JPS6170254A - 車両用変速機の制御装置 - Google Patents

車両用変速機の制御装置

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JPS6170254A
JPS6170254A JP59192313A JP19231384A JPS6170254A JP S6170254 A JPS6170254 A JP S6170254A JP 59192313 A JP59192313 A JP 59192313A JP 19231384 A JP19231384 A JP 19231384A JP S6170254 A JPS6170254 A JP S6170254A
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transmission
valve
oil passage
output shaft
speed
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Yoichi Hayakawa
早川 庸一
Yoshinari Fujiura
藤浦 快也
Yoshiharu Harada
吉晴 原田
Tei Kondo
禎 近藤
Masahiko Tamagami
玉上 雅彦
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、車両用変速機の自動変速機構に関する。
[従来の技術] 従来、自動変速される車両用変速機は、スロットル開度
、車速などの車両走行状態を検出し、予め設定されたス
ロットル開度と車速の関係に基づいて変速制御されてい
た。
また4輪駆動車に搭載される4輪駆動用変速機は前記の
ような変速機を主変速機とし、その後部に2輪駆動高速
段、4輪駆動高速段ならびに4輪駆動低速段の3状態を
任意に切換えられる副変速機を連結させて構成されてい
た。
[発明が解決しようとする問題点] このような変速国を搭載した車両が悪路を走行する場合
、駆動力をアップするために変速機の低速段あるいは4
輪駆動用変速nの場合にはm3変速機の低速段を用い、
駆動トルクを人として走行される。しかし悪路走行中に
砂泥地など車輪のグリップ力が低下する場所に進入した
場合、大きな駆動トルクのため駆動車輪の空転が生じや
すく、このような場合、変速機あるいは副変速機を高速
段とし、駆動車輪のグリップ力に適し1こ駆動トルクと
して走行するのが好ましい。
しかし運転に不慣れな者は、無意識的にアクセルを強く
踏み込んでスロットル’9?+aを高めてしまうので、
変速機はシフトダウンし、車輪をスリップさせ、かえっ
て走行能力を低1・ざぜてしまう場合があった。
本発明は、車両が砂泥地などに進入し、車輪のスリップ
が起こった時、自動的にアップシフトし、再びスリップ
が起こることを防止できる車両用変速機を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明の車両用変速機は、変速機と、駆動車輪の空転な
どの車両走行条件を検出し、前記変速機を制御する制御
装置とからなる車両用変速機において、前記制御装置は
、駆動車輪の空転を検出した時、前記変速機をシフトア
ップすることを構成とする。
[発明の作用、効果] 上記構成により本発明の車両用変速はは次の作用、効果
を奏する。
車両が走行中、駆動車輪の空転が発生した時、変速機を
制御してシフトアップさせるので砂、泥地などの悪路走
行での駆動車輪のスリップ防止ができ、運転者に適切な
ドライバビリティを提供できる。
[実施例] 本発明の車両用変速機を図に示す一実施例に基づき説明
する。
第1図は4輪駆動車の自動変速機を示し、第2図はその
ギアトレインを示す。
10は主変速機であるオーバードライブ付4速自動変速
義、40は該4速自動変速改10の出力軸32に連結さ
れた副変速機である4輪駆動用トランスファを示す。4
輪駆動用トランスファ40はエンジンEに装着された4
速自動変速機10に取付けられ、第1出力軸42は後輪
駆動用ブOベラシャフトCに連結され、第2出力軸52
は前輪駆動用プロペラシャフトBに連結される。
4速自動変速礪10は、流体式トルク」ンバータT1オ
ーバードライブ様構OD、および前進3段後進1段のア
ンダードライブ数構UDを備える。8トルクコンバータ
Tは、エンジンEの出力軸に連結されたポンプ11、ト
ルクコンバータTの出力軸12に連結されたタービン1
3、一方向クラッチ14を介して固定部分に連結された
ステータ15、および直結クラッチ16からなり、トル
クコンバータTの出力軸12は、オーバードライブ機構
ODの入力1111(12)となっている。
オーバードライブ機構ODは摩擦係合要素である多板ク
ラッチCO1多板プレー4二BOおよび一方向りラッチ
FOと、これら摩擦係合要素の選択的係合により構成要
素が変速機ケースなど固定部材に固定されるか、入力軸
、出力軸、もしくは他の構成要素に連結されるかまたは
これら固定もしくは連結が解放されるプラネタリギアセ
ットp。
からなる。
プラネタリギアセットPOは、前記入力軸(12)に連
結されたキャリア21、オーバードライブ機構ODの出
力軸25に連結されたリングギア22、前記入力@(1
2)に回転自在に外嵌されブレーキ13゜を介して変速
機ケースに固定されると共に、クラッチCOおよび該ク
ラッチCOと並列された一方向りラッチl”oを介して
前記キャリア21に連結されたサンギア23、およびキ
ャリア21に回転自在に支持されると共に前記サンギア
23およびリングギア22に歯合したプラネタリピニオ
ン24からなる。
オーバードライブ機構ODの出力軸25は前進3段後進
1段のアンダードライブ機構UDの入力軸を兼ねる。
アンダードライブit?4LJDは、摩擦係合要素であ
る多板クラッチC1およびC2と、多板ブレーキBl 
、B2およびB3と、一方向クラッチF1およびF2と
、前段プラネタリギアセットP1と、後段プラネタリギ
アセットP2とからなる。
後段プラネタリギアセットP2tよ、クラッチC1を介
して前記入力軸(25)に連結されたリングギア31と
、アンダードライブ511tJDの出力!l’1l13
2に連結されたキャリア33と、クラッチC2を介して
前記入力@(25)に連結されると共に、ブレーキB1
、該ブレーキB1と並列されたブレーキB2およびブレ
ーキB2と直列された一方向りラッチF1を介して変速
