JPS6156381B2 - - Google Patents
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- JPS6156381B2 JPS6156381B2 JP58024150A JP2415083A JPS6156381B2 JP S6156381 B2 JPS6156381 B2 JP S6156381B2 JP 58024150 A JP58024150 A JP 58024150A JP 2415083 A JP2415083 A JP 2415083A JP S6156381 B2 JPS6156381 B2 JP S6156381B2
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、貸金庫室の室内に配置された複数の
貸金庫マスそれぞれを管理する銀行錠と、前記貸
金庫室への入退室そのものを管理する室錠とを解
錠する解錠装置に関し、特に、銀行錠と室錠との
双方を一枚の認証カードで解錠できる解錠装置に
関するものである。 従来銀行等に設置されている貸金庫室は、出入
口を限定した貸金庫室を設け、その室内に顧客と
の個別な使用契約に基づく貸金庫マスを多数積層
状に配列し、貸金庫マスそれぞれの前面扉に顧客
各自が個々に所持する鍵で解施錠できる顧客錠
と、銀行側の貸金庫担当者が管理する鍵で解施錠
できる銀行錠とが重設されていて、顧客が契約中
の金庫を使用する場合は、受付部署でその旨を銀
行側の担当者に申し出、銀行側担当者と顧客との
双方が貸金庫室へ同行して、まず貸金庫室の出入
口の扉を銀行側担当者が認証カードもしくは所持
鍵で開いて室内に入り、更に当該顧客の貸金庫マ
スの前まで同行して銀行錠を解錠したのち、やつ
と顧客が顧客錠を解錠するという、きわめてわず
らわしい協力作業と手順が必要であつた。従つ
て、多数の顧客が銀行を訪ねて使用を申し出る度
毎に、銀行側の貸金庫担当者も同行するため、常
に銀行側の労務負担が付随して貸金庫使用のコス
トにハネ返るという問題点があつた。 これを改良したものとして、顧客が貸金庫を使
用する毎に必要な銀行側管理の室錠および銀行錠
の解施錠操作を、コンピユータを利用して銀行の
受付部署で行なう集中管理システムも開発された
が、新築の場合を除いて、既設の各貸金庫マス毎
に受付部署へ通じる配線工事をする必要があり、
設置に多大の労力と時間を要するうえ、各貸金庫
マスのスペースはその分だけ狭くなり、また既設
の貸金庫にはその配線工事を施工すること自体が
困難なケースも多く、既に使用されている多数の
貸金庫設備への適用は不可能とされていた。それ
に加えて、仮に各貸金庫マスの銀行錠の解施錠を
遠隔制御できたとしても、顧客が貸金庫室へ入退
室する際の認証もしくは室錠の処置を如何に確認
するかは防犯上重要な意味を有し、これを上記シ
ステムに連結するとなると、設備上もコスト上も
更に一段と面倒な検討を必要とした。 本発明の目的は、上記の諸問題点を解決して、
顧客が貸金庫を使用する際に銀行側担当者が同行
する必要をなくし、しかも貸金庫室への入退室の
認証と各貸金庫マス毎の銀行錠の管理とは受付部
署で確認でき、防犯と省力化とコストの低減が可
能であつて、かつ従来の貸金庫にも取付容易な解
錠装置を提供することである。 本発明は、この目的を達成するために、各貸金
庫マス毎の銀行錠として顧客錠の鍵穴を開閉する
摺動部材とその摺動動作をロツクする1本以上の
マグネツトピンを備え、そのマグネツトピンを解
錠ユニツトに備えられた磁性体の磁力でアンロツ
クすることが銀行錠の解錠であるものとし、一
方、前記マグネツトピンの位置と磁気特性とは各
貸金庫マス毎に異なるものとし、当該貸金庫の使
時用毎にマグネツトピンの磁気特性情報を受付部
署のエンコーダで解錠ユニツトに付与すると共
に、前記磁気特性情報を貸金庫室へ入退室に際し
ての認証番号として使用し、この認証暗号をリー
ダが検出して開扉信号を発した場合に出入口の自
動扉が開扉もしくは電子室錠が解錠されるものと
して銀行錠と室錠とそれぞれ異なる方式の解錠を
単一の解錠ユニツトで実施することを特徴とし、
更に解錠ユニツトとして、極性付与が容易であり
ながら磁気残留性と磁力とが共に強い特質を有す
るバリウムフエライトなどの磁気カードを使用す
ることにより装置を簡易化することを特徴とす
る。 以下、本発明を添付の図面によつて詳細に説明
する。 第1図は、本発明を実施するのに好適な貸金庫
室の一例を示す平面図である。図において、貸金
庫室Aは唯一の出入口aを設けてある他は四周を
壁面bで包囲された密室で、その壁面bに沿つて
貸金庫マスBが多数積層状に配列されている。出
入口aには防火扉11aと自動扉12aとが二重
に取り付けられていて、防火扉11aは貸金庫営
業時間中開放されたままになつているが、自動扉
12aは通常閉扉され、室壁の外に設けられた入
室用リーダ21aまたは室壁の内に設けられた退
室用リーダからの開扉信号によつてのみ一定時間
開放される。 第2図は、本発明を実施した銀行錠を備える貸
金庫マスの一例を示す一部正面図である。図にお
いて、顧客との個別な使用契約に基づく貸金庫マ
