JPS61502629A - モノクロ−ナル抗体およびその用途 - Google Patents
モノクロ−ナル抗体およびその用途Info
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- JPS61502629A JPS61502629A JP50297685A JP50297685A JPS61502629A JP S61502629 A JPS61502629 A JP S61502629A JP 50297685 A JP50297685 A JP 50297685A JP 50297685 A JP50297685 A JP 50297685A JP S61502629 A JPS61502629 A JP S61502629A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
モノクローナル抗体およびその用途
本発明は、モノクローナル抗体およびその用途に関する。
発明の背景
モルガネラ・モルガニ(Morganella morganii)として記載
されてし)る唯一の微生物は、他のプロテウス(P roteus)種から区別
されてL′+6゜この微生物は、処置が非常に難しい微生物であり、一般に、ヒ
トに於ける尿路感染および血液感染の原因になると考えられてL)る。
モルガネラはまた、血流感染であるグラム陰性敗血症の原因となることも知られ
ている。これは、現代の医療センターで見られる主要な感染症疾患の1つである
。これは一過性で自己限定性であることもあるが、重篤なグラム陰性性の敗血症
は緊急医療を必要とするものである。
現在、グラム陰性性敗血症の検査は、血液および尿の培養を作成したり、場合に
より、その他の手段によって行われている。血液培養検査は、費用がかかるばか
りでなく、煩わしいものである。この検査は、結果が出るまで1日かかり、数日
かかることも多い。ヒトの血液は性質が複雑であり、多数の検査試薬と非特異的
に反応する傾向があるので熟練、した検査技術が必要である。
現在、尿路感染症に於いて、−次スクリーニングとして微生物の存在を調べる顕
微鏡検査が行われている。この顕微鏡検査は、グラム陰性菌どうしを区別するこ
とはできない。従って、二次検査として、尿試料から分離した微生物を同定する
ために尿培養を行なう。診断が遅れ、治療の開始が遅れろと、重篤な合併症を引
き起こすことになりかねない。
従、って、尿路感染症またはグラム陰性性敗血症において、モルガネラ属を極め
て正確に検出する現在の方法は、高価につく多数の熟練技術者と労働時間を費し
、結果を出すのに1日、あるいは数日らかかることが多いという点で満足できる
ものではない。
モノクローナル抗体の製造は、ケーラー(Kohl、er)およびミルンユタイ
ン(M 1lstein)によって初めて報告された、今ではよく知られている
手段である[ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロジー(E ur。
J、Immunol、 ) 6(1975)292 ]。ハハイブリドマを作成
する一般的な技術、およびその結果得られるモノクローナル抗体についてはよく
知られているが、特定の抗原に対する特異的モノクローナル抗体を製造すること
は、主として特定のハイブリドーマを作成するのに必要なバリエーンヨンお上び
特異性の程度のために、難しいことであることがわ本発明は、モルガネラ属の抗
原および/または微生物が試料中に存在するかどうかを正確に、かつ迅速に診断
するために使用される新規なモノクローナル抗体を提供するものである。
簡潔に述べると、本発明はモルガネラ属の抗原、特にモルガネラ・モルガニの抗
原に特異的なモノクローナル抗体、およびモルガネラ属に属するいずれかの菌種
の抗原と広く交叉反応するモノクローナル抗体に関するものである。
本発明はまた、モルガネラ属、あるいはその特定の菌種、の上記の抗原の1つに
対するモノクローナル抗体であって、適当な標識(ラベル)と結合した、モルガ
ネラ属の抗原の存在を診断するために使用される標識されたモノクローナル抗体
を提供するものである。この標識は、例えば放射性同位元素、酵素、蛍光性化合
物、化学的発光性化合物、生物的発光性化合物、強磁性の原子または粒子、ある
