JPS6169805A - 加硫フツ素ゴムの処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加硫フッ素ゴムの処理方法に関する。

フッ素ゴムは、耐熱性、耐摩耗性、耐薬品性、耐溶剤性
、耐油性などに優れており、チメーブ、シート、フィル
ム、その他の成形品（たとえば〇−リング、シールｔｌ
ｔ）に成形されて各種分野で用いられている。

フッ素ゴム成形品は、通常加硫されて使用されるが、一
度加硫されｔニフッ素ゴムの再使用は困難であり、従っ
て、成形時の肩や不良品、または使用済の成形品の処理
は、焼却や埋め立てによって行なわれているのが現状で
ある。

一方、フッ素ゴム自体は、成形加工時のロールへの巻き
付きが困難な為、ロール加工性が満足すべきものではな
い。

本発明者らは、加硫フッ素ゴムの処理再生方法について
鋭意研究を行った結果、酸素の存在下に加硫フッ素ゴム
を加熱処理し、処理生成物を未加硫フッ素ゴムに添加す
ればそのロール加工性や耐熱老化性が、他の性質に著し
い低下を６たらずことなく改良されることを見い出し、
本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明の要旨は、加硫フッ素ゴムを酸素の存
在する雰囲気下に加熱処理することを特徴とする加硫フ
ッ素ゴムの処理方法に存する。

本発明においてフッ素ゴムとは、フッ素化された弾性状
重合体であり、従来公知のフッ素ゴムはいずれら含まれ
、代表的なフッ素ゴムとしては、ヒニリデンフルオライ
ド／ヘキザフルオロプａピレノ系、ビニリデノフルオラ
イト／テトラフルオロエチレノ／ヘキサフルオロプロピ
レノ系、ビニリデンフルオライド／クロロトリフルオロ
エチレン系、テトラフルオロエチレン／プロピレノ系、
ヘキサフルオロプロピレン／エチレン系、パーフルオロ
アルキルビニルエーテル（複数個のエーテル結合を含む
ものら包含する）／オレフィン（テトラフルオロエチレ
ン。エチレンなど）系、フルオロノリコン系、フルオロ
フォスフアゼン系などのフッ素ゴムが挙げられ、またこ
れらフッ素ゴムのあるものは加硫反応性を高めるために
そのポリマー鎖にヨウ素原子や臭素原子を結合するもの
（例えば特開昭５３−１２５４９１号、特公昭５３−４
１１５号、特開昭５９−２０３１０号を参照）であって
も良い。

本発明の処理方法の対象は、加硫されたこの様なフッ素
ゴムである。加硫は、フッ素ゴムの常法に従って、加硫
剤として有機パーオキサイド、ポリヒドロキノ比合物／
加硫促進剤、ポリアミノ化合物などを用いて行われる。

これらのうち、パーオキサイド加硫されたフッ素ゴムが
、本発明の処理方法により、優れた生成物を与える。

パーオキサイド加硫に用いられる有機パーオキサイド化
合物は、パーオキンラノカルとポリマーラノカルとに対
して反応活性を有するしのであれば原則的に有効であっ
て、特に種類は制限されない。好ましいものとしては、
トリアリルンアヌレート、トリアリルイソノアヌレート
、トリアクリルホルマール、トリアリルトリメリテート
、Ｎ、　　−Ｎ゛１−フエニレノビスマレイミド、ノブ
ロバルギルテレフタレート、ノアリルフタレート、テト
ラアリルテレフタールアミド、トリアリルホスフェート
、ヘキサフルオロトリアリルイソノアヌレート、Ｎ−メ
チルテトラフルオロノアリルイソノアヌレートが挙げら
れる。

パーオキサイド加硫の場合、ラジカル官能で加硫に育与
する多官能性化合物（たとえばＣＨ，−ＣＨ−１ＣＨｔ
＝ＣＨ−ＣＨ２、ｃｐｚ＝ｃｐを少くと６２個含む化合
物、好ましくはノアルキルタイプの化合物。）を配合し
て加硫したフッ素ゴムら本発明の方法の対象である。

