JPS6157428A - 小型自動車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はゴルフカーやコミユニティビークルなどの小型
自動車に関するものである。

〔従来技術〕

近年の石油価格の高原に伴い、省資源、省エネルギの見
地から、自動車に対する社会の要請が変化してきている
。すなわち、自動車の小型化が脚光を浴びるようになり
、コミユニティビークルと称する簡便でかつ経済的な小
型自動車が種々開発されるようになってきた。

この種の小型自動車としては後輪をエンジンにより駆動
するものが一般的で、エンジンは走行時の安定性を確保
するために、後輪車軸よりも車体の内側に搭載されてい
る。

ところで、この種の小型自動車においては、駐車スペー
スの削減や軽量化をはかるために、ホイールベースを短
くすることによって車体をなるべく小さくし、しかも居
住スペースは大きくして居住性を良くするという相反す
る要求を満足する必要があり、車体内に搭載されるエン
ジンの搭載スペースを削減することが要請されている。

〔発明の概要〕

本発明はこのような要請に応えてなされたもので、エン
ジン本体と、クランク軸と平行に配設された出力軸と、
変速装置とがケースで一体化されたエンジンユニットの
前記出力軸に歯車を設け、このエンジンユニットを出力
軸が後輪車軸と直交するように配設するとともに、前記
歯車を両後輪車軸間の差動装置に連結するというきわめ
て簡単な構成により、エンジンの搭載スペースの削減が
はかれる小型自動車を提供するものである。以下、その
構成等を図に示す実施例により詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図は本発明に係る小型自動車を示す側面図、第２図
および第３図は同じく要部を示す側面図および平面図で
、これらの図に台いて、符号１で示すものは小型自動車
を示す。この小型自動車ｌはパイプ材からなるフレーム
２と、このフレーム２に固定され外面を形成する車体３
と、前記フレーム２の前部に支持された前輪４と、フレ
ーム２に枢着されたスイングアーム５に支持された後輪
６などから構成され、前記後輪６を駆動するエンジンユ
ニット７は、車軸管８内に押通された後輪車軸９．９間
に介装された差動装置１０に接続されている。

駆動装置を構成するエンジンユニット７および差動装置
１０は、第４図に斜視図を、第５図に第４図のＶ−Ｖ線
断面図を示すように、エンジン本体１１と、このエンジ
ン本体１１のクランク軸１２と平行に配設された出力軸
１３と、この出力軸１３と前記クランク軸１２とを連結
する変速装置１４とがケース１５で一体化されている。

また、このエンジンユニット７は、前記後輪車軸９．９
との干渉をさけるためにエンジン本体１１側が所定の角
度θ上方に傾斜し、かつ出力軸１３が後輪車軸９と直交
するように、支持フレーム１６によって支持されている
。

前記ケース１５は、クランクケースの片側と一体に形成
されたケース本体１５ａと、このケース本体１５ａの外
側を被覆するカバー１５ｂとから構成される装置 Ｖベルト自動変速装置２０と遠心クラッチ２１などを備
えている。

前記差動装置１０は、略中央部において分割して形成さ
れたケース２２内に組込まれており、軸受２３を介して
前記ケース２２に軸支された駆動大歯車２４と、この駆
動大歯車２４の一方の側面を被覆するようにボルトなど
で一体化され軸受２６を介してケース２２に軸支された
差動歯車箱２７などから構成されている．２８は傘歯車
からなり、両後輪車軸９，９に結合された一対の差動大
歯車、２９はこれら差動大歯車２８．２８に噛合し、支
持軸３０上に回転自在に配設された差動小歯車である。

３５は前記エンジンユニット６の出力軸９に設けられた
傘歯車で、この傘歯車３５は、エンジンユニット７が出
力軸１３を後輪車軸９と直交させるように配設されるこ
とによって駆動大歯車２４に噛合し差動装置１０に連結
されている。