いはその他の標識剤とすることができる。
本発明はまた、適当な免疫検定法により、標識されたモノクローナル抗体を検体
と接触させることからなる、検体中のモルガネラ属抗原または微生物の存在を診
断する方法を提供するものである。
更に、本発明はモルガネラ属の抗原に対するモノクローナル抗体と担体または希
釈剤を含有している治療用組成物、およびある種のモルガネラ属の抗原に対する
少なくとも1種の標識されたモノクローナル抗体を含有しているキットを提供す
るものである。
詳細な説明
本発明に係る抗体は、特定のモルガネラ属の抗原で免疫した哺乳動物の胛臓細胞
を、適当な骨髄腫セルライン、好ましくはN5O(非クローン化)、P3N5
I Ag 4/lまたはSp 210Ag 14と融合させることにより製造さ
れる。得られた生産物を標学的なHAT(ヒポキサンチン、アミノプテリンおよ
びチミジン)培地中で培養する。特定のモノクローナル抗体をスクリーニングテ
ストするには、以下に記述する免疫検定技術を利用する。
免疫される膵臓細胞は、霊長動物、ヒト、げっ肉類(例えばマウス、ラット、ウ
サギなど)、牛、羊、犬などのものであってよいが、本発明では、マウスのもの
について述べることにする。まず、選択した特定のモルガネラ抗原をマウスに注
射し、通常約11週間かけて免疫する。常套の検定法により、マウスが抗原に対
して十分な抗体を産生じたことがわかったら、適当なモルガネラ抗原をブースタ
ー注射し、マウスを殺して免疫された膵臓を摘出する。次いで、この免疫された
胛臓細胞と適当な骨髄腫セルラインを使って融合を行なうことができる。。
特定のモルガネラ抗原が存在すると正の反応を示す抗体を産生ずる融合細胞を取
り出し、標学的な方法でクローンする。クローンから得たモノクローナル抗体を
標準的な抗原に対して試験し、特定のモルガネラ抗原に対する特異性をを有する
か否かを凋へる。特定のモルガネラ抗原またはモルガネラ種に対して特異的であ
るモノクローナル抗体を選択し、適当な標識と結合させる。
標識のための、そしてその後の大量生産に必要な十分量の抗体は、パッチ式また
は連続的組織培養、あるいはマウスの様な哺乳動物でのインビボでの培養などの
既知の方法で生産される。
モノクローナル抗体は、各種の標識剤で標識することができる。本発明では、酵
素で標識したモノクローナル抗体を使用する例について述べる。標識剤として使
用される酵素の例としては、アルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ
、ガラクトシダーゼ、ペルオキシダーゼおよびウレアーゼなどが挙げられる。
酵素との結合は、スタフィロコッカル・プロティンA法、グルタルアルデヒド法
、ベンゾキノン法または過ヨウ素酸法などの常套の既知の方法で行なうことがで
きる。
標識されたモノクローナル抗体ができたら、通常の各種の免疫検定法の1つを使
って試験を行なう。選択すべき特定の方法は、モノクローナル抗体および選択し
た標識により異なる。現在のところ、廉価であること、試薬が安定であり、安全
であり、感度の良いこと、および操作が簡単であることから酵素免疫検定が好ま
しい。1つの例は酵素−結合免疫吸着検定(E I A)である。ETAは、デ
ザインが放射分析と類似している固相検定法である。しかしEIAでは、免疫グ
ロブリンマーカーとして放射活性同位元素の代りに、酵素を使用する。
蛍光免疫検定は、抗原または抗体を蛍光プローブで標識することに基づいている
。標識されていない抗原および特異抗体を、蛍光で標識した同一の抗原と混合す
る。(学識された抗原と標識されていない抗原の両者か抗体の結合サイトを競い
合う。抗体に結合した標識化抗原の皇は、非標識化抗原の濃度に依存し、従って
、その濃度の測定値を表わす。この特定のタイプの蛍光免疫検定の例には、酵素
−結合蛍光免疫検定の様な不均一系、基質−標識化蛍光免疫検定の様な均−系が
ある。最も適切な蛍光プローブであって、最も広く使用されているものの1つは
フルオレセインである。フルオレセインは、散乱がかなり干渉されやすいことが
あるが、特定の検定に使用されるプローブの最適の蛍光メーターを使用すること
により感度を上げることができ、散乱の効果を最小限にすることができる。