機ケースに固定されるサンギア34と、前記キャリア3
3に回転自在に支持されると共にサンギア34およびリ
ングギア31に歯合したプラネタリピニオン35とから
なる。
前段プラネタリギアセットP1は、ブレーキB3および
該ブレーキB3と並列された一方向クラッチF2を介し
て変速機ケースに固定されるキャリア36と、前記後段
プラネタリギアピットP2のサンギア34と一体的に形
成されたサンギア37と、出力軸32に連結されたリン
グギア38と、キャリア36に回転自在に支持されると
共にサンギア3γおよびリングギア38に歯合したプラ
ネタリピニオン39とからなる。
この4輪駆動自動変速機は第3図に示す4速自動変速義
10の油圧制御装置100によりエンジンEのスロット
ル開度、車両の車速なと車両走行条件に応じて摩擦係合
要素である各クラッチおよびブレーキの選択的係合また
は解放が行われ、オーバードライブ(0/D)を含む前
進4段の自動変速と、手動変速のみによる後進1段の変
速とがなされる。
油圧制a装@100のマニュアル弁駆動のため運転席に
設けられたシフトレバ−(図示せず)は、P(パーキン
グ)、R(リバース)、N〈ニュートラル)、D(ドラ
イブ)、S(セカンド)、しくロー)の各レンジのシフ
トポジションSPを有し、このシフトポジションSPと
変速段第4速(4)、第3速(3)、第2速(2)、第
1速(1)と、クラッチおよびブレーキの負動I¥l係
を表1に示ず。
表1において、○は摩擦係合要素の係合、空白は解放を
示し、F(フリー)は一方向クラッチの自由回転、L(
ロック)は一方向クラッチの係合を示す。
表1 Sl、B2の○はソレノイドONを示し、Sl、B2の
×はソレノイドOFFを示す。
4速自動変速磯10の油圧制御装置100は、油圧ポン
プ101、圧力調整弁(レギュレータ弁)130、第2
圧力調整弁150、クーラバイパス弁105、プレッシ
ャリリーフ弁106、リバースクラッチシーケンス弁1
10、スロットル開度に応じたスロットル圧を発生させ
るスロットル弁200、カットバック弁145、直結ク
ラッチl1lti弁120、マニュアル弁210,1−
2シフト弁220.2−3シフト弁230.3−4シフ
ト弁2401前記1−2シフト弁22oa5よび3−4
シフト弁240をfI11御するソレノイド弁S2.2
−3シフト弁230を制御するソレノイド片S1、直結
クラッチゐIll 120を制御するソレノイド弁S3
、ブレーキB1への供給油圧を調整するインターミイデ
イエイトコーストモジュレータ弁245、ブレーキB3
への供給油圧を調整するローコーストモジュレータ弁2
50、クラッチC1のアキュームレータ260、アウト
クラッチC2のアキュームレータ210、プレーI B
 2のアキュームレータ280、クラッチC01C1、
C2およびブレーキBO1B1、B2の各油圧サーボへ
供給される圧油の流mを制御するヂエツク弁付流市制御
弁301.302.303.304.305.306、
ブレーキ80 、Bl 、82.83.84の油圧サー
ボB−0、B−1、B−2,8−3、B−4、クラッチ
C01C1、C2、C3、C4の油圧サーボC−0、C
−1、C−2、C−3、C−4並びに各弁間およびクラ
ッチ、ブレーキの油圧シリンダを連絡する油路かうなる
油溜めからオイルストレーナを介して油圧ポンプ101
により汲み上げられた作動油は圧力調整弁130で所定
の油圧(ライン圧)に調整されて油路1へ供給される。
油路1に圧力調整弁130およびオリフィス312を介
して連絡した油路1Aを経て第2圧力調整弁150に供
給された圧油は、スロットル弁200の出力するスロッ
トル圧に応じ所定のトルクコンバータ圧、潤滑油圧、お
よびオイルへの循環ターラ圧に銅Bされる。
圧カニJ!]整弁130は、一方にスプリング131が
前設されたスプール132と、該スプール132に当接
して直列されたプランジャ138を有し、スプール13
2は、一方から油路9から前記プランジャ138の小径
ランド(図示下側ランド)に印加さ机るスロットル圧と
スプリング131によるばねT4’l+どを受け、後進
時に(よさらに油路5からプランジャ138に印加され
るライン圧を受け、他方からはスプール132の図示上
部ランド133に印加されるライン圧のフィードバック
圧を受けて変位し、油路1と油路1△およびドレインボ
ート135との連通面積を調整して油路1に車両走行条
件に応じたライン圧を出力する。
マニュアル弁210は、運転席に設けられたシフトレバ
−と連結されており、手動操作ににリシフトレバーのレ
ンジに応じてP(パーキング)、R(リバース)、Nに
ュートラル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(
ロー)の各位:Gに移動する。
表2にシフトレバ−の各シフトレンジにおける油路1と
油路2〜5との連通状態を示す、10は連通してライン
圧が供給されている場合を示し、×は排圧されている状
態を表わす。
表2 スロットル弁200はアクセルペダルの踏み込みmに応
じスロットルプランジャ201がストロークして該プラ
ンジャ201とばね204が荷設されたスプール202
との間のばね203を介してスプール202を動かし、
油路1から供給されたライン圧をスロットル開度に応じ
たスロットル圧に調汁して油路9に出力する。
第1のソレノイド弁S1は、オリフィス322を介し油
路2と連絡した油路2Gにハイレベルのソレノイド圧(
ライン圧に笠しい)を外ぜしめ、通電時には油路2Gの
圧油を排出させロウレベルのソレノイド圧を生じる。
第2のソレノイド弁S2は非通電時にはオリフィス33
2を介し油路2と連絡した油路2Fにハイレベルのソレ
ノイド圧を生ぜしめ、通電時には油路2Fの圧油を排出
させロウレベルのソレノイド圧を生じる。
第3のソレノイド弁S3は、油路1とオリフィス342
を介して連通した油路1Hに連絡する直結クラッチ制御
弁120の図示上端油室121の油圧を制御する。この
ソレノイド弁S3は、非′If1電時は前記上端油室1
21にハイレベルのソレノイド圧を生ぜしめて荷設され
たばね123とともにスプール122を図示下方に押圧
し、該スプール122を図示下方に位置させ、通°心時
にはirI記上端油¥121を排圧してロウレベルのソ
レノイド圧に反転させる5゜1−2シフト弁220は、
図示在方にばね221を荷設したスプール222を備え
、ソレノイド弁S2が非通電され油路2Fにハイレベル
