JPS58174557A - 石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法 - Google Patents
石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法Info
- Publication number
- JPS58174557A JPS58174557A JP57056100A JP5610082A JPS58174557A JP S58174557 A JPS58174557 A JP S58174557A JP 57056100 A JP57056100 A JP 57056100A JP 5610082 A JP5610082 A JP 5610082A JP S58174557 A JPS58174557 A JP S58174557A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- steel
- hot rolling
- hot
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、石油井の非磁性ドリルカラー用iI6Mn
鋼とその製造方法に関するものである。
鋼とその製造方法に関するものである。
近年鼻三にわたる石油危機を契機として新たな油田開発
が活斃化している。この際、よりすぐれた油田管より効
率よく尭見するため、深井戸の掘削に当っては磁気セン
サーが使用、される。したがって、この磁気センサーが
セットされるドリルカラーは非磁性である必要があり、
もしそうでない場合にはセンサーの探索精度が低下して
作業上重大な支障をきたすこととなる。
が活斃化している。この際、よりすぐれた油田管より効
率よく尭見するため、深井戸の掘削に当っては磁気セン
サーが使用、される。したがって、この磁気センサーが
セットされるドリルカラーは非磁性である必要があり、
もしそうでない場合にはセンサーの探索精度が低下して
作業上重大な支障をきたすこととなる。
従来、非磁性ドリルカラー用材料としてはステンレス鋼
が使用されている。もちろん非磁性でなければならない
のでフェライト系やマルテンサイト系は不可であや、一
方通常強大な耐力(70#/M以上)が必要なのでオー
ステナイト系のうちNi −Or系ではやはり不可で、
Mn系ステンレス鋼にTaなどの特殊元素を添加したも
のが使われている。しかし、これにもなお次のような問
題点・欠点がある。
が使用されている。もちろん非磁性でなければならない
のでフェライト系やマルテンサイト系は不可であや、一
方通常強大な耐力(70#/M以上)が必要なのでオー
ステナイト系のうちNi −Or系ではやはり不可で、
Mn系ステンレス鋼にTaなどの特殊元素を添加したも
のが使われている。しかし、これにもなお次のような問
題点・欠点がある。
■ ステンレス鋼でしかも高価な元素が添加されている
ので価格が高い。
ので価格が高い。
■ 製造性(とくに熱間加工性)が愚く、一層のコスト
アップ壷内となっている。
アップ壷内となっている。
■ 最重要の因子である「非磁性」と「高耐力」は温良
せても、同時に延性及び靭性を満足させるのがきわめて
因−である。
せても、同時に延性及び靭性を満足させるのがきわめて
因−である。
■ 穴あけ加工性(トレパニング)がよくない。
そこでこの発明は上記した従来鋼のもつ問題点・欠点を
改善することを目的とし、そのために非磁性鋼の一種で
あるハトフィールド鋼(高Mn鋼)の成分系を全面的に
見なおし、かつ工程プロセスとの結合によって上記目的
を有利に達成したものである。
改善することを目的とし、そのために非磁性鋼の一種で
あるハトフィールド鋼(高Mn鋼)の成分系を全面的に
見なおし、かつ工程プロセスとの結合によって上記目的
を有利に達成したものである。
この発明は、高Mn鋼の材質に及ぼす諸成分の影響に関
する基礎研究のA根において、とくに針入靭性と成分の
関係および熱間加工性とBの関係などに閥する知見を得
たことに関連している。
する基礎研究のA根において、とくに針入靭性と成分の
関係および熱間加工性とBの関係などに閥する知見を得
たことに関連している。
さて非磁性ドリルカラー用材料に要求されるおもな特性
は大路次のようである。
は大路次のようである。
透磁率Cf1) (1,(1(Ha 、耐力(PS)
>フo kg/m” 。