蛍光分極(ボーラリゼーンヨノ)においては、標識された試料が分極光により励
起するので、放射光の分極の程度を測定する。抗原が抗体に結合すると、そのロ
ーテーションが低下し、分極の程度か増大する。しかし現時点では、その感度は
マイクロモル/リットルの範囲に限定されており、生物学的試料中の抗原につい
ては、上限がナノモル/リットルの範囲である。
発光は、電子が高エネルギー状態から基底状態に転移することにより、原子や分
子によって光が放射されることである。化学的発光および生物学的発光の両者に
於いて、化学反応の自由エネルギーにより、電子励起状態の中間体や生成物を生
成するのに必要なエネルギーが与えられる。
次いて衰微して基底状態に戻る時に光が放射される。生物学的発光は、生物系に
みられる化学的発光の特別の形態に与えられた名称であり、ここでは、触媒作用
を有するタンパク質または酵素、例えばルシフェラーゼが発光反応の効率を増大
させる。最もよく知られた化学的発光物質はルミノールである。
本発明の1つの目的は、特定のモルガネラ抗原またはモルガネラ種に対する1種
またはそれ以上のモノクローナル抗体、および薬理学的に許容し得る担体または
希釈剤を含有する治療用組成物を提供するものである。この様な組成物は、なん
らかのモルガネラ感染に苦しんでいるヒトおよび/または動物を治療するのに使
用することができ、治療に行動な量が使用される。この風は、処置を受けるヒト
および感染の程度に応じて著しく変わる。
各種検体中に抗原、抗原類またはモルガネラ種が存在するかどうかを診断するた
めに使用される診断用キットに、1種またはそれ以上のモノクローナル抗体を組
み合せて入れてもよい。モルガネラ属のみを同定し得る広い交叉反応性のモノク
ローナル抗体を使ってもよく、また、・他の細菌属あるいはモルガネラ種および
/または他の細菌を同定することができる抗体を含んでいるキットの一部として
用いることもできる。
過去に於いては、検体の望ましくない交叉反応(例えば尿と抗血清)のために、
迅速なキットを開発することは困難であった。モノクローナル抗体を使用するこ
とによって、この様な問題が解決され、診断用の非常に特異的な、そして迅速な
試験ができる様になった。例えば、キットは尿中のグラム陰性細菌を迅速に検査
するために、病理検査室で使用されることもあろうし、外来患者にも使用される
。
また、モルガネラまたはその他のグラム陰性性敗血症の診断のために、小者から
採取した血液試料中にモルガネラの抗原および/またはモルガネラ種、およびそ
の他のグラム陰性細菌を同定するために、この様な抗原や微生物に対する、コン
ジュゲートあるいは標識化したモノクローナル抗体をキットにして使用すること
ができる。モノクローナル検査法は、従来の検査法より正確さが高いという点で
、従来法より進んだ方法である。「当日」に結果が出るので患者にとって好都合
であり、早い、正確な診断の結果、治療を改善でき、かつ、検査を管理するのに
必要な労働時間や人件費を減少させる。
このキットは単独で販売されてもよいし、あるいはまた、モルガネラの菌種や血
清型を検出するために、関連検査室に売り込まれる、相容性のある免疫検定試薬
類の包括的な商品の1部に含ませてもよい。
本発明の好ましい態様の1つは、特定のモルガネラ抗原またはモルガネラ種に対
する少なくとも1種の標識されたモノクローナル抗体と、適当な染色剤、対比染
色剤または試薬を含んでいる診断用キットである。
その他のキットとしては、モルガネラ抗原の少なくとも1種の対照試料および/
または特定の試料中の特定のモルガネラ微生物の存在を検出する交叉反応性の標
識されたモノクローナル抗体を含んでいるキットがある。このキットで検出され
る特異抗原としては、モルガネラ・モルガニの抗原がある。
モルガネラ属の抗原の存在を検出するモノクローナル診断法は、水源、食物源お
よび食品加工操作を定期的に検査するのにも使うことができる。
この様に、本発明は、標準的な抗原の存在を調べるための標識したモノクローナ
ル抗体の使用について記載しているが、本発明は、尿、血液、糞便、水およびミ
ルクなどの検体が特定のモルガネラ抗原を含んでいるかどうかを調べることによ
り、抗原の存在を診断するという多くの応用面を持っている。更に詳しくいうと
、本発明の製品は公衆の衛生および安全の診断補助に利用することができ、水や