スBは壁面に沿つて多数積層状に配列されてい
て、その前面部には扉板11bが取り付けられて
いる。扉板11bの裏側の一方端には、当該マス
毎に顧客が管理する顧客錠が配設され、その鍵穴
21bが扉板11bの前面に導通しているが、扉
板11bの前面のその部分には銀行錠31bが取
り付けられ、後記する摺動部材が通常は前記鍵穴
21bを遮蔽していて、前記銀行錠31bが解錠
された場合にのみ前記鍵穴21bを露呈できるよ
うになつている。 では、ここでまず、本発明を実施した銀行錠の
解錠を図面によつて説明する。 第3図は、本発明を実施した銀行錠の一例を示
す斜視図である。図において、貸金庫マスの扉板
11bの前面の顧客錠鍵穴21bを含む部分に
は、銀行錠31bの本体31が固定されている。
この本体31は金属板を屈曲して形成された横長
の中空方形体で、前記鍵穴21bを蔽う部分の端
部は薄くなるように段部32が形成され、この段
部32の前面は窓33になつている。この窓33
は通常は後記する摺動部材の一部で遮蔽された状
態であり、摺動部材の摺動動作によつて窓33が
開放されると前記鍵穴21bが露呈して、顧客錠
を解施錠できるようになつている。また、前記窓
33に隣接する本体厚部側面34には、解錠ユニ
ツトとしての磁気カードCを収嵌する挿入孔35
が設けられている。 磁気カードCは、磁性体をラミネートして成る
通常の認証カードとほぼ同様な矩形状のもので、
銀行錠31bの寸法に対応する所要の寸法でよい
が、磁性体はバリウムフエライトを使用し、認証
カードのように部分的なテープ状でなく、カード
のほぼ全面積におよぶシート板面で封入される。
バリウムフエライト板は通常の磁気テープ等に比
較して磁性密度が大で分離性がよく、極性の付与
が容易な特徴を有するので、これを板面状で封入
して置くと、第5図に示すようなエンコーダD
で、板面上の任意の点をN極もしくはS極に容易
に着磁できる。しかも、その磁力は強さも残留性
もすぐれている。 このような磁気カードによつて解錠される銀行
錠の構造の一例を第4図に示す。図において、貸
金庫マス前面の扉板11bは一方の端部に顧客錠
鍵穴21bが導通されているが、その前面部分に
は銀行錠31bが取り付けられ、前記鍵穴21b
は通常は摺動部材36で遮蔽されている。摺動部
材36は前記本体31の段部に対応させて段曲さ
れた方形板で、巾方向の寸法は本体31の内寸に
対応して設計され、本体31内に嵌装されて、長
手方向に前記扉板11bの板面と平行に摺動す
る。段曲部より窓側の長さは、摺動部材36が窓
33を閉鎖する方向に摺動した際に、前記窓33
を遮蔽するのに充分な寸法であり、段曲部より本
体厚部側の長さは、摺動部材36が窓33を開放
する方向に摺動する際に、本体31の内部で充分
に余裕を有する寸法である。本体31の内部に
は、摺動部材36の本体厚部側に平行して、板面
状の施錠部材37が固定され、その板面にほぼ直
交して、マグネツトピン38が遊嵌されている。
このマグネツトピン38の一端は扉板側の本体3
1にスプリング39を介して支持され、別な一端
は前記スプリング39の微圧によつて前記摺動部
材36に軽く圧接させられる。前記摺動部材36
には、その窓側部が窓33を完全遮蔽する位置に
達した状態で、前記マグネツトピン38と対応す
る板面上の位置点に係合孔40が穿設されてい
て、マグネツトピン38の一端はこの係合孔40
に係合し、摺動部材36の動作をロツクしてしま
う。これが、銀行錠31bの施錠状態であつて、
マグネツトピン38のN−S極性および前記位置
点は各貸金庫マス毎に異なつている。 ここで、前記挿入孔35から前記磁気カードC
が所定位置に収嵌され、磁気カードCの位置点と
極性が正しく着磁されていると、マグネツトピン
38のカード側の極がNであれば、磁気カードC
のその位置点の極性はNであり、ピンがSであれ
ば、カードもSであつて、互に反撥し、その反撥
力が前記スプリング39の微圧をしのいで、マグ
ネツトピン38は扉板側へ押され、摺動部材36
の係合孔40から逃げてしまう。すなわち、摺動
部材36は移動可能となり、窓33を開いて顧客
錠を解施錠することも可能となり、銀行錠31b
は解錠されたことになる。もし、エンコーダによ
つて付与された位置点や極性が間違つていたり、
顧客が他人の貸金庫マスを操作したりした場合
は、マグネツトピン38が摺動部材36に係合し
たままになり、銀行錠31bは解錠されない。 次に、上記の解錠ユニツトを使用した貸金庫室
室錠の解錠装置について、図面により説明する。 第6図は、本発明を実施した貸金庫室自動扉の
解錠装置の一例を示すブロツク図である。図にお
いて、解錠装置はエンコーダD、自動扉12a、
入室用リーダ21a、退室用リーダ22a、およ
び磁気カード取込手段23aから構成される。エ
ンコーダDは銀行側の貸金庫担当者が常駐する受
付部署に配設され、キーボード11d、メモリー
12d、エンコーダ・ソレノイド13dを備えて
いる。顧客が契約中の貸金庫の使用を担当者に申
し出ると、担当者は磁気カードCをエンコーダ・
ソレノイドにセツトし、キーボード11dで当該
顧客の契約番号を打ち込む。キーボード11dか
