JPS6153342B2 - - Google Patents

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JPS6153342B2
JPS6153342B2 JP52025867A JP2586777A JPS6153342B2 JP S6153342 B2 JPS6153342 B2 JP S6153342B2 JP 52025867 A JP52025867 A JP 52025867A JP 2586777 A JP2586777 A JP 2586777A JP S6153342 B2 JPS6153342 B2 JP S6153342B2
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JP
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cyanoaziridinyl
carbamoylaziridinyl
ring
cyanoaziridine
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JP52025867A
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English (en)
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JPS52111563A (en
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Kamupe Uorufugangu
Teiiru Matsukusu
Fuauranto Eeritsuhi
Pitsukaa Uue
Heeboruto Gotsutofuriido
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Roche Diagnostics GmbH
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Boehringer Mannheim GmbH
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Priority claimed from DE19762632517 external-priority patent/DE2632517A1/de
Priority claimed from DE19762656240 external-priority patent/DE2656240C2/de
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Publication of JPS6153342B2 publication Critical patent/JPS6153342B2/ja
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D203/00Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D203/04Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D203/06Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D203/08Heterocyclic compounds containing three-membered rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to the ring nitrogen atom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D451/00Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof
    • C07D451/14Heterocyclic compounds containing 8-azabicyclo [3.2.1] octane, 9-azabicyclo [3.3.1] nonane, or 3-oxa-9-azatricyclo [3.3.1.0<2,4>] nonane ring systems, e.g. tropane or granatane alkaloids, scopolamine; Cyclic acetals thereof containing 9-azabicyclo [3.3.1] nonane ring systems, e.g. granatane, 2-aza-adamantane; Cyclic acetals thereof

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Description

【発明の詳細な説明】
アジリジン構造を有する化合物は生物学的に活
性な化合物に属し、変異誘発特性の他に細胞抑制
作用を有する。東ドイツ国特許第110492号明細書
にはアジリジン窒素がアシル化されている2−シ
アンアジリジン誘導体が動物実験で僅かな毒性で
多少の細胞抑制作用を示すことが記載されてい
る。西ドイツ国特許公開公報第2528460号には1
−カルボキサミド−2−シアンアジリジンが静脈
内投与の際に細胞抑制作用の他に、赤血球数は殆
ど不変で白血球及びリンパ細胞数の著しい増加並
びに抗体形成作用の脾臓細胞の増加に基づく免疫
促進作用(Immunstimu lierende Wirkung)を
有することが記載されている。 他の細胞抑制剤は大抵は免疫抑制剤として作用
し、かつそれでなくとも身体の弱つたガン患者の
他の病気に対する抵抗力を弱めるので、1−カル
ボキサミド−2−シアンアジリジンは著しく有用
である。しかしながら該化合物は酸に不安定のた
めに実際に静脈内投与しかできず、緩衝水溶液中
でも短時間しか保持できない欠点がある。従つて
同じか又は増加した細胞抑制及び/又は免疫促進
作用を有して安定であり、場合により経口投与も
可能である、2−シアンアジリジンの他の誘導体
を見い出す課題が生じた。 該課題は一般式: 〔式中Rはニトリル−又はカルバモイル基を表わ
し、R1は水素原子、C1〜6−アルキル−、C3〜6
−シクロアルキル、C1〜3−アルコキシカルボニ
ル−又はフエニル基を表わし、R2は水素原子、
スチリル基、又はハロゲン、C1〜6−アルコキシ
−又はC1〜3−アルコキシカルボニル基によつて
置換されていてもよいC1〜6−アルキル基、C3〜6
−シクロアルキル基−、シクロヘキセニル−、ベ
ンジル−、フエノキシメチル−、C1〜3−アルコ
キシカルボニル−、チエニル−、フリル−、5・
6−ジヒドロ−2H−ピラニル基、又はメチル
−、メトキシ−、メトキシカルボニル−、ジメチ
ルアミノ−、ニトロ−、ヒドロキシ−、トリフル
オルメチル−、ニトリル−、メチレンジオキシ基
又はハロゲンによつて置換されていてもよいフエ
ニル基を表わすか又はR1とR2はこれらが結合し
ているC−原子と一緒になつてメチル−、メトキ
シ−、メトキシカルボニル−、エトキシカルボニ
ル−、エチレンジオキシー、エトキシカルボニル
メチル−、ヒドロキシ−又は2−シアンアジリジ
ニル基によつて置換されていてもよいC5〜8−シ
クロアルカン環、フルオレン環、シクロヘキサノ
ン類、テトラヒドロチアピラン環、テトラヒドロ
ピラン環又はビシクロ〔2・2・1〕−ヘプタン
環を形成してよい〕の新規アジリジン誘導体、そ
の製法及び該誘導体を含む医薬により解決され
る。 アルキルとは、基、例えばアルコキシ及びアル