>フo kg/m” 。
引張強さくTS) >8−1 jCI/−+伸U (E
t) > a O% 。
t) > a O% 。
絞り(jl)>55%′、硬さくHRO) −25〜8
6゜シャルピー僑撃1[(v罵RT)>マ匈・m7cm
”を具備して、この他にトレパニング性(穴あけ加工性
)がよいこと、またコスト低減の観点から熱間加工性の
良否も重畳である。
6゜シャルピー僑撃1[(v罵RT)>マ匈・m7cm
”を具備して、この他にトレパニング性(穴あけ加工性
)がよいこと、またコスト低減の観点から熱間加工性の
良否も重畳である。
これらの要求を満たす九めには大きく分けて成分組成の
適切な選択と熱間圧延後の硬化熱処理の二つが重畳であ
り、この発明の条件に依拠するときはじめて所要の特性
を実現しつると同時に、良好な製造性・歩留と相俟って
従来材より低コストで経済的に製品をつくりうることを
見いだ1=fCものである。
適切な選択と熱間圧延後の硬化熱処理の二つが重畳であ
り、この発明の条件に依拠するときはじめて所要の特性
を実現しつると同時に、良好な製造性・歩留と相俟って
従来材より低コストで経済的に製品をつくりうることを
見いだ1=fCものである。
すなわち、強度と延靭性の調和とコストの点から従来の
In系のオーステナイト系に替わって、ハトフィールド
鋼(1%0−18%)(nからなる高Mn鋼)からスタ
ートした調査、検討の結果まず主成分たるO: U、1
5−1.(10重量%(以下、率に%で示す) Si
: 0.5〜1.!i%* Kn : so*u 〜8
5.0%でなければならないことの基礎的認識に立脚し
、これに加えて延、靭性の耐食性を有利に確保する丸め
、Or 、 Niを添加すること、とくに強W(主とし
て耐力)アップ0+めにN 、 At、 V。
In系のオーステナイト系に替わって、ハトフィールド
鋼(1%0−18%)(nからなる高Mn鋼)からスタ
ートした調査、検討の結果まず主成分たるO: U、1
5−1.(10重量%(以下、率に%で示す) Si
: 0.5〜1.!i%* Kn : so*u 〜8
5.0%でなければならないことの基礎的認識に立脚し
、これに加えて延、靭性の耐食性を有利に確保する丸め
、Or 、 Niを添加すること、とくに強W(主とし
て耐力)アップ0+めにN 、 At、 V。
Nbを添加すること、熱間加工性改善のためB’i添加
すること、および加工性改善の丸めaaを添加すること
などについて注目し、これら各成分を配合するに当って
は、磁気的安定性すなわち透磁率μを低値に保つことを
、その根底として研究を進め、さらに、このような成分
調整だけでは磁性、強度、延、靭性などをすべてクリア
することは難かしいが、熱間圧延後所定の条件で硬化熱
処理を行うことによってはじめて所期の目的が達成され
ることを究明した。
すること、および加工性改善の丸めaaを添加すること
などについて注目し、これら各成分を配合するに当って
は、磁気的安定性すなわち透磁率μを低値に保つことを
、その根底として研究を進め、さらに、このような成分
調整だけでは磁性、強度、延、靭性などをすべてクリア
することは難かしいが、熱間圧延後所定の条件で硬化熱
処理を行うことによってはじめて所期の目的が達成され
ることを究明した。
すなわち上記成分調整である程度の強度と嬌、靭性を有
する母相組織内に、■及びNbの炭窒化物を磁性と靭性
を損わぬように微細に析出分散させることの1用性がそ
れである。
する母相組織内に、■及びNbの炭窒化物を磁性と靭性
を損わぬように微細に析出分散させることの1用性がそ
れである。
この発明は、O: 0.15〜1.00%、 8i :
OJ〜1.5%、Mn:20〜85%、 or :
L(1”wIg、0%、 Ni : 1.0〜8.0%
、ムt : 0.01〜8.00 % 、N :
0.tlg 〜0.50 % 、v’ : u4〜
2.0%、 Nb : 0.05〜0.60%、 B
: 0.006〜0.02%およびaa : (1,0
(11〜a、ogo%を含み、残部実質的にyeの組成
になり、母相組織中に■およびNk)の炭窒化物が微細
に析出分散した硬化組織を有することを特徴とする石油
井の非磁性ドリルカラー用高In鋼であり、また鋼中成
分としてO: 0.15〜1.00%、 S:L :
OJ 〜1.5%、xn:go〜as%、 Or :
6.0〜ILO%* Ni : 1.0〜a、o %
。
OJ〜1.5%、Mn:20〜85%、 or :
