JPS6163571A - 窒化アルミニウム焼結体の製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウム焼結体の製造方法

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JPS6163571A
JPS6163571A JP59182676A JP18267684A JPS6163571A JP S6163571 A JPS6163571 A JP S6163571A JP 59182676 A JP59182676 A JP 59182676A JP 18267684 A JP18267684 A JP 18267684A JP S6163571 A JPS6163571 A JP S6163571A
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JP
Japan
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aluminum nitride
sintered body
temperature
powder
sintering
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倉元 信行
谷口 人文
麻生 功
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高密度でかつ特に高熱伝導性に優れた窒化アル
ミニウム焼結体の製造方法に関−rろものである。
窒化アルミニウム焼結体は公知で、その耐熱性、耐食性
あるいは強度などの優れた物性の他に高熱伝導性を有す
る絶縁体として最近特に注目されている物質である。
本発明者らは、窒化アルミニウム焼結体の製造方法につ
ψて研究を続ゆた結果、窒化アル4ニウム粉末に焼結助
剤が加えられた混合粉末を焼成する場合、特定温度領域
における平均昇温速度が焼結特性及び焼結体特性に著し
く影響を及はすことを見い出した。平均昇温速度の及は
す影響は、焼結助剤を含まない系では見られないもので
あり、焼結助剤を含む系について本発明者らが研究を重
ねた結果、初めて見い出されたものである。
本発明は、窒化アルミニウム粉末と焼結助剤との混合粉
末を焼成して窒化アルミニウム焼結体を得るに際し、少
くとも1300〜1700℃の温度領域に於ける平均昇
温速度を10〜b 化アルミニウム焼結体の製造方法である。
本発明で使用される窒化アルミニウム粉末は何ら制限は
れるものではなく、いかなるものでも採用することがで
きる。本発明の方法により、ち密な窒化アルミニウム焼
結体を得る場合は、原料の窒化アルミニウム粉末の平均
粒予後(遠心式粒度分布測定装置、例えば温湯製作所製
のCAPA500などで測定した凝集粒子の平均粒径を
言う)が5μm以下であることが好ましい。好適には3
μm以下、最も好適には2μ罠以下の粉末が採用される
特に3μm以下の粒子を70容量%以上含む粉末が好適
である。また、高熱伝導性の窒化アルミニウム焼結体を
得る場合はAIHの含有量(別N粉末の窒素の含有量か
ら計算される)は90重M%以上の窒化アル4=ウム粉
末が好適に採用され、更には94f!駄%以上、また高
い透光性を有する焼結体を得るためには97重量%以上
の粉末を用いることが好ましい0 本発明に於いて好適に使用される窒化アルミニウム粉末
としては、平均粒子径が2μm以下の粉末で、3μm以
下の粒子を70容量襲以上含み、酸素含有量が3.0重
量%以下、且つ窒化アルミニウム組成をAINとすると
き含有する陽イオン不純物が0.5重社%以下である窒
化アルミニウム粉末である。このような窒化アルミニウ
ム粉末を用いた場合には、得られる窒化アルミニウム焼
結体の熱伝導率の向上が大きくなるために本発明で好適
に使用される。就中、平均粒子径が2μm以下の粉末で
、3μn以下の粒子を70容量%以上含み、酸素含有量
が1.5重M%以下、且つ窒化アルミニウム組成をAI
Nとするとき含有する賜イオン不鈍物が0.3重量%以
下である窒化アルミニウム粉末を用いた場合には、得ら
れる窒化アルミニウム焼結体の熱伝導率の向上と共に透
光性が改善されるために、本発明では特に好適に使用さ
れる。
本発明の実施に好適に使用される前記窒化アルミニウム
