JPS6161172B2 - - Google Patents
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- JPS6161172B2 JPS6161172B2 JP7254179A JP7254179A JPS6161172B2 JP S6161172 B2 JPS6161172 B2 JP S6161172B2 JP 7254179 A JP7254179 A JP 7254179A JP 7254179 A JP7254179 A JP 7254179A JP S6161172 B2 JPS6161172 B2 JP S6161172B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ビデオテープレコーダの自動トツ
ツキング装置等に用いられる磁気ヘツドを所定の
方向に変位させ得る磁気ヘツドの支持装置に関す
るものであり、特に磁気ヘツドの磁気テープに対
する当りを改善したヘツド装置に関するものであ
る。
ツキング装置等に用いられる磁気ヘツドを所定の
方向に変位させ得る磁気ヘツドの支持装置に関す
るものであり、特に磁気ヘツドの磁気テープに対
する当りを改善したヘツド装置に関するものであ
る。
この種の回転磁気ヘツド装置1としては、たと
えば第1図に示すように、回転駆動軸2は上ドラ
ム3とモーター5とを連結しており、モーター5
により上ドラム3は図中矢印A方向に3600rpmの
回転速度で回転される。そして、磁気テープ6は
上ドラム3と固定下ドラム4の周囲に斜めに略
360゜の巻き付け角で巻き付けられて図中矢印B
方向に走行駆動される。このテープの巻き付け角
を規正するために一対のガイドポール7,8が設
けられると共に上記下ドラム4にはテープ案内段
差部9が設けられている。また、磁気ヘツド装置
10は基本的には一つの磁気ヘツドを有してお
り、そのヘツドチツプ11は各ドラム3,4の外
周面3a,4aよりわずかに突出するようにバイ
モルフ板のような可動素子上に載置される。そし
て、このヘツドチツプ11の先端が磁気テープ6
と摺接することによつてビデオ信号の記録、再生
が行なわれるようになつている。
えば第1図に示すように、回転駆動軸2は上ドラ
ム3とモーター5とを連結しており、モーター5
により上ドラム3は図中矢印A方向に3600rpmの
回転速度で回転される。そして、磁気テープ6は
上ドラム3と固定下ドラム4の周囲に斜めに略
360゜の巻き付け角で巻き付けられて図中矢印B
方向に走行駆動される。このテープの巻き付け角
を規正するために一対のガイドポール7,8が設
けられると共に上記下ドラム4にはテープ案内段
差部9が設けられている。また、磁気ヘツド装置
10は基本的には一つの磁気ヘツドを有してお
り、そのヘツドチツプ11は各ドラム3,4の外
周面3a,4aよりわずかに突出するようにバイ
モルフ板のような可動素子上に載置される。そし
て、このヘツドチツプ11の先端が磁気テープ6
と摺接することによつてビデオ信号の記録、再生
が行なわれるようになつている。
このような回転磁気ヘツド装置1により磁気テ
ープ6にビデオ信号を記録すると第2図に模式的
に示すような記録トラツクTが順次斜めに形成さ
れていく。記録された磁気テープ6を通常の状態
で再生するときは、磁気テープ6を図中矢印B方
向に走行駆動すると共にヘツドチツプ11は図中
矢印C方向に記録トラツクT上を走査することに
なる。
ープ6にビデオ信号を記録すると第2図に模式的
に示すような記録トラツクTが順次斜めに形成さ
れていく。記録された磁気テープ6を通常の状態
で再生するときは、磁気テープ6を図中矢印B方
向に走行駆動すると共にヘツドチツプ11は図中
矢印C方向に記録トラツクT上を走査することに
なる。
これに対し、スチル再生と称する静止画像を再
生する場合などのように磁気テープ6の走行速度
が記録時のときと異なるような場合には、ヘツド
チツプ11は何らの手当てをしない限りたとえば
図中破線で示す走査軌跡l上を走査することにな
る。このような状態では当然のことながら良質な
再生画像が得られないので上記可動素子によりヘ
ツドチツプ11を変位させその走査軌跡が記録ト
ラツクT上を辿るようにいわゆるトラツキング調
