JPS6152343B2 - - Google Patents

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JPS6152343B2
JPS6152343B2 JP13317381A JP13317381A JPS6152343B2 JP S6152343 B2 JPS6152343 B2 JP S6152343B2 JP 13317381 A JP13317381 A JP 13317381A JP 13317381 A JP13317381 A JP 13317381A JP S6152343 B2 JPS6152343 B2 JP S6152343B2
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JP
Japan
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valve
supply
spool
pilot chamber
hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP13317381A
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English (en)
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JPS5834277A (ja
Inventor
Megumi Myake
Susumu Wada
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP13317381A priority Critical patent/JPS5834277A/ja
Publication of JPS5834277A publication Critical patent/JPS5834277A/ja
Publication of JPS6152343B2 publication Critical patent/JPS6152343B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/01Locking-valves or other detent i.e. load-holding devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、建設機械等に組込まれる圧力流体
回路のアクチユエータと方向切換弁との間に介設
するカウンタバランス弁に関する。
従来この種カウンタバランス弁には、方向切換
弁が接続される夫々の給排孔と開閉制御用スプー
ル両側のパイロツト室とをつなぐ夫々の通路の途
中に固定絞りを設けて成るタンピング機構が採用
されているが、ハンチングを防止するため固定絞
りを小さくすると、スプールに働く作動力に応じ
たスプール作動速度が得られず、スプールの応答
遅れにより流体回路内にサージ圧やキヤビラーシ
ヨンが発生した。
このようなスプール応答遅れを防止するため
に、最近、スプールのストローク位置に対応して
ダンパ絞りを2段階に変えられるように改良した
もの、或は固定絞りを備えた低圧リリーフ弁を通
路途中に設けてパイロツト室の流体圧力が一定値
以上となるとダンピング効果をなくするように改
良したもの等がみうけられるが、前者の場合は、
スプールが夫々の段階に対応したストローク範囲
にある間は常にダンパ絞りを一定するため、スプ
ールに働く作動力に忠実に対応したスプール作動
速度が得がたく、また後者の場合も、一定の設定
圧力のリリーフ弁を用いる関係上、やはりスプー
ルに働く作動力に忠実に対応したスプール作動速
度が得がたいと云う不満足な点をなお含んでい
る。
この発明は、カウンタバランス弁のパイロツト
室と給排孔との間にパイロツト室と給排孔内の流
体圧力の差によつて作動し、パイロツト室と給排
孔との間の絞り量を変化させる差動弁を設け、こ
の差動弁によつてカウンタバランス弁のスプール
の作動速度を制御し、圧力流体回路のサージ圧、
キヤビテーシヨンの発生を防止することを目的と
するものである。
以下、この発明による実施例を示す第1図、第
2図について述べる。
第1図は、この発明の一実施例のカウンタバラ
ンス弁が組込まれる圧力流体回路図であつて、1
は、カウンタバランス弁の本体、2はスプール、
3,4は差動弁、5はアクチユエータ、6は方向
切換弁である。
このカウンタバランス弁は、圧力流体回路のア
クチユエータ5と方向切換弁6との間に介設され