L(1”wIg、0%、 Ni : 1.0〜8.0%
、ムt : 0.01〜8.00 % 、N :
0.tlg 〜0.50 % 、v’ : u4〜
2.0%、 Nb : 0.05〜0.60%、 B
: 0.006〜0.02%およびaa : (1,0
(11〜a、ogo%を含み、残部実質的にyeの組成
になり、母相組織中に■およびNk)の炭窒化物が微細
に析出分散した硬化組織を有することを特徴とする石油
井の非磁性ドリルカラー用高In鋼であり、また鋼中成
分としてO: 0.15〜1.00%、 S:L :
OJ 〜1.5%、xn:go〜as%、 Or :
6.0〜ILO%* Ni : 1.0〜a、o %
。
ムL : 0.01 〜8.00% 、 H
: 0.Ojl 〜 040% 、 V二0
.5〜2.0 % 、 Wb : tl、0+$ 〜0
.50%* B : (1,005〜0.01%および
Oa : 0.001〜0.010%を含む素材の熱関
圧嬌に先立って11マ0℃以上の温度で少くともIsw
P間にわた9均熱処理すること、熱間圧延工程の後半に
も、その終了後に熱蝿歪を残存させる圧下金かけて熱間
仕上は圧延を90υ℃以上で終了したのち空冷相当以上
の冷却速健で急冷し熱嬌歪を凍結させることおよび、こ
の熱間圧延後!150〜)!i0℃で30〜100時間
にわたる加熱により、凍結熱嬌歪を析出サイトとするV
およびNk)I:D炭窒化物を析出させる硬化熱処理を
施すこと、の結合になる石油井o11=□゛磁性トリル
カラー用高Mn鋼の製造方法である。
: 0.Ojl 〜 040% 、 V二0
.5〜2.0 % 、 Wb : tl、0+$ 〜0
.50%* B : (1,005〜0.01%および
Oa : 0.001〜0.010%を含む素材の熱関
圧嬌に先立って11マ0℃以上の温度で少くともIsw
P間にわた9均熱処理すること、熱間圧延工程の後半に
も、その終了後に熱蝿歪を残存させる圧下金かけて熱間
仕上は圧延を90υ℃以上で終了したのち空冷相当以上
の冷却速健で急冷し熱嬌歪を凍結させることおよび、こ
の熱間圧延後!150〜)!i0℃で30〜100時間
にわたる加熱により、凍結熱嬌歪を析出サイトとするV
およびNk)I:D炭窒化物を析出させる硬化熱処理を
施すこと、の結合になる石油井o11=□゛磁性トリル
カラー用高Mn鋼の製造方法である。
この発明による新規な合金設計を基盤する各成分の限定
理由は次のとおりである。
理由は次のとおりである。
0 : U、15 〜1.00 %0.15%未満
の場合強度低下をきたし、かつ磁気的に不安定化する恐
れがあり、他方1.00%を越えると延、靭性に支障を
生ずるとともに製造性が害されるので、0.15〜1.
00%の間に限定する。
の場合強度低下をきたし、かつ磁気的に不安定化する恐
れがあり、他方1.00%を越えると延、靭性に支障を
生ずるとともに製造性が害されるので、0.15〜1.
00%の間に限定する。
Si : 0.5〜L5%
鋼の脱駿および強度確保のため最低0.1s%は必要で
、他方1.5%を越えると圧延時に割れを生ずるのでこ
の範囲とする。
、他方1.5%を越えると圧延時に割れを生ずるのでこ
の範囲とする。
Kn : 2LJ 〜a5/%
Mnはオーステナイト相を安定にして非磁性−とするの
に欠かせない元素であり、同時に靭性・加工性に寄与す
る。20ノ%未満では非磁性鋼としての安定性に欠ける
とともに加工性力。
に欠かせない元素であり、同時に靭性・加工性に寄与す
る。20ノ%未満では非磁性鋼としての安定性に欠ける
とともに加工性力。
撓われ、85,7%を越えると靭性の劣化をき九すので
ltL#〜8慇%の範囲とする。
ltL#〜8慇%の範囲とする。
Or 二 LO〜 Ig、U %Qrは6.0%
以上で延性および靭性を改善し、伸びの増大にも効果が
ある。しかし非磁性相が安定に得られる範囲は13%以
下であり、それを越すと透磁率の増大をまねくので18
%以下とする。
以上で延性および靭性を改善し、伸びの増大にも効果が
ある。しかし非磁性相が安定に得られる範囲は13%以
下であり、それを越すと透磁率の増大をまねくので18
%以下とする。
Ni : 1,0〜8.0 %
Niは、靭性および熱間加工性の改善に寄与する丸めに
添加するのであるが、1.0%未満ではその効果がうす
く、8.0%を越えて添加してもさらなる著効は期待で
きずかえってコスト7ツグt−tね〈Oで1.0〜8.