整をすることが行なわれる。
生する場合などのように磁気テープ6の走行速度
が記録時のときと異なるような場合には、ヘツド
チツプ11は何らの手当てをしない限りたとえば
図中破線で示す走査軌跡l上を走査することにな
る。このような状態では当然のことながら良質な
再生画像が得られないので上記可動素子によりヘ
ツドチツプ11を変位させその走査軌跡が記録ト
ラツクT上を辿るようにいわゆるトラツキング調
整をすることが行なわれる。
そのようなトラツキング調整装置の構成例とし
て第3図及び第4図に示すようにヘツドチツプ1
1を電気−機械変換素子、たとえばバイモルフ板
12の先端12aに取り付けるとともに、このバ
イモルフ板12の基端12bをヘツド基台13の
台状突部14に接着するとともに、ネジ取付穴1
5を介して前記上ドラム3に固定支持することに
より、電気信号に応じてバイモルフ板12が彎曲
されれば上記ヘツドチツプ11が同図中矢印C方
向に変位自在となるようにしたものが知られてい
る。なお、上記矢印C方向はヘツドチツプ11の
ギヤツプ方向と同一である。また16はヘツドチ
ツプ11のリード線、17,18はバイモルフ板
12のリード線である。
て第3図及び第4図に示すようにヘツドチツプ1
1を電気−機械変換素子、たとえばバイモルフ板
12の先端12aに取り付けるとともに、このバ
イモルフ板12の基端12bをヘツド基台13の
台状突部14に接着するとともに、ネジ取付穴1
5を介して前記上ドラム3に固定支持することに
より、電気信号に応じてバイモルフ板12が彎曲
されれば上記ヘツドチツプ11が同図中矢印C方
向に変位自在となるようにしたものが知られてい
る。なお、上記矢印C方向はヘツドチツプ11の
ギヤツプ方向と同一である。また16はヘツドチ
ツプ11のリード線、17,18はバイモルフ板
12のリード線である。
上記バイモルフ板12は圧電材料であるチタン
酸ジルコン酸鉛(PbZrO2−PbTiO2)等の二枚の
板を互の分極方向が逆となるように中央補強金属
板を介して貼り合わせて構成され、両表面全面に
電歪駆動用電極が形成され、これらの外側の両電
極間に電圧を印加すると、このバイモルフ板12
は第5図の模式図に示すように前記ヘツド基台1
3への固定端からヘツドチツプ11の取り付けら
れる先端の変位端に亘つて一定の曲率半径をもつ
て一様に彎曲変位される。なお、ヘツドチツプ1
1の変位方向及び変位量は電圧の印加方向(極
性)及び印加電圧レベルにより決定される。
酸ジルコン酸鉛(PbZrO2−PbTiO2)等の二枚の
板を互の分極方向が逆となるように中央補強金属
板を介して貼り合わせて構成され、両表面全面に
電歪駆動用電極が形成され、これらの外側の両電
極間に電圧を印加すると、このバイモルフ板12
は第5図の模式図に示すように前記ヘツド基台1
3への固定端からヘツドチツプ11の取り付けら
れる先端の変位端に亘つて一定の曲率半径をもつ
て一様に彎曲変位される。なお、ヘツドチツプ1
1の変位方向及び変位量は電圧の印加方向(極
性)及び印加電圧レベルにより決定される。
ところで、上記バイモルフ板12の彎曲に伴な
い、前記第5図から明らかなように、バイモルフ
板12の先端12aに取り付けられるヘツドチツ
プ11のギヤツプ面は変位時にバイモルフ板12
の先端12aが反り曲る方向へ向いてしまい、磁
気テープ6に対して垂直に接しないで磁気テープ
6との対接角度誤差を生ずるとともに、ギヤツプ
面は磁気テープ6から離隔する方向に引戻される
ようになり、磁気テープ6に対する接触圧が低下
してしまう。そのため磁気テープ6に対する当り
が悪くなり、ヘツドの再生出力電圧が減衰してし
まうという欠点があつた。
い、前記第5図から明らかなように、バイモルフ
板12の先端12aに取り付けられるヘツドチツ
プ11のギヤツプ面は変位時にバイモルフ板12
の先端12aが反り曲る方向へ向いてしまい、磁
気テープ6に対して垂直に接しないで磁気テープ
6との対接角度誤差を生ずるとともに、ギヤツプ
面は磁気テープ6から離隔する方向に引戻される
ようになり、磁気テープ6に対する接触圧が低下
してしまう。そのため磁気テープ6に対する当り
が悪くなり、ヘツドの再生出力電圧が減衰してし
まうという欠点があつた。
そこで、本発明者等は第6図に示すように二枚
