JPS6151023A - 変性エポキシ樹脂の製法 - Google Patents
変性エポキシ樹脂の製法Info
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- JPS6151023A JPS6151023A JP8600985A JP8600985A JPS6151023A JP S6151023 A JPS6151023 A JP S6151023A JP 8600985 A JP8600985 A JP 8600985A JP 8600985 A JP8600985 A JP 8600985A JP S6151023 A JPS6151023 A JP S6151023A
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- epoxy resin
- acid
- modified epoxy
- resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野1
本発明は、従来よりも一段と諸性能の優れた変性エポキ
シ樹脂の製法に関する。 [従来の抜術1 空気硬化型のいわゆる空乾性塗料は家具、内装材、家庭
用品等の塗装などに広く利用されている。該塗料は硬化
速度、乾燥速度、Wr磨性、塗膜硬度及び耐水性等の面
で優れた性質を有しており、芙用佐の極めて高い塗料の
一つとべて並々その需要は伸びつつある。 [発鯛
シ樹脂の製法に関する。 [従来の抜術1 空気硬化型のいわゆる空乾性塗料は家具、内装材、家庭
用品等の塗装などに広く利用されている。該塗料は硬化
速度、乾燥速度、Wr磨性、塗膜硬度及び耐水性等の面
で優れた性質を有しており、芙用佐の極めて高い塗料の
一つとべて並々その需要は伸びつつある。 [発鯛
【が解決しようとする問題点]
しが′し、近年技術革新あるいは社会要請の高度化に伴
ない、かかる塗料の上記性質を一層向上せしめるととも
!−”” < + 十宝小Ss イ+?= ill’r
!−”E 1.、X ”XL !−1↓百I!a l
−Rh イr M!、 L付与した塗料が要求されてい
る。 [問題点を解決するための手段1 しかるに本発明者らは上記課題を解決すべく、空乾性塗
料に関し鋭意研究を重ねた。その結果、2官能ビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂中のエポキシ基に不飽和多塩基
酸又はその無水物と少くとも1個の水酸基を持つ多価ア
ルコール了りルエーテルとの部分エステル化物(以下、
単;こ部分エステル化物と略す)を結合せしめた変性エ
ポキシ(3(脂は従来品と比較して防食性、塗膜硬度が
非常に優れていること、更に該エポキシ基にアクリル酸
又はメタクリル酸(以下、(メタ)アクリル酸と略記す
る)を反応させて該変性エポキシ樹脂中に(メタ)アク
リロキシ基を同時に存在させると前記性質の向上に加え
て、塗膜のデル化速度、しいては空乾性を着しく向上さ
せうろことを見出し、本発明を完成するに到った。 本発明における2官11ヒビスフェ/−ルA型エポキシ
樹脂(以心単にエポキシ樹脂という)とは、次のような
構造式−6持つ化合物で該式中nは通常θ〜3の範囲か
ら適宜選ばれる。 又、該エポキシ樹脂のエポキシ当量は100〜500、
好ましくは180〜300の範囲が良く、100以下で
はガラス転移温度が低すぎて乾燥速度及び防食性力f落
ちる傾向があり、500以上では本発明の変性エピキシ
(五(脂を製造した時に7リルエーテル基、(メタ)ア
クリロキシ基の官能基当1が低くなりすぎて硬化速度が
落ちるので好ましくない。 本発明に用いる部分工大チル化物とは不飽和多塩基酸又
はその無水物と少くとも1個の水酸基を持つ多価7ルコ
ールアリルエーテルとの反応物であって、部分エステル
化物中には少くとも1個のカルボキシル基が残存してい
ることが必要であり、かかるカルボキシル基とエポキシ
樹脂中のエポキシ基を反応させるのである。 不飽和多塩基酸としてはマレイン酸、フマル酸、イタフ
ン払′ジストラコン酸及びこれらの無水物等が用ν・ら
れる9えの際、目的とする変性エポキシU(脂の性能が
低下しない範囲で飽和多塩基酸、例えば7タル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、ヘラ)!、7ジビン酸、セバ
シン酸、コハク酸、7ゼライン酸等を併用する二ともで
きる。 多価アルコール了りルエーテルとしてはグリセリンモノ
アリルニーチル、トリメチロールプロパンモノアリルエ
ーテル、トリノチロールプロパンジアリルエーテル、ト
リノ千ロールエタンモ/アリルエーテル、トリメチクー
ルニタンノアリルエーテル、ペンタエリスリトールジア
リルエーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテル
、ペンタニリスリトールトリアリルエーテノ呟112.
