JPS6155177A - ポリイミド系ホツトメルト接着フイルムの製造方法 - Google Patents

ポリイミド系ホツトメルト接着フイルムの製造方法

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JPS6155177A
JPS6155177A JP17810784A JP17810784A JPS6155177A JP S6155177 A JPS6155177 A JP S6155177A JP 17810784 A JP17810784 A JP 17810784A JP 17810784 A JP17810784 A JP 17810784A JP S6155177 A JPS6155177 A JP S6155177A
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JP
Japan
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film
polyamic acid
melt adhesive
adhesive film
polyimide
Prior art date
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Pending
Application number
JP17810784A
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English (en)
Inventor
Shigeru Takahashi
茂 高橋
Takushi Sato
拓志 佐藤
Akira Itoi
井樋 明
Shigeyuki Shishido
重之 宍戸
Hisae Nakajima
中嶋 久恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性の優れたホットメルト接着フィルムと
して、エレクトロニクス、輸送機器、宇宙および航空機
等の分野で使用できるポリイミド系フィルムに関する。
〔従来の技術〕
従来、エレクトロニクス、輸送機器、宇宙および航空機
等の分野において、180″C以上で使用されるホット
メルト接着フィルムの材料として線状芳香族ポリイミド
系樹脂が多く用いられている。
しかしながら通常の線状芳香族ポリイミド系樹脂は完全
に環化しポリイミド状態となると、はとんど溶融流動性
を示さなくなるため、接着時にはポリアミック酸が残っ
ている状態で用いられている。
その結果、環化する際の脱水により空隙が発生し、物性
を低下させるという問題があっ゛た。
そこで最近、ポリイミド状態でも溶融流動性を示す線状
芳香族ポリイミドとして、3.3′−ジアミノベンゾフ
ェノン(以下DABPと略す。)と3.3ζ4.4′−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(以下BTD
Aと略す。)とを有機溶媒中で反応させて得られるポリ
イミドが米航空宇宙局(N A S A)により開発さ
れた(例えばUSP4 094,862)。
ン ところで、このポリイミドの前駆体であるポリアミ、り
酸溶液を用いて流延法によりフィルムを製造する際に、
流延の支持体としてガラス板を用いた場合は、水に浸漬
すれば支持体からフィルムを剥離することができる。し
かしながら、支持体として金属面を用いた場合はフィル
ムが金属面に接着して、通常の操作では剥離は不可能と
なってしまう。また、剥離だけの問題ならば特公昭57
−21.533に記載されているようにリン酸エステル
系の剥離剤をポリアミック酸溶液に配合すれば解決する
が、この様にして得られたフィルムは接着性′が悪く本
発明が口折している接着フィルムの用途としては使用で
きない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、DAEPとBTDAと反応させて得ら
れるポリアミック酸の溶液を金属面に流延することによ
っても金属面から容易に剥離でき、かつ、得られるポリ
イミドフィルムが充分に接着フィルムとして使用可能で
あるホットメルト接着剤フィルムの製造方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは上記目的を達成するために検討した結果、
金属面に剥離剤を被覆することにより容易に剥離できる
ことはもちろんのこと剥離剤を用いているにかかわらず
得られるフィルムが接着フィルムとして使用可能である
ことを見出し、逐に本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、3.3.′−ジアミノベンゾフェ
