JPS61502047A - タイプライタまたは類似構造の印刷装置において電気モ−タを使用して種々の機能を行う駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タイプライタまたは類似構造の印刷装置において電気モータを使用して種々の機 能を行う駆動装置本発明は、請求の範囲１の上位概念に記載したような、タイプ ライタまたは類似構造の印刷装置において電気モータを使用して種々の機能を行 う駆動装置に関する。

タイプライタまたは類似の事務機において１例えば複数の駆動機能のためにそれ ぞれ１つの別個の駆動素子または１つの共通な駆動モータを使用することは周知 である。　共通の駆動モータにおける機能の交代は、従来技術によれば、駆動モ ータの回転方向逆転、または間に挿入されたクラッチの操作によって行うことが できる。

ヨーロッパ特許出願公開第００３８２１５号明細書によれば、可逆駆動可能なス テップモータが、回転方向に応じて事務機における２つの異なった機能を実行で きる駆動装置が公知である。　第２の機能は、第１の機能の終了後初めてステッ プモータの回転方向逆転によって行うことができる。　記録担体からの熱記録ヘ ッドの持ち上げと行方向への送りのように直接順に行うべき２つの機能のために は、時間損失が生じる。　さらにそのため高価な切り換え装置が必要である。

ドイツ連邦共和国特許第２４０６６１３号明細書からは、記録担体の送りのため ステップモータが設けられ、かっ印刷のためと記録担体からの熱印刷ヘッドの持 ち上げのためとに、それぞれ１つの電磁石が設けられた熱記録機構が公知である ８　それにより記録機構は、比較的複雑化し、かつ製造上高価になる。

本発明の課題は、タイプライタまたは類似の構造の印刷装置において電気モータ を使用して動力駆動される機械内の種々の機能を行う共通の駆動装置を提供し、 この駆動装置を、あまり費用をかけずに簡単かつ空間を節約した構造が可能であ るようにすることにある。　この課題は、請求の範囲１の特徴部に記載した本発 明によって解決される。

同じステップモータの固定子と回転子を介して種々の機能が駆動できるので、安 価な駆動装置が提供される。

ステップモータの固定子と回転子を交互にロックすることによって、第１または 第２の駆動装置は、選択的にステップモータの電流流通を開始するように動くが 、または直接順に動くことができる。

請求の範囲２による本発明の対象の有利な構成によれば、さらに第３および第４ の機能を駆動することができる。　固定子と回転子のロックは、それぞれ１つの ロック装置によって行うことができる。　固定子は、モータに電流を流通した後 に、第１の駆動装置を駆動するため初期位置から係止可能な最終位置へ揺動可能 であり、その後最終位置にこの固定子をロックした後、第２の駆動装置を駆動す るため回転子の駆動運動が始まる。　第１に回転子を、かつその後固定子を回転 させてもよい。

請求の範囲８による本発明の対象の別の構成によれば、例えば回転子用の別個の ロック装置は省略することもできる。　この場合には、ステップモータの回転方 向に駆動すべき駆動装置の慣性モーメントが相違しており、固定子のロック後に 回転子の回転運動が自動的に始まるようにすることが必要である。　それにより さらに駆動装置は非常に簡単化される。

本発明のそれ以上の有利な特徴は、請求の範囲従属請求項に特徴を示しである。

　本発明は、実施例により図示されており、かつ次に詳細に説明する。

第１図は、熱印刷機の略図を側面図で示し、第２図は、第１図によるいくつかの 本発明の主要部の平面図を示し、 第３図は、第２の実施形の側面図を示し、かつ第４図は、本発明の対象の有利な 構成の側面図を示している。

第１図および第２図には、例えば熱感記録担体２のため送りローラ１を備えた熱 印刷機用駆動装置を示しており、この記録担体は、記録を行うため周知のように 熱印刷ヘッドに押圧接触することができる。　この熱印刷ヘッド３は、断熱した 範囲または点を有し、これら範囲または点は、マトリクス構成で配置されている ので、これらマトリクス点の１つを制御するため電気信号を加えることができ、 それにより制御されたマトリクス点の加熱が行われる。　熱印刷ヘッド３は支持 体４上に取り付けられており、ここには熱印刷ヘッド３のマトリクス点を制御す るため信号を供給するケーブル５が固定配置されている。

