JPS6165600A - 圧電振動素子 - Google Patents

圧電振動素子

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JPS6165600A
JPS6165600A JP18697984A JP18697984A JPS6165600A JP S6165600 A JPS6165600 A JP S6165600A JP 18697984 A JP18697984 A JP 18697984A JP 18697984 A JP18697984 A JP 18697984A JP S6165600 A JPS6165600 A JP S6165600A
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    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/11Transducers incorporated or for use in hand-held devices, e.g. mobile phones, PDA's, camera's

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧電素子を電気−音響変換器として利用する
圧電振動素子に関するものである。
C従来技術の説明〕 セラミックには、新素材として割目されるものが多いが
、中でもピエゾ効果による強圧電性磁器を用いた圧電振
動板は、電気−機械系の相互変換作用が注目される。ピ
エゾ圧電振動板は、一般にジルコニウムチタン酸鉛等の
強圧電性セラミックの直径20〜30rrm 前後の円
形薄片に電極面を付した圧電板を1枚の薄い金属板の片
面もしくは両面に重ね、2枚乃至3枚構成に貼り合わせ
たものが多い。第14図は、3枚構成のバイモルフと称
する圧電振動板1の基本動作を示す構成図であるが、圧
電板2a、2bの電極面と金属板3との間に信号電圧e
f印加すると、各圧電板2a、2bには半径方向の伸縮
力が生じ、相加して、金属板3との間に剪断応力がおき
、沿直方向の起振力Fとなり、外縁部を支点4で支持す
れば、第14図の破線の如く中央部を最犬撮巾とする凸
レンズ状の規準振動を行う。そして、この起振力Fによ
り発生する音響出力を、圧電ブザー、チャイム、リンガ
−等の発音器として利用し、あるいは第15図の如く、
圧電振動板1をケース6に収容し、その中央にコーン放
射体5の頂点を結合して、これを励振し、小形スピーカ
等を構成する。
周知の通り、圧電セラミックの弾性率(E中83X 1
09(N/m2))ハ、水晶ニ匹敵スル位に大きく、そ
の薄片を金属板3に積層してなる圧電振動板1の物性と
しては、内部損失が小さくQ(共振感度)が高いために
、鋭い共ノ辰峰をもち、かつその共振周波数f。は概ね
2〜5 kHz付近の高音域に鉛る。5.しかしながら
セラミックは脆くて薄片にしに(いために、そのf。を
低下することは実際に可成り困難である。
この圧電−振動板1の共振点付近における振動現象は、
一般に第16図の如く、共振l。1を中心に分けられ、
低音側はスチフネス動作領域で、定振巾性(dl)であ
り、高音側は慣性動作領域で定速度性(vl)として振
舞う。従って、前述の第15図に示した小型スピーカの
動作を1−第17図の等価回路図により推定するならば
、圧電振動板1の機械的インピーダンスZ1(以下z1
と記す)とコーン放射体5の機械的インピーダンス2゜
(以下Zc)と記す)は直列回路をなし、しかもzlが
2゜より遥るかに大きいため、回路に流入する速度V。
は、殆んどzoによって支配を受けるので、コーン放射
体5の運動は第16図の傾向と相似的で殆んど変らない
〔発明が解決しようとする問題点〕
音響理論によれば、放射体が自由空間においである帯域
内に、一定の音圧を放射せんとする場合は、原則として
その放射体は定速度で振動しなければならない。従って
、第15図の従来の小型スピーカの放射音圧特性は第1
8図p。の如く、共振点f。以上の高音域では、ジグザ
グを大きく描き乍ら音圧がえられるが、共恨点f。以下
の低音域でば、出力音圧は急降下して激減する。前述の
如く、圧電振動板1の共振点f。、は3 kHz付近に
あるので、その再生音としては、高音部が強調され、低
音部が欠如した貧弱な音質しかえられないことになる。
