JPH0826876A - パック肥料 - Google Patents

パック肥料

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JPH0826876A
JPH0826876A JP6162146A JP16214694A JPH0826876A JP H0826876 A JPH0826876 A JP H0826876A JP 6162146 A JP6162146 A JP 6162146A JP 16214694 A JP16214694 A JP 16214694A JP H0826876 A JPH0826876 A JP H0826876A
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JP
Japan
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fertilizer
soil
bag
water
packed
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Pending
Application number
JP6162146A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Suzuki
光男 鈴木
Ryoichi Matsubara
良一 松原
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HOOEE KK
Original Assignee
HOOEE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肥料中の栄養分を植物に有効に与えるととも
に、肥料の流動による土壌の目詰まりを防止し、根腐れ
および悪臭を防止するようにしたパック肥料を提供す
る。 【構成】 パック肥料1は、不織布からなる袋型容器2
に粉末状の固体肥料3が充填される。不織布シートは、
例えば紙質の繊維が絡み合って形成され、各繊維の間に
は、通水性を有する複数の織り目5が形成される。パッ
ク肥料1を使用する場合、例えば、鉢植えの花木の根元
に置くと、水の供給時に袋型容器2の不織布シート面を
水が通過し、固体肥料3の栄養分を抽出して土壌に浸透
する。パック肥料1によると、肥料3が水分を含んで流
動状になっても、袋内に留まることから、土壌中に固形
分が流れ出ることはなく、土の目詰まりを引き起こすこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、花木等の鉢植
え栽培に用いて好適なパック肥料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、園芸用の肥料としては、油
粕、骨粉、鶏糞等を団子状、ペレット状等に固めた固形
肥料が用いられる。固形肥料は、植物の根元などに撒か
れ、植物に水を与えると肥料中の窒素、リン酸、カリ等
の栄養分が土壌に溶け出して根に吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の固形肥料は、肥料中に水を吸収すると流動状
になって土壌の目詰まりの原因となりやすい。例えば、
蘭などの花木を栽培する場合、水を含んだ肥料が土壌中
に流れ落ちると、土壌の通気性が損なわれて根腐れを起
こす場合もある。また、従来の固形肥料は、土壌表面に
長期間置くと、蠅、蛆等が肥料に寄りついて不快感を与
えやすく、また、悪臭の原因ともなり衛生上好ましくな
い。これに対し、このような固形肥料を図8に示すよう
なプラスチック等からなる開放型のカゴKに入れて、土
壌表面に爪Tを挿して肥料を集めておくものがあるが、
カゴの網目が比較的大きく、また、カゴの下側が開いて
いるため、肥料が水を含んで流動状になると、カゴの外
に溢れ出し、土壌中の空隙に侵入しての目詰まりを起こ
すという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、肥料中の栄養分を植物に有効に与
えるとともに、肥料の流動による土壌の目詰まりを防止
し、根腐れおよび悪臭の発生を防止するようにしたパッ
ク肥料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】そのために本発明のパ
ック肥料は、通水性を有する容器に固体肥料を充填した
ことを特徴とする。前記容器が不織布からなる袋型容器
であることを特徴とする。前記容器がプラスチックまた
は金属からなる箱型容器に複数の孔を形成してなること
を特徴とする。前記固体肥料が粉末状であることを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明のパック肥料は、例えば、鉢植えの花木
の根元に肥料の容器を置くと、水を与えるときに、容器
内に水が入り肥料中の栄養分を抽出して土壌に流れ出
る。この場合、固体肥料の栄養分のみが流れ、固形分
は、流動状になっても、容器内に留まるため、目詰まり
を引き起こすことはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の第1実施例によるパック肥料を図1〜図
4に示す。図1に示すように、パック肥料1は、不織布
からなる袋型容器2に粉末状の固体肥料3を充填したも
のである。袋の容量の半分程度の固体肥料3が入ってい
る。袋型容器2の外周端部4は、表裏の不織布シートが
接着され、固体肥料3が外部に溢れないようになってい
る。
【0008】不織布シートは、例えば紙質の繊維が絡み
合って形成され、各繊維の間には、複数の織り目5が形
成される。この織り目5に水が通過して袋内に容易に浸
透する。織り目5の大きさは、固体肥料3の粒径よりも
十分に小さく、織り目から固体肥料3の粒子がそのまま
流れ出ることはない。固体肥料3の成分は、例えば、窒
素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、鉄、炭
素等を含む。これらの成分を単独で充填するほか、所定