のソレノイド油圧が生じているときは図示右端油室22
4にハイレベルのソレノイド圧が入り、油圧の印加によ
りスプール222は第3図において下半に示す如く図示
左方に設定されて第1速の位置となり、ソレノイド弁S
2が通電され油路2Fが排圧されてロウレベルのソレノ
イド圧となったときはスプール222は上半に示す如く
図示右方に設定されて第1速以外の位置が得られる。第
3.4速においてはマニュアル弁210および2−3シ
フト弁230を介して油路2Cから左端油v223にラ
イン圧が入りスプール222はソレノイド圧の如何にか
かわらず図示右方に固定される。
2−3シフト弁230は、図示左方にばね231を荷設
したスプール232を備え、ソレノイド弁S1が通電さ
れている時、油路2Gがロウレベルのソレノイド圧とな
り、スプール2321よばね231の作用で図示右方に
設定されて第1.2速およびRの位置となり、ソレノイ
ド弁S1が非通電されているときは油路2Gにハイレベ
ルのソレノイド圧が生じて油室234に印加されこのソ
レノイド圧の作用でスプール232は図示左方に設定さ
れて第3.4速の位置となる。油路4にライン圧が供給
されたときは、左端油室233にライン圧が供給されス
プール232はソレノイド圧の如何にかかわらず図示右
方に固定される。
3−4シフト弁240は、図示左方にばね241を荷設
したスプール242を備え、ソレノイド弁82が非通電
されているときは油路2Fを経て左端油室243にハイ
レベルのソレノイド圧が入り、スプール242は第4速
(オーバドライブ)がわである図示左方に固定され、ソ
レノイド弁S2が通電され油路2Fは排圧され、ばね2
41の作用で、スプール242は図示右方に設定される
。マニュアル弁210、油路2または油路3.2−3シ
フ1〜弁230、油路2Bを介して左端油室244にラ
イン圧が供給されているとぎスプール242は該ライン
圧およびばね241の作用で図示右方(第4速以外)に
設定される。
つぎにマニュアル弁210の手動シフトによる油圧制御
表@100の作動を説明する。
マニュアル弁210がNレンジまたはPレンジに設定さ
れているとき。
表2に示す如く油路1は油路2〜5のいずれとも連絡せ
ず、前記衣1に示す如く第1および第2のソレノイド弁
S1 、B2は、いずれも非通電されている。このため
1−2シフト弁220.2−3シフト弁230. 3−
4シフト弁240のスプール222.232.242は
いずれもばねの作用で図示右方に位置されている。マニ
ュアル弁210を介さず油路1に3−4シフト弁240
、油路1Jおよびチェック弁付流伍制御弁301を介し
て直接連絡しているクラッチCOのみが係合している。
マニュアル弁210がDレンジに設定されているとき。
表2に示す如く油路2に油圧が供給され、これによりヂ
エツク弁付流百制御弁302、油路2Eを介してライン
圧が供給されてクラッチC1が係合される。
車両の発進時である第1速は表1に示す如くソレノイド
弁S1が通電、ソレノイド弁S2が非通電され1−2シ
フト弁220のスプール222は図示左方にあり、ブレ
ーキ81 、B2に連絡する油路2A13Aは排圧され
、ブレーキB3に連絡する油路4Cにも油圧が供給され
ていないのでブレーキBl 、82 、B3は解放され
ると共に2−3シフト弁230のスプール232は図示
右方に設定されて3−4シフト弁240の右端油室24
4に油路2Bを介してライン圧を供給しているためスプ
ール242は図示右方に設定され、油路1.3−4シフ
ト弁240、油路1Jを介してクラッチGoと係合し、
油路2Bにライン圧が供給されているため油路2Cは排
圧されてアウトクラッチC2は解放され、油路1Jにラ
イン圧が供給されているため油路1Lは排圧されてブレ
ーキBOは解放され、上記により、第1速走行がなされ
る。車速か予め設定した大きさになったとき電子制御装
置600の出力でソレノイド弁S2が通電され右端油室
224に印加されたソレノイド圧はロウレベルに反転す
るので、1−2シフト弁220のスプール222は図示
右方に移動し、油路2.1−2シフト弁220、油路2
A、チェック弁付流母制御井306、油路2Hを経て油
圧が供給され、ブレーキB2が係合して第2速へのアッ
プシフトが生ずる。
第3速へのアップシフトは車速、ス[1ットル開度等が
所定値に達したとき電子制御装置600の出力でソレノ
イド弁S1が非通電され、2−3シフト弁230のスプ
ール232は図示左方に移動し、油路2.2−3シフト
弁2301油路2C、ヂエツク弁付流ffi 制御弁3
03、油路2Dを経て油圧が供給されてアウトクラッチ
C2が係合し、同時に1−2シフト弁220のスプール
222は油路2Cから右端油室223に供給されたライ
ン圧により図示右方(第1速以外)に設定される。
第4速へのアップシフトは上記と同様電子制御装置60
0の出力でソレノイド弁$2がノ1通電され、油路2F
から右端油室243に供給されていたソレノイド圧がハ
イレベルに反転し、3−4シフト弁240のスプール2
42が図示左方に移動し、油路IJが排圧されるととム
に油路1[に油圧が口(給され、クラッチCOが解放さ
れるとともにブレーキBoが係合してなされる。
マニュアル弁210がSレンジに設定されたとき、。
表2に示す如く油路2に加えて油路3にライン圧が供給
される。第1.2.3速は上記Dレンジのときと同様の
シフトがなされるが、油路2または油路3.2−3シフ
ト弁230、油路2Bを経て3−4シフト弁240の左
端油室244にライン圧が入りスプール242は図示右
方に設定されるので、第4速へのシフトは阻止される。
また第2速においては、前記Dレンジ第2速同様Co 
、 CI 、B2にライン圧が供給さ札ると共に油路3
から2−3シフト弁230、油路3A、1−2シフ1〜
弁220、油路3Bを介してインターミイディエイトコ
ーストモジュレータ弁245にライン圧が供給されるた
め、インターミイデイエイトコーストモジュレータ弁2
45により調圧された油圧が油路3Cに供給されブレー
キB1が係合され、常時ブレーキB2およびブレーキB
1の両者が係合する第2速が達成され、Sレンジ第2速
はコースト時にエンジンブレーキが働くとともに伝動ト
ルク容♀が増大する。
またマニュアル弁210がD位置で第4速の走行中に手
動でD−Sシフトを行った場合、前記の如り3−4シフ
ト弁240の左端油室244へのライン圧の導入により
ただちに第3速にダウンシフトがなされ、予定した速度