キレン中においても他に言及がない限り本発明に
おいてはC−原子数1〜6、有利に1〜3の基、
例えばメチル及びエチルと解される。 シクロアルキルとはC−原子数3〜6の基、有
利にシクロプロピル、シクロペンチル及びシクロ
ヘキシルと解すべきである。 ハロゲンとは弗素、塩素及び臭素と解され、そ
の際弗素及び塩素が優れている。 アシルは有利にアルキルカルボニル基である
が、他の常用の酸残基、例えば芳香族及び芳香脂
肪族カルボン酸、特に安息香酸及び製薬学的に認
容性のスルホン酸も含むべきである。 更に本発明の目的は不斉炭素原子並びに窒素原
子に基づき生じる、一般式の化合物の全ての立
体異性形である。 一般式の化合物は著しい免疫促進作用及び制
ガン作用特性を示し、赤血球形成系の細胞の形成
増加及び該細胞の末梢血路中への流入の増加とと
もに骨髄及び網内系を刺激しかつその上に細菌感
染に対する抵抗を強める。更に化合物は免疫回復
をもたらす状態にある。 一般式の化合物の製造は、公知方法で一般式
〔式中R1及びR2は前記のものを表わす〕のカルボ
ニル化合物又はその反応性誘導体を2−シアンア
ジリジン及び2−カルバモイルアジリジンとモル
比10:3〜100:0〜10で反応させることにより
成る。更に本発明によればRがニトリル基を表わ
す一般式の製法が得られ、該方法はRがカルバ
モイル基である一般式の化合物を脱水剤により
カルバモイル基をニトリル基に変換することより
成る。 本発明方法は反応条件下に不活性な有機溶剤、
例えば酢酸エステル、ジエチルエーテル、トルエ
ン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエ
ーテル又はアセトニトリル中で行なつて良いが、
多くの場合溶剤の添加は不利である、それという
のも使用するカルボニル化合物も溶剤として作用
し得るからである。 本発明方法による反応では有機又は無機塩基、
例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
ジアザビシクロオクタン、無水炭酸カリウム、炭
酸マグネシウム、酸化マグネシウム又は塩基性酸
化アルミニウムの添加は反応を促進する。一般に
アミナール形成を促進する、少量の酸性触媒、例
えば無機又は有機酸、酸塩化物、フエノール又は
アンモニウム塩の添加も好適である。本方法は一
般に温度0〜100℃、有利に20〜60℃で実施す
る。予想によれば反応温度が低ければ低い程反応
速度はますます小さくなるが、低い温度では副−
及び分解生成物の形成は僅かである。 化学量論から本方法に関してカルボニル化合物
対アジリジンのモル比10:20が得られ、このモル
比で有利な収量も得られる。他方モル比の変更に
より収量は著しくは変化しないので一方の成分を
過剰に使用することも有利ではない。カルボニル
化合物が高価であるか又はR=ニトリルである化
合物を得たい場合には2−シアンアジリジンを過
剰で使用する。買い易いカルボニル化合物の場合
には、これを同時に溶剤として使用し、従つて過
剰で使用することができる。 カルボニル化合物の反応性誘導体を用いて又は
水結合剤の存在で操作する場合には2−カルバモ
イルアジリジンを特に使用する。一般にカルボニ
ル化合物対2−シアンアジリジン対2−カルバモ
イルアジリジンのモル比が10:3〜20:0〜10が
有利であり、普通のカルボニル化合物ではモル比
10:15〜20:0又は反応性カルボニル化合物では
モル比10:10〜15:10が優れている。R=ニトリ
ルである化合物を得るためにはカルボニル化合物
と2−シアンアジリジンの比10:30〜10:100が
有利であり、その際比10:50〜100が優れてお
り、カルボニル化合物の代りに中間生成物として
生じるR=カルバモイルである式の化合物も使
用して良い。 式のカルボニル化合物の反応性誘導体は、例
えばケタール、アセタール、ジハロゲン化合物等
と理解される。式の反応性誘導体と2−シアン
アジリジンとの反応は酸結合剤の添加により接触
作用を及ぼし得る。 酸結合剤としては有機及び無機塩基、例えばジ
イソプロピルエチルアミン、固体の水酸化カリウ
ム、水酸化バリウム、炭酸カリウム、酸化マグネ
シウム又は炭酸銀が該当する。 カルバモイル基の脱水のための化合物としては
例えばメタンスルホン酸クロリド、ベンゼンスル
ホン酸クロリド、トルエンスルホン酸クロリド、
クロル蟻酸エチルエステル、N・N′−ビシクロ
ヘキシルカルボジイミド、オキシ塩化燐、五塩化
燐又はトリフエニルホスフイン/四塩化炭素が好
適である。 2−シアンアジリジンは例えばα−β−ジブロ
ムプロピオニトリル及びアンモニアからブルジン
(K.Burzin)他により得られる〔“アンゲバン
テ・ヒエミー(Ang.Chem)”、第84巻、108頁
(1972年)〕。2−カルバモイルアジリジンの製造
はキブルツ(E.Kybu〓rz)他により記載されて
いる〔“ヘルヴエチカ・ヒミカ・アクタ(Helv.
)”、第49巻、359頁(1966年)〕。 更に本発明によれば一般式′: 〔式中Rはニトリル又はカルバモイル基を表わ
し、R1は水素原子、C1〜6−アルキル、又はフエ
ニル基を表わし、R2はスチリル−、C1〜6−アル
キル−、C3〜6−シクロアルキル−、チエニル
−、フリル基、又はメチル−、メトキシ−、メト
キシカルボニル−、ニトロ−、ヒドロキシ基又は
ハロゲンによつて置換されていてもよいフエニル
基を表わすか又はR1とR2はこれらが結合してい
るC−原子と一緒になつてメチル−、メトキシカ
ルボニル−、又は2−シアンアジリジニル基によ
つて置換されていてもよいC5〜6−シクロアルカ
ン環、テトラヒドロチアピラン環又はテトラヒド
ロピラン環を形成してよい〕のアジリジン誘導体
及び製薬学的に認容性の賦形剤を含有する免疫促
進剤が得られる。 免疫促進及び制ガン作用を有する製剤の製造に
は、式′の化合物を公知方法で好適な製薬学的
賦形剤と混合し、例えば錠剤又は糖衣錠とし成形
し又は相応する助剤の添加下に水又は油、例えば
オリーブ油中に懸濁させるか又は溶かしかつ挿入
カプセル中に充填する。作用物質が酸に不安定で
あるので、調剤にアルカリ性小腸環境中で初めて
溶解する被覆を施し、相応する賦形剤、例えば高
い脂肪酸又はカルボキシメチルセルロースを添加
する。固形賦形剤は例えば澱粉、乳糖、マンニツ
ト、メチルセルロース、タルク、高分散性珪酸、
高分子脂肪酸(例えばステアリン酸)、ゼラチ
ン、寒天、燐酸カルシウム、ステアリン酸マグネ
シウム、動物性及び植物性脂肪及び固体高分子ポ
リマー(例えばポリエチレングリコール)であ
り、経口投与に好適な調剤は所望により矯味剤及
び甘味剤を含有して良い。 注入媒体としては有利に水を使用し、水は注射
溶液で常用の添加物、例えば安定剤、溶解助剤又
は弱アルカリ性緩衝剤を含有する。かかる添加物
は例えば燐酸塩−又は炭酸塩緩衝剤、エタノー
ル、錯化剤(例えばエチレンジアミン四酢酸及び
その無毒性塩)、粘度調節のための高分子ポリマ
ー(例えば液状ポリエチレンオキシド)である。 本発明では例に記載する化合物の他に次のもの
が優れている: (1) 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−2−エ
トキシカルボニル−シクロヘキサン(融点123
〜126℃) (2) 1・1−ビス−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−エタン 融点143〜145℃ (3) 2・2−ビス〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−プロパン 融点84〜86℃ (4) α−α−ビス−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−トルエン 融点118〜121℃ 実 験 1 制ガン作用(参考実験) 種々の移植し得る充実性腫瘍を殺したばかり