送りローラ】の軸７の一方の側には歯車６が取り付けられており、この歯車は、 中間歯車８にはまっている。

この中間歯車８は、駆動輪９に固定的に結合されており、この駆動輪は、ビニオ ン１０によって駆動可能である。　このとニオン１０は、ステップモータ１２の 回転子１１に取り付けられており、その際回転子１１は、モータ１２の両側にお いて側壁１３．１４に配置された支持体１５．１．６に回転可能に支持されてい る。　ステップモータ１２の固定子１７には制御素子１８が固定的に結合されて おり、この制御素子は、係止切り欠き１９およびこれ〈１９）に対して対称的に 配置された制御曲線２１．２２を有する（第１図参照）６　制御素子１８は止め 縁２３．２４を有し、これら止め縁は、回転子１１に対する固定子１７の揺動運 動を制限するため、台に固定のＩヒめ部２５．２６に接触可能である８　止め縁 ２３゜２４は、調節のため可どう性の片２７．２８から成り、これらの片は、調 節工具、例えば通常市販のねじ回しをはめる切り欠き２９．３０を有する。　そ れにより固定子１７の揺動運動は、中央位置から両回転方向へ簡単かつ正確に調 節できる６　係止切り欠き】９内には、ばね３２によって弾性支持された摺動体 ２０の係止フック３１がはまることができ、この摺動体は、長穴３３によって案 内ビン３４．３５上に摺動可能に支持されている。

ばね３２は、一方において案内ビン３４に、かつ他方において印刷ヘッドスイン グアーム３６に関節結合されており、印刷ヘッドスイングアーム３６の止め縁３ ７が摺動体２０の止め突起３８に常に強制的に接触し、かつ摺動体２０に矢印方 向３９の作用を及ぼすようになっている。　印刷ヘッドスイングアーム３６は、 台に固定の軸４０のまわりで揺動可能に支持されており、かつ行方向に配置され たレール４１を有する。　レール４１は、熱印刷ヘッド３を持ち上げるためこの 熱印刷ヘッド３を備えた支持体４の止めアーム４２に接触可能である。　支持体 ４は、その他に送りローラに対して平行に配置された案内軸４３上で行方向に摺 動可能であり、かつこの軸４３のまわりでばね４４の力に抗して揺動可能に支持 されている。

熱印刷ヘッド３と記録担体２の間で印刷せずに相対運動を行う間に記録担体２か ら熱印刷ヘッド３を離すため、ステップモータ１２は、図示していな℃）制御素 子により７例えばマイクロプロセッサにより所望の回転方向に制御され、かつ電 流を供給される。　ステップモータ１２のビニオン１０に作用結合された伝動素 子９．８．６と送りローラ１の慣性により、まず固定子１７は回転子１１のまわ りで揺動する。　この時始まった固定子１７の回転運動により摺動体２０は、矢 印方向３９とは逆向きに制御曲線２１．２２のうち一方を介して動かされ、その 際印刷ヘッドスイングアーム３６は、軸４０のまわりで反時計方向に揺動する。

　それによりレール４１を介して支持体４の止めアーム４２は、軸４３のまわり で時計方向に揺動する。　その際熱印刷ヘッド３は記録担体２から離れるので、 前記印刷しない相対運動の間に熱印刷ヘッド３の消耗が起きることはない。　固 定子１７の揺動運動は２時計方向には止め縁２４が止め部２６に当たることによ り、また反時計方向には止め縁２３が止め部２５に当たることによって制限され る。　固定子１７の揺動運動をロックした後、回転子１１が回転し始め、それに より記録担体２を送る送りローラｌは、歯車対１０／９および８　ｙ’　６を介 して行送り方向または行戻し方向へ回される。　回転子１１のこの回転運動の間 に２摺動体２０は、曲線区間４５または４６を介して拘束され、従って印刷ヘッ ドスイングアーム３６と支持体４は、揺動した位置に保持される。　記録担体２ の所望の送りの後、ステップモータ１２の回転方向は逆転し、その際このステッ プモータ１２は、制御素子１８の係止切り欠き］９内に再び摺動体２０の係止フ ック３１が弾性的にはまり込む程度に駆動パルスを受け取る。　その際可納ヘッ ドスイングアーム３６と支持体４は、作業位置に戻される。　熱印刷へ・ソド３ は、この時再び記録担体２と押圧接触している。　逆回転方向にステップモータ に前記のように電流を供給すると　回転子１１は再び停止したままであり、その 際固定子１７だけが、中央位置へ揺動して戻る。

本発明の権利範囲内において、制御素子１８は、ステップモータ１２の電流供給 を停止した後に摺動体２０の弾性支持によって係止可能な中央位置へ自動的に復 帰させることができる。　その際制御曲線５０．５１は、第３図に示すような形 をしていなければならず、摺動体２０が、制御曲線５０．５１を介して固定子１ ７の最終位置に係止されることがないようにしなければならない。