しかも、圧電板2a、2bのQが高いために、共振点f
。の鋭いピークに続いて寄生振動によるレスポンスの凹
凸を生じ、高調波歪が多く、中低音で、出力音圧レベル
が低いなどスピーカとして汎用性に欠けるものであった
。この欠点を改善すべ〈従来は圧電板2a、2bの表面
や支点4となる部分に粘弾性樹脂を塗布するなどしてい
るが、飽くまでも消極的な手段に過ぎず、その効果は余
り期待できるものではなかった。その過大理由はzoが
余りにも犬きく、シかも、共振点f。□が可聴帯域の上
限付近(3〜5 kHz )にあるためであるから、こ
れを意のま\に制御することは、従来の手段をもってし
ては側底不可能に近い状態であった。
本発明は上述のごとき事情に鑑みてなされたもので、低
音部の出力音圧を増大させて、出力音圧が平坦になるよ
うにした圧電振動素子を提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明は、圧電振動板の
重心点付近に粘弾性層を介して重錘を結合することによ
り、前記圧電振動板の振動モードを変化せしめ起振力を
前記圧電振動板の外縁部から取り出すように構成されて
いる。
〔作用〕
低音域では、重錘を支持する粘弾性の機械インピーダン
スが減少し、専ら慣性質量として作用し、圧電振動板の
中心部を強く拘束して、圧電振動板は凹レンズモードと
なり、外縁部が最大振巾で振動し、低音域の音圧を増大
することができる。また、高音域では、粘弾性層の動作
が活発になり、圧電振動板の中心部の拘束が減少して凸
レンズモードへ移行する一方、粘弾性層の粘性抵抗によ
り共振点’01の振巾は適度に抑制される。したがって
、低音域が増強され、高音域が抑制されて、動作帯域が
拡張され、出力音圧は平坦な特性となる。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第4図を参照して
説明する。第1図は、本発明の圧電振動素子の等価回路
図であり、第2図は、第1図の可変インピーダンスz2
が慣性質量m2と粘弾性抵抗Cz、rzの並列要素とし
て示される等価回路図であり、第3図は、本発明の圧電
振動素子の具体的基本構造を示す図であり、第4図は、
第3図に示す圧電振動素子の特性図である。
まず、本発明は、圧電振動板1の振動モード(姿態)に
着目してなされたものである。すなわち、圧電振動板1
の外縁部における速度ならびに振巾は、凸レンズモード
のとき最小値であり、凹レンズモードにおいて最大値を
とる。この振動モ  □−ドは、重心点に負荷する可変
インピーダンス、Z2(以下z2と記す)により、比較
的容易にjtd制御できることを実験的に確認した。
本発明におけるz2を導入した振動系の等価回路図を第
1図に示す。すなわちz2ばzlと負荷となる2 の中
間点a−b間に挿入し、振動周波数に対応して順次リア
クタンス分が変化して印加信号電圧eに比例して誘起す
る起振力F1による2゜に流入する速度V。を可及的に
一定ならしめようとする。
2 は第2図の如く、慣性質量m2と粘弾性抵抗cr 
 の並列要素として示され、そのインビー2 ν   
2 ダンスは動作帯域、変換感度等要求される条件によって
異るも概ねz、 >> Zo≦22  の範囲に構成す
るを可とする。
これを具体化したものを第3図に示す。本発明の圧電振
動素子10は、原則として圧電振動板1は金属板3の両
面に圧電板2a、2bを積重した謂所バイモルフまたは
片面のみに積重したモノそルフと称する円板形で構成さ
れ、この圧電振動板1の重心点(円板の場合は中心に一
致する)もしくはその近傍に、慣性質量m2を有する重
錘8(mi)を粘弾性層7 (Cz t  r2)を介
して接合した極めて単純な構成によるものである。
ここで、圧電板2a、2bの電極面と金属板3の間に信
号電圧eを印加し、外縁部9の運動に着目すれば、低音
域(<300Hz)ではz2は質量リアクタンス(第2
図の〜2)として振舞うので圧市′振動板1は中心部を
強く拘束され、凹レンズモードをとり、外縁部9が最大
振巾になる一方、中音域(800〜1 kHz )では
、粘弾性抵抗C2,r2と慣性質量m2の各リアクタン
スが等量に近づき、Zo  は相対的に増加して拘束性
が徐々に減少し、振動節線は次第に外周へ移動して中程
度の振巾となる。更に、高音域(〉3〜5 kHz )
ではz2は主として弾性C2と粘性抵抗r2として撮ト
