JP4713986B2 - スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、壁体の通気路を所定幅に確保するために用いられるスペーサに関するものである。
従来から、建物の壁体14には内部に設けた断熱材16と外装材18との間に通気路17を設け、この通気路17に空気を通すことで壁内の湿気を壁体14の外方に排出可能にした通気壁が知られており、この通気壁のような通気路17を備えた壁体14において、所定幅の通気路17を確保するためには、断熱材16と外装材18との間にスペーサ1´を介在させることが行われている。そして、このスペーサ1´としては、たとえば図7のように、合成樹脂のシート材1aを凹凸形状にして成形したものがある(たとえば特許文献1参照)。詳しくは、このスペーサ1´は、シート材1aの多数箇所にシート材1a自体をその表面側に屈曲させて表面が突形状で且つ裏面が凹み形状となった突曲部2を突設してあり、この突曲部2の突出先端面2aを断熱材16に接地させると共に、シート材1aにおける上記突曲部2の残余部分である平坦な面板部4の裏面を外装材18に接地させて使用することで、通気路17の幅を上記突曲部2の面板部4からの突出距離と同幅に確保しようとしている。
ところで、通気壁のような壁体14は通気路17に外気を通気させて室内側から断熱材16に含まれる湿気を逃がすことで、通気壁内での結露の発生を無くすことが期されているが、上記構成のスペーサ1´の面板部4の裏面を断熱材16に、突曲部2の突出先端面2aを外装材18にそれぞれ接地させた場合には、断熱材16からの湿気の通気路17への放出をスペーサ1´で遮ってしまうことになり、つまり、上記構成のスペーサ1´は表裏方向で逆にして使用することは不可能であった。
また、このスペーサ1´は上記のように突曲部2の突出先端面2aを断熱材16に接地させてスペーサ1´を使用した場合でも、多数の突曲部2の突出先端面2aが接地した部分での断熱材16からは湿気の通気路17への放出を行うことができず、断熱材16の放湿性能を低下させてしまうものであった。更に言うと、そもそも通気路17に渡される部位である多数の突曲部2は、通気路17の通気流路を狭めてしまうものであって、通気路17の通気効率を低下させてしまうものであった。
特開2003−56085号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、表裏逆にしても使用可能で、断熱材の放湿性能及び通気路の通気効率の低下をも回避できるスペーサを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係るスペーサは、断熱材16と外装材18との間に所定幅の通気路17を確保するためのスペーサ1であって、合成樹脂のシート材1aに真空成形で凹凸形状をつけるようにしてスペーサ1を成形し、このシート材1aの多数箇所に、シート材1a自体をその表面側に屈曲させて表面が突形状で且つ裏面が凹み形状となった突曲部2を突設し、この突曲部2の突出先端面2aを断熱材16または外装材18のいずれか一方に接地する接地面3とし、シート材1aにおける上記突曲部2の残余部分である平坦な面板部4の裏面を断熱材16または外装材18のいずれか他方に接地する接地面5とし、この面板部4に表裏に貫通する貫通孔6を形成し、突曲部2の突出先端面2aから裏面側に凹没させて突出先端面2aに開口せる溝部7を形成すると共にこの溝部7の両端部を面板部4から立ち上がる突曲部2の側周面2bにそれぞれ開口させたことを特徴とする。これにより、断熱材16に含有する湿気は、面板部4の裏面の接地面5を断熱材16に接地させてスペーサ1を使用する場合には貫通孔6を介して通気路17に放出できると共に、突曲部2の突出先端面2aの接地面3を断熱材16に接地させてスペーサ1を使用する場合には上記突曲部2の接地面3が接地しない断熱材16の部位から通気路17に放出できるのであって、つまりスペーサ1は表裏逆にしても使用可能であり、また、上記突曲部2の接地面3を断熱材16に接地させてスペーサ1を使用する場合には、突曲部2に設けた溝部7は断熱材16に接地する突出先端面2aに開口するので、突曲部2が接地する部位の断熱材16からも湿気が溝部7を介して通気路17に放出可能であって断熱材16の放湿性能の低下を回避できるのであり、また、突曲部2に両端が突曲部2の側周面2bにそれぞれ開口される溝部7を設けたことで、突曲部2を介した通気流路を確保できるのであって通気路17の通気効率の低下を回避できるのである。