の成分を混合した肥料を充填することも可能である。ま
た、油粕等の有機物を固めたものを用いても良い。な
お、固体肥料3は粉末状であることから、肥料の表面積
が比較的大きく、栄養分が溶け出しやすい。
【0009】前記パック肥料1を使用する場合、例え
ば、図2に示すように、鉢植えの花木Fの根元に置く。
パック肥料1に軽く土をかぶせて隠れるようにしてもよ
い。このようにパック肥料1を鉢内にセットすると、図
3に示すように、花木Fに水を与えるとき、袋型容器2
の不織布シート面2aを水が通過し、肥料3の栄養分を
抽出して土壌に浸透する。栄養分は、土壌中を通過する
ときに花木の根に吸収される。
【0010】前記パック肥料によると、肥料の養分が袋
内で少しずつ、溶け出して土に与えられる。肥料が水分
を含んで流動状になっても、袋内に納まることから、土
壌の目詰まりが肥料によって引き起こされることはな
い。また、肥料に蠅や蛆が寄りつきにくく、悪臭を放つ
のが防止される。また、前記パック肥料を用いると、使
用後の肥料の回収も容易になる。例えば、園芸作物を栽
培する場合、所定の時期に肥料を取り除いて花を多く付
けるように促すことがあるが、前記パック肥料による
と、袋型容器2を回収するだけでよいため、肥料の掘り
返し等の面倒な作業をする必要がない。
【0011】次に、パック肥料1を土壌中に埋め込んだ
使用例を図4に示す。パック肥料1の埋める位置は、例
えば、鉢上部の小粒の植土Sの位置や、鉢の中央にする
とよい。水を与えるとき、鉢内を通過する水がパック肥
料1に達すると、肥料の栄養分が溶け出して根に吸収さ
れる。なお、パック肥料1は、土壌中に長期間に放置す
ると、微生物に分解処理され、根の成育の邪魔にならな
い。
【0012】次に、本発明の第2実施例を図5に示す。
第2実施例によるパック肥料20は、開放型の袋型容器
22に固形肥料23を入れたものである。袋型容器22
は、2枚の不織布シートを重ねて形成されるもので、ペ
レット状の固形肥料23を入れた後、ステープル25
で、開口部26を封鎖して使用する。第2実施例による
と、花木の種類等によって、肥料の充填量、成分などを
適宜変更して用いることができる。
【0013】本発明の第3実施例を図6に示す。第3実
施例によるパック肥料30は、袋型容器32に粒状の化
学肥料33を充填したものである。化学肥料33は、球
形に固められており、栄養分が少しずつ土壌中に溶け出
す。袋型容器32は、2枚のネットを重ねて形成され、
その網目35を通って水が容器内に浸透可能になってい
る。なお、肥料が不要になったときには、袋型容器32
とともに取り出せばよい。
【0014】本発明の第4実施例を図7に示す。第4実
施例によるパック肥料40は、プラスチック、金属等か
らなる箱型容器42に固形肥料を充填したものである。
箱型容器42は、上蓋42aおよび下蓋42bを嵌合し
てなるもので、上蓋42aおよび下蓋42bの板面に複
数の通水孔44が形成されている。通水孔44は、容器
内の固形肥料の粒径よりも十分に小さく、肥料が水分を
含んで流動状となっても、通水孔44から肥料の粒子が
外部に漏れないようになっている。前記箱型容器42を
例えば用土の表層あたりに埋めておくと、水を与えると
きに通水孔44から容器に入った水が肥料の栄養分を抽
出して土壌に浸透させる。前記箱型容器42によれば、
内部の肥料を取り替えて、容器を再度使用することも可
能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパック肥
料によれば、通水性を有する容器に固体肥料を充填する
構成としたため、土壌中に肥料の養分のみを供給し、固
形分が飛散したり、土壌の隙間に流れ込むことが防止さ
れる。従って、根ぐされが防止され、植物を良好に栽培
することができる。また、肥料に蠅や蛆等の昆虫が寄り
つくことなく、作物が病気等に強くなるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるパック肥料を示す一
部切欠斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例によるパック肥料の使用状
態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例によるパック肥料の使用方
法を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第1実施例によるパック肥料の使用状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例によるパック肥料を示すも
ので、(A)は肥料を充填する前の斜視図、(B)は肥
料を充填した後の斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例によるパック肥料を示す一
部切欠斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例によるパック肥料を示す斜
視図である。
【図8】従来例による固形肥料を入れるカゴを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 パック肥料 2 袋型容器 3 固体肥料 40 箱型容器 44 通水孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水性を有する容器に固体肥料を充填し
    たことを特徴とするパック肥料。
  2. 【請求項2】 前記容器が不織布からなる袋型容器であ
    る請求項1記載のパック肥料。
  3. 【請求項3】 前記容器がプラスチックまたは金属から
    なる箱型容器に複数の孔を形成してなる請求項1記載の
    パック肥料。
  4. 【請求項4】 前記固体肥料が粉末状である請求項1記
    載のパック肥料。
JP6162146A 1994-07-14 1994-07-14 パック肥料 Pending JPH0826876A (ja)

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