0%の間に@足する。
添加するのであるが、1.0%未満ではその効果がうす
く、8.0%を越えて添加してもさらなる著効は期待で
きずかえってコスト7ツグt−tね〈Oで1.0〜8.
0%の間に@足する。
ムt : 0.(11〜680%
ムtは、耐#注改善ならびに硬化熱処理前の材料の耐力
増加のために0.01%以上の添加が有効であり、一方
磁性の劣化を生じさせないためK 8.0%以下にとど
める。
増加のために0.01%以上の添加が有効であり、一方
磁性の劣化を生じさせないためK 8.0%以下にとど
める。
N : −0,01〜0.50%
MFiおもに硬化熱処理前の材料の耐力増加と硬化熱処
理中の窒化物析出により強度増加を計るために最低0.
02%抹必畳で、O,SO%を越えると延靭性の低下1
kまねくこととなるのでo、og〜0.50%の範囲と
する。
理中の窒化物析出により強度増加を計るために最低0.
02%抹必畳で、O,SO%を越えると延靭性の低下1
kまねくこととなるのでo、og〜0.50%の範囲と
する。
V : 0.5〜LL1% 、Mb : 0.0
5〜0.!i0%v 、 ibは、いずれも組織の細粒
化と元素の■溶硬化による強度アップと硬化熱処mKよ
るC及び夏との化合物祈出による硬化の目的に適合し、
そのための最低限がv−o、s、Hb−0,05%であ
り、−万延靭性を損なわぬ上限がV−z、o%、 Wb
−0,50%である。
5〜0.!i0%v 、 ibは、いずれも組織の細粒
化と元素の■溶硬化による強度アップと硬化熱処mKよ
るC及び夏との化合物祈出による硬化の目的に適合し、
そのための最低限がv−o、s、Hb−0,05%であ
り、−万延靭性を損なわぬ上限がV−z、o%、 Wb
−0,50%である。
B : u、oos 〜o、og %% f* ;
16Mn鋼でしかもO,M量が多く種々の元素が添加さ
れるとき、製造性(熱間加工性)は良好とは云えないと
ころ、ζ\にコストを低値に押え、さらに歩留會あける
九めの圧延プロセスが、B添加によって実現され、るが
、熱間加工性の改善のための最低限は(1,005%で
あり、また靭性に悪影響をもたらさぬ上限が0.02%
である−0 Oa : o、Ool 〜0.010%Oaは、機械
加工性(被剛性)の改善を意図して添加し、この発明に
従う鋼が大きな強WILを有するにもか\わらず、曳好
な被削性を示すためには、0.001%以上を必要とし
、これに反しo、ogo%を越えると材料組織が汚れて
延性が低下する。
16Mn鋼でしかもO,M量が多く種々の元素が添加さ
れるとき、製造性(熱間加工性)は良好とは云えないと
ころ、ζ\にコストを低値に押え、さらに歩留會あける
九めの圧延プロセスが、B添加によって実現され、るが
、熱間加工性の改善のための最低限は(1,005%で
あり、また靭性に悪影響をもたらさぬ上限が0.02%
である−0 Oa : o、Ool 〜0.010%Oaは、機械
加工性(被剛性)の改善を意図して添加し、この発明に
従う鋼が大きな強WILを有するにもか\わらず、曳好
な被削性を示すためには、0.001%以上を必要とし
、これに反しo、ogo%を越えると材料組織が汚れて
延性が低下する。
上記した成分調整の下に、VおよびNbの炭窒化物が、
母相組織中に微細に析出分散した硬化組織を有すること
によってこの発明に従う高kn鋼が、非磁性ドリルカラ
ーKl!請される上述特性を有利に満たすことができる
。
母相組織中に微細に析出分散した硬化組織を有すること
によってこの発明に従う高kn鋼が、非磁性ドリルカラ
ーKl!請される上述特性を有利に満たすことができる
。
着九上述硬化組織t−具備させる丸めには、上記の成分
調整になる素材を、所定寸@O製品形状に加工する熱間
圧延中に、その後の硬化熱処理を有効ならしめる適切な
条件を制御する必要がある。