メンと3.3ζ4.4′−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物とを反応させて得られるポリアミック酸の
有機溶媒溶液を剥離剤を被覆した金属面に流延し、次い
で乾燥し自己支持性のフィルムとした後、該金属面から
剥離することを特徴とするポリイミド系ホットメルト接
着フィルムの製造方法である。
本発明において、ポリアミック酸の製造に使用されるジ
アミン成分は3.3’−DAEPであるが、10モル%
以下の範囲で他のジアミン成分、例えば3.4′一体、
4.4′一体、ジアミノジフェニルエーテル等を含有し
ていてもよい。また、酸成分は3.3ζ4.4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸であるが、10モル%以下
の範囲で他の酸成分、例えばピロメリット酸、ビフェニ
ルテトラカルボン酸、ブタンテトラカルボン酸等を含有
していてもよい。
本発明において3.3’−、D A B PとBTDA
とを有機溶媒中で公知の方法(例えばU S P 4゜
094.862)により反応させポリアミ、り酸を得る
本発明において使用される有機溶媒はポリアミック酸を
溶解するものならば何でもよく、例えばN1に一ジメチ
ルアセトアミド、N%N−ジメチルホルムアミド、N−
メチル−2−ピロリドンあるいはジエチレングリコール
ジメチルエーテル等が挙げられる。またベンゼン、シク
ロヘキサン、ピリジンあるいはアルコール等の稀釈剤を
配合してもかまわない。
本発明においてポリアミ、り酸溶液の粘度(25℃) 
ハ1o2〜10’cp、であるように調整することが良
好な流延性を得るために望ましい。粘度を調節する方法
としてはポリアミック酸の濃度による方法、ポリアミッ
ク酸の対数粘度による方法、添加剤による方法等がある
本発明において用いるポリアミック酸としてはその対数
粘度(35℃、0.5 g/ 100vtlN、 N−
ジメチルアセトアミドでの値)が0.1〜3.0の範囲
であるものが物性と取扱い易さのバランスがら望ましい
本発明において支持体として使用される金属面は、鉄、
ステンレススチール、ニッケル、クロム、金、銀、銅あ
るいはアルミニウム等で形成されたものであり、支持体
自体あるいはメッキ面として用いられる。支持体の形状
はベルト状、ドラム状等いずれのものでもよい。。
本発明において金属面に被覆する剥離剤としてはポリエ
チレン、ポリプロピレン、シリコン樹脂、フッ素樹脂、
アルキルリン酸アンモニウム塩WA”Jが挙げられるが
、特にシリコン樹脂、フッ素樹脂あるいはアルキルリン
酸アンモニウム塩類が流延時にポリアミック酸に侵され
ないこと、および乾燥時の高温に耐えられること等がら
□好ましい。プラスチックを金属面に被覆する方法はプ
ラスチックフィルムを金属面に固定する方法、プラスチ
ックを溶融して被覆する方法、プラスチックまたはその
前駆体の溶液を塗布乾燥する方法等がある。
本発明においてポリアミ、り酸溶液は剥離剤を被覆した
金属面にコーター、アプリケーター、Tダイ等を用いて
流延され、金属面上で自己支持性のフィルムとなるまで
乾燥され、次いで剥離される。その際のフィルム中の溶
媒残存量は通常40重重量以下とするのが適当である。
なお40重量%を越える量が残っていると金属面からフ
ィルムを剥離することが困難となり、剥離したとしても
フィルムに伸び、しわ等が生じてしまう。
本発明において剥離したフィルムは流延や乾燥時の温度
、時間の履歴によってi IJアミック酸のポリイミド
への転化の度合が異なる。必要ならば、剥離したフィル
ムを更に加熱乾燥等の処理を行なって改質してもよい。
〔実施例〕
本発明の効果を実施例および比較例により説明する。
実施例および比較例において、対数粘度は、35℃、0
.5り/100づN、N−ジメチルアセトアミドで測定
した値である。
実施例 1 11の反応器中で3.3’−DABP53.O!;2 
(0,25モル)ヲシエチレングリコールジメチルエー
テル530−に溶解した。この溶液にBTDA79.2
9  (0,246モル)の粉末を添加し、10℃で2
4時間撹拌して重合した。重合の途中で少量のエタノー
ルを適宜添加しながら重合を進めた。
得られた溶液中のポリアミック酸の対数粘度は、0.5
6、濃度は20重量%、回転粘度(25℃)は17,0
00 cl)sであった。この溶液を0.5闘の隙間の
アプリケーターを用いて、7.素糸剥離剤(フレコート
社製7レコー) + 44)を塗布焼付したスチールベ
ルト面に流延した。次いで0.3m/iの速度で常温か
ら120℃まで連続的に温度勾配をつけた熱風および赤
外線ヒーター併用の乾燥炉に通し、溶媒残存量が25重
量%となるまで乾燥した。次いで自己支持性となったフ