加熱処理は、酸素の存在する雰囲気下で行われ、たとえ
ば酵素濃度５容量％以上の雰囲気、あるいは空気中で行
われる。

加熱温度は、加硫フッ素ゴムの種類や加硫度、池の処理
条件（たとえば酸素濃度、処理時間）に依存するが、一
般に２３０〜４５０℃である。

処理時間は、上記温度において、通常５〜７０時間であ
る。

本発明の方法で処理された加硫フッ素ゴムを、未加硫フ
ッ素ゴムに添加すると、フッ素ゴムのロール加工性が向
上し、更に再加硫フッ素ゴムの耐熱老化性が向上する。

添加割合は、未加硫フッ素ゴム１００重量部に対し、処
理された加硫フッ素ゴム５−１００重量部である。処理
された加硫フッ素ゴムの添加飛がこれより少なければ添
加効果が。

十分に発ｉ１１されず、一方、処理された加硫フッ素ゴ
ムが過剰になると分散不良を起こす。

次に、実施例および比較例を示し、本発明を１体的に説
明する。

実施例！〜４および比較例Ｉ フッ素ゴム（ダイエルＧ−９０１、ダイキン工業株式会
社製ヨウ素を含むＶｄＦ／ＴＦＥ／ＨＦＰ共重合体）１
００重９部に対しＭＴカーボッブラック２０重Ｍ部、パ
ーへキサ２．５Ｂ１．５重量部、トリアリルイソノアヌ
レ−８４重量部を常法によりロール混合し、プレス加硫
１６０℃ＸＩＯ分、オーブン加硫１８０℃Ｘ　４　ｈｒ
ｓの処理によって得た加硫フッ素ゴム１５０ｍｍ角×２
市厚みのンートを、空気中、第１表に示す温度および時
間条件て加熱処理した。１１られた再生フッ素ゴムを用
い、第１表に示す組成のフッ素ゴム加硫用組成物を調製
し、そのロール加工性、流動性、加硫性、成形性を調べ
た。評ｌｄＩｉｇ、準は次の通りである。

ロール加工性 Ｏ：ロール面から剥離することなく能率よく通常操作が
できる。

Δ、ロール離れが生じ分出しが悪く生産性に劣流動性：
１５０ｍｍ角×２１厚み金型成形で同重量充填し、仕上
がりの広さをみろ。

○・最らよく流れパリ部が多い。ソート厚み小△広がり
がやや小さい。ノート厚み中 Ｘ通゛１；ルの広がりにならない。ノート厚み人加硫性
ＪＳＲ型キュラストメーター１６０°Ｃ１振幅±３°、
Ｂｃｐｍ１号チャンバー ０．５分以内の立上がりと４　、　Ｏ）ｙ４の加硫度が
ある。

△、加硫にやや時間がかかる５〜１０分の立上がり。

Ｘ　：　２　ｋｇｒ以下の加硫度で加硫の立上がり１０
分以上。

成形性 Ｏ：通常の離型性である。

Δ：粘着性があられれる。

Ｘ型離れ悪く良好なノートが得られない。

この°加硫用組成物を、１６０℃で１０分間−次加硫し
、次いで、１８０℃で４時間二次加硫した。

加硫物の物性を第２表に示す。

さらに、加硫物を２３０℃で７０時間熱老化した。老化
後の物性を第２表のかっこ内に示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）加硫フッ素ゴムを酸素の存在する雰囲気下に加熱
   処理することを特徴とする加硫フッ素ゴムの処理方法。
2. （２）加熱処理温度が２４０〜４００℃である特許請求
   の範囲第１項記載の方法。
3. （３）酸素を５容量％以上含有する雰囲気下に加熱処理
   する特許請求の範囲第１項記載の方法。
4. （４）加硫フッ素ゴムがパーオキサイド加硫されたもの
   である特許請求の範囲第１項記載の方法。