JP2008092942A - 植栽ブロックおよび植栽構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】植栽ブロックを提供する。
【解決手段】開口を有するケースの内部に、植物の根に養分を供給可能な状態でこの根を保持する保持部材を挿入する。この保持部材にて植物の根の部分を保持するとともに、植物における根以外の地上に露出すべき部分を、ケースの開口における保持部材よりも外側に位置させる。開口が水平方向を向くようにケースを配置する。保持部材は、開口が水平方向を向くようにケースを配置したときにこの開口からこぼれ出ることを防止する自己保持機能を有する。ケースは、直方体状の容器と、直方体状の箱体であって開口を形成する四方の壁部がメッシュ状に形成されたものと、開閉蓋を備えた窓付きのボックスと、取っ手付きの籠体とからなる群より選ばれたいずれかのものである。
【選択図】図5
【解決手段】開口を有するケースの内部に、植物の根に養分を供給可能な状態でこの根を保持する保持部材を挿入する。この保持部材にて植物の根の部分を保持するとともに、植物における根以外の地上に露出すべき部分を、ケースの開口における保持部材よりも外側に位置させる。開口が水平方向を向くようにケースを配置する。保持部材は、開口が水平方向を向くようにケースを配置したときにこの開口からこぼれ出ることを防止する自己保持機能を有する。ケースは、直方体状の容器と、直方体状の箱体であって開口を形成する四方の壁部がメッシュ状に形成されたものと、開閉蓋を備えた窓付きのボックスと、取っ手付きの籠体とからなる群より選ばれたいずれかのものである。
【選択図】図5
Description
本発明は、植栽ブロックおよび植栽構造体に関する。
芝は、ある程度成長した段階で、根土が付着した状態で地面からマット状に切り出されて出荷される。出荷された芝は、マットを他の地面に敷設することで移植される(特許文献1)。移植された芝は、その移植地において、それ以後の成長を続ける。
特開平7−31283号公報
しかし、従来における芝の使用方法は、主として上記のような植栽の用途に限られるものであり、それ以外の積極的な使途は見出されていない。
そこで本発明は、芝を、防草などの新たな用途に展開できるようにすることを目的とする。
そこで本発明は、芝を、防草などの新たな用途に展開できるようにすることを目的とする。
本発明の植栽ブロックは、開口を有するケースの内部に、植物の根に養分を供給可能な状態でこの根を保持する保持部材を挿入し、この保持部材にて植物の根の部分を保持するとともに、前記植物における根以外の地上に露出すべき部分を前記開口における保持部材よりも外側に位置させ、前記開口が水平方向を向くように前記ケースを配置し、前記保持部材は、前記ケースを前記開口が水平方向を向くように配置したときにこの開口からこぼれ出ることを防止する自己保持機能を有するものであるようにし、前記ケースは、直方体状の容器と、直方体状の箱体であって開口を形成する四方の壁部がメッシュ状に形成されたものと、開閉蓋を備えた窓付きのボックスと、取っ手付きの籠体とからなる群より選ばれたいずれかのものであるようにしたものである。
また本発明の植栽ブロックは、上記において、ケース内に灌水タンクが設けられ、この灌水タンクは、ケース外からタンク内に給水可能であるとともに、タンク内の水をタンク外へ導くことが可能なものであるようにしたものである。
本発明の植栽構造体は、上記の植栽ブロックを、上下方向および、または左右方向に複数配置したものである。
本発明によれば、植栽ブロックごとに植物の種類を変更したものとすることができる。
本発明によれば、植栽ブロックごとに植物の種類を変更したものとすることができる。
本発明によれば、植栽ブロックごとにケースの色彩を変更したものとすることができる。
本発明によれば、任意の植栽ブロックについて植物を植え付けずにケースの底部を表側に露出させたものとすることができる。
本発明によれば、任意の植栽ブロックについて植物を植え付けずにケースの底部を表側に露出させたものとすることができる。
本発明の植栽構造体は、植栽ブロックにおけるケースを小ケースとして、単数又は複数の小ケースを、開口を有した大ケースの内部に配置したものである。
