JPS61563A - 非磁性ドリルカラ−用鋼とその製造方法 - Google Patents

非磁性ドリルカラ−用鋼とその製造方法

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JPS61563A
JPS61563A JP12104584A JP12104584A JPS61563A JP S61563 A JPS61563 A JP S61563A JP 12104584 A JP12104584 A JP 12104584A JP 12104584 A JP12104584 A JP 12104584A JP S61563 A JPS61563 A JP S61563A
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JP
Japan
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steel
drill collar
less
rolling
magnetic
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JP12104584A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Kamata
芳彦 鎌田
Yasuo Otani
大谷 泰夫
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、石油掘削外の非磁性ドI))レカヲー用銅
(以下、非磁性例用銅という)とその製造方法に関する
〈従来技術〉 近年、油田開発においては、油脂の発見をよシ効果的に
イテうため、深井戸の掘削にあたり磁気センサーが使用
でれるようになシ、これはドリルカフ−にセットされて
いる。したがってドリルカラーは磁気センサーの油照探
索精度を低下させないために非磁性材であることが望ま
れ、また同時に掘削にあたっての外力に耐え得るため高
耐力をも備えることが必要とされる。
このようなドリルカフ−には通常、オーステナイト系鋼
が使用される8オーヌテナイト鋼は一般に透磁率が低く
非磁性材料として使われるもので、常温で安定なオース
テナイト組織を得るのにN1゜OrおよびMnのうちの
2元素または3元素を比較的多量に含有せしめるもので
ある。
ところが、これらオーステナイト鋼は固溶化熱処理状態
では耐力が低いので冷間あるいは温間加工を施して耐力
の向上をはかる必要があるが、ドリルカフ−月利が極め
て太径の大型材であるところからその加工設備を大型化
しなければならず、そのために設備費用が嵩んでコスト
アップとなるという何r点がある。
そこで最近は非磁性T?C用鋼用銅てMn系のオーステ
ナイト鋼にNb、 Ta、 Vなどの析出硬化元素を添
加して高耐力をもたせた析出硬化型のオー74    
    テナイト鋼を使用する例が多くなってきている
しかしかかるオーステナイト鋼にも次の(a)〜((1
)のような問題点がある。
((ホ)圧延加工後に析出硬化させるための長時間の熱
処理を必要とし、コストの上昇、工程の煩雑化を招来す
る。
(6)析出硬化元素の添加を必要とし、これがコストの
上昇につながる。
(C)  析出硬化型オーステナイト鋼では非磁性と高
耐力とを満足でせることか可能であっても、同時にD/
C用材料として必要な性質である高い延性を満足でせる
ことか極めて困難である。
((1)  穴あけ加工性に劣る。
〈発明の目的〉 この発明は、上記従来の問題点を解決し、圧延後の大型
加工設備または析出硬化のための熱処理設備等を必要と
せず、安定した非磁性と高耐力を備えかつ、延性、耐食
性、穴あけ加工性の点でも良好な非磁性必用鋼とその製
造方法を提供しようとするものである。
〈発明の構成〉 すなわち本発明の要旨とするところは、(1)  C0
,0に0.50%、5j−2,0%以下、Mn 10〜
25%、N’l 0.01−5%、crlQ−20%、
5O015%以下、N0.01〜0.50%を含有し、
さらに必要に応じse 0.o 05−OJ ox、T
a0.005〜0.80%、PI) 0.05〜Q、2
0%、Ca 0.0005−0.02光の1種または2
種以上を含み、残部実質的にFeから々ること全特徴と
する非磁性ドリルカフ−用銅。
(2)上記(1)に記載の成分組成をもつ鋳片または鋼
片を、1250℃以下の加熱温度にて加熱後1100℃
以下の仕上温度にて圧延し、しかる後空冷和尚以上の冷
却速度にて急冷することを特徴とする非磁性ドリルカフ
ー用鋼の製造方法。
にある。
非磁性D/C用鋼用銅求される特性は大路次の(イ)〜
(ハ)に示すものである。
(イ)透磁率< 1.01 、耐力(0−)≧70ツ智
、延び530%(ロ)穴あけ加工性にすぐれること (ハ)地下の厳しい腐食環境で使用される関係上耐食性