調整になる素材を、所定寸@O製品形状に加工する熱間
圧延中に、その後の硬化熱処理を有効ならしめる適切な
条件を制御する必要がある。
まず熱間圧延のための均熱温度は、完全同浴体組織をう
る友め、1170℃以上としなければならない。
る友め、1170℃以上としなければならない。
次に熱間圧延は後の硬化熱処mを効果的圧する友め、そ
の工程の後手でも熱砥終了後に熱延歪を残存させるlO
〜80%糧1の圧下をかけ、そして熱間仕上げ圧延を、
セメンタイト及びパーライト変態抑制の丸め900℃で
終了し、ついで空冷相当以上たとえば水冷により急冷す
ることにより熱延歪を凍結させることが必要である。
の工程の後手でも熱砥終了後に熱延歪を残存させるlO
〜80%糧1の圧下をかけ、そして熱間仕上げ圧延を、
セメンタイト及びパーライト変態抑制の丸め900℃で
終了し、ついで空冷相当以上たとえば水冷により急冷す
ることにより熱延歪を凍結させることが必要である。
次に硬化熱処理としてF1a 60〜750”0 。
20〜100時間の条件とすることがとくに重要である
。
。
熱間圧延加工ま喪は溶体化処理を経た状態での耐力をマ
0#/−以上の高い値にすることは、この発明の成分範
囲において不可能というわけではないが、成分組成的に
熱間加工性がかなりに損なわれ、また同時に延、靭性の
低下を免れることはできない。
0#/−以上の高い値にすることは、この発明の成分範
囲において不可能というわけではないが、成分組成的に
熱間加工性がかなりに損なわれ、また同時に延、靭性の
低下を免れることはできない。
これを回避するために、この発明では熱間圧延後硬化熱
処理を行うのであり、上記のように加熱−温[650〜
750℃、加熱特開20〜100時間であって、こ\に
上述した熱間圧延条件の適切な制御によってO、N 、
V 、 Wbを固溶させ、かつ着干の熱嬌歪を残、存
させたことによって、■およびNk)の炭窒化物の析出
サイトが確保され、硬化熱処理が効果的に行われる。
処理を行うのであり、上記のように加熱−温[650〜
750℃、加熱特開20〜100時間であって、こ\に
上述した熱間圧延条件の適切な制御によってO、N 、
V 、 Wbを固溶させ、かつ着干の熱嬌歪を残、存
させたことによって、■およびNk)の炭窒化物の析出
サイトが確保され、硬化熱処理が効果的に行われる。
この場合、硬化熱処理は550 ’Q未満または20時
間未満では何れも析出反応・装置が遅すぎて硬化が満足
に生ぜず、またフbO″Oを越えまたは100時間を越
えると、もはや熱延歪が消失してしまう丸めに、析出物
の数が減小し同時に寸法が過大となって過時効状態を呈
し、かえって強1の低下と靭性の劣化′frまねくよう
になる。
間未満では何れも析出反応・装置が遅すぎて硬化が満足
に生ぜず、またフbO″Oを越えまたは100時間を越
えると、もはや熱延歪が消失してしまう丸めに、析出物
の数が減小し同時に寸法が過大となって過時効状態を呈
し、かえって強1の低下と靭性の劣化′frまねくよう
になる。
この関係については第1図および第2図に図示したとお
りであり、両図はそれぞれ硬化熱処理の温度および時間
が硬さKおよほず影響を示しである。
りであり、両図はそれぞれ硬化熱処理の温度および時間
が硬さKおよほず影響を示しである。
以上のべたこの発明に従う供試鋼10樵触について従来
の高Mnステンレス鋼および比較鋼と対比し%宍IK%
それらの化学成分を示した。
の高Mnステンレス鋼および比較鋼と対比し%宍IK%
それらの化学成分を示した。
比較鋼のうち(イ)はOが上@全はずれ、(ロ)はMn
が下@をはずれ、また(ハ)はムtが上限をはずれ、(
ニ)はVが下限をはずれ、そして(ホ)Fioaが上限
をはずれている。
が下@をはずれ、また(ハ)はムtが上限をはずれ、(
ニ)はVが下限をはずれ、そして(ホ)Fioaが上限
をはずれている。