のバイモルフ板12,120の先端にゴム製のヘ
ツドホルダ19を固定支持し、このホルダ19に
よりヘツドチツプ11を支持するようにしたこと
によつて、前記一枚のバイモルフ板によりヘツド
チツプを支持するものよりも、ヘツドチツプをよ
り平行に移動させることを可能とした。しかしな
がら、上述の構成のようにヘツドホルダ19がゴ
ムにより形成されたものであると、二枚の各バイ
モルフ板12,120が同図中上下方向に変位す
るときに、わずかではあるがこの変位方向と直角
方向にヘツドチツプ11が動いてしまい、したが
つて再生時にジツターとして画質を悪化させてし
まう虞れがあつた。
のバイモルフ板12,120の先端にゴム製のヘ
ツドホルダ19を固定支持し、このホルダ19に
よりヘツドチツプ11を支持するようにしたこと
によつて、前記一枚のバイモルフ板によりヘツド
チツプを支持するものよりも、ヘツドチツプをよ
り平行に移動させることを可能とした。しかしな
がら、上述の構成のようにヘツドホルダ19がゴ
ムにより形成されたものであると、二枚の各バイ
モルフ板12,120が同図中上下方向に変位す
るときに、わずかではあるがこの変位方向と直角
方向にヘツドチツプ11が動いてしまい、したが
つて再生時にジツターとして画質を悪化させてし
まう虞れがあつた。
そこで、本発明者等はこのような実情に鑑み、
バイモルフ板に依るヘツドチツプの支持構造を新
規な構成とすることにより、従来の方式における
欠点となつていたヘツドチツプのギヤツプ面の磁
気テープに対する対接角度誤差の発生を回避でき
るようにし、磁気テープに対するヘツドの接触圧
が向上し、安定した接触状態の得られる磁気ヘツ
ド装置を提供しようとするものである。
バイモルフ板に依るヘツドチツプの支持構造を新
規な構成とすることにより、従来の方式における
欠点となつていたヘツドチツプのギヤツプ面の磁
気テープに対する対接角度誤差の発生を回避でき
るようにし、磁気テープに対するヘツドの接触圧
が向上し、安定した接触状態の得られる磁気ヘツ
ド装置を提供しようとするものである。
すなわち、本発明の磁気ヘツド装置は、表面に
電極が被着形成された圧電板を用いて成る電気−
機械変換素子を該素子の一対のものが互に略平行
するように設け、これら各素子の各基端を固定支
持するとともに各先端には素子延在方向の前方へ
突出するように弾性部材をそれぞれ連結固定し、
これら各弾性部材の先端間を硬質材製の支持部材
で連結し、この硬質連結部分にヘツドを取り付け
るようにしたことを特徴とするものである。
電極が被着形成された圧電板を用いて成る電気−
機械変換素子を該素子の一対のものが互に略平行
するように設け、これら各素子の各基端を固定支
持するとともに各先端には素子延在方向の前方へ
突出するように弾性部材をそれぞれ連結固定し、
これら各弾性部材の先端間を硬質材製の支持部材
で連結し、この硬質連結部分にヘツドを取り付け
るようにしたことを特徴とするものである。
以下、本発明の一実施例を第7図について説明
する。
する。
先ず、第7図aに示すように、二枚のバイモル
フ板12,120は、互に略平行を成すように各
基端12b,120bをヘツド基台13に固定支
持する。また上記各バイモルフ板12,120の
各先端12a,120aには、弾性部材としてた
とえば燐青銅板のごとき板バネ20,21が突出
するように連結固定されている。すなわち、これ
ら各板バネ20,21は平板状に形成されてお
り、各バイモルフ板12,120の先端12a,
120a附近の一側、すなわち好ましくは各バイ
モルフ板12,120の同一面側で且つアース電
極側(しかし、必ずしもこの位置に限定されるも
のではない)に一端20a,21aが重ね合せら
れるように連結固定されている。したがつてこれ
ら各板バネ20,21も互に略平行を成して各バ
イモルフ板12,120の延長方向に突出してい
る。そしてこれら板バネ20,21の各先端20
b,21bの互に対峙する側面間には、たとえば
ベークライトやその他の硬質材製のヘツドホルダ
22が固定保持されている。
フ板12,120は、互に略平行を成すように各
基端12b,120bをヘツド基台13に固定支
持する。また上記各バイモルフ板12,120の
各先端12a,120aには、弾性部材としてた