rい一段と拘束性が減少して凸レンズモードへ移行する
このとき共振点f。、では粘性抵抗r2が制動効果を発
揮して共振ピークの発生を効果的に抑制する。
第4図は3つの特異点f。Of  ”OlF  ’01
について振動モードの模様と22の変化を示したもので
あるが、ここに、fooは放射体の共振点’  ”01
はz2を構成する〜2が圧電振動板1のmlに添加し移
行したための共振点(約1 kHz付近)、またf。□
は圧電振動板1自体の共振点である。また、第4図の曲
線2゜は一般的な放射体の駆動点におけるインピーダン
ス曲線を示すが、中音からf。0にかけて著しく降下し
ている。その結果、放射体は励振が容易になり、振動速
度V。を付勢するのに役立つことになる。以上説明した
動作状況から、圧電振動素子10は重心点付近に付設し
た可変インピーダンスz2の作用により振動モードが制
御され、外縁部9に負荷される放射体の振動速度V。並
びに放射音圧P。が概ね第4図の如く、平坦特性に改善
されることになる。
更に1本発明の圧電振動素子10の他の大きな特長とし
ては、振動回路に大きな抵抗損失を挿入して共振ピーク
を鎮静化する従来の方法と異り、インピーダンス容素z
2の機械リアクタンスの作用により周波数に対応して振
動モードを制御するのであるから、回路損失が極めて少
ないものであって変換器としての効率を著しく向上する
大きな効果を有している。
第3図において、重錘8は概ね重量1〜5 gr程度の
飴玉でよく、破線の如く圧電振動板1の両面に2分割し
て設けてもよく、また、粘弾性層7(C2rz )には
、動作中の重錘8を安定に支持するに足る不変性粘着力
を持続する粘着性樹脂例えば天然ゴム系ブチルゴム、ウ
レタンコ1ム、シリコンゴム系等の粘着性変性物質また
はこれらの粘性樹脂を発泡シートまたは不織布等のペー
スに塗布もしくは浸潤させたものを可とする。現在のと
ころ、これらの材料の粘弾性を定量的に計測することは
、実際上困難の状況であるから実験的に53否を判定す
るが、いづれも温度依存性の少々いものを重点に選択す
る。
第5図(a)ないしくb)は、本発明の圧電振動素子1
0における圧電振動板1に重錘8を粘弾性層7で結合さ
せる他の実施例である。第5[J(a)は、動作の安定
化と密着性を考慮して重錘8を扁平紡7:、iニー型と
し、モノモルフの全局板側に設けたものである。
第5図(b)は、重錘8を円鉢形としたもので、粘弾性
層7の有効接融面積を拡大し、がっ重錘8の安定性を大
きくしたものである。同様に、重錘8を円錐台または半
円球としてもよい。第5図(C)は、円板状の重錘8t
−’Jソング状粘弾性層7で結合させたものである。第
5図(d)は、円環状の重錘8aと円柱状の重錘8bに
分けて、同心円状に粘弾性E7at7bで結合したもの
である。第5図(e)は、重錘8と粘弾性層7とを交互
に二重に積み重ねたもので、質量リアクタンスの効果が
緩没となり、動作帯域の拡張が図られる。第5図(f)
は、金属板3に細い管柱3aを植立し、管状の粘弾性1
d7cを内挿した管状の重錘8cを管柱3aに嵌入させ
てすべ)応力を利用するようにしたものである。
さらに、重錘8または圧電振動板1と、スピーカーフレ
ーム等の固定部材18との間に第6図(a)。
(b)の如く、単泡性ウレタン7オーム等からなるパッ
ト16.28を間挿してもよい。
更に、圧電振動板1の形状は、一般に円板を可とするが
、本発明においては、第3図の如くに、凹レンズ状の基
本振動モードで湾曲振動するのであるから、主としてそ
の外縁部において、円周方向の微れな伸縮歪応力が発生
して、変形を邪げ、z11c増大する原因になっている
。そこで、その振動共振周波数f。□を低下させ、機械
インピーダンスz1を低下する手段として、第7図の如
くに、円板の中心部23を残し、周辺部を複数(6〜1
2個)の細隙24を放射状にカットし、均等な細片に分
割する方法が有効である。これは、本発明を適用してマ
イクロホンや小形受話器等の小形機器を構成する場合に
、Zlを極力低下させ、それに付随する重錘8 (mz
 )ならびに粘弾性抵抗層7(C2rz)の定数を微小
化することができ、変換感度の向上と動作帯域を拡張す
るうえで効果−的である。
この場合、各細片の電極面は中心部23で互に連結し、
1体であるから、信号電圧eの受授方法は普通の円板と
同じく簡単である。
以下、本発明の圧電振動素子10を適用した電気−音響