まで減速した時点で電子制御装置600の出力がソレノ
イド弁$1を通電させて、3−2ダウンシフトを生じさ
せ、エンジンブレーキの効く第2速が得られる。
マニュアル弁210がLレンジに設定されているとき。
表2に示す如く油路2、油路3に加えて油路4にもライ
ン圧が供給される。第1.2速tよ上記Dレンジのどき
と同様のシフトがなされるが油路4から2−3シフト弁
の左端油室233にライン圧が入り、スプール232を
図示右方に設定するので第3速へのシフトは生じない。
また第1速は油路4.2−3シフト弁230、油路4A
、ローコーストモジュレータ弁250、油路4B、1−
2シフト弁220、油路4Cを経て供給される油圧によ
りインナーピストンとアウターピストンのダブルピスト
ンを有するブレーキB3を係合させエンジンブレーキが
きくようになされている。第2速ではマニュアル弁21
0がSレンジにシフトされているときと同じである。ま
た第3速状懇で走行中[レンジに手動シフトしたとぎは
、前記2−3シフト弁230の左端油室233へのライ
ン圧の導入によりただちに第2速へダウンシフトがなさ
れ、予定した速度まで減速した時点で電子制御装置60
0の出力がソレノイド弁S2を通電させ、2−1ダウン
シフトを生じさせる。
マニュアル弁210がDまたはSSSまたはLの各レン
ジにシフトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁220が図示右方(第1速以外)に設定されて
いる場合は、油路2Aにライン圧が生じ、直結クラッチ
制御弁120の下端油室124に供給される。このライ
ン圧とともに第3のソレノイド弁S3が通電され下端油
室121の油圧がロウレベルとなっているとぎ、直結ク
ラッチ制御弁120のスプール122は図示上方に動か
され油路1Aと油路1Dとが連絡し、トルクコンバータ
T内に設けられた直結クラッチ16は係合し、トルクコ
ンバータTG、を直結状態となる。油路2Aにライン圧
が生じないかまたは油路2Aにライン圧が生じてもソレ
ノイド弁S3は非通電され上端油室121にハイレベル
のソレノイド圧が生じているときは、ばね123または
ばね123とハイレベルのソレノイド圧の作用でスプー
ル122は図示下方に位置する、。
スプール122が図示下方に位置している間は油路1A
は油路1Cに連絡しており、トルクコンバータT内の直
結クラッチ16は解放されている。
マニュアル弁210がRレンジに設定されているとき。
表2に示す如く油路2.3.4は排圧されて油路5に油
圧が供給される。クラッチC1およびブレーキBl 、
B2に連絡する油路2.3にG3Lライン圧が供給され
ていないためクラッチC1およびブレーキB1、B2を
解放する。油路5に供給された油圧は、1−2シフト弁
220のスプール222がばね221の作用で図示右方
に設定されているため油路4Cを介してダブルピストン
をhするブレーキB3を係合し、2−3シフト弁230
のスプール232がばね231の作用で図示も方に設定
されているため油路2C、チェック弁付流ル制御弁30
3、油路2Dを介してアウトクラッチC2を係合し、油
路2Dに供給された油圧でリバースクラッチシーケンス
弁110の左端油室114に油圧が牛し、スプール11
2が図示右方側に設定されて、油路5の油圧がインクラ
ッチC2を係合させる。、3−4シフト弁240のスプ
ール242は、ばね241の作用で図示右方に設定され
ているため、油路1から供給された油路1Jを介してク
ラッチCOを係合させ、ブレーキBOに連絡する油路1
Lが排圧されているため、ブレーキBOは解放され、上
記よりリバース(後退)走行がなされる。
第2図におけるトランスファ40は、摩擦係合要素であ
るクラッチC3、ブレーキB4およびクラッチC4とプ
ラネタリギアゼットPI 、P2の出力軸32を入力軸
とし、該入力軸(32)に直列的に配されたトランスフ
ァ40の第1出力軸42、前記入力軸(32)と第1出
力軸42との間に配されたプラネタリギアセットPf、
前記第1出力軸42に回転自在に外嵌された4輪駆動用
スリーブ51、前記入力軸(32)に平行して並設され
前記第1出力軸42と反対方向に取付けられた第2出力
軸52、前記スリーブ51と第2出力軸52との間の伝
仙四構53を有する。プラネタリギアセットPfは入力
軸(32)の端部にスプライン嵌合されたサンギア44
、該サンギア44と歯合するプラネタリビニオン45、
該プラネタリビニオン45と歯合するリングギア46、
および該プラネタリビニオン45を回転自在に保持する
と共に前記トランスファ40の第1出力軸42の先端に
連結されたキャリア47からなる。本実施例では第4図
に示り如くブレーキB4はリングギア46をトランス7
7ケース48に係合するための多板式摩擦ブレーキであ
り、トランス77ケース48内に形成されたシリンダ4
9と該シリンダ49内に装着されたピストン49Pとで
構成される油圧サーボB−4により作動される。クラッ
チC3はプラネタリギアセットPfの4速自動変速機1
0側に配置され、サンギア44とキャリア47との断続
を行なうものであり、キャリア47に連結されたシリン
ダ50と該シリンダ50内に装着されたピストン50P
とで構成される油圧サーボC−3により作動される。ク
ラッチC4はキャリア47に連結した第1出力軸42と
トランスファ40の第2出力軸52を駆動するための伝
動11s53の一方のスプロケット56に連結したスリ
ーブ51とを断続するための多板式摩擦クラッチであり
、トランスファケース48に回転自在に支持されたシリ
ンダ58と該シリンダ58内に装着されたピストン58
Pとで構成される油圧サーボC−4により作動される。
伝動様構53は、スリーブ51に形成されたスプロケッ
ト56、第2出力軸52にスプライン嵌合されたスプロ
ケット55およびこれらスプロケット55.56間に張
設されたチェーン57からなる1゜油圧ナーボC−3の
シリンダ50の外周側には、パーキングギア59が用品
2されており、4速自動変速1310のシフトレバ−を
パーギング位?に選択したとき歯止めがパーキング爪(
図示せず)に噛み合い第1出力軸42を固定する。
60はトランスファ40のクラッチC3、C4およびブ
レーキB4の油圧サーボC−3、C−46よびB−4に
油圧を給排する油圧制御装置が設けられているトランス
ファバルブボディ、61はそのオイルパンである。クラ
ッチC3、C4およびブレーキB4の油圧サーボC−3
