JP3344745B2 - 油圧制御回路 - Google Patents

油圧制御回路

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JP3344745B2 JP35747792A JP35747792A JP3344745B2 JP 3344745 B2 JP3344745 B2 JP 3344745B2 JP 35747792 A JP35747792 A JP 35747792A JP 35747792 A JP35747792 A JP 35747792A JP 3344745 B2 JP3344745 B2 JP 3344745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、アクチュエータの負荷に応じ
て可変吐出ポンプの吐出圧を制御する油圧制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2に示した従来の油圧制御回路は、可
変吐出ポンプPに対して、切換弁1、2をパラレルに接
続するとともに、これら切換弁1、2の上流側には、圧
力補償弁3、4を接続している。また、上記切換弁1、
2の下流側に接続したアクチュエータ5、6は、切換弁
1、2の切換え位置に応じて動作するものである。上記
可変吐出ポンプPは、制御シリンダ7と制御バルブ8か
らなるレギュレータによってその吐出圧が制御される
上記制御シリンダ7は、ピストン7aで、スプリング室
7bと圧力室7cとに区画されるとともに、スプリング
室7bには、スプリング7dを介在させ、圧力室7cは
制御バルブ8の第1ポート8aに接続している。そし
て、圧力室7cへの圧力作用に応じて、ピストン7aが
スプリング7dのバネ力に抗して移動し、可変吐出ポン
プPの吐出量を減少させる。
【0003】上記制御バルブ8は、上記第1ポート8a
のほかに、ポンプPの吐出側に接続した第2ポート8b
と、タンクTに接続した第3ポート8cとを形成してい
る。また、この制御バルブ8の両端には、パイロット室
8d、8eを設けるとともに、一方のパイロット室8d
は可変吐出ポンプPの吐出側に連通し、他方のパイロッ
ト室8eは、両アクチュエータ5、6の最高負荷圧を選
択するシャトル弁9に連通している。このようにした制
御バルブ8は、図示の中立位置にあるとき、第1〜3ポ
ート8a〜8cのすべてを閉じる。そして、一方のパイ
ロット室8dの圧力作用が、他方のパイロット室8eの
圧力作用とスプリング8fのバネ力との総和に打ち勝っ
たとき、制御バルブ8が図面左側位置に切換わる。この
左側位置では、第1ポート8aと第2ポート8bとが連
通するので、可変吐出ポンプPの圧油が圧力室7cに導
かれる。したがって、圧力室7cの圧力作用で、ピスト
ン7aがスプリング7dに抗して移動し、ポンプPの吐
出量を減少させる。
【0004】また、反対に、他方のパイロット室8eの
圧力作用とスプリング8fのバネ力との総和が、一方の
パイロット室8dの圧力作用に打ち勝つと、今度は、第
1ポート8aと第3ポート8cとが連通するので、制御
シリンダ7の圧力室7cがタンクTに連通する。したが
って、ピストン7aがスプリング7dのバネ力の作用
で、図面右方向に移動し、ポンプPの吐出量を増大させ
る。結局、この制御バルブ8は、可変吐出ポンプPの吐
出圧とアクチュエータの最高負荷圧との差圧が、スプリ
ング8fのバネ力に相当する圧力に保たれるように動作
するものである。
【0005】上記圧力補償弁3、4は、それぞれのアク
チュエータ5、6の負荷圧及び可変吐出ポンプPの吐出
圧を導く一方のパイロット室3a、4aと、当該回路に
おけるアクチュエータの最高負荷圧及びこの圧力補償弁
の下流側の圧力を導く他方のパイロット室3b、4bと
を設けている。このようにした圧力補償弁3、4は、そ
の上流側の圧力と下流側の差圧を、常に一定に保つよう
に機能するものである。いま、切換弁1、2のいずれか
あるいは双方を切換えてアクチュエータ5、6を動作さ
せたとすると、そのときのポンプ吐出圧が、レギュレー
タである制御バルブ8の一方のパイロット室8dに作用
し、シャトル弁9で選択された当該回路のアクチュエー
タの最高負荷圧が、他方のパイロット室8eに作用す
る。そして、これら両パイロット室8d、8eの圧力作
用に応じて、上記のように制御シリンダ7が動作し、可
