JPS6156024A - 育苗器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕− この発明は、水稲苗や野菜苗等を育苗する場合に、容器
毎移植ができる紙製の育苗器に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来、紙材だけで成形されたポット形状の育苗器は公知
であったが、この紙だけで成形された育苗器は育苗器の
厚みが大だと湿潤性が悪くて、潅水時に水が溜って根腐
れが発生したり、通気性が悪いために苗根の生育が悪く
なる問題点があるほか、施肥した肥料分が古紙で吸着さ
れてしまい肥効性が悪いという問題点があった。

特Ｋ、ポット苗に最初覆土を入れて播種したのち床上を
詰め天地返しをして育苗する育苗方法を採用するときＫ
は、特に、潅水時に床土内Ｋまで水が通過し難く、しか
も、ポット内に−１十分に　゛湛水されると今度は蒸散
し難くなって根腐れが起ると謂う問題点があった。

〔問題点解決の手段〕

この発明は、前記の問題を解消するために１古紙を溶解
した水溶液中に適当量のビートモスを混入し、この水溶
液分ポット形状に成形して乾燥してなる育苗器とした。

〔実施例〕

この発明の育苗器の一実施例の構成は、第１図と第２図
で示した単独のポット四が成形されたもの、あるいは第
３図と第４図とで示したポットは）が左右方向及び前後
方向く一体的に成形されたもののいずれであってもよい
。

そして、これらの育苗器（１ａ）あるいは（１ｂ）はい
ずれも古紙とビートモスとの混合物によって造られてい
る。

この製造方法の一例を説明すると、古紙：ビートモスの
容積比率を８：２の割合に混ぜて、これを水で解かし水
溶液とする。次Ｋ、この水溶液を第７図で示した金網か
らなるポット状の金型（２）の外側で掬い上げ、第８図
のように金型（２）外周面に古紙とビートモスとの混合
物（イ）を付着させる。そして、これを乾燥して金型（
２）を抜きとれば、第１図の育苗器（１ａ知；製造でき
る。

育苗器（１１））の製造も、金型がこの育苗ｕ（１１）
）の形状に変更されるだけである。

この古紙とビートモスとの混合材で造られた育苗器（１
ａ）あるいは（１ｂ）で苗を育苗するには、第５図ある
いは第６図で示した通りの二つの育苗方法がある。

°　　即ち、育苗箱（３）の中に土を少し入れてその上
にボット軽）の口が上側を向くようＫして嵌入し、ポッ
ト（〜の中に床土を入れて播種する第５図の方法と第６
図で示したようＫ、あらかじめ、板の上にボッ）　（ａ
）の口が上ｌＩＫ向く状態にしておいて、そのポットの
中に最初覆土を入れてＢ種し床上？詰めたのち、育苗箱
（３）を上から嵌合して、その後に天地返しをして育苗
する方法とがある。

このようにして育苗するとき、育苗器（１ａ）あるいは
（ｔｂ知：古紙とビートモスとの混合材からなるために
１古紙だけの場合に比べて極めて保水性がよく、一度に
多くの潅水をすれば育苗器自体が十分に吸水して育苗器
に水溜りがない状態で、しかも多量の水が保水されてい
るから根腐れがない状態で長時間潅水の必要がなくなり
育苗管理を容易にできる。

また、ビートモスが混入されているから、育苗時に施肥
したとき古紙だけの場合と異なり、肥料が育苗器自体で
吸収され難く肥効性が良好となシ少ない肥料でも十分に
生育させ得る。

〔作用効果〕

この発明は、前記の構成としたから、育苗時に潅水の回
数を少なくできて育苗管理が楽になるほか、育苗時に根
腐れが発生し難く、また、肥効性が良好になる作用効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示したもので、第１図は単独
ポット型育苗器の正断面図、第２図はその斜面図、第８
図は複数ゲット型育苗器の正断面図、第４図はその平面
図、第５図と第６図はそれぞれ育苗状顔の要部の断面図
、第７図は育苗器を製造するときの金型を示した斜面図
、第８図は製造時の正断面図である。 図中記号、に）はポット、（１ａ）・（１ｂ）は育苗器
、（２）は金型、（３）は育苗箱を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）古紙を溶解した水溶液中に適当量のビートモスを
   混入し、この水溶液をポット形状に成形して乾燥してな
   る育苗器
2. （２）ビートモスの割合が容積比率で１０〜４０パーセ
   ントである特許請求の範囲第１項記載の育苗器