、C−4,1−3よびB〜4に供給される圧油は、トラ
ンスミッションケース62とトランスファケース48に
設゛けられた油路64を介してトランスファ制御装置4
00が設けられているトランスファバルブボディGOI
L:尋かれる。
通常走行時には油圧サーボC−3に4速自動変速榔10
の油圧制t2Il装置100に供給されるライン圧を供
給してクラッチC3を係合せしめ、油圧4ノーボ3−4
およびC−4を排圧してブレーキB4およびクラッチC
4を@放せしめる。これによりプラネタリギアセットP
rのシンギア44とキせリア47とは連結され、動力は
入力軸(32)から第1出力軸42に減速比1で伝達さ
れ後輪のみの2輪駆動走行が得られる。このとき入力’
I’1ll(32)からの動力は、サンギア44、プラ
ネタリビニオン45、リングギア46を介さずにクラッ
チC3を介してキャリア47より第1出力軸42に伝達
されるので、各ギアの歯面に負荷がかからず、ギアの寿
命が増加する3゜この2輪駆動走行中4輪駆動走行が必
要となったときは運転席等に設けたシフトレバ−401
を手動シフトし、トランスファ制御装置400の油圧サ
ーボC−4にライン圧を徐々に供給しクラッチC4を円
滑に係合せしめると、第1出力軸42とスリーブ51と
が連結され、伝動機構53、第2出力軸52および前輪
駆動用プロペラシャフトB(第1図に図示)を経て前輪
にも動力が伝達され入力軸(32)から第1出力軸42
および第2出力軸52に減速比1で動力伝達がなされ、
4輪部vJ直結走行状B(高速4輪駆動状態)が得られ
る。この4輪駆動走行中、急坂路など出力トルクの増大
が必要なときにシフトレバ−401を手動シフトすると
、油圧サーボへの油圧は高速4輪駆動状態と低速4輪駆
動状態との切換弁であるインヒビタ弁440およびスプ
ール弁であるアキュームレータコントロール弁460を
作用せしめ油圧サーボ3−4へライン圧を徐々に供給す
るとともに適切なタイミングで油圧サーボC−3の油圧
を排圧し、ブレーキB4を徐々に保合せしめるとともに
クラッチC3を円滑に解放させる。これによりサンギア
44と二1ヤリア47とは解放されるとどもにリングギ
ア4Gは固定され、動力は入力f*(32)からリンギ
ア44、プラネタリピニオン45、キャリア47を介し
て減速され第1出力軸42および第2出力軸52に伝達
され、ト・ルクの大きな4輪駆動減速走行状態〈低速4
輪駆動状態)が得られる。表3にトランスファ40の手
動シフトの設定レンジとブレーキl’34、クラッチC
3およびC4の係合および解放と車両の走行状態へ示す
表3 表3においてOはV!J擦係合要素の係合状態を示し、
×は解放状態を示す。減速比(例の3.0)は、プラネ
タリギアセットPrのサンギア44とリングギア46の
歯数比をλとし、歯数比λを05とした場合の減速比−
(1+λ)/λ=3.0で算出したものである。
トランスファ40のトランスファ制御2g装置400は
、運転席に設けられたシフトレバ−401にリンク機構
402を介して連結されているトランスファマニュアル
弁410と、4輪駆動時において高速く直結)と低速(
減速)とを切換えるためのインヒビタ弁440と、該イ
ンヒビタ弁440と油圧サーボC−3との間に設けられ
、アキュームレータコントロール弁460、アキューム
レータ490および絞り491からなるアップシフト(
L4→H4シフト)タイミング機構430、油路1と連
絡した油路1Mに前記インヒビタ弁440の入力油圧(
車両速度に関連した油圧)を制御し、車速が設定値以上
となったとき4輪駆動の高速と低速とを自動的に切換え
るだめのトランスファ自動制御III′R構500と、
油圧サーボB−aへの作動油の給排油路1Nに設けられ
たチェック弁付絞り520と、油圧サーボC−4への作
動油の給υl油路7に設けられたチェック弁は絞り53
0と、インヒビタ弁440とアップシフトタイミング機
構430との連絡油路1Pに設けられたチェック弁付絞
り540とからなる。
トランスファマニュアル弁410は、運転席に設けられ
ているシフトレバ−401にリンク門1(’i 402
を介して連結されたスプール420を石し、前記l[速
自動変速礪10の油圧制御回路のライン圧発生油路1に
連絡するインボーh 411、油路6に連絡するアウト
ボート413、油路7に連!8するアウトボート415
、ドレインボー1〜417.419をfqする1〜ラン
スフアマニユアル弁410は、スプール420が2輪駆
動()−12)位置に設定されたとき油路1と油路6と
を連絡するとともに油路7をドレインボート419に連
絡し、4輪駆動高速段(H4)位置に設定されたとき油
路1と油路6および油路7とを連絡し、4輪駆動低速段
(L4)位nに設定されたとき油路1と油路7とが連絡
し、油路6はドレインボート417に連絡される。
インヒビタ弁440は、図示下方からスプリング450
が荷設されたスプール441および該スプール441と
直列されたプランジャ442を有し、スプール441は
いずれも同一径でスプリング450が荷設された図示下
端のスリーブ状ランド445と図示上端ランド447、
および中間ランド446を有する9゜プランジャ442
は前記スプール441のランドより大径の図示下端ラン
ド448と、該下端ランド448より大径の上端ランド
449を有する。これらスプール441およびプランジ
ャ442により、上端油室451、スリーブ状ランド4
45と中間ランド446と上端ランド447の間の第1
および第2中間油至452.453、スプール441と
プランジャ442との間の油室454、および上端油室
456が形成されている。
このインヒビタ弁440は、スプール441が図示上方
に設定されたどきには、上端油室451 )Jスリーブ
状ランド445の袖口443を介して車速圧油路1Mと
連通し、第1中間油室452はライン圧油路1と減速用
油路1Nを連絡し、第2中間油至453は直結用油路1
Pとドレインボート457を連絡し、スプール441が
図示下方に設定されたときは上端油室451はスリーブ
状ランド445の袖口443を介してドレインボート4
58と連通し、第1中間油室452は減速用油路1Nと
ドレインボート459を連絡し、第2中間油至453は
ライン圧油路1と直結用油路1Pを連絡し、また油室4
54は常時車両速度に関連した油圧の発生油281Mと
連絡し、上端油室456は常時前記油路6と連絡してい
る9゜アキュームレータコント0−ル弁460は、図示
下方にスプリング470が荷設されたスプール471を