変換器の応用例につき説明する。
第8図は、最も定型的な応用例である。ドーム形放射体
11 (tn2)  は、波襞形リングエツジ12(C
o ro )を介して、外筺ケース14に揺動的に支持
され、ドーム形放射体11と波襞形リングエツジ12の
境界13に圧電振動素子旦の外縁部9が結合され、端子
15に信号電圧eを印加し励振する。圧電振動素子1o
の実効質fitm2′lc予じめ考慮して、エツジコン
プライアンス(C(1)t−設定し、ドーム形放射体1
1の共振点f。0を200〜300 Hz 付近に設定
する。中口径(50〜100 rrm )  以上の大
きい場合は、補助的に重錘8と外筺ケース14の底面の
間に発泡弾性のパッド16を間挿するを可とする。これ
は、第6図(a)のC3rsに該当するが、低音域にお
ける重錘8m2の過大振幅を抑制し安定化に役立つ。
この応用例は、防滴形スピーカとして、インターホンの
屋外機用、音声合成アラーム用その他に好適である。
第9図のものは放射体がなく、直接放射の簡素化した応
用例で、主に電話用送受話器に適用する。
電話回線の伝送帯域は、300〜3.5 kl(zであ
るから帯域形成には、例えば、圧電振動板1の金属板3
の外縁部9に円環波襞17を付してコンプライアンスC
8とじ、低音共振点f0゜を約300 Hzにする一方
、圧電振動板1の凸レンズモードの第一共振点f。、を
3 kHzに設定し、細部を背部の音響回路で調腔する
。前室20のキャパシタンスと開孔19のイナータンス
で、約3.500 Hz  のローパスフィルタを形成
し、不要の高調波歪を除去する。重錘8と外筺底面に間
挿するスポンジのパッド16(r、)は、速度形駆動を
調整加味するもので、耳当てが耳介と密着度が悪い場合
におきる低音劣化を防止し、通話、明瞭度を向上させる
。なお、21は背室22の開孔である。第9図のものを
若干変形して送話器を構成することができる。
この場合、背室22には通話レベルに増巾する工C増巾
器とサージ慣、圧吸収素子を収容する。炭素送話器に較
べ、高信頼性で長寿命であり、雑音の少ない利点がある
第10図のものは、一般的なコーン形スビーカの構成例
である。コーン放射体25は、抄造紙またはプラスチッ
クフィルムの成型品とし、波襞エツジ26を介してフレ
ーム27と揺動的に結合する。コーン放射体25頂部と
ドーム29の接合部に圧電振動素子り旦の外縁部9を接
合し、端子に信号電圧eを印加してコーン放射体25を
励振する。この場合の重錘8とフレーム27の間に軟質
発泡のパッド28を間挿し、コーン放射体25頂部を保
持してコーンの運動を安定化する。このパッド28の等
価回路は第6図(b)に該当する。このスピーカは厚さ
10mn以下の軽量薄形にできるから、小形ポケットラ
ジオカセットテープレコーダ等に好適であり、漏洩磁束
を忌避する場合に、従来の永久磁石形スピーカに代替す
ることができる。
第11図のものは、放射体30に発泡スチロール等の半
硬質発泡平板を用いた構成例である。放射体30は矩形
(たてよこ比4:3位)を可とし、縁端を軟質発泡材3
1を介してフレーム32に繋止する。圧電振動素子10
の中心Qは、放射体3゜の縁端1での距Qi l(、が
各角度方向になるべく具なる位置を選んで固定され、/
庁定周波ζりに発生する定在波を分散する。なお、圧電
振動板10は放射体30の開孔に嵌入し、周囲を接着固
定する。この簡易形スピーカの感度音質は第10図に示
すコーン形に較べて若干劣るが、更に軽量薄形に↑;X
G成できるので、電子楽器や玩具等の発音体の他、自動
車のサンバイザ、座席の安全枕に内装するスピーカ等と
して走行中の安全性を重視する場合のスピーカとして好
適である。
第12図(a)、 (b)に示すものは、放射体35を
発泡材または抄造紙を円弧状に湾曲させて形成し、その
両端を圧’l!i動素子10により励振駆動するスピー
カである。この場合の圧電振動素子10は長方形の短冊
形とし、金属板3の両端39t−出力端子とし、放射体
35の左右両端にある切込窓37にこの出力端子を挿入
結合する。放射体35の両側の圧電振動素子10が左右
同相で等しい速度V。
で励振するときは、放射体35は曲率半径が変化して音
圧P。を放出す′る。このスピーカの特長は、振動波が
縦波として放射体35の内質部を普通の横波の約2倍に
近い高い速度で伝播するので、応答性が良好である。