6−ヘキサンドリオールモノアリルニーテル、1,2゜
6−ヘキサンドリオールジアリルエーテル、ソルビタン
モノアリルエーテル、ソルビタンジアリルエーテルなど
が用いられるが、本発明においてはこれらの化合物に限
定されるわけではない。 上】改ネ飽和多塩基酸及び多価アルコールアリルエーテ
ルを威鴻)させる場合、通常反応温度40〜150℃、
反応時間で芙施される。 かくして得られる部分エステル化物をエポキシ揖脂と反
応させれば目的とする変性エポキシ樹脂が得られる。 かかる反応の際には触媒として2−ヒドロキシエチルバ
ラトルイシ゛ン、2−メチルイミダゾーノペ トリメチ
ルベ“ ンジルアンモニウムクロライド等が使用され
る。 反応温度は50〜150”C,好ましくは60〜120
℃の範囲である。 以上の如く部分エステル化物とエポキシU(脂を反応さ
せることによって本発明中の変性エポキシ樹脂中に:士
とスフエノール骨格、アリルエーテル基、無水マレイン
酸等の不飽和多塩基酸に基く不飽和酸二重結合が存在す
る二とになる。かかる3を誉の存在−二より、従来の空
乾性塗料の諸性能を低下させることなく、防食性、塗膜
硬度が著しく向上するという優れた性能を得ることがで
きるのである。 上記変性エポキシ樹脂においてエポキシ樹脂成分は、全
ポリマーに対して20〜80重1%存在すれば充分に目
吃慕毀せられるがより好五シクは40〜70重量%の範
囲:止おいて防食性が顕著に発揮される。又アリルニー
チル基は全ポリマーに対して5〜20重1%の範囲から
選ばれる。エポキシ樹脂成分が20重量%より少いと塗
膜硬度及び防食性が低下する傾、向が見られ、80重呈
%を越えて使用すると粘度が高くなりすぎて実用上問題
が残る。 前記部分エステル化物に加えて更に(メタ)アクリル酸
をエポキシ樹脂中のエポキシ基に結合せしめると部分エ
ステル化物単独の時に較べて塗膜の硬化速度が著しく向
上する、即ち空乾性の非常に優れた変性エポキシ樹脂が
得られる。(メタ)アクリル酸も又、分子中のカルボキ
シル基が、エポキシ(3(皿中のエポキシ基と反応して
結合するのである。 部分エステル化物及び(メタ)アクリル酸をエポキシ樹
脂と結合せしめるには、通常まず部分エステル化物を前
記した方法を用いて製造し、これとエポキシ樹脂及び(
メタ)アクリル酸を反応させる方法がとられるが、エポ
キシ(A4脂及びこれと当モル量程度の部分エステル化
物を最初に反応させた後、エポキシ樹脂中の残りのエポ
キシ基に(表夕)アクリル酸を反応させたり、あるいは
逆にエボキ砧度脂及びこれと当モル量程度の(メタ)ア
クリル酸を最初シ(ト反応させ、しかる後に部分エステ
ル化物を反応させる方法ち笑施可能である1反応温度は
通常60〜120°C1触媒として2−ヒドロキシパラ
トルイジン、2−メチルイミグゾール、トリフチルベン
ノルアンモニウム20ライド等が使用される。 (メタ)アクリル酸成分は全ポリマーに対して5〜50
重量%であることが望ましい。 本発明の変性エポキシ(3(脂の分子量は500〜3,
000、より好ましくは550〜2,500の範囲が好
適である0分子量が500以下になると塗装粘度が低す
ぎて硬化速度及び防食性が低下するし、3,000以上
の場合は該粘度が高すぎて、スチレン等を大量に使用せ
ねば塗装粘度に致らず結果として硬化速度及び防食性の
低下を招くので避けるべきである。 更に該変性エポキシ樹脂を塗料用に用(・る時は、一般
に重合性単量体と混合する1重合性lii量体としては