るもので、その本体1は、アクチユエータ5が接
続される一対の給排孔7,8(以下アクチユエー
タ用給排孔という)と、方向切換弁6が接続され
る一対の給排孔9,10(以下切換弁用給排孔と
いう)を備えており、これらアクチユエータ用給
排孔7,8と切換弁用給排孔9,10はいずれも
スプール2が嵌納された内孔11に連通してい
る。この内孔11の両端部は、その孔径を少々大
きくすると共に、開口端を蓋部材14,15で
夫々密閉して、パイロツト室12,13に構成し
てあり、このパイロツト室12,13の内部に
は、スプール2を両側から押圧するばね16,1
7を夫々張設してある。
スプール2は、切換弁用給排孔9,10の夫々
に対応する部分を小径部48,49となすと共
に、中央の中央部を挾んで両側に一対のスプール
内孔18,19を設けてある。これらスプール内
孔18,19は、小径部48,49の通孔20,
20,21,21を介して切換弁用給排孔9,1
0に夫々連通させると共に、別の通孔22,2
2,23,23を介してアクチユエータ用給排孔
7,8にも連通させてある。更に、これらスプー
ル内孔18,19には、夫々切換弁用給排孔9,
10の方からアクチユエータ用給排孔7,8の方
向に向つて圧力流体を流す逆止弁24,25を設
けてある。そしてこのスプール2は、後述するよ
うに、方向切換弁6が中立位置にあるとき、両端
のばね16,17の釣合により、第1図に示す中
立位置を維持してアクチユエータ5と方向切換弁
6の間を遮断し、一方、方向切換弁6を左右のい
ずれかの位置に切換えると、このスプール2が左
右いずれかに摺動してアクチユエータ5と方向切
換弁6の間を連通させるように作動する。
差動弁3,4は、各パイロツト室12,13と
各切換弁用給排孔9,10との間に介設してあ
る。これら差動弁3,4は、通路26,27及び
通孔52,53を介して各パイロツト室12,1
3及び切換弁用給排孔9,10に連通する内孔2
8,29と、この内孔28,29に摺動自在に嵌
納した弁体30,31を有しており、内孔28,
29の両端部を夫々弁体作動室32,33及び3
4,35となして、これら作動室の内部に弁体押
圧用のばね36,37,38,39を張設してあ
る。そして、これら差動弁の一方の弁体作動室3
2,34は、夫々通路26,27からの分岐通路
50,51と連通させてある。
弁体30,31は、切換弁用給排孔9,10側
に位置する弁体作動室33,34に開口連通する
内部通路40,41を設けてあり、その周壁に
は、第1絞り孔42,43、第2絞り孔46a,
46b,47a,47b及び通孔44,45を穿
設してある。この第1絞り孔42,43は、通路
26,27を介して常時パイロツト室12,13
に接続するが第2絞り孔46a,46b,47
a,47bは弁体30,31が弁体作動室33,
35の方向へ移動すると前記第1絞り孔42,4
3と共にパイロツト室12,13へ接続する。通
孔44,45は、弁体30,31が弁体作動室3
2,34の方向へ移動すると第1絞り孔42,4
3と共にパイロツト室12,13に接続する。こ
れらの差動弁3,4の弁体30,31には、後述
するようにパイロツト室12,13と切換弁用給
排孔9,10との流体流体圧力の双方が対向して
作用し、この双方の流体圧力の差による弁体3
0,31への押圧力がばね36,38,37,3
9の弾発力による押圧力を超えた値になると移動
する。なお、この実施例では、ばね36,38を
前記流体圧力の差がほとんどなくなつたとき弁体
30,31を第1図の中立位置へ復帰させる程度
の極めて弱い弾発力を有するものにしてある。従
つて弁体30,31は、切換弁用給排孔9,10
に流体圧力が作用し始めるとほぼ同時に弁体作動
室32,34方向へ移動する。そして、パイロツ
ト室12,13内の流体圧力が切換弁用給排孔
9,10内の流体圧力より高くなり、この双方の
流体圧力の差による押圧力がばね37,39の押
圧力を超えると、パイロツト室12,13と切換
弁用給排孔9,10とは、第1絞り孔42と第2
絞り孔46a,46b、第1絞り孔43と第2絞
り孔47a,47bの夫々によつて接続する。
なお、この実施例では、第1絞り孔42,43
の絞り量及び第2絞り孔46a,46b,47
a,47bの絞り量を同一にし、パイロツト室1
2,13と切換弁用給排孔9,10との間を第1
絞り孔42,43と第2絞り孔46a,46b,
47a,47bとで同時に接続することにより、
その絞り量を第1絞り孔42,43と第2絞り孔
46a,46b,47a,47bとの加算値にす
る構成にした。しかし、特に、この構成に限定さ