芝を用いたマット材は、メッシュ状に緻密に絡み合った状態の芝の根が土壌を保持した根土と、芝の葉および茎とを含んだ状態でマット状に形成された芝生マットにおける、前記芝を枯らしたものである。図1、図2はその斜視図を示し、図3はその断面図を示す。すなわち、図1はマット材の表面の芝の葉1の側を示し、図2はその裏面の根土2の側を示す。葉1および茎3と、根土2の中に埋もれている根4とは、枯れている。このようなマット材は、芝がそれ以上生育することがなく、しかもマット内に根を張った状態で枯れたものであるため、自然の有機物にて形成されかつ形態保持性を有したマット材とすることができる。このマット材は、その厚さを2〜3cm程度とすることができ、また地面で成長させた後の出荷時に任意の厚さに切り出すこともできる。
このようなマット材は、葉1の側は枯れた状態の多数の葉1と茎3とが重なり合っており、また根土2の側は根4がメッシュ状に緻密に絡み合った状態で土を保持して枯れているため、遮光性に優れており、このため、地面に敷設したときに、芝生は生育せず、それに代えてすぐれた防草効果を発揮することができ、雑草が生い茂ることを良好に防止できる。しかも、自然の有機物のみにて構成されているため、環境面においても優れたものである。なお、根4によって土を良好に保持させるためには、適度に粘土を含んだ土であることが好ましい。
図示のマット材を地面に敷設して、葉1の上部まで目土を施すと、すなわち葉1の側において目土(空隙率を高く保持できる程度に粗い砂粒)で葉1をその上部まで覆うと、目土が葉1や茎3どうしの間に入って、葉1と茎3とを保護する保護材としての役目を果たすことになり、これらを減耗から守ることが可能となる。また、目土を施しても十分な空隙が保たれることになるため、降雨などによって濡れてもすぐに乾燥状態となり、このため、葉1や茎3を堆肥化から守ることができる。すなわち、水分率が高いと、腐敗菌、カビ菌などの微生物による腐敗が始まり、堆肥化が進行するので、マット材の性能を長く維持するためには、乾燥状態としておくのがよい。
さらに、複数のマット材を敷設するときのマット材どうしの継ぎ目を目土によって目立たなくすることができ、しかも継ぎ目から雑草が生えないようにすることができる。葉1が隠れる程度に目土を施すと、自然の地面とほぼ同様の美しさ、場合によっては目土を施した効果によりそれ以上の美しさを持った外観とすることができる。目土を施して葉1を隠しておくことにより、磨耗による葉1の消滅を防止することができる。また目土の部分に雑草の種が飛来しても、マット材の葉1と茎3との間は適度な空隙率を有し、このため乾燥状態にあって根の発育に必要な水分が少ないため、雑草の根が伸びず、したがってマット材自体において雑草が成長しないという利点がある。このため、自然の地面とほぼ同様の外観であって、しかも実質的に雑草が生えないものとすることができる。あるいは、複数の芝生マットどうしを互いに隙間をあけて敷設すると、その隙間の部分は雑草が生育可能な目地となり、このため、雑草の生えない部分と生える部分とによって、茶色の地面に緑色の格子模様を形成することもできる。よって、従来から知られている石油化学製品などを材料とした防草材料に比べて、良好な景観を形成することができる。
上記のように、マット材を敷設することによる遮光効果によって、その下の地面から雑草が生えてくることを良好に防止できるとともに、マット材の内部には適度の空隙部が存在するために雑草の種が飛来しても根付くことができず、したがって、マット材を地面に敷設すれば、相当の期間にわたって、草刈り作業を実質的に行わなくてよい。このため、余分な労力を浪費せずに済む。
マット材は、適度な重さを有し、具体的には10kg/m2程度の重さを有する。このため、地面にしっかりと敷設される。水分を含むと、20kg/m2程度の重さとなるため、敷設状態がよりしっかりとしたものになる。
マット材は、根土2を有するとともに、この根土2が、幾重にも重なった枯れた葉1と茎3とによって覆われており、葉1と茎3との間には十分な空隙が存在し、根4の部分にも適度な空隙が存在するため、それによる断熱効果や、水分蒸発防止効果すなわち保湿効果などを有する。たとえば、樹木や草花や作物の周りの地面に敷設すると、その保湿効果によって水分の蒸発防止カバーとして機能することができる。このため、水やり回数を低減させることができる。
またマット材を用いれば、降雨にもとづく地面の硬化を防止できるとともに、土砂の流出を防止できる。詳細に説明すると、雨粒が地表に当たると、表面土壌の構造を破壊し、地表面を鎮圧する。このとき、雨粒は細かくなった土の粒子もろとも飛沫となって拡散し、両者は一緒に地表下数mmの少し深い部分に流れ込み、その部分において土粒間を塞いでいく。すると、その部分の土の層は乾くと固まり、こうして土壌の浅いところに緻密な層(クラスト)ができる。この層はほとんど水を通さない。その結果、その後の降水は地中にうまく浸透できず、表層土壌粒子を抱えて流出する。この流出を繰り返すと、大量の土砂が流されることになる。