スチレン、ビニルトルエン、クロロスナレン、α−メチ
ルスチレン、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリル酸ニ
スチル、グリシツル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル
、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリ
メチロール゛ プロ・/礫イリアクリレート、トリメ
チロールブロノくントリメバクリレート、桐油、アマニ
油、大豆油、aK油、す7ラワ油、やし油などが挙げら
れる。 更に添加剤として顔料、充填剤、硬化剤、硬化促進剤、
希釈剤、熱可塑性樹脂などを添加しても良い。 顔料としてチタン白、シアニンブルー、クリームイエロ
ー、ウオッチングレッド、ペンがう、カーボンフラッフ
、アニリンブラックなどが挙げられる。 硬化剤としてはメチルエチルケトンパーオキサイド、シ
クロヘキサノンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、ツクミルパーオキサイド、ターシャリ−ブチルパ
ーベンゾニートなどが革げられる。 硬化促進剤としてはオフナル酸コバルト、ナフテン酸マ
ンガンなどがi$1デられる。 希釈剤としては酢酸エチル、トルエン、キシレン、メタ
ノール、ニタノール、ブタノール、アセトン、メチルニ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、セルソルブ、ジ
アセトンアルコールなどが挙げられる。 熱可塑性樹脂と°してはセルロースアセテートブナレー
ト、二層Y10セルロース、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、須駆すル樹脂及びこれらの共重合体、ブチル化
メラミン、?フチル化尿素などが挙げられる。 その他の添加剤としてはりん酸、酒石酸、亜りん酸、油
脂類、シリコーンオイル、界面活性剤類、パラフィンワ
ックλなどが挙げられる。 [作 用] 本発明の変性エポキシ樹脂は、特に塗料用として有量で
あり、任意の場所に使用できる0例元ば木工塗料(家具
、楽器等)、自動車補修パテ、FRP戊型、注型成型を
対象物としてあげられるが、本発明の優れた特徴として
防食性が非常に良いので重防食用フレークコーティング
塗料、FRP成型物のデルコート塗装用に最適である。 又、塗料以外にも接着剤、成型物等として適宜使用可能
である。 [芙施例1 以下笑施例を挙げて本発明を具体的に説明する。尚、脂
中「%」とあるのはいずれも重1基皐である。 実施′例1 ジアリルペンタエリスリトール0.45モル、無水マレ
イ:zm”ll 、 0モルを温度60℃で2時間反応
させて得られた’i3+、分エステ分化ステル化物リル
酸を0.5モノペビス7工)−ルAジグリシノルエーテ
ル(n=oのもの)を0.5モノ呟及び全系に対して0
.3%量の2−ヒドロキシニチルバラトルイノンを一括
住込みして90′CでコOri!f間反応させた後、6
0°Cに冷却、メタ/−ルを対全系2%加え更に1時間
反応させ、10um1gで30分間減圧処理を行い、ス
チレンで希釈してJj(脂分60%、最513 、、、
gKOII/E−Ja度2 + 500eps、全ポリ
マーに対するエポキシ樹脂成分及びアクリル成分の含有
量が各々40%、7%のエポキシ樹脂変性不飽和ポリエ
ステルを得、これにハイドロキノンを全系に対し、0.
