JPS615782A - 固定化酵素の安定化法 - Google Patents
固定化酵素の安定化法Info
- Publication number
- JPS615782A JPS615782A JP59125131A JP12513184A JPS615782A JP S615782 A JPS615782 A JP S615782A JP 59125131 A JP59125131 A JP 59125131A JP 12513184 A JP12513184 A JP 12513184A JP S615782 A JPS615782 A JP S615782A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- enzyme
- tube
- solution
- cellulose acetate
- enzymic
- Prior art date
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- Pending
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は酵素の固定化法に係り、生化学センサー、酵素
リアクター、医療器具等に好適で安定な固定化酵素の調
製に関する。
リアクター、医療器具等に好適で安定な固定化酵素の調
製に関する。
従来の固定化酵素は担体上ないしは酵素ゲルそのままの
状態で用いる場合が多く、実試料、例えば血液や尿では
反復使用中に汚染物質が付着して活性が低下しやすい。
状態で用いる場合が多く、実試料、例えば血液や尿では
反復使用中に汚染物質が付着して活性が低下しやすい。
本発明に最も近い公知例は、特開昭58−5643号(
酵素電極)であるが、これは電極に作用する妨害成分の
侵入を阻止する方法に酢酸セルロース膜を用いているが
、試料由来の汚染物質(例えば血中のタンパク質や脂肪
など)については言及していない。
酵素電極)であるが、これは電極に作用する妨害成分の
侵入を阻止する方法に酢酸セルロース膜を用いているが
、試料由来の汚染物質(例えば血中のタンパク質や脂肪
など)については言及していない。
本発明の目的は固定化酵素の表面に直接酢酸セルロース
の薄膜を形成させることにより、実試料中に含まれる妨
害成分や汚染物質の付着を防止し、酵素活性の安定化を
図ることにある。
の薄膜を形成させることにより、実試料中に含まれる妨
害成分や汚染物質の付着を防止し、酵素活性の安定化を
図ることにある。
従来固定化酵素の表面を別の高分子膜(例えば、セロハ
ン膜やポリカーボネート膜)で覆う方法が知られていた
が、膜が厚く、しかも密着しにくいので、反応効率を上
げられなかった。本発明においては、酢酸セルロースの
溶液を固定化酵素表面に流延したのち溶媒を揮発させ、
薄膜を形成する。
ン膜やポリカーボネート膜)で覆う方法が知られていた
が、膜が厚く、しかも密着しにくいので、反応効率を上
げられなかった。本発明においては、酢酸セルロースの
溶液を固定化酵素表面に流延したのち溶媒を揮発させ、
薄膜を形成する。
以下本発明を実施例を以って詳細に説明する。
実施例1
第1図の如く内径1mm、長さ2mmのシリコン・ゴム
管1を用意し、洗剤液で内部を清浄にしたの′ち、乾燥
した。次に10%(W/W)γ−アミノプロピル1〜リ
エ1−キシシランのメタノール溶液を管内に充てんし、
室温にて30゛分間放需後90°Cの乾熱器内に移し、
20分間加熱した。このようにしてアミノ基で内面を覆
ったシリコン・ゴム管1内にウレアーゼ溶液(ウレアー
ゼ90mg/n+Q。
管1を用意し、洗剤液で内部を清浄にしたの′ち、乾燥
した。次に10%(W/W)γ−アミノプロピル1〜リ
エ1−キシシランのメタノール溶液を管内に充てんし、
室温にて30゛分間放需後90°Cの乾熱器内に移し、
20分間加熱した。このようにしてアミノ基で内面を覆
ったシリコン・ゴム管1内にウレアーゼ溶液(ウレアー
ゼ90mg/n+Q。
アルブミン9QmB/mQ含む)と2.5%ゲルタール
アルデヒド溶液を3:1に加えた混合液を充てんし、ゲ
ル化させた。ゲル化終了後管内部のゲル化しなかった酵
素液を除去し、アセトン2mRを2回管内に通して脱水
した。このようにして管】内に固定化酵素層2を形成し
1次に2%(w/w)酢酸セルロースのアセトン溶液2
mαを2回管内を通過させた。アセトンを室温で揮発さ
せ、上記酵素層2上に酢酸セルロース膜を形成して本実
施例のウレアーゼ・リアクターが調製できた。このリア
クターに50mMの尿素溶液20μQを間欠的に流し、
生成するアンモニア濃度から変換効率を調べたところ、
80〜84%の変換効率が得られた。このリアクターを
冷蔵庫に保存し、再び血清や血液に接触させ、活性の変
化を追ったとこ”ろ、変換効率は、第3図の曲線5の如
く、50日間経過後も活性が安定に保たれていた。一方
、酢酸セルロースでコーティングしない従来のものは同
図の曲線6の如く、同じ期間に80%から50%へと変
換効率が大幅に低下した。
アルデヒド溶液を3:1に加えた混合液を充てんし、ゲ
ル化させた。ゲル化終了後管内部のゲル化しなかった酵
素液を除去し、アセトン2mRを2回管内に通して脱水
した。このようにして管】内に固定化酵素層2を形成し
1次に2%(w/w)酢酸セルロースのアセトン溶液2
mαを2回管内を通過させた。アセトンを室温で揮発さ
せ、上記酵素層2上に酢酸セルロース膜を形成して本実
施例のウレアーゼ・リアクターが調製できた。このリア
クターに50mMの尿素溶液20μQを間欠的に流し、
生成するアンモニア濃度から変換効率を調べたところ、
80〜84%の変換効率が得られた。このリアクターを
冷蔵庫に保存し、再び血清や血液に接触させ、活性の変
化を追ったとこ”ろ、変換効率は、第3図の曲線5の如
く、50日間経過後も活性が安定に保たれていた。一方
、酢酸セルロースでコーティングしない従来のものは同
図の曲線6の如く、同じ期間に80%から50%へと変
換効率が大幅に低下した。
実施例2
ナイロンの多孔性フィルター(孔径50μm)を塩酸で
加水分解し、遊離アミノ基を生じせしめたあと、グルコ
ース・オキシダーゼとアルブミンとの3=1混合溶液に
2.5 %ゲルタールアルデヒド溶液を1710量添加
混合した溶液を上記フィルター上に流延し、酵素の固定
化を行った。次にフィルターをアセトンに短時間浸し、
脱水した。
加水分解し、遊離アミノ基を生じせしめたあと、グルコ