また、請求項2に係るスペーサは、請求項1において、突曲部2の中央部分に裏面側に突出させた脚部8を設け、この脚部8の突出先端の裏面を、面板部4の接地面5に接地させる断熱材16または外装材18のいずれかに接地する接地面9としたことを特徴とする。これにより、突曲部2の剛性強度を向上できて、所定幅の通気路17を安定して確保することができるのである。
また、請求項3に係るスペーサは、請求項1において、突曲部2の裏面にて囲まれた突曲部裏面空間10と面板部4の貫通孔6とを連通させる突曲部裏面空間11を形成したことを特徴とする。これにより、面板部4の裏面の接地面5を断熱材16に接地させてスペーサ1を使用する場合に、突曲部2の裏方に位置する断熱材16から突曲部裏面空間10内に湿気が放出されてもこの湿気を突曲部裏面空間11、貫通孔6を順に介して通気路17に流すことができるのであり、つまり、断熱材16の放湿性能の低下をより回避できるのである。
本発明は、スペーサを表裏の方向にかかわらず使用してもそれぞれ断熱材から通気路への放湿が確保されるからスペーサを表裏逆に使用可能であり、また、面板部の裏面を断熱材に接地させてスペーサを使用する場合にも突曲部に設けた溝部を介して断熱材から湿気通気路に放出可能であって断熱材の放湿性能の低下を回避でき、また、溝部の両端を突曲部の側周面に開口させたので、通気路の通気の妨げとなり得る突曲部を介した通気流路を確保できて通気路の通気効率の低下を回避できる、といった利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1及び図2に示すように本例のスペーサ1は合成樹脂のシート材1aに真空成形で凹凸を施したものであり、このシート材1aにはシート材1a自体をその表面側に屈曲させて表面が突形状で且つ裏面が凹み形状となった突曲部2が多数突設されており、各突曲部2はシート材1aの縦横方向に各々所定の間隔を隔てて列設されている。なお、本例では突曲部2は円錐台形状とされている。また、シート材1aにおける上記突曲部2の残余部分は平坦な面板部4とされており、この面板部4のうち縦横に隣接する4つの突曲部2の間の部位にはそれぞれ表裏に貫通する貫通孔6が穿設されている。なお、面板部4の裏面は、後述するスペーサ1の使用状態にあるように断熱材16または外装材18のいずれか一方に接地する接地面5とされている。
ここで、突曲部2の突出先端面2aは上記面板部4と平行な平坦な面に形成されており、突曲部2の突出先端面2aの表面は後述するスペーサ1の使用状態にあるように断熱材16または外装材18のいずれか他方(上記面板部4の裏面の接地面5が接地しない方の断熱材16または外装材18のいずれか)に接地する接地面3とされている。そして、平面視で突曲部2の中央部分には裏面側に突出させた脚部8が設けられている。この脚部8は、シート材1a自身を突曲部2の突出先端面2aから裏面側に屈曲させて表面が凹形状で且つ裏面が突形状となると共に、脚部8の突出先端の裏面が面板部4の裏面と同一平面内に位置するように形成されており、脚部8の突出先端の裏面は上記断熱材16または外装材18のいずれか一方(面板部4の裏面の接地面5が接地する断熱材16または外装材18のいずれか)に接地する接地面9とされている。つまり、脚部8によると突曲部2の剛性補強が図られている。