03%工加えて塗料化し後記する方法で性能評価を行っ
た。 実施例2 実施例1において無水?レイン酸1モルの代わりに無水
マレイン酸’0 、8モルと無水フタル酸0.2モルの
混合物を仕込んでジアリルペンタエリスリトールと反応
させて86分エステル化物及びビスブエノールAジグリ
シジルエーテル(n=1のちの)を使用した以外は同例
と同様にして樹脂、分60%、酸価13IogKOH/
g、粘度2.000c psX〜9’:、′7F:リマ
ー中のエポキシ樹脂成分及びアクリル酸成分がJJ 5
%、10%の変性エポキシU(脂を得て以下同側に車ヒ
て塗料を得て性能評価を行った。 結果を表に記す。 芙)海側3 トリ7リルベンタエリスリトール1.0モル、爪丞マレ
イン酸1.0モルを反応温度60〜70°Cで3時間反
応を行って部分エステル化物を得た。これにビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル(n=1のらの)1.0モ
ル及びアクリル酸1.1モル及び全系に対して0.3%
二の2−ヒドロキシエチルパラトルイジンを一括仕込み
して以下実施例1に壁じて反応を行い、スチレンで希釈
して樹脂分60%、酸価S 、 OBKOII/g、粘
度3,700cps、全ポリマーに対するエポキシ樹脂
分及びアクリル成分の含有量が各54%、8%の変性エ
ポキシ樹脂を得た。 これを実施例1に皐巳で塗料化し、評価を行った。 結果を表に示す。 実施例4 実施例1においてアクリル酸の代わりにメタクリル酸を
用い一μ外は同例iこ慈じて樹脂分60%、酸515m
gKOH/g、 Ql’llX 3 + OOOcps
、 It脂全全体対するニオSキシ(3(脂成分、及び
メタクリル酸の含有量が各40%、10%の変性エポキ
シ樹脂を得た。 かくして得ら几た樹脂を塗料化してその性能を評価し結
果を表に記す。 実施例5 実施例1における部分ニスチル化物として無水マレイン
酸1モルとグリセリソノアリルエーテル1モルを同例に
進じて反応させたものを使用した以外は同例と同様にし
て樹脂分65%、酸価3.1 mgKOH/g、粘度1
.500cps、樹脂全体に対するエポキシU(脂成分
35%、アクリル酸成分8%の変性エポキシjj(脂を
製造した。 かくして得られた樹脂を塗料化してその性能を評価し結
果を表に三己す。 案施例6 実施例1においてアクリル酸の使用を省略してビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル(n=oのもの)の仕込
み量ら痣、0モルとした以外は同例に進じて変性エポキ
シ樹脂、ミン′製造した。該樹脂は酸価3.51に0
)17g、粘度2、.2o:i[有]cps、υノ脂全
体に対するエポキシ樹脂成分45%であった。 結果を表に記す。 対照例1,2 実施例1において用いた変性エポキシ樹脂の代わりに無
水マレイン酸2モルとビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル(n=0のもの)1モルの反応物(対照例1)、
アクリル酸2モルとビスフェノールAジグリシジルエー
テル(n=0のもの)1モルの反応物(対照例2)を用
いてこれを塗料化してその性能を評価した。 結果を表1こ記す。 性能評価は次の方法で行った。 1)表面乾燥性 得られた樹脂分60%の塗料をスチレン溶液で更に50
%に希釈した後、オクテン酸コバルト(コバルト含有1
8%)を0.5%及びバーメックN(日本油脂製メチル
ニテルケトンパーオキサイド55%溶社七を1%添加し
た。これを0.5 mm、アプリケータ鳥望ラス板上に
塗布し、指触乾燥性を確認後、塗面上、−にカーボン紙
を置き、これに5c論X5cm巾に5K。 の荷mをかけ、カーボンの残り具合の程度でタックの有
無を判定した。完全タックフリーの状態ではカ−沢ンの
伝移は全く見られない。 2)鉛争@度 JIS K5401に基づき鉛工の後を消しゴムで消
してみて、キズがついていない時の硬度値で示した。 3)防食性 以下に記する条件で立面の変化の状態及びテストピース
の重量変化(%)を調べた。 耐 純 水性二90°Cの純水中72時間浸漬it
酸 性=30%の塩酸中6ケ月(常温)耐アルカリ性:
50%水酸化ナトリウム水溶液中6ケ月(常温) (以下余白)
ない、かかる塗料の上記性質を一層向上せしめるととも
!−”” < + 十宝小Ss イ+?= ill’r
!−”E 1.、X ”XL !−1↓百I!a l
−Rh イr M!、 L付与した塗料が要求されてい
る。 [問題点を解決するための手段1 しかるに本発明者らは上記課題を解決すべく、空乾性塗