その際記録担体を送った後に、例えばマイクロプロセッサによってステップモー タ１２を改めて制御する必要はない。

第４図に示すように１反対側に歯部を有する２つの歯車５２．５３を回転子１１ に固定的に結合することができ、これら歯車の歯部５４．５５には係止っめ５６ ，５７がはまっている。　係止つめ５６．５７は、回転子１１の両側で台に固定 の軸５８．５９のまわりで揺動可能であり、これら係止つめの係止歯６１．６２ を係止歯車５２．５３の歯部５４．５５にはめて共通のばね６０によって保持で き、かつ固定子］７と共に揺動可能な止め部６３によって係止歯車５２．５３に はまらないところに動かすことができる。　それにより固定子１７が一方の最終 位置に達した場合、はじめて回転子が中間歯車を介して送りローラ１に回転運動 を伝達できるということは確実に阻止される。　回転子１１の回転運動は、係止 つめ５６．５７が係止歯車５２．５３の歯部５４．５５にはまらないところへ動 かされた場合、初めて可能になる。

本発明による熱印刷機は、簡単かつ安価な構造の点で優れており、その際熱印刷 ヘッドの長寿命が確保される。　熱感リボンをはさんで通常の紙に文字記号を形 成する場合にも、有利に利用できる。

本発明の権利範囲内において本発明の対象によれば、あらゆる技術分野における 動力駆動機械の種々の機能が簡単に駆動できる。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　Ｔ）ＩＥ　１ＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮ７ｉＬ　５ＥＡＲＣＨＲ ＥＰＯＲＴ　ＯＮ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．電気モータの固定子（１７）と回転子（１１）が、自由に回転できるように 支持されており、かつ異なった駆動装置に作用結合されていることを特徴とする 、タイプライタまたは類似構造の印刷装置において電気モータを使用して種々の 機能を行う駆動装置。
2. ２．電気モータが可逆駆動可能であることを特徴とする、請求の範囲１記載の駆 動装置。
3. ３．固定子（１７）のおよび／または回転子（１１）の回転が、ロック装置によ って決められていることを特徴とする、請求の範囲１記載の駆動装置。
4. ４．ステップ状に動くモータが設けられており、このモータの回転子が、記録担 体を送る送りローラに結合されており、かつこのモータの固定子が、熱印刷ヘッ ドの持ち上げおよび押し付けを行う、請求の範囲１記載の駆動装置において、 記録担体の送りを行う駆動装置の慣性モーメントが、モータに電流を流通した際 にまず固定子を回す程度の大きさであることを特徴とする、請求の範囲１記載の 駆動装置。
5. ５．台に固定の止め部（２５，２６）が設けられており、これら止め部が、固定 子（１７）に取り付けられだ片（２７，２８）の走路内に突出していることを特 徴とする、請求の範囲４記載の駆動装置。
6. ６．印刷ヘッドが、案内軸上で行送り方向および行戻し方向に可動の摺動台上に 配置されている、請求の範囲５記載の印刷機において、 固定子（１７）が、弾性支持された摺動台（２０）のため係止切り欠き（１９） を備えた制御素子（１８）を有し、また制御素子（１８）が、係止切り欠き（１ ９）の両側に制御曲線（２１，２２）を有し、固定子（１７）の揺動の際にこれ ら制御曲線により、印刷ヘッド（３）用の印刷ヘッドスイングアーム（３６）を 動かすため摺動体に作用を及ぼすことができることを特徴とする、請求の範囲５ 記載の印刷機。
7. ７．印刷ヘッドスイングアーム（３６）が、行方向に配置されたレール（４１） を有し、このレールが、揺動可能な印刷ヘッド（３）に取り付けられた止めアー ム（４２）に作用結合されており、この印刷ヘッドを持ち上げることを特徴とす る、請求の範囲６記載の印刷機。
8. ８．摺動体（２０）に戻しばね（３２）が取り付けられており、この戻しばねが 、この摺動体を制御素子（１８）に押し付けることを特徴とする、前記請求の範 囲の１つに記載の印刷機。
9. ９．反対側に歯部を有する２つの係止歯車（５２，５３）が回転子（１１）に固 定的に結合されいおり、これら係止歯車の歯部（５４，５５）に係止つめ（５６ ，５７）がはまっており、また記録担体（２）を送るため係止つめ（５６，５） が、送り方向に応じて交互に作用範囲外に動かすことができることを特徴とする 。前記請求の範囲の１つに記載の印刷ヘッド。
10. １０．係止つめ（５６，５７）が、回転子（１１）の両側において台に固定の軸 （５８，５９）のまわりで揺動可能であり、共通のばね（６０）によって係止歯 部（５４，５５）が、係止歯車（５２，５３）の歯部（５４５５）にはまって保 持可能であり、かつ固定子（１７）と共に揺動可能な止め部（６３）によって係 止歯車（５２，５３）にはまらないところに動かすことが可能であることを特徴 とする、請求の範囲９記載の印刷ヘッド