れるものでなく、例えば、第2絞り孔46a,4
6b,47a,47bの絞り量を第1絞り孔4
2,43と相違させてもよい。
なお、第1図中60,61は、アクチユエータ
を停止させるブレーキ力を制御する圧力制御弁で
ある。
以上のような構成のカウンタバランス弁の作動
を説明すると、方向切換弁6が中立位置にあると
きは、スプール2が両端のばね16,17の釣合
によつて第1図のように中立位置に静止し、切換
弁用給排孔9,10とアクチユエータ用給排孔
7,8とを遮断している。従つてアクチユエータ
5は停止している。
今、この停止状態から、方向切換弁6を左側の
位置6aに切換え、ポンプPより圧力流体を図中
右側の切換弁用給排孔9に供給すると、この圧力
流体は通孔20,20を通つて第1図中右側のス
プール内孔18に入り、逆止弁24を押開いて通
孔22,22より図中右側のアクチユエータ用給
排孔7を通つてアクチユエータ5の方へ流れる。
同時に、この圧力流体の一部は、差動弁3の弁体
30内部通路40、第1絞り42、通路26を介
してパイロツト室12に流入し始める。このと
き、スプール2は、第1図の中立位置のため、ア
クチユエータ5の排出側がスプール2、逆止弁2
5で閉鎖されているのでモータ5が停止したまま
である。一方切換弁用給排孔9内の圧力流体は、
弁体30、第1絞り42、通路26を介してパイ
ロツト室12に流入しようとするため、弁体30
に作用する弁体作動室33内の流体圧力が弁体作
動室32内の流体圧力よりも早く昇圧し弁体30
は、弁体作動室32内のばね36の張力に抗して
右方向に通孔44が通路26に接続する位置に移
動する。このようにして、切換弁用給排孔9とパ
イロツト室12とが、弁体30の通路44と第1
絞り42とにより大きな接続量となると、パイロ
ツト室12へは、切換弁用給排孔9内の圧力流体
が大量に流入可能となる。
パイロツト室12内に、前述したように大量の
圧力流体が流入し始めると、スプール2は、パイ
ロツト室13内のばね17の弾発力による押圧力
に抗して移動し始めるが、このパイロツト室13
内の流体圧力も、パイロツト室12内の流体圧力
に応じて上昇する。この流体圧力は、通路27、
差動弁4の弁体31の第1絞り孔43、内部通路
41、弁体作動室35、通孔53を介して、切換
弁給排孔10に作用すると共に通路27、分岐通
路51を介して弁体作動室34に作用する。従つ
て、弁体31に作用する弁体作動室34側の流体
圧力による押圧力は第1絞り43の絞り量に応じ
た値となる。このため、弁体31は、第1図の中
立位置から第1絞り孔43、第2絞り孔47a,
47bが共に通路27に接続する位置までばね3
9に抗して移動するので、パイロツト室13内の
圧力流体は、第1絞り孔43、第2絞り孔47
a,47bの絞り量の加算値に応じた量の流量を
切換弁用給排孔10へ排出可能となる。従つてス
プール2は、この弁体31の第1絞り孔43、第
2絞り孔47a,47bの絞り量の加算値に応じ
た移動速度で左方向に移動し始める。そして、ス
プール2の小径部49が、アクチユエータ用給排
孔8と切換弁用給排孔10とを接続すると、アク
チユエータ5の排出側は、方向切換弁6を介して
タンクへ接続される。一方切換弁用給排孔9内の
流体圧力は、アクチユエータ5に作用している負
荷等により、差圧弁3の弁体30を前述の位置を
保つ程度の流体圧力に保たれる。このため、スプ
ール2の移動速度は、初期の移動速度のままパイ
ロツト室13のばね17の弾発力に抗して左方向
の終端位置に達する。このようにして、スプール
2が移動により、アクチユエータ5への圧力流体
の給排回路が形成されアクチユエータ5が矢印A
方向へ駆動する。
この作動状態から、方向切換弁6を再び中立位
置に切換えると、圧力流体の給排が方向切換弁6
によつて停止し、スプール2が第1図中左側のば
ね17の弾発力で図中右方向に摺動して図示の中
立位置に復帰しようとするが、この摺動復帰の初
期には、ばね17の弾発力(スプール作動圧)に
対応した大きい背圧が右側のパイロツト室12に
生じる。このパイロツト室12内の流体圧力は、
通路26、分岐通路50を介して作動弁室32に
作用すると共に第1絞り孔42を介してその一部
の圧力流体が切換弁給排孔9へ流出するが、第1
絞り孔42の抵抗が大きいので、弁体作動室32
内の流体圧力がパイロツト室12内の流体圧力と
ほぼ同圧になり、弁体30は、この流体圧力によ
つて、左方向に第1絞り孔42、第2絞り孔46
a,46bが共に通路26へ連通する位迄移動す
る。このため、パイロツト室12内の圧力流体
は、第1絞り孔42、第2絞り孔46a,46b