これに対し、マット材を地面に敷設すると、その表面の幾重にも重なった枯れた葉1と茎3によって、雨滴の衝撃による土跳ねを防ぎ、上述の土壌浸食を防ぐことができる。また、土壌は乾湿を繰り返すと構造が徐々に緻密になり、乾くと固くなるが、上述のマット材は上述のように水分蒸発防止効果があるため、敷設した地面は乾燥から守られ、土を軟らかいままの状態に維持できる。すなわち、地中の水分は毛細管現象により地表に吸い上げられて蒸発し、それにより乾いて地面が固くなるが、マット材で地面を覆うと、毛細管現象によって地表に吸い上げられた水分をその地表に保持することができるため、乾燥およびその乾燥にもとづく固化を防止できる。また、その結果、土砂の流出を防止することができる。
これまで、土砂流出防止対策としてもっとも一般的なものは、土壌表面を保護するマルチで、稲藁や樹脂フィルムがよく用いられている。稲藁は効果が高いが入手が困難であり、また一般に樹脂フィルムは水分を通さないという欠点がある。これに対し枯れ芝を用いたマット材は、上述のように土壌表面を雨滴の衝撃や流出から守り、また地面へ水がよく浸透し、また入手が容易で取扱いが簡便であるので、土砂流出防止資材として優れたものである。さらに、風による表土の飛散を防止する効果もある。
しかも、上記のように外観は普通の地面と変わりがないにもかかわらず、芝の枯れた葉1と茎3と根4とを含むとともに空隙を有するものであるため、相応のクッション性を有し、人が踏んだときに足への衝撃が少ないという利点がある。マット材を複数積層すれば、さらにクッション性を向上させることができる。
このように上述のマット材は、地面に被せることにより防草効果を発揮するものであるが、作物などの植物の栽培用の孔をあけたものを用いることもできる。そうすると、孔の部分は地面が露出するため、この部分を植物の栽培に利用することができる。またマット材は厚さが2〜3cm以上になるため、この厚みに対応した深さを有する前記の孔の中に種子や苗と育成用土とを充填しておけば、作付け作業を大幅に軽減することができる。このとき、種子や苗と育成用土とがマット材から離散しないように、これらをひとまとめにパックしたものを充填したり、また後述のような形態保持処理を施して根土の下の部分をカバーしたりすることが好適である。この場合は、作物栽培用の孔の部分以外では雑草が生えないため、作物を効果的に栽培することができる。このとき、上記した乾燥防止効果、土壌飛散防止効果、保湿効果も発揮することができる。しかも使用後のマット材は、枯れ芝を含むものであるため、そのまま放置すれば堆肥化して肥料になるという利点もある。根土2の部分に、栽培しようとする植物の育成に適した肥料を含ませておくと効果的である。
このようにして調整された土壌は、ミミズや土中の生物、微生物、カビ等の土壌菌などの生育や活動に適した環境を作り出すものであり、しかもこれらの生物の繁殖、活動によってさらに土壌が改良されるという効果がある。
また作物の栽培に利用すれば、栽培用の孔の部分以外では地面がマット材によって覆われるため、上述した降雨時の土跳ねがなく、したがって作物の葉などの部分への土の付着を防止することができる。作物の実、葉、茎など、本来付着すべきでない部分に土が付着すると、土壌に存在する病原菌が作物に付着したり、収穫後に水洗いが必要になるなどの不都合が生じるが、上記によると、そのような事態の発生を効果的に防止することができる。しかも、土壌の浅いところに上述のクラストができると、土壌中への通気性を悪化させるうえに出芽を阻害することになって、作物に悪影響を及ぼすが、上述のマット材を用いると、上記のようにクラストの発生を防止できるため、それによる作物への悪影響の発生を防止することができる。
このようにマット材を作物などの植物の育成に用いると、種付け、肥料やり、雑草取り、水遣りなどの作業を大幅に軽減することができるので、植物の育成に大きな効果がある。また農薬や除草剤の使用を大幅に低減することができる。すなわち、植物育成用の客土として優れた性能を発揮するものであるということができる。しかも、その役目が終われば、上質な堆肥として土に返るので、地力の向上に寄与することができる。
後述のように、たとえば冷凍処理により芝の特に根の部分だけを枯らすと、葉1を褐色に変色させずに緑色のまま残すことができる。この場合は切花と同じような状態となり、当分の間は、通常の生きた芝と同様の外観とすることができる。