ら前記契約番号を入力されたメモリ−12dはこ
れをアドレスとして当該顧客に契約された貸金庫
マスの銀行錠の前記マグネツトピンの位置と極性
に関する磁気特性情報を読み出す。この磁気特性
情報はエンコーダ・ソレノイドで前記磁気カード
Cに着磁されると共に、認証暗号としてその検出
手段たる入室用リーダ21aおよび退室用リーダ
22aにも送られる。入室用リーダ21aは、貸
金庫室の室壁の外に配設され、検出ソレノイド2
1、検出回路22、発振器23を備えている。銀
行側担当者から前記磁気カードCを受け取つた顧
客が貸金庫室へ来て、前記入室用リーダ21aに
磁気カードCを挿入すると、検出ソレノイド21
の反応を検出回路22で読み出して、磁気カード
Cの磁気特性が検出される。この磁気特性が、メ
モリー12dから送られて来た前記磁気特性情報
と一致するかを排他オアゲート24で確認し、全
マグネツトピンについて一致していることがアン
ドゲート25で積算されると、開扉信号が発信さ
れる。同様な手順が、顧客の帰途、貸金庫室内に
配設された退室用リーダ22aでも行なわれ、や
はり開扉信号が発信される。いずれかからの開扉
信号がオアゲート26を介して自動扉12aに送
られると、自動扉12aは一定時間開放される。
なお、開扉信号の送先は自動扉でなくても、扉に
設けた電子錠の解錠部であつてもよい。いずれに
せよ、本発明によれば、磁気カードの磁性体板面
に着磁された極性と位置点との磁気特性情報を認
証暗号として、貸金庫室の室錠が解錠されること
になる。 さて、顧客は磁気カードを抜き取つた後、貸金
庫室へ入室し、自分の使用している貸金庫マスの
前へ行き、磁気カードの銀行錠に挿入して前記の
如くこれを解錠し、更に自己所持の鍵で顧客錠を
解錠して貸金庫を利用する。 貸金庫の利用が終ると、顧客は顧客錠を施錠
し、磁気カードを抜き取つて貸金庫マスを鎖錠状
態にする。貸金庫室を退室するには、室内に設け
られた退室用リーダ22aに磁気カードCを挿入
し、前記入室用リーダ21aと同じ手順で、磁気
カードCの磁気特性情報がメモリー12dから送
られて来た内容と一致すれば、開扉信号が発信さ
れ、貸金庫室の自動扉12aが一定時間開放され
て、顧客は退室できる。 なお、退室に際して、顧客は磁気カードを抜き
取らない。第6図で示されるように、前記開扉信
号は同時に磁気カード取込手段23aにも送られ
て、磁気カードは退室リーダ内に設けられたカー
ド保管部に取り込まれる。このようにすれば解錠
ユニツトの一例である磁気カードは顧客が持ち帰
ることなく確実に回収することができる。第7図
は、本発明による磁気カード取込手段の一例を示
す概略構成図である。図において、磁気カード取
込手段は退室用リーダ22aの内部に設けられ、
起動回路27、ソレノイド28、鉄心29、およ
び保管部30を備えている。磁気カードCが退室
用リーダ22aの所定の位置に挿入されると、そ
の状態は保管部30の上方で鉄心29に係支され
た状態になる。ここで、磁気カードCの磁気特性
情報が検出回路22に読み取られ、判定回路2
4′(第6図の24〜26に相当)でメモリーか
らの内容と一致していると判定されると、前記開
扉信号が発せられ、自動扉に送られると同時に、
磁気カード取込手段の起動回路27にも送られ
る。起動回路27から、電流がソレノイド28に
流れ、鉄心29が引込むと、係支点を失つた磁気
カードCは転落して、保管部30に収容される。
何枚か貯つた磁気カードは銀行側担当者が適宜回
収して、次の使用に供される。このように、本発
明では、解錠ユニツトたる磁気カードは、使用の
都度解錠用の符号を与えられるので、きわめて少
数を用意するだけでよく、経済性と汎用性に富
む。 また、本実施例の応用として、前記判定回路に
プリンタを接続することにより、顧客名(もしく
は顧客番号)、入室時間および退室時間などの記
録をハードコピーすることも容易である。 以上、説明したとおり、本発明を実施した解錠
装置によれば、それぞれ方式の異なる室錠と銀行
錠とを単一の解錠ユニツトで、しかもきわめて小
型の磁気カード1枚で解錠することが可能で、し
かも解錠ユニツトには磁気特性情報が書き込み容
易であるから、エンコーダを始めとして貸金庫の
装置を簡易化できコストが低減できると共に、顧
客の入退室において解錠ユニツトの認証暗号が解
読、認証されて室錠が解錠され、その際解錠ユニ
ツトは確実に回収され、しかもその解錠ユニツト
に付与される磁気特性情報は、貸金庫を使用の都
度、銀行側の担当者によつて受付部署で書き込ま
れるので、顧客が貸金庫を利用する際に銀行側担
当者が同行しなくても、貸金庫室の入退室の認証
と各貸金庫マス毎の銀行錠の解施錠とを管理する
ことできる。さらに銀行錠は集中管理システムの
ような装置との接続がない上、取付容易であるか
ら設置工事の労力、時間、コストが低減する。す
なわち、防犯と、省力化と、経済性とを備え、か
つ従来の貸金庫室にも容易に取りつけることので
きる解錠装置を提供するものである。
貸金庫マスそれぞれを管理する銀行錠と、前記貸
金庫室への入退室そのものを管理する室錠とを解
錠する解錠装置に関し、特に、銀行錠と室錠との
双方を一枚の認証カードで解錠できる解錠装置に