変吐出ポンプPの吐出圧を制御するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにした従来
の装置では、切換弁1、2を切換えて、アクチュエータ
5、6が動作してからでないと、いい換えれば、アクチ
ュエータ5、6の負荷圧が立ってからでないと、レギュ
レータが動作しない。そのために、オペレータの切換弁
1、2の切換え操作と、アクチュエータ5、6の出力と
の間での応答性が悪くなるという問題があった。この発
明の目的は、切換弁を切換えたときのレギュレータの応
答性をよくした油圧制御回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、可変吐出ポ
ンプと、この可変吐出ポンプの吐出油によって駆動する
アクチュエータと、上記可変吐出ポンプからアクチュエ
ータに供給する流量を制御する切換弁と、この切換弁を
切り換えるためのパイロット圧を出力するパイロット操
作機構と、上記可変吐出ポンプの吐出流量を制御するレ
ギュレータとを備え、上記レギュレータは、可変吐出ポ
ンプの傾転角を制御する制御シリンダと、この制御シリ
ンダの作動を制御する制御バルブとからなり、制御バル
ブが可変吐出ポンプの吐出圧とアクチュエータの最高負
荷圧との差圧に応じて切り換わる油圧制御回路におい
て、上記制御シリンダの一方の圧力室を、絞り弁を介し
てタンクに接続するとともに、上記絞り弁は、その一方
のパイロット室に上記パイロット操作機構からのパイロ
ット圧をそのまま導き、その他方のパイロット室に第1
絞りを介してパイロット操作機構のパイロット圧を導
き、しかも、この他方のパイロット室を、第1絞りより
十分開度の小さい第2絞りを介してタンクに連通させて
なり、パイロット操作機構がパイロット圧を出力する
と、絞り弁の一方のパイロット室のみが高圧になって絞
り弁が開位置に切り換わり、制御シリンダの圧力室をタ
ンクに連通させ、その後、制御シリンダの圧力室とタン
クとの連通を遮断する絞り弁の閉位置への復帰が油圧的
に遅延して行われる構成にしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の油圧制御回路は、上記のように構成
したので、パイロット操作機構を操作すれば、その操作
量に応じて制御シリンダが動作するとともに、可変吐出
ポンプPの吐出圧が制御される。
【発明の効果】この発明の油圧制御回路によれば、パイ
ロット操作機構を操作したときに、制御シリンダを動か
して、可変吐出ポンプの吐出量を増やすことができるの
で、アクチュエータの動き始めの応答性を向上させるこ
とができる。また、アクチュエータが動き始めるとき
に、ロードセンシング機能を解除して、一定時間経過し
た後に、ロードセンシング制御状態に遅延して復帰させ
る構成にしたので、パイロット操作機構から出力された
操作信号を検知するだけの簡単な構成にすることができ
る。したがって、複雑な制御機構が要らない分、コスト
アップを防止できる。
【0009】
【実施例】図1に示した実施例は、切換弁1、2をパイ
ロットタイプにするとともに、それらのパイロット室1
a、1b、2a、2bのそれぞれを、パイロット操作機
構10、11に接続している。このパイロット操作機構
10、11は、操作レバー12、13の操作に応じて、
パイロット圧を出力する。つまり、操作レバー12、1
3の操作方向に応じて、当該切換弁1、2の切換え方向
を特定するとともに、その操作量に応じてパイロット圧
の高低を制御する。そして、これらパイロット操作機構
10、11の最高圧は、シャトル弁14、15で選択さ
れて、絞り弁17のパイロット室17a、17bに導か
れる。さらに、この一方のパイロット室17aへの通路
過程には、第1絞り18を設けるとともに、パイロット
室17aをタンクに連通させる通路過程には第2絞り1
9を設けている。ただし、この第2絞り19の開度は、
圧油の漏れ分に相当する程度のごく小さなものである。
【0010】なお、図中符号20は、第1絞り18とパ
ラレルに接続したチェック弁で、パイロット室17aか
ら、パイロット室17b側への流通のみを許容する構成
にしている。また、上記のようにした絞り弁17は、制
御シリンダ7の圧力室7cをタンクTに連通させる開位
置と、その連通を遮断する閉位置とを有する。そして、
通常は、スプリング17cの作用で、図示の閉位置を保
つようにしている。なお、上記以外の構成は、図2に示
した従来と同様なので、それら同様の構成要素について
は、図2と同一符号を付して説明する。
【0011】次に、この実施例の作用を説明する。い
ま、パイロット操作機構10,11のいずれか、あるい
は双方を操作すると、そのときのパイロット圧の最高圧
が14〜16で選択されて、絞り弁17のパイロット室
17a,17bに作用する。このとき、一方のパイロッ
ト室17a側の圧力は、第1絞り18による圧力損失分
だけ、他方のパイロット室17bの圧力よりも低くな
る。そのために、パイロット操作機構10,11を操作
すると、絞り弁17が開位置に切り換わるが、このとき
の絞り弁17の開度は、パイロット操作機構10,11
の操作量によって決まる。
【0012】このように絞り弁17が開くと、制御シリ
ンダ7の圧力室7cがタンクに連通するので、可変吐出
ポンプPは、その吐出量を増大させる。また、第2絞り
19の開度を十分に小さくしたので、絞り弁17が開い
てから少し時間が経過すると、絞り弁17の両パイロッ
ト室17a,17bの差圧が小さくなる。そして、両パ
イロット室17a、17bの差圧がスプリング17cの
バネ力よりも小さくなれば、絞り弁17はスプリング1
7cの作用で、図示の閉位置に復帰する。つまり、絞り
弁17を、油圧的に閉位置に遅延させて復帰するように
している。この絞り弁17が閉位置に復帰した後の作用
は、前記従来の場合と同様である。したがって、この
施例によれば、パイロット操作機構10,11を操作し
たとき、絞り弁17が開位置に切換わって、制御シリン
ダ7を動作させるので、たとえアクチュエータ5,6の
負荷圧が十分に立っていなくても、当該アクチュエータ
をスムーズに動かすことができる。また、アクチュエー
タが動き始めるときに、ロードセンシング機能を解除し
て、一定時間経過した後に、ロードセンシング制御状態
に遅延して復帰させる構成にしたので、パイロット操作
機構から出力された操作信号を検知するだけの簡単な構
成にすることができる。したがって、複雑な制御機構が
要らない分、コストアップを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の回路図である。
【図2】従来の油圧制御回路の回路図である。
【符号】
P 可変吐出ポンプ 1、2 切換弁 5、6 アクチュエータ 7 制御シリンダ 8 制御バルブ 10、11 パイロット操作機構 17 絞り弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変吐出ポンプと、この可変吐出ポンプ
    の吐出油によって駆動するアクチュエータと、上記可変
    吐出ポンプからアクチュエータに供給する流量を制御す
    る切換弁と、この切換弁を切り換えるためのパイロット
    圧を出力するパイロット操作機構と、上記可変吐出ポン
    プの吐出流量を制御するレギュレータとを備え、上記レ
    ギュレータは、可変吐出ポンプの傾転角を制御する制御
    シリンダと、この制御シリンダの作動を制御する制御バ
    ルブとからなり、制御バルブが可変吐出ポンプの吐出圧
    とアクチュエータの最高負荷圧との差圧に応じて切り換
    わる油圧制御回路において、上記制御シリンダの一方の
    圧力室を、絞り弁を介してタンクに接続するとともに、
    上記絞り弁は、その一方のパイロット室に上記パイロッ
    ト操作機構からのパイロット圧をそのまま導き、その他
    方のパイロット室に第1絞りを介してパイロット操作機
    構のパイロット圧を導き、しかも、この他方のパイロッ
    ト室を、第1絞りより十分開度の小さい第2絞りを介し
    てタンクに連通させてなり、パイロット操作機構がパイ
    ロット圧を出力すると、絞り弁の一方のパイロット室の
    みが高圧になって絞り弁が開位置に切り換わり、制御シ
    リンダの圧力室をタンクに連通させ、その後、制御シリ
    ンダの圧力室とタンクとの連通を遮断する絞り弁の閉位
    置への復帰が油圧的に遅延して行われる構成にしたこと
    を特徴とする油圧制御回路。
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