のラツテから取り、粗粉砕しかつ生理学的食塩
溶液8mlの添加下に擦つた。実験動物として体
重80〜100gの雌のスプラギユー−ドーリー−
ラツテ(Sprague−Dewley−Ratte)を使用し
た。その都度の腫瘍細胞懸濁液を動物に1匹当
り0.5mlの量で殺菌条件下に首の部分に節膜下
適用する。移植後7日に動物を殺し、腫瘍を取
り出し、測つた。本発明による物質をそれぞれ
腫瘍適用の3日前に食道ゾンテにより経口投与
する(体重1Kg当り1%−水性メチルヒドロキ
シエチルセルロース溶液10ml)。次の表は動物
20匹の各実験グループの平均値を記載し、腫瘍
の成長が著しく阻止されることを示す。
【表】 2 免疫促進作用 (a) 白血球数の変化 作用物質を体重1Kg当り1%−メチルヒド
ロキシエチルセルロース溶液各10ml中に溶か
し、それぞれ10匹の、空腹の雌のスプラギユ
ー−ドーリー−ラツテに食道ゾンデを用いて
経口投与する。4日目に後眼窩の血を取り、
“クールト計測器(coult−counter)を用い
て白血球数を確認する。実験グループと対照
グループの白血球数の平均値の比を示す次の
表は、全ての物質が体重1Kg当り50〜200mg
の投与で白血球数、従つて実験動物の免疫防
衛を著しく高めることを示す。
【表】 (b) カンジダ・アルビカンス感染の際の抵抗増
加 体重25〜30gの雌の、生長したNMRI−マ
ウスにカンジダ・アルビカンス(Candida
Albicans)219を感染させる。その際動物1
匹当り生理学的食塩水0.2ml中の胚芽約
300000の懸濁液を静脈内投与する。1時間後
に体重1Kgに対して0.1%−メチルヒドロキ
シエチルセルロース10ml中に溶かした例1の
化合物50mgを食道ゾンデを用いて経口投与す
る。対照グループには作用物質を入れずに同
じ溶液を与える。6日後に対照グループ30匹
では18匹が、実験グループの動物30匹では3
匹が死んだ。これは生存率90%に相当し、抵
抗を高める作用が明らかに認められる。試験
管内試験では例1の物質がカンジダ・アルビ
カンスに対する静菌作用を持たないことが示
される。 3 毒性 例1の物質の1度の腹膜内投与における急性
毒性(LD 50′)はラツテで1Kg当り2550mg及
びマウスで1Kg当り2270mgである。ラツテでの
経口投与では3100mg/Kgであつた。この値は製
薬学的に有効な用量(体重1Kg当り0.5〜50
mg)よりも著しく高い。 次に実施例につき本発明を詳説する。 例 1 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロパン 2−シアンアジリジン68.0g、アセトン116g
及びトリエチルアミン36.5gの混合物を10〜12日
室温で保持する。形成される結晶を吸引過し、
少量の酢酸エステル/エーテル(1:1)で後洗
浄しかつ酢酸エステル又はアセトンから活性炭の
添加下に再結晶させる。融点156〜158の2−〔2
−シアンアジリジニル−(1)〕−2−2−〔カルバモ
イルアジリジニル−(1)〕−プロパン28.0g(理論
値の29%)が得られる。 例 2 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロパン 2−シアンアジリジン34.0g、アセトン58.0g
及びエチルアミン18.0gの混合物を100〜120時間
40℃に加温する。例1と同様の後処理後融点156
〜158℃の2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−
2−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロ
パン14.0g(理論値の29%)が得られる。 例 3 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロパン 例1又は例2により得られる粗結晶の母液を真
空中で蒸発濃縮する。はちみつ色から青色の残渣
25gを酸化アルミニウム(塩基性Al2O3。活性度
)で酢酸エステルでクロマトグラフイー処理を
する。純粋なフラクシヨンを真空中で蒸発濃縮
し、一部結晶化した残渣をエーテルで擦り、吸引
過する(10.3g)。酢酸エステル約20〜25mlか
ら再結晶の後融点96〜98℃の2〔2−シアンアジ
リジニル−(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジリジ
ニル−(1)〕−プロパン8.2gが得られる。該物質は
例1又は2で得られる化合物と同じ総計式及び構
造式を有するので立体異性体である。 例 4 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カラバモイルアジリジニル−(1)〕−プロパン 2−シアンアジリジン3.4g、2−カルバモイ
ルアジリジン4.3g及びアセトン11.6gの溶液を
100〜120時間40℃に加温する。次いで真空中で蒸
発濃縮し、褐色の残渣を活性炭の添加下に酢酸エ
ステルから再結晶させる。融点154〜157℃の2−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2−カル
バモイルアジリジニル−(1)〕−プロパン1.36g
(理論値の14%)が得られる。 例 5 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−フル
オル−プロパン 2−シアンアジリジン6.8g及びフルオルアセ
トン7.6gの混合物に10〜12℃に冷却下にトリエ
チルアミン0.6mlを加える。室温で2日放置後塩
基性酸化アルミニウム(活性度、展開剤(順
次):ヘプタン、エーテル/酢酸エステル)でク
ロマトグラフイー処理をする。物質含有フラクシ
ヨンの先ず油状の蒸発残渣がエーテル/酢酸エス
テルで擦る際に晶出する。融点136〜137℃の2−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2−カル
バモイルアジリジニル−(1)〕−1−フルオル−プ
ロパン0.9gが得られる。 同様にして (a) トリエチルアミンの存在で2−シアンアジリ
ジン及びクロルアセトンから融点145℃(分
解)の2−〔2−シアンアジリジン−(1)〕−2−
〔2−カルバモイル−(1)〕−1−クロル−プロパ
ン、 (b) トリエチルアミンの存在で2−シアンアジリ
ジン及び1−メトキシアセトンから無色のシロ
ツプとして2−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジリジニル(1)〕
−1−メトキシ−プロパン、 例 6 α−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−α−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロピオ
ン酸エチルエステル エーチル各5ml中の2−シアンアジリジン3.4
g及び焦性ブドウ酸エチルエステル2.9gの溶液
を約10℃に冷却下に慎重に相互に混合する。次い
で更に約20℃に冷却下にトリエチルアミン1.5ml
を少量ずつ添加する。室温で約1〜2時間放置後
真空中で蒸発濃縮し、塩基性酸化アルミニウム
(活性度、展開剤(順次):ヘプタン、エーテ
ル、酢酸エステル)でクロマトグラフイー処理を
する。物質含有フラクシヨンを蒸発後薄黄色シロ
ツプとしてα−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−
