JPS6156176B2 - - Google Patents

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JPS6156176B2
JPS6156176B2 JP12419178A JP12419178A JPS6156176B2 JP S6156176 B2 JPS6156176 B2 JP S6156176B2 JP 12419178 A JP12419178 A JP 12419178A JP 12419178 A JP12419178 A JP 12419178A JP S6156176 B2 JPS6156176 B2 JP S6156176B2
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JP
Japan
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strength
weight
concrete
cement
anhydrous gypsum
Prior art date
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Expired
Application number
JP12419178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5551743A (en
Inventor
Toshio Kono
Masayuki Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onoda Cement Co Ltd filed Critical Onoda Cement Co Ltd
Priority to JP12419178A priority Critical patent/JPS5551743A/ja
Publication of JPS5551743A publication Critical patent/JPS5551743A/ja
Publication of JPS6156176B2 publication Critical patent/JPS6156176B2/ja
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は高強度遠心力鉄筋コンクリート製品を
常圧養生により1日で製造する方法に関するもの
である。 従来、高強度コンクリート製品、例えばヒユー
ム管、ポールおよびパイルなどのような遠心力鉄
筋コンクリート製品は、通常(1)コンクリート混練
り後3〜4時間経過して後蒸気養生を開始し、(2)
温度上昇速度は、1時間につき20℃以下とし、(3)
最高温度は65℃とし、この温度に、一般に、4時
間保持し、徐冷後脱型して水槽に入れ、(4)水中養
生を約1週間行ない、(5)その後所定材令まで屋外
養生して出荷している。また早期強度を目的とす
る場合には蒸気養生後、さらに高温高圧養生
(180℃、10Kg/cm2前後)して早期出荷することも
できるが、設備費ならびにランニングコストが非
常に高くなる欠点がある。さらにまたこの場合に
は製品にプレテンシヨンを導入しても、高温高圧
養生によりプレストレスの損失が著しく大にな
り、高プレストレスの導入が困難になる欠点があ
る。 これらの欠点を防止する方法として、近時次の
如き方法が提案(特開昭52−98730号)された。 すなわち、この方法は、ポルトランドセメント
の単位量を400〜600Kg、水セメント比25〜35重量
%、細骨材率38〜48%の条件下コンクリートを混
練するにあたり、さらにポルトランドセメントに
対し、粉末度はプレーン値で6000cm2/g以上の不
溶性無水石こうを3〜30重量%、セメント分散剤
を0.1〜3重量%および硫酸アルミニウウを0〜
3重量%存在させてコンクリートとし、これを常
法によつて成形し、蒸気養生することを特徴とす
る高強度コンクリート成形体の製造方法である。 しかしながら、本発明者等がこの方法を遠心力
成形による鉄筋コンクリートの製造について追試
したところ、この方法では高強度コンクリート成
形体の強度を十分発揮せしめることができないこ
とを知見した。この原因は使用する無水石こうの
粉末度が微少過ぎるので遠心力成形の際にコンク
リートより分離するため、および硬化促進剤とし
て使用する硫酸アルミニウムは高強度コンクリー
ト成形体の強度の向上にあまり効果を発揮しない
ためと考えられた。 本発明者等は上記の方法を改良し、さらに強度
の大なる遠心力鉄筋コンクリート製品を得んと
し、種々研究を行つた結果、不溶性無水石こうの
粉末度を上記の方法より小にすることまたは粉末
度の小なる無水石こうと硬化促進剤として亜硝酸
塩を並用することにより達せられることを認め
た。 次に実験結果について説明する。 実験例 1 粗骨材として最大寸法15mmの岩瀬砕石、細骨材
として鬼怒川産川砂を、そしてセメントとして早