料に関し鋭意研究を重ねた。その結果、2官能ビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂中のエポキシ基に不飽和多塩基
酸又はその無水物と少くとも1個の水酸基を持つ多価ア
ルコール了りルエーテルとの部分エステル化物(以下、
単;こ部分エステル化物と略す)を結合せしめた変性エ
ポキシ(3(脂は従来品と比較して防食性、塗膜硬度が
非常に優れていること、更に該エポキシ基にアクリル酸
又はメタクリル酸(以下、(メタ)アクリル酸と略記す
る)を反応させて該変性エポキシ樹脂中に(メタ)アク
リロキシ基を同時に存在させると前記性質の向上に加え
て、塗膜のデル化速度、しいては空乾性を着しく向上さ
せうろことを見出し、本発明を完成するに到った。 本発明における2官11ヒビスフェ/−ルA型エポキシ
樹脂(以心単にエポキシ樹脂という)とは、次のような
構造式−6持つ化合物で該式中nは通常θ〜3の範囲か
ら適宜選ばれる。 又、該エポキシ樹脂のエポキシ当量は100〜500、
好ましくは180〜300の範囲が良く、100以下で
はガラス転移温度が低すぎて乾燥速度及び防食性力f落
ちる傾向があり、500以上では本発明の変性エピキシ
(五(脂を製造した時に7リルエーテル基、(メタ)ア
クリロキシ基の官能基当1が低くなりすぎて硬化速度が
落ちるので好ましくない。 本発明に用いる部分工大チル化物とは不飽和多塩基酸又
はその無水物と少くとも1個の水酸基を持つ多価7ルコ
ールアリルエーテルとの反応物であって、部分エステル
化物中には少くとも1個のカルボキシル基が残存してい
ることが必要であり、かかるカルボキシル基とエポキシ
樹脂中のエポキシ基を反応させるのである。 不飽和多塩基酸としてはマレイン酸、フマル酸、イタフ
ン払′ジストラコン酸及びこれらの無水物等が用ν・ら
れる9えの際、目的とする変性エポキシU(脂の性能が
低下しない範囲で飽和多塩基酸、例えば7タル酸、イソ
フタル酸、テレフタル酸、ヘラ)!、7ジビン酸、セバ
シン酸、コハク酸、7ゼライン酸等を併用する二ともで
きる。 多価アルコール了りルエーテルとしてはグリセリンモノ
アリルニーチル、トリメチロールプロパンモノアリルエ
ーテル、トリノチロールプロパンジアリルエーテル、ト
リノ千ロールエタンモ/アリルエーテル、トリメチクー
ルニタンノアリルエーテル、ペンタエリスリトールジア
リルエーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテル
、ペンタニリスリトールトリアリルエーテノ呟112.
6−ヘキサンドリオールモノアリルニーテル、1,2゜
6−ヘキサンドリオールジアリルエーテル、ソルビタン
モノアリルエーテル、ソルビタンジアリルエーテルなど
が用いられるが、本発明においてはこれらの化合物に限
定されるわけではない。 上】改ネ飽和多塩基酸及び多価アルコールアリルエーテ
ルを威鴻)させる場合、通常反応温度40〜150℃、
反応時間で芙施される。 かくして得られる部分エステル化物をエポキシ揖脂と反
応させれば目的とする変性エポキシ樹脂が得られる。 かかる反応の際には触媒として2−ヒドロキシエチルバ
ラトルイシ゛ン、2−メチルイミダゾーノペ トリメチ
ルベ“ ンジルアンモニウムクロライド等が使用され
る。 反応温度は50〜150”C,好ましくは60〜120
℃の範囲である。 以上の如く部分エステル化物とエポキシU(脂を反応さ
せることによって本発明中の変性エポキシ樹脂中に:士
とスフエノール骨格、アリルエーテル基、無水マレイン
酸等の不飽和多塩基酸に基く不飽和酸二重結合が存在す
る二とになる。かかる3を誉の存在−二より、従来の空
乾性塗料の諸性能を低下させることなく、防食性、塗膜
硬度が著しく向上するという優れた性能を得ることがで
きるのである。 上記変性エポキシ樹脂においてエポキシ樹脂成分は、全
ポリマーに対して20〜80重1%存在すれば充分に目
吃慕毀せられるがより好五シクは40〜70重量%の範
囲:止おいて防食性が顕著に発揮される。又アリルニー
チル基は全ポリマーに対して5〜20重1%の範囲から
選ばれる。エポキシ樹脂成分が20重量%より少いと塗
膜硬度及び防食性が低下する傾、向が見られ、80重呈
%を越えて使用すると粘度が高くなりすぎて実用上問題
が残る。 前記部分エステル化物に加えて更に(メタ)アクリル酸
をエポキシ樹脂中のエポキシ基に結合せしめると部分エ
ステル化物単独の時に較べて塗膜の硬化速度が著しく向
上する、即ち空乾性の非常に優れた変性エポキシ樹脂が