また、突曲部2には突出先端面2aから裏面側に凹没させた溝部7が設けられている。この溝部7は、シート材1a自身を突曲部2の突出先端面2aから裏面側に屈曲させて表面が凹形状で且つ裏面が突形状となって突出先端面2aに開口せる溝形状とされ、その両端部が面板部4から立ち上がる突曲部2の側周面2bにそれぞれ開口されて形成されている。本例では、溝部7は、突曲部2の面板部4からの突出高さの略半分の溝深さを有しており、突曲部2が列設される縦方向及び横方向にそれぞれ突曲部2を貫くように形成されて、脚部8が形成される突曲部2の中央部分で各溝部7が連通した状態で直交するように形成されている。つまり、突曲部2に形成された各溝部7は縦方向及び横方向に隣接する各突曲部2の溝部7と同一線上に位置し、スペーサ1の縦方向及び横方向にそれぞれ亙るように形成されている。ここで、上記シート材1a自身を屈曲してなる溝部7は突曲部2にリブ効果を付与できるのであり、つまり突曲部2の剛性補強が図られている。更に言うと、突曲部2の2つの溝部7の直交部位に接地面9を有する脚部8が設けられるから、突曲部2の剛性補強を図る各溝部7を脚部8を介して断熱材16または外装材18のいずれか一方で支えることができ、突曲部2の剛性補強が有効に図られているのである。
なお、突曲部2の裏面側には突曲部2の側周面2bで囲まれると共に裏方に開口した空所である突曲部裏面空間10が形成されており、この突曲部裏面空間10と貫通孔6とを連通する突曲部裏面空間11が形成されている。また、本例では、隣接する突曲部2の突曲部裏面空間10同士を連通する突曲部通気用路12が形成され、隣接する貫通孔6同士を連通する貫通孔通気用路13が形成されている。いずれの通気用路においてもシート材1a自身を表面側に屈曲させて表面が突形状で且つ裏面が凹形状となって裏面側に開口せる溝形状に形成されており、つまりシート材1a自身を屈曲してなる各通気用路はそれぞれスペーサ1にリブ効果を付与できて剛性補強が図られている。詳しくは、貫通孔通気用路13は面板部4に形成されており、突曲部裏面空間11及び突曲部通気用路12は面板部4のみならず突曲部2の側周面2bにも形成されている。しかして、突曲部裏面空間11及び突曲部通気用路12によると突曲部2の側周面2bの剛性補強が図られているのである。また、本例のスペーサ1では、1つの突曲部2の周方向に4つの貫通孔6が等間隔に隣接して位置している(突曲部2と貫通孔6とが千鳥状配列とされている)から、突曲部裏面空間11は、突曲部2と隣接する各貫通孔6との間を各々連通させるように突曲部2の周方向における等間隔の4箇所に形成されている。また、貫通孔通気用路13はスペーサ1の縦方向に隣接する貫通孔6同士を連通するように面板部4に形成されており、この貫通孔通気用路13はスペーサ1の横方向に隣接する突曲部2の突曲部裏面空間10同士を連通する突曲部通気用路12と連通した状態で直交するようにされている。
上記構成のスペーサ1は壁体14に設けた通気路17に所定幅を確保させるために使用されるのであって、スペーサ1を使用した状態では図3乃至図5のような外壁構造を構成する。
図3のように建物の外壁を構成する下階及び上階の壁体14は、屋内側から内装材15、断熱材16、通気路17、外装材18を順に設けて形成されている。なお、この壁体14では、たとえば石膏ボード等で構成される内装材15と断熱材16との間にはたとえばパーティクルボードやスチレンフォームボード等の通気性のある内装下地材15aが介在されているが、便宜上、これら内装下地材15aを含めて内装材15と称している。また、この壁体14は、具体的には、水平方向に適宜間隔で柱材20を立設し、柱材20の屋内側に内装材15が固定され、柱材20間に断熱材16が配置され、柱材20の屋外側に桟材21が固定されると共にこの桟材21の屋外側に外装材18が固定され、外装材18と断熱材16との間には空間が形成され、この空間が通気路17とされている。この通気路17は壁体14の上下に亙ると共に図3(a)のように下階から中階、上階の建物外壁の上下に連通して軒裏空間等を介して外気開放された空間であって、外気が通気されて換気がなされるのであり、この外気に断熱材16に含有する湿気が放出されることで壁体14内に湿気が滞留してしまうことが防止されている。なお、中階の外壁14は、建物躯体の梁材22の屋外側に配設した断熱材16に通気路17となる空間を介して外装材18としても幕板18aを配設して構成されている。いずれの壁体14の断熱材16としては自己保形性の無いロックウール等がしばしば用いられるのであるが、この場合には断熱材16を構成するロックウールが重力によって通気路17内に垂れるように変形して通気路17を塞いでしまう恐れがある。しかして、断熱材16と外装材18との間にスペーサ1を介在させる(すなわち通気路17にスペーサ1を配設させる)ことで、断熱材16の変形が防止されて所定幅の通気路17を得ることができるようにされている(図3の一点鎖線で囲んだ領域にそれぞれスペーサ1が配設される)。
