JPS6156370B2 - - Google Patents

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JPS6156370B2
JPS6156370B2 JP53142316A JP14231678A JPS6156370B2 JP S6156370 B2 JPS6156370 B2 JP S6156370B2 JP 53142316 A JP53142316 A JP 53142316A JP 14231678 A JP14231678 A JP 14231678A JP S6156370 B2 JPS6156370 B2 JP S6156370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
heat
spacer
insulating material
exterior wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53142316A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5578747A (en
Inventor
Kenji Higuchi
Masaaki Tadokoro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP14231678A priority Critical patent/JPS5578747A/ja
Publication of JPS5578747A publication Critical patent/JPS5578747A/ja
Publication of JPS6156370B2 publication Critical patent/JPS6156370B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として木造建築における保温断熱
材の施工方法に関する。
近時、省エネルギの立場から一般木造住宅、木
造店舗等の建築に当つて、壁、天井、床などに保
温断熱材を敷設することが多い。保温断熱材とし
ては、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン等の
発泡プラスチツクのほか、不燃保温断熱材として
ロツクウールやガラスウールをフエノール樹脂等
のバインダーで8〜40Kg/m3程度に軽く加工し、
表裏に防水紙を貼着したいわゆる住宅用保温断熱
マツト製品が用いられる。かかる保温断熱材はメ
ーカーによつて異なるが通常厚さ約50mm、巾約
430mm、長さ約1,200mmの長辺形状に成型されて
おり、施工時には約450mmの間隔で立てられた柱
と間柱あるいは間柱の間にこれを縦長にして嵌め
込むのである。なお、寒冷地では厚さ100mmの製
品が専ら用いられるが、外気温と室温の差が寒冷
地ほどでない地域向に経済性の面から上記のよう
な50mm製品、40mm製品が用いられている。
一方、100〜120mm×100〜120mmの角材が柱また
は間柱に使用されることが多いため外壁と内壁と
の間隙は約100〜120mmあり、これを50mm製品、40
mm製品等を施工することになる。この施工方法と
しては、外壁または外壁下地施工後、柱または間
柱間に保温断熱材を室内側から押込み、保温断熱
材のカバー防水紙の両側を延長して貼合せた耳部
を釘その他で柱(間柱)に固定することが推奨さ
れている。
この場合、保温断熱材Cの保持位置は、第1図
に示すように内壁Aと外壁Bとの間で内壁Aに密
着するように保持することが理想である。ところ
が、実際の施工では、保温断熱材Cのある部分は
内壁A側にまたある部分は外壁B側にと必ずしも
理想通りに保持されず、極端な場合には第2図に
示すように、保温断熱材Cは外壁B側に片寄つて
しまうことすらある。第2図の場合には、室内の
熱は直接空気層に伝達されて、上下に流動して逃
散することが多く、保温効率が悪くなるととも
に、暖房時には室内の暖い湿つた空気が保温断熱
材に侵入して結露することになり、保温断熱材を
使用した効果が大幅に減せられるだけでなく別の
問題を生じることにさえなる。
そのため従来は、柱、間柱間の中間位置に小幅
板を打ちつけたり、針金を張つたりして、保温断
熱材が外壁の方まで押込まれないようにする方法
が提案されている。しかし、施工に手間がかかる
ため現場ではあまり使用されていない。また、前
述のカバー防水紙の両側に設けた耳部を柱に打ち
つけて固定する方法も、そのところだけ厚みが増
すことによつて内装仕上げ材面を不均一にする惧
れがあり、これまたあまり使用されていない。
そこで、保温断熱材を内壁面側に簡単に保持す
る施工方法を追求した結果本発明に到達した。
すなわち、本発明は外壁または外壁下地施工
後、柱または間柱間に外壁と内壁との間隙より薄
い保温断熱材を保持するに当り、外壁面または外
壁下地面の一部乃至全部に複数の中空突起部を有
する可撓性材料製シートよりなるスペーサを取付
けたのち、該スペーサを介して該保温断熱材を保
持することを特徴とする保温断熱材の施工方法で
ある。
本発明のスペーサは複数の独立した不連続の中
空突起部を有するシート状であればよく、中空突
起部の形状、個数は任意である。シート面の上部
から観たときの中空突起部の形状は円、楕円、三
角形、四角形、五角形、六角形、星形等任意の形
状を採りうるし、波形シート、角波形シート等も
本発明でいう複数の中空突起部を有するシートに
包含される。また、中空突起部の立上り壁にテー
パを付けると先細りとなるので、薄くて嵩張るス
ペーサを積重ねて保管、運搬ができ便利である。
さらに、中空突起部の立上り壁および/または頂
面に補強用リブを設けるとスペーサの中空突起部
を薄くしても強度のあるものとなる。中空突起部
の厚さは数10ミクロン程度のごく薄いものから数
ミリ程度の厚いものであつてもよい。中空突起部
の高さは保温断熱材の厚みと施工する壁の間隙に
よつて決まり、例えば50mm製品を100mm間隙の壁
に施工する場合は50mm厚みのスペーサとなる。
このスペーサに用いる可撓性材料としては、例
えばポリスチレン(GP,HI)ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂
があげられ、そのほか紙、故紙再生材等のセルロ
ーズ系材料も使用できる。
このようなスペーサは、熱可塑性樹脂製シート