強ポルトランドセメントを用い、粉末度(ブレー
ン値)2000、3000、4000、5500、6500および8000
cm2/gの不溶性無水石こう、減水剤としてマイテ
イ150を用いて第1表に示す割合にて混練して造
つたコンクリート(スランプ6±2cm)を直径20
cm、長さ30cmの円筒形小型試験管に投入し、初速
3Gで2分間、中速10Gで2分間、高速35Gで9分
間遠心力成形して前置時間4時間とつたのち、蒸
気養生槽に入れ1時間20℃の割合で昇温し、最高
温度65℃で3時間保持した後常温まで徐冷した。
【表】 得られた小型試験管(ヒユーム管)の外圧強さ
および遠心力成形性は第2表の通りである。
【表】 第2表より小型試験管の外圧強さは石こう粉末
度が3000〜5500cm2/g、特に3000〜4000cm2/gのと
き大になることが認められる。 この理由は石こう粉末度が、上記範囲より小で
あると石こうの溶解度が減少するため、また上記
範囲より大になると遠心力により分離するためと
考えられる。 実験例 2 実験室内の温度を5℃または20℃に調整したの
ち、実験例1で使用した骨材、早強ポルトランド
セメント、粉末度4000cm2/gの不溶性無水石こ
う、セメント減水剤としてマイテイ150を用い
て、更に亜硝酸カルシウムを第3表に示す割合に
て混練して造つたコンクリート(スランプ6±2
cm)を温度5℃の場合、前置養生を3時間、温度
20℃の場合、2〜4時間とつたのち実験例1と同
様な方法及び条件で遠心力成形、蒸気養生を行な
い小型試験管(ヒユーム管)を製作した。
【表】 得られた小型試験管(ヒユーム管)の外圧強さ
および遠心力成形性は第4表の通りである。
【表】 第4表より小型試験管の強度は、無水石こうと
亜硝酸塩の併用により試験温度5℃の場合、前置
養生3時間で良好な強度性状を示し、また20℃の
場合、前置養生を短縮しても外圧強さは向上する
ことが認められる。 この理由は、亜硝酸カルシウムがセメントの凝
結を促進するためと考えられる。 本発明はこれらの知見に基くものであつて、遠
心力鉄筋コンクリート製品の製造に当り、セメン
トに対し、比表面積3000〜5500cm2/gの不溶性無
水石こう3〜30重量%およびセメント減水剤0.1
〜3重量%またはこれら添加剤の他に硬化促進剤
として亜硝酸塩0.5〜10重量%を存在せしめたコ
ンクリートを使用し、常法により成形した遠心力
鉄筋コンクリート成形体を常圧蒸気養生すること
を特徴とする高強度遠心力鉄筋コンクリート製品
の製造方法である。 本発明においてセメントとしては普通、超早
強、早強および中庸熱ポルトランドセメントが使
用されるが、高炉セメント等の各種混合セメント
も使用できることができる。その場合A種品を用
いるのが好ましい。このうち早強および超早強ポ
ルトランドセメントは特に優れた強度を発現させ
ることができる。また減水剤としてはナフタレン
スルフオン酸のホルマリン縮合物を主成分とした
もの、例えばマイテイ150または100(何れも花王
石鹸(株)の商品名)、ポールフアイン(竹本油脂(株)
の商品名);トリメチロールメラミンのモノスル
フオン酸塩を縮合した水溶液ポリマーを主成分と
したもの、例えばメルルメントF−10(昭和電工
(株)の商品名);高縮合トリアジン系化合物を主成
分としたもの、例えばNL−4000(ポゾリス物産
(株)の商品名);アジピン酸の誘導体、例えばプラ
スチメント(シーカ(株)の商品名);およびタール
のスルフオネーシヨンにより造つたもの、例えば
NL−1400(ポゾリス物産(株)の商品名)などであ
つて、その使用量はセメント重量に対し0.1〜3
%、好ましくは0.5〜2%である。 さらにまた不溶性無水石こうとしては天然また
は副産二水石こうを600〜1000℃で焼成して得ら
れる型無水石こう、または副産の不溶性無水石
こうが使用される。使用する不溶性無水石こうの
粉末度が5500cm2/g(ブレーン値)を越えると遠
心力鉄筋コンクリート製造時に遠心力によつて石
こうが分離され、内面に集中するため、コンクリ
ートの安定したひゞわれ荷重に対する耐力および
破壊荷重に対する耐力を発現せしめることが困難
となる。また不溶性無水石こうの粉末度が3000
cm2/g(ブレーン値)未満になると水への溶解速
度が遅くなるためコンクリートの強度発現が不良
になる。不溶性無水石こうの使用量はセメントに
対し外割りで3重量%以上になると強度が急激に
増大し、10重量%前後の添加で最大を示し、その
後は徐々に低下し、30%以上では大巾に低下する
からセメント重量に対し外割りで3〜30重量%、
特に5〜20重量%の添加が好ましい。 また本発明においてはセメント減水剤の混和に
よりコンクリートの硬化時間が遅れ、特に低温時
には蒸気養生の前置養生時間を、普通一般の場合
よりも延長しないと蒸気養生の効果が発現されに
くい。このため本発明においては硬化促進剤とし
て亜硝酸のカルシウム、アンモニウム、ナトリウ
ムまたはカリウムなどの水溶性亜硝酸塩、特に亜
硝酸カルシウムを使用することが好ましく、その