(耐応力腐食割れ性)にすぐれること本発明者らはこの
(イ)〜G/′9を満足する鋼材を得るべく鋭意天険研
究を重ねた結果、本発明の完成に至った。
すなわち、非磁性および耐力の点からMn−0r−N系
のオーステナイト鋼に着目し、その成分調整の適正化と
ともに、圧延加工の段階で所定の制御圧延を実施するこ
とによってオーステナイト粒の細粒化および加工歪の一
部導入を図シ、従来鋼の如き長時間の熱処理あるいは冷
間加工等を必要とせず圧延のままで上記要求性能を確保
することに成功したものである。
また、高Mn非磁性鋼は一般に難削材とでれており、S
e、 Ts、 P’b、 Ca等の快削性元素の適用を
はかり、その熱間加工性はσはど劣化させずに、その被
削性を改善できることを確認した・次に本発明における
各要件の限定理由を述べる。
本発明鋼の化学成分の限定理由を説明する。
C:オーステナイト組織の安定化と同浴強化をもたらす
元素である。0.01%未満では強度低下とオーステナ
イト組織を不安定にするおそれがあシ、また0、5%を
越えるとオーステナイト結晶粒界に多量の炭化物が析出
し、これによシ非磁性らt用銅の延性が劣化するととも
に応力腐食割れに対する感受性が高まるようになるので
好ましくない。
Si: 脱酸剤として精錬の過程で溶鋼中に添加式れる
が、2.0%を越えて添加しても脱酸効果が飽和してそ
れ以上の向上はみられず逆に非金属介在物が増加して非
磁性しC用鋼の清浄度を悪化させ延性を低下させるので
上限を2,0%とした。
Mn: 安価にオーステナイト相を安定化でせる作用が
あるとともに非磁性を得るのに欠かせない元素であり最
低限10%の含有が望ましい。しかし25%を越えると
応力腐食割れ発生のおそれを生じるので10〜25%と
した。非磁性と応力腐食割れ性の双方を考慮すると15
〜203+6が最も好ましい範囲である。
Ni:  オーステナイト組織を安定にし耐食性を改善
するのに有効な元素でろり、0.01%未満ではシ  
     その効果が十分に発揮鑓ない。また5%を越
えて添加してもオーステナイト相安定の効果が飽和しそ
れ以上の向上は期待できずコスト上昇を招くばかシなの
で0.01〜5%に限定した。
Or:Mn−Mを含む鋼のオーステナイト組織の安定化
と高耐力を得るために必要な元素であシ、また耐食性改
善の効果も有している。10%未満ではこれらの効果が
十分に得られず、また20%を越えて添加してもこれら
の効果が飽和する許シでなく逆にオーステナイト組織に
代ってδフエライト組織が生成して透磁率が上昇して非
磁性が損われるので10〜20%とした。
S:鋼の被削性改善の効果をもたらす元素である。
しかし0.15%を越えると機械的性質を劣化させるの
で0.15%を上限とした。
N:Cと同様オーステナイト組織の安定化と固溶強化を
もたらす元素であり、同時に耐応力腐食割れ住改善の効
果もあって、そのためには0.01%以上の含有が必要
である。しかしNが0.50%を越えて含有するような
鋼を溶製することは極めて幡しく、また溶製後に鋳込ま
れた鋼塊中にブローホールによる欠陥を発生はせるおそ
れがあるので、0.01〜0.50%に限定した。
Se、Te、Pb、 Ca :いずれも被削性改善の効
果をもたらす元素であフ、そのためKはSe0.005
%以上、Te0.005%以上、pt+ 、0. 05
%以上、ca0.0005%以上の添加を必要とする。
しかし各元素とも多量に添加すると機械的性質の異方性
を助長し、またTeは熱間加工性をも劣化させるため、
各上限をそれぞれSe0.,80%、Te 0.30%
、P’l)0.20X 、 Ca 0.02%とした。
次に圧延条件の限定理由を説明する。
加熱温度を1250℃以下に限定したのは、12501
Sヲこえると熱間加工性が劣化して割れを生じるおそれ
があるからである。また仕上温度を1100℃以下とし
たのは、1100℃とえでは加工歪の導入が不十分とな
り好ましくない。なお加工歪の導入の意味からは仕上温
度を可及的に低くすることが好ましいが、そのために加
工設備の大型化を要する問題が生じる等の点を考慮する
と、仕上温度としては900〜1000℃程原が実用的
には最も好ましい温度範囲である。
圧延後の冷却速度を空冷相当以上の急冷とじたのは、か
かる速度での急冷がオーステナイト粒の細粒化の上から
必要とでれるからである。
なお圧延加工における圧下率については限定はしていな
いが、高耐力を確保したうえで芒らに高延性を得るため
には圧下率(断面減少率)を少なくとも60%以上とす
ることが望ましいことを天険的に確認している。
〈発明の効果〉 次に本発明の実施例について述べる。
第1表に本発明鋼13種ρと高Mnステンレス鋼の従来
鋼3種類と比較鋼2種類の供試鋼成分を示す。比較鋼0
aはN成分が、また比較鋼αi19は圧延条件(加熱温
度と仕上温度)が、それぞれ本発明範囲から外れた鋼で
ある。