有し、スプール411は下端ランド473および中間ラ
ンド475、およびこれら2つのランド473.475
より所定寸法だけ大径の上端ランド417を右し、図示
下方から上端油室461、中間油室463.465、上
端油室467が形成されている。
このアキュームレータコントロール弁460は、下がね
中間油室463が常時油圧サーボC−3に連絡する油路
1Qと連絡し、上がね中間油室465が常時ライン圧油
路1と連絡し、上端油室467は油路1Qの油圧がフィ
ードバックされ、上端油室461には絞り491とアキ
ュームレータ490を介して油路1Qと連絡した油路1
Rの油圧が供給されている。
トランスファ自動制御機m 500は、トランスファ4
0の出力軸回転速度センサ601、該出力軸回転速度セ
ンサ601の出力を入力とする電子制tiI1g 1f
f1600、油路1に連絡した油路1Mに設けられた絞
り511、および前記電子制御装置600の出力により
ON、OFFされるHlソレノイド弁S4とからなり、
車両速度が設定値(たとえば時速20km/h)以下の
ときOFFされて油路1Mに油路1のライン圧を発生さ
せ、設定値以上のときはONされ、油路1Mの油圧を排
圧する。これにより油路1Mには車両速度に関連した油
圧が発生ずる1、前記ソレノイド弁S4のON、OFF
の設定値(、またとえば出力軸回転速度センサ601か
らの入力信号により前記ソレノイド弁S4を制御する電
子制御装置600において容易に変更できるよう構成で
きるため、運転者が道路状況など車両の走行条件に応じ
て変更可能とすることが容易である。
ライン圧は油路1より中間油室465に入り、油路7は
チェック弁付絞り530を介して油圧サーボC−4に連
結されている。
トランスファ40の各設定レンジにおける作+)Jを説
明する。
a)トランスファマニュアル弁410がH2レンジに設
定されたとき油路7が期汗されているのでスリーブ51
には動力が伝達されf2輪駆動状態が維持される。また
油路6にライン汁が供給されインヒビタ弁440のスプ
ール441およびプランジャ442は図示下方に設定さ
れ油路1Nはドレインボート459に連絡して排圧され
、これによりプレーキB4は排圧され、油路7が排圧さ
れているのでクラッチC4は排圧されている。油路1P
は油路1に連絡しチェック弁付絞り540、アキューム
レータコントロール弁460を介して油路IQIC″M
絡しクラッチC3を係合させている。したがってトラン
スファ40はH2(2輪駆動直結状態)になる。
b)トランスファマニュアル弁410がト14レンジに
設定されたとき、油路6および油路7の双方へライン圧
が供給される。油路6へ供給されたライン圧はインヒビ
タ弁440のスプール441およびプランジャ442を
図示下方に設定され、油路1Nはドレインボート459
に連絡して排圧され、これによりブレーキB4は排圧さ
れている。油路7へ供給されたライン圧はクラッチC4
を係合させる。
これにより、トランスファ40はH4(4輪駆動直結状
!りになる。
C)t−ランスファマニュアル弁410が14レンジに
設定されたとき油路6が排圧されるためプランジV44
2は上方に設定され、油路7にライン圧が供給されてい
るため、クラッチC4は係合されて4輪駆動状態が維持
される。
車速か設定値以上でソレノイド弁S4がOFFされてい
るときにトランスファマニュアル弁410が14レンジ
に設定されたときは油路1Mにはライン圧が供給されて
いる。このためインヒビタ弁440のスプール441は
油室454に印加されるライン圧により図示下方に設定
されたままとなり変速はされず、エンジンEのオーバー
ランを防いでいる。
車速が設定値以下でソレノイド弁S4がONされている
ときにトランスファマニュアル弁410がL4レンジに
設定されたとき、または車速か所定値以上でソレノイド
弁S4がOFFのとぎトランスファマニュアル弁410
がL4状態で車速が設定値以上から設定値以下になりソ
レノイド弁S4がOFFからONされたときは油路1M
は排圧されるので、スプール441はスプリング450
の作用で図示上方に設定され、これにより油路1と油路
1Nが連絡し油圧サーボ3−4に作動油が供給され、油
路1Pがドレインボート457に連絡して排圧されクラ
ッチC3の油圧サーボC−3の油圧が排圧される。これ
によりトランスファ40は低速4輪駆動状態となる。い
ったん低速4輪駆動状態となった後、車速か設定値以上
になりソレノイド弁S4がOFFされても油路1Mのラ
イン圧はインヒビタ弁440の油室454に印加される
と同時にスプール441のスリーブ状ランド445の袖
口443を介して下9Hilll至451に印加される
ためスプール441は変位せずに低速4輪駆動状態が保
たれる。
つぎに電子制御装V:1600の第1実施例を第5図に
示すブロック図に基づき説明する。
電子制御装置600は、4輪駆動車の車輪の空転を検出
する手段であるトランスファ40の第1出力軸42の回
転速度(N)を検出する出力軸回転速度センサ601お
よび実車速(V)を検出する実車速センサ602、運転
席に設けられたシフトレバ−(図示せず)の設定位置(
SP)を検出するシフトレバ−ポジションセンサ603
、スロットル開度(θ)を検出するスロットル開度セン
サ604、これらからの入力ポートロ10、ソレノイド
弁81〜S4への出力ポートロ11、中央演算処理装置
CPU、実車速(V)と出力軸回転速度(N)より算出
する車速(V )との中速差(α)を予め設定し、該車
速差(α)の設定値を記憶するリードオンリメモリRO
M、変速点処理をするランダムアクセスメモリRAMか
らなる。
つぎに第6.7図に示すフローチャートに基づき本実施
例を説明する。
スターターキーをONL、、エンジンEを0NL(70
1)、4速自動変速機10の変速段を第1速になるよう
ソレノイド弁S1をON、ソレノイド弁S2をOFFと
する初期設定を行う(702)。つぎに出力軸回転速度
センサ601からの出力軸回転速度(N)、実車速ヒン
サ602からの実車速(V)、シフトレバ−ポジション
センサ603からのシフトレバ−の設定−位置(SP)
 、スロットル開度センサ604からのスロットル開度
(θ)を入力しく703)、つぎにシフトレバ−の設定
位ff1(SP)がP(パーキング)レンジ、R(リバ
ース)レンジまたはNにュートラル)レンジか否かを判
断しく704)、Pレンジ、RレンジまたはNレンジの