これら試料は、電気炉にて溶解・精錬を経て得られた素
材11m00tlKて8時間にわたり加熱して熱間圧延
(ただし、 (a) 、 (b) 、 (イ)および
(ホ)は熱間加工性不爽の丸め鍛造)L、950℃にお
いて熱間仕上げ圧嬌を終了し九のち水冷により慈冷し、
その後650℃で64時間の硬化熱処理を行った。その
後材質試験を行った結果は、表2に示すとおりである。
材11m00tlKて8時間にわたり加熱して熱間圧延
(ただし、 (a) 、 (b) 、 (イ)および
(ホ)は熱間加工性不爽の丸め鍛造)L、950℃にお
いて熱間仕上げ圧嬌を終了し九のち水冷により慈冷し、
その後650℃で64時間の硬化熱処理を行った。その
後材質試験を行った結果は、表2に示すとおりである。
331−
従来411(a)は伸び、絞り、衝撃値が劣り非磁性ド
リルカラー用材料として問題がある。同じ<(b)は伸
び、絞りは改畳されているが衝撃値はいまひとつであり
、成分コスト、鍛造コストが大なるためトータルコスト
が大である。
リルカラー用材料として問題がある。同じ<(b)は伸
び、絞りは改畳されているが衝撃値はいまひとつであり
、成分コスト、鍛造コストが大なるためトータルコスト
が大である。
これらに比べNo、 (1)〜(10)の発明鋼は、成
分コストが比較的安く熱間加工性が良好なところから圧
延による製品化が可能だから、トータルコストも低い上
、もちろん透磁率はいずれも低く、熱膨張係数も従来鋼
より小さく、強匿並びに延、靭性がともにすぐれ、また
被剛性(機械加工性)も良好である。
分コストが比較的安く熱間加工性が良好なところから圧
延による製品化が可能だから、トータルコストも低い上
、もちろん透磁率はいずれも低く、熱膨張係数も従来鋼
より小さく、強匿並びに延、靭性がともにすぐれ、また
被剛性(機械加工性)も良好である。
鴨方、比較鋼(イ)Fi、Oが過大なため熱膨張係数が
やや大きく、熱間加工性、被剛性ともに不良でるる。
やや大きく、熱間加工性、被剛性ともに不良でるる。
また(口)はKnが過少の友め透磁率が大きくなり、(
ハ)はAtが過大なためやはり透磁率が高すぎ通1に非
磁性ドリルカラーの透磁率は前述のように1.UUgm
mより小さくなければならないから不適合である。
ハ)はAtが過大なためやはり透磁率が高すぎ通1に非
磁性ドリルカラーの透磁率は前述のように1.UUgm
mより小さくなければならないから不適合である。
(ニ)ではVが過小のため透磁率かや\筒く、強健が小
さい。
さい。
(ホ)は、Oaが過大なため、熱間加工性が不良である
。
。
なおこの発明に従う供試鋼および比較鋼とも、Nが高い
場合は、ムを含有量を低くしであるが、これは、ムl化
合吻の析出による靭性の劣化を抑制する之めである。
場合は、ムを含有量を低くしであるが、これは、ムl化
合吻の析出による靭性の劣化を抑制する之めである。
以上のべたようにして、この発明によれば非磁性ドリル
カラーの用途で、その材料に責請される特性を、そのす
べてにわたって、有利に充足することができ、また第2
発明はかような用途に適合するi!%Mn鋼の特性を有
利に引出すことができる。
カラーの用途で、その材料に責請される特性を、そのす
べてにわたって、有利に充足することができ、また第2
発明はかような用途に適合するi!%Mn鋼の特性を有
利に引出すことができる。
第1図は、熱処塩時間t−64時間に一定した硬化熱処
S温1と硬さの関係グ57、 第2図は、@明鋼の熱処場温1[t6so℃に一定とし
た硬化熱処理時間と硬さの関係グラフである。
S温1と硬さの関係グ57、 第2図は、@明鋼の熱処場温1[t6so℃に一定とし
た硬化熱処理時間と硬さの関係グラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 LO:0.16〜1.00重量−%、 $i : 0.
