JPS6159014A - ロツク機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、被駆動軸の回転を常時は両方向に対し規制す
るとともに、操作部材の簡単な回転操作により所望の方
向への回転規制を解除することが可能となるロック機構
に関する。

〔従来技術〕

たとえば車両用シートなどにおいて、可動式のヘッドレ
ストの前後位置調整装置、シートバックのリクライニン
グ装置、シートクッションの上下位置調整装置、さらに
はランバーサポートの回動位置調整装置などにあっては
、その調整を行なうために、回動軸とその変位伝達手段
とからなる調整機構が一般に採用されている。そして、
このような調整装置において問題とされることは、簡単
な回動操作によって調整装置が適切に働き、所望の調整
操作を簡単かつ確実に行なえるとともに、その調整位置
で可動側の移動を規制し、可動側に加わる負荷に対し完
全なロック状態を維持することができるロック機構が必
要とされていることである。

しかしながら、この種のロック機構として従来から一般
によく知られているものにおいては、その構造が複雑で
、組立作業が面倒なものであり、さらに円滑でかつ小さ
な力で解除操作が行なえない等といった問題があり、い
ずれも一長一短があるもので、上述した要請をすべて満
足し得る簡易型のロック機構の出現が望まれている。

〔発明の概要〕

本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
カムロータのカム面とこれを収容するステータの内周面
との間に介在されカムロータの両方向への回転を規制す
る二対のロックピンを、それぞれカムロータと平行状態
で一対のピンプレートの両端部に軸支するとともに、こ
れらピンプレートの両端部間に掛渡され前記各ロックピ
ンをカムロータのカム面でそれぞれ離間する方向に付勢
する引張スプリング部材の付勢力に抗して前記ロックピ
ンのいずれか一組をカムロータのロック解除方向へ移動
させる操作プレートとを用いるという簡単な構成によっ
て、簡単かつ円滑でしかも軽い回動操作にて所望の方向
へのロック状態を解除し、被駆動６１１を所望の方向に
回動調整し得るとともに、調整後においてはその調整位
置で安定して強固なロック状態を得ることができ、しか
もその構造が簡単で、組立性にも優れ、コス゛ト的にも
安価である簡易型のロック機構を提供するものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面に示した実施例を用いて詳細に説明
する。

第１図ないし第４図は本発明に係るロック機構の一実施
例を示すものであり、その要部のみを拡大して示してい
る。

さて、本発明に係るロック機構１は、概略以下のような
構成とされている。すなわち、このロング機構１は、円
筒状を呈するステータ２と、被駆動軸３上に設けられて
前記ステータ？内に配置される二対のカム面４ａ、４ｂ
を有するカムロータ４と、このカムロータ４の各カム面
４ａ、４ｂと前記ステータ２の内周面２ａとの間に介在
されカムロータ２の両方向への回転を規制する二対のロ
ックピン５ａ、５ｂ；６ａ、６ｂとを備えている。そし
て、その互いに対応するロックピン５ａ、６ｂ；５ｂ、
６ａは、それぞれ前記カムロータ２と平行状態で一対の
ピンプレート７．８の両端部に軸支されるとともに、こ
れらピンプレート７．８の両端部間には前記各ロックピ
ン５ａ、５ｂ；６ａ、６ｂをカムロータ４のカム面４ａ
、４ｂでそれぞれ離間する方向に付勢する引張スプリン
グ部材９ａ、９ｂが掛渡され、また前記カムロータ４と
同軸上で回動自在に支持されかつ前記ロックピン５ａ、
６ｂ；５ｂ、６ａのいずれか一組を前記引張スプリング
部材９ａ　、９ｂの付勢力に抗して前記カムロータ４の
ロック状態を解除する方向へ移動させる操作プレートｌ
Ｏが設けられている。

ここで１図中１１は上述したロックピン５ａ。

５ｂ；６ａ、６ｂの両端に突設された軸支部で、これら
がピンプレート７．８側に穿設されている孔部１２に嵌
入されることにより回動可能に軸支されるもので、また
本実施例ではこれらロックピンを、ステータ２の両側に
Ｉ！ｌ！設した二対のピンプレート７．８にて両側から
支持し、その確実な支持状態が得られるような構成とし
ている。さらに、図中１３は操作プレート１０に穿設さ
れ前記ロックピンの軸支部１１が遊嵌状態で嵌入されそ
の回動操作にて適宜−組のロックピンがロック解除方向
へ回動させ得る円弧状のガイド溝、１０ａは操作プレー
ト１０の操作部である。