の双方を介して切換弁給排孔9へ流出する。従つ
て、スプール2は、パイロツト室13内のばね1
7の弾発力による押圧力を受け、第1絞り孔4
2、第2絞り孔46a,46bの絞り量の加算値
に応じた速度で右方向へ移動し始める。そして中
立位置に近づくにつれて両側のばね16,17が
釣合に近づき、スプール作動圧が減少するため、
パイロツト室12と切換弁用給排孔9との圧力差
は小さくなり、それによつて弁体30に作用する
作動弁室32内の流体圧力が減少し、弁体30が
図示の位置へ復帰するので、パイロツト室12内
の圧力流体の切換弁用給排孔9への排出が第1絞
り孔42のみの制限された値になる。このため、
スプール2がアクチユエータ用給排孔8と切換弁
用給排孔10との間を絞る位置に達するとスプー
ル2の移動速度は、減少し、アクチユエータ用給
排孔8と切換弁用給排孔10との間をゆつくり
(弁体30の第1絞り孔43の絞り量に応じた
値。)閉鎖する。なお、スプール復帰時における
切換弁用給排孔10からパイロツト室13への流
体補給は、パイロツト室13の減圧に伴なつて差
動弁4の弁体31が図中左方向に摺動することに
より、弁体31の通孔45を経て速やかに行なわ
れるため、スプール2の駿敏な復帰に悪影響を及
ぼさない。
以上、方向切換弁6を左側の位置6aに操作し
た場合について述べたが、方向切換弁6を右側の
位置に操作する場合は、アクチユエータ5への圧
力流体の給排関係が前述の場合と逆になり、カウ
ンタバランス弁のスプール2は、前述と反対の方
向に作動す。このとき、差動弁4が、パイロツト
室13と切換弁用給排孔10との間で前述した差
動弁3と同様に作動しパイロツト室13内の流体
圧力を制御するので、その詳細な説明は省く。な
おこのときアクチユエータ5は矢印B方向に駆動
する。
次にアクチユエータ5に負荷が作用しその負荷
の方向に駆動する場合について述べる。なおこの
場合、差圧弁3,4のばね37,39の弾発力
は、パイロツト室12,13内の流体圧力がばね
16,17の弾発力による値に達しても差動弁
3,4の弁体30,31を第1図の位置に保持す
る値にする。
今アクチユエータ5が矢印A方向に駆動される
ように負荷が作用している状況下において方向切
換弁6を左側の位置6aに切り換えると、ポンプ
Pの吐出圧力流体は、切換弁用給排孔9、スプー
ル2の通孔20、スプール内孔18、逆止弁2
4、通孔22、アクチユエータ用給排孔7を介し
てアクチユエータ5へ流入すると共に、通孔5
2、弁体30の内部通路40、第1絞り42、通
路26を介してパイロツト室12に流入する。こ
のときスプール2は、第1図に示す中立位置にあ
るのでアクチユエータ5の排出側は閉鎖されたま
まである。従つて、切換弁用給排孔9内の流体圧
力が上昇し、この流体圧力が、パイロツト室12
内へ差動弁3を介して作用する。このため、スプ
ール2はパイロツト室13のばね17の弾発力に
よる押圧力に抗しさらに、パイロツト室13内の
流体を差動弁4を介して切換弁用給排孔10へ排
出させながら左方向へ移動し始める。このときパ
イロツト室13内の流体は、パイロツト室12に
作用する圧力流体による押圧力とばね16の弾発
力による押圧力の双方の加算値が作用するので、
差動弁4の弁体31は、右方向に移動し、パイロ
ツト室13内の流体を第1絞り43、第2絞り4
7a,47bを介して切換弁用給排孔10へ接続
する。従つて、スプール2は、差動弁4の弁体3
1の第1絞り43、第2絞り47a,47bの絞
り量の加算値に応じた速度で移動を始める。スプ
ール2の左方向への移動によつて、アクチユエー
タ5の排出側が、アクチユエータ用給排孔8と切
換弁用給排孔10とを接続し始めると、アクチユ
エータ5に作用する負荷により切換弁用給排孔9
内の圧力(パイロツト室12内の流体圧力。)が
下降し、スプール2を左方向へ押圧する押圧力
は、ばね16の弾発力のみとなる。このため、パ
イロツト室13内の流体圧力も、ばね16の弾発
力に応じた値迄下降する。このようにパイロツト
室13内の流体圧力の下降により、差動弁4の弁
体31が、ばね39の弾発力のよる押圧力によつ
て第1図の位置へ復帰させられるので、パイロツ
ト室13と切換弁用給排孔10とが、第1絞り4
3のみの接続となる。従つてスプール2の移動速
度は、アクチユエータ用給排孔8と切換弁用給排
孔10とを接続し始めるとほぼ同時に差動弁4の
第1絞り43の絞り量に応じた値に制限される。
このように、スプール2の左方向への移動速度を
制限することにより、アクチユエータ5のなめら
かな駆動を行なわせる。なお、アクチユエータ5
に矢印B方向へ駆動されるような負荷が作用して