添加量はセメント重量に対し0.5〜10重量%、好
ましくは1〜5重量%である。本発明において亜
硝酸塩は塩分の存在下における鉄筋の発錆を蒸気
養生下においても防止する効果があるので、細骨
材として毎秒を使用することができ、また本発明
の製品を海水や海風の影響を受ける場所に使用す
ることもできる。さらにまた亜硝酸塩の添加は製
品の強度を向上せしめる効果がある。 本発明によれば遠心力鉄筋コンクリート製造に
おけるコンクリートの作業性を低下することな
く、短期における硬化を著しく促進し、蒸気養生
を行なうまでの前置時間を短縮できるばかりでな
く、常圧蒸気養生によつて著しく大きな強度を発
現せしめることができる。 実施例 粗骨材として最大寸法15mmの日之出町産砕石、
細骨材として城山町産砕砂、そしてセメントとし
て早強ポルトランドセメントを使用し、これに粉
末度4000cm2/gの不溶性無水石こう、亜硝酸カル
シウム、セメント減水剤としてマイテイ150を第
5表に示す割合に混練して造つたコンクリート
(スランプ6±2cm)をあらかじめ筋として直径
5mmの硬鋼線、ピツチ45mm、たて筋として直径5
mmの普通鉄線を用いて編成した鉄筋篭を直径80
cm、長さ243cm、厚さ8cmの特厚管型枠にセツト
しておき、その中にコンクリートを最初所定量の
半量投入し3〜4Gで約2分間、5Gで1分、10G
で2分及び40Gで10分間遠心力締め固めを行な
い、次に残りの半量を投入し同様の締め固め条件
で成形したヒユーム管を前置時間4時間とつたの
ち、蒸気養生槽に入れ1時間に20℃の割合で昇温
し、最高温度65℃で4時間保持した後常温まで徐
冷した。 得られたヒユーム管の外圧強さおよび遠心力成
形性は第6表の通りである。 なお第5および6表には比較例として不溶性無
水石こうをコンクリートに添加しない場合および
不溶性無水石こうと亜硝酸カルシウムをコンクリ
ートに添加しない場合を併記した。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 遠心力鉄筋コンクリート製品の製造に当り、
    ポルトランドセメント系に対し、比表面積3000〜
    5500cm2/gの不溶性無水石こう3〜30重量%、セ
    メント減水剤0.1〜3重量%および亜硝酸塩0.5〜
    10重量%を存在せしめたコンクリート成形体を常
    圧蒸気養生することを特徴とする高強度遠心力鉄
    筋コンクリート製品の製造方法。
JP12419178A 1978-10-11 1978-10-11 Manufacture of highhstrength centrifugal force ferroconcrete product Granted JPS5551743A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12419178A JPS5551743A (en) 1978-10-11 1978-10-11 Manufacture of highhstrength centrifugal force ferroconcrete product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12419178A JPS5551743A (en) 1978-10-11 1978-10-11 Manufacture of highhstrength centrifugal force ferroconcrete product

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Publication Number Publication Date
JPS5551743A JPS5551743A (en) 1980-04-15
JPS6156176B2 true JPS6156176B2 (ja) 1986-12-01

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ID=14879230

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JP12419178A Granted JPS5551743A (en) 1978-10-11 1978-10-11 Manufacture of highhstrength centrifugal force ferroconcrete product

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JPH0524484Y2 (ja) * 1988-11-17 1993-06-22

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JPS5551743A (en) 1980-04-15

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