前記支持フレーム１６は、ボルトや円弧面を存する板部
材からなる締結具３６によって両端部を車軸管８に固定
されたコ字状のパイプ材からなり、エンジンユニット７
のエンジン本体１１側ヲ支持する取付具３７および取付
バー３８が側部に溶着されている．すなわち、取付具３
７はケース１５下方の取付部を揺動自在に支持し、取付
バー３８はケース１５の側部に連結され揺動を規制して
いる．３９は支持フレーム１６をフレーム２に支持する
ためのマウント取付部で、フレーム２のマウント４０に
対応して支持フレーム１６の前部に設けられており、ゴ
ムマウント４１を介してをマウント４０に連結されてい
る。なお、４２はエンジン本体１１に備えられたエアク
リーナ、４３はキャブレター、４４はマフラ、４５はサ
スペンションユニットである。

このように構成された小型自動車においては、エンジン
本体１１と、クランク軸１２と平行に配設された出力軸
１３と、これらを連結する変速装置１４とがケース１５
で一体化されたエンジンユニット７の出力軸１３に傘歯
車３５を設けているから、小型，軽量化されたエンジン
ユニット７、例えばエンジンの動力を後輪に伝達し後輪
と一体に揺動するスイング式の二輪車用エンジンユニッ
トを駆動源として利用することができる。また、このエ
ンジンユニット７をゴムマウント４１を介してフレーム
２に連結された支持フレーム１６で支持することにより
、後輪車軸９と直交するように配設し、前記傘歯車３５
を差動装置１０に連結しているから、エンジンユニット
７の内部のエンジン本体１１および変速装置１４は後輪
車軸９と平行な方向に延在することになる。

したがって、エンジンユニット７を車体３に対して横方
向に配設し、車体３内前方への突出量を小さくすること
ができる。

なお、上記実施例においては、出力軸１３の歯車を傘歯
車３５として差動装置１０の駆動大歯車２４と直接噛合
させた例について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、例えば差動装置１０内に前後進切換機
構を一体に設け、この前後進切換機構を介して駆動大歯
車２４に連結するようにしてもよい、また、エンジンユ
ニット７を出力軸１３が後輪車軸９と直交するように配
設したことをその内容としたものであるから、エンジン
ユニット７の配設構造は支持フレーム１６の端部を締結
具３６で車軸管８に固定するものに限定されず、適宜ク
ッション材を介装してもよく、支持フレーム１６と車軸
管８との接続をボールジヨイント等で行うと、エンジン
ユニット７の重量がばね上型量となり、良好な走行性、
能を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、エンジン本体、変
速機およびクランク軸と平行に配設された出力軸を一体
化したエンジンユニットの出力軸に歯車を設け、この歯
車をエンジンユニットを出力軸が後輪車軸と直交するよ
うに配設することによって、差動装置に連結したから、
エンジンユニットを車体に対して横方向に配設すること
ができる。

したがって、エンジンユニットの車体内前方へ突出量を
小さくすることができるから、エンジンの搭載スペース
を削減がはかれるという効果がある。その結果、車体の
小型化ならびに居住スペースの増大に伴いシート等の設
計自由度の向上も期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る小型自動車を示す側面図、第２図
および第３図は同じく要部を示す側面図および平面図、
第４図はエンジンユニットおよび差動装置を示す斜視図
、第５図は第４図のｖ−ｖｖＡ断面図である。 ２・・・・フレーム、３・・・・車体、７・・・・エン
ジンユニット、９・・・・後輪車軸、１０・・・・差動
装置、１１・・・・エンジン本体、１２・・・・クラン
ク軸、１３・・・・出力軸、１４・・・・変速装置、１
５・・・・ケース、１６・・・・支持フレーム、３５・
・・・傘歯車、３６・・・・締結具、３９・・・・マウ
ント取付部、４１・・・・ゴムマウント。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジン本体と、このエンジン本体のクランク軸と平行
   に配設された出力軸と、この出力軸と前記クランク軸と
   を連結する変速装置とがケースで一体化されたエンジン
   ユニットの出力軸に歯車を設け、このエンジンユニット
   を出力軸が後輪車軸と直交するように配設するとともに
   、前記歯車を両後輪車軸間に介装された差動装置に連結
   してなる小型自動車。