粉末の製造法の代表的なものを例示すれば次のとおりで
ある。
(1ン 純度99.0重量%、好ましくは99.5重量
%以上で、平均粒子径が2μ凱以下で3μm以下の粒子
を70容量%以上の割合で含有する酸化アルミニウム微
粉末と、灰分含量が最大0.2重量%で平均粒子径が1
μ風以下のカーボン微粉末とを液体分散媒体中で緊密に
混合し、その際核酸化アルミニウム微粉末対該カーボン
微粉末のM量比は1:0.36〜1:1であり、 (2)得られた緊密混合物を、適宜乾燥し、窒素または
アンモニアの雰囲気下で1400〜1700℃の温度で
焼成し、 (3)次いで得られた微粉末を酸素を含む雰囲気下で6
00〜900℃の温度で加熱して未反応のカーボンを加
熱I!に来する工程によって得ろことができる。
次に、焼結助剤としては、窒化アルミニウム焼結体の製
造に使用されろ公知のものが何ら制限なく使用し得る。
特に、本発明に於いて好適に使用される焼結助剤は、周
期律表第■a族合金族び第177a族金属から選ばれた
少くとも1種の金属又は金属化合物である。該第’[a
の族金属は特に限定されずベリリウム。
マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム及びバリウ
ムが使用出来る。工業的にはカルシウム、ストロンチウ
ム及びバリウムを使用するのが好適である。また、第1
1Ja族金属は特に限定されず使用出来る。例えばイツ
) IJウムω、ランタン(La) 、 セリウム(C
e) 。
プラセオジム(Fr) 、ネオジム(Na)、 プロメ
ジウムCPm) 、サマリウム(Sm)、ユーロピウム
(Eu) 、ガドリニウム(Ga) 、テルビウムff
b) 、ジスプロシウム(Dy) + ホルミウム(J
io)、エルビウム(A’r)、ツリウム(7’m) 
、イッテルビウム(yb)、ルテチウム(Lu)が好適
に使用出来る。特に工業的にはイツトリウム、ランタン
、セリウム、ネオジム等が好適に使用される。
本発明に於いて焼結助剤として使用される金属化合物は
、上記の金属の化合物が特に制限されず使用され、例え
ば、硝酸塩、炭酸塩。
ハロゲン化物、酸化物等が好適に使用される。
本発明に於−て、好適に使#iされる焼結助剤の具体例
を示すと、例えば次のとおりである。
硝酸カルシウム、炭酸カルシウム、7ツ化カルシウム、
酸化カルシウム等のカルシウム化合物;硝酸ストロンチ
ウム、炭酸ストロンチウム、7ツ化ストロンチウム、酸
化ストロンチウム等のストロンチウム化合物:硝酸バリ
ウム、炭酸バリウム、7ツ化バリウム、酸化バリウム等
のバリウム化合物;硝酸イツトリウム、炭酸イツトリウ
ム、7ツ化イツトリウム、酸化イツトリウム等のイツト
リウム化合物;硝酸ランタン、炭酸ランタン、7ツ化ラ
ンタン、酸化ランタン等のランタン化合物等が挙げられ
る。
本発明で使用される焼結助剤の添加量は、後述する焼成
時の昇温速度とのかね合いで選べばよいが、通常は酸化
物に換算して0.02〜5.Owt幅含まれるよう混合
するのが好ましい。勿論、前記原料以外に結合剤、解膠
剤。
可塑剤等の添加混合は必要に応じて適宜採用することが
できる。
本発明における前記窒化アルミニウム粉末と焼結助剤と
の混合は特に限定されず、乾式混合であっても湿式混合
であってもよい。特に好適な実施態様は湿式混合すなわ
ち液体分散媒体を使用する湿式状態での混合である。
該液体分散媒体は特に限定されず、一般に使用される水
、アルコール類、炭化水素類またはこれらの混合物が好
適に使用される。特に工業的に最も好適に採用されるの
は、メタノール、エタノール、ブタノールなどの炭素原
子W14以下の低級アルコール類である。
本発明における焼成の具体的な態様としては、前記窒化
アル4 ニウム粉末に焼結助剤を添加した混合粉末を適
当な成形手段、例えば乾式プレス法、ラバープレス、押
出し法、射出法、ドクターブレードシート成形法などに
よって目的の形状に成形した後これを適当なるつは、サ
ヤ材などの上に設置して真空又は大気圧の非酸化性雰囲
気下、例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス
等の雰凹気下又は2〜100気圧程度の窒素ガス加圧下
に高温で焼成する方法が挙げられる。あるいは前記混合
粉末を直接、20〜500製程度の機械的圧力を加えつ