そして、上述した構成によれば、操作プレート１０をい
ずれか一方に回動操作することにより。

第３図中想像線で示すように一組のロックピン５ａ、６
ｂまたは５ｂ　、６ａによるカムロータ４の回動規制が
解除され、その解除方向に対しカムロータ４を回動操作
し得るものである。勿論、この操作を解除すると、引張
スプリング部材９ａ。

９ｂにより各ロックピンはカム面とステータ２内周面と
で形成される鋭角状空間内に食い込んでその拘束状態を
回復することとなるものである。

特に、本発明によれば、係合子としてのロックビン５ａ
、５ｂ；６ａ、６ｂを、二対のピンプレート７．８にて
軸支し、これにより各ロックビンをカムロータ４と平行
状態としているため、ロックビンの傾き等による作動不
良といった問題はなくなり、そのロック解除操作等を円
滑かつ適切に行ない、その動作上の信頼性を向上させる
ことが可能となる。また、上述したロックビンをピンプ
レート７．８にてステータ２の外部で支持し、さらにそ
の外側に引張スプリング部材９ａ。

９ｂを組付けるようにしているため、その作業がきわめ
て簡単かつ適切に行なえる等といった利点もある。

なお、本発明は上述した実施例構造に限定されず、各部
の形状、構造等を必要に応じて適宜変形、変更すること
は自由である。たとえば引張スプリング部材９ａ、９ｂ
は、上述した実施例のようにロックビンに係止させる以
外に、ピンプレート７．８に直接引掛るようにしても、
同様の作用効果を奏することは明らかであろう。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るロック機構によれば
、カムロータのカム面とこれを収容するステータの内周
面との間に介在されカムロータの両方向への回転を規制
する二対のロックビンを、それぞれカムロータと平行状
態で一対のピンプレートの両端部に軸支するとともに、
これらピンプレートの両端部間に掛渡され前記各ロック
ビンをカムロータのカム面でそれぞれ離間する方向に付
勢する引張スプリング部材の付勢力に抗して前記ロック
ビンのいずれか一組をカムロータのロック解除方向へ移
動させる操作プレートとを用いるようにしたので、簡単
な構成にもかかわらず、簡単かつ円滑でしかも軽い回動
操作にて所望の方向へのロック状態を解除し、被腐１ｈ
柚を所望の方向に回動調整し得るとともに、調整後にお
いてはその調整位置で安定して強固なロック状態を得る
ことができ、しかもその構造が簡単で［１１立性にも優
れ、コスト的にも安価である等、各種機器、装置におけ
るロック機構として用いて効果的である等といった種々
優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るロック機構の一実施例を示す要部
概略側面図、第２図はその要部を分解して示す概略分解
斜視図、第３図はその特徴とする原理説明図、第４図は
第１図の要部断面図である。 図中、１・・・ロック機構、？・・・ステータ、３１１
・・被駆動軸、４　ｅ　ａ　＋＋カムロータ、４ａ、４
　ｂｅ　争ａカム面、５ａ、５ｂ；６ａ、６ｂ・・・ロ
ックビン、７．８・ψ・ピンプレート、９ａ、９ｂ・・
拳引張スプリング部材、１０・拳・操作プレート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒状を呈するステータと、被駆動軸上に設けられて前
   記ステータ内に配置される二対のカム面を有するカムロ
   ータと、このカムロータの各カム面と前記ステータの内
   周面との間に介在されカムロータの両方向への回転を規
   制する二対のロックピンと、その互いに対応するロック
   ピンをそれぞれ前記カムロータと平行状態で両端部に軸
   支する一対のピンプレートと、これらピンプレートの両
   端部間に掛渡され前記各ロックピンをカムロータのカム
   面でそれぞれ離間する方向に付勢する引張スプリング部
   材と、前記カムロータと同軸上で回動自在に支持されか
   つ前記ロックピンのいずれか一組を前記引張スプリング
   部材の付勢力に抗して前記カムロータのロック状態を解
   除する方向へ移動させる操作プレートとを備えているこ
   とを特徴とするロック機構。