
6、補正の対象 IJI細古の発明の詳細な説明の欄7
、補正の内容 明細書第5頁17行目に記載の「1勝−以下」をrlp
m以下、好ましくは0.8 #L−以下」に補正する。
、補正の内容 明細書第5頁17行目に記載の「1勝−以下」をrlp
m以下、好ましくは0.8 #L−以下」に補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平均粒径が1μm以下であり、カルシウム含有量が
10ppm以下であることを特徴とするタングステン粉
末。 2、カルシウム、マグネシウム、ケイ素、アルミニウム
の含有量がそれぞれ10ppm以下、5ppm以下、1
20ppm以下、10ppm以下である特許請求の範囲
第1項に記載のタングステン粉末。 3、タングステン鉱石からタングステンアンモニウム溶
液を調製する第一の工程と、この溶液に熱酸を添加して
タングステン酸の沈澱を得る第二の工程と、この沈澱を
脱イオン水で洗浄した後、還元処理を施す第三の工程と
を有するタングステン粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59192590A JPS6173801A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | タングステン粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59192590A JPS6173801A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | タングステン粉末及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6173801A true JPS6173801A (ja) | 1986-04-16 |
Family
ID=16293805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59192590A Pending JPS6173801A (ja) | 1984-09-17 | 1984-09-17 | タングステン粉末及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6173801A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH06184609A (ja) * | 1992-12-18 | 1994-07-05 | Nippon Shinkinzoku Kk | 均粒微細な金属タングステン粉末の製造法 |
KR100428948B1 (ko) * | 2001-10-23 | 2004-04-29 | 학교법인 한양학원 | 불순물이 없는 텅스텐 나노 금속분말의 제조 방법 및 상기분말을 이용한 소결체의 제조 방법 |
WO2008123268A1 (ja) | 2007-03-26 | 2008-10-16 | Jfe Mineral Company, Ltd. | 遷移金属の炭化物および/または複合炭化物の製造方法 |
CN104801705A (zh) * | 2015-04-24 | 2015-07-29 | 第一拖拉机股份有限公司 | 一种超细三氧化二铝和钨混合粉末及其制备方法 |
CN105603235A (zh) * | 2016-01-28 | 2016-05-25 | 河南科技大学 | 一种耐磨钨合金及其制备方法 |
KR20200081723A (ko) * | 2018-12-28 | 2020-07-08 | 고등기술연구원연구조합 | 알파-텅스텐 단일상을 가지는 텅스텐 금속 나노분말의 제조방법 |
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-
1984
- 1984-09-17 JP JP59192590A patent/JPS6173801A/ja active Pending
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