ィルムをスチールベルト面より剥離した。更にこのフィ
ルムをピンテンターで保持して緊張下220℃の熱風で
15分間乾燥し、厚さ50μの黄色透明フィルムを得た
このフィルムの引張強度は1101c/ctlであった
また、このフィルムの小片(25g5X 12.5mm
)を、Tl5K6850に示される引張りせん断接着試
験用の屑材(25鰭×100鰭)の間にはさみ、圧力2
1 kg / ctrl 、温度320℃で15分間熱
圧着した。゛この接着試験片のせん断接着強さは190
kg / ctlであった。
比較例 1 流延の支持体として何も被覆していないスチールベルト
面を用いる以外は、実施例1と同じ条件で流延、乾燥し
たがフィルムがスチールベルト面に固着して剥離するこ
とができなかった。
実施例 2 11の反応器中で3.3’−DABp53.cl (0
,25モル)をN、%N−ジメチルアセトアミド24 
’O−に溶解した。この溶液にBTDA78.69(0
,244モル)の粉末を添加し、10℃で24時間撹拌
して重合した。得られた溶液中のポリアミック酸の対数
粘度は0.58、濃度は35重量%、@転粘度(25℃
)は32.000 cpsであった。
この溶液をO−33mtnの隙間のアプリケーターを用
いて、アルキルリン酸アンモニウム系剥殖剤(Du p
ont社製ダーバンL)を塗布し、100℃に加熱した
スチールドラム面に流延し、溶媒残存量が30重t%と
なるまで乾燥した。次いで自己支持性となったフィルム
をスチールドラム面より剥離した。更にこのフィルムを
ピンテンターで保持して緊張下220℃の熱風で15分
間乾燥し、厚さ50μの黄色透明フィルムを得た。
このフィルムの引張強度は12 kg / crlであ
った。
また、このフィルムを実m例1と同じ条件で接着試験を
した結果、せん断接着強さは205 kg/cJであっ
た。
実施例 3 流延の支持体としてシリコン系剥離剤(東芝シリコーン
社製YSR6209)を塗布焼付したスチールドラム面
を用いた以外は、実施例2と同じ条件で流延、乾燥フィ
ルムを得た。このフィルムの引張強度はl 2kr) 
/ cmであった。このフィルムを実施例1と同じ条r
トで接着試験ンそした結果、せん断接着強さは210 
’C9/ cnlであった。
比較例 2 流延の支持体として何も被覆していないスチールドラム
面を用いた以外は、実施例2と同じ条件で流延、乾燥し
た。フィルムがスチールドラム面に固着じて剥離するこ
とができなかった。
比較例 3 実施例2で調製したポリアミック酸溶液にオルソリン酸
のモノおよびジメチルエステル混合物を2重量%添加し
た溶液を用い、かつ流延の支持体として何も被覆してい
ないスチールドラム面を用いた以外は、実施(@J2と
同じ条件で流延、乾燥フィルムを得た。このフィルムを
実施例1と同じ条件で接着試験をした結果、せん断接着
強さは47に9/CILかなかった。
〔発明の効果〕
本発明により、耐熱性に優れたポリイミド系ホットメル
ト接着フィルムが連続的に生産可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3,3−ジアミノベンゾフェノンと3,3,4,4−ベ
    ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物とを反応させて
    得られるポリアミック酸の有機溶媒溶液を剥離剤を被覆
    した金属面に流延し、次いで乾燥し自己支持性のフィル
    ムとした後、該金属面から剥離することを特徴とするポ
    リイミド系ホットメルト接着フィルムの製造方法。
JP17810784A 1984-08-27 1984-08-27 ポリイミド系ホツトメルト接着フイルムの製造方法 Pending JPS6155177A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0376231U (ja) * 1989-08-11 1991-07-31
US5604041A (en) * 1995-11-14 1997-02-18 Choi; Jin-O Method of making free-standing polyimide film

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5729425A (en) * 1980-07-31 1982-02-17 Nippon Carbide Ind Co Ltd Manufacture of polyimide film or polyamide-imide film

Patent Citations (1)

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