関するものである。 従来銀行等に設置されている貸金庫室は、出入
口を限定した貸金庫室を設け、その室内に顧客と
の個別な使用契約に基づく貸金庫マスを多数積層
状に配列し、貸金庫マスそれぞれの前面扉に顧客
各自が個々に所持する鍵で解施錠できる顧客錠
と、銀行側の貸金庫担当者が管理する鍵で解施錠
できる銀行錠とが重設されていて、顧客が契約中
の金庫を使用する場合は、受付部署でその旨を銀
行側の担当者に申し出、銀行側担当者と顧客との
双方が貸金庫室へ同行して、まず貸金庫室の出入
口の扉を銀行側担当者が認証カードもしくは所持
鍵で開いて室内に入り、更に当該顧客の貸金庫マ
スの前まで同行して銀行錠を解錠したのち、やつ
と顧客が顧客錠を解錠するという、きわめてわず
らわしい協力作業と手順が必要であつた。従つ
て、多数の顧客が銀行を訪ねて使用を申し出る度
毎に、銀行側の貸金庫担当者も同行するため、常
に銀行側の労務負担が付随して貸金庫使用のコス
トにハネ返るという問題点があつた。 これを改良したものとして、顧客が貸金庫を使
用する毎に必要な銀行側管理の室錠および銀行錠
の解施錠操作を、コンピユータを利用して銀行の
受付部署で行なう集中管理システムも開発された
が、新築の場合を除いて、既設の各貸金庫マス毎
に受付部署へ通じる配線工事をする必要があり、
設置に多大の労力と時間を要するうえ、各貸金庫
マスのスペースはその分だけ狭くなり、また既設
の貸金庫にはその配線工事を施工すること自体が
困難なケースも多く、既に使用されている多数の
貸金庫設備への適用は不可能とされていた。それ
に加えて、仮に各貸金庫マスの銀行錠の解施錠を
遠隔制御できたとしても、顧客が貸金庫室へ入退
室する際の認証もしくは室錠の処置を如何に確認
するかは防犯上重要な意味を有し、これを上記シ
ステムに連結するとなると、設備上もコスト上も
更に一段と面倒な検討を必要とした。 本発明の目的は、上記の諸問題点を解決して、
顧客が貸金庫を使用する際に銀行側担当者が同行
する必要をなくし、しかも貸金庫室への入退室の
認証と各貸金庫マス毎の銀行錠の管理とは受付部
署で確認でき、防犯と省力化とコストの低減が可
能であつて、かつ従来の貸金庫にも取付容易な解
錠装置を提供することである。 本発明は、この目的を達成するために、各貸金
庫マス毎の銀行錠として顧客錠の鍵穴を開閉する
摺動部材とその摺動動作をロツクする1本以上の
マグネツトピンを備え、そのマグネツトピンを解
錠ユニツトに備えられた磁性体の磁力でアンロツ
クすることが銀行錠の解錠であるものとし、一
方、前記マグネツトピンの位置と磁気特性とは各
貸金庫マス毎に異なるものとし、当該貸金庫の使
時用毎にマグネツトピンの磁気特性情報を受付部
署のエンコーダで解錠ユニツトに付与すると共
に、前記磁気特性情報を貸金庫室へ入退室に際し
ての認証番号として使用し、この認証暗号をリー
ダが検出して開扉信号を発した場合に出入口の自
動扉が開扉もしくは電子室錠が解錠されるものと
して銀行錠と室錠とそれぞれ異なる方式の解錠を
単一の解錠ユニツトで実施することを特徴とし、
更に解錠ユニツトとして、極性付与が容易であり
ながら磁気残留性と磁力とが共に強い特質を有す
るバリウムフエライトなどの磁気カードを使用す
ることにより装置を簡易化することを特徴とす
る。 以下、本発明を添付の図面によつて詳細に説明
する。 第1図は、本発明を実施するのに好適な貸金庫
室の一例を示す平面図である。図において、貸金
庫室Aは唯一の出入口aを設けてある他は四周を
壁面bで包囲された密室で、その壁面bに沿つて
貸金庫マスBが多数積層状に配列されている。出
入口aには防火扉11aと自動扉12aとが二重
に取り付けられていて、防火扉11aは貸金庫営
業時間中開放されたままになつているが、自動扉
12aは通常閉扉され、室壁の外に設けられた入
室用リーダ21aまたは室壁の内に設けられた退
室用リーダからの開扉信号によつてのみ一定時間
開放される。 第2図は、本発明を実施した銀行錠を備える貸
金庫マスの一例を示す一部正面図である。図にお
いて、顧客との個別な使用契約に基づく貸金庫マ
スBは壁面に沿つて多数積層状に配列されてい
て、その前面部には扉板11bが取り付けられて
いる。扉板11bの裏側の一方端には、当該マス
毎に顧客が管理する顧客錠が配設され、その鍵穴
21bが扉板11bの前面に導通しているが、扉
板11bの前面のその部分には銀行錠31bが取
り付けられ、後記する摺動部材が通常は前記鍵穴
21bを遮蔽していて、前記銀行錠31bが解錠
された場合にのみ前記鍵穴21bを露呈できるよ
うになつている。 では、ここでまず、本発明を実施した銀行錠の
解錠を図面によつて説明する。 第3図は、本発明を実施した銀行錠の一例を示
す斜視図である。図において、貸金庫マスの扉板
11bの前面の顧客錠鍵穴21bを含む部分に
は、銀行錠31bの本体31が固定されている。
この本体31は金属板を屈曲して形成された横長
の中空方形体で、前記鍵穴21bを蔽う部分の端
部は薄くなるように段部32が形成され、この段
部32の前面は窓33になつている。この窓33
は通常は後記する摺動部材の一部で遮蔽された状