第13図(a)に示すものは、2枚の円板形圧電振動素
子44.45を外縁端でコンプライアンスリング47を
介して重連結合とし、コーン41を駆動する複合素子の
適用例である。前方の素子44は全帯域用で、後方の素
子45は低音響用であシ、粘弾性を有するゴムからなる
コンプライアンスリング47により、ローパスフィルタ
ーを形成し、fL以下の低音域を付勢する。これらの素
子44゜45を励振するには、第13図(b)の如く特
別な昇圧トランス(巻数比n=1 : 5位)を必要と
し、昇圧トランスの1次コイルLPに対し、2次コイル
L0は密結合とし、第13図(C)の如く全帯域al 
を素子44に供給するが、3次コイルL2は結合度の恕
い位置に巻かれておシ、漏洩インダクタンスLl  と
圧電振動板1の内部容量とでローバ名フィルタを形成し
、後方の素子45には(e1+02)を印加して低音出
力を増強する様に4JfQしたものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係わる圧電振動素子は、
圧電振動板の重心点付近に粘弾性層を介して重錘が結合
されているので、低音域では、重錘が慣性質量として作
用し、圧電振動板の中心部が強く拘束され、圧電振動板
は凹レンズモードとなり、外縁部は最大振巾で振動して
低音域の音圧が犬となり、また、高音域では、介在する
粘弾性層のために圧電振動板の中心部の拘束が減少して
信号周波数の増加と共に凸レンズモードとなり次第に振
幅が減少して所望の定速度駆動が実現し、粘弾性層の粘
性抵抗により更に圧電板の共振点で振巾は抑制され、も
って、低音域から高音域まで平坦な出力音圧が得られ、
さらには、回路損失が少なく、効率よく電気−音響変換
ができる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧電振動素子の等価回路図、第2図は
、第1図の可変インピーダンスz2が慣性質量m2と粘
弾性抵抗C2F  r2の並列要素として示される等価
回路図、第3図は、本発明の圧電振動素子の具体的基本
構造を示す図、第4図は、第3図に示す圧電振動素子の
特性図、第5図(a)ないしくf)は、本発明の圧電振
動素子における圧電振動板に重錘を粘弾性層7で結合さ
せる他のそれぞれの実施例を示す図、第6図(a)およ
び(b)は、本発明の圧電撮動素子の重錘または圧電振
動板と固定部材との間にパッドを間挿させたそれぞれの
図、第7図は周辺部に複数の細隙をカットし分割した圧
電板の平面図、第8図ないし第10図は、本発明の圧電
振動素子を適用した電気−音響変換器のそれぞれの応用
例の断面図、第11図(a)および(b)は、本発明の
圧電振動素子を適用した他の電気−音響変換器の応用例
の断面図と平面図、第12図fa)および(b)は、さ
らに他の電気−音響変換器の応用例の一部切欠き斜視図
と圧電振動素子の斜視図、第13図(a)ないしくC)
は、さらにまた他のち;気−音響変換器の応用例の断面
図と、これを駆動するための回路図と、各圧電振動素子
の入力図、第14図は、圧電振動板の基本動作を示す模
式図、第15図は、第14図の圧電振動板を用いた小型
スピーカの構造図、第16図は、第14図の圧電振動板
の特性を示す図、第17図は、第15図の小型スピーカ
の等価回路図、第18図は、第15図の小型スピーカの
特性を示す図である。 1・・・圧電振動板、7. 7.a、  7 b、  
7 c −−−粘弾性層、8,8a、8b、8c・・・
M踵、9・・・・外縁部、10・・・圧電振動素子。 特許出願人 サワ7ジ・ダイナメカ株式会社(外1名)
代理人 島 1)  登、r’jjl !ミ°!。 \\−一 第1図 第2図 第3図 匹 第4図 第5図 +(+ 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第12図 (o)(b) 第13@ (C) 第14図 第15図 第16図 第17図 第18図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧電振動板の重心点付近に粘弾性層を介して重錘を結合
    し、前記圧電振動板の起振力を前記圧電振動板の外縁部
    から取り出すように構成したことを特徴とする圧電振動
    素子。
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