つ真空又は大気圧の非酸化性雰囲気下あるいは2〜10
0気圧程度の窒素ガス加圧下、高温で焼成する方法が採
用される。焼成温度としては真空又は大気圧の非酸化性
雰囲気の場合は1700〜2100℃。
好ましくは1750〜2050℃の温度が好適に採用さ
れ、2〜100 気圧の窒素ガス加圧下では1700〜
2400℃、好ましくは1750〜2300℃ の温度
が好適に採用される。尚、本発明に於ける温度は、混合
粉末を入れた黒鉛るつほの表面を放射温度計により測定
し、黒鉛るつは内のガス温度を示すように補償した値で
ある。
該焼成の際の焼成条件として最も重要なものは昇温速度
であり、特に1300〜1700℃の温度範囲の平均昇
温速度を10℃/顛〜40℃/m の範囲とすることが
極めて肝要である。1300〜1700℃の温度範囲の
平均昇温速度が10℃/Wより小さい場合には窒化アル
ミニウム粉末のち密化は著るしく遅くなり高密度で且つ
高熱伝導率の焼結体が得られなくなる。
また、平均昇温速度が40℃7m より速いと、焼結の
際粒子が粒成長しつつ気孔が粒界を通って抜は出す速度
と粒成長による粒内への気孔封じ込みの速度との間のバ
ランスがとれず、ち密で且つ均一な焼結体とすることが
難しい。また、気迷昇温すると例え密度が上った場合で
も焼結体にそりなどが出ることが多く好ましくない。さ
らに焼結助剤として添加した酸化物などが必要以上に焼
結体中に残存して、焼結体の熱伝導率や透光性の妨げに
なることもある。
上記の平均昇温速度は、添加される焼結助剤の柚類及び
量によって最適な範囲があるため、焼結助剤に応じて適
宜決定すれば良いが、得られる焼結体の密度及び熱伝導
性を勘案すると、一般的には10〜b が好ましく、さらに15〜b とが最も好ましい。さらに焼結助剤の種類と添加量が同
じ場合には一般には常圧焼結又はガス加圧下焼結の場合
の方がホットプレス焼結の場合より高目の昇温速度の方
が好適となる。昇温速度の決定に於いて肝要な事は昇温
の過程で加えた焼結助剤の過度の蒸発がなく、又焼結後
にはできるだけ焼結助剤成分が残存しないような昇温条
件を選定する事である。
前記昇温の方法としては1300〜1700℃の範囲で
単一の昇温速度を設定することが工業的には好ましいが
、その他にも2段あるいは3段の速度勾配をもつ昇温プ
ログラムを選ぶことも可能である。
1300℃に達する迄の昇温速度、及び1700℃から
焼成温度に昇温する必斐のある場合の昇温速度は、特に
#限されず、どのような昇温速度であっても良い。しか
し、得られる焼結体の密度及び熱伝導性を勘案すると1
200〜1300℃の温度領域に於いても前記した平均
昇温速度が維持されていることが好ましい。また、工業
的には焼成温度までの全温度領域にわたって、単一の平
均昇温速度をとることが好ましい。
このようにして昇温された後引き続き、好ましくは17
00〜2400℃の焼成温度で焼成される。焼成時間は
、焼成温度、焼結助剤の種類と量、及び平均昇温速度に
よって異なるが、通常は、10分〜10時間の範囲から
選択される。
該窒化アル2ニウム粉末に特定の焼結助剤を加えた系で
、高密度で高品質の焼結体の得られる平均昇温速度条件
が10〜b かなり高いことは、例えば代表的な酸化物セラミックス
であるアルミナの工業的な焼成時の昇温速度が2〜b ても極だった違いであり、又驚くべき結果である。
以上に説明したように、特定の温度領域に於いて特定の
平均昇温速度を選択することにより、優れた性状の窒化
アルミニウム焼結体が得られる理白として、本発明者ら
は次のように推測してφる。例えば、焼結助剤として、
(1’& (No3)2・4H20を用いた場合を例に
とってこの現象を説明すると次のとおりである。
窒化アルミニウム粉末にCa(NO3)2・4E、0を
添加した混合粉末を窒葉中で加熱して行くと、まず10
0℃以下の低温でCa (NOx>2・4H20の潮解
がおこり次いで100〜130℃の温度で脱水を生じて
無水のCa (No 3) 2の固体となる。さらに昇
温して行くと約530℃でCa(NO3)2 が融けて
液体状態となる。
そしてこの温度から1000℃ の温度範囲の間で溶融
したCa(NO3)2は窒化アルミニウム粉末に不可避
的に含まれている1〜3wt%程度の酸素分(2−2〜
6.4%程度のAjt、01分に相当)と反応してCa