具体的に、図4では、スペーサ1は、面板部4の裏面の接地面5や脚部8の突出先端の裏面の接地面9をそれぞれ断熱材16に接地させると共に、突曲部2の突出先端面2aの接地面3を外装材18に接地させた状態で、通気路17に配設されているのであって、スペーサ1の突曲部2の面板部4からの突出高さと同等幅の通気路17を得るようにしている。この場合、断熱材16の通気路17に臨む面はスペーサ1の裏面によって覆われるのであり、スペーサ1の面板部4の裏面にて覆われる断熱材16の部位では図4(a)のように断熱材16に含まれる湿気はスペーサ1の面板部4の貫通孔6を通って通気路17に放出可能にされているのであり(矢印D)、また、スペーサ1の突曲部2の裏面にて覆われる断熱材16の部位では図4(b)のように断熱材16に含まれる湿気は突曲部裏面空間10に一旦放出され、突曲部裏面空間11や突曲部通気用路12を経て貫通孔6から通気路17に放出可能にされている(矢印E)。なお詳しくは、スペーサ1の面板部4の裏面にて覆われる断熱材16の部位で貫通孔6が存在していない部位では、断熱材16に含まれる湿気は貫通孔通気用路13を経て貫通孔6から通気路17に放出可能にされている(図4(b)中矢印F)。このように断熱材16から通気路17への放湿が確保されている。ところで、元来、通気路17にスペーサ1を配設することによると、通気路17に渡される部位(突曲部2)が通気路17の通気流路を狭めてしまうものであるが、本例の突曲部2には両端を通気路17に開口する溝部7が設けられているので、この溝部7を介して突曲部2を貫通して通気路17に流れる外気を流すようにでき(図4(b)中矢印G)、つまり溝部7が突曲部2を貫通する通気路17の一部を構成することになって、通気路17の通気流路が極力狭められないようにされている。しかして、本例では通気路17の通気の妨げとなり得る突曲部2を介した通気流路を通気路17に確保できたものであり、通気路17の通気効率の低下が極力回避されているのである。
また、図5では、スペーサ1は、面板部4の裏面の接地面5や脚部8の突出先端の裏面の接地面9をそれぞれ外装材18に接地させると共に、突曲部2の突出先端面2aの接地面3を断熱材16に接地させた状態で、通気路17に配設されているのであって、スペーサ1の突曲部2の面板部4からの突出高さと同等幅の通気路17を得るようにしている。この場合、突曲部2の接地面3が接地しない断熱材16の部位では断熱材16に含まれる湿気はそのまま通気路17に放出可能にされており(矢印H)、また、突曲部2の接地面3が接地する断熱材16の部位では断熱材16に含まれる湿気は突曲部2に設けた溝部7を介して通気路17に放出可能にされている(矢印I)。つまり、本例では、従来技術の例で示したスペーサ1´では不可能であった突曲部2の接地面3が接地する断熱材16の部位からの通気路17への放湿が確保されており、しかして、断熱材16から通気路17への放湿が確保されているのは勿論のことその放湿効率も従来技術の例に比べて向上されている。無論、本例でも通気路17の通気の妨げとなり得る突曲部2を貫通した溝部7によって通気路17を流れる外気の通路を確保できたものであり(矢印J)、通気路17の通気効率の低下が極力回避されている。
上述のように本例のスペーサ1によると、その表裏方向にかかわらず、断熱材16から通気路17への放湿を確保して壁体14の通気路17に使用することができるのであり、すなわち、本例のスペーサ1は、従来技術の例のスペーサ1´では無し得なかった表裏逆の使用が可能にされているのである。しかして、スペーサ1の表裏方向を間違えて配設するといったミスや、このミスによって壁体14の放湿・通気性能を低下させるといった事態をそれぞれ無くすることができるのであり、壁体14形成にかかる施工性や壁体14の歩留まり(完成した壁体14の品質の正確性)を格段に向上できるのである。