また、マット材は、雑草を刈り取った後の地面に敷設することで、上述のようにその後に雑草が生い茂ることを防止できるほかに、雑草などの草花が生えたままの地面に、この雑草に覆い被さるように敷設することで、この雑草をマットの下で枯らして迅速に堆肥化することもできる。すなわち、除草のために用いることもできる。特に、上述のように適度の重みがあり、また水分を含ませるとさらに重くなるため、雑草をなぎ倒すようにして敷設することができる。この場合に、たとえば敷設直後は雑草の上に覆い被さっていることによる大きな凹凸が見られるが、10日程度経過すると雑草の腐敗が始まって堆肥化が進行し、それにより大きな凹凸は消える。その段階で目土を入れると、特別な草取りをせずに簡単に、しかもきれいに整地することができる。この場合は、まだ枯れていない生芝を用いたマット材を利用することもできる。このようにすれば、人手による草刈り作業の手間を大幅に低減することができる。
同様に、野菜くずや調理ごみなどの植物の残菜などをマット材の下に敷いておけば、それだけで堆肥化することができ、コンポスト資材としての利用を図ることができる。
マット材は、上述のように優れた保湿性能を有し、このためこのマット材を敷設した部分の土の乾燥を防止することができる。また、これと反対に優れた水分透過性能を有し、このため上述の作物への適用時には、このマット材を敷設した部分の土へすばやく水分を供給できるとともに液状の肥料などを施すことができる。
マット材は、上述のように優れた保湿性能を有し、このためこのマット材を敷設した部分の土の乾燥を防止することができる。また、これと反対に優れた水分透過性能を有し、このため上述の作物への適用時には、このマット材を敷設した部分の土へすばやく水分を供給できるとともに液状の肥料などを施すことができる。
このマット材は、自由に彩色を施すことができる。すなわち、染料の吹付けや、着色用の砂の散布などによって、任意に色付けを行うことができる。散布された砂は、多数の葉1や茎3どうしの間に入り込んで保持される。また自由な形にカットできる。このため、デザイン性を向上させることができる。
また防草や除草に際しては、マット材を地面や草花の上に敷設するだけでよいため、作業が簡単であり、高度な技能を必要としないという利点がある。また一般に、生育した芝に根土が付着した状態でマット状に形成された芝生マットは安価に入手できるため、コスト性能に優れているという利点もある。
防草・除草のためのマット材として用いるほかに、建築床材料や舗装材料などとして用いることもでき、さらに動物保育用床材料として用いることもできる。特に、上述のように空隙を有するため、壁材などの建築用資材として用いると、断熱効果や防音効果を発揮することができるうえに、藁を練り込んだ土壁などと同様の成分を保有しているので、調湿効果を期待することもできる。建物の屋上に敷設すると、夏季における建物の高温化や冬季における建物の低温化を防止することができる。
マット材は、上述のように客土として優れた性能を発揮するものであることで植物の育成に適したものであり、また枯れ芝の根を含むために軽量であり、風が吹いても土がとばされにくく、しかも保湿力を有するものであるため、建物の屋上緑化に好適に用いることができる。
マット材は、植物の育成に適したものであり、しかも保湿力を有するものであるが、実験例として、このマット材を複数積層し、その表面に、一般に夏には枯れてしまう冬芝の種を蒔いたところ、順調に生育し、しかも夏に枯れることが少なく、秋まで緑色状態を維持することが確認された。
次に、マット材の製造方法について説明する。
まず、芝を、地面において、その葉が所定の高さになるまで生育させる。次に、このように生育した芝を、根土とともに切り取る。切り取りには、ソードカッター、バーチカルカッターなどを用いる。
まず、芝を、地面において、その葉が所定の高さになるまで生育させる。次に、このように生育した芝を、根土とともに切り取る。切り取りには、ソードカッター、バーチカルカッターなどを用いる。
これにより、生育した芝に根土が付着した状態でマット状に形成された芝生マットが得られるので、次に、この芝生マットにおける芝を枯らす。つまり水分を欠乏させて死んだ状態にさせる。この芝の枯らしには、各種の方法を用いることができる。