 Q−Al 203 r (’ a O・2A1203
などのカルシウムアルミネート相を生成する。このカル
シウムアルミネート相は1300℃ 以上の温度で溶融
を始めこれが1400〜1700℃の温度の最も焼結が
進行する過程で焼結助剤として有効に作用すると考えら
れる。本発明者等の詳細な検討によるとこの溶融したカ
ルシウムアルミネート相の“1300℃ 以上における
蒸発速度が意外に速いため前記1300℃以上の昇温過
程における平均昇温速度が遅いと溶融したカルシウムア
ルミネート相の過度の蒸発がおこり、1400℃〜17
00℃の温度範囲で助剤として十分作用する量のカルシ
ウムアルミネート相を保持できず目的のち密な焼結体を
得ることが困難になると考えられる。1700’C以上
の焼成保持温度においては溶融したカルシウムアルミネ
ート相はち密化助剤として作用しつつ、かつその蒸気圧
に従った蒸発を伴い最終的には焼結体中に残存する助剤
の鉦は初期番加愈の10幅以下となる場合が多い。
以上に説明したように、本発明の製造方法により得られ
た窒化アル4 ニウム焼結体は、高密度であり、しかも
高い熱伝導性を示す焼結体である。即ち、3. o y
 /7以上の密度、100F/罵に以上の熱伝導率を有
する焼結体が得られる。しかも、使用する原料によって
は透光性を示す場合もある。
このような優れた性質を有する窒化アルミニウム焼結体
の製造方法を提供する本発明は、工業的に有利な常圧焼
結法あるいはガス圧焼結法などによる高密度、高純度焼
結体の製造に特に有利に適用されるのでその工業的価値
は極めて大きい。以下、実施例によって本発明を具体的
に例示するが本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
実施例1 平均粒子径がL31μ重で3μm以下が90容鉦%を占
め、且つ表1に示す組成の窒化アルミニウム粉末にc’
a (No、>2−41120をch。
換算で0.5wt  %となるよう添加し、エタノール
中で均一に混合した。混合物を乾燥後その約10g内径
20諺の金型な用いて2005の圧力で1軸プレス、次
いで1500〜の圧力でラバープレスし、密&が160
9/dの粉末成形体を作成した。この成、形体を窒化ホ
ウ素粉末でコーティングした黒鉛るつぼ中に設置し、1
気圧の窒素中で1200”Cまで40分で昇温し、次い
で1200℃から1850まで20℃/謳の昇温速度で
昇温し、1850”Cで3時間保持した。得られた焼結
体は密度がs、zsl/ad  であった。この焼結体
を厚さ2.5fiに研磨してレーザーフラッシュ法によ
り熱伝導率を測定したところ128JF/mfの値を得
た。また、この焼結体を0.5簡の厚さに研削し、鏡面
研磨したものについて光透過率を測定したところ5.5
μm の波長に対して34%の直線透過率が得られた。
比較のために、前記操作の甲で1200℃から工850
℃までの昇温速度を5℃/m とした以外は全く同一の
操作で焼結体を作成した。
得られた焼結体は白色の多孔性のもので密度は2.57
.9/−であり、透光性は無ふった。
表 1     窒化アルミニウム粉末分析値AIN@
;tilt          97.8%元  素 
           含f量yg    < 5  
<ppm) Cr    21  (#) Si    125  (#) zn     9  (#) Fe    20  (#) (’u     <5   (jF) ハ    5(1) Ni    27  (1)− T1<5   (#) Co             <5       (
#)At    648  (wt%) N    314  (#) 0    1.1  <1) CO,11(1) 実施例2 実施例1で用いたものと同じ窒化アルミニウム粉末に種
々の焼結助剤を添加したものについて実施例1と同様の
操作によって常圧焼結した結果を表2に示す。表2の中
のA5及びムロは比較例である。
実施例3 実施例1で用いたものと同じ窒化アルミニウム粉末10
0重量部に対して、焼結助剤として酸化カルシウムを1
.0重量部、結合剤として分子量が30,000〜34
,000 のポリビニールブチラールを7.3重量部、
解膠剤としてグリセリントリオレエートを1.6重量部
及び可振剤としてジブチル7タレー)12.2重ff1