α−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロ
ピオン酸エチルエステル3.6gが得られる。 例 7 2−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−2−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−n−ヘキ
サン 2−シアンアジリジン6.8g、ヘキサノン−2
10.0g及びトリエチルアミン2.5mlの混合物を
室温で28日放置する。真空中で蒸発濃縮しかつ残
渣を塩基性酸化アルミニウム(活性度、展開
剤:ヘプタン/酢酸(9:1〜6:4))でクロ
マトグラフイー処理をする。物質含有フラクシヨ
ンを蒸発濃縮後に得られる無色から薄黄色のシロ
ツプは長時間放置の後部分的に晶出する。エーテ
ルで擦つた後融点129〜131℃の2−〔2−シアン
アジリジニル−(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジ
リジニル−(1)〕−n−ヘキサン1.5gが得られる。 例 8 3−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−3−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−ペンタン 2−シアンアジリジン6.8g、ジエチルケトン
8.6g及びトリエチルアミン5mlの混合物を室温
で28日放置する。真空中で蒸発濃縮し、残渣を塩
基性酸化アルミニウム(活性度、展開剤:先ず
増加性の酢酸エステルとともにエーテル、次いで
酢酸エステル)でクロマトグラフイー処理する。
物質含有フラクシヨンの蒸発濃縮後に得られる固
体残渣をエーテルの添加下に少量の酢酸エステル
から再結晶させる。融点108〜112℃の3−〔2−
シアンアジリジニル−(1)〕−3−〔2−カルバモイ
ルアジリジニル−(1)〕−ペンタン2.1gが得られ
る。 同様にして (a) トリエチルアミンの存在で2−シアンアジリ
ジン及びブタノン−2から無色の薄黄色のシロ
ツプとして2−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−ブタン、 (b) トリエチルアミンの存在で2−シアンアジリ
ジン及びヘプタン−4から黄色のシロツプとし
て4−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−4−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−n−ヘ
プタン、 (c) トリエチルアミンの存在で2−シアンアジリ
ジン及びレブリン酸エチルエステルから融点
146〜150℃のγ−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−γ−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−バレリアン酸エチルエステルが得られ
る。 例 9 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−シク
ロプロピルエタン 2−シアンアジリジン3.4g、シクロプロピル
メチルケトン4.2g及びトリエチルアミン2.5mlの
混合物を室温で36日保持する。真空中で蒸発濃縮
し、残渣を塩基性酸化アルミニウム(活性度、
展開剤(順次):ヘプタン、エーテル及び酢酸エ
ステル)でクロマトグラフイー処理をする。物質
を含有するフラクシヨンの蒸発濃縮後に得られる
結晶質残渣をエーテルの添加下に少量の酢酸エス
テルから再結晶させる。融点105〜110℃の1−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カル
バモイルアジリジニル−(1)〕−1−シクロプロピ
ル−エタン3.1gが得られる。 例 10 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 2−シアンアジリジンとシクロヘキサノンの混
合物50gを室温で約25〜30日保持する。ガラス棒
で砕くか又は接種により得られる無色の晶泥をエ
ーテルで擦る。結晶を吸引過し、メタノールか
ら再結晶させる。融点191〜193℃の1−〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイル
アジリジニル−(1)〕−シクロヘキサン11.0gが得
られる。 例 11 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 例10による混合物5.0gを約40時間60℃に加熱
する。薄いはちみつ色の晶泥をエーテルで擦り、
吸引過しかつ残渣を少量のメタノールから再結
晶させる。融点190〜192℃の1−〔2−シアンア
ジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリ
ジニル−(1)〕−シクロヘキサン1.1gが得られる。 例10及び11で使用した2−シアンアジリジンと
シクロヘキサノンとの混合物を西ドイツ特許公開
公報第2309529号によりペンタメチレン−オキサ
ジリジンとアクリルニトリルとの反応の際に得ら
れる。 例 12 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 2−シアンアジリジン3.4gとシクロヘキサノ
ン2.45gの混合物を40時間60℃に加熱する。例11
と同様の後処理により融点189〜191℃の1−〔シ
アンアジリジニル−(1)〕−1−〔カルバモイルアジ
リジニル−(1)〕−シクロヘキサン0.9g(理論の
15.5%)が得られる。 例 13 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン アセトニトリル25ml中の2−シアンアジリジン
0.68g、2−カルバモイルアジリジン0.86g及び
シクロヘキサノン0.98gの溶液を約100時間60℃
に加温する。次いで蒸発濃縮し、褐色の残渣をエ
ーテルで擦り、吸引過する。少量のメタノール
から再結晶させて融点188〜190℃の1−〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイル
アジリジニル−(1)〕−シクロヘキサン0.28g(理
論の12%)が得られる。 例 14 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 2−シアンアジリジン0.34g及びシクロヘキサ
ノン0.245gをフエノール約3〜4mgの添加後先
ず室温で5日保持し、引続き20時間60℃に加温す
る。冷却の際に粘性の、はちみつ色の残渣をエー
テル及び若干のイソプロパノールで擦る。沈澱す
る、黄色の沈澱物を吸引過し、少量のメタノー
ルから再結晶させる。融点190〜192℃の1−〔2
−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモ
イルアジリジニル−(1)〕−シクロヘキサン0.143g
(理論の24%)が得られる。 触媒量の塩化アセチルもしくは塩化ピバロイル
又は塩酸を使用する際に反応は同様に進行する。 例 15 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 2−シアンアジリジン68.0g、シクロヘキサノ
ン98.0g及びトリエチルアミン64mlを慎重に混合
し、その際温度は約55℃に上昇する。混合物を室
温で約6日放置し、引続き沈澱する結晶を吸引
過する。粗結晶をクロロホルム/メタノール
(1:1)700ml中に溶かし、溶液を過し、真空