これらの供試鋼は、それぞれ成分調整して鋼塊に溶製し
た後分塊圧延して鋼片となし、しかる後第1表に示す圧
延条件(加熱温度、仕上温度)で圧下率60%の仕上圧
延加工を行って得たものである。
この供試鋼について、以下のような材質試験を行い結果
を第1表に示した。
耐食性試験は、試験片をUベンド形状となし、とのUベ
ンド試験片を80℃人工海水中に30日間浸漬後取出し
、光学顕微鏡にて試験片Uベンド部中央の縦断面におけ
る最大割れ深きを計測するシングア+/Uベンド試験を
行い、その結果から応力腐食割れ性の評価を行った。表
中○印は応力腐食割れの生じていないもの、臂oは10
本の試験片のうち1本が応力腐食割れを生じたことを示
す。
また穴あけ加工性については、試験片をBTA加工機(
Boring an(I Trepan’ing AS
SO(!’iat’ion )にて穿孔加工し、回転数
、送シ速度、装置の振動状況により評価したものである
第1表において、従来鋼Qf9− (18)は高Mnヌ
テンレヌ鋼であって、00はNbを、またα71(18
)はMoを、それぞれ添加して強度の向上を図っている
が、これら元素の添加によって強度向上の成果は期待で
きず逆に透磁率が悪化して目標に到達し得なくなるとと
もに耐食性についても不十分な成績となっている。
比較鋼θ4)は、本発明鋼(1)に比しNが0.008
%と発明範囲を低目にはずれたものだが、Nによる固溶
強化が期待できないためYPが502に9.、I//7
と低くなっている。
また比較鋼α■は、本発明鋼(1)と同一のものである
が、加熱温度、仕上温度とも高いのでγ粒の細粒化、及
び加工歪の導入が期待できないため、YPが521kq
f7電と低くなっている。同時にこの様な高温加熱、高
温仕上の圧延条件では圧延材の表面I       疵
が多発しておシ、製造上からも好ましくない。
これに対し本発明鋼(1)〜α匈はいずれも耐力、延び
、透磁率、耐食性、穴あけ加工性のすべての点で前記非
磁1”lE ”/C用鋼としての要求を十分に満足する
成績を示している。特に被削性強化元素を添加した(6
)〜(1■は穴あけ加工性がきわめて良好である。
以上の説明から明らかなように、本発明は非磁性D/C
用鋼用銅質向上、コストの低減に著るしい効果を発揮す
るものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)C0.01〜0.50%、Si2.0%以下、M
    n10〜25%、Ni0.01〜5%、Cr10〜20
    %、S0.15%以下、N0.01−0.50%を含有
    し、残部実質的にFeからなることを特徴とする非磁性
    ドリルカラー用鋼。
  2. (2)C0.01〜0.50%、Si2.0%以下、M
    n10〜25%、Ni0.01〜5%、Cr10〜20
    %、S0.15%以下、N0.01〜0.50%を含有
    し、さらにSe0.005〜0.30%、Te0.00
    5〜0.30%、Pb0.05〜0.20%、Ca0.
    0005〜0.02%の1種または2種以上を含み、残
    部実質的にFeからなることを特徴とする非磁性ドリル
    カラー用鋼。
  3. (3)C0.01〜0.50%、Si2.0%以下、M
    n10〜25%、Ni0.01〜5%、Cr10〜20
    %、S0.15%以下、N0.01〜0.50%を含有
    し、必要に応じさらにSe0.005〜0.30%、T
    e0.005〜0.30%、Pb0.05〜0.20%
    、Ca0.0005〜0.02%の1種または2種以上
    を含み残部実質的にFeからなる鋳片または鋼片を、1
    250℃以下の加熱温度にて加熱後1100℃以下の仕
    上温度にて圧延し、しかる後空冷相当以上の冷却速度に
    て急冷することを特徴とする非磁性ドリルカラー用鋼の
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0426719A (ja) * 1990-05-23 1992-01-29 Nippon Stainless Steel Co Ltd 高強度、高延性13Crステンレス鋼の製造方法
JP2009057626A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Meian Kokusai Gigyo Kofun Yugenkoshi クロムマンガン窒素オーステナイト系ステンレス鋼
JP2011017039A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Nippon Metal Ind Co Ltd 構造部材用オーステナイト系ステンレス鋼
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