とえば燐青銅板のごとき板バネ20,21が突出
するように連結固定されている。すなわち、これ
ら各板バネ20,21は平板状に形成されてお
り、各バイモルフ板12,120の先端12a,
120a附近の一側、すなわち好ましくは各バイ
モルフ板12,120の同一面側で且つアース電
極側(しかし、必ずしもこの位置に限定されるも
のではない)に一端20a,21aが重ね合せら
れるように連結固定されている。したがつてこれ
ら各板バネ20,21も互に略平行を成して各バ
イモルフ板12,120の延長方向に突出してい
る。そしてこれら板バネ20,21の各先端20
b,21bの互に対峙する側面間には、たとえば
ベークライトやその他の硬質材製のヘツドホルダ
22が固定保持されている。
そして、この例では上記ホルダ22の図中右側
面に形成されたヘツド取付段部22aにはヘツド
チツプ11が取り付けられている。なお、上記ヘ
ツドホルダ22に対しては、第9図に示すように
複数のヘツドチツプ11a,11b,11cを取
り付けるようにしたマルチヘツドタイプのヘツド
装置にも本発明は適用できる。
面に形成されたヘツド取付段部22aにはヘツド
チツプ11が取り付けられている。なお、上記ヘ
ツドホルダ22に対しては、第9図に示すように
複数のヘツドチツプ11a,11b,11cを取
り付けるようにしたマルチヘツドタイプのヘツド
装置にも本発明は適用できる。
上記構成において、前記各バイモルフ板12,
120の図示しない電極間に同方向電圧を印加す
ることにより、たとえば第7図bに示すごとく各
バイモルフ板の先端12a,120aが同図中下
方に反り曲るように彎曲された場合、板バネ2
0,21はその先端20b,21b部分が硬質の
ヘツドホルダ22を介して一体的に固定連結され
た状態になつているため、これら各板バネ20,
21は各バイモルフ板12,120の彎曲方向と
逆方向に彎曲変形されることになる。したがつ
て、ヘツドホルダ22は磁気テープ面に対して傾
斜することなく、第7図b中上下方向、すなわち
バイモルフ板12,120の振れ方向に正確に変
位され、このホルダ22に支持されたヘツドチツ
プ11は垂直方向に正確に移動されることにな
り、磁気テープに対する対接状態も安定する。
120の図示しない電極間に同方向電圧を印加す
ることにより、たとえば第7図bに示すごとく各
バイモルフ板の先端12a,120aが同図中下
方に反り曲るように彎曲された場合、板バネ2
0,21はその先端20b,21b部分が硬質の
ヘツドホルダ22を介して一体的に固定連結され
た状態になつているため、これら各板バネ20,
21は各バイモルフ板12,120の彎曲方向と
逆方向に彎曲変形されることになる。したがつ
て、ヘツドホルダ22は磁気テープ面に対して傾
斜することなく、第7図b中上下方向、すなわち
バイモルフ板12,120の振れ方向に正確に変
位され、このホルダ22に支持されたヘツドチツ
プ11は垂直方向に正確に移動されることにな
り、磁気テープに対する対接状態も安定する。
なお、第10図は各バイモルフ板12,120
の電極に60Hz±200Vの電圧を印加し、本発明の
ヘツド装置におけるバイモルフ板12,120と
板バネ20,21及びヘツドホルダ22の振れ状
態の実験結果を示すグラフであり、縦軸は振れ量
(δμ)を、横軸は長さ(lmm)を示す。このグ
ラフから明らかなように、上バイモルフ板12及
び下バイモルフ板120は基台13に固定された
基端側の固定端位置(l=0mm)より先端側に向
い序々に彎曲量が大きくなり、先端すなわち板バ
ネ20,21との連結部位置(l=18mm)におい
てはほぼ260μにも近い大きな振れ量となつてい
る。そして、このとき各板バネ20,21は上記
各バイモルフ板12,120の先端との連結固定
位置(l=18mm)からホルダ22との結合一端位
置(l=19.5mm)までの間の部分Dでは上記各バ
イモルフ板12,120の彎曲方向とは逆方向に
彎曲し、各板バネ20,21のホルダ22との結
合部分すなわち上記一端位置(l=19.5mm)から
先端位置(l=21.5mm)の部分Eでは殆んど変形
は認められない。このグラフからも明らかなよう
に、各バイモルフ板12,120の彎曲方向と逆
方向に彎曲される各板バネ20,21の作用によ