ース・オキシダーゼとアルブミンとの3=1混合溶液に
2.5 %ゲルタールアルデヒド溶液を1710量添加
混合した溶液を上記フィルター上に流延し、酵素の固定
化を行った。次にフィルターをアセトンに短時間浸し、
脱水した。
さらに2%(W/W)酢酸セルロースのアセトン溶液に
5秒間浸し、直ちに引きあげ、アセトンを揮発させた。
5秒間浸し、直ちに引きあげ、アセトンを揮発させた。
このグルコース・オキシダーゼ膜(第2図)を過酸化水
素電極の電極面にはりつけ、活性の経時変化を調べた。
素電極の電極面にはりつけ、活性の経時変化を調べた。
その結果、酢酸セルロース・コーディングを施したもの
は60日間の保存と血糖の測定に使用したのち約5%出
力が低下したが、コーティングを施してないものは、そ
6間28%出力が低下した。
は60日間の保存と血糖の測定に使用したのち約5%出
力が低下したが、コーティングを施してないものは、そ
6間28%出力が低下した。
実施例3
血清アルブミン5.0g、γ−グロブリン1.0gをL
oom(lの生理的食塩水に溶解し、この溶解を実施例
1で調製したウレアーゼ・リアクターと酢酸セルロース
・コーティングを施さなかったりアクタ−とにペリスタ
ポンプを用いて還流接触させ、酵素活性の変化を調べた
。その結果、24時間経過後においてコーティングを施
した本実施例のりアクタ−においては変換効率にほとん
ど変化がなかったのに対し、コーティングのない従来の
ものは変換効率が32%低下した。
oom(lの生理的食塩水に溶解し、この溶解を実施例
1で調製したウレアーゼ・リアクターと酢酸セルロース
・コーティングを施さなかったりアクタ−とにペリスタ
ポンプを用いて還流接触させ、酵素活性の変化を調べた
。その結果、24時間経過後においてコーティングを施
した本実施例のりアクタ−においては変換効率にほとん
ど変化がなかったのに対し、コーティングのない従来の
ものは変換効率が32%低下した。
本発明によれば、固定化酵素を多数の共存物質を含有す
る試料と反応させる場合、汚染や妨害物質が酵素の活性
部位に付着するのを防止できるので、酵素活性を従来の
数倍長く維持できる。したがって高価な酵素を反復利用
でき、しかも活性を一定に長く保つことができる。
る試料と反応させる場合、汚染や妨害物質が酵素の活性
部位に付着するのを防止できるので、酵素活性を従来の
数倍長く維持できる。したがって高価な酵素を反復利用
でき、しかも活性を一定に長く保つことができる。
第1図は本発明の一実施例になる酵素リアクターの一部
断面斜視図、第2図は本発明の実施例になる酵素膜の切
断面の模式図、第3図は固定化ウレアーゼリアクターに
おける保存日数と尿素の変換効率の関係を示すグラフで
ある。
断面斜視図、第2図は本発明の実施例になる酵素膜の切
断面の模式図、第3図は固定化ウレアーゼリアクターに
おける保存日数と尿素の変換効率の関係を示すグラフで
ある。
Claims (1)
- 酵素を含むゲル状物を、高分子担体上に固定化した酵素
膜あるいは酵素リアクターにおいて、酵素ゲル表面に直
接酢酸セルロースの薄膜を形成させることを特徴とする
固定酵素の安定化法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59125131A JPS615782A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 固定化酵素の安定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59125131A JPS615782A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 固定化酵素の安定化法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS615782A true JPS615782A (ja) | 1986-01-11 |
Family
ID=14902618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59125131A Pending JPS615782A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 固定化酵素の安定化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS615782A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04131535U (ja) * | 1991-05-29 | 1992-12-03 | 株式会社ニフコ | 自動車用のトレーの引出し装置 |
JP2006238760A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 酵素固定化マイクロリアクター、及びその製造方法 |
JP2013192473A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 被覆酵素剤および食品 |
-
1984
- 1984-06-20 JP JP59125131A patent/JPS615782A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04131535U (ja) * | 1991-05-29 | 1992-12-03 | 株式会社ニフコ | 自動車用のトレーの引出し装置 |
JP2006238760A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 酵素固定化マイクロリアクター、及びその製造方法 |
JP4649680B2 (ja) * | 2005-03-02 | 2011-03-16 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 酵素固定化マイクロリアクター、及びその製造方法 |
JP2013192473A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Mitsubishi-Kagaku Foods Corp | 被覆酵素剤および食品 |
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