得られる。(メタ)アクリル酸も又、分子中のカルボキ
シル基が、エポキシ(3(皿中のエポキシ基と反応して
結合するのである。 部分エステル化物及び(メタ)アクリル酸をエポキシ樹
脂と結合せしめるには、通常まず部分エステル化物を前
記した方法を用いて製造し、これとエポキシ樹脂及び(
メタ)アクリル酸を反応させる方法がとられるが、エポ
キシ(A4脂及びこれと当モル量程度の部分エステル化
物を最初に反応させた後、エポキシ樹脂中の残りのエポ
キシ基に(表夕)アクリル酸を反応させたり、あるいは
逆にエボキ砧度脂及びこれと当モル量程度の(メタ)ア
クリル酸を最初シ(ト反応させ、しかる後に部分エステ
ル化物を反応させる方法ち笑施可能である1反応温度は
通常60〜120°C1触媒として2−ヒドロキシパラ
トルイジン、2−メチルイミグゾール、トリフチルベン
ノルアンモニウム20ライド等が使用される。 (メタ)アクリル酸成分は全ポリマーに対して5〜50
重量%であることが望ましい。 本発明の変性エポキシ(3(脂の分子量は500〜3,
000、より好ましくは550〜2,500の範囲が好
適である0分子量が500以下になると塗装粘度が低す
ぎて硬化速度及び防食性が低下するし、3,000以上
の場合は該粘度が高すぎて、スチレン等を大量に使用せ
ねば塗装粘度に致らず結果として硬化速度及び防食性の
低下を招くので避けるべきである。 更に該変性エポキシ樹脂を塗料用に用(・る時は、一般
に重合性単量体と混合する1重合性lii量体としては
スチレン、ビニルトルエン、クロロスナレン、α−メチ
ルスチレン、ジビニルベンゼン、(メタ)アクリル酸ニ
スチル、グリシツル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル
、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、トリ
メチロール゛ プロ・/礫イリアクリレート、トリメ
チロールブロノくントリメバクリレート、桐油、アマニ
油、大豆油、aK油、す7ラワ油、やし油などが挙げら
れる。 更に添加剤として顔料、充填剤、硬化剤、硬化促進剤、
希釈剤、熱可塑性樹脂などを添加しても良い。 顔料としてチタン白、シアニンブルー、クリームイエロ
ー、ウオッチングレッド、ペンがう、カーボンフラッフ
、アニリンブラックなどが挙げられる。 硬化剤としてはメチルエチルケトンパーオキサイド、シ
クロヘキサノンパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、ツクミルパーオキサイド、ターシャリ−ブチルパ
ーベンゾニートなどが革げられる。 硬化促進剤としてはオフナル酸コバルト、ナフテン酸マ
ンガンなどがi$1デられる。 希釈剤としては酢酸エチル、トルエン、キシレン、メタ
ノール、ニタノール、ブタノール、アセトン、メチルニ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、セルソルブ、ジ
アセトンアルコールなどが挙げられる。 熱可塑性樹脂と°してはセルロースアセテートブナレー
ト、二層Y10セルロース、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニ
ル樹脂、須駆すル樹脂及びこれらの共重合体、ブチル化
メラミン、?フチル化尿素などが挙げられる。 その他の添加剤としてはりん酸、酒石酸、亜りん酸、油
脂類、シリコーンオイル、界面活性剤類、パラフィンワ
ックλなどが挙げられる。 [作 用] 本発明の変性エポキシ樹脂は、特に塗料用として有量で
あり、任意の場所に使用できる0例元ば木工塗料(家具
、楽器等)、自動車補修パテ、FRP戊型、注型成型を
対象物としてあげられるが、本発明の優れた特徴として
防食性が非常に良いので重防食用フレークコーティング
塗料、FRP成型物のデルコート塗装用に最適である。 又、塗料以外にも接着剤、成型物等として適宜使用可能
である。 [芙施例1 以下笑施例を挙げて本発明を具体的に説明する。尚、脂
中「%」とあるのはいずれも重1基皐である。 実施′例1 ジアリルペンタエリスリトール0.45モル、無水マレ
イ:zm”ll 、 0モルを温度60℃で2時間反応
させて得られた’i3+、分エステ分化ステル化物リル
酸を0.5モノペビス7工)−ルAジグリシノルエーテ
ル(n=oのもの)を0.5モノ呟及び全系に対して0
.3%量の2−ヒドロキシニチルバラトルイノンを一括
住込みして90′CでコOri!f間反応させた後、6