たとえば、風乾により自然に枯らすことができる。すなわち、芝生マットを天日干しや陰干しとすることなどによって、水分を無くして、芝を枯らすものである。たとえば、芝生マットを、芝の根が育たないような場所、すなわちコンクリート、アスファルト、各種シート、棚板の上などに置いて自然に枯れるのを待つ。あるいは、芝の根を上にした状態でマットを置いたり、マットを立て掛けたりすることでも、枯らすことができる。ただし、複数の芝生マットを積み上げたりすると、一番上のマットの芝生は枯れるが、その下のマットは、圧着された状態で、ぼろぼろになってしまうので、注意が必要である。芝が枯れてからマットに水分を供給すると、土の部分を保湿することができる。
あるいは、人為的に枯らすこともできる。たとえば芝生マットを冷凍庫に入れるなどにより冷凍処理を行うことで、芝を枯らすことができる。この場合は、水分を保ったまま枯れることになるが、急速に枯らすことができるとともに主に根を枯らすことができるため、葉が緑色状態を保ったままの状態で枯らすことができる。すなわち、枯れた褐色ではなく緑色のマット材を得ることができ、この緑色の状態をしばらく保持させることができる。また、たとえば、芝が生きている状態の芝生マットの生産地から、芝が枯れた状態のマット材を使用するユーザーの場所まで、冷凍車によって運搬すれば、運搬中に芝を枯らせてマット材を得ることができ、時間の短縮に寄与することができる。冷凍庫に入れるほかに、ドライアイスを使用するなどの適宜の冷凍処理を施すこともできる。
芝生マットを加熱処理したり、電子レンジなどに用いられているマイクロ波を芝生マットに照射する処理を行ったり、芝生マットを密封する密封処理を行ったりすることによっても、水分を保ったまま芝を枯らすことができる。あるいは、除草剤や枯葉剤などの薬剤を用いた処理によっても枯らすことができる。なお、上記した各処理を併用することも可能である。
このようにして得られたマット材は、上述のように、防草、除草のために用いるほか、様々な用途に展開することができる。このとき、製品の用途や仕様に応じて、根土の部分の補修を行ったり、土が落ちないようにする処理を施したりすることができる。このような処理としては、根土の部分に天然素材や紙やその他のシート材を貼り付けて形を保持する処理や、糊などの接着剤や固まることが可能な液状樹脂等を塗布する処理などを挙げることができる。
マット材は、たとえば防草の目的で斜面に敷設することができる。その場合には、ずれ落ちなどが生じないように、マットの下部や側部に、天然素材によって、突起を設けたり、他のマット材とのジョイントを設けたりすることが好ましい。このような天然素材としては、任意のものを使用できるが、土壌改良効果のある素材や、窒素、リン、カリウムなどを含んで植物育成に効果のある素材や、堆肥効果のある素材が好適である。
マット材は、保管することが可能であるが、出荷のための製品の形に包装・梱包してから保管することが好適である。この場合に、生きた状態で製品の形に包装・梱包したうえで芝を枯らすための上述の処理を行うと、保管中に枯らすことができて、時間的に好都合である。特に、冷凍処理によって保管中に枯らす場合は、冷凍倉庫を利用することができる。
上述のマット材を用いて、植栽ブロックおよび植栽構造体を構成することができる。
図4は、植栽ブロックの例を示す。ここで11はケースで、樹脂製の直方体状の容器などによって形成されており、その一端に開口12を有した構成となっている。同図(a)に示すように、このケース11の内部には、上述の芝を用いたマット材13が、その端面14が開口12の部分に位置するようにされたうえで、複数積層された状態で収容されている。そして、同図(b)に示すように、隣り合うマット材13、13どうしの間に、植物15の根の部分、すなわち植物15における地中に存在すべき部分が、根土が必要な場合はその根土とともに挟み込まれている。植物15における根以外の茎や葉や花などの地上に露出すべき部分16は、開口12を通ってケース11よりも外側に位置されている。このようにして一つの植栽ブロック17が構成されるが、この植栽ブロック17は、図示のように開口12が水平方向に向くように横向きに配置される。
図4は、植栽ブロックの例を示す。ここで11はケースで、樹脂製の直方体状の容器などによって形成されており、その一端に開口12を有した構成となっている。同図(a)に示すように、このケース11の内部には、上述の芝を用いたマット材13が、その端面14が開口12の部分に位置するようにされたうえで、複数積層された状態で収容されている。そして、同図(b)に示すように、隣り合うマット材13、13どうしの間に、植物15の根の部分、すなわち植物15における地中に存在すべき部分が、根土が必要な場合はその根土とともに挟み込まれている。植物15における根以外の茎や葉や花などの地上に露出すべき部分16は、開口12を通ってケース11よりも外側に位置されている。このようにして一つの植栽ブロック17が構成されるが、この植栽ブロック17は、図示のように開口12が水平方向に向くように横向きに配置される。