時、ソレノイド弁81〜S4をOFFに設定しく705
)、その後(703)に帰還する。Pレンジ、Rレンジ
またはNレンジではない時、出力軸回転速度(N)を車
速(V)に変換しく706)、1実車速(V)−車速(
■)1が予めROMに記憶された設定値αより大きいか
否かを判断しく707)、1(V)−(v)1〉αでは
ない時、車速(V )およびスロットル開度(θ)に応
じた変速制御を行い(708)、つぎにソレノイド弁S
3をONまたはOFFするロックアツプ制御を行い(7
09)、つぎにソレノイド弁S4をON、 OFFする
ことによりH4−[4のトランスファ40の変速制御を
行い(710)、その後(703)へ帰還する。IV−
Vl>αの時、スリップ時であると判断して第7図に示
すスリップ時変速制御を行う(711)。スリップ時変
速制御は、始めに4速自動変速i10の変速段が第1速
か否かを判断しく721)、第1速の時、第2速にシフ
トアップしく722)、その後(709)へ進む。第1
速ではない時、4速自動変速憬10の変速段が第2速か
否かを判断しく723)、第2速の時、第3速にシフト
アップしく724)、その後(709)へ進む。第2速
ではない時、4速自動変速機10の変速段が第3速か否
かを判断しく725)、第3速ではない時、(709)
へ進み、第3速の時、第4速(オーバードライブ)にシ
フトアップしく726)、その後(709)へ進む。
第8図は本発明の車両用変速機の第2実施例のトランス
ファ制御装置400の油圧回路図を示″tJ、。
(以下第1実施例と同番号は同−義能物を示す)本実施
例ではインヒビタ弁440は、スプール441が図示上
方に設定されたときは下喘油至451はスリーブ状ラン
ド445の袖口443を介してドレインボート458^
と連通している。
トランスファ自動制御機構500は、実車速センサ60
2、シフトレバ−401の設定位置を検出するシフトレ
バ−ポジションセンサ603、スロットル開度を検出す
るスロットル開度センサ604、車輪の空転を検出する
手段として第1出力軸42の伝動トルク(tl)を検出
する第1出力軸伝動トルクセンサ607および第2出力
軸52の伝動トルク(t2)を検出する第2出力軸伝動
トルクセンサ608、これらの出力を入力とし、トラン
スファ40の出力軸回転速度センサ601からの出力を
車速に変換する電子制御装置600、油路1に連絡した
油路1Hに設けられた絞り511、および前記電子制御
装置600の出力によりON、OFFされる電磁ソレノ
イド弁S4とからなり、前記ソレノイド弁S4は車両速
度が設定値(たとえば時速20km/h)以上または駆
動車輪の空転が生じたときOFFされて油路1Hに油路
1のライン圧を発生させ、設定値以下で且つ駆動車輪が
正常な駆動状態のときはONされ、油路1Hの油圧を排
圧する。これにより油路1Hには車両速度および駆動車
輪の駆動状態に関連した油圧が発生する。前記ソレノイ
ド弁S4のON、OFFの設定値は前記ソレノイド弁S
4を制御する電子制御装置600において容易に変更で
きるよう構成できるため、運転者が道路状況など車両の
走行条件に応じて変更可能とすることが容易である。
本実施例のトランスファ40の各設定レンジにJ−3け
る作動において第1実施例と異なる作動を説明する。
車速が設定値以下で且つ駆動車輪が正常な駆動状態でソ
レノイド弁S4がONされているζきに1−ランスファ
マニュアル弁410がL4レンジに設定されたとき、ま
たは車速か設定値以下、または駆動車輪が空転状態でソ
レノイド弁S4がOFFのときトランスファマニュアル
弁410が14状態で中速が設定値以上から設定値以下
、または駆動車輪が正常な駆動状態になり、ソレノイド
弁S4がOFFからONされたときは油路1Hは排圧さ
れるのでスプール441はスプリング450の作用で図
示上方に設定され、これにより油路1と油路1Nが連絡
し油圧サーボ3−4に作動油が供給され、油路1Pがド
レインボート457に連絡して朗圧されクラッチC3の
油圧ナーボC−3の油圧が排圧される。これ。
によりトランスファ40は低速4輪駆動状態となる。
いった低速4輪駆動状態となった後、車速が設定置以上
、または駆動車輪が空転状態になりソレノイド弁S4が
OFFされたとき油路1Hのライン圧はインヒビタ弁4
40の油室454に印加されるためスプール441は図
示下方に設定され、トランスファ40はH4(4輪駆動
直結状態)になる。
第9図は本発明の車両用変速機の第2実施例の電子制m
装置のブロック図を示す。
本実施例では車輪の空転を検出する手段として、第1出
力軸42の伝動トルク(tl)を検出する第1出力軸伝
動トルクセンサ607および第2出力@52の伝動トル
ク(t2)を検出する第2出力軸伝動トルクセンサ60
8、さらにトランスファ40のシフトレバ−401のシ
フトレバ−設定位置を検出するトランスファシフトポジ
ションセンサ609を設けている。
つぎに第10.11図に示すフローチャートに基づき本
発明の車両用変速機の第2実施例を説明する。
スターターキーをONL、、エンジンEを作躬1させ(
801)、出力軸回転速度センサ601より出力軸回転
速度(N)、シフトレバーポジションセンサ603より
シフトレバ−設定(ffliff(SP)、スロットル
開度センサ604よりスロットル開度(θ)、第1出力
軸伝動トルクセンサ607より第1出力軸42の伝動ト
ルク(tl)、第2出力軸伝動トルクセンサ608より
第2出力@52の伝動トルク(t2)、トランスファシ
フトポジションセンサ609よりトランスファ40のシ
フトレバ−401の設定位置を入力しく 802 )、
シフトレバ−設定位i (SP)がP(パーキング)レ
ンジ、R(リバース)レン2またはNにュートラル)レ
ンジか否かを判断しく803)、Pレンジ、Rレンジま
たはNレンジの時、ソレノイド弁81〜S4をOFFに
設定しく804)、その後(802)へ帰還する。Pレ
ンジ、RレンジまたはNレンジではない時、4速自動変
速機10の変速制御を行い(805)、つぎにソレノイ
ド弁S3をONまたはOFFにするロックアツプ制御を
行い(806)、つぎにトランスファ制御を行い(80
7)、その後(802)へ帰還する。
トランスファ制御(807)は第11図のサブルーチン
に示す如く、トランスファ自動制御様横500のソレノ
イド弁S4がONか否かを判断しく811)、ONの時
、4輪駆動直結状態(H4)と判断し、車速(V)が予
めROM内に格納された4輪駆動減速状態(L4)から