中で容量約200mlに濃縮する。夜中結晶化させ、
吸引過及び乾燥後融点186〜188℃の1−〔2−
シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイ
ルアジリジニル−(1)〕−シクロヘキサン31.7gが
得られる。 例 16 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘ
キサン 例15で得られる純結晶生成物の母液を真空中で
蒸発濃縮する。シロツプ状残渣の一部は数日後に
結晶化する(25g)。酢酸エステル若干量の添加
下にリグロインで擦り、吸引過しかつ乾燥す
る。融点86〜87℃の1−〔2−シアンアジリジニ
ル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−シクロヘキサン5.1gが得られる。該物質を
シクロヘキサンから再結晶させると融点は88〜89
℃に上昇する。 該物質は前記の例で得られる化合物と同じ総計
式及び構造式を持つので、立体異性形であるに相
違ない。 例 17 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロペ
ンタン 室温で保持した、2−シアンアジリジン3.4g
とシクロペンタノン4.1gの混合物に約3〜4日
の間隔でトリエチルアミン各2〜4滴添加する。 約15日後塩基性酸化アルミニウム(活性度、
展開剤(順次):ヘプタン、エーテル及び酢酸エ
ステル)でクロマトグラフイー処理をする。物質
を含有するフラクシヨンを蒸発濃縮後に得られる
シロツプ状残渣はしばらく後に部分的に晶出す
る。若干のエーテル/酢酸エステルで擦つた後融
点132〜134℃の1−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕
−シクロペンタン0.9gが得られる。 例 18 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロペ
ンタン 例17からの結晶生成物の母液を蒸発濃縮しかつ
残渣をエーテル中に懸濁させる。夜中放置した後
に形成される結晶を吸引過する。融点92〜94℃
の1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シクロペン
タン1.7gが得られる。これは明らかに例17の立
体異性形である。 例 19 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−4−メチ
ルシクロヘキサン 2−シアンアジリジン6.8g、4−メチルシク
ロヘキサノン5.6g及びトリエチルアミン5mlの
混合物を室温で6日保持する。生成する結晶を若
干のエーテルの添加により分離し、酢酸エステル
約50mlから2度再結晶させる。融点150〜151℃の
1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−
カルバモイルアジリジニル−(1)〕−4−メチルシ
クロヘキサン1.6gが得られる。 例 20 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−4−メト
キシカルボニルシクロヘキサン 2−シアンアジリジン6.8gと4−メトキシカ
ルボニルシクロヘキサノン7.8gの混合物に室温
に冷却下にトリエチルアミン2.5mlを加える。室
温で2日放置後塩基性酸化アルミニウム(活性度
、展開剤:先ずヘプタン、次いでヘプタン/酢
酸エステル95:5〜80:20)でクロマトグラフイ
ー処理をする。物質を含有するフラクシヨンの蒸
発濃縮後薄黄色シロツプとして1−〔2−シアン
アジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジ
リジニル−(1)〕−4−メトキシカルボニルシクロ
ヘキサン5.6gが得られる。 同様にして2−シアンアジリジンと (a) 4−ヒドロキシシクロヘキサノンとから1−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カ
ルバモイルアジリジニル−(1)〕−4−ヒドロキ
シ−シクロヘキサン(殆ど無色のシロツプ)、 が得られる。 例 21 1・3−ビス−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−シクロヘキサン 2−シクロヘキセン−1−オン4.8g、2−シ
アンアジリジン3.4g及びトリエチルアミン3.5ml
の混合物を室温で4日撹拌する。その際初めは澄
明な溶液が濁る。上方のトリエチルアミン相を分
離し、残りの油状物を初めはエーテルとともに数
回撹拌し、デカンテーシヨンする。次いで酢酸ブ
チルとともに撹拌する。酢酸ブチル抽出物にエー
テルを加え、その際不明瞭な融点を有する、僅か
に着色した結晶が得られる。更に塩基性酸化アル
ミニウム(活性度、展開剤:クロロホルム−メ
タノール9:1)を用いるカラムクロマトグラフ
イーにより精製を行なう。白色の1・3−ビス−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カル
バモイルアジリジニル−(1)〕−シクロヘキサン
0.56gが得られる。融点74〜81℃(泡形成)。 同様にして 2−シアンアジリジン及び2−ベンゾイルチオ
フエンから 〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバ
モイルアジリジニル−(1)〕−フエニル−(2−チエ
ニル)−メタン(融点159〜164℃)が得られる。 例 22 α−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−α−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−フエニル
酢酸−メチルエステル フエニルグリオキシル酸メチルエステル8.2
g、2−シアンアジリジン3.4gとトリエチルア
ミン3.5mlの混合物を100℃の浴中で10分撹拌す
る。冷却後エーテルとともに数度撹拌し、デカン
テーシヨンし、エーテルに不溶の残渣をクロロホ
ルムに取り、活性炭で過し、液にリグロイン
を加える。分離する生成物をエーテルで結晶させ
る。α−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−α−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−フエニル
酢酸メチルエステル4.9gが得られる。更に酢酸
エステル−エーテルで再沈澱させることにより精
製する。生成物は74℃で融解しかつ80℃で泡立
つ。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) フエニルアセトンから 融点112〜118℃の2−〔2−シアンアジリジ
ニル−(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジリジニ
ル−(1)〕−1−フエニル−プロパン、 (b) 2−ベンゾイルフランから 融点58〜62℃の〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−〔2−カルバモイルジリジニル−(1)〕−フ
エニル−(2−フリル)−メタンが得られる。 例 23 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−フエ
ニル−エタン アセトフエノン2.4gと2−シアンアジリジン
2.7g中の炭酸カリウム0.3gの懸濁液を室温で撹
拌する。3日後エーテルで数度撹拌し、不溶の残