りヘツドチツプ11は傾斜することなく常に水平
に保持されることになる。
の電極に60Hz±200Vの電圧を印加し、本発明の
ヘツド装置におけるバイモルフ板12,120と
板バネ20,21及びヘツドホルダ22の振れ状
態の実験結果を示すグラフであり、縦軸は振れ量
(δμ)を、横軸は長さ(lmm)を示す。このグ
ラフから明らかなように、上バイモルフ板12及
び下バイモルフ板120は基台13に固定された
基端側の固定端位置(l=0mm)より先端側に向
い序々に彎曲量が大きくなり、先端すなわち板バ
ネ20,21との連結部位置(l=18mm)におい
てはほぼ260μにも近い大きな振れ量となつてい
る。そして、このとき各板バネ20,21は上記
各バイモルフ板12,120の先端との連結固定
位置(l=18mm)からホルダ22との結合一端位
置(l=19.5mm)までの間の部分Dでは上記各バ
イモルフ板12,120の彎曲方向とは逆方向に
彎曲し、各板バネ20,21のホルダ22との結
合部分すなわち上記一端位置(l=19.5mm)から
先端位置(l=21.5mm)の部分Eでは殆んど変形
は認められない。このグラフからも明らかなよう
に、各バイモルフ板12,120の彎曲方向と逆
方向に彎曲される各板バネ20,21の作用によ
りヘツドチツプ11は傾斜することなく常に水平
に保持されることになる。
なお、上記板バネ20,21は、図示のように
バイモルフ板12,120の彎曲方向に肉厚方向
を一致させるようにして連結されることにより、
これらバネ20,21の幅方向すなわち上記バイ
モルフ板12,120の彎曲方向と直交する方向
に対しては強度的に強く前記ヘツドチツプ11の
垂直方向の正確な移動が一層保証され得るもので
ある。
バイモルフ板12,120の彎曲方向に肉厚方向
を一致させるようにして連結されることにより、
これらバネ20,21の幅方向すなわち上記バイ
モルフ板12,120の彎曲方向と直交する方向
に対しては強度的に強く前記ヘツドチツプ11の
垂直方向の正確な移動が一層保証され得るもので
ある。
また、第8図は本発明の他の実施例を示すもの
であり、前述した第7図の実施例のものをさらに
改良したものである。
であり、前述した第7図の実施例のものをさらに
改良したものである。
すなわち、この実施例においては、前記実施例
のようにヘツドチツプ11を接着したヘツドホル
ダ22を各板バネ20,21間に取り付けるもの
ではなく、ホルダ22のみを板バネ20,21間
に連結固定し、ヘツドチツプ11は上記ホルダ2
2と固定された板バネ20又は21に接着する等
して取り付けるようにしたものである。このよう
に構成したものでも、前記実施例と同様の効果が
得られ、さらにこの例の場合ヘツドチツプ11を
板バネ20又は21に直接取り付けることによ
り、各板バネ20,21の平面精度を有効に利用
することができると共に上ドラム3に精度よくか
つ容易に取り付けることができる。ことにヘツド
チツプ11の磁気ギヤツプが所定の傾斜角度を有
する磁気ヘツド装置1の場合にはその傾斜角度を
常に考慮してヘツドチツプ11の取付け作業を行
なわなければならないが、かかる場合にも、第8
図に示された実施例によれば容易かつ精度よくヘ
ツドチツプ11の取付け作業が行なえる。さら
に、ヘツドチツプ接着部が板バネ21の図中下面
に付されているので上ドラムに取り付けるときに
基準面が取り易く正確な組付がし易いという利点
もある。
のようにヘツドチツプ11を接着したヘツドホル
ダ22を各板バネ20,21間に取り付けるもの
ではなく、ホルダ22のみを板バネ20,21間
に連結固定し、ヘツドチツプ11は上記ホルダ2
2と固定された板バネ20又は21に接着する等
して取り付けるようにしたものである。このよう
に構成したものでも、前記実施例と同様の効果が
得られ、さらにこの例の場合ヘツドチツプ11を
板バネ20又は21に直接取り付けることによ
り、各板バネ20,21の平面精度を有効に利用
することができると共に上ドラム3に精度よくか
つ容易に取り付けることができる。ことにヘツド
チツプ11の磁気ギヤツプが所定の傾斜角度を有
する磁気ヘツド装置1の場合にはその傾斜角度を
常に考慮してヘツドチツプ11の取付け作業を行
なわなければならないが、かかる場合にも、第8