(例えばポリスチレンシート、ポリ塩化ビニルシ
ート)を真空成形法、圧空成形法等により成形す
れば、高精度のものを大量安価に生産できる。
スペーサを外壁または外壁下地面に取付けるに
は、釘、ステープル、押ピン、接着剤で取付けて
もよく、また予めスペーサのシート裏面側の適当
な箇所に両面接着テープを貼着しておけば、保護
紙をはがすだけで容易に施工できる利点がある。
第3図は本発明のスペーサの一例を示すもの
で、例えば厚さ0.3mmの薄いポリスチレンシート
1より、高さ50mm、の中空突起部2,2……を真
空成型してなるものである。中空突起部2の側面
並びに頂面にリブ3,3……を設け、また場合に
よつてはポリスチレンシート1面にもリブを設け
て補強してある。また中空突起部2の側面は多少
先細りのテーパーが付けられている。これは保
管、運搬時の積重ねに便ならしめることと、突起
部2の強度並びに弾力性に対する配慮からであ
る。第3図のものは一部を示したもので、全体は
中空突起部2の数がもつと多いものを施工場所お
よび施工方法に応じて適宜の大きさに切断して用
いる。かかるスペーサを用いて、保温断熱材を施
工するには例えば第4図あるいは第5図に示す如
く行なう。また、外壁下地の全面にスペーサを取
付けてもよい。第4図、第5図は間柱5,5間を
室内側よりみた図で、間柱5,5間に外壁下地面
4が現れている。外壁下地面4に第4図の場合は
縦方向に第5図の場合は横方向にスペーサをステ
ープルによつて固定する。ついでその手前側に第
6図に示すような保温断熱材Cを押し込み、その
上から内壁下地まは内壁を直接当てて、間柱5,
5に固定する。
スペーサ上に保温断熱材Cを押し込むと、第7
図に示すようにスペーサの中空突起部2の頂面は
適当にへこんで弾力性をもち、外壁下地4と保温
断熱材Cとの間に空隙を保つとともに保温断熱材
Cを内壁側に押し付ける作用をする。また、配線
その他により中空突起部2がじやまになるような
ときには中空突起部2の一部を手指等で簡単に押
つぶして使用する。
以上、本発明によれば保温断熱材を内壁側に寄
せて施工することができるので、保温断熱効果を
十分に発揮せしめることができるばかりでなく、
保温断熱材は外壁または外壁下地に接することが
ないので結露によつて湿潤されることもない。ま
た、本発明のスペーサは、独立した不連続の突起
であるために外壁と断熱材の間にできた間隙は壁
内面の床下から天井まで連続した空間を形成する
結果になる。このために外壁内面の空気が上下に
流動することができ、外壁の温度変化に応じて内
部の空気の自然対流が起るので、従来問題になつ
ていた外壁内面の結露が防止できる。このこと
は、結露によつて、外壁内部の建材の腐食が早ま
るという問題の解決にも顕著な効果を奏するわけ
である。更に、本発明で用いるスペーサの突起は
互いに独立しているのでスペーサを縦にも横にも
曲げることができ、これは凹突の多い外壁内面に
スペーサを取付ける作業を容易にするものであ
り、施工方法の発明として顕著な効果を奏するも
のである。さらにスペーサの中空突起部の立上り
壁にはテーパが付してあるため、中空突起部の強
度、弾力性が増すとともに保管、運搬時に積重ね
が容易となり嵩ばることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図は壁面における保温断熱材
の取付状態の説明図、第3図はスペーサの一実施
例の斜視図、第4図並びに第5図はスペーサの取
付状態の説明図、第6図は保温断熱材の斜視図、
第7図は施工時におけるスペーサと保温断熱材と
の関係の説明図である。 1……ポリスチレンシート、2……中空突起
部、3……リブ、4……外壁下地、5……間柱、
A……内壁、B……外壁、C……保温断熱材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外壁または外壁下地施工後、柱または間柱間
    に外壁と内壁との間隙より薄い保温断熱材を保持
    するに当り、外壁または外壁下地面の一部乃至全
    部に複数の独立した不連続の中空突起部を有する
    可撓性材料製シートよりなるスペーサを取付けた
    のち、該スペーサを介して保温断熱材を内壁に密
    着するように保持することを特徴とする保温断熱
    材の施工方法。
JP14231678A 1978-11-20 1978-11-20 Application of heat retaining insulator and spacer used for same Granted JPS5578747A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14231678A JPS5578747A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Application of heat retaining insulator and spacer used for same

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JP14231678A JPS5578747A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Application of heat retaining insulator and spacer used for same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5578747A JPS5578747A (en) 1980-06-13
JPS6156370B2 true JPS6156370B2 (ja) 1986-12-02

Family

ID=15312510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14231678A Granted JPS5578747A (en) 1978-11-20 1978-11-20 Application of heat retaining insulator and spacer used for same

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JPS5578747A (en) 1980-06-13

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