食品の様な検体の汚染の有無について検査することができる。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、これらの実施例は例示を
目的とするものであって、本発明を制限するためのものではない。
本発明のモノクローナル抗体は、ケーラーとミルシュタイン(前掲)の方法に従
って調製した[ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロノ(Eur、 J
Immunol )、6 292(1975)]。
実施例に於いて、
APl=アナリテイカル・プロファイル・イ゛/デノクスεエールスト(A y
erst)研究所リファレンスID M E M−デュルヘツコの改良イーグル
培地EC9=ウノ胎仔血清
%T=Icm光路長で測定したワクチン濃度PBS=燐酸緩衝生理食塩水
モルガネラ・モルガニの抗原をナショナル・コレクンヨン・才ブ・タイプ・カル
チャーから得(N CT C受は入れ番号235)、微生物の同定に関する漂帛
的な生化学的方法により検査して同定した(AfIプロファイル使用)。より詳
しく述へると、親液物質(リオファイル)からモルガネラ・モルガニを除き、血
液寒天上で増殖させ、APIで検査して同定し、純度を確認した。次いで細胞を
DMEMに移し、増殖させ、収穫して抗原供給源として使用した。微生物をホル
モール食塩水に入れて遠心をくり返すことにより洗浄し、ホルモール食塩水に再
懸濁した。
調製した抗原を6匹のBa1b/cマウスに注射した。上記の如く調製し、煮沸
して死滅させたモルガ不う・モルガニを、1週間に1回、3週間腹腔内に注射し
く80%Tワクチン0.05J)、次いで1週間に1回、3週間静脈注射した。
次いで7週間体9.させ、更にワクチンを静脈注射した。最後の注射から約68
目にマウスから採血し、血清を検査して抗体を検定した。この血清の力価測定に
使用し1こ常套の方法は、酵素−結合免疫吸着検定法であった。このやり方で4
ウスが抗体産生を示したので(通常、正の力価が少なくとも10,000)、融
合供与動物として1匹を選び、脛臓切除の3日前に静脈からブースタ注射した(
80%ワクチン0102m克)。
C1細胞融合
選択された供与マウスを殺し、70%のエチルアルコールに浸漬して表面滅菌し
た。次いで、膵臓を摘出し、30%のFC8を加えたDMEM約2.5+n4に
浸漬した。次ぎに、全ての細胞が膜から離れるまでLUXホモジナイズ管で脛臓
を穏やかにホモジナイズした後、細胞を3%F CS D ME M 5 J中
で洗浄した。次いで、細胞残骸を沈殿させて、脛臓細胞懸濁液をIOJの遠沈管
に入れた。次ぎにこの残骸を3%FC9DMEM5 Jl中で再び洗浄した。そ
の後、3%FC8DMEMに入れて懸濁液を50m、9にした。
使用した骨髄腫セルラインは、MRCラボラトリ−・才ブ・モレキュラー拳バイ
オロジー(MRCLaboratory or Mo1ecular Biol
ogy)、ケンブリツノ、イングランドから入手したN5O(非クローン化)で
ある。
骨髄腫細胞は、対数増殖期にあり、速く分裂していたものである。各セルライン
を、3%FC9を含有している組織培養培地D M E Mで洗浄した。
次いで、相当量の骨髄腫細胞を取り出すと同時に脛臓細胞を取り出しく室温、6
00gで7分間)、得られた各ペレットを個別に3%FC3DMEM 10 m
flに再懸濁した。骨髄腫細胞を数えるために懸濁液0.1Tllflを1 m
flに希釈し、位相差顕微鏡の付いた血球計算器を使用した。
、脛臓細胞を数えるために、懸濁液0.1m4をメチルバイオレット−クエン酸
溶液で1 mflに希釈し、血球計算器および光学顕微鏡を使用して染色されて
いる細胞核を数えた。
次ぎに、脛臓細胞lXl0’個を骨髄腫細胞5 X 10’個に混合し、この混
合物を、グルコースに富む血清不含のDMEMで洗浄して遠心し、液体を全て除
去した。得られた細胞ペレットを37℃の水浴に入れた。
1分間で、50%(w/v)のへペス(Hepes)含有生理的食塩水中ポリエ
チレングリコール1500(PEG)溶液(pH約7.5)I Jを加え、この
混合物を約1.5分間穏やかに攪拌する。次いで、血清不含の組織培養培地DM