このとき、ケース11の内部には複数のマット材13が積層状態で収容されており、しかも各マット材13は上述のようにメッシュ状に緻密に絡み合った状態の芝の根が土壌を保持しているため、開口12が水平方向に向くようにケース11を横向きに配置しても、土壌がケース11の中から開口12を通って外部にこぼれ出すことがない。また植物15の根土もマット材13どうしの間に挟み込まれて保持されているため、同様に外部にこぼれ出すことはない。このため、植物15を何ら支障なくケース11から横向きに張り出させた状態とすることができる。
このように植物15をケース11から横向きに張り出させた状態の植栽ブロック17を、図5に示すように、上下方向および、または左右方向に複数配置すれば、単一の植栽ブロック17を配置する場合よりも大掛かりな植栽構造体を構成することができる。図示のようにケース11が直方体状の容器にて構成されている場合は、複数のケース11を容易に上下方向に積み上げることができるとともに詰め揃えた状態で左右方向に並べることもできる。
ケース11としては、上記のほかにいろいろな態様のものを用いることができる。例えば図6に示した植栽ブロック17のケース11は、樹脂製の直方体状の箱体にて構成され、開口12を有するとともに、四方の壁部18がたとえばメッシュ状に形成されて、この壁部18が通水性を有した構成とされている。このようなものであると、開口12が水平方向に向くようにした状態でケース11の上方から散水することにより、植物15に水やりすることができる。
図7は、このような植栽ブロック17の多数を、上下方向に積み上げるとともに左右方向に詰め揃えた状態で配置したものである。たとえば図示のように建物の壁面19に沿ってこのように多数の植栽ブロック17を配置して植栽構造体を構成することで、壁面緑化を講じることができる。その際に、たとえば、植栽ブロック17ごとに植物15の種類を変更したり、植栽ブロック17ごとにケース11の色彩を変更したり、任意の植栽ブロック17について植物15を植え付けずにたとえばケース11の底部20を表側に露出させたりすることで、様々なデザインの植栽構造体を構成することができる。上記に代えて、左右方向には、植栽ブロック17どうしを、詰め揃えずに互いに間隔をおいて配置することもできる。
図8は、ケース11として、開閉蓋21を備えた窓付きの樹脂製ボックスを用いた例を示す。22はその側部に形成された窓であり、上述の水平方向に向いた開口12として機能するものである。蓋21を閉じることで、ケース11の大部分は壁体にて構成されることになり、わずかに窓22の部分でのみ植物15が外向きにせり出した状態となっている。
図9は、図8に示された植栽ブロック17の断面構造を示す。ケース11の中には、マット材13が積層されているほかに、灌水タンク23が、ケース11と一体に形成されるなどして設けられている。図示のように灌水タンク23はその壁部に貫通穴24が形成されており、この貫通穴24に、マット材13を短冊状に切り出すことにより形成された導水体25の一端部26が差し込まれて、この一端部26は灌水タンク23の内部の水27の中に浸されている。導水体25の他端部28は、灌水タンク23の外部において貫通穴24から横向きに配置されている。29は灌水タンクへの給水パイプで、その上部がケース11の開閉蓋21を貫通して上向きに突出するとともに、その下部が灌水タンク23の内部へ連通されている。
このような構成であると、ケース11の窓22から植物15を横向きに張り出させることができて、植栽ブロック17を構成することができる。ケース11は開閉蓋21を有し、この蓋21を閉じると半密閉構造となるが、灌水タンク23と導水体25とが設けられているため、植物15への水分の供給を確保することができる。灌水タンク23の内部の水27は、導水体25を経てマット材13に供給される。灌水タンク23への給水は、給水パイプ29を利用して行うことができる。
ケース11が半密閉構造であることにより、ケース11の内部で水分が蒸発しても外部に漏れ出さずに内部循環するので、相当長期間にわたって水やりを行わなくても差支えない。