5〜IJ重量%、)tn:go〜δ5重量%、 Qr
: 6.0〜ILO重量%、 Ni : 1.0〜δ、
O重量%、ムt:0.01〜δ、oo重量%、 N :
0.01〜(1,5G電量%、 v : I)、5〜
i、o重量%、 Wb : 0.(1S 〜0」0重量
%、 B S (1,006〜0A3N重重%およびO
a: 0.001〜0.(110重量%を含み、残部実
質的にF6の組成になり、母相組織中にVよびNbの縦
窒化物が微細に析出分散した鹸化組織を有することt特
徴とする石油井の非磁性ドリルカラー用高Mn鋼。 i 鋼中成分としてO: 0.11i〜1.00重量%
。 8120.6〜IJ重量%、%、:20〜215重量%
、 %、 : 6.(1〜ILO重量%、Ni:1.t
l 〜s、o重童%、ムt : 0.01〜8.00重
量%、NSU、0jil 〜0.60 重量% 、 V
: 0.5〜2.0 li%。 Nb : 0.OI〜o、so 重量%、 B : (
1,005〜u、on重量%および041 : 0.0
01〜o、ogo重量%を含む素材の熱関圧嬌に先立っ
て1170℃以上O温覆で少くとも6時間にわ九り均熱
すること、熱間正弧工程の後半にも、その終了後に熱砥
歪t−残存させる圧下をかけて熱間仕上げ圧嬌を900
℃以上で終了したのち空冷相当以上の冷却速健で急冷し
熱抵歪を凍結させることおよび、この熱量比mols
50〜750’0で30〜100時間にわたる加熱によ
り、凍結熱延歪を析出サイトとするVおよびNbの縦窒
化物を析出させる硬化熱処理を施すこと、の結合になる
石油井の非a性ドリルカラー用i4Mn鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57056100A JPS58174557A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57056100A JPS58174557A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174557A true JPS58174557A (ja) | 1983-10-13 |
JPS61418B2 JPS61418B2 (ja) | 1986-01-08 |
Family
ID=13017678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57056100A Granted JPS58174557A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58174557A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0344415A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-02-26 | Kobe Steel Ltd | ドリル加工性に優れた高強度高靭性高Mn非磁性鋼の製造方法 |
WO1995026423A1 (en) * | 1994-03-25 | 1995-10-05 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | High manganese steel having superior hot workability, and process for manufacturing high manganese hot rolled steel sheet without any crack |
US20120160363A1 (en) * | 2010-12-28 | 2012-06-28 | Exxonmobil Research And Engineering Company | High manganese containing steels for oil, gas and petrochemical applications |
WO2015012357A1 (ja) * | 2013-07-26 | 2015-01-29 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
JPWO2016052397A1 (ja) * | 2014-10-01 | 2017-05-25 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
WO2021157217A1 (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-12 | 日本製鉄株式会社 | 油井用鋼材および油井管 |
CN117551937A (zh) * | 2023-11-17 | 2024-02-13 | 齐鲁工业大学(山东省科学院) | 一种高强塑积Fe-Mn-Al-Nb系中锰钢及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110757A (en) * | 1979-02-16 | 1980-08-26 | Daido Steel Co Ltd | High strength, nonmagnetic, high manganese steel |
-
1982
- 1982-04-06 JP JP57056100A patent/JPS58174557A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55110757A (en) * | 1979-02-16 | 1980-08-26 | Daido Steel Co Ltd | High strength, nonmagnetic, high manganese steel |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0344415A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-02-26 | Kobe Steel Ltd | ドリル加工性に優れた高強度高靭性高Mn非磁性鋼の製造方法 |
WO1995026423A1 (en) * | 1994-03-25 | 1995-10-05 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | High manganese steel having superior hot workability, and process for manufacturing high manganese hot rolled steel sheet without any crack |