EMI Omflを徐々に加え、次に、この培養培地を加えて50 Jにし、遠
心して上清を全て除去しfコ後、細胞ペレットを18重量%のFC3を含有して
いるDMEMl Omlに再懸濁した。
混合物lOμLを標準マルチウェル組織培養プレートの480ウエルそれぞれに
入れた。各ウェルは、標準HAT培地(ヒボキサンチン、アミノプテリンおよび
チミジン)1.Omlおよび5X10’マクロフアいる。
ウェルを静置し、温度約lOO%、9%のCO2−空気中、37℃で培養した。
ウェルは、5〜10日後に通常の倒立顕微鏡法を使用して増殖を調べた。阻害H
AT培地で増殖が起こっているウェルにおいて、下記の通常の酵素免疫検定スク
リーニング法を使用して特定のモノクロナール抗体に対するスクリーニングテス
トを行なった。融合の約10〜14日後、少なくとも1個のウェルにモルガネラ
・モルガニ抗原に対する十分な抗体が産生された。
D、クローニング
モルガネラ・モルガニ抗原に対する抗体を産生じたウェルから細胞を取り出し、
制限希釈法を使用してクローン化した。
制限希釈法では、18%のFC−DMEM+Baえb/eのマウスマクロファー
ジで細胞懸濁液を希釈して、96−ウェル微量滴定プレートに1細胞/ウニ)5
および1/2細胞/ウエルとなる様にした。プレートを、半融合になるまで95
%RH,7〜9%COt下、37℃で7〜14日間インキュヘートシrこ。次い
で、上清を特異抗体に対して標僧酵素免疫吸着検定法で検定した。
E、モノクローナルの選別
クローンからのモノクローナル抗体を、免疫に於(1て調製されfこモルカネラ
・モルガニN CT C235への結合、およびモルガニ抗原や、別の抗原を存
している類似した属の試験バ・ノテリーにおける特異性について標め的な方法で
スクリーニングした。具体的には、〇−血清型微生物の代表的な選択菌、即ちモ
ルガネラ、セラティア(S errati’a)、プロテウス(P roteu
s)およびブロウ゛イデンンア(P rovidencia)を含んでいる微量
滴定プレートのグリッドを調製し、煮沸した後、母細胞の〇−血清型グループの
特異性を調べろためのテンプレートとして使用した。前記のEIA免疫検定法を
使用した。
F、抗体産生
Ba1b/cマウスを、少なくとも7日間プリスタンで処置(プライム)し、モ
、ツクローナル抗体−産生ラインの細胞107個を腹腔的注射した。マウスが、
体液て腫れてはいるがまだ生存している時に、腹水を採った。
この体液を12009で約10分間遠心し、細胞を除去し、抗体に富んだ腹水を
集めて一20℃で保存した。
面記の様にしてこの体液を滴定し、抗体の存在および濃度を調べた後、精製した
。精製は、腹水的1OxQをグラスウールで濾過し、30.000gで10分間
遠心することからなるプロティンA−セファロース法を使用して行なう。次いで
、腹水を、その2倍容量の冷リン酸緩衝液(0゜1Mリン酸ナトリウム、pH8
,2)で希釈した。希釈した腹水を、予めリン酸緩衝液で平衡化されているプロ
ティン−Aセファロースの2Rθカラムにかけた。カラムをリン酸緩衝液40t
xQで洗った。モノクローナル抗体を、クエン酸緩衝液(0,1Mクエλ酸ナト
リウム、pH3,5)で十分量のl M トリス緩衝液(pH9,0)中に溶出
し、直ちにpl(を約7゜5に上げた。溶出液をpBs(pH7,4)2xlO
OOxft中、+4℃で透析し、−20°Cで保存した。
G、酵素−モノクローナル抗体
前記の様にして調製およびスクリーニングしたモルガネラ・モルガニ抗原に対し
て特異的なモノクローナル抗体を、l一工程グルグルアルデヒド法を使用して適
当な酵素(この場合は、高度に精製されたアルカリフすスファターゼ)に結合さ
せた。モノクローナル抗体をアルカリフtスファターゼ(シグマタイプ■−T)
と−緒にPBS(pH7,4)2x1000RQに対して+4℃で透析した。透
析後、PBSを用いて容量を2゜5RQにし、20%のグルタルアルデヒドを入
れたPBS溶液25μρを加えた。コンシュゲージタン混合物を室温で1.5時
間放置した。次ぎに、予めPBS中で平衡化しておいたファルマシアFD−10
(セファデックスG−25M)カラムでゲル濾過することによってグルタルアル
デヒドを除去した。コンジュゲートをPBS3.5zeで溶離し、次いで、トリ
ス緩衝液(50mMトリス、1mM塩化マグネシウム、pH8、0+ 0 。