態であり、摺動部材の摺動動作によつて窓33が
開放されると前記鍵穴21bが露呈して、顧客錠
を解施錠できるようになつている。また、前記窓
33に隣接する本体厚部側面34には、解錠ユニ
ツトとしての磁気カードCを収嵌する挿入孔35
が設けられている。 磁気カードCは、磁性体をラミネートして成る
通常の認証カードとほぼ同様な矩形状のもので、
銀行錠31bの寸法に対応する所要の寸法でよい
が、磁性体はバリウムフエライトを使用し、認証
カードのように部分的なテープ状でなく、カード
のほぼ全面積におよぶシート板面で封入される。
バリウムフエライト板は通常の磁気テープ等に比
較して磁性密度が大で分離性がよく、極性の付与
が容易な特徴を有するので、これを板面状で封入
して置くと、第5図に示すようなエンコーダD
で、板面上の任意の点をN極もしくはS極に容易
に着磁できる。しかも、その磁力は強さも残留性
もすぐれている。 このような磁気カードによつて解錠される銀行
錠の構造の一例を第4図に示す。図において、貸
金庫マス前面の扉板11bは一方の端部に顧客錠
鍵穴21bが導通されているが、その前面部分に
は銀行錠31bが取り付けられ、前記鍵穴21b
は通常は摺動部材36で遮蔽されている。摺動部
材36は前記本体31の段部に対応させて段曲さ
れた方形板で、巾方向の寸法は本体31の内寸に
対応して設計され、本体31内に嵌装されて、長
手方向に前記扉板11bの板面と平行に摺動す
る。段曲部より窓側の長さは、摺動部材36が窓
33を閉鎖する方向に摺動した際に、前記窓33
を遮蔽するのに充分な寸法であり、段曲部より本
体厚部側の長さは、摺動部材36が窓33を開放
する方向に摺動する際に、本体31の内部で充分
に余裕を有する寸法である。本体31の内部に
は、摺動部材36の本体厚部側に平行して、板面
状の施錠部材37が固定され、その板面にほぼ直
交して、マグネツトピン38が遊嵌されている。
このマグネツトピン38の一端は扉板側の本体3
1にスプリング39を介して支持され、別な一端
は前記スプリング39の微圧によつて前記摺動部
材36に軽く圧接させられる。前記摺動部材36
には、その窓側部が窓33を完全遮蔽する位置に
達した状態で、前記マグネツトピン38と対応す
る板面上の位置点に係合孔40が穿設されてい
て、マグネツトピン38の一端はこの係合孔40
に係合し、摺動部材36の動作をロツクしてしま
う。これが、銀行錠31bの施錠状態であつて、
マグネツトピン38のN−S極性および前記位置
点は各貸金庫マス毎に異なつている。 ここで、前記挿入孔35から前記磁気カードC
が所定位置に収嵌され、磁気カードCの位置点と
極性が正しく着磁されていると、マグネツトピン
38のカード側の極がNであれば、磁気カードC
のその位置点の極性はNであり、ピンがSであれ
ば、カードもSであつて、互に反撥し、その反撥
力が前記スプリング39の微圧をしのいで、マグ
ネツトピン38は扉板側へ押され、摺動部材36
の係合孔40から逃げてしまう。すなわち、摺動
部材36は移動可能となり、窓33を開いて顧客
錠を解施錠することも可能となり、銀行錠31b
は解錠されたことになる。もし、エンコーダによ
つて付与された位置点や極性が間違つていたり、
顧客が他人の貸金庫マスを操作したりした場合
は、マグネツトピン38が摺動部材36に係合し
たままになり、銀行錠31bは解錠されない。 次に、上記の解錠ユニツトを使用した貸金庫室
室錠の解錠装置について、図面により説明する。 第6図は、本発明を実施した貸金庫室自動扉の
解錠装置の一例を示すブロツク図である。図にお
いて、解錠装置はエンコーダD、自動扉12a、
入室用リーダ21a、退室用リーダ22a、およ
び磁気カード取込手段23aから構成される。エ
ンコーダDは銀行側の貸金庫担当者が常駐する受
付部署に配設され、キーボード11d、メモリー
12d、エンコーダ・ソレノイド13dを備えて
いる。顧客が契約中の貸金庫の使用を担当者に申
し出ると、担当者は磁気カードCをエンコーダ・
ソレノイドにセツトし、キーボード11dで当該
顧客の契約番号を打ち込む。キーボード11dか
ら前記契約番号を入力されたメモリ−12dはこ
れをアドレスとして当該顧客に契約された貸金庫
マスの銀行錠の前記マグネツトピンの位置と極性
に関する磁気特性情報を読み出す。この磁気特性
情報はエンコーダ・ソレノイドで前記磁気カード
Cに着磁されると共に、認証暗号としてその検出
手段たる入室用リーダ21aおよび退室用リーダ
22aにも送られる。入室用リーダ21aは、貸
金庫室の室壁の外に配設され、検出ソレノイド2
1、検出回路22、発振器23を備えている。銀
行側担当者から前記磁気カードCを受け取つた顧
客が貸金庫室へ来て、前記入室用リーダ21aに
磁気カードCを挿入すると、検出ソレノイド21
の反応を検出回路22で読み出して、磁気カード
Cの磁気特性が検出される。この磁気特性が、メ
モリー12dから送られて来た前記磁気特性情報
と一致するかを排他オアゲート24で確認し、全
マグネツトピンについて一致していることがアン
ドゲート25で積算されると、開扉信号が発信さ
れる。同様な手順が、顧客の帰途、貸金庫室内に