部ヲ61 重量mのトルエン−エタノール混合溶媒(混
合重量比トルエン/エタノール=60/40  )中で
混合して泥漿を調整した。
尚、予め熱[1分析法(TG)を用いて上記ポリビニー
ルブチラールの熱分解曲線を空気中で測定した結果、分
解は約200℃から始まり約600℃で終了して残留物
が実質的に残らなφことを確認した。上記混合の手順は
以下のようにした。即ち、内容fj121のナイロン製
ポットにナイロンで被覆された直径15 xttの鋼球
をポット内容積の約50%を占める数だけ入れ、次いで
窒化アルミニウム粉末、酸化カルシウム、グリセリント
リオレエート及び1己溶媒を上記各重量部投入して、回
転数59 rpmで24時間ボールミル混合した。その
後、上記重量部のポリビニールブチラール及びジブチル
フタレートをポットに添加し、さらに24時間混合した
。こうして白色の粘稠なペンキ状を呈する泥漿を調製し
た。
得られた泥漿をドクターブレード方式のシート成形機を
用いてポリプロピレンフィルム上にシート状に成形し、
次いで該成形物を室温で5時間、その後60℃で6時間
乾燥して前記溶媒を飛散させ、巾約10 crn +厚
さ約0.8藁凰のシート形状を有する窒化アルミニウム
組成物を作製した。このシート状窒化アルミニウム組成
物(窒化アルミニウムグリーンシートとも言う)は、白
色で光沢のある外観を呈し、柔軟でかつ屈曲に対しても
腰の強い性状を有する。窒化アルミニウムグリーンシー
トより試験片を打抜きオートグラフによる引張試験を行
ったところ、引張強度が25〜であつた。
上記の窒化アルミニウムグリーンシートを5αX5c+
aの角板状に打抜き、電気炉を用いて1気圧の空気雰囲
気下で650”C,3時間加熱して前記の結合剤、可塑
剤及び解膠剤を熱分解させて除法し、窒化アルミニウム
の角板を得た。この角板の密度はL4(1/cIIt 
であった。この角板を1気圧の窒素雰囲気下で1200
℃まで40分で昇温し、次いで1200°Cから180
0℃まで18℃/口の昇温速度で昇温後1800℃で3
時間保持し焼結した。
焼結後の板は黄味を帯びた半透明の板で密度は3.25
.9/dであった。また、この板の熱伝導率は123F
/mKであり、0.5龍の厚みに加工研磨したものに対
する15μmの波長の光の直線透過率は25%であった
。比較のために前記と同じ5αX51の窒化アルミニウ
ムグリーンシートを前記条件と同条件で脱脂後、120
0℃から1800’Cまでの昇温速度を各々5℃/m、
59℃/謳とした以外は全く同じ条件で焼結した。その
結果、5°C/mの条件のものは焼結後の密度はL50
.9/ctiとほとんど密度の向上はみられなかった。
また、50℃/騙の条件のものは密度は3.22Jil
/ciとかなり上ったものの、全体に大きなそりがみら
れ、又焼結体内部に比較的大きな気孔が残存しているの
が観測された。
実施例4 実施例1に用いたものと同じ窒化アルミニウム粉末にC
a(vO3)2 會4n2oをChO換算でQ、5wt
%添加し、エタノール中で均一に混合した。粉末を乾燥
後1’500%の圧力でラバープレスし直径約18m、
厚ざ3襲の円板状試料を作成した。この試料を9.8¥
l+の窒素力′ス加圧下で1200℃まで40分で昇温
し、次いで1200℃ふら2050℃まで15℃/wの
昇温速度で昇温して2050°Cに90分保持した。得
られた半透明の焼結体の密度は326E/diで、その
熱伝導率は115 W/ mKであった。また、試料を
厚さ0,5nに研削研磨したものに対する5、5μm 
の波長の光の直線透過率は44%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 窒化アルミニウム粉末と焼結助剤との混合 粉末を焼成して窒化アルミニウム焼結体を得るに際し、
    少くとも1300〜1700℃の温度領域に於ける平均
    昇温速度を10〜40℃/日とすることを特徴とする窒
    化アルミニウム焼結体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61286266A (ja) * 1985-06-13 1986-12-16 住友電気工業株式会社 窒化アルミニウム焼結体の製造方法
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