02%アジ化ナトリウム)2×2000RQに対して+4℃で透析した。
透析したコンツユゲートに、そのI/10容量の10%のBSAを入れたトリス
緩衝液を加えた。次いで、このコンジュゲートを0.22μスメンプランフイル
ターを通して滅菌濾過し、滅菌したコハク色のバイヤルに入れ、+4℃で保存し
た。
H,モノクローナル抗体コンジュゲート試験試験には酵素免疫検定法を使用した
。この検定法は、標準ポリビニルクロリド微量滴定トレーのウェルを抗原で被覆
した後、モノクローナル抗体酵素コンジュゲートを加え、次いで、酵素基質、バ
ラ−ニトロフェノールフォスフェートを加えることからなる。
この試験で、このモノクローナル抗体は、モルガネラ・モルガニの抗原に対して
特異的であることがわかった。このモノクローナル抗体を試験した結果、IgG
Zbクラスに属することもわかった。
必要であれば、抗体が抗原に結合する特異的なエビトビツク部位も調べることが
できる。尿、血液、糞便、水または乳のような診断用検体が抗原を含んでいるか
どうかを調べるために、同じ酵素免疫検定法を使用することらできる。この場合
、まず抗体をプレートに結合させる。
多くのモルガニ抗原またはその全ての種の抗原に広く交叉反応するモノクローナ
ル抗体を調製するには、ナショナル・コレクション・オブ・タイプ・カルチャー
から得られる他のモルガネラを使用し、実施例1と同じ方法を使用する。
本発明方法を用いる試験方法は、以下の利点によって現在の試験法よりも優れて
いる=(i)精度が高い; (i+)即日、1,2時間以内に結果が得られる;
(iii)検査室での操作を管理するために必要な熟練した研究者の数を減少
させることができ、労働コストが下がる;(iv)試験に関して使用される労働
時間および空間を減少させることができ、総経費を下げることになる;(V)迅
速かつ正確な診断に基づいたより良い治療を行うことができる。
本発明は、特定の好ましい聾様について述べたものであるが、本発明の範囲をこ
こに挙げた特定の形に限定するものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲に定
義された本発明の思想および範囲に含まれる変法、改良法および均等法を包含す
るものである。
国際調査報告
ANNEX To Tb= INTERIJATIONAj、S巨ARCE!
REPORT Orq
Claims (37)
- 1.モルガネラの抗原またはモルガネラ種に特異的なモノクローナル抗体。
- 2.モルガネラ・モルガニの抗原または抗原群に特異的な第1項に記載の抗体。
- 3.モルガネラ属の全ての種の抗原と広く交又反応するモノクローナル抗体。
- 4.実質的に第1項〜第3項のモノクローナル抗体と適当な標識剤からなる標識 されたモノクローナル抗体。
- 5.標識剤が放射活性同位元素、酵素、蛍光性化合物、生物的発光性化合物、化 学的発光性化合物、または強磁性の原子または粒子から選ばれる群の1つである 第4項に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 6.標識剤がモノクローナル抗体とコンジュゲートし得るものであり、かつ、酵 素−結合免疫検定法に使用し得るものである第5項に記載の標識されたモノクロ ーナル抗体。
- 7.該酵素がアルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダ ーゼまたはペルオキシダーゼである第6項に記載の標識されたモノクローナル抗 体。
- 8.該標識剤が免疫−蛍光免疫検定法、蛍光免疫検定法、酵素蛍光免疫検定、蛍 光分極免疫検定、光子計数免疫検定などに使用し得る蛍光性化合物またはプロー ブである第5項に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 9.該蛍光性化合物またはプローブがフルオレセインである第8項に記載の標識 されたモノクローナル抗体。