渣を酢酸エステル中に取り、過し、リグロイン
を加え、その際結晶化は起らず、最後に高真空下
に溶剤を除去する。油状の1−〔2−シアンアジ
リジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジ
ニル−(1)〕−1−フエニル−エタン1.5gが得られ
る。 例 24 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−フエ
ニル−プロパン プロピオフエノン5.4g及び2−シアンアジリ
ジン2.7g中の塩基性酸化アルミニウム2gの懸
濁液を室温で撹拌する。1周間後メタノールで希
釈し、過し、真空中で蒸発濃縮する。エーテル
−リグロインでの数度の処理後残渣から高真空中
で溶剤を除去し、油状の1−〔2−シアンアジリ
ジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニ
ル−(1)〕−1−フエニル−プロパン0.95gが得ら
れる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) フエノキシアセトンから2−〔2−シアンア
ジリジニル−(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジ
リジニル−(1)〕−1−フエノキシ−プロパン
(50℃で徐々に分解)、 (b) p−クロルアセトフエノンから油状の生成物
として1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−
(p−クロルフエニル)エタン、 (c) p−メチルアセトフエノンから油状の生成物
として1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−
p−トリルエタン、 が得られる。 例 25 9−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−9−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−フルオレ
ン 2−シアンアジリジン2ml及びトリエチルアミ
ン0.7ml中のフルオレン−9−オン1.8gの懸濁液
を50℃で1時間撹拌する、その際溶解が起る。室
温で2日後エーテルで数度撹拌し、残留する粘性
物をクロロホルム中に取り、抽出物を水で洗い、
乾燥しかつ濃縮する。残渣をエーテルで結晶させ
る。融点140℃の9−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−9−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕
−フルオレン0.4gが得られる。 例 26及び26a α−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−α−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−ジフエニ
ルメタン 同様にしてベンゾフエノンを2−シアンアジリ
ジンとトリエチルアミンの存在で反応させ、カラ
ムクロマトグラフイーの精製の後α−〔2−シア
ンアジリジニル−(1)〕−α−〔2−カルバモイルア
ジリジニル−(1)〕−ジフエニルメタンの高融点フ
ラクシヨン26(融点171〜174℃)及び低融点フラ
クシヨン26a(78℃から泡形成)が得られる。 例 27 1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−エタン 酢酸エチルエステル15ml中の2−シアンアジリ
ジン8.2g及びトリエチルアミン2.8mlの溶液にア
セトアルデヒド2.6gを添加し、引続き生成する
反応混合物を室温で24時間撹拌する。反応の経過
は薄層クロマトグラフイーにより追跡する〔メル
クDC−仕上げプレート珪酸ゲル60F254;展開
剤:アセトニトリル/クロロホルム/シクロヘキ
サン(5:5:1);スプレー物質n−ブタノー
ル/エタノール/濃塩酸(6:1:0.1)中のp
−ジメチルアミノベンズアルデヒドの0.5%−溶
液〕。次いで析出する晶泥を過により分離し、
少量の酢酸エステル又はエーテルで洗いかつアル
コールから再結晶させる。融点170〜172℃の1−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カル
バモイルアジリジニル−(1)〕−エタン3.4gが得ら
れる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) イソブチルアルデヒドから 融点196〜197℃の1−〔2−シアンアジリジ
ニル−(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニ
ル−(1)〕−2−メチル−プロパン、 (b) ホルムアルデヒドから融点132〜135℃の1−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カ
ルバモイルアジリジニル−(1)〕−メタン、 (c) トリメチルアセトアルデヒドから融点164〜
166℃の1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−
1−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−
2・2−ジメチル−プロパン、 (d) プロピオンアルデヒドから融点168〜169℃の
1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−プロパ
ン、 (e) ブチルアルデヒドから融点167〜169℃の1−
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カ
ルバモイルアジリジニル−(1)〕−ブタン、 (f) 2−エチルブチルアルデヒドから1−〔2−
シアンアジリジニル−(1)〕−1−〔2−カルバモ
イルアジリジニル−(1)〕−2−エチル−ブタ
ン、 (g) メトキシアセトアルデヒドから融点192〜193
℃の1−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−1−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−2−メ
トキシ−エタン、 (h) 3−メトキシプロピオンアルデヒドから融点
148〜150℃の1−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−3−メトキシ−プロパンが得られる。 例 28 3−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−3−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−テトラヒ
ドロアピラン 酢酸エチル12ml中の2−シアンアジリジン6.8
g及びトリエチルアミン1.7mlの溶液にテトラヒ
ドロチアピロン−(3) 5.8gを添加し、生成する
反応混合物を室温で24時間撹拌する。反応の経過
を薄層クロマトグラフイーにより追跡する(例
27)。次いで析出する晶泥を吸引過しかつ酢酸
エチルで数度十分に洗い、乾燥する。融点178〜
180℃の3−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−3
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−テトラ