US5647922A (en) * | 1994-03-25 | 1997-07-15 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Process for manufacturing high manganese hot rolled steel sheet without any crack |
EP0700451B1 (en) * | 1994-03-25 | 2000-06-07 | Pohang Iron & Steel Co., Ltd. | Process for manufacturing high manganese hot rolled steel sheet without any crack |
US20120160363A1 (en) * | 2010-12-28 | 2012-06-28 | Exxonmobil Research And Engineering Company | High manganese containing steels for oil, gas and petrochemical applications |
US10597760B2 (en) | 2013-07-26 | 2020-03-24 | Nippon Steel Corporation | High-strength steel material for oil well and oil well pipes |
WO2015012357A1 (ja) * | 2013-07-26 | 2015-01-29 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
JP5880788B2 (ja) * | 2013-07-26 | 2016-03-09 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
CN105408512A (zh) * | 2013-07-26 | 2016-03-16 | 新日铁住金株式会社 | 高强度油井用钢材和油井管 |
AU2014294080B2 (en) * | 2013-07-26 | 2017-05-25 | Nippon Steel Corporation | High-strength steel material for oil well and oil well pipes |
EA033010B1 (ru) * | 2013-07-26 | 2019-08-30 | Ниппон Стил Энд Сумитомо Метал Корпорейшн | Высокопрочный стальной материал для нефтяной скважины и трубы для нефтяных скважин |
JPWO2016052397A1 (ja) * | 2014-10-01 | 2017-05-25 | 新日鐵住金株式会社 | 高強度油井用鋼材および油井管 |
WO2021157217A1 (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-12 | 日本製鉄株式会社 | 油井用鋼材および油井管 |
JPWO2021157217A1 (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-12 | ||
EP4101938A4 (en) * | 2020-02-03 | 2024-06-05 | Nippon Steel Corp | STEEL MATERIAL FOR OIL WELLS, AND OIL WELL PIPE |
CN117551937A (zh) * | 2023-11-17 | 2024-02-13 | 齐鲁工业大学(山东省科学院) | 一种高强塑积Fe-Mn-Al-Nb系中锰钢及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61418B2 (ja) | 1986-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20240052470A1 (en) | Non-quenched and Tempered Round Steel with High Strength, High Toughness and Easy Cutting and Manufacturing Method Therefor | |
JP3738004B2 (ja) | 冷間加工性と浸炭時の粗大粒防止特性に優れた肌焼用鋼材とその製造方法 | |
JPS5853709B2 (ja) | 鍛造ままの高強度鍛造用鋼 | |
JP2024060017A (ja) | 超高強度ばね用線材、鋼線及びその製造方法 | |
JPS58174557A (ja) | 石油井の非磁性ドリルカラ−用高Mn鋼とその製造方法 | |
JP2001303172A (ja) | 浸炭時に異常組織を生成しない冷間鍛造用肌焼ボロン鋼とその製造方法 | |
JP3774697B2 (ja) | 高強度高周波焼き入れ用鋼材及びその製造方法 | |
JPH02236223A (ja) | 遅れ破壊特性の優れた高強度鋼の製造法 | |
JPS59170244A (ja) | 強靭無Coマルエ−ジング鋼 | |
CN114787409B (zh) | 具有优异的抗氢脆性的用于高强度冷镦品质钢的线材及其制造方法 | |
KR100957306B1 (ko) | 냉간 단조강 및 그 제조 방법 | |
JPS6156235A (ja) | 高靭性非調質鋼の製造方法 | |
JPS60106952A (ja) | 加工硬化性の実質的にオーステナイト系であるステンレス鋼およびその製造方法 | |
JP2017071859A (ja) | 非調質鋼およびその製造方法 | |
JPH11117019A (ja) | 耐熱部品の製造方法 | |
JP3446394B2 (ja) | 析出硬化型ステンレス鋼 | |
JPH06235048A (ja) | 高強度非磁性ステンレス鋼及びその製造方法 | |
JPH10265841A (ja) | 高強度冷間鍛造部品の製造方法 | |
JPH11106866A (ja) | 粗大粒防止特性に優れた肌焼鋼とその製造方法 | |
JPH07243003A (ja) | 耐ヒートチェック性に優れたマルエージング鋼 | |
JP2004197213A (ja) | 高温成形後硬化能に優れた熱間成形加工用鋼板 | |
JPS591632A (ja) | 冷間加工性のすぐれたTi添加強靭性熱延高張力鋼板の製造法 | |
JPS6358906B2 (ja) | ||
JPH04263014A (ja) | 高硬度の成形金型用鋼およびその製造方法 | |
JP2003293095A (ja) | 高強度マルテンサイトステンレス鋼材 |