配設された退室用リーダ22aでも行なわれ、や
はり開扉信号が発信される。いずれかからの開扉
信号がオアゲート26を介して自動扉12aに送
られると、自動扉12aは一定時間開放される。
なお、開扉信号の送先は自動扉でなくても、扉に
設けた電子錠の解錠部であつてもよい。いずれに
せよ、本発明によれば、磁気カードの磁性体板面
に着磁された極性と位置点との磁気特性情報を認
証暗号として、貸金庫室の室錠が解錠されること
になる。 さて、顧客は磁気カードを抜き取つた後、貸金
庫室へ入室し、自分の使用している貸金庫マスの
前へ行き、磁気カードの銀行錠に挿入して前記の
如くこれを解錠し、更に自己所持の鍵で顧客錠を
解錠して貸金庫を利用する。 貸金庫の利用が終ると、顧客は顧客錠を施錠
し、磁気カードを抜き取つて貸金庫マスを鎖錠状
態にする。貸金庫室を退室するには、室内に設け
られた退室用リーダ22aに磁気カードCを挿入
し、前記入室用リーダ21aと同じ手順で、磁気
カードCの磁気特性情報がメモリー12dから送
られて来た内容と一致すれば、開扉信号が発信さ
れ、貸金庫室の自動扉12aが一定時間開放され
て、顧客は退室できる。 なお、退室に際して、顧客は磁気カードを抜き
取らない。第6図で示されるように、前記開扉信
号は同時に磁気カード取込手段23aにも送られ
て、磁気カードは退室リーダ内に設けられたカー
ド保管部に取り込まれる。このようにすれば解錠
ユニツトの一例である磁気カードは顧客が持ち帰
ることなく確実に回収することができる。第7図
は、本発明による磁気カード取込手段の一例を示
す概略構成図である。図において、磁気カード取
込手段は退室用リーダ22aの内部に設けられ、
起動回路27、ソレノイド28、鉄心29、およ
び保管部30を備えている。磁気カードCが退室
用リーダ22aの所定の位置に挿入されると、そ
の状態は保管部30の上方で鉄心29に係支され
た状態になる。ここで、磁気カードCの磁気特性
情報が検出回路22に読み取られ、判定回路2
4′(第6図の24〜26に相当)でメモリーか
らの内容と一致していると判定されると、前記開
扉信号が発せられ、自動扉に送られると同時に、
磁気カード取込手段の起動回路27にも送られ
る。起動回路27から、電流がソレノイド28に
流れ、鉄心29が引込むと、係支点を失つた磁気
カードCは転落して、保管部30に収容される。
何枚か貯つた磁気カードは銀行側担当者が適宜回
収して、次の使用に供される。このように、本発
明では、解錠ユニツトたる磁気カードは、使用の
都度解錠用の符号を与えられるので、きわめて少
数を用意するだけでよく、経済性と汎用性に富
む。 また、本実施例の応用として、前記判定回路に
プリンタを接続することにより、顧客名(もしく
は顧客番号)、入室時間および退室時間などの記
録をハードコピーすることも容易である。 以上、説明したとおり、本発明を実施した解錠
装置によれば、それぞれ方式の異なる室錠と銀行
錠とを単一の解錠ユニツトで、しかもきわめて小
型の磁気カード1枚で解錠することが可能で、し
かも解錠ユニツトには磁気特性情報が書き込み容
易であるから、エンコーダを始めとして貸金庫の
装置を簡易化できコストが低減できると共に、顧
客の入退室において解錠ユニツトの認証暗号が解
読、認証されて室錠が解錠され、その際解錠ユニ
ツトは確実に回収され、しかもその解錠ユニツト
に付与される磁気特性情報は、貸金庫を使用の都
度、銀行側の担当者によつて受付部署で書き込ま
れるので、顧客が貸金庫を利用する際に銀行側担
当者が同行しなくても、貸金庫室の入退室の認証
と各貸金庫マス毎の銀行錠の解施錠とを管理する
ことできる。さらに銀行錠は集中管理システムの
ような装置との接続がない上、取付容易であるか
ら設置工事の労力、時間、コストが低減する。す
なわち、防犯と、省力化と、経済性とを備え、か
つ従来の貸金庫室にも容易に取りつけることので
きる解錠装置を提供するものである。
第1図は貸金庫室の一例を示す平面図、第2図
は貸金庫マスの一例を示す一部正面図、第3図は
本発明による銀行錠の斜視図、第4図は本発明に
よる銀行錠の構造の一例を示す断面図、第5図は
エンコーダの概略図、第6図は本発明による貸金
庫室自動扉の解錠装置の一例を示すブロツク図、
第7図は磁気カード取込手段の一例を示す概略構
成図である。 A……貸金庫室、B……貸金庫マス、Cは磁気
カード、D……エンコーダ、12a……自動扉、
21a……入室用リーダ、22a……退室用リー
ダ、23a……磁気カード取込手段、21b……
顧客錠鍵穴、31b……銀行錠、21……検出ソ
レノイド、22……検出回路、23……発振器、
31……本体、32……段部、33……窓、34
……本体厚部側面、35……挿入孔、36……摺
動部材、37……施錠部材、38……マグネツト
ピン、11d……キーボード、12d……メモリ
ー。
は貸金庫マスの一例を示す一部正面図、第3図は
本発明による銀行錠の斜視図、第4図は本発明に
よる銀行錠の構造の一例を示す断面図、第5図は
エンコーダの概略図、第6図は本発明による貸金
庫室自動扉の解錠装置の一例を示すブロツク図、
第7図は磁気カード取込手段の一例を示す概略構