図に示された実施例によれば容易かつ精度よくヘ
ツドチツプ11の取付け作業が行なえる。さら
に、ヘツドチツプ接着部が板バネ21の図中下面
に付されているので上ドラムに取り付けるときに
基準面が取り易く正確な組付がし易いという利点
もある。
なお、前記各実施例においては、板バネ20,
21の先端間に別体に形成したホルダ22を取り
付けることにより連結固定するようにしたもので
あるが、図示しないが、このホルダ22も燐青
銅、カーボン繊維等のような高弾性材料を用いて
板バネ20,21と一体的に形成することも可能
であり、このように形成する場合にはホルダ22
と各バネ20,21間の接着部分等が不用とな
る。
21の先端間に別体に形成したホルダ22を取り
付けることにより連結固定するようにしたもので
あるが、図示しないが、このホルダ22も燐青
銅、カーボン繊維等のような高弾性材料を用いて
板バネ20,21と一体的に形成することも可能
であり、このように形成する場合にはホルダ22
と各バネ20,21間の接着部分等が不用とな
る。
また、本発明において電気−機械変換素子とし
てはバイモルフ板に限定されるものではなくモノ
モルフ板とすることも可能である。
てはバイモルフ板に限定されるものではなくモノ
モルフ板とすることも可能である。
上述のように、本発明においては、互に略平行
するように配設した二枚のバイモルフ板の先端に
燐青銅板のごときバネが突出連結されており、さ
らにこのバネの先端は硬質ホルダを介して硬く連
結固定され、このように構成された硬質連結部分
にヘツドチツプが接着支持されているものである
から、各バイモルフ板が彎曲されその先端側が角
度をもつて変位してもヘツドチツプは略平行の動
きをし磁気テープに対しては角度をもたず、常に
平面接触をすることができる。その結果、スペー
シングロスを無くすことが出来、安定した当り状
態が得られる等十分に所期の目的を達成できる。
するように配設した二枚のバイモルフ板の先端に
燐青銅板のごときバネが突出連結されており、さ
らにこのバネの先端は硬質ホルダを介して硬く連
結固定され、このように構成された硬質連結部分
にヘツドチツプが接着支持されているものである
から、各バイモルフ板が彎曲されその先端側が角
度をもつて変位してもヘツドチツプは略平行の動
きをし磁気テープに対しては角度をもたず、常に
平面接触をすることができる。その結果、スペー
シングロスを無くすことが出来、安定した当り状
態が得られる等十分に所期の目的を達成できる。
しかも、本発明においては、二枚のバイモルフ
板に同方向電圧を印加するため振れの劣化が無
く、またヘツド支持部の全長をバイモルフ板で形
成するようにしたものに比べバイモルフ板の先端
部を軽く出来るため固有振動数が向上できる。さ
らに、二枚のバイモルフ板の先端に板バネが平行
板状に延在しているため板バネの彎曲変形の際弾
性エネルギーが消失され易くなるので、シングル
バイモルフ板構造に比して共振Q値を小さく抑え
ることができる。したがつて、バイモルフ板先端
の振動吸収をさせるためのダンパー部材を特に設
ける必要がなくなる。
板に同方向電圧を印加するため振れの劣化が無
く、またヘツド支持部の全長をバイモルフ板で形
成するようにしたものに比べバイモルフ板の先端
部を軽く出来るため固有振動数が向上できる。さ
らに、二枚のバイモルフ板の先端に板バネが平行
板状に延在しているため板バネの彎曲変形の際弾
性エネルギーが消失され易くなるので、シングル
バイモルフ板構造に比して共振Q値を小さく抑え
ることができる。したがつて、バイモルフ板先端
の振動吸収をさせるためのダンパー部材を特に設
ける必要がなくなる。
第1図は従来の回転磁気ヘツド装置の一例を示
す一部切欠斜視図、第2図は磁気テープの記録ト
ラツクを模式的に示す平面図、第3図は従来のヘ
ツド支持装置の一例を示す裏面側から見た拡大斜
視図、第4図は同じく概略側面図、第5図はバイ
モルフ板の振れ状態を説明するための概略側面図
である。第6図は本発明の前提となるヘツド装置
の概略構成を示すための側面図である。第7図以
下は本発明を説明する図面であり、第7図は一実
施例を示す概略側面図であり、aはバイモルフ板
の静止時状態、bはバイモルフ板の振れ時状態を