ケース11の側部における植物15の根に近い部分の壁部に数個の貫通穴をあけて、余分な水を排出し、それによって根が水浸しにならないようにしておくことが好ましい。しかも、このように貫通穴を形成すると、水やりの水と一緒に、植物15の根に常に新鮮な空気が行き渡ることになり、植物15の生育にとって都合の良い状態となる。
図示のように、ケース11の頂部すなわち開閉蓋21の部分に通気孔31を設けることができる。この通気孔31によって、ケース11の内部に空気を供給できるうえに、夏期において放熱を行うことができる。
導水体25としては、上述のマット材13を利用するほかに、スポンジ、不織布、織物、紙などを利用することもできる。この導水体25の材質とその大きさとを調節することで、植物15に一度に水分を供給するのではなく、植物15に必要な水分を時間を掛けてゆっくりと適正に供給可能なようにすることができる。
図8および図9に示された植栽ブロック17も、上下左右に配置することによって、植栽構造体を構成することができる。また図示のようにケース11が取っ手30を備えたものである場合は、人手によって容易に運搬することが可能であるとともに、この取っ手30を用いて植栽ブロック17を吊り下げ状態に支持することができる。灌水タンク23における貫通穴24の形成位置を選択するとともに、その内部への水27の供給量を加減することによって、植栽ブロック17の運搬時や植栽ブロック17の姿勢変更時に灌水タンク23内の水27がケース11の内部にこぼれ出すことを防止できるとともに、植栽ブロック17を、図示のように横向きに配置するほかに、縦向きなどに配置しても、常にタンク23内に水が溜まった状態とすることができる。また、タンク23の貫通穴24の近傍におけるケース11の壁部がメッシュ状や穴あき状に形成されていれば、それによってケース内に水やりを行うことができ、しかもそれと同時にタンク23内への給水を行うこともできる。
図10は、ケース11として、取っ手32付きの樹脂製の籠体を用いた例を示す。この図10に示される籠体を用いたケース11も、その壁部33がメッシュ状であるため、開口12が水平方向に向くようにした状態で、植物15に水やりをすることができる。また、取っ手32を利用して植栽ブロック17を運搬することが可能であるとともに吊り下げ支持することが可能である。
図6や図10に示す植栽ブロック17では、その内部に、図9に示したものと同様の灌水タンクを設けることができる。またこれら図6や図10に示す植栽ブロック17は、その壁部18、33がメッシュ状に形成されているが、図示のように横向きに配置されたときに底部となる部分に水受け皿を設けることで、所要の量の水を内部に確保することができる。過剰な水は、水受け皿から溢れ、メッシュ状の壁部18、33を通ってケース11の外部に排出される。
図11に示すように、上述の植栽ブロック17を構成するケース11を小ケース11として、この小ケース11を、これよりも大きな大ケース35であって開口36を有するものの内部に配置することで、上述のものとは異なったデザインの植栽ブロック37を構成することができる。このようなデザインの効果は、図12に示すように多数の植栽ブロック37を上下左右に配置したときに顕著に表れる。図11では、大ケース35の内部に一つの小ケース11を配置した例を示したが、複数の小ケース11を配置することも可能である。あるいは、棚を作って、この棚に小ケース11を配置することも可能である。
このように大ケース35の内部に小ケース11を配置した構成とすることにより、一つの大ケース35によって形成される一つの区画に栽培される植物15に対して、過大とならない適量の土壌を準備することができる。特に、図12に示すように多数の植栽ブロック37を上下左右に配置するときには、使用するマット材13の量を低減する効果があるとともに、多数の植栽ブロック37によって構成される植栽構造体の重量を低減することもできる。
大ケース35は、小ケース11以外の他のものを陳列、収納することも可能であるうえに、照明、広告などに用いることもでき、それによって様々なデザインを施すことが可能である。もちろん、小ケース11もそれと同様とすることが可能である。
図13は、開口36を有した大ケース35として、長方体状の箱体であって、キャスタなどを利用した車輪38を備えることで移動式とされたものを例示する。図示のように、大ケース35を小ケース11に比べてかなり大形のものとすることにより、その内部に多数の小ケース11を配置したデザインとすることができる。大ケース35が直方体状であることにより、開口36を水平方向に向けた状態で天板39となる部分には鉢植えの植栽40を置くこともでき、これによってさらに異なったデザインとすることができる。