成図である。 A……貸金庫室、B……貸金庫マス、Cは磁気
カード、D……エンコーダ、12a……自動扉、
21a……入室用リーダ、22a……退室用リー
ダ、23a……磁気カード取込手段、21b……
顧客錠鍵穴、31b……銀行錠、21……検出ソ
レノイド、22……検出回路、23……発振器、
31……本体、32……段部、33……窓、34
……本体厚部側面、35……挿入孔、36……摺
動部材、37……施錠部材、38……マグネツト
ピン、11d……キーボード、12d……メモリ
ー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 貸金庫室の室内に1個以上配置された貸金庫
マスのそれぞれの扉に取付けられた銀行錠と、前
記貸金庫室の出入口に配設された室錠と、磁性体
を有し前記銀行錠および前記室錠の解錠機能を兼
備する解錠ユニツトと、前記貸金庫室から離れた
受付部署で前記解錠ユニツトの磁性体に前記銀行
錠および前記室錠の解錠用の認証暗号を磁気特性
情報で書き込むエンコーダと、前記解錠ユニツト
の入室用リーダと退室用リーダとを有し顧客の入
退室時に前記認証暗号を解読して前記室錠の電子
解錠を認証するとともに退室時には前記解読の後
に保管部への該解錠ユニツトの取り込みを指示す
る検出手段とを備えたことを特徴とする解錠装
置。 2 上記銀行錠は摺動部材と1本以上のマグネツ
トピンとの係合によつて施錠され、その係合が上
記解錠ユニツトに備えられた磁性体の前記マグネ
ツトピンに対応する磁気特性で開放されることに
より解錠されることを特徴とする上記特許請求の
範囲第1項記載の解錠装置。 3 解錠ユニツトは磁性付与が容易でありながら
磁気残留性と磁力とが共に強い特質を有する磁気
カードを使用することを特徴とする上記特許請求
の範囲第1項記載の解錠装置。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415083A JPS59173473A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 解錠装置 |
GB8401498A GB2137685B (en) | 1983-02-16 | 1984-01-20 | Magnetic lock |
CA000446044A CA1242898A (en) | 1983-02-16 | 1984-01-25 | Locking and unlocking device |
KR1019840000605A KR910000240B1 (ko) | 1983-02-16 | 1984-02-09 | 시정(施錠) 및 해정(解錠)장치 |
PH30221A PH20701A (en) | 1983-02-16 | 1984-02-10 | Locking and unlocking device |
US06/580,185 US4602150A (en) | 1983-02-16 | 1984-02-15 | Locking and unlocking device |
FR8402301A FR2545138B1 (fr) | 1983-02-16 | 1984-02-15 | Dispositif de verrouillage et de deverrouillage utilisable notamment pour un groupe de deux serrures comprenant une serrure de banque et une serrure de client |
FR8419016A FR2583097B1 (fr) | 1983-02-16 | 1984-12-12 | Dispositif de verrouillage et de deverrouillage utilisable notamment pour un groupe de deux serrures comprenant une serrure de banque et une serrure de client |
GB8617542A GB2177154B (en) | 1983-02-16 | 1986-07-17 | Magnetically-coded card lock |
SG67590A SG67590G (en) | 1983-02-16 | 1990-08-14 | Locking and unlocking device |
SG67890A SG67890G (en) | 1983-02-16 | 1990-08-14 | Locking and unlocking system |
HK83490A HK83490A (en) | 1983-02-16 | 1990-10-11 | Locking and unlocking device |
HK2991A HK2991A (en) | 1983-02-16 | 1991-01-10 | Locking and unlocking system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2415083A JPS59173473A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 解錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59173473A JPS59173473A (ja) | 1984-10-01 |