いる状況下において、方向切換弁6を右側の位置
に切り換えるとスプール2の右方向への移動速度
が、差動弁3の第1絞り42、第2絞り46a,
46bにより、前述の場合と同様にアクチユエー
タ用給排孔7と切換弁用給排孔9とを接続する位
置に達した時、その移動速度を制限してアクチユ
エータ5の駆動をなめらかなものとする。
第2図は、この発明による第2の実施例を示す
部分断面図であつて、この実施例のカウンタバラ
ンス弁は、前述の実施例と相違する差動弁3′を
パイロツト室12と切換弁用給排孔9との間に介
設してある。
この実施例における差動弁3′は、パイロツト
室12及び切換弁用給排孔9に対して通路2
6′,52′を介して連通する内孔28′と、この
内孔28′に摺動自在に嵌納され且つばね54に
よつてパイロツト室12からの通路26′の方に
常時押圧されている弁体30′とを備えたもの
で、切換弁用給排孔9からの通路52′が開口す
る内孔28′の大孔径部57とパイロツト室12
との間には、バイパス通路55を設けてあり、こ
のバイパス通路55の途中に、内孔28′からパ
イロツト室12に向つて流体が流れるときだけ開
く逆止弁56を設けてある。
この差動弁3′の弁体30′は、パイロツト室1
2からの通路26′に連通する内部通路40′を設
けてあり、その先端部を絞つて内孔28′に通じ
る第1絞り孔42′となすと共に、弁体30′の小
径部58の周壁に第2絞り孔46′を形成してあ
る。図示しないが反対側のパイロツト室13と切
換弁用給排孔10との間にも同様の差動弁を介設
してある。
このような差動弁3′を介設したカウンタバラ
ンス弁にては、パイロツト室12に背圧が生じ、
切換弁用給排孔9との圧力差が大きくなると、弁
体30′が押下げられて第2絞り孔46′が弁体小
径部58を介して内孔28′と連通するため、パ
イロツト室12の背圧は第1、第2絞り孔4
2′,46′を経て速やかに切換弁用給排孔9に放
出され、背圧が減小すると、弁体30′がばね5
4により押戻されて第2絞り孔46′が遮断され
るため、背圧は第1絞り孔42′のみを経て放出
される。かくして前述の実施例の場合と同様、ス
プール作動圧によりパイロツト室12に生じる背
圧に対流したダンピング可変調整が行なわれる。
以上説明したように、この発明は、カウンタバ
ランス弁のパイロツト室と方向切換弁に接続する
給排孔との間に、前記パイロツト室と前記給排孔
との流体圧力の差に応じて、パイロツト室と給排
孔との接続量を制御する差動弁を配置し、カウン
タバランス弁のスプール2が、アクチユエータに
接続する給排孔と方向切換弁に接続する給排孔と
の間を閉鎖する位置の近くで、前記スプールの移
動速度を減少させ、他の位置では、その移動速度
を早めることにより、アクチユエータへの圧力流
体回路をスムーーズに開閉し、圧力流体回路内の
サージ圧力、キヤビテーシヨンの発生を防止する
等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるカウンタバランス弁
の断面図を含む回路図。第2図は、第2の実施例
の部分断面図である。 1……本体、2……スプール、3,3′,4…
…差動弁、5……アクチユエータ、6……方向切
換弁、7,8……給排孔(アクチユエータ用給排
孔)、9,10……給排孔(切換弁用給排孔)、1
2,13……パイロツト室、30,30′,31
……弁体、42,42′,43……第1絞り孔、
46a,46′,46b,47a,47b……第
2絞り孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 方向切換弁とアクチユエータとの間に配置し
    てあり、方向切換弁に接続するパイロツト室と、
    このパイロツト室内の流体圧力による押圧力を受
    け前記アクチユエータと方向切換弁とを接続する
    スプールとを有し、前記方向切換弁とパイロツト
    室との間に、複数の絞り孔を備え前記方向切換弁
    側とパイロツト室側との流体圧力の差の大きさに
    応じて前記方向切換弁とパイロツト室との接続量
    を前記絞り孔によつて制御する弁体を備えた差動
    弁を設けたカウンタバランス弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0563873B2 (ja) * 1989-01-20 1993-09-13 Pioneer Electronic Corp

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