示す。第8図は他の実施例を示す概略側面図であ
る。第9図は他の実施例を示す要部拡大正面図で
ある。第10図は本発明のヘツド装置におけるバ
イモルフ板と板バネの振れ状態を説明するための
グラフである。 12,120……バイモルフ板(電気−機械変
換素子)、20,21……弾性部材としての板バ
ネ、22……支持部材としてのヘツドホルダ。
す一部切欠斜視図、第2図は磁気テープの記録ト
ラツクを模式的に示す平面図、第3図は従来のヘ
ツド支持装置の一例を示す裏面側から見た拡大斜
視図、第4図は同じく概略側面図、第5図はバイ
モルフ板の振れ状態を説明するための概略側面図
である。第6図は本発明の前提となるヘツド装置
の概略構成を示すための側面図である。第7図以
下は本発明を説明する図面であり、第7図は一実
施例を示す概略側面図であり、aはバイモルフ板
の静止時状態、bはバイモルフ板の振れ時状態を
示す。第8図は他の実施例を示す概略側面図であ
る。第9図は他の実施例を示す要部拡大正面図で
ある。第10図は本発明のヘツド装置におけるバ
イモルフ板と板バネの振れ状態を説明するための
グラフである。 12,120……バイモルフ板(電気−機械変
換素子)、20,21……弾性部材としての板バ
ネ、22……支持部材としてのヘツドホルダ。
Claims (1)
- 1 表面に電極が被着形成された圧電板を用いて
成る電気−機械変換素子を該素子の一対のものが
互に略平行するように設け、これら各素子の各基
端を固定支持するとともに各先端には素子延在方
向へ突出するように弾性部材をそれぞれ連結固定
し、これら各弾性部材の先端間を硬質材製の支持
部材で連結し、この硬質連結部分にヘツドを取り
付けるようにしたことを特徴とする磁気ヘツド装
置。
Priority Applications (15)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7254179A JPS5626A (en) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | Magnetic head unit |
GB8008056A GB2050671B (en) | 1979-06-09 | 1980-03-10 | Rotary transducer head assemblies |
AU58847/80A AU535786B2 (en) | 1979-06-09 | 1980-05-28 | Rotary transducer head assembly |
FR8012126A FR2458866B1 (fr) | 1979-06-09 | 1980-05-30 | Dispositif a tetes transductrices rotatives |
CH4349/80A CH650610A5 (de) | 1979-06-09 | 1980-06-05 | Magnetkopfanordnung fuer die aufzeichnung und wiedergabe von videosignalen. |
IT22590/80A IT1131284B (it) | 1979-06-09 | 1980-06-05 | Complesso a testine rotanti per trasduttori |
DK246480A DK147956C (da) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Baereorgan til translatorisk bevaegelig ophaengning af et magnethoved i en videobaandmaskine |
SE8004231A SE451908B (sv) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Bojbart hallaraggregat for omvandlarhuvud |
SU802930650A SU997619A3 (ru) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Устройство дл перемещени магнитной головки относительно магнитной ленты в видеомагнитофоне |