JPS6156381B2 true JPS6156381B2 (ja) | 1986-12-02 |
Family
ID=12130303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2415083A Granted JPS59173473A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | 解錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59173473A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2624954B2 (ja) * | 1985-12-21 | 1997-06-25 | 松下電工株式会社 | カードによる解錠システム |
JPS62148781A (ja) * | 1985-12-21 | 1987-07-02 | 松下電工株式会社 | カ−ドによる解錠システム |
JPH0765416B2 (ja) * | 1986-04-28 | 1995-07-19 | 株式会社熊平製作所 | 貸金庫管理装置 |
DE3702730A1 (de) * | 1987-01-30 | 1988-08-11 | Schulte Schlagbaum Ag | Schliesseinrichtung mit grosser schliesskombinationsanzahl |
JPS63304887A (ja) * | 1987-06-05 | 1988-12-13 | 株式会社 イト−キ | 貸金庫装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5229300A (en) * | 1975-08-30 | 1977-03-04 | Nippon Hikoki Kk | Parking charge collection device by the leaving time of a leaving vehi cle in a parking-place |
JPS5317395A (en) * | 1976-07-30 | 1978-02-17 | Nippon Hikouki Kk | Device for collecting parking charge paid by hour |
JPS561273B2 (ja) * | 1973-03-29 | 1981-01-12 | ||
JPS56135295A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-22 | Hitachi Ltd | Incoming and outgoing person moving route indicator |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53147794U (ja) * | 1977-04-25 | 1978-11-21 | ||
JPS561273U (ja) * | 1979-06-14 | 1981-01-08 |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2415083A patent/JPS59173473A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS561273B2 (ja) * | 1973-03-29 | 1981-01-12 | ||
JPS5229300A (en) * | 1975-08-30 | 1977-03-04 | Nippon Hikoki Kk | Parking charge collection device by the leaving time of a leaving vehi cle in a parking-place |
JPS5317395A (en) * | 1976-07-30 | 1978-02-17 | Nippon Hikouki Kk | Device for collecting parking charge paid by hour |
JPS56135295A (en) * | 1980-03-24 | 1981-10-22 | Hitachi Ltd | Incoming and outgoing person moving route indicator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59173473A (ja) | 1984-10-01 |
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