4輪駆動直結状態(H4)への変速車速(V2)より高
いか否かを判断しく812)、(V)>(V2)の時、
ソレノイド弁S4をOFFに設定してトランスファ40
を4輪駆動直結状態(H4)としく813)、その後<
806)へ進む。(811)においてソレノイド弁S4
がONではない時、車速が設定値以上であるため車速(
V)が予めROM内に格納された4輪駆動直結状態(H
4)から4輪駆動減速状態(L4)への変速車速(■1
)より高いか否かを判断しく814)、(V)> (V
l)の時(813)へ進み、(V)> (Vl)ではな
い時、および(812)において(V)> (V2)で
はない時、1第1出力軸伝りJトルク(tl)−第2出
力軸伝動トルク(t2Nが予めROM内に記憶された設
定trX動トルク差(1)以上か否かを判断しく815
)、l tl −t21≧tの時、駆fIl車輪が空転
状態と判断し、(813)へ進み、1t1−t21≧t
ではない時、駆!+3!’II輪が正常な駆動状態と判
断し、ソレノイド弁S4をONに設定し、トランスファ
40を4輪駆動減速状態(L4)としく816)、その
後(806)へ進む。
【図面の簡単な説明】
第1図は4輪駆動用自動変速感の概略図、第2図はその
ギアトレインの概略図、第3図は本発明の車両用変速機
の第1実施例の4速自動変速薇の油圧回路図、第4図は
本発明の車両用変速)幾の第1実施例の4輪駆動用トラ
ンスファの断面図および油圧回路図、第5図は本発明の
車両用変速(幾の第1実施例の電子制御装置のブロック
図、第6.7図は本発明の車両用変速機の第1実施例の
電子tIIIIIl装置のフローチャート、第8図は本
発明の車両用変速機の第2実施例のトランスファ制御装
置の油圧回路図、第9図は本発明の車両用変速機の第2
実施例の電子制tin装置のブロック図、第10.11
図は本発明の車両用変速機の第2実施例の電子制御装置
のフローチャートである。 図中  84・・・摩擦係合要素であるブレーキC3・
・・11!擦係合要素であるクラッチ C4・・・摩擦
係合要素であるクラッチ 1・・・ライン圧油路 32
・・・4輪駆動用トランスファの入力@42・・・第1
出力軸 52・・・第2出力軸 Pf・・・プラネタリ
ギアセット 600・・・電子制御装置 601・・・
出力軸回転速度センサ 602・・・実車速センサ 6
03・・・シフトレバ−ポジションセンサ 604・・
・スロットル開度センサ 607・・・第1出力軸伝動
トルクセンサ 608・・・第2出力軸伝動トルクセン
サ 609・・・トランスファシフトレバーポジション
センサ 第6図 第7図 第10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)変速機と、駆動車輪の空転などの車両走行条件を検
    出し、前記変速機を制御する制御装置とからなる車両用
    変速機において、 前記制御装置は、駆動車輪の空転を検出した時、前記変
    速機をシフトアップすることを特徴とする車両用変速機
    。 2)前記制御装置は、実車速と駆動車輪を駆動する前記
    変速機の出力軸の回転速度より算出される車速との差と
    、予め設定された車速差との比較により駆動車輪の空転
    を検出し、実車速と出力軸回転速度より算出される車速
    との差が予め設定された車速差以上の時、前記変速機を
    シフトアップすることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の車両用変速機。 3)前記変速機は、複数の変速段を備える多段変速機で
    あり、前記制御装置は、駆動車輪の空転を検出した時、
    前記変速機を高速側へ一段シフトアップすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の車両用変速機。 4)前記変速機は、主変速機と、高速段と低速段とを切
    換可能な副変速機とからなり、前記制御装置は駆動車輪
    の空転を検出した時、前記主変速機をシフトアップする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両用変
    速機。 5)前記変速機は、主変速機と、高速段と低速段とを切
    換可能な副変速機とからなり、前記制御装置は駆動車輪
    の空転を検出した時、前記副変速機をシフトアップする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両用変
    速機。 6)前記変速機は、第1の出力軸と第2の出力軸を備え
    る4輪駆動用変速機であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の車両用変速機。 7)前記制御装置は、前記第1の出力軸の伝動トルクと
    前記第2の出力軸の伝動トルクとの差と、予め設定され
    た伝動トルク差との比較により駆動車輪の空転を検出し
    、第1の出力軸と第2の出力軸の伝動トルク差が予め設
    定された伝動トルク差以上の時、前記変速機をシフトア
    ップすることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の
    車両用変速機。
JP59192313A 1984-09-13 1984-09-13 車両用変速機の制御装置 Granted JPS6170254A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017506724A (ja) * 2014-01-31 2017-03-09 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 車両用油圧システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017506724A (ja) * 2014-01-31 2017-03-09 ボルグワーナー トルクトランスファー システムズ エービー 車両用油圧システム
US10408284B2 (en) 2014-01-31 2019-09-10 Borgwarner Sweden Ab Hydraulic system for a vehicle

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