ヒドロチアピラン4.3gが得られる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) テトラヒドロピラノン−(4)から融点162〜165
℃の4−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−4−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−テトラ
ヒドロピラン (b) シクロヘキサンカルボキサルデヒドから融点
214〜215℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シク
ロヘキシル−メタン、 (c) シクロヘキサンジオン−(1・4)から融点
108〜109℃の1−(2−シアンアジリジニル−
(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−シクロヘキサノン−(4)、 が得られる。 例 29 〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバ
モイルアジリジニル−(1)〕−フエニルメタン 2−シアンアジリジン3.4g、ベンズアルデヒ
ド2.6g及びトリエチルアミン1mlの混合物を60
℃で10時間保持する。冷却後固体の結晶物質に凝
固した反応混合物を酢酸エチル又はエーテルで洗
い、固体物質を過により分離しかつ乾燥する。
酢酸エチルから再結晶の後融点158〜160℃の〔2
−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバモイル
アジリジニル−(1)〕−フエニルメタン2.2gが得ら
れる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) シクロヘキサンカルボキサルデヒドから融点
213〜216℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−シク
ロヘキシル−メタン、 (b) 4−クロルベンズアルデヒドから融点189〜
192℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−(4−クロ
ルフエニル)−メタン、 (c) 4−ジメチルアミノベンズアルデヒドから融
点204〜206℃の〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−
(ジメチルアミノ−フエニル)−メタン、 (d) フルフロールから融点171〜173℃の〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバモイルア
ジリジニル−(1)〕−〔フリル−(2)〕−メタン、 (e) チオフエン−(2)−アルデヒドから融点182〜
185℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−〔チエニル
−(2)〕−メタン、 (f) 3−ニトロベンズアルデヒドから融点180〜
183℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−〔3−ニト
ロ−フエニル〕−メタンが得られる。 例 30 〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバ
モイルアジリジニル−(1)〕−(3−ニトロフエニ
ル)−メタン 酢酸エチル30ml中の2−シアンアジリジン10.2
g及びトリエチルアミン3mlの溶液に3−ニトロ
ベンズアルデヒド11.3gを添加し、次いで反応混
合物を室温で80時間撹拌する。次いで結晶質の沈
澱物を吸引過し、エーテルで洗いかつ酢酸エチ
ルから再結晶させる。融点181〜183℃の〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバモイルアジ
リジニル−(1)〕−(3−ニトロ−フエニル)−メタ
ン6.7gが得られる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) o−トリルアルデヒドから融点158〜161℃の
〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバ
モイルアジリジニル−(1)〕−(2−メチル−フエ
ニル)−メタン、 (b) 3−メトキシベンズアルデヒドから融点161
〜163℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−
〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−(3−
メトキシ−フエニル)−メタン、 (c) 4−ヒドロキシ−ベンズアルデヒドから融点
161〜163℃の(2−シアンアジリジニル−(1)〕
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−(4
−ヒドロキシ−フエニル)−メタン、 (d) p−メトキシカルボニル−ベンズアルデヒド
から融点182〜185℃の〔2−シアンアジリジニ
ル−(1)〕−〔2−カルバモイルアジリジニル−
(1)〕−(4−メトキシカルボニル−フエニル)−
メタン (e) 2・5−ジメチルベンズアルデヒドから融点
165〜168℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−
(2・5−ジメチル−フエニル)−メタン、 (f) ピペロナールから融点207〜209℃の〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバモイルア
ジリジニル−(1)〕−(3・4−メチレンジオキシ
−フエニル)−メタン、 が得られる。 例 31 3−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−3−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−フエニル
−プロペン−(1) 桂皮アルデヒド6.6g及び2−シアンアジリジ
ン6.8gをトリエチルアミン2.5mlの添加下に室温
で72時間保持する。固体結晶物質に凝固した反応
混合物を酢酸エステルで懸濁させ、固体物質を吸
引過し、アルコールから再結晶させる。融点
166〜168℃の3−〔シアンアジリジニル−(1)〕−3
−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−1−フ
エニル−プロペン−(1)4.6gが得られる。 同様にして2−シアンアジリジン及び (a) フルフロールから融点171〜173℃の〔2−シ
アンアジリジニル−(1)〕−〔2−カルバモイルア
ジリジニル−(1)〕−フリル−(2)〕−メタン、 (b) チオフエン−(2)−アルデヒドから融点182〜
185℃の〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−〔2
−カルバモイルアジリジニル−(1)〕−〔チエニル
−(2)〕−メタン、 (c) 3−シクロヘキセン−1−アルデヒドから融
点195〜198℃の〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−〔2−カルバモイルアジリジニル−(4)〕−
〔シクロヘキセニル−(4)〕−メタン、 (d) 5・6−ジヒドロ−2H−3−ホルミル−ピ
ランから融点190〜192℃の〔2−シアンアジリ
ジニル−(1)〕−〔2−カルバモイルアジリジニル
−(1)〕−〔5・6−ジヒドロ−2H−ピラニル−
(3)〕−メタン、 (e) 2−オキソ−ビシクロ〔2・2・1〕ヘプタ