- 10.該標識剤が発光免疫検定または酵素−結合発光免疫検定に使用し得る化学 的発光性化合物である第5項に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 11.化学的発光性化合物がルミノールまたはルミノール誘導体である第10項 に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 12.該標識剤が適当な生物学的発光免疫検定に使用し得る生物的発光性化合物 である第5項に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 13.生物的発光性化合物がルシフェラーゼまたはルシフェラーゼ誘導体である 第12項に記載の標識されたモノクローナル抗体。
- 14.検体の少なくとも1部を、第4項に記載の標識されたモノクローナル抗体 と、該標識剤に適した免疫検定法で接触させることからなる、該検体中のモルガ ネラ抗原の存在を診断する方法。
- 15.適当に標識された免疫検定法が、免疫−蛍光免疫検定、蛍光免疫検定、免 疫−電子顕微鏡法、放射性検定法、酵素−結合免疫検定法、蛍光分極法、光子− 計数生物学的発光法または化学的発光免疫検定法から選ばれる第14項に記載の 方法。
- 16.該標識剤が、酵素−結合免疫検定法に使用し得る酵素である第15項に記 載の方法。
- 17.該酸素がアルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシ ダーゼまたはペルオキシダーゼから選ばれる第16項記載の方法。
- 18.該標識剤が免疫−蛍光免疫検定法、蛍光免疫検定法、酵素蛍光免疫検定、 蛍光分極免疫検定、光子−計数免疫検定などに使用し得る蛍光性化合物またはプ ローブである第15項に記載の方法。
- 19.該蛍光性化合物またはプローブがフルオレセインである第18項に記載の 方法。
- 20.該標識剤が発光免疫検定または酵素−結合発光免疫検定に使用し得る化学 的発光性化合物である第15項に記載の方法。
- 21.該化学的発光性化合物がルミノールまたはルミノール誘導体である第20 項に記載の方法。
- 22.該標識剤が生物学的発光免疫検定または酵素−結合生物学的免疫検定に使 用し得る生物的発光性化合物である第15項に記載の方法。
- 23.該生物的発光性化合物がルシフェラーゼまたはルシフェラーゼ誘導体であ る第22項に記載の方法。
- 24.第1項〜第3項の1種またはそれ以上の標識されたモノクローナル抗体と 薬学的に許容し得る担体または希釈剤を含有する治療用組成物。
- 25.第4項の1種またはそれ以上の標識されたモノクローナル抗体と薬学的に 許容し得る担体または希釈剤を含有する治療用組成物。
- 26.第1項〜第3項のモノクローナル抗体の有効量を投与することからなるモ ルガネラ感染症の治療方法。
- 27.第1項〜第3項の少なくとも1種のモノクローナル抗体を含有する、診断 用検体中のモルガネラの抗原またはモルガネラ種の存在を診断するためのキット 。
- 28.該少なくとも1種の抗体が標識されている第27項記載のキット。
- 29.該少なくとも1種のモノクローナル抗体が蛍光性化合物で標識されている 第28項記載のキット。
- 30.該少なくとも1種のモノクローナル抗体が酵素で標識されている第28項 記載のキット。
- 31.該少なくとも1種のモノクローナル抗体が放射活性同位元素、化学的発光 性化合物、生物的発光性化合物、強磁性の原子または粒子からなる群の1つで標 識されている第28項記載のキット。
- 32.対照として少なくとも1種の既知のモルガネラ抗原を更に含有してなる第 28、第29、第30および第31項に記載のキット。
- 33.モルガネラ・モルガニの既知の抗原を含有している第28、第29、第3 0、第31および第32項に記載のキット。
- 34.第1項〜第3項の少なくとも1種のモノクローナル抗体と対照を含んでな る、診断用検体中のモルガネラの抗原またはモルガネラ種の存在を診断するため のキット。
- 35.該少なくとも1種の抗原が標識されており、該対照が少なくとも1種の既 知のモルガネラ抗原である第34項に記載のキット。
- 36.第1項〜第3項の少なくとも1種のモノクローナル抗体を含んでなる、グ ラム陰性細菌感染の存在を診断するためのキット。
- 37.該少なくとも1種のモノクローナル抗体が標識されている第36項に記載 のキット。
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