ES492211A ES492211A0 (es) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Un conjunto de montaje de cabeza de transductor desviable |
BR8003531A BR8003531A (pt) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Conjunto de montagem de cabeca transdutora defletivel e conjunto de cabeca magnetica rotativa para um gravador de videotape a exploracao helicoidal |
DE19803021430 DE3021430A1 (de) | 1979-06-09 | 1980-06-06 | Auslenkbare haltevorrichtung fuer einen elektromagnetischen wandler |
AT0302880A AT374942B (de) | 1979-06-09 | 1980-06-09 | Auslenkbare wandlerkopfhalterung, insbesondere fuer videobandgeraete |
NL8003359A NL193705C (nl) | 1979-06-09 | 1980-06-09 | Magneetkopinrichting voor een videobandapparaat met schroeflijnvormige aftasting. |
US06/363,086 US4441128A (en) | 1979-06-09 | 1982-03-29 | Rotary transducer head assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7254179A JPS5626A (en) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | Magnetic head unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5626A JPS5626A (en) | 1981-01-06 |
JPS6161172B2 true JPS6161172B2 (ja) | 1986-12-24 |
Family
ID=13492311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7254179A Granted JPS5626A (en) | 1979-06-09 | 1979-06-09 | Magnetic head unit |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5626A (ja) |
SU (1) | SU997619A3 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839738U (ja) * | 1981-09-08 | 1983-03-15 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド装置 |
-
1979
- 1979-06-09 JP JP7254179A patent/JPS5626A/ja active Granted
-
1980
- 1980-06-06 SU SU802930650A patent/SU997619A3/ru active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SU997619A3 (ru) | 1983-02-15 |
JPS5626A (en) | 1981-01-06 |
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