上記においては、ケース11の内部でマット材13を積層した例について説明したが、ケース11の内部におけるマット材13の配置は、適宜のものとすることができる。たとえば、マット材13で普通の土壌を包み込むようにして、このマット材13で土壌をケース11の内部に押さえ込むように構成し、マット材13をケース11の開口12の部分に位置させることができる。このようにしても、開口12からの土壌のこぼれ出しを防止することができ、開口12が水平方向に向くようにケース11を横向きに配置することができる。この場合に、植物は、その根の部分をマット材及び土壌の内部に挿入することができ、マット材を貫通して土壌の内部に根を押し込むようにすることが好適である。植物における地上に露出すべき部分は、開口12を通してケース11よりも外側に位置される。
本発明によれば、上述の枯れた芝を用いたマット材13以外の部材を用いて、植栽ブロックおよび植栽構造体を構成する。すなわち、ケース11の内部に、マット材13に代えて、植物15の根に養分を供給可能な状態でこの根を保持する保持部材を挿入し、この保持部材にて植物の根の部分を保持する。この保持部材は、ケース11をその開口12が水平方向を向くように配置したときにこの開口12からこぼれ出ることを防止する自己保持機能を有するものであることが必要である。
このような保持部材としては、任意のものを利用することができる。具体的には、たとえば、ケース11の内部に普通の土壌を充填し、その開口12を適当な蓋材で覆った構成の保持部材を挙げることができる。この場合の蓋材としては、板状体、シート、マット、フィルム、あるいは糸条をクリンプさせて絡み合わせたクリンプ状体などが好適である。具体的には、板状の木材や、ミズゴケや、織布や、不織布や、ヤシ繊維製のマットや、スポンジ製のマットなどを用いることが好適である。ケース11の内部への充填物としては、天然の土壌のほかに、マット状の人工土壌や、芝以外の植物が土壌内に根を張ることでマット状になったものや、合成樹脂製のマット材などを用いることもできる。このマット材自体が自己保持機能を有すれば、上述の蓋材は不要である。
本発明の植栽ブロックは、ケース11をその開口12が上向きになるように配置すれば、通常のプランターとして機能させることができる。
11 ケース
12 開口
13 マット材
15 植物
17 植栽ブロック
35 大ケース
37 植栽ブロック
12 開口
13 マット材
15 植物
17 植栽ブロック
35 大ケース
37 植栽ブロック
Claims (7)
- 開口を有するケースの内部に、植物の根に養分を供給可能な状態でこの根を保持する保持部材を挿入し、この保持部材にて植物の根の部分を保持するとともに、前記植物における根以外の地上に露出すべき部分を前記開口における保持部材よりも外側に位置させ、前記開口が水平方向を向くように前記ケースを配置し、前記保持部材は、前記ケースを前記開口が水平方向を向くように配置したときにこの開口からこぼれ出ることを防止する自己保持機能を有するものであるようにし、前記ケースは、直方体状の容器と、直方体状の箱体であって開口を形成する四方の壁部がメッシュ状に形成されたものと、開閉蓋を備えた窓付きのボックスと、取っ手付きの籠体とからなる群より選ばれたいずれかのものであることを特徴とする植栽ブロック。
- ケース内に灌水タンクが設けられ、この灌水タンクは、ケース外からタンク内に給水可能であるとともに、タンク内の水をタンク外へ導くことが可能なものであることを特徴とする請求項1記載の植栽ブロック。
- 請求項1または2に記載の植栽ブロックを、上下方向および、または左右方向に複数配置したことを特徴とする植栽構造体。
- 植栽ブロックごとに植物の種類を変更したものであることを特徴とする請求項3記載の植栽構造体。
- 植栽ブロックごとにケースの色彩を変更したものであることを特徴とする請求項3または4記載の植栽構造体。
- 任意の植栽ブロックについて植物を植え付けずにケースの底部を表側に露出させたものであることを特徴とする請求項3または5記載の植栽構造体。
- 請求項1または2に記載の植栽ブロックにおけるケースを小ケースとして、単数又は複数の小ケースを、開口を有した大ケースの内部に配置したことを特徴とする植栽構造体。
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-
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