ンから融点148〜151℃の2−〔2−シアンアジ
リジニル−(1)〕−2−〔2−カルバモイルアジリ
ジニル−(1)〕−ビシクロ〔2・2・1〕ヘプタ
ンが得られる。 例 32 1・1−ビス−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−シクロヘキサン 2−シアンアジリジン10gとシクロヘキサノン
20gの混合物に初めに、次いで約8〜10日おいて
エーテル性塩酸各0.5mlを添加する。室温で計30
日放置の後混合物をエーテル約500ml中に滴下
し、沈澱する沈澱物を吸引過する。母液を蒸発
濃縮し、塩基性酸化アルミニウム(活性度;展
開剤:エーテル、次いで酢酸エステル)でクロマ
トグラフイー処理をする。目的物質を含有するフ
ラクシヨンを蒸発濃縮後融点105〜106℃の1・1
−ビス−〔2−シアンアジリジニル−(1)〕−シクロ
ヘキサンが得られる。 例 33 1・1−ビス−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−シクロヘキサン クロロホルム10ml、四塩化炭素1.5g及びトリ
エチルアミン1.0gの混合物にトリフエニルホス
フイン3.3g及び1−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−1−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕
−シクロヘキサン(例10〜15参照)を添加する。
懸濁液を撹拌下に約50℃に加温する。6時間後蒸
発濃縮し、残渣をエーテル中に取る。不溶の物質
を吸引過し、液を珪酸ゲル乾燥カラムで展開
剤としてエーテルを用いてクロマトグラフイー処
理をする。目的物質を含有するフラクシヨンを蒸
発濃縮し、かつ残渣を少量のエーテルで擦り、融
点105〜106℃の1・1−ビス−〔2−シアンアジ
リジニル−(1)〕−シクロヘキサン0.6gが得られ
る。 同様にしてα−〔2−シアンアジリジニル−
(1)〕−α−〔2−カルバモイルアジリジニル−(1)〕
−フエニル酢酸メチルエステル(例22参照)から
粗生成物が得られ、これを展開剤としてヘプタ
ン/酢酸エステル(2:1)を用いて珪酸ゲルカ
ラムでクロマトグラフイー処理をして2つの異性
体、即ち融点139〜142℃のα・α−ビス−〔2−
シアンアジリジニル−(1)〕−フエニル酢酸メチル
エステル及び融点83〜86℃の異性体が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: [式中Rはニトリル−又はカルバモイル基を表わ
    し、R1は水素原子、C1〜6−アルキル−、C3〜6
    −シクロアルキル−、C1〜3−アルコキシカルボ
    ニル−又はフエニル基を表わし、 R2は水素原子、スチリル基、又はハロゲン、
    C1〜6アルコキシ−又はC1〜3−アルコキシカルボ
    ニル基によつて置換されていてもよいC1〜6−ア
    ルキル基、C3〜6−シクロアルキル−、シクロヘ
    キセニル−、ベンジル−、フエノキシメチル−、
    C1〜3−アルコキシカルボニル−、チエニル−、
    フリル−、5・6−ジヒドロ−2H−ピラニル
    基、又はメチル−、メトキシ−、メトキシカルボ
    ニル−、ジメチルアミノ−、ニトロ−、ヒドロキ
    シ−、メチレンジオキシ基又はハロゲンによつて
    置換されていてもよいフエニル基を表わすか又は
    R1とR2はこれが結合しているC−原子と一緒に
    なつてメチル−、、メトキシカルボニル−、エト
    キシカルボニル−、ヒドロキシ−又は2−シアン
    アジリジニル基によつて置換されていてもよい
    C5〜6−シクロアルカン環、フルオレン環、シク
    ロラヘキサノン環、テトラヒドロチアピラン環、
    テトラヒドロピラン環又はビシクロ[2・2・
    1]−ヘプタン環を形成してよい]のアジリジン
    誘導体。 2 1−[2−シアンアジリジニル−(1)]−1−
    [2−カルバモイルアジリジニル−(1)]−シクロヘ
    キサンである、特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 3 2−[2−シアンアジリジニル−(1)]−2−
    [2−カルバモイルアジリジニル−(1)]−プロパン
    である、特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4 一般式: [式中Rはニトリル−又はカルバモイル基を表わ
    し、R1は水素原子、C1〜6−アルキル−、C3〜6
    −シクロアルキル−、C1〜3−アルコキシカルボ
    ニル−又はフエニル基を表わし、 R2は水素原子、スチリル基、又はハロゲン、
    C1〜6アルコキシ−又はC1〜3−アルコキシカルボ
    ニル基によつて置換されていてもよいC1〜6−ア
    ルキル基、C3〜6−シクロアルキル−、シクロヘ
    キセニル−、ベンジル−、フエノキシメチル−、
    C1〜3−アルコキシカルボニル−、チエニル−、
    フリル−、5・6−ジヒドロ−2H−ピラニル
    基、又はメチル−、メトキシ−、メトキシカルボ
    ニル−、ジメチルアミノ−、ニトロー、ヒドロキ
    シー、メチレンジオキシ基又はハロゲンによつて
    置換されていてもよいフエニル基を表わすか又は
    R1とR2はこれらが結合しているC−原子と一緒
    になつてメチル−、、メトキシカルボニル−、エ
    トキシカルボニル、ヒドロキシ−又は2−シアン
    アジリジニル基によつて置換されていてもよい
    C5〜6−シクロアルカン環、フルオレン環、シク
    ロヘキサノン環、テトラヒドロチアピアン環、テ
    トラヒドロピラン環又はビシクロ[2・2・1]
    −ヘプタン環を形成してよい]のアジリジン誘導
    体を製造するに当たり、一般式: [式中R1及びR2は前記のものを表わす]のカルボ
    ニル化合物又はその反応性誘導体を2−シアンア
    ジリジン及び2−カルバモイルアジリジンとモル
    比10:3〜100:0〜10で反応させることを特徴
    とする、アジリジン誘導体の製法。 5 一般式′: [式中Rはニトリル又はカルバモイル基を表わ
    し、R1は水素原子、C1〜6−アルキル、又はフエ
    ニル基を表わし、R2はスチリル−、C1〜6−アル
    キル−、C3〜6−シクロアルキル−、チエニル
    −、フリル基、又はメチル−、メトキシ−、メト
    キシカルボニル−、ニトロ−、ヒドロキシ基又は
    ハロゲンによつて置換されていてもよいフエニル
    基を表わすか又はR1とR2はこれらが結合してい
    るC−原子と一緒になつてメチル−、メトキシカ
    ルボニル−、又は2−シアンアジリジニル基によ
    つて置換されていてもよいC5〜6−シクロアルカ
    ン環、テトラヒドロチアピラン環又はテトラヒド
    ロピラン環を形成してよい]のアジリジン誘導体
    及び製薬学的に認容性の賦形剤を含有する免疫促
    進剤。
JP2586777A 1976-03-11 1977-03-09 Production of novel aziridine derivatives and pharmaceutical agent with immune stimulating * marrow situmilating and antiicancer action Granted JPS52111563A (en)

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