なお、本例のスペーサ1は、図3にあるように通気路17の上端のみが外気開放とされて通気路17内の空気が自然対流にて換気可能にされた壁体14に使用できるのは勿論のこと、図示はしないが通気路17の上下端が外気開放とされて通気路17の下端から導入された外気が上方に向けて通気されて換気可能にされた通気壁の壁体14に対しても使用できるのは言うまでもなく、いずれの場合にも上記図2及び図3や図4の各外壁構造で説明した利点を備えることができるのである。更に言うと、本例のスペーサ1は、通気路17のような所定幅の隙間を形成させたい任意部位に用いることができるのであるが、上述のように特に通気に関する利点を備えることから、通気を行うような隙間に適用するのが上記通気に関する利点を充分に発揮できて好ましいのである。
また、本例のスペーサ1は壁体14に設けた通気路17の全ての部位に配設するのではなく、通気路17のうちの必要とされる適宜部位にのみ配設するのも好ましい。たとえば、図5のように、壁体14の任意位置には商用電源線等の配線を通すための紙管19が埋設されることがしばしばあるが、この場合断熱材16は紙管19に被せるように設けられるから、そのままでは図5(b)のように紙管19に被さる断熱材16の部位16aが他の断熱材16の部位に比べて通気路17内に突出するようになるが、図5(a)のようにこの紙管19に被さる断熱材16の部位と外装材18との間(通気路17)に上記スペーサ1を介在させることで、通気路17全般に所定幅を確保することができるのである。
本発明の実施の形態の例のスペーサの斜視図である。 同上のスペーサであり、(a)は裏面図であり、(b)は図2(a)のA−A線断面図であり、(c)は図2(a)ののB−B線断面図であり、(d)は図2(a)ののC−C線断面図である。 同上のスペーサの使用状態を説明する外壁構造であって、(a)は水平断面図であり、(b)は縦断面図である。 同上のスペーサの一使用形態であって、(a)は上記外壁構造の要部の断面図であり、(b)は上記外壁構造における他の位置での要部の断面図である。 同上のスペーサの他の使用形態を説明する外壁構造の要部の断面図である。 (a)は同上のスペーサの他の使用形態を示す外壁構造の断面図であり、(b)は比較例としてスペーサを用いない場合の図6(a)と同じ外壁構造の断面図である。 従来技術の例であり、(a)はスペーサの斜視図であり、(b)はスペーサを用いた外壁構造の断面図である。
符号の説明
1 スペーサ
1a シート材
2 突曲部
2a 突出先端面
2b 側周面
3 接地面
4 面板部
5 接地面
6 貫通孔
7 溝部
8 脚部
9 接地面
10 突曲部裏面空間
11 逃がし通気用路
16 断熱材
17 通気路
18 外装材

Claims (3)

  1. 断熱材と外装材との間に所定幅の通気路を確保するためのスペーサであって、合成樹脂のシート材に真空成形で凹凸形状をつけるようにしてスペーサを成形し、このシート材の多数箇所に、シート材自体をその表面側に屈曲させて表面が突形状で且つ裏面が凹み形状となった突曲部を突設し、この突曲部の突出先端面を断熱材または外装材のいずれか一方に接地する接地面とし、シート材における上記突曲部の残余部分である平坦な面板部の裏面を断熱材または外装材のいずれか他方に接地する接地面とし、この面板部に表裏に貫通する貫通孔を形成し、突曲部の突出先端面から裏面側に凹没させて突出先端面に開口せる溝部を形成すると共にこの溝部の両端部を面板部から立ち上がる突曲部の側周面にそれぞれ開口させたことを特徴とするスペーサ。
  2. 突曲部の中央部分に裏面側に突出させた脚部を設け、この脚部の突出先端の裏面を、板面部の接地面に接地させる断熱材または外装材のいずれかに接地する接地面としたことを特徴とする請求項1記載のスペーサ。
  3. 突曲部の裏面にて囲まれた突曲部裏面空間とシート面部の貫通孔とを連通させる逃がし通気用路を形成したことを特徴とする請求項1記載のスペーサ。
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