0°Cに冷却、メタ/−ルを対全系2%加え更に1時間
反応させ、10um1gで30分間減圧処理を行い、ス
チレンで希釈してJj(脂分60%、最513 、、、
gKOII/E−Ja度2 + 500eps、全ポリ
マーに対するエポキシ樹脂成分及びアクリル成分の含有
量が各々40%、7%のエポキシ樹脂変性不飽和ポリエ
ステルを得、これにハイドロキノンを全系に対し、0.
03%工加えて塗料化し後記する方法で性能評価を行っ
た。 実施例2 実施例1において無水?レイン酸1モルの代わりに無水
マレイン酸’0 、8モルと無水フタル酸0.2モルの
混合物を仕込んでジアリルペンタエリスリトールと反応
させて86分エステル化物及びビスブエノールAジグリ
シジルエーテル(n=1のちの)を使用した以外は同例
と同様にして樹脂、分60%、酸価13IogKOH/
g、粘度2.000c psX〜9’:、′7F:リマ
ー中のエポキシ樹脂成分及びアクリル酸成分がJJ 5
%、10%の変性エポキシU(脂を得て以下同側に車ヒ
て塗料を得て性能評価を行った。 結果を表に記す。 芙)海側3 トリ7リルベンタエリスリトール1.0モル、爪丞マレ
イン酸1.0モルを反応温度60〜70°Cで3時間反
応を行って部分エステル化物を得た。これにビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル(n=1のらの)1.0モ
ル及びアクリル酸1.1モル及び全系に対して0.3%
二の2−ヒドロキシエチルパラトルイジンを一括仕込み
して以下実施例1に壁じて反応を行い、スチレンで希釈
して樹脂分60%、酸価S 、 OBKOII/g、粘
度3,700cps、全ポリマーに対するエポキシ樹脂
分及びアクリル成分の含有量が各54%、8%の変性エ
ポキシ樹脂を得た。 これを実施例1に皐巳で塗料化し、評価を行った。 結果を表に示す。 実施例4 実施例1においてアクリル酸の代わりにメタクリル酸を
用い一μ外は同例iこ慈じて樹脂分60%、酸515m
gKOH/g、 Ql’llX 3 + OOOcps
、 It脂全全体対するニオSキシ(3(脂成分、及び
メタクリル酸の含有量が各40%、10%の変性エポキ
シ樹脂を得た。 かくして得ら几た樹脂を塗料化してその性能を評価し結
果を表に記す。 実施例5 実施例1における部分ニスチル化物として無水マレイン
酸1モルとグリセリソノアリルエーテル1モルを同例に
進じて反応させたものを使用した以外は同例と同様にし
て樹脂分65%、酸価3.1 mgKOH/g、粘度1
.500cps、樹脂全体に対するエポキシU(脂成分
35%、アクリル酸成分8%の変性エポキシjj(脂を
製造した。 かくして得られた樹脂を塗料化してその性能を評価し結
果を表に三己す。 案施例6 実施例1においてアクリル酸の使用を省略してビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル(n=oのもの)の仕込
み量ら痣、0モルとした以外は同例に進じて変性エポキ
シ樹脂、ミン′製造した。該樹脂は酸価3.51に0
)17g、粘度2、.2o:i[有]cps、υノ脂全
体に対するエポキシ樹脂成分45%であった。 結果を表に記す。 対照例1,2 実施例1において用いた変性エポキシ樹脂の代わりに無
水マレイン酸2モルとビスフェノールAジグリシジルエ
ーテル(n=0のもの)1モルの反応物(対照例1)、
アクリル酸2モルとビスフェノールAジグリシジルエー
テル(n=0のもの)1モルの反応物(対照例2)を用
いてこれを塗料化してその性能を評価した。 結果を表1こ記す。 性能評価は次の方法で行った。 1)表面乾燥性 得られた樹脂分60%の塗料をスチレン溶液で更に50
%に希釈した後、オクテン酸コバルト(コバルト含有1
8%)を0.5%及びバーメックN(日本油脂製メチル
ニテルケトンパーオキサイド55%溶社七を1%添加し
た。これを0.5 mm、アプリケータ鳥望ラス板上に
塗布し、指触乾燥性を確認後、塗面上、−にカーボン紙
を置き、これに5c論X5cm巾に5K。 の荷mをかけ、カーボンの残り具合の程度でタックの有
無を判定した。完全タックフリーの状態ではカ−沢ンの
伝移は全く見られない。 2)鉛争@度 JIS K5401に基づき鉛工の後を消しゴムで消
してみて、キズがついていない時の硬度値で示した。 3)防食性 以下に記する条件で立面の変化の状態及びテストピース
の重量変化(%)を調べた。 耐 純 水性二90°Cの純水中72時間浸漬it
酸 性=30%の塩酸中6ケ月(常温)耐アルカリ性:
50%水酸化ナトリウム水溶液中6ケ月(常温) (以下余白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、2官能ビスフェノールA型エポキシ樹脂中のエポキ
シ基に 不飽和多塩基酸又はその無水物と少くとも1個の水酸基
を持つ多価アルコールアリルエーテルとの部分エステル
化物を結合せしめることを特徴とする変性エポキシ樹脂
の製法。 2、不飽和多塩基酸又はその無水物が無水マレイン酸で
ある特許請求の範囲第1項記載の変性エポキシ樹脂の製
法。 3、官能ビスフェノールA型エポキシ樹脂中のエポキシ
基に (a)不飽和多塩基酸又はその無水物と少くとも1個の
水酸基を持つ多価アルコールアリルエーテルとの部分エ
ステル化物及び (b)アクリル酸又はメタクリル酸を結合せしめること
を特徴とする変性エポキシ樹脂の製法。 4、不飽和多塩基酸又はその無水物が無水マレイン酸で
ある特許請求の範囲第3項記載の変性エポキシ樹脂の製
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8600985A JPS6151023A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 変性エポキシ樹脂の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8600985A JPS6151023A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 変性エポキシ樹脂の製法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10259782A Division JPS58219232A (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | エポキシ樹脂変性不飽和ポリエステルの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6151023A true JPS6151023A (ja) | 1986-03-13 |
JPH0317851B2 JPH0317851B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=13874687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8600985A Granted JPS6151023A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 変性エポキシ樹脂の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6151023A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58219232A (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | エポキシ樹脂変性不飽和ポリエステルの製法 |
JPS6086008A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-15 | Senichi Masuda | 高性能オゾナイザ− |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP8600985A patent/JPS6151023A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58219232A (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-20 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | エポキシ樹脂変性不飽和ポリエステルの製法 |
JPS6086008A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-15 | Senichi Masuda | 高性能オゾナイザ